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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 G06F 審判 査定不服 5項独立特許用件 取り消して特許、登録 G06F |
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管理番号 | 1311058 |
審判番号 | 不服2015-12058 |
総通号数 | 196 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2016-04-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2015-06-25 |
確定日 | 2016-03-01 |
事件の表示 | 特願2014-531029「プログラム及び処理方法」拒絶査定不服審判事件〔平成26年11月 6日国際公開、WO2014/178306、請求項の数(14)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本願は、2014年4月22日(優先権主張 2013年4月30日、日本国)を国際出願日とする出願であって、平成26年12月24日付けで拒絶理由が通知され、平成27年2月6日付けで手続補正がされ、同年3月31日付けで拒絶査定がなされ、これに対して、同年6月25日に拒絶査定不服審判が請求されるとともに手続補正がされたものである。 第2 平成27年6月25日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)の適否 1.補正の内容 本件補正は、補正前の特許請求の範囲の請求項14を、補正後の特許請求の範囲の請求項14に変更する補正事項(以下、「補正事項1」という。)を含むものである。 そして、補正前の請求項14及び補正後の請求項14の各記載は、それぞれ、以下のとおりである。 なお、〈補正後の特許請求の範囲〉における下線は補正箇所を表している。 〈補正前の特許請求の範囲〉 「【請求項14】 サーバ装置と通信可能な情報処理装置が実行する処理方法であって、 前記情報処理装置に記憶された第1の情報を表示画面に表示するステップと、 前記表示画面における表示のレイアウトに必要なレイアウト情報であって、複数の第2の情報のうち該第2の情報に関連する関連情報が所定の条件を満たすと前記サーバ装置が決定した1以上の前記第2の情報に関するレイアウト情報を前記サーバ装置から受信するステップと、 前記レイアウト情報に基づいて、前記1以上の第2の情報を前記第1の情報に重畳して前記表示画面に描画するステップと、 を含む処理方法。」 〈補正後の特許請求の範囲〉 「【請求項14】 サーバ装置と通信可能な情報処理装置が実行する処理方法であって、 前記情報処理装置に記憶されたプログラムを処理することにより生成される第1の情報を表示画面に表示するステップと、 前記表示画面における表示のレイアウトに必要なレイアウト情報であって、複数の第2の情報のうち該第2の情報に関連する関連情報が所定の条件を満たすと前記サーバ装置が決定した1以上の前記第2の情報に関するレイアウト情報を前記サーバ装置から受信するステップと、 前記レイアウト情報に基づいて、前記1以上の第2の情報を前記第1の情報に重畳して前記表示画面に描画するステップと、 を含む処理方法。」 2.補正の適否 本件補正の内の補正事項1は、請求項14に記載した発明を特定するために必要な事項である、「第1の情報」について、「情報処理装置に記憶されたプログラムを処理することにより生成される」ものとの限定を付加するものであって、補正前の請求項14に記載された発明と補正後の請求項14に記載された発明の産業上の利用分野及び解決しようとする課題が同一であるから、特許法第17条の2第5項第2号の特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。 また、特許法第17条の2第3項、第4項に違反するところはない。 そこで、本件補正後の前記請求項14に記載された発明(以下、「本願補正発明」という。)