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審決分類 |
審判 訂正 (特120条の4,3項)(平成8年1月1日以降) 訂正する H04W 審判 訂正 ただし書き2号誤記又は誤訳の訂正 訂正する H04W 審判 訂正 4項(134条6項)独立特許用件 訂正する H04W 審判 訂正 特許請求の範囲の実質的変更 訂正する H04W 審判 訂正 3項(134条5項)特許請求の範囲の実質的拡張 訂正する H04W |
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管理番号 | 1322561 |
審判番号 | 訂正2016-390107 |
総通号数 | 206 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2017-02-24 |
種別 | 訂正の審決 |
審判請求日 | 2016-08-18 |
確定日 | 2016-10-21 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第4981914号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 特許第4981914号の明細書及び特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正明細書及び特許請求の範囲のとおり訂正することを認める。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本件特許第4981914号は、2007年10月2日(パリ条約による優先権主張2006年10月3日、米国)を国際出願日とする出願であって、平成21年4月13日に翻訳文が提出され、平成24年4月27日に特許権の設定登録がなされ、その後、平成28年8月18日に訂正審判の請求がされたものである。(以下、「国際出願日における本件国際出願の明細書、請求の範囲又は図面」を「基準明細書」という。) 第2 請求の趣旨 本件審判の請求の趣旨は、特許第4981914号に係る明細書及び特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正明細書及び特許請求の範囲のとおり訂正することを認める、との審決を求めるものである。 第3 訂正事項 1.訂正事項1 特許請求の範囲の請求項24に「ランダムアクセスために」と記載されているのを、「ランダムアクセスのために」と訂正する(請求項24の記載を引用する請求項25、請求項26、請求項27及び請求項28も同様に訂正する。)。(下線は当審で付加した。以下同様。) 2.訂正事項2 特許請求の範囲の請求項29及び請求項32にそれぞれ「ランダムアクセスための」と記載されているのを、「ランダムアクセスのための」と訂正する(請求項29の記載を引用する請求項30及び請求項31も同様に訂正する。)。 3.訂正事項3 明細書の段落[0055]、段落[0056]及び段落[0059]にそれぞれ「ランダムアクセスための」と記載されているのを、「ランダムアクセスのための」と訂正する。 第4 当審の判断 1.訂正事項1 (1)訂正の目的について 本件訂正前の請求項24の「ランダムアクセスために」との記載に対応する基準明細書の請求の範囲24の対応する箇所(本件国際出願についての国際公開第2008/042889号の第23頁第6行に対応。)には、「for random access」と記載されており、当該英文中の「for」は、通常、「・・・のために(の)」と翻訳されることから、当該英文は「ランダムアクセスのために」の意味であると解される。一方、本件訂正前の記載では助詞の「の」が抜け、日本語による翻訳文として不自然な記載になっていることを併せ考えると、本件訂正前の請求項24の「ランダムアクセスために」との記載は、「ランダムアクセスのために」の誤訳であると認められる。 したがって、本件訂正前の請求項24の「ランダムアクセスために」との記載を、「ランダムアクセスのために」とする訂正は、特許法第126条第1項ただし書第2号に規定する誤訳の訂正を目的とするものといえる。 また、本件訂正後の請求項24を引用する本件訂正後の請求項25、請求項26、請求項27及び請求項28に係る訂正も、本件訂正後の請求項24に係る訂正と同様に特許法第126条第1項ただし書第2号に規定する誤訳の訂正を目的とするものといえる。 (2)新規事項の追加について 訂正事項1は、上記のとおり、基準明細書に記載した事項においてしたものである。 したがって、訂正事項1は、特許法第126条第5項の規定に適合するといえる。 (3)特許請求の範囲の実質的な拡張または変更について 訂正事項1は、上記のとおり、誤訳を訂正するものであり、訂正前の特許請求の範囲の内容を実質的に変更するものではないから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものには該当しない。 したがって、訂正事項1は、特許法第126条第6項の規定に適合するといえる。 (4)訂正後の発明の独立特許要件について 上記(3)で検討したとおり、訂正事項1は、特許請求の範囲に記載される技術事項をなんら変更するものではなく、訂正後の発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものではないとする理由は見いだせないから、訂正事項1は、特許法第126条第7項の規定に適合するといえる。 2.訂正事項2 (1)訂正の目的について 本件訂正前の請求項29及び請求項32の「ランダムアクセスための」との記載に対応する、基準明細書の請求の範囲29及び32の対応する箇所(本件国際出願についての国際公開第2008/042889号の第24頁第8行及び第25頁第3行に対応。)には、「for random access」と記載されており、当該英文中の「for」は、通常、「・・・のために(の)」と翻訳されることから、当該英文は「ランダムアクセスのための」の意味であると解される。一方、本件訂正前の記載では助詞の「の」が抜け、日本語による翻訳文として不自然な記載になっていることを併せ考えると、本件訂正前の請求項29及び請求項32の「ランダムアクセスための」との記載は、「ランダムアクセスのための」の誤訳であると認められる。 したがって、本件訂正前の請求項29及び請求項32の「ランダムアクセスための」との記載を、「ランダムアクセスのための」とする訂正は、特許法第126条第1項ただし書第2号に規定する誤訳の訂正を目的とするものといえる。 また、本件訂正後の請求項29を引用する本件訂正後の請求項30及び請求項31に係る訂正も、本件訂正後の請求項29に係る訂正と同様に特許法第126条第1項ただし書第2号に規定する誤訳の訂正を目的とするものといえる。 (2)新規事項の追加について 訂正事項2は、上記のとおり、基準明細書に記載した事項においてしたものである。 