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審決分類 審判 査定不服 特37 条出願の単一性( 平成16 年1 月1 日から) 特許、登録しない。 G09G
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 G09G
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 G09G
管理番号 1313616
審判番号 不服2014-25586  
総通号数 198 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2016-06-24 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2014-12-15 
確定日 2016-04-20 
事件の表示 特願2012-288480「ディスプレイ装置、それを制御するための遠隔制御装置および制御方法」拒絶査定不服審判事件〔平成25年 7月18日出願公開、特開2013-140362〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由
第1 手続の経緯

本願は、平成24年12月28日(パリ条約による優先権主張 2011年12月29日 韓国 2011年12月29日 韓国 2011年12月29日 韓国 2012年4月20日 韓国 2012年10月12日 韓国)に出願したものであって、平成25年11月21日付けの拒絶理由通知に対して平成26年2月24日付けで手続補正がなされたが、平成26年8月13日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、平成26年12月15日付けで拒絶査定不服審判が請求されると同時に手続補正がなされたものである。


第2 平成26年12月15日付けの手続補正についての補正却下の決定

[補正却下の決定の結論]
平成26年12月15日付けの手続補正(以下「本件補正」という。)を却下する。

[理由]

1 本件補正

本件補正は、特許請求の範囲について、本件補正前に、
「【請求項1】
複数の映像フレームを用いて複数のコンテンツビューを出力するディスプレイ部と、
遠隔制御装置から制御命令を受信する遠隔制御信号受信部と、
前記遠隔制御信号から前記複数のコンテンツビューのうちの一つのコンテンツビューを制御するための制御命令が受信されると、受信された制御命令が他のコンテンツビューに影響を与えるか否かに応じて、前記制御命令に対応する制御動作または前記制御命令の入力事実を報知するメッセージを前記他のコンテンツビューに表示する動作を選択的に行う制御部と
を含むディスプレイ装置。」
とあったところを、

「【請求項1】
複数の映像フレームを用いて複数のコンテンツビューを出力するディスプレイ部と、
遠隔制御装置から制御命令を受信する遠隔制御信号受信部と、
前記遠隔制御信号から前記複数のコンテンツビューのうちの一つのコンテンツビューを制御するための制御命令が受信されると、受信された制御命令が他のコンテンツビューに影響を与えるか否かに応じて、前記制御命令に対応する制御動作または前記制御命令の入力事実を報知するメッセージを前記他のコンテンツビューに表示する動作を選択的に行う制御部と
を含み、
前記制御部は、前記制御命令が受信された場合、前記受信された制御命令が前記他のコンテンツビューに影響を及ぼす場合でも、前記制御命令に同意する応答信号が受信されると、前記制御命令に対応する制御動作を行うことを特徴とするディスプレイ装置。」
とすることを含むものである(下線は補正箇所を示す。)。

本件補正について検討する。

本件補正前の請求項1の「制御部」について、「前記制御部は、前記制御命令が受信された場合、前記受信された制御命令が前記他のコンテンツビューに影響を及ぼす場合でも、前記制御命令に同意する応答信号が受信されると、前記制御命令に対応する制御動作を行うこと」と限定するものである。

よって、本件補正は、本件補正前の請求項1に記載された発明を特定するために必要な事項を限定するものであるから、特許法第17条の2第5項第2号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当する。

そこで、本件補正後における特許請求の範囲に記載されている事項により特定される請求項1に係る発明(以下「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項に規定する要件を満たすか)について以下に検討する。


2 引用例及びその記載事項

(1)原査定の拒絶の理由に引用され、本願の優先権主張の日前に頒布された刊行物である特開2008-116792号公報(平成20年5月22日公開、以下「引用例1」という。)には、図面とともに以下の事項が記載されている(なお、下線は当審で付した。)。

a「【0001】
本発明は、デュアルビュー表示における画面を介して視聴者同士で相互に情報を伝達する表示制御装置、映像表示機器及び表示制御方法に関する。」

b「【0009】
このような場合、視聴者A又は視聴者Bがたとえば電源オフやバックライトの調光(液晶表示パネルの場合)等の遠隔操作を行うことが想定されるが、このような電源オフやバックライトの調光(液晶表示パネルの場合)等は視聴者A及び視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものである。」

