ポートフォリオを新規に作成して保存 |
|
|
既存のポートフォリオに追加保存 |
|
PDFをダウンロード |
審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 C08L |
---|---|
管理番号 | 1319760 |
審判番号 | 不服2015-4411 |
総通号数 | 203 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2016-11-25 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2015-03-05 |
確定日 | 2016-10-13 |
事件の表示 | 特願2010-549479「一酸化炭素を酸化処理できるフィルムおよびその用途」拒絶査定不服審判事件〔平成22年 8月12日国際公開、WO2010/090193、請求項の数(6)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本願は、2010年2月2日(優先権主張 2009年2月4日)を国際出願日とする出願であって、平成26年3月13日付けで拒絶理由が通知され、同年5月19日に意見書とともに手続補正書が提出され、同年12月2日付けで拒絶査定がされ、これに対し、平成27年3月5日に拒絶査定不服審判が請求されたものである。 第2 本願発明 本願の請求項1ないし6に係る発明は、平成26年5月19日付けの手続補正で補正された特許請求の範囲の請求項1及び出願当初の特許請求の範囲の請求項2ないし6に記載された事項により特定されるとおりのものである。 本願の請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は次のとおりである。 「(A)エチレン系樹脂組成物 100質量部、 (B)一酸化炭素酸化触媒 1?150質量部、および (C)二酸化炭素吸着剤 1?200質量部 を含む樹脂組成物からなるフィルムにおいて、成分(A)が (A-1)下記(i)?(iv)の特性を有するエチレン系重合体 99?60質量%、 (i)DSC融解曲線における最も高い温度側のピークトップ融点(Tm)が110℃以上である、 (ii)DSC融解曲線における融解熱量(ΔH)が90?180J/gである、 (iii)110℃における結晶化分率(Xc110)が10?60%である、および (iv)MFR(190℃、21.18N)が0.1?10g/10分である、 および (A-2)酸変性エチレン系樹脂 1?40質量% を含み、ここで、成分(A-1)と成分(A-2)の量の合計が100質量%であり、成分(B)および(C)が各々、30μm以下の粒子径(D99)および20μm以下の粒子径(D50)を有する、ここで、D99およびD50はそれぞれ、粒子径分布において粒子径の小さい方から累積して99質量%および50質量%になる点における粒子径を言う、ところのフィルム。」 第3 原査定の理由の概要 原査定の拒絶の理由の概要は、本願発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物1ないし7に記載された発明に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないというものを含むものである。 記 刊行物1:国際公開第2007/066372号 刊行物2:松浦一雄,三上尚孝編著,ポリエチレン技術読本,株式会社 工 業調査会,2001年7月1日,第163-168頁 刊行物3:曽我和雄編集,新世代ポリマーの創製とメタロセン触媒,株式会 社 シーエムシー,1993年8月20日,第25-28頁及び 第33頁 刊行物4:特開平11-124446号公報 刊行物5:特開昭61-21160号公報 刊行物6:特開昭60-72977号公報 刊行物7:国際公開第2005/120686号 第4 当審の判断 1.刊行物の記載事項 (1)刊行物1の記載事項 原査定の理由で引用した本願優先日前に頒布された上記刊行物1には、以下の事項が記載されている。摘記は対応するファミリー特許文献である特表2009-518845号に依った。なお、下線は当審で付した。 (ア)「気密性のハウジング(41;51)と、電解質溶液中に浸漬された電極(52,52’,...)と、当該電極に接続された電気接点(54;54’)と、有害物質を収着するための手段(10;20;32;43;53)とを含む電解キャパシタ(40;50)であって、 有害物質を収着するための前記手段が、当該有害物質を収着するための、1種又は2種以上のゲッター材料の粒子(11)を含むポリマー材料の内層(12;22;33)及び少なくとも1つの外部保護層(13;23,23’;34)を構成する複層ポリマーシートの形状であることを特徴とし、 全ての前記ポリマー材料が、前記有害物質に対して透過性を有する、 電解キャパシタ(40;50)。」