したがって、訂正事項2は、特許法第126条第5項の規定に適合するといえる。 (3)特許請求の範囲の実質的な拡張または変更について 訂正事項2は、上記のとおり、誤訳を訂正するものであり、訂正前の特許請求の範囲の内容を実質的に変更するものではないから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものには該当しない。 したがって、訂正事項2は、特許法第126条第6項の規定に適合するといえる。 (4)訂正後の発明の独立特許要件について 上記(3)で検討したとおり、訂正事項2は、特許請求の範囲に記載される技術事項をなんら変更するものではなく、訂正後の発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものではないとする理由は見いだせないから、訂正事項2は、特許法第126条第7項の規定に適合するといえる。 3.訂正事項3 a 訂正の目的について 本件訂正前の明細書の段落[0055]、段落[0056]及び段落[0059]の「ランダムアクセスための」との記載に対応する、基準明細書の段落[0062]、段落[0063]、及び段落[0066]のそれぞれ対応する箇所(本件国際出願についての国際公開第2008/042889号の第13頁第32行、第14頁第8行及び第15頁第2?3行に対応。)には、「for random access」と記載されており、当該英文中の「for」は、通常、「・・・のために(の)」と翻訳されることから、当該英文は「ランダムアクセスのための」の意味であると解される。一方、本件訂正前の記載では助詞の「の」が抜け、日本語による翻訳文として不自然な記載になっていることを併せ考えると、本件訂正前の明細書の段落[0055]、段落[0056]及び段落[0059]の「ランダムアクセスための」との記載は、「ランダムアクセスのための」の誤訳であると認められる。 したがって、本件訂正前の明細書の段落[0055]、段落[0056]及び段落[0059]の「ランダムアクセスための」との記載を、「ランダムアクセスのための」とする訂正は、特許法第126条第1項ただし書第2号に規定する誤訳の訂正を目的とするものといえる。 (2)新規事項の追加について 訂正事項3は、上記のとおり、基準明細書に記載した事項においてしたものである。 したがって、訂正事項3は、特許法第126条第5項の規定に適合するといえる。 (3)特許請求の範囲の実質的な拡張または変更について 訂正事項3は、上記のとおり、明細書の誤訳を訂正するものであり、訂正前の特許請求の範囲の内容を実質的に変更するものではないから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものには該当しない。 したがって、訂正事項3は、特許法第126条第6項の規定に適合するといえる。 (4)訂正後の発明の独立特許要件について 上記(3)で検討したとおり、訂正事項3は、特許請求の範囲に記載される技術事項をなんら変更するものではなく、訂正後の発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものではないとする理由は見いだせないから、訂正事項3は、特許法第126条第7項の規定に適合するといえる。 (なお、審判請求書の第7頁第17?26行の 「・・・国際出願日における国際出願の明細書の段落[0055]、段落[0056]及び段落[0059]のそれぞれの“for random access” を文脈に沿って適正な日本語に翻訳した翻訳文の意味とは異なっている。 したがって、当該訂正事項3は、日本語による翻訳文として不自然な記載に対して、翻訳により助詞を補うことにより、国際出願日における国際出願の明細書の段落[0055]、段落[0056]及び段落[0059]のそれぞれにおける意と異なるものとなった記載(誤訳)を、国際出願日における明細書の段落[0055]、段落[0056]及び段落[0059]のそれぞれの意を表す記載に訂正するものであるから、・・・」 という記載は、 「・・・国際出願日における国際出願の明細書の段落[0062]、段落[0063]及び段落[0066]のそれぞれの“for random access” を文脈に沿って適正な日本語に翻訳した翻訳文の意味とは異なっている。 したがって、当該訂正事項3は、日本語による翻訳文として不自然な記載に対して、翻訳により助詞を補うことにより、国際出願日における国際出願の明細書の段落[0062]、段落[0063]及び段落[0066]のそれぞれにおける意と異なるものとなった記載(誤訳)を、国際出願日における明細書の段落[0062]、段落[0063]及び段落[0066]のそれぞれの意を表す記載に訂正するものであるから、・・・」 の誤記と認められるので、そのように解した。) 第5 むすび 以上のとおりであるから、本件訂正審判の請求は、特許法第126条第1項ただし書き第2号に掲げる事項を目的とし、かつ、同条第5項乃至第7項の規定に適合する。 よって、結論のとおり審決する。 |
発明の名称 |
(54)【発明の名称】 無線通信システムにおける一時的UEIDの再同期化 【発明の詳細な説明】 【優先権の主張】 【0001】 本願は、ここでの譲受人に譲渡され、参照によりここに組み込まれる、2006年10月3日に出願され、「E-UTRANにおけるC-RNTI再同期化(C-RNTI RE-SYNCHRONIZATION IN E-UTRAN)」と題された仮米国出願シリアル番号60/827,982の優先権を主張する。 【背景】 【0002】 [I.分野] 本開示は、一般に通信に関連し、より具体的には、無線通信システム(wireless communication system)における一時的ユーザ機器識別子(temporary user equipment identifiers)(UE IDs)を再同期させる(re-synchronizing)ための技術に関する。 【0003】 [II.背景] 無線通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどのような様々な通信内容(communication content)を提供するために幅広く展開されている。これらの無線システムは、利用可能なシステムリソース(system resources)を共有することにより多数のユーザをサポートすることができる多元接続システム(multiple-access systems)であってもよい。そのような多元接続システムの例は、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access)(符号分割多元接続)システム、時分割多元接続(Time Division Multiple Access)(TDMA)システム、周波数分割多元接続(Frequency Division Multiple Access)(FDMA)システム、直交FDMA(Orthogonal FDMA)(OFDMA)システム、および、単一キャリアFDMA(Single-Carrier FDMA)(SC-FDMA)システムを含む。 