c「【0013】
本発明の表示制御装置、映像表示機器及び表示制御方法によれば、デュアルビュー表示における画面を介して視聴者同士で相互に情報が伝達されるようにしたので、たとえば一方の視聴者が行った遠隔操作が他方の視聴者が視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものであるとき、その内容を他方の視聴者に知らせることができ、他方の視聴者が視聴している映像の表示状態等が変更されても違和感を覚えてしまうようなことをなくすことができる。」

d「【実施例】
【0015】
以下、本発明の実施例の詳細について説明する。図1は、本発明の表示制御装置をテレビジョン受像機に適用した場合の一実施例を説明するための図である。
【0016】
図1に示すテレビジョン受像機10は、後述の表示パネル17に設けられている視差バリア(光学系分離素子)17Aにより、シングルビュー表示又はデュアルビュー表示を可能とするものである。
【0017】
ここで、シングルビュー表示とは、第1映像データ又は第2映像データのいずれか一方に応じた映像を視聴者A及び視聴者Bが共に視聴することができるようにした表示モードである。一方、デュアルビュー表示とは、たとえば視聴者Aは第1映像データに応じた映像のみを視聴することができ、視聴者Bは第2映像データに応じた映像のみを視聴することができるようにした表示モードである。これらの表示モードは、たとえばリモコン送信機20A又は20Bによる切替操作によって表示切替が行われるようになっている。」

e「【0019】
また、テレビジョン受像機10は、リモコン受信器11、コード判別制御部12、OSDコントローラ13、画像処理制御部14、入力セレクタ14a、チューナ14b、外部入力部14c、メモリ(A)15A、メモリ(B)15B、奇数フィールド駆動部16A、偶数フィールド駆動部16B、表示パネル17を備えている。
【0020】
リモコン受信器11は、視聴者Aが利用するリモコン送信機20A又は視聴者Bが利用するリモコン送信機20Bからのリモコン信号を受信する。ここで、リモコン送信機20A,20Bからのリモコン信号のリモコンコードは互いに同じであるが、それぞれのリモコン信号にたとえば識別コードを含ませることで、リモコン信号を受信した際に、それぞれのリモコン送信機20A,20Bを識別することができるようになっている。また、リモコン送信機20A,20Bからのリモコン信号としては、赤外線又は超音波を用いることができる。
【0021】
コード判別制御部12は、リモコン受信器11によって受信されたリモコン信号に含まれている識別コードから、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bのどちらから送信されたリモコン信号かを判別するとともに、そのリモコン信号のリモコンコードを判別して画像処理制御部14による画像処理を制御する。」

f「【0024】
ここで、コード判別制御部12は、たとえば図2に示すようなデュアルビュー表示での共有機能制御に該当する共有項目を有する共有機能制御項目テーブル12aを保持している。この共有機能制御項目テーブル12aの共有項目は、視聴者A及び視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものである。共有項目の詳細については後述する。
【0025】
また、コード判別制御部12は、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bから受け取ったリモコン信号が共有機能制御項目テーブル12aの共有項目に該当するリモコンコードである場合、視聴者A及び視聴者Bが視聴している画面にそのリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御する。
【0026】
なお、コード判別制御部12は、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bから受け取ったリモコン信号が共有機能制御項目テーブル12aの共有項目に該当するリモコンコードである場合、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作していない視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面にそのリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御してもよい。すなわち、たとえば視聴者Aが使用するリモコン送信機20Aから共有機能制御項目テーブル12aの共有項目に該当するリモコンコードを示すリモコン信号を受け取ったと判別すると、視聴者Bが視聴している画面にそのリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御する。
【0027】
また、コード判別制御部12は、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bから受け取ったリモコン信号が共有機能制御項目テーブル12aの共有項目に該当しない、たとえば選局等のリモコンコードである場合、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作した視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面に選局等のリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御する。すなわち、たとえば視聴者Aが使用するリモコン送信機20Aから共有機能制御項目テーブル12aの共有項目に該当しない選局等のリモコンコードを示すリモコン信号を受け取ったと判別すると、視聴者Aが視聴している画面にそのリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御する。
【0028】
上述した共有項目としては、たとえば電源、バックライト、明るさセンサ、オフタイマ、AVモード、静止画、映像反転モード等がある。ここで、明るさセンサとは、周囲の明るさの変化に応じて画面の明るさを自動調整する機能である。オフタイマは、設定時間になると電源を自動でオフする機能である。」

