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審決分類 |
審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録(定型) H01L 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録(定型) H01L |
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管理番号 | 1313880 |
審判番号 | 不服2014-24403 |
総通号数 | 198 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2016-06-24 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2014-12-01 |
確定日 | 2016-05-10 |
事件の表示 | 特願2012-514883「黒色シート及びその製造方法」拒絶査定不服審判事件〔平成22年12月16日国際公開、WO2010/143882、平成24年11月22日国内公表、特表2012-529767、請求項の数(9)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
<平成26年7月23日付けの補正の却下の決定の取り消し> 平成26年7月23日付けの補正の却下の決定は、平成26年4月25日付け手続補正書でした明細書、特許請求の範囲又は図面についての補正を却下したものである。 上記補正の却下の決定の理由は、 「請求項1、7についての補正は限定的減縮を目的としている。この場合、補正後の請求項1-10に係る発明は特許出願の際独立して特許を受けることができるものでなければならない。 しかしながら、下記理由のとおり、補正後の請求項1-10に係る発明は特許法第29条第2項の規定により、特許出願の際独立して特許を受けることができない。よって、この補正は同法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に違反するものであるから、同法第53条第1項の規定により上記結論のとおり決定する。」 というものである。 しかしながら、上記の「請求項1、7についての補正は限定的減縮を目的としている。」は誤りである。何故なら、平成26年4月25日付けの手続補正は補正前の請求項1を削除し、それにともなって補正前の請求項2?11を請求項1?10に繰り上げるものであり、請求項の削除を目的とするものであるといえる。 すなわち、平成26年7月23日付けの手続補正は、独立特許要件を判断することなく認められるべきであるから、上記補正の却下の決定は不適である。 よって、平成26年7月23日付けの補正の却下の決定を取り消す。 <本願発明について> 本願は、平成22年 6月 9日(パリ条約による優先権主張 2009年 6月 9日 (KR)大韓民国)を国際出願日とする出願であって、その請求項1ないし9に係る発明は、平成28年2月15日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし9に記載された事項により特定されるとおりのものであると認める。 そして、本願については、原査定の拒絶理由及び当審における拒絶理由を検討してもその理由によって拒絶すべきものとすることはできない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2016-04-18 |
出願番号 | 特願2012-514883(P2012-514883) |
審決分類 |
P
1
8・
537-
WYF
(H01L)
P 1 8・ 121- WYF (H01L) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 眞壁 隆一 |
特許庁審判長 |
森林 克郎 |
特許庁審判官 |
土屋 知久 井口 猶二 |
発明の名称 | 黒色シート及びその製造方法 |
代理人 | 特許業務法人前田特許事務所 |