【0004】 無線通信システムは、任意の数のユーザ機器(user equipments)(UEs)のための通信をサポートすることができる任意の数の基地局を含むことができる。各基地局は、特定の地理的エリアの通信範囲(communication coverage)を提供することができる。各基地局の全体的なサービスエリア(overall coverage area)は、複数の(例えば3つの)より小さなエリアへ区分される(partitioned)ことができる。用語「セル(cell)」は、このサービスエリアにサービス提供する(serving)基地局および/または基地局サブシステムの最も小さなサービスエリアを指すことができる。 【0005】 UEは、与えられたいつなんどきでも(at any given moment)、1つ以上のセルと通信することができる。UEは、UEが通信している各セルによって、一時的UE ID(temporary UE ID)を割り当てられる(assigned)ことができる。一時的UE IDは、そのIDを割り当てたセルのみに有効であることができ、また、そのセルとのコミュニケーションのためのUEを一意に識別する(uniquely identify)ために使用されることができる。与えられたいつなんどきでも、UEが通信している各セルによって、UEが唯一1つの(only one)有効な一時的UE IDを割り当てられる、ということを確実にすることが望ましい。 【発明の概要】 【0006】 無線通信システムにおいて、一時的UE IDs(temporary UE IDs)を再同期させるための技術が、ここに説明される。一時的UE IDはまた、セル無線ネットワーク一時的識別子(Cell Radio Network Temporary Identifier(C-RNTI))(C-RNTI)、メディアアクセス制御(Medium Access Control)(MAC)IDなどと呼ばれてもよい。用語C-RNTIは、下記の説明の多くの中で使用される。 【0007】 1つの設計においては、UEは、ランダムアクセスのために、例えば、最初のシステムアクセス(initial system access)、ハンドオーバ(handover)、アクティブ状態(active state)への遷移(transition)、タイミング同期化アップデート(timing synchronization update)などのために、ランダムアクセスプリアンブル(random access preamble)を送ることができる。基地局は、ランダムアクセスプリアンブルを受け取り、UEに一時的C-RNTIを割り当て、そして、一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンス(random access response)を送ることができる。UEは、ランダムアクセスレスポンスを受け取り、そして、もし有効なC-RNTIがUEでまだ(alreasy)利用可能でない場合は、それ自身のC-RNTI(C-RNTI for itself)として一時的C-RNTIを使用することができる。UEは、もし利用可能であれば、一時的C-RNTIを廃棄し(discard)、有効なC-RNTIを使用することができる(The UE may discard the Temporary C-RNTI and use the valid C-RNTI if available.)。UEは、ランダムアクセスレスポンスを受け取った後に、送信を送る(send a transmission)ことができ、また、送信は、利用可能であれば有効なC-RNTIを含むことができる。基地局は、(i)もしUEから受け取られる場合は、一時的C-RNTIをリリースし(release)、有効C-RNTIを使用する(release the Temporary C-RNTI and use the valid C-RNTI if received from the UE)、または、(ii)もし有効なC-RNTIがUEから受け取られない場合は、UEのC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用する。 【0008】 UEは、様々なシナリオについてランダムアクセスを行なうことができる。ハンドオーバの場合、基地局は、ハンドオーバのためのターゲット基地局(target base station)であることができ、UEのためのソース基地局からハンドオーバリクエストを受け取ることができる。ターゲット基地局は、UEに有効なC-RNTIを割り当て、そして次に、UEへ転送するためにソース基地局に有効なC-RNTIを送ることができる。UEは、その後、ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバのために、ランダムアクセスプリアンブルを送ることができる。 【0009】 UEは、最初のシステムアクセスのために、あるいは、有効なC-RNTIが利用可能でないときに、アイドル状態(idle state)からアクティブ状態(active state)への遷移のために、ランダムアクセスプリアンブルを送ることができる。その後、UEは、それ自身のC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用することができる。UEはまた、有効なC-RNTIがすでに利用可能であるときは、タイミング同期化アップデートのためにランダムアクセスプリアンブルを送ることができる。その後、UEは、一時的C-RNTIを廃棄し、有効なC-RNTIを使用し続けることができる。 【0010】 本開示の種々な態様および特徴は、下記に、さらに詳細に説明される。 【図面の簡単な説明】 【0011】 【図1】図1は、無線多元接続通信システム(wireless multiple-access communication system)を示す。 【図2】図2は、UEおよび他のネットワークエンティティのためのプロトコルスタックを示す。 【図3】図3は、UEについての状態ブロック図を示す。 【図4】図4は、ランダムアクセスプロシージャためのメッセージフローを示す。 【図5】図5から7は、UEのハンドオーバについての3つのメッセージフローを示す。 【図6】図5から7は、UEのハンドオーバについての3つのメッセージフローを示す。 【図7】図5から7は、UEのハンドオーバについての3つのメッセージフローを示す。 【図8】図8は、UEによってランダムアクセスを行なうプロセスを示す。 【図9】図9はランダムアクセスを行なうために装置を示す。 【図10】図10は、基地局によってランダムアクセスをサポートするためのプロセスを示す。 【図11】図11は、ランダムアクセスのサポートするための装置を示す。 【図12】図12は、UEおよび2つの基地局のブロック図を示す。 