g「【0033】
すなわち、メモリ(A)及びメモリ(B)の内容は、上述したように、視聴者A及び視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものであり、それぞれの内容が同じになっている。そこで、たとえば視聴者Aが使用するリモコン送信機20Aからのリモコン信号のリモコンコードがメモリ(A)及びメモリ(B)の状態と同じかどうかを確認し、異なる場合は視聴者Bが視聴している映像に影響を及ぼすと判断し、上述したように、視聴者A及び視聴者Bが視聴している画面にそのリモコン信号の内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御することができる。この場合、上述したように、視聴者Bが視聴している画面にのみそのリモコン信号の内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御するようにしてもよい。」

h「【0065】
これにより、たとえば視聴者Aが行った遠隔操作が視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものであるとき、その内容を視聴者Bに知らせることができ、視聴者Bが視聴している映像の表示状態等が変更されても違和感を覚えてしまうようなことをなくすことができる。」

i「【0070】
また、本実施例では、たとえば視聴者Aによるリモコン送信機20Aからのリモコン信号のリモコンコードが共有機能制御項目テーブル12aの共有項目のいずれかに該当すると判断された場合、たとえば図8に示すように、OSD表示の内容に視聴者Aの要求を許可するかどうかの応答内容を選択できる選択項目(1.Yes、2.No等)が表示されるようにし、視聴者Bがリモコン送信機20Bの所定のボタン(選択ボタン等)を操作して「1.Yes」が選択された場合に視聴者Aの要求に応じた画像処理が行われるようにしてもよい。


ア 上記aの「【0001】本発明は、デュアルビュー表示における画面を介して視聴者同士で相互に情報を伝達する表示制御装置」との記載、上記dの「【0015】本発明の表示制御装置をテレビジョン受像機に適用した場合の一実施例」との記載から、引用例1には、「デュアルビュー表示における画面を介して視聴者同士で相互に情報を伝達する表示制御装置であって、表示制御装置は、一実施例として、テレビジョン受像機に適用される」ものであるということができる。

イ 上記d(【0017】)の記載から、引用例1には、「デュアルビュー表示とは、視聴者Aは第1映像データに応じた映像のみを視聴することができ、視聴者Bは第2映像データに応じた映像のみを視聴することができるようにした表示モードである」ことが記載されている。


ウ 上記d(【0015】)の記載から、引用例1には、「表示制御装置は、一実施例として、テレビジョン受像機に適用される」ことが記載されている。

エ 上記e(【0019】)の記載から、引用例1には、「テレビジョン受像機10は、リモコン受信器11、コード判別制御部12、OSDコントローラ13、画像処理制御部14、表示パネル17を備える」ことが記載されている。

オ 上記e(【0020】)の記載から、引用例1には、「リモコン受信器11は、視聴者Aが利用するリモコン送信機20A又は視聴者Bが利用するリモコン送信機20Bからのリモコン信号を受信する」ことが記載されている。

カ 上記e(【0021】)の記載から、引用例1には、「コード判別制御部12は、そのリモコン信号のリモコンコードを判別して画像処理制御部14による画像処理を制御する」ことが記載されている。

キ 上記fの「【0024】ここで、コード判別制御部12は、たとえば図2に示すようなデュアルビュー表示での共有機能制御に該当する共有項目を有する共有機能制御項目テーブル12aを保持している。この‥‥‥共有項目は、視聴者A及び視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものである。」との記載において、共有項目は、上記bの「【0009】‥‥‥電源オフやバックライトの調光(液晶表示パネルの場合)等は視聴者A及び視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものである。」との記載及び上記fの「【0028】‥‥‥共有項目としては、たとえば電源、バックライト‥‥‥等がある。」との記載から、電源オフ、バックライトの調光等に関するものといえるから、引用例1には「ここで、コード判別制御部12は、デュアルビュー表示での共有機能制御に該当する共有項目を有する共有機能制御項目テーブル12aを保持し、この共有項目は、電源オフ、バックライトの調光等の視聴者A及び視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものである」ことが記載されているということができる。

