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審決分類 |
審判 査定不服 出願日、優先日、請求日 審決却下 C22F |
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管理番号 | 1319082 |
審判番号 | 不服2015-1629 |
総通号数 | 202 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2016-10-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2015-01-28 |
確定日 | 2016-09-07 |
事件の表示 | 特願2006-522698「チタン又はチタン合金からファスナーを製造する方法」拒絶査定不服審判事件〔平成17年 2月24日国際公開、WO2005/017225、平成19年 1月25日国内公表、特表2007-501327〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求を却下する。 |
理由 |
本願に対して、平成23年11月14日付けで拒絶査定がなされ、その査定の謄本は本件審判請求人である出願人の代理人弁理士竹下和夫(以下、「旧代理人」という。)に同年12月6日に発送され、送達された。 拒絶査定不服審判の請求は、特許法第121条の規定により拒絶査定の謄本の送達があった日から4月以内(職権による延長期間を含む)になされなければならないところ、本件審判の請求は、平成27年1月28日にされているので、明らかに上記法定期間経過後の不適法な請求であり、その補正をすることができないものである。 また、本件審判請求は、拒絶査定不服審判を請求することができる期間の経過後6月以内になされたものでないため、特許法第121条第2項を適用する余地はない。 上記のとおり、本件について、特許法第121条第2項を適用する余地はないものの、本件審判請求人は、特許法第121条第2項で規定する「その責めに帰することができない理由」として、旧代理人は病気治療を受けたため、弁理士として職務を遂行するに支障があって、拒絶査定について何ら報告を受けていない状況であり、通常期待される注意を尽くしてもなお避けることができない事情があった旨主張するので、念のために検討する。 拒絶査定の謄本の送達から拒絶査定不服審判の請求期間の満了までの期間に、旧代理人は、本件審判手続とは別に、在外者の特許出願(国際出願の国内書面提出)を少なくとも4件出願し、在外者の出願について、審査請求を少なくとも3件、及び、拒絶理由に対する意見書を少なくとも8件提出するなど、代理人としての職務を遂行していたことが当審の調査により明らかとなった。すると、この期間において、弁理士として職務を遂行することが可能であった旧代理人が、本件については弁理士として職務を遂行することに支障があったというのは合理的でない。 そうすると、代理人の病気を理由とする旧代理人の職務遂行能力に関する主張は合理的でないから、本件について審判の請求がなされなかったことは、代理人契約を結んだ審判請求人と旧代理人の間の事情にすぎず、本件が特許法第121条第2項で規定する「その責めに帰することができない理由により前項に規定する期間内にその請求をすることができないとき」に該当するということはできない。 したがって、本件審判の請求は、特許法第135条の規定により却下すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2016-03-31 |
結審通知日 | 2016-04-05 |
審決日 | 2016-04-18 |
出願番号 | 特願2006-522698(P2006-522698) |
審決分類 |
P
1
8・
03-
X
(C22F)
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最終処分 | 審決却下 |
前審関与審査官 | 河野 一夫 |
特許庁審判長 |
木村 孔一 |
特許庁審判官 |
鈴木 正紀 池渕 立 |
発明の名称 | チタン又はチタン合金からファスナーを製造する方法 |
代理人 | 清水 正憲 |
代理人 | 山田 卓二 |