【詳細な説明】 【0012】 ここに説明される技術は、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMA、および他のシステム、のような様々な無線通信システムに使用されることができる。「システム」、「ネットワーク」という用語は、しばしば区別無く使用される。CDMAシステムは、無線技術(radio technology)、例えば、ユニバーサル地上無線アクセス(Universal Terrestrial Radio Access)(UTRA)、cdma2000など、をインプリメントする(implement)ことができる。UTRAは、広帯域CDMA(W-CDMA)および低いチップレート(Low Chip Rate)(LCR)を含んでいる。cdma2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856の標準規格(standards)を対象として含んでいる。TDMAシステムは、グローバル移動体通信システム(Global System for Mobile Communications)(GSM)のような無線技術をインプリメントすることができる。OFDMAシステムは、発展型UTRA(Evolved UTRA)(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(Ultra Mobile Broadband)(UMB)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash OFDM(R)などのような無線技術を、インプリメントすることができる。UTRA、E-UTRA、およびGSMは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(Universal Mobile Telecommunication System)(UMTS)の一部である。3GPP ロングタームエボリューション(Long Term Evolution)(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSの来るべきリリースであり、それは、ダウンリンク上でOFDMAを、そしてアップリンク上でSC-FDMAを使用する。UTRA、E-UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project)」(3GPP)と名づけられた機構からのドキュメントの中で説明されている。cdma2000とUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と名づけられた機構からのドキュメントの中で説明されている。これらの様々な無線技術および標準規格は、当技術分野で知られている。明確にするために、該技術のある面(aspects)がLTEについて下記に説明されており、また、LTEの専門用語は、下記の説明の多くの中で使用されている。 【0013】 図1は、複数の発展型ノードB(multiple evolved Node Bs)(eNBs)110を備えた無線多元接続通信システム100を示す。eNBは、UEと通信するために使用される固定局(fixed station)であることができ、また、ノードB、基地局、アクセスポイントなどと呼ばれることもできる。各NB110は、特定の地理的なエリアのための通信範囲を提供する。3GPPにおいては、用語「セル(cell)」は、このサービスエリアにサービス提供するeNBおよび/またはeNBサブシステムの最も小さなサービスエリアを指すことができる。他のシステムにおいては、用語「セクター(sector)」は、このサービスエリアにサービス提供する最も小さなサービスエリアおよび/または該サブシステムを指すことができる。明確にするために、セルの3GPP概念が下記説明の中で使用される。 【0014】 UE120は、システムの全体をとおして分散されることができる。UEは、静止型あるいは移動型であってもよく、また、移動局、ターミナル、アクセスターミナル、加入者ユニット、ステーションなどと呼ばれることもある。UEは、携帯電話(cellular phone)、携帯情報端末(personal digital assistant)(PDA)、無線モデム、無線通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、ラップトップコンピューター、コードレスホンなどであってもよい。UEは、ダウンリンク(downlink)上およびアップリンク(uplink)上の伝送(transmissions)を解して1以上のeNBsと通信することができる。ダウンリンク(フォワードリンク(forward link))は、eNBsからUEへの通信リンクを指し、また、アップリンク(リバースリンク(reverse link))は、UEからeNBsへの通信リンクを指す。図1では、二重の矢を備えた実線は、UEとeNBの間の通信を示す。単一の矢を備えた破線は、ランダムアクセスを行なうUEを示す。 【0015】 モビリティ管理エンティティ/システムアーキテクチャエボリューション(Mobility Management Entity/System Architecture Evolution)(MME/SAE)ゲートウェイ130は、eNBs110に結合し、UE120の通信をサポートすることができる。例えば、MME/SAEゲートウェイ130は、eNBsへのページングメッセージ(paging messages)の分配、セキュリティコントロール、アイドル状態モビリティコントロール(idle state mobility control)、SAEベアラコントロール(SAE bearer control)、上位層シグナリング(higher-layer signaling)の暗号化(ciphering)およびインテグリティ保護(integrity protection)、ページング理由(paging reasons)ためのユーザプレーンパケット(user plane packets)の終了、および、UEモビリティ(UE mobility)のサポートのためのユーザプレーンのスイッチング(switching)、のような様々な機能(functions)を行なうことができる。システム100は、他の機能をサポートする他のネットワークエンティティ(network entities)を含むことができる。LTEにおけるネットワークエンティティは、公的に入手可能な、2007年3月の「発展型ユニバーサル地上無線アクセス(E-UTRA)および発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)(Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E-UTRA)and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network(E-UTRAN));全体的な説明(Overall description)」と題された3GPP TS 36.300、の中で説明されている。 