ク 上記fの「【0026】‥‥‥コード判別制御部12は、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bから受け取ったリモコン信号が‥‥‥共有項目に該当するリモコンコードである場合、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作していない視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面にそのリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御してもよい。‥‥‥」との記載において、共有項目は、電源オフ、バックライトの調光等に関するものといえ(上記キ)、また、上記gの「【0033】‥‥‥視聴者A及び視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものであり、‥‥‥たとえば視聴者Aが使用するリモコン送信機20Aからのリモコン信号のリモコンコードが‥‥‥視聴者Bが視聴している映像に影響を及ぼすと判断し、‥‥‥この場合、‥‥‥視聴者Bが視聴している画面にのみそのリモコン信号の内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御するようにしてもよい。」との記載から、リモコン信号の内容を視聴者Bが視聴している画面にのみにOSD表示させることが記載されているから、引用例1には、「コード判別制御部12は、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bから受け取ったリモコン信号が、電源オフ、バックライトの調光等の共有項目に該当するリモコンコードである場合、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作していない視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面のみにそのリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御する」ことが記載されているということができる。

ケ 上記f(【0027】)の記載から、引用例1には、「共有項目に該当しない、たとえば選局等のリモコンコードである場合、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作した視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面に選局等のリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御する。」ことが記載されている。

コ 上記i(【0070】)の記載から、引用例1には「また、たとえば視聴者Aによるリモコン送信機20Aからのリモコン信号のリモコンコードが共有項目のいずれかに該当すると判断された場合、OSD表示の内容に視聴者Aの要求を許可するかどうかの応答内容を選択できる選択項目(1.Yes、2.No等)が表示されるようにし、視聴者Bがリモコン送信機20Bの所定のボタンを操作して「1.Yes」が選択された場合に視聴者Aの要求に応じた画像処理が行われるようにする」ことが記載されているということができる。

したがって、上記引用例1に記載された事項、図面の記載、及び上記アないしコを総合すると、引用例1には、次の事項が記載されている(以下、引用発明という。)。

「デュアルビュー表示における画面を介して視聴者同士で相互に情報を伝達する表示制御装置であって、
デュアルビュー表示は、たとえば視聴者Aは第1映像データに応じた映像のみを視聴することができ、視聴者Bは第2映像データに応じた映像のみを視聴することができるようにした表示モードであり、
表示制御装置は、一実施例として、テレビジョン受像機に適用され、
テレビジョン受像機10は、リモコン受信器11、コード判別制御部12、OSDコントローラ13、画像処理制御部14、表示パネル17を備え、
リモコン受信器11は、視聴者Aが利用するリモコン送信機20A又は視聴者Bが利用するリモコン送信機20Bからのリモコン信号を受信し、
コード判別制御部12は、そのリモコン信号のリモコンコードを判別して画像処理制御部14による画像処理を制御し、
ここで、コード判別制御部12は、デュアルビュー表示での共有機能制御に該当する共有項目を有する共有機能制御項目テーブル12aを保持し、この共有項目は、たとえば電源オフ、バックライトの調光等の視聴者A及び視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものであり、
コード判別制御部12は、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bから受け取ったリモコン信号が、電源オフ、バックライトの調光等の共有項目に該当するリモコンコードである場合、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作していない視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面のみにそのリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御し、
共有項目に該当しない、たとえば選局等のリモコンコードである場合、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作した視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面に選局等のリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御し、
また、視聴者Aによるリモコン送信機20Aからのリモコン信号のリモコンコードが共有項目のいずれかに該当すると判断された場合、OSD表示の内容に視聴者Aの要求を許可するかどうかの応答内容を選択できる選択項目(1.Yes、2.No等)が表示されるようにし、視聴者Bがリモコン送信機20Bの所定のボタンを操作して「1.Yes」が選択された場合に視聴者Aの要求に応じた画像処理が行われるようにする、
表示制御装置。」

(2)原査定の拒絶の理由に引用され、本願の優先権主張の日前に頒布された刊行物である特開2011-118351号公報(平成23年6月16日公開、以下「引用例2」という。)には、図面とともに以下の事項が記載されている(なお、下線は当審で付した。)。

