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審決分類 |
審判 査定不服 4項4号特許請求の範囲における明りょうでない記載の釈明 特許、登録しない。 H01R 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H01R |
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管理番号 | 1321072 |
審判番号 | 不服2016-3449 |
総通号数 | 204 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2016-12-22 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2016-03-07 |
確定日 | 2016-11-04 |
事件の表示 | 特願2012-108338「パッキンの取付構造」拒絶査定不服審判事件〔平成25年11月21日出願公開、特開2013-235761〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
1.手続の経緯・補正の目的 本願は、平成24年5月10日の出願であって、平成27年10月28日付けの拒絶理由通知に対して、同年11月30日に意見書及び手続補正書が提出されたが、平成28年1月4日付け(発送日:同年1月12日)で拒絶査定がなされ、これに対し、同年3月7日に拒絶査定不服審判の請求がなされるとともに、同時に手続補正がなされたものであり、その後、同年5月9日に上申書が提出された。 審判請求時の手続補正は、拒絶査定において不明であると付記した、請求項1における「パッキンを前記パッキン収容凹部に収容した状態では、前記パッキンの被係止部の基端側の部位が、前記パッキンが前記フランジ部から前方に移動することを阻止している構成であり」の記載を明確にするためのもの、すなわち、明りょうでない記載の釈明を目的としたものに相当するものと認める。 2.本願発明 本願の請求項1に係る発明は、平成28年3月7日の手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、次のとおりのものである(以下「本願発明」という。)。 「相手部材の当接面に突き当てられる取付部材のフランジ部の前面に形成されたパッキン収容凹部に、弾性材料で構成されたパッキンを収容して、前記パッキンにより前記相手部材と前記フランジ部との間をシールするパッキンの取付構造において、 前記パッキン収容凹部は、環状の本体部と、この本体部から前記フランジ部の前面の面内で前記フランジ部の前面の面内方向に突出している係止部とを備えて構成されており、 前記パッキンは、環状の本体部と、この本体部から突出している被係止部とを備えて構成されており、 前記パッキンを前記パッキン収容凹部に収容した状態では、前記パッキンの本体部が前記パッキン収容凹部の本体部に収容され、前記パッキンの被係止部が前記パッキン収容凹部の係止部に入り込んで前記係止部に係止されるように構成されており、 前記パッキンを前記パッキン収容凹部に収容した状態で、前記パッキンの被係止部の基端側の部位が、前記パッキンが前記フランジ部から前方に移動することを阻止するために、前記パッキン収容凹部の係止部の基端側の部位の幅が、前記パッキン収容凹部の深い箇所では広く、前記パッキン収容凹部の浅い箇所では狭くなっていることで、前記パッキン収容凹部の係止部の断面が、前記パッキン収容凹部の係止部の突出方向に対して直交する平面による断面で、アリ溝状に形成されていることを特徴とするパッキンの取付構造。」 3.刊行物 (1)原査定の拒絶の理由に引用された、本願の出願日前に頒布された特開平9-112699号公報(以下「刊行物1」という。)には、「シール部材の取付け構造」に関し、図面(特に図1?3参照)とともに、次の事項が記載されている。 以下、下線は当審で付与するものである。 ア.「【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、シール部材の取付け構造に関するものである。」 イ.「【0007】 【発明の作用及び効果】請求項1の発明においては、シール部材の取付けの際には、シール部材の延出部を引き伸ばして取付溝の幅狭の開口部を通過させることによりその取付溝内に嵌合させる。取付け状態では、延出部が弾性復元して取付溝の幅狭部分よりも太くなるから延出部が取付溝から外れることがなく、且つ、幅広の抜止部が取付溝を通り抜けることがないため、シール部材の脱抜を確実に防止することができる。」 ウ.「【0009】 【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施形態を図1乃至図6を参照して説明する。本実施形態では、パネル取付型コネクタ(本発明の構成要件であるシール取付部品)10と図示しないパネル(本発明の構成要件である相手側部品)との取付部におけるシール構造に適用した場合について説明する。」 エ.「【0012】次に、シール構造について説明する。