【0016】 UEは、コントロールプレーン(control plane)およびユーザプレーン(user plane)を介して、システム100におけるネットワークエンティティと通信することができる。コントロールプレーンは、上位層のシグナリングを運ぶためのメカニズムである。ユーザプレーンは、上位層アプリケーションのデータを運ぶためのメカニズムである。 【0017】 図2は、LTEにおけるコントロールプレーンについての、UE、eNB、およびMME/SAEゲートウェイでのプロトコルスタック(protocol stacks)を示す。UEのプロトコルスタックは、非アクセス層(Non-Access Stratum)(NAS)、無線リソース管理(Radio Resource Control)(RRC)、無線リンクコントロール(Radio Link Control)(RLC)、メディアアクセス制御(Medium Access Control)(MAC)、および物理層(physical layer)(PHY)を含んでいる。NASは、SAEベアラ管理、認証(authentication)、アイドルUEs(idle UEs)のためのページング発信およびモビリティハンドリング(mobility handling)、およびセキュリティコントロール、のような機能を行うことができる。RRCは、ブロードキャスト、ページング、RRCコネクション管理、無線ベアラコントロール、モビリティ機能、および、UE測定リポーティングおよびコントロール、のような機能を行なうことができる。RLCは、セグメンテーション(segmentation)および再アセンブリ(re-assembly)、データの再整理(reordering of data)、およびARQ、のような機能を行なうことができる。MACは、論理およびトランスポートチャネル間のマッピング(mapping)、データの多重化(multiplexing)および逆多重化(demultiplexing)、およびHARQ、のような機能を行なうことができる。PHYは、無線上で(over the air)データを交換する機能を行なうことができる。RRCは、層3(L3)の一部であり、RLCとMACは層2(L2)の一部であり、また、PHYは層1(L1)の一部である。NASは、MME/SAEゲートウェイで終了する(terminated)。RRC、RLC、MACおよびPHYは、eNBで終了する。 【0018】 図3は、LTEにおけるUEについての状態ブロック図300を示す。UEは、いくつかのNAS状態(NAS states)、例えば、LTE分離(LTE Detached)状態、LTEアイドル(LTE Idle)状態、およびLTEアクティブ(LTE Active)状態、のうちの1つにおいて動作することができる。パワーアップ(power up)されると、UEはLTE分離状態に入り、RRC_NULL状態で動作することができる。LTE分離状態においては、UEは、システムにアクセスしておらず、システムによって知られていない。UEは、最初のシステムアクセスを行ない、システムに登録することができる。UEは、最初のシステムアクセスおよび登録プロシージャ(registration procedure)をとおしてアクティブなコネクション(active connection)を持つことができる。その後、UEは、(i)もしUEが、ダウンリンクあるいはアップリンク上で交換するデータを有するのであれば、LTEアクティブ状態へ、または、(ii)そうでなければ、LTEアイドル状態上へ、遷移することができる。 【0019】 LTEアイドル状態においては、UEは、アイドル状態であり(be idle)、RRC_IDLE状態で動作することができる。LTEアイドル状態においては、UEおよびシステムは、UEがLTEアクティブ状態に速く遷移することを可能にするためにコンテキスト情報(context information)を有することができる。LTEアイドル状態中、送るか受け取るデータがあるとき、UEは、ランダムアクセス、およびLTEアクティブ状態への遷移を行なうことができる。LTEアクティブ状態においては、UEは、ダウンリンクおよび/またはアップリンク上でシステムとアクティブに(actively)通信し、RRC_CONNECTED状態で動作することができる。LTEアクティブ状態から、UEは、インアクティビティ(inactivity)のためLTEアイドル状態に遷移して戻ることができる。UEはまた、他の方法で様々な状態の間を遷移することができる。 【0020】 UEは、UEが通信しているセルによってC-RNTIを割り当てられることができる。C-RNTIは、セルに対してUEを一意に識別する(uniquely identify)ために使用される一時的UE ID(temporary UE ID)であり、そのセルに対してのみ有効である。UEが、そのセルにランダムアクセスを行なうか、他の方法でセルへ知られるようになるときに、セルはC-RNTIを割り当てることができる。図3の中で示されるように、LTE分離状態あるいはLTEアイドル状態にある間、UEは、割り当てられたC-RNTIを持つことをできないかもしれない、そして、LTEアクティブ状態にある間は、割り当てられたC-RNTIを持つことができる。C-RNTIは、UEのためのRRCコンテキスト(RRC context)の一部であってもよく、そして、LTEアクティブ状態においてのみ利用可能であってもよい。 【0021】 図3の中で示されるように、UEは、次のような様々なシナリオのランダムアクセスプロシージァを行なうことができる: ・LTE分離状態からの最初のシステムアクセス、 ・LTEアイドル状態中のランダムアクセス、 ・LTEアクティブ状態中のタイミング同期化アップデート、そして ・LTEアクティブ状態中のハンドオーバのためのランダムアクセス。 【0022】 「ランダムアクセス(random access)」、「システムアクセス(system access)」という用語は、しばしば区別なく使用される。 【0023】 図4は、ランダムアクセスプロシージァ400の設計のためのメッセージフローを示す。例えば、上記に示された任意のシナリオの場合に、UEがシステムにアクセスすることを望む場合は常に、UEは、アップリンクにおいてランダムアクセスチャンネル(RACH)上でランダムアクセスプリアンブルを送信することができる(ステップ1)。ランダムアクセスプリアンブルはまた、アクセス署名(access signature)、アクセスプローブ()、ランダムアクセスプローブ(random access probe)、署名シーケンス(signature sequence)、RACH署名シーケンス(RACH signature sequence)などと呼ばれるもことができる。