(請求項1) (イ)「1種又は2種以上のゲッター材料の前記粒子が、150μm未満のサイズを有する」(請求項3) (ウ)「前記保護層と、1種又は2種以上のゲッター材料の粒子を含むポリマー材料の内層とが、ポリオレフィン及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)から選択された材料で製造され」(請求項6) (エ)「ポリオレフェンが、低密度ポリエチレンである」(請求項7) (オ)「前記有害物質がCO_(2)を含み、そして前記ゲッター材料が、次の化合物:リチウムヒドロキシド、アルカリ土類金属ヒドロキシド又は式:LiXO_(y)(式中、Xは、ジルコニウム、鉄、ニッケル、チタン及びケイ素から選択され、そしてyは、2?4である)の1種又は2種以上を含む」(請求項19) (カ)「前記有害物質がCOを含み、そして前記ゲッター材料が、次の化合物:酸化コバルト(II,III)、酸化銅(II)及び過マンガン酸カリウムの1種又は2種以上を含む」(請求項20) (キ)「前記ゲッター材料が、CO_(2)を除去するためのゲッター材料と共に用いられている」(請求項21) (ク)「本発明の電解キャパシタを製造するために、有害物質を収着するための手段は、少なくとも1種のポリマー材料の保護層(すなわち、有害種に対して透過性を有するが、電解質に不浸透性であるゲッター粒子を含む中間層の2つの主な表面の少なくとも一面を覆う)を備えている」(第3頁第13?17行、公表特許公報段落【0009段落】) (ケ)「上記ゲッター材料を含む層の可塑性を妨げないように、1種又は2種以上のゲッター材料の粒子の重量%は、95%以下でなければならず、そして好ましい実施態様では、1種又は2種以上のゲッター材料の粒子の重量%は、85%未満であるべきである」(第4頁第30行?第5頁第2行、公表特許公報段落【0015】) (2)刊行物2の記載事項 原査定の理由で引用した本願優先日前に頒布された上記刊行物2には、以下の事項が記載されている。 (ア)「・・・表4.1に他の樹脂と比較しながらLLDPEの特徴をまとめた。LLDPEは、分子構造ではHPLDPEに比べ分子量分布が狭く、長鎖分岐を持たず、熱的性質では融点が高いのが特徴である。また機械的性質では引張り破断応力、引張り破断伸び、引張り弾性率、曲げ弾性率などが高い。このことからLLDPEは透明性があって、粘り強く、腰のある材料であり、これらの性質を生かしたフィルム用途が70%以上を占めている」(第167頁第1行?第168頁第1行) (3)刊行物3の記載事項 原査定の理由で引用した本願優先日前に頒布された上記刊行物3には、以下の事項が記載されている。 (ア)「LLDPEはエチレンとコモノマーであるブテン、4メチルペンテン、ヘキセン、オクテン等との共重合により製造されLDPEに比べ耐ストレスクラック性、耐衝撃性、耐熱性等に優れ、特にコモノマーの選択によってはフィルム用途でその厚みを従来のLDPEに対し30?50%薄くしても強度が保たれることから石油ショック時の省資源ブームに乗って、欠点である成形性の悪さを加工技術の改良で克服しながらLDPEを年々代替しつづけてきた。」(第27頁第10?14行) (4)刊行物4の記載事項 原査定の理由で引用した本願優先日前に頒布された上記刊行物4には、以下の事項が記載されている。 (ア) 「エチレン-αオレフィン共重合体(B)(以下、LLDPE(B))は、軟化開始温度を下げる目的で添加されるものであり、詳しくはMFRが10?30g/10分、好ましくは20?30g/10分程度のものを選択する。MFRが10g/10分未満ではフィルムの延伸可能な温度域を広げる効果が見られず、30g/10分を超えると得られた樹脂組成物を製膜することが困難になる。尚、LLDPE(B)はMFRが10?30g/10分であれば、SSC-LLDPEであっても、MSC-LLDPEであってもよいが、SSC-LLDPEでは上記MFR値を満足することが難しい。」(段落【0009】) (5)刊行物5の記載事項 原査定の理由で引用した本願優先日前に頒布された上記刊行物5には、以下の事項が記載されている。 (ア) 「熱可塑性樹脂、無機質充填剤および変性ポリオレフィンを含有するマスタ樹脂組成物を製造し、熱可塑性樹脂80?98重量%と、無機質充填剤20?2重量%と、前記熱可塑性樹脂および前記無機質充填剤の合計100重量部に対して0.2?5重量部の変性ポリオレフィンとを含むように、前記マスタ樹脂組成物を熱可塑性樹脂で希釈することを特徴とする複合樹脂組成物の製造方法。」(請求項1) (6)刊行物6の記載事項 原査定の理由で引用した本願優先日前に頒布された上記刊行物6には、以下の事項が記載されている。 (ア)「コバルト化合物、ルテニウム化合物、ニッケル化合物からなる周期律表第八族元素を含有する化合物群から選ばれた一または二級上の化合物と二酸化マンガンよりなることを特徴とする一酸化炭素酸化剤」(請求項1) (7)刊行物7の記載事項 原査定の理由で引用した本願優先日前に頒布された上記刊行物7には、以下の事項が記載されている。 (ア)「被処理ガスを、平均粒子径が25nm以下の金粒子が金属酸化物に担持された金ナノ粒子触媒と、二酸化炭素及び水除去剤とで処理することを特徴とする、被処理ガス からの一酸化炭素除去方法。」(請求項1) (イ)「二酸化炭素及び水除去剤が、細孔径 0.4nm以上のゼォライトである請求項1? 3のいずれかに記載の一酸化炭素除去方法。」 (請求項4) 2.引用発明 (1) 引用発明 上記1.(1)で摘記した(ア)?(エ)、(カ)、(キ)及び(ケ)の特に下線部によれば、刊行物1には、 「気密性のハウジングと、電解質溶液中に浸漬された電極と、当該電極に接続された電気接点と、有害物質を収着するための手段とを含む電解キャパシタに用いられる、有害物質を収着するための前記手段としての、当該有害物質を収着するための、1種又は2種以上のゲッター材料の粒子を含むポリマー材料の内層及び少なくとも1つの外部保護層を構成する複層ポリマーシートであって、全ての前記ポリマー材料が、前記有害物質に対して透過性を有し、ゲッター材料の前記粒子が、150μm未満のサイズを有し、ポリマー材料の内層が低密度ポリオレフィンで製造され、前記有害物質がCOを含み、そして前記ゲッター材料が、次の化合物:酸化コバルト(II,III)、酸化銅(II)及び過マンガン酸カリウムの1種又は2種以上を含み、前記ゲッター材料が、CO_(2)を除去するためのゲッター材料と共に用いられ、1種又は2種以上のゲッター材料の粒子の重量%が85%未満である、複層ポリマーシート。」の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されている。 3.対比・判断 (1)引用発明との対比・判断 ア 本願発明と引用発明と対比すると、引用発明の「ポリマーシート」は本願発明の「フィルム」に相当し、「ゲッター材料」は「吸着剤」に、「低密度ポリオレフィン」は「エチレン系重合体」に、「CO_(2)」は「二酸化炭素」にそれぞれ相当するから、両者は「(A-1)エチレン系重合体、(C)二酸化炭素吸着剤を含むフィルム」の点で一致しており、以下の相違点1-6で相違するといえる。 相違点1 本願発明の(A-1)エチレン系重合体は、「(i)DSC融解曲線における最も高い温度側のピークトップ融点(Tm)が110℃以上である、 (ii)DSC融解曲線における融解熱量(ΔH)が90?180J/gである、 (iii)110℃における結晶化分率(Xc110)が10?60%である、および (iv)MFR(190℃、21.18N)が0.1?10g/10分である、」と特定されているのに対して、引用発明にはそのような特定がなされていない点。 相違点2 本願発明は(A)エチレン系樹脂組成物成分の内訳として、「(A-2)酸変性エチレン系樹脂」を、(A-1)エチレン系重合体99?60重量%に対して、1?40重量%の割合で、さらに含むのに対して、引用発明にはそのような記載がない点。 相違点3 本願発明は、(B)一酸化炭素酸化触媒を含むのに対して、引用発明では、一酸化炭素吸着剤を含む点。 相違点4 本願発明は、(A)エチレン系樹脂組成物、(B)一酸化炭素酸化触媒及び(C)二酸化炭素吸着剤の配合量が、(A)エチレン系樹脂組成物100重量部、(B)一酸化炭素酸化触媒1?150重量部及び(C)二酸化炭素吸着剤1?200重量部と特定されているのに対して、引用発明では、一酸化炭素吸着剤と二酸化炭素吸着剤の重量%が85%未満であるとのみ特定されている点。 相違点5 本願発明は、成分(B)及び(C)の粒径であるD99、D50がそれぞれ特定されているのに対して、引用発明では、吸着剤のサイズが150μm未満であるとのみ特定されている点。 相違点6 本願発明は、フィルムを複層にする等の特定がなされていないのに対して、引用発明は、吸着剤の粒子を含むポリマー材料の内層及び少なくとも1つの外部保護層を構成する複層フィルムである点。 イ 事案に鑑みまず相違点1について以下に検討する。 引用発明は、フィルムに用いる樹脂材料として低密度ポリエチレンと特定しているが、樹脂材料のDSC融解曲線におけるピークトップ融点、DSC融解曲線における融解熱量、110℃における結晶化分率、及び、MFRの具体的な値については記載も示唆もされていないし、当該低密度ポリエチレンが直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)であるか、またはLLDPEを含むものであることについても記載も示唆もされていない。 一方、刊行物2には、表4.1として直鎖状低密度ポリエチレンの特徴が記載されており(上記1.(2)の摘示(ア))、MFRが0.03?100g/10min、融点が105?135℃の範囲であることは記載されている。刊行物3には、LLDPEはLDPEに比べ、耐ストレスクラック性、耐衝撃性、耐熱性等にすぐれること(上記1.