フランジ13におけるパネルと対向する突当面15には、フード部12の周縁に沿った環状の経路のシール溝16が形成されており、このシール溝16にはゴム製の環状をなすシール部材20が嵌め込まれて装着されている。このシール部材20は2つのフード部12を包囲するように配され、パネルとフランジ13との隙間においては、シール部材20の内周側から外周側への水・異物の侵入が阻止され、もって、パネル内の電子部品等が保護される。 【0013】フランジ13には、その外周面からシール溝16に達する取付溝17が形成されている。この取付溝17は、そのシール溝16からフランジ13の外周に至る全範囲で突当面15に開口されている。この取付溝17の開口部17Aには、両側縁から内側に向かって突出する一対の張出部18,18が形成され、この両張出部18,18によって突当面15への開口部17Aの幅が狭く構成されている。さらに、取付溝17におけるフランジ13の外周側に開口する側の部分には、シール溝16側の部分よりも幅が広げられてフランジ13の外周面に開口する凹部19が形成されている。 【0014】一方、シール部材20には、上記取付溝17と対応する位置から外側へ突出する延出部21が一体に形成されている。この延出部21の自由状態における幅は取付溝17の幅よりも僅かに小さい寸法となっており、延出部21は取付溝17内に嵌合可能となっている。かかる延出部21は、外側へ引っ張ることによって糸巻き状に幅が狭まるような弾性撓みを生じるようになっている。延出部21がシール溝16からフランジ13の外周までの距離よりも少し長い寸法になるまで引き伸ばされた状態では、延出部21の幅が、上記取付溝17の突当面15への幅狭の開口部17Aの幅よりも僅かに小さい寸法となる。したがって、上記のように引き伸ばした状態の延出部21は幅狭の開口部17Aを通して取付溝17内に挿入することが可能となっている。さらに、延出部21の突出端には、両側へ突出することにより延出部21よりも幅広の抜止部22が形成されている。この抜止部22の幅は、取付溝17の幅よりも相当に大きく、上記凹部19の幅よりは少し小さい寸法となっている。自由状態となった延出部21が取付溝17内に嵌合された状態においては、抜止部22は凹部19のシール溝16側の内壁面と殆ど隙間を空けずに対向し、延出部21がシール溝16側へ移動しようとしたときには抜止部22がその凹部19の内壁面に当接して引っ掛かりを生じるようになる。」 オ.「【0016】シール部材20を取り付けた状態においては、延出部21をシール溝16側へ抜き取ろうとしても、抜止部22が凹部19の内壁面に係止することにより延出部21の抜取りが阻止される。また、延出部21及び抜止部22を突当面15側へ抜き取ろうとしても、開口部17Aを幅狭にしている張出部18に係止されるため、延出部21及び抜止部22の突当面15側への抜取りも阻止される。したがって、シール部材20がフランジ13から外れることが確実に防止されている。」 カ.記載事項エの「フランジ13におけるパネルと対向する突当面15には、フード部12の周縁に沿った環状の経路のシール溝16が形成されており」(【0012】)、「フランジ13には、その外周面からシール溝16に達する取付溝17が形成されている。この取付溝17は、そのシール溝16からフランジ13の外周に至る全範囲で突当面15に開口されている。この取付溝17の開口部17Aには、両側縁から内側に向かって突出する一対の張出部18,18が形成され、この両張出部18,18によって突当面15への開口部17Aの幅が狭く構成されている」(【0013】)及び【図1】、【図2】の図示内容によれば、シール溝16は、環状の経路と、この経路から突当面15に開口する取付溝17が開口部17Aに両側縁から内側に向かって突出する一対の張出部18,18を備えて構成されていると認められる。 上記記載事項、認定事項及び図示内容を総合して、本願発明に則って整理すると、刊行物1には、次の発明(以下「引用発明」という。)が記載されていると認められる。 「パネルとパネル取付型コネクタ10のフランジ13におけるパネルと対向する突当面15に形成された環状の経路のシール溝16に、ゴム製の環状をなすシール部材20が嵌め込まれて、パネルとフランジ13との隙間において、シール部材20の内周側から外周側への水・異物の侵入を阻止するシール部材20の取付け構造において、 前記シール溝16は、環状の経路と、この経路から突当面15に開口する取付溝17が開口部17Aに両側縁から内側に向かって突出する一対の張出部18,18を備えて構成されており、 シール部材20は、取付溝17と対応する位置から外側へ突出する延出部21が一体に形成され、 延出部21の自由状態における幅は取付溝17の幅よりも僅かに小さい寸法となっており、延出部21は取付溝17内に嵌合可能であり、シール部材20の取付け状態では、延出部21を突当面15側へ抜き取ろうとしても、開口部17Aを幅狭にしている張出部18に係止されるため、延出部21の突当面15側への抜取りが阻止されるシール部材20の取付け構造。」 (2)同じく原査定の拒絶の理由に引用された、本願の出願日前に国内で頒布された特許第2974122号公報(以下「刊行物2」という。)には、「防水コネクタハウジング」に関し、次の事項が、図面(特に【図1】?