ランダムアクセスプリアンブルはランダム識別子(ID)(random identifier(ID))を含むことができて、それは、UEによって任意に選択されることができ、また、UEからのランダムアクセスプリアンブルを識別するために使用されることができる。ランダムアクセスプリアンブルはまた、ダウンリンクチャネル品質インジケータ(downlink channel quality indicator)(CQI)、アクセスタイプ、および/または、他の情報についての、ための1以上の追加ビットを含むことができる。ダウンリンクCQIは、UEによって測定されるようなダウンリンクチャネル品質を示すことができ、また、UEにその後のダウンリンク送信を送るために、かつ/または、UEにアップリンク(UL)リソースを割り当てるために、使用されることができる。アクセスタイプは、上記に示されたランダムアクセスの理由のうちのいずれかの1つを示すことができる。 【0024】 1つの設計においては、複数のRACHsは、ランダムアクセスの使用に利用可能であってもよい。UEは、ランダムに、利用可能なRACHsのうちの1つを選択し、選択されたRACH上でランダムアクセスプリアンブルを送信することができる。各RACHは、異なるランダムアクセスRNTI(RA-RNTI)に関連付けられることができる。ランダムアクセスプロシージャ(random access procedure)の最初の部分について、UEは、選択されたRACHのためのRA-RNTI、およびUEによって送られたランダムアクセスプリアンブルのためのRAプリアンブル識別子、の組合せによって、識別されることができる。 【0025】 eNBは、UEからランダムアクセスプリアンブルを受け取ることができ、そして、UEに対して、ダウンリンク共有チャンネル(Downlink Shared Channel)(DL-SCH)上でランダムアクセスレスポンスを送ることにより非同期に(asynchronously)応答することができる(ステップ2)。ランダムアクセスレスポンスは、RA-RNTIに対してアドレス指定されることができ、次のことを伝えることができる: ・RAプリアンブル識別子 - 応答されているランダムアクセスプリアンブルを識別する、 ・タイミングアドバンス(Timing advance)(TA) - UEの送信タイミングへの調整を示す、 ・アップリンク許可(Uplink grant) - アップリンク送信についてUEに許可されるリソースを示す、そして ・一時的C-RNTI - UEのC-RNTIとして使用されることができる。 【0026】 ランダムアクセスレスポンスはまた、異なる、および/または、他の情報を、含むことができる。 【0027】 図3の中で示されるように、UEは、LTE状態のうちのいずれかにおいて動作している間、ランダムアクセスを行なうことができ、UEに割り当てられたC-RNTIを既に有している、あるいは有さないかもしれない。このC-RNTIは、ここでの説明においては、有効なC-RNTI(valid C-RNTI)と呼ばれることもある。UEは、ランダムアクセスのためのまさに第1のシグナリング(very first signaling)としてランダムアクセスプリアンブルを送ることができる。ランダムアクセスプリアンブルの設計は、UEがランダムアクセスプリアンブルにおいて有効なC-RNTI(あるいはUEの現在のLTE状態)をすでに有しているかどうかを、UEがeNBに通知することができないように、してもよい。eNBは、UEがすでに有効なC-RNTIを有しているかどうかにかかわらずに、UEに一時的C-RNTIを割り付ける(allocate)ことができる。その後、eNBは、UEに、ランダムアクセスレスポンスにおいてこの一時的C-RNTIを送ることができる。一時的C-RNTIのこの早期の割り付けは、UEにC-RNTIを割り当てる別のダウンリンクメッセージを送信する必要を避けることができる。 【0028】 図4に参照すると、UEは、eNBからのランダムアクセスレスポンスを受け取り、一時的C-RNTIを含む情報のすべてを取り出す(extract)ことができる。1つの設計においては、もしUEが、ランダムアクセスを行なうことの前にまだ(already)有効なC-RNTIを有していない場合、そのときは、UEは、そのC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用することができる。反対に、もしUEがランダムアクセスを行なうことの前にすでに有効なC-RNTIを有する場合、UEは、この有効なC-RNTIを使用し続け、一時的C-RNTIを廃棄することができる。もしUEが、成功したランダムアクセスを検知し、まだ有効なC-RNTIがない場合、一時的C-RNTIがC-RNTIにこのようにプロモートされ(promoted)されてもよい。もしそれがすでに有効なC-RNTIを有する場合は、一時的C-RNTIはUEによってドロップされる(dropped)ことができる。 【0029】 UEは、その後、eNBにアップリンク上でスケジュールされた送信(scheduled transmission)を送ることができる(ステップ3)。スケジュールされた送信は、どのC-RNTIがUEによって使用されるのかを示す情報を含むことができる- ランダムアクセスレスポンスにおいて送られる一時的C-RNTI、または、利用可能な場合は有効なC-RNTI。第1の設計(first design)では、スケジュールされた送信は、有効なC-RNTIが利用可能であればそれを含んでおり、一時的C-RNTIを含んでいない。第2の設計(second design)では、スケジュールされた送信は、UEによって使用されるであろうC-RNTIを含んでおり、それは、利用可能な場合の有効なC-RNTIか一時的C-RNTIである。第1の設計の場合、もしこのC-RNTIがスケジュールされた送信で受け取られるのであれば、UEがすでに有効なC-RNTIを有しているということを、eNBは決定できる。第2の設計の場合、もしスケジュールされた送信で受け取られたC-RNTIがランダムアクセスレスポンスで送られた一時的C-RNTIとは異なるのであれば、UEがすでに有効なC-RNTIを有しているということを、eNBは決定できる。いずれのケースにおいても、eNBは、UEによって送られた、スケジュールされた送信におけるC-RNTI情報(あるいはこの情報の無いこと)に基づいて、どのC-RNTIがUEによって使用されるかを、決めることができる。もしUEがすでに有効なC-RNTIを有する場合、そのときは、eNBは、スケジュールされた送信からこのC-RNTIを受け取り、UEのためのこのC-RNTIに切り替え、そして、後の使用のために一時的C-RNTIをリリースする(release)ことができる。 【0030】 ステップ3においてスケジュールされた送信はまた、ダウンリンクCQI、パイロット測定レポート(pilot measurement report)などのような他の情報を含むことができ、それは、eNBによって後のダウンリンク送信に使用されることができる。