「【0001】
本発明は、シャッタ式眼鏡を用いて複数人で映像視聴が可能な映像表示装置及びその制御方法に関する。」

「【0013】
映像時分割出力処理部104は、制御部A102の制御によりメモリ103から読み出した映像データを時分割処理して表示部105に出力する。複数人で映像を視聴できるように、映像データは表示する映像コンテンツの数に応じたフレームレートで時分割多重化された上で、表示部105に出力される。その際、制御部A102は、前記操作情報に基づいて表示すべき映像コンテンツの数を決定し、映像時分割出力処理部104に対して時分割表示のフレームレートを設定する。また制御部A102は、時分割多重化する映像コンテンツの表示順序も決定し、これを映像時分割出力処理部104に設定する。この設定により、時分割多重化する映像コンテンツの表示順序が変更される。
【0014】
表示部105は、映像時分割出力処理部104により生成された、時分割多重化処理の施された映像データを受けて、変更後のフレームレートに従ったリフレッシュレートで映像表示を行う。
受信部A106及び送信部A108は、後述するシャッタ式眼鏡200a乃至cとの間で赤外光による無線通信インターフェース部を構成している。送信部A108は、各シャッタ式眼鏡の受信部B201に対し、シャッタ駆動部203を制御するためのシャッタ制御信号と、音声信号を送信する。
【0015】
次に、シャッタ式眼鏡200aについて説明する。なおシャッタ式眼鏡200b、200cについてもシャッタ式眼鏡200aと同じ構成であるため、それらの説明は省略する。各シャッタ式眼鏡の動作は映像表示装置100の動作と連動して制御される。シャッタ式眼鏡200aは、時分割制御を実現するためのシャッタ部204と、視聴者が音声を個別に聞くためのヘッドホン206と、操作を行うための操作入力部207を備える。また、各シャッタ式眼鏡と映像表示装置100との通信時には、各眼鏡に割り当てられた固有のID(識別情報)を用いて、個々の眼鏡の識別が可能である。
受信部B201は、映像表示装置100の送信部A108からシャッタ制御信号と音声信号を受信し、制御部B202に送る。
【0016】
シャッタ式眼鏡200aを制御する制御部B202は、操作入力部207からの電源ON/OFFボタンの操作信号に従って、シャッタ式眼鏡200aの電源制御を行う。また制御部B202は、映像表示装置100との通信において、上記した固有のIDを用いて自身に向けて送出された信号を選別する。また送信時に制御部B202は、固有のIDをデータに付加することにより、送信元がどの眼鏡をかけた使用者であるかを映像表示装置100に通知する。制御部B202は、受信部B201が受信したシャッタ制御信号をシャッタ駆動部203に伝え、受信部B201で受信した音声データを音声復号部205に伝える。操作入力部207を用いた使用者操作情報、例えば眼鏡の電源ON/OFF情報、放送チャンネルの選局、入力切り替えの操作情報は、制御部B202から送信部B208を介して映像表示装置100に無線伝送される。
【0017】
シャッタ駆動部203は、制御部B202からのシャッタ制御信号に従ってシャッタ部204を駆動する。シャッタ部204は、シャッタ駆動部203からの駆動信号を受けて、表示部105の表示動作に同期して、シャッタ式眼鏡200aをかけた使用者が選択している映像コンテンツのみを見られるように動作する。シャッタ部204には例えば液晶式シャッタが用いられ、駆動信号のON/OFF状態に応じて光の透過及び遮断が制御される。
【0018】
音声復号部205は、制御部B202からの符号化された音声データをアナログ音声データに復号する。音声復号部205は操作入力部207からのボリューム調整の操作指示に応じて音量調整を行う。ヘッドホン206は、音声復号部205から出力されるアナログ音声信号を音に変換して出力する。
操作入力部207は、使用者が操作に用いる複数の操作ボタンやスイッチを備える。例えば、シャッタ式眼鏡200aの電源ON/OFF状態を切り替える電源ボタンや、放送受信のための放送の選局用ボタン、外部入力端子の入力切り替え用ボタン、音量調整用ボタン等が設けられている。
送信部B208は、シャッタ式眼鏡200aの電源ON/OFF状態を示す情報、放送チャンネルの選局操作情報、入力切り替えの操作情報等を、映像表示装置100の受信部A106に対して無線送信する。」