(3)の摘示(ア))は記載されている。刊行物4にはLLDPEのMFRとして10?30g/10分のものを選択すること(上記1.(4)の摘示(ア))は記載されている。刊行物5には、熱可塑性樹脂、無機質充填剤および変性ポリオレフィンを含有するマスタ樹脂組成物を製造すること(上記1.(5)の摘示(ア))は記載されている。 しかしながら、低密度ポリエチレンといっても様々な物性を有するものが広く知られているものと認められるところ、引用発明の低密度ポリエチレンとして刊行物2ないし4に記載されたLLDPEを適用することの動機は見当たらないし、例え適用することができたとしても、前記の各物性についてのそれぞれの数値範囲をさらに限定して本願発明における範囲とすることについては、例え当業者であっても容易に想到しうることではない。また、刊行物1に記載されたような電界キャパシタに用いられる複層ポリマーシートの低密度ポリエチレンとしては、本願発明で特定するような各物性の数値範囲を有するポリエチレンを使用することが技術常識であったともいえない。そして、本願発明は前記の各物性についてそれぞれの数値範囲を限定することで、耐熱性、耐溶剤性、フィラー受容性、成膜性、フィルム成膜時の引落性を調整するものであることが認められる(本願明細書の詳細な説明、段落【0018】-【0021】、【表1】)。 そうすると、引用発明の低密度ポリエチレンとして、本願発明で特定するDSC融解曲線におけるピークトップ融点、DSC融解曲線における融解熱量、110℃における結晶化分率、及び、MFRの数値範囲を有するものに限定することは、たとえ刊行物2ないし5の記載を参酌したとしても当業者が容易に想到することができるものとはいえない。 ロ 次に相違点3について以下に検討する。 引用発明は、有害物質である一酸化炭素を収着するため、ポリマー材料に、酸化コバルト(II,III)、酸化銅(II)及び過マンガン酸カリウムの1種又は2種以上であるゲッター材料の粒子を含むものであるところ、刊行物1には二酸化炭素も有害物質であり、二酸化炭素を吸着するための吸着剤についての記載があるが、一酸化炭素を直接吸着せず、二酸化炭素に酸化してから吸着するために一酸化炭素酸化触媒を含むことについては記載も示唆もされていない。 一方、刊行物6及び7の記載を参酌したとしても、「酸化コバルト(II,III)、酸化銅(II)及び過マンガン酸カリウム」が一酸化炭素酸化触媒として作用するとはいえない。また、刊行物1が一酸化炭素を直接吸着することに着目していることからして、引用発明において一酸化炭素吸着剤に代えて一酸化炭素酸化触媒を用いる動機付けが存在するともいえない。そして、本願発明は一酸化炭素酸化触媒を用いることで、「一酸化炭素ガスを直接吸収・吸着する物質がいくつか知られているが、それらは、単位量当たり極少量の一酸化炭素しか吸着できなかったりして、一酸化炭素を充分な量で吸収・吸着させるという目的には不向きである。」(本願明細書の詳細な説明の段落【0006】)という問題を解決するものである。 そうすると、引用発明において一酸化炭素吸着剤に代えて一酸化炭素酸化触媒を用いることは、たとえ刊行物6及び7の記載を参酌したとしても当業者が容易に想到することができるものとはいえない ハ まとめ したがって、本願発明と引用発明とは、少なくとも相違点1及び3において異なっており、しかも、それらの相違点については、刊行物2ないし7の記載内容を参酌しても当業者が容易に想到することができたものではないから、その余の相違点について検討するまでもなく、本願発明は、引用発明及び刊行物2ないし7に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。 (2)本願発明2ないし6 本願の請求項2ないし6に係る発明は、本願発明をさらに限定したものであるから、本願発明と同様に、引用発明及び刊行物2ないし7に基いて当業者が容易に発明をすることができたとはいえない。 第5 むすび 以上のとおり、本願の請求項1ないし6に係る発明は、いずれも、引用発明及び刊行物2ないし7に基いて当業者が容易に発明をすることができたものではないから、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。 また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2016-09-29 |
出願番号 | 特願2010-549479(P2010-549479) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
WY
(C08L)
|
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 鈴木 亨 |
特許庁審判長 |
小野寺 務 |
特許庁審判官 |
守安 智 加藤 友也 |
発明の名称 | 一酸化炭素を酸化処理できるフィルムおよびその用途 |
代理人 | 松井 光夫 |