スケジュールされた送信はまた、他のL3メッセージ、例えばイニシャルNASメッセージ(initial NAS message)、を含むことができる。 【0031】 eNBは、コンテンション解像度(contention resolution)のためにDL-SCH上でメッセージを送信することができる(ステップ4)。複数のUEが同じRACHの上で同じランダムアクセスプリアンブルを送るとき、衝突(collision)が生じることがあり得る。コンテンション解像度は、どのUEがアクセスを与えられるのを決定するために行なわれることができる。ステップ4におけるメッセージは、ステップ2におけるランダムアクセスレスポンスで送られる一時的C-RNTIに、アドレス指定されることができ、コンテンション解像度に関連する任意の情報、例えばUEのコアネットワークレベルID、を含むことができる。eNBはまた、ステップ3においてUEによって送られたL3メッセージ、もしあれば、レスポンスを送ることができる(ステップ5)。 【0032】 図4において示される設計は、UEとeNBとの間のC-RNTIを再同期させる便利な方法を提供する。設計は、最初のシステムアクセス、アクティブ状態への遷移、タイミング同期化アップデート、ハンドオーバなど、のような様々なシナリオにおいてランダムアクセスに使用される同じあるいは、同様のメッセージフローを可能にする。 【0033】 図5は、ソースeNBからターゲットeNBへのハンドオーバ、例えば、図1におけるeNB110aからeNB110bへのUE120xのハンドオーバ、のためのメッセージフロー500の設計を示す。明確にするために、UEのハンドオーバに関連するシグナリングおよび機能のみが下記に説明される。 【0034】 ソースeNBは、UEのための測定プロシージャを構成する(configure)ことができ(ステップ1)、そして、UEは、ソースeNBに測定レポートを送ることができる(ステップ2)。ソースeNBは、UEをハンドオフする決定(decision to hand off the UE)を行うことができ(ステップ3)、そして、ターゲットeNBに、ハンドオーバリクエストメッセージ(Handover Request message)を出すことができる(ステップ4)。ソースeNBは、UEについてのコンテキスト情報を送ることができ、それは、RRCコンテキスト、SAEベアラコンテキスト、および/または、UEの通信をサポートするために使用される他の情報を含むことができる。ターゲットeNBは、アドミッションコントロール(admission control)を行なうことができ、UEのハンドオーバを受理する(accept)ことができる(ステップ5)。1つの設計においては、ターゲットeNBは、C-RNTIをUEに割り当てることができ、このC-RNTIに、UEのためのコンテキスト情報を関連させることができる。C-RNTIは、このようにして、コンテキスト情報の識別子として使用されることができる。ターゲットeNBは、そのあと、ソースeNBに、ハンドオーバリクエスト肯定応答(Acknowledgement)(Ack)を返すことができる(ステップ6)。このハンドオーバリクエストAckは、UEに割り当てられたC-RNTIを含むことができる。 【0035】 ソースeNBは、そのあと、UEに、ハンドオーバコマンド(Handover Command)を送ることができる(ステップ7)。このハンドオーバコマンドは、ターゲットeNBによってUEに割り当てられたC-RNTIを含むことができる。たとえUEがターゲットeNBといずれのシグナリングを交換していなくても、UEは、このように、ターゲットeNBのための有効なC-RNTIを有することができる。その後、UEは、ソースeNBから分離し(detach)、ターゲットeNBでランダムアクセスを行なう。ランダムアクセスの一部として、UEは、ターゲットeNBへの同期を行なうことができ、アップリンクタイミングアドバンスをスタートすることができる(ステップ8)。ターゲットeNBは、UEのためのリソース割振り(resource allocation)およびタイミングアドバンスで応答することができる(ステップ9)。 【0036】 1つの設計では、ステップ8の場合、UEは、ターゲットeNBにRACH上でランダムアクセスプリアンブルを送ることができ、それは、図4におけるステップ1に対応することができる。ターゲットeNBは、ランダムアクセスプリアンブルを受け取ることができるが、UEの識別情報(identity)を、あるいは、ターゲットeNBがすでにUEにC-RNTIを割り当てたことを知らないかもしれない。ターゲットeNBは、このように、通常の方法で(in the normal manner)UEに一時的C-RNTIを割り付けることができる。ステップ9の場合、ターゲットeNBは、UEに、DL-SCH上でランダムアクセスレスポンスを送ることができ、それは、図4におけるステップ2に対応することができる。ランダムアクセスレスポンスは、一時的C-RNTIおよび他の情報、例えば、ULリソース割振り、タイミングアドバンスなど、を含むことができる。UEは、ステップ7において受け取られた有効なC-RNTIを使用し続けることができ、ステップ9において受け取られた一時的C-RNTIを廃棄する(discard)ことができる。 【0037】 ターゲットeNBに成功裡に(successfully)アクセスすると、UEは、UEについてハンドオーバプロシージャが完了されていることを示すためにターゲットeNBにハンドオーバ確認メッセージ(Handover Confirm message)を送ることができる(ステップ10)。このハンドオーバ確認メッセージは、ターゲットeNBによってUEに割り当てられ、そしてステップ7におけるソースeNB経由で(via)受け取られたC-RNTI、を含むことができる。ターゲットeNBは、UEがハンドオーバ確認メッセージから受け取られたC-RNTIに基づく有効なC-RNTIをすでに有することを認識することができる。ターゲットeNBは、ステップ4においてソースeNBから受け取られたコンテキスト情報とUEとを一致させる(match)ために、この有効なC-RNTIを使用することができる。ターゲットeNBは、後の使用のために一時的C-RNTIをリリースする(release)ことができる。図5におけるステップ8から10は、ハンドオーバためのランダムアクセスプロシージャ一部と見なされることができる。 【0038】 ターゲットeNBは、UEがeNBを変更したことをMME/SAEゲートウェイ(MME/SAE gateway)に通知するために、ハンドオーバ完了メッセージ(Handover Complete message)を送信することができる、(ステップ11)。その後、MME/SAEゲートウェイは、UEのためのダウンリンクデータ経路を、ソースeNBからターゲットeNBに切り替えることができる。