上記記載から、次の事項が記載されているということができる。

「シャッタ式眼鏡を用いて複数人で映像視聴が可能な映像表示装置であって、(【0001】)
複数人で映像を視聴できるように、映像データは表示する映像コンテンツの数に応じたフレームレートで時分割多重化された上で、表示部105に出力され、(【0013】)
各シャッタ式眼鏡の動作は映像表示装置100の動作と連動して制御され、シャッタ式眼鏡200aは、時分割制御を実現するためのシャッタ部204と、操作を行うための操作入力部207を備え、(【0015】)
シャッタ部204は、表示部105の表示動作に同期して、シャッタ式眼鏡200aをかけた使用者が選択している映像コンテンツのみを見られるように動作する、(【0017】)
映像表示装置。」


3 対比

本願補正発明と引用発明とを対比する。

(1)引用発明は「デュアルビュー表示における画面を介して視聴者同士で相互に情報を伝達する表示制御装置であって、」「表示制御装置は、一実施例として、テレビジョン受像機に適用され」るものであるから、「表示制御装置」は「ディスプレイ装置」に適用されるということができる。
ここで、引用発明の「デュアルビュー表示」は、本願補正発明の「複数のコンテンツビューを出力する」ものに相当し、また、「表示制御装置」が適用された「ディスプレイ装置」と、本願補正発明の「複数の映像フレームを用いて複数のコンテンツビューを出力するディスプレイ部」とは、「複数のコンテンツビューを出力するディスプレイ部」を有する点で共通する。

(2)引用発明の「リモコン受信器11」は、「視聴者Aが利用するリモコン送信機20A又は視聴者Bが利用するリモコン送信機20Bからのリモコン信号を受信し、」「コード判別制御部12は、そのリモコン信号のリモコンコードを判別して画像処理制御部14による画像処理を制御」するものであって、「リモコン送信機」は、本願補正発明の「遠隔制御装置」に相当する。
また、引用発明は、リモコン信号のリモコンコードを判別して画像処理を制御するものであるから、リモコン信号のリモコンコードに制御命令が含まれることは明らかであるといえる。したがって、引用発明の「リモコン受信器11」は、本願補正発明の「遠隔制御装置から制御命令を受信する遠隔制御信号受信部」に相当する。

(3)引用発明は、「デュアルビュー表示は、たとえば視聴者Aは第1映像データに応じた映像のみを視聴することができ、視聴者Bは第2映像データに応じた映像のみを視聴することができるようにした表示モードであ」って、ここで、「リモコン受信器11」は、「視聴者Aが利用するリモコン送信機20A又は視聴者Bが利用するリモコン送信機20Bからのリモコン信号を受信し、」「コード判別制御部12は、そのリモコン信号のリモコンコードを判別して画像処理制御部14による画像処理を制御」するものであるから、「リモコン送信機20A」、「リモコン送信機20B」からのリモコン信号は、それぞれ、視聴者A、視聴者Bが視聴している映像に対する表示制御のためのものであるということができる。
したがって、「視聴者Aが利用するリモコン送信機20A又は視聴者Bが利用するリモコン送信機20Bからのリモコン信号を受信」することは、視聴者A、視聴者Bが視聴している映像に対する表示制御のうちの一つの映像に対する表示制御を行うための制御命令が受信されることということができる。
そして、視聴者A、視聴者Bが視聴している映像に対する表示は、「コンテンツビュー」と捉えることができるから、引用発明の「視聴者Aが利用するリモコン送信機20A又は視聴者Bが利用するリモコン送信機20Bからのリモコン信号を受信」することは、本願補正発明の「前記遠隔制御信号から前記複数のコンテンツビューのうちの一つのコンテンツビューを制御するための制御命令が受信される」ことに相当する。