が特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に適合するか(特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか)について、以下に検討する。 (1)引用例の記載事項と引用例記載の発明 原査定で引用された、特開2009-53219号公報(以下、「引用例1」という。)には、図面とともに以下の事項が記載されている。 a)「【0012】 図1は本発明のバナー広告の表示方法が適用されるネットワークの構成図の一例を示し、この構成図において、ウェブサーバー1とユーザー端末2とはインターネット3を介して接続され、ユーザーはウェブブラウザが動作するユーザー端末2をインターネット3に接続後、ウェブサーバー1にアクセスしてバナー広告を入手するようになっているもので、ウェブサーバー1には広告主、広告データ、広告主のHPにアクセスするためのURLなどの広告主情報と、入札した金額に対応して順位付けされて記憶された広告主リスト4aが収容されたデータベース4が設けられ、ユーザー端末2がウェブサーバー1にアクセスすると、ウェブサーバー1は広告主リスト4aをユーザー端末2に送信し、ユーザー端末2のウェブブラウザはリストの順位に基づいて、ウェブページ上の特定のエリアを分割し、分割した各表示エリアに対応して広告主のバナー広告を表示し、そのバナー広告をみてユーザーは広告主の情報を提供するコンテンツサーバー5にアクセスし広告主の情報を入手するようになっている。なお、ウェブサーバー1とコンテンツサーバー5とは同一のサーバーであってもよい。」(【0012】の記載。)(下線は、当審で注目した点に付与。以下、同様。) b)「【0020】 次に、図5のチャート図に基づいて上述したバナー広告の表示方法について説明する。 【0021】 ユーザー端末(ウェブブラウザ)2はバナー広告のあるホームページにアクセスすると(a101)、ウェブサーバー1はホームページをウェブブラウザ2に返す(a201)。 【0022】 ウェブブラウザ2はダウンロードされたホームページ内に記述されたJavaScript(登録商標)で記述されたプログラムが広告数をウェブサーバー1に要求する(a102)。 【0023】 ウェブサーバー1は、データベース4を参照し、該当するホームページに関連付けて登録された広告数をウェブブラウザ2に返す(a202)。 【0024】 ウェブブラウザ2はウェブサーバー1から受け取った広告数にあわせて、例えば今までバナー広告エリアCに5件のバナー広告が表示されていた広告掲載エリアA(図6(a)参照)を、バナー広告エリアCに7件のバナー広告を表示するための広告掲載エリアAに再作成する((図6(b)参照)。広告掲載エリアAのバナー広告エリアCのサイズは固定化されているものではなく、広告主の増減に対応して変化するようになっている。 【0025】 次にウェブブラウザ2は広告掲載エリアに必要な広告主リスト4aをウェブサーバー1に要求する(a103)。 【0026】 広告主リスト4aを要求されたウェブサーバー1はデータベース4を参照し、あるページに関連付けて登録された広告主リスト4aをソートし入札金額で順位付けがなされた広告主リスト4aをウェブブラウザ2に送信する(a203)。 【0027】 広告主リスト4aを受け取ったウェブブラウザ2は、広告主リスト4aの順位と広告掲載エリアAの順位を関連付けてバナー広告をバナー広告エリアCに配置する(図4参照) ユーザーがバナー広告を閲覧するためにマウスカーソルMCを移動させると、JavaScriptで記述されたプログラムはバナー広告エリアC内のどの表示エリアcにマウスカーソルMCがあるかを監視し、マウスカーソルMCが表示エリアc内にある場合、その表示エリアcの内容を拡大して拡大表示エリアB内を書き換える(図3参照)。 【0028】 ユーザーは拡大表示エリアBに表示された内容を見た上で、その広告主の情報を入手したい場合は、拡大表示エリアBに表示がされている状態で表示エリアcをクリックするとバナー広告にはマウスカーソルMCにクリックされることにより指定されたURLに移動するアクションを付加されているため、クリックによりインターネット3を介してURL で指定された広告主の情報を管理するコンテンツサーバー5にアクセスし(b101)、そのコンテンツサーバー5はホームページをウェブブラウザに返す(b201)ので、ユーザー端末2のウェブブラウザウインドウに指定されたURLのホームページが表示される。」