【図5】参照)とともに記載されている。 キ.「【0011】 【実施例】図1は請求項1に係る本発明の防水コネクタハウジングの例であって、弾性シールリングが未形成状態のものの斜視断面図である。図2は弾性シールリングが成形された後の斜視断面図である。これら両図において、1はハウジング本体部、3はこれに段差21 を介して膨出して形成された相手方ハウジングとの嵌合に供するフード部である。該フード部3内に当該相手方ハウジングとの間で水密性を保持する弾性シールリング4が設けられている。この弾性シールリングの抜け防止片4aはフード部3の係止孔3aに係合されていて、該弾性シールリング4の脱落が防止されている。 【0012】フード部3には、フード内面の弾性シールリング4との接触面に蟻みぞ状の嵌合凸部3bが突出して設けてある。この嵌合凸部3bが嵌合凹部4bに食い込む状態でシールリング4が形成されている。なお、図中1aはハウジング本体1の内部に設けられた端子収納室である。」 ク.「【0017】以上、嵌合凸部がいわゆる雄蟻みぞである例について述べたが、本発明において、嵌合凸部は例えば図5(弾性シールリングが未成形の状態での斜視断面図)に示されるように、フード内面に段部22 を設けて、蟻みぞ全体を突設したもの(いわゆる雌蟻みぞ)であっても良い。これも上述と同様の方法で、めくれ防止された弾性シールリングを形成することができる。」 ケ.上記クの記載によれば、【図5】には、フード3の内側方向に幅が狭くなった蟻みぞが記載されていると認められる。 上記記載事項からみて、刊行物2には、次の技術事項が記載されていると認められる。 「弾性シールリングのめくれ防止のため、フード内面に段部を設け、該段部に、フードの内側方向に幅が狭くなった蟻みぞを形成すること。」 4.対比 引用発明の「パネル」及び「パネル取付型コネクタ10」は、その機能、構造等からみて、本願発明の「相手部材」及び「取付部材」に相当し、以下同様に、「フランジ13」は「フランジ部」に、「突当面15」は「前面」に、「シール溝16」は「パッキン収容凹部」に、「シール部材20」は「パッキン」に、「シール部材20の取付け構造」は「パッキンの取付構造」に、それぞれ相当し、「パネルとフランジ13との隙間において、シール部材20の内周側から外周側への水・異物の侵入を阻止する」ことは「前記パッキンにより前記相手部材と前記フランジ部との間をシールする」ことに相当するから、引用発明の「パネルとパネル取付型コネクタ10のフランジ13におけるパネルと対向する突当面15に形成された環状の経路のシール溝16に、ゴム製の環状をなすシール部材20が嵌め込まれて、パネルとフランジ13との隙間において、シール部材20の内周側から外周側への水・異物の侵入を阻止するシール部材20の取付け構造」は本願発明の「相手部材の当接面に突き当てられる取付部材のフランジ部の前面に形成されたパッキン収容凹部に、弾性材料で構成されたパッキンを収容して、前記パッキンにより前記相手部材と前記フランジ部との間をシールするパッキンの取付構造」に相当する。 また、引用発明の「環状の経路」は本願発明の「環状の本体部」に相当し、引用発明において、「開口部17A」及び「張出部18」を備える「取付溝17」は本願発明の「係止部」に相当するから、引用発明の「この経路から突当面15に開口する取付溝17が開口部17Aに両側縁から内側に向かって突出する一対の張出部18,18」は本願発明の「この本体部から前記フランジ部の前面の面内で前記フランジ部の前面の面内方向に突出している係止部」に相当する。 さらに、引用発明のシール部材20の「取付溝17と対応する位置」は環状であり、「延出部21」は「張出部18に係止される」ものであるから、引用発明の「延出部21」は本願発明の「被係止部」に相当し、引用発明の「シール部材20は、取付溝17と対応する位置から外側へ突出する延出部21が一体に形成され」ることは本願発明の「前記パッキンは、環状の本体部と、この本体部から突出している被係止部とを備えて構成され」ることに相当する。 そして、引用発明は「シール部材20の取付け状態では、延出部21を突当面15側へ抜き取ろうとしても、開口部17Aを幅狭にしている張出部18に係止されるため、延出部21の突当面15側への抜取りが阻止される」ものであり、張出部18,18は延出部21の基端側の部位を含めて突当面15側への抜取りを阻止するものであるから、引用発明の「延出部21の自由状態における幅は取付溝17の幅よりも僅かに小さい寸法となっており、延出部21は取付溝17内に嵌合可能であり、シール部材20の取付け状態では、延出部21を突当面15側へ抜き取ろうとしても、開口部17Aを幅狭にしている張出部18に係止されるため、延出部21の突当面15側への抜取りが阻止される」ことは本願発明の「前記パッキンを前記パッキン収容凹部に収容した状態では、前記パッキンの本体部が前記パッキン収容凹部の本体部に収容され、前記パッキンの被係止部が前記パッキン収容凹部の係止部に入り込んで前記係止部に係止されるように構成され」ることに相当する。 