(4)引用発明は、「コード判別制御部12は、デュアルビュー表示での共有機能制御に該当する共有項目を有する共有機能制御項目テーブル12aを保持し、この共有項目は、たとえば電源オフ、バックライトの調光等の視聴者A及び視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものであり、コード判別制御部12は、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bから受け取ったリモコン信号が、電源オフ、バックライトの調光等の共有項目に該当するリモコンコードである場合、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作していない視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面のみにそのリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御し、共有項目に該当しない、たとえば選局等のリモコンコードである場合、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作した視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面に選局等のリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御し、これにより、たとえば視聴者Aが行った遠隔操作が視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わるものであるとき、その内容を視聴者Bに知らせることができ」るものである。
ここで、「デュアルビュー表示での共有機能制御に該当する共有項目」は、「電源オフ、バックライトの調光等の視聴者A及び視聴者Bが視聴している映像に対して共有する表示制御に関わる」ものであり、共有項目に該当しないものとしては、「選局等」があって、リモコンコードが、共有項目に該当するか否かに応じて、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作していない視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面のみにリモコンコードの内容をOSD表示させるか否かを制御するものということができる。 したがって、リモコンコードが、共有項目に該当するか否かに応じることは、本願補正発明の「受信された制御命令が他のコンテンツビューに影響を与えるか否かに応じ」ることに相当する。
また、電源オフやバックライトの調光等といったリモコンコードの内容をOSD表示させるにあたり、電源オフやバックライトの調光等と行った制御に対応する制御動作を報知するようにしたり、制御命令の入力事実を報知するメッセージとしたりすることは常套手段であり、また、このような制御を行うために「制御部」を有することは明らかであるから、引用発明の、「リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作していない視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面のみにリモコンコードの内容をOSD表示させるようにOSDコントローラ13を制御」する制御部は、本願補正発明の「前記制御命令に対応する制御動作または前記制御命令の入力事実を報知するメッセージを前記他のコンテンツビューに表示する動作を選択的に行う制御部」に相当する。

(5)引用発明の「また、たとえば視聴者Aによるリモコン送信機20Aからのリモコン信号のリモコンコードが共有項目のいずれかに該当すると判断された場合、OSD表示の内容に視聴者Aの要求を許可するかどうかの応答内容を選択できる選択項目(1.Yes、2.No等)が表示されるようにし、視聴者Bがリモコン送信機20Bの所定のボタンを操作して「1.Yes」が選択された場合に視聴者Aの要求に応じた画像処理が行われる」ように制御することは、視聴者Aによるリモコン送信機20Aからのリモコン信号のリモコンコードが、共有項目のいずれかに該当すると判断された場合であっても、視聴者Bがリモコン送信機20Bの所定のボタンを操作して「1.Yes」という同意が選択されると、視聴者Aによるリモコン送信機20Aからのリモコン信号のリモコンコードに応じた制御がなされるものといえる。
そして、このような制御を行うために「制御部」を有することは明らかであるから、引用発明のこのような制御は、「制御部」が上記(4)に記載した「制御部」と同一であるか否かは別として、本願補正発明の「制御部は、前記制御命令が受信された場合、前記受信された制御命令が前記他のコンテンツビューに影響を及ぼす場合でも、前記制御命令に同意する応答信号が受信されると、前記制御命令に対応する制御動作を行うこと」である点で共通する。

(6)引用発明の「表示制御装置は、一実施例として、テレビジョン受像機に適用され」るものであって、一実施例として適用された「テレビジョン受像機」は、本願補正発明の「ディスプレイ装置」に相当する。

すると、本願補正発明と引用発明とは、次の<一致点>及び<相違点>を有する。

<一致点>
「複数のコンテンツビューを出力するディスプレイ部と、
遠隔制御装置から制御命令を受信する遠隔制御信号受信部と、
前記遠隔制御信号から前記複数のコンテンツビューのうちの一つのコンテンツビューを制御するための制御命令が受信されると、受信された制御命令が他のコンテンツビューに影響を与えるか否かに応じて、前記制御命令に対応する制御動作または前記制御命令の入力事実を報知するメッセージを前記他のコンテンツビューに表示する動作を選択的に行う制御部と
を含み、制御部は、前記制御命令が受信された場合、前記受信された制御命令が前記他のコンテンツビューに影響を及ぼす場合でも、前記制御命令に同意する応答信号が受信されると、前記制御命令に対応する制御動作を行うことを特徴とするディスプレイ装置。」


<相違点>
(ア)複数のコンテンツビューを出力するディスプレイ部について、本願補正発明は、「複数の映像フレームを用いて」いるのに対し、引用発明は、このような特定がない点。