(【0020】?【0028】の記載。) 上記下線部及び関連箇所の記載によれば、引用例1には以下の発明(以下、「引用例1記載の発明」という。)が記載されている。 「ウェブサーバー1とユーザー端末2とはインターネット3を介して接続され、ユーザーはウェブブラウザが動作するユーザー端末2をインターネット3に接続後、ウェブサーバー1にアクセスしてバナー広告を入手するようになっているネットワークでの、バナー広告の表示方法であって、 ユーザー端末(ウェブブラウザ)2はバナー広告のあるホームページにアクセスするとウェブサーバー1はホームページをウェブブラウザ2に返し、 ウェブブラウザ2はダウンロードされたホームページ内に記述されたJavaScript(登録商標)で記述されたプログラムが広告数をウェブサーバー1に要求し、 ウェブサーバー1は、データベース4を参照し、該当するホームページに関連付けて登録された広告数をウェブブラウザ2に返し、 ウェブブラウザ2はウェブサーバー1から受け取った広告数にあわせて、広告掲載エリアAを再作成し、 ウェブブラウザ2は広告掲載エリアに必要な広告主リスト4aをウェブサーバー1に要求し、 ウェブサーバー1はデータベース4を参照し、あるページに関連付けて登録された広告主リスト4aをソートし入札金額で順位付けがなされた広告主リスト4aをウェブブラウザ2に送信し、 ウェブブラウザ2は、広告主リスト4aの順位と広告掲載エリアAの順位を関連付けてバナー広告をバナー広告エリアCに配置し、JavaScriptで記述されたプログラムはバナー広告エリアC内のどの表示エリアcにマウスカーソルMCがあるかを監視し、マウスカーソルMCが表示エリアc内にある場合、その表示エリアcの内容を拡大して拡大表示エリアB内を書き換える バナー広告の表示方法。」 原査定で提示された、特開2002-92488号公報(以下、「引用例2」という。)には、図面とともに以下の事項が記載されている。 c)「【0011】では、図1を用いて本発明の第1番目に説明する実施の形態の広告情報提供方法の概要を説明した後、図2から図16を用いて詳細な動作を説明する。 【0012】広告変更の要因となる事象あるいは事象群が発生すると符号Aの要因提供元計算機から線1oおよびネットワーク(2)および線1cを介し中央処理装置(4)中で動作する画面掲載制御処理(43)が受け取る。画面掲載制御処理(43)は線1dを介し広告順序決定処理(42)を呼び出す。広告順序決定処理(42)は線1gおよび要因DB管理処理(45)および線1kを介し要因DB(5)から各広告主の要因毎の評価点を読み出す。広告順序決定処理(42)は読み出した各広告主の要因毎の評価点から発生した事象あるいは事象群に対する各広告主毎の評価点の合計を計算し、広告主を降順に並べ替える。広告順序決定処理(42)は線1dを介し画面掲載制御処理(43)に制御を戻す。 【0013】次に画面掲載制御処理(43)は線1jおよび画面情報呼び出し処理(48)および線1nを介し画面情報DB(8)から評価点の合計の上位3社の広告情報を読み出す。この後、画面掲載制御処理(43)は線1fを介し画面作成処理(44)を呼び出す。画面作成処理(44)は現在表示されている画面情報にある三ヶ所の広告領域に読み出した上位3社の広告情報を埋め込み線1fを介し画面掲載制御処理(43)に制御を戻す。」(【0011】?【0013】の記載。) 原査定で提示された、特開2007-241894号公報(以下、「引用例3」という。)には、図面とともに以下の事項が記載されている。 d)「【0006】 広告入札に基づくインターネット上での広告掲示方法には種々のものが提案されているが、既存の広告掲示方法にあっては、入札額に応じて広告が表示されるスペース(広告枠)が固定的である。このような状況下においては、固定的なスペースに入札額に応じた順位に従って広告掲示が割り当てられるのみである。そのため、一定以上上位の入札額を提示した者のみに広告掲示の権利が割り当てられることとなり、広告掲示の方式に柔軟性がかけることとなる。このような状況を踏まえ、広告掲示場所を提供するサイト等の運営者、広告掲示を希望する者(入札者)双方からより柔軟性の高い広告入札方法が求められてきている。」