また、「取付溝17が開口部17Aに両側縁から内側に向かって突出する一対の張出部18,18を備え」る形状は、取付溝17についてみると、延出部21を収容する深い箇所では延出部21の幅より広く、開口部17Aは狭くなっているから、引用発明は本願発明の「前記パッキンを前記パッキン収容凹部に収容した状態で、前記パッキンの被係止部の基端側の部位が、前記パッキンが前記フランジ部から前方に移動することを阻止するために、前記パッキン収容凹部の係止部の基端側の部位の幅が、前記パッキン収容凹部の深い箇所では広く、前記パッキン収容凹部の浅い箇所では狭くなっている」との構成を備えている。 以上の点からみて、本願発明と引用発明とは、 「相手部材の当接面に突き当てられる取付部材のフランジ部の前面に形成されたパッキン収容凹部に、弾性材料で構成されたパッキンを収容して、前記パッキンにより前記相手部材と前記フランジ部との間をシールするパッキンの取付構造において、 前記パッキン収容凹部は、環状の本体部と、この本体部から前記フランジ部の前面の面内で前記フランジ部の前面の面内方向に突出している係止部とを備えて構成されており、 前記パッキンは、環状の本体部と、この本体部から突出している被係止部とを備えて構成されており、 前記パッキンを前記パッキン収容凹部に収容した状態では、前記パッキンの本体部が前記パッキン収容凹部の本体部に収容され、前記パッキンの被係止部が前記パッキン収容凹部の係止部に入り込んで前記係止部に係止されるように構成されており、 前記パッキンを前記パッキン収容凹部に収容した状態で、前記パッキンの被係止部の基端側の部位が、前記パッキンが前記フランジ部から前方に移動することを阻止するために、前記パッキン収容凹部の係止部の基端側の部位の幅が、前記パッキン収容凹部の深い箇所では広く、前記パッキン収容凹部の浅い箇所では狭くなっているパッキンの取付構造。」 である点で一致し、次の点で相違する。 [相違点] 本願発明では、「前記パッキン収容凹部の係止部の基端側の部位の幅が、前記パッキン収容凹部の深い箇所では広く、前記パッキン収容凹部の浅い箇所では狭くなっていることで、前記パッキン収容凹部の係止部の断面が、前記パッキン収容凹部の係止部の突出方向に対して直交する平面による断面で、アリ溝状に形成されている」のに対して、引用発明では、「取付溝17が開口部17Aに両側縁から内側に向かって突出する一対の張出部18,18を備え」るものの、取付溝17に対して直交する平面による断面で、アリ溝状に形成されていない点。 5.判断 本願発明において、収容凹部の係止部の基端側の部位の断面をアリ溝状にするのは、「前記パッキンが前記フランジ部から前方に移動することを阻止するため」である。 他方、引用発明において、取付溝17が一対の張出部18,18を備えるのは、延出部21が突当面15側への抜取り阻止のためであるから、本願発明の収容凹部の係止部の基端側の部位と引用発明の開口部17A及び張出部18を備える取付溝17とは、同じ作用効果を奏するものである。 ところで、刊行物2には、フード3の内面に段部22を設け、該段部に蟻みぞを形成し、蟻みぞにより弾性シールリングのめくれを防止することが記載されている。すなわち、溝の形状を蟻みぞとし、幅の狭い部位により、前方(幅の広い側から狭い側)への移動を阻止することは、刊行物2に記載されるようにコネクタのシールリングの移動の阻止のための形状として、公知の技術事項である。そして、引用発明の取付溝17も、刊行物2記載の技術事項と同様の作用効果(前方(幅の広い側から狭い側)への抜け止め阻止)のためのものであるから、引用発明の開口部17A及び張出部18を備える取付溝17の断面を、蟻みぞとして上記相違点に係る構成とすることは、刊行物2記載の技術事項から当業者が容易に想到し得たことである。 そして、本願発明による効果も、引用発明及び刊行物2記載の技術事項から当業者が予測し得た程度のものである。 以上のとおりであるから、本願発明は、引用発明及び刊行物2記載の技術事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものである。 なお、請求人は、平成28年5月9日付けの上申書において、補正案を提示するが、該補正案における補正事項である「前記取付部材とは別体である前記パッキンを前記パッキン収容凹部に収容し終えた状態」は、引用発明が備えているから、補正案を採用しても上記判断に影響はない。 6.むすび したがって、本願発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから、本願は、拒絶されるべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2016-09-01 |
結審通知日 | 2016-09-06 |
審決日 | 2016-09-20 |
出願番号 | 特願2012-108338(P2012-108338) |
審決分類 |
P
1
8・
574-
Z
(H01R)
P 1 8・ 121- Z (H01R) |
最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 前田 仁 |
特許庁審判長 |
冨岡 和人 |
特許庁審判官 |
森川 元嗣 中川 隆司 |
発明の名称 | パッキンの取付構造 |
代理人 | 三好 秀和 |