(イ)本願補正発明は、前記受信された制御命令が前記他のコンテンツビューに影響を及ぼす場合でも、前記制御命令に同意する応答信号が受信されると、前記制御命令に対応する制御動作を行う「前記」制御部は、前記制御命令に対応する制御動作または前記制御命令の入力事実を報知するメッセージを前記他のコンテンツビューに表示する動作を選択的に行う「制御部」であるのに対し、引用発明においては、「OSDコントローラ13を制御」する制御部が、「視聴者Bがリモコン送信機20Bの所定のボタンを操作して「1.Yes」が選択された場合に視聴者Aの要求に応じた画像処理が行われるようにする」(本願補正発明の「前記制御命令が受信された場合、前記受信された制御命令が前記他のコンテンツビューに影響を及ぼす場合でも、前記制御命令に同意する応答信号が受信されると、前記制御命令に対応する制御動作を行うこと」に相当。)制御を行っているのか不明な点。


4 判断

<相違点>(ア)について
複数の映像フレームを用いて複数のコンテンツビューを出力する典型的なディスプレイ装置である、シャッタ式眼鏡を用いた映像表示装置は、例えば引用例2に記載されているように周知技術であるところ(上記2(2))、
引用発明は、「リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bから受け取ったリモコン信号が、電源オフ、バックライトの調光等の共有項目に該当するリモコンコードである場合、リモコン送信機20A又はリモコン送信機20Bを操作していない視聴者A又は視聴者Bが視聴している画面のみにそのリモコンコードの内容をOSD表示させる」ようにするものであって、このような表示は、シャッタ式眼鏡であるか否かに関わらずなし得ることは、当業者が普通に理解することができるものである。
そして、引用発明は、「デュアルビュー表示における画面を介して視聴者同士で相互に情報を伝達する表示制御装置」において「一実施例として、テレビジョン受像機に適用され」るものであるから、ディスプレイ装置として周知なテレビジョン受像機に代えて、同じく周知なシャッタ式眼鏡を用いた映像表示装置(上記2(2))に適用することは、当業者が容易に想到し得る事項である。

したがって、本願補正発明の<相違点>(ア)に係る構成とすることは格別なことではない。

<相違点>(イ)について
引用発明は、上記3(5)に記載したように「視聴者Aによるリモコン送信機20Aからのリモコン信号のリモコンコードが、共有項目のいずれかに該当すると判断された場合であっても、視聴者Bがリモコン送信機20Bの所定のボタンを操作して「1.Yes」という同意が選択されると、視聴者Aによるリモコン送信機20Aからのリモコン信号のリモコンコードに応じた制御がなされるといえ」、このような制御を行う制御部を、引用発明における「OSDコントローラ13を制御」する制御部においても行うことは、制御部において種々の制御を行うことはごく普通の事項であることに鑑みれば、当業者が適宜なし得る事項である。

したがって、本願補正発明の<相違点>(イ)に係る構成とすることは格別なことではない。

そして、上記相違点を総合的に判断しても、本願補正発明が奏する効果は引用発明及び周知技術から当業者が十分に予測できたものであって格別なものとはいえない。

よって、本願補正発明は、引用発明及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許出願の際独立して特許を受けることができない。


5 本件補正についてのむすび

以上のとおり、本件補正は、特許法第17条の2第6項で準用する同法第126条第7項の規定に違反するので、同法第159条第1項の規定において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。


第3 本願発明について

1 本願発明

平成26年12月15日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、上記「第2[理由]1 」の本件補正前の「請求項1」として記載したとおりのものである。

2 引用例

原査定の拒絶の理由で引用された引用例及びその記載事項は、上記「第2[理由]2 引用例及びその記載事項」に記載したとおりである。

3 対比・判断

本願発明は、本願補正発明から、上記「第2 1本件補正」で検討した本件補正に係る限定を削除するものである。
そうすると、本願発明の特定事項を全て含み、更に他の特定事項を付加したものに相当する本願補正発明が前記「第2 [理由] 4 判断」に示したとおり、引用発明及び周知技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、同様の理由により、引用発明及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。

4 むすび

以上のとおり、本願発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから、その余の請求項に論及するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2015-11-20 
結審通知日 2015-11-24 
審決日 2015-12-07 
出願番号 特願2012-288480(P2012-288480)
審決分類 P 1 8・ 575- Z (G09G)
P 1 8・ 121- Z (G09G)
P 1 8・ 65- Z (G09G)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 山崎 仁之  
特許庁審判長 森 竜介
特許庁審判官 関根 洋之
酒井 伸芳
発明の名称 ディスプレイ装置、それを制御するための遠隔制御装置および制御方法  
代理人 伊東 忠彦  
代理人 大貫 進介  
代理人 伊東 忠重  

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