(【0006】の記載。) (2)対比 本願補正発明と引用例1記載の発明とを対比する。 ア.引用例1記載の発明の「ウェブサーバー1」は本願補正発明の「サーバ装置」に、引用例1記載の発明の「ユーザー端末2」は本願補正発明の「情報処理装置」にそれぞれ相当し、引用例1記載の発明の「バナー広告の表示方法」のうち「ユーザー端末2」が行う構成は、本願補正発明の「サーバ装置と通信可能な情報処理装置が実行する処理方法」といい得るものである。 イ.引用例1記載の発明の「ユーザー端末2」は「ウェブブラウザ」が動作するものであるが、ここで、ウェブブラウザは、通常、端末に記憶されたプログラムを処理することにより動作するものであり、また、ユーザーインターフェース等の「プログラムを処理することにより生成される情報」を表示するものである。 そして、引用例1記載の発明の「ウェブブラウザ」もそのような「プログラムを処理することにより生成される情報」を表示するものと認められるところ、引用例1記載の発明の「ウェブブラウザ」が表示する当該情報は、本願補正発明の「プログラムを処理することにより生成される第1の情報」に相当し、引用例1記載の発明において「ユーザー端末2」で「ウェブブラウザ」が動作することは、本願補正発明の「前記情報処理装置に記憶されたプログラムを処理することにより生成される第1の情報を表示画面に表示するステップ」を有することに相当する。 ウ.引用例1記載の発明は、「ウェブサーバー1はデータベース4を参照し、あるページに関連付けて登録された広告主リスト4aをソートし入札金額で順位付けがなされた広告主リスト4aをウェブブラウザ2に送信し、ウェブブラウザ2は、広告主リスト4aの順位と広告掲載エリアAの順位を関連付けてバナー広告をバナー広告エリアCに配置」するものであるから、引用例1記載の発明の「バナー広告」は本願補正発明の「第2の情報」に、引用例1記載の発明の「入札金額で順位付けがなされた広告主リスト4a」は、本願補正発明の「前記表示画面における表示のレイアウトに必要なレイアウト情報であって、」「前記第2の情報に関するレイアウト情報」に相当し、引用例1記載の発明において、「ユーザー端末2(ウェブブラウザ)」が「ウェブサーバー1」から「広告主リスト4a」を受信することは、本願補正発明の「前記表示画面における表示のレイアウトに必要なレイアウト情報であって、複数の第2の情報のうち該第2の情報に関連する関連情報が所定の条件を満たすと前記サーバ装置が決定した1以上の前記第2の情報に関するレイアウト情報を前記サーバ装置から受信するステップ」と「前記表示画面における表示のレイアウトに必要なレイアウト情報であって、1以上の前記第2の情報に関するレイアウト情報を前記サーバ装置から受信するステップ」である点で一致する。 エ.引用例1記載の発明の「広告主リスト4aの順位と広告掲載エリアAの順位を関連付けてバナー広告をバナー広告エリアCに配置」することは、「広告主リスト4a」に基づいて、「ウェブブラウザ」上の「バナー広告エリアC」に「バナー広告」を表示することを意味しているのは明らかである。 しかしながら、「ウェブブラウザ」上の「バナー広告エリアC」自体は「情報処理装置(ユーザー端末2)に記憶されたプログラムを処理することにより生成され、表示画面に表示される情報」であるとはいえず、そこに「バナー広告」を表示することは、上記イ.で述べた「プログラムを処理することにより生成される情報」(ユーザーインターフェース等)に重畳して「バナー広告」を表示することとは異なる。 また、他に引用例1記載の発明を、上記イ.で述べた「プログラムを処理することにより生成される情報」(ユーザーインターフェース等)に重畳して「バナー広告」を表示するものと解すべき根拠はない。 したがって、引用例1記載の発明が「広告主リスト4a」に基づいて、「ウェブブラウザ」上の「バナー広告エリアC」に「バナー広告」を表示することは、本願補正発明の「前記レイアウト情報に基づいて、前記1以上の第2の情報を前記第1の情報に重畳して前記表示画面に描画するステップ」と「前記レイアウト情報に基づいて、前記1以上の第2の情報を前記表示画面に描画するステップ」である点で一致するといえるのみである。 したがって、両者は以下の一致点と相違点を有する。 〈一致点〉 「サーバ装置と通信可能な情報処理装置が実行する処理方法であって、 前記情報処理装置に記憶されたプログラムを処理することにより生成される第1の情報を表示画面に表示するステップと、 前記表示画面における表示のレイアウトに必要なレイアウト情報であって、1以上の前記第2の情報に関するレイアウト情報を前記サーバ装置から受信するステップと、 前記レイアウト情報に基づいて、前記1以上の第2の情報を前記表示画面に描画するステップと、 を含む処理方法。」 〈相違点1〉 本願補正発明は、「サーバ装置」から受信する「レイアウト情報」が、「複数の第2の情報のうち該第2の情報に関連する関連情報が所定の条件を満たすと前記サーバ装置が決定した1以上の前記第2の情報に関する」ものであるのに対し、引用例1記載の発明は、そのような構成を有さない点。 〈相違点2〉 本願補正発明は、「第2の情報」を「第1の情報に重畳して前記表示画面に描画する」ものであるのに対して、引用例1記載の発明は、そのような構成を有さない点。 (3)判断 〈相違点1についての判断〉 引用例2,3の上記摘記事項c)、d)に記載されるように、入札金額等により表示される広告主を選択することは、本願出願前周知技術であったものと認められ、引用例1記載の発明において、「広告主リスト4a」を入札金額が一定の条件を満たした広告主のみのリストとすることは、当業者が容易になし得たことと認められる。 したがって、引用例1記載の発明の上記周知技術を適用して、上記相違点1に係る発明の構成を得ることは、当業者が容易になし得たことと認められる。 〈相違点2についての判断〉 引用例1自体には、引用例1記載の発明において、第1の情報(ユーザーインターフェース等のプログラムを処理することにより生成される情報)と第2の情報(バナー広告)とを重畳して表示画面に描画するようにすべきことを想起させる記載はない。 また、引用例2,3及び、原査定で引用された、国際公開第2008/088091号(以下、「引用例4」という。)のいずれにも、ユーザーの端末に記憶されたプログラムを処理することによって生成される情報と、サーバー装置から受信するレイアウト情報が関連する情報とを重畳して表示することは記載されておらず、また、そのようにすることを示唆する記載も見当たらない。 したがって、引用例1?4によっては、上記相違点2の克服が容易であったとはいえない。 よって、本願補正発明は、引用例1記載の発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。 他に、本願補正発明を、特許出願の際独立して特許を受けることができないものというべき理由も発見しない。 よって、本件補正の補正事項1は、特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に適合する。 本件補正のその余の補正事項についても、特許法第17条の2第3項ないし第6項の規定に違反するところはない。 2-3.むすび 以上のとおり本件補正は、特許法第17条の2第3項ないし第6項の規定に適合する。 第3 本願発明について 本件補正は上記のとおり、特許法第17条の2第3項ないし第6項の規定に適合するから、本願の請求項1?14に係る発明は、本件補正により補正された特許請求の範囲の請求項1?14に記載された事項により特定されるとおりのものである。 そして、本願については、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶すべきものとすることはできない。 また、他に本願を拒絶するべき理由を発見しない。 |
審決日 | 2016-02-15 |
出願番号 | 特願2014-531029(P2014-531029) |
審決分類 |
P
1
8・
575-
WY
(G06F)
P 1 8・ 121- WY (G06F) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 遠藤 尊志、藤原 拓也 |
特許庁審判長 |
小曳 満昭 |
特許庁審判官 |
稲葉 和生 山田 正文 |
登録日 | 2016-03-18 |
登録番号 | 特許第5902304号(P5902304) |
発明の名称 | プログラム及び処理方法 |
代理人 | 杉村 憲司 |
代理人 | 太田 昌宏 |
代理人 | 岡野 大和 |