MME/SAEゲートウェイはまた、ターゲットeNBに、ハンドオーバ完了Ackメッセージを返すことができる(ステップ12)。UEの成功したハンドオーバを示すために、ターゲットeNBは、ソースeNBに、リリースリソースメッセージ(Release Resource message)を送信することができる(ステップ13)。リリースリソースメッセージを受信すると、ソースeNBは、UEのためのリソースをリリースすることができる(ステップ14)。 【0039】 図6は、ソースeNBからターゲットeNBへのUEのハンドオーバのための、メッセージフロー600の設計を示す。図6は、各eNBの別々のエンティティとしてPHY/MAC(L1/L2)およびRRC(L3)を示す。図6はまた、ハンドオーバためのソースとターゲットのeNBsでのL1/L2およびL3のエンティティとUEとの間で交換されるシグナリングを示す。 【0040】 ソースeNBは、UEのための測定プロシージャを構成することができ、また、UEは、ソースeNBに、測定レポートを送ることができる(ステップ2)。ソースeNBは、UEをハンドオフする決定を行うことができ(ステップ3)、そして、ターゲットeNBに、UEのためのハンドオーバリクエストメッセージおよびコンテキスト情報を送信することができる(ステップ4)。1つの設計では、ターゲットeNBでのRRCは、UEにC-RNTIを割り当てることができ、このC-RNTIに、UEのためのコンテキスト情報を関連させることができる。ターゲットeNBでRRCは、ターゲットeNBでのL1/L2にリソースセットアップメッセージ(Resource Setup message)を送信することができ(ステップ5)、それは、アドミッションコントロールを行ない(ステップ6)、リソースセットアップAckで応答する(ステップ7)ことができる。その後、ターゲットeNBでのRRCは、ソースeNBに、C-RNTIを備えた(with the C-RNTI)ハンドオーバレスポンスを返すことができる(ステップ8)。 【0041】 その後、ソースeNBは、UEに、C-RNTIを備えたハンドオーバコマンドを送ることができる(ステップ9)。UEは、ターゲットeNBを用いてランダムアクセスを行なうことができる(ステップ11)。ステップ11の場合、UEはターゲットeNBにランダムアクセスプリアンブルを送ることができる。ターゲットeNBは、UEに一時的C-RNTIを割り付けて、UEに、この一時的C-RNTIを備えたランダムアクセスレスポンスを送ることができる。成功裡にターゲットeNBにアクセスすると、UEは、ターゲットeNBにC-RNTIを備えたハンドオーバ完了メッセージを送信することができる(ステップ12)。ターゲットeNBは、ランダムアクセスレスポンス中の一時的C-RNTIとは異なっているハンドオーバ完全メッセージ中のC-RNTIに基づく有効なC-RNTIをすでに有することを認識することができる。ターゲットeNBは、ステップ4におけるソースeNBから受け取られたコンテキスト情報とUEとを一致させるためにこの有効なC-RNTIを使用することができる。ターゲットeNBは、後の使用のために一時的C-RNTIをリリースすることができる。 【0042】 MME/SAEゲートウェイは、ソースeNB(ステップ10)か、ターゲットeNB(ステップ13)か、からのUEのためのデータ経路、を切り替えるメッセージを受け取ることができる。その後、MME/SAEゲートウェイは、UEのためのデータ経路を、ソースeNBからターゲットeNBに切り替えることができ、そして、ソースeNBにリリースコマンドを返すことができる(ステップ14)。ソースeNBでは、RRCは、UEのためのリソースをリリースするためにL1/L2に通知することができる(ステップ15)。 【0043】 図7は、ソースeNBからターゲットeNBへのUEのハンドオーバのためのメッセージフロー700の設計を示す。メッセージフロー700は、スタンドアロンのメッセージフローであってもよいし、あるいは、図5におけるメッセージフロー500または図6におけるメッセージフロー600の一部であってもよい。 【0044】 UEは、ソースeNBに測定レポートを送ることができる(ステップ1)。ソースeNBは、UEをハンドオフする決定を行うことができ、そして、ターゲットeNBに、UEのためのコンテキスト情報を備えたハンドオーバリクエストメッセージを送信することができる(ステップ2)。ターゲットeNBは、ハンドオーバを受理し、UEにC-RNTIを割り当て、このC-RNTIに、UEのためのコンテキスト情報を関連させることができる(ステップ3)。その後、ターゲットeNBは、ソースeNBに、C-RNTIを備えたハンドオーバリクエストAckを返すことができる(ステップ4)。 【0045】 その後、ソースeNBは、UEにC-RNTIを備えたハンドオーバコマンドを送ることができる(ステップ5)。UEは、ターゲットeNBでランダムアクセスを行なうことができるし、ターゲットeNBにランダムアクセスプリアンブルを送ることができる(ステップ6)。ターゲットeNBは、UEに一時的C-RNTIを割り付けることができ(ステップ7)、そして、UEに、この一時的C-RNTIと場合により他の情報とを備えたランダムアクセスレスポンスを送ることができる(ステップ8)。UEは、ターゲットeNBに、ステップ5で受け取られたC-RNTIを備えたハンドオーバ確認メッセージ(Handover Confirm message)を送ることができる(ステップ9)。UEが、ランダムアクセスレスポンスの中の一時的C-RNTIとは異なっているハンドオーバ確認メッセージの中のC-RNTIに基づく、有効なC-RNTIをすでに有することを、ターゲットeNBは、認識することができる。ターゲットeNBは、この有効なC-RNTIに切り替え、一時的C-RNTIをリリースすることができる(ステップ10)。 【0046】 図5から7までは、ランダムアクセスを行なう前に、UEがすでに有効なC-RNTIを有している、ハンドオーバシナリオを示す。ランダムアクセスを行なう前に、UEが有効なC-RNTIを有する他のシナリオがあり得る。例えば、LTEアクティブ状態にあって、サービングeNB(serving eNB)と通信している間、UEは、アップリンクタイミング同期化アップデートのためにランダムアクセスを行なうことができる。 【0047】 すでに有効なC-RNTIを有するときに、UEがランダムアクセスを行なう各ケースの場合、eNBは、ランダムアクセスプロシージァの間に、UEに、一時的C-RNTIを割り当てることができる。UEは、有効なC-RNTIを送ることにより、応答することができ、そして、一時的C-RNTIを廃棄する(discard)ことができる。eNBは、UEのためのコンテキスト情報にUEを関連付ける有効なC-RNTIを使用することができる。eNBは、UEからそれを受け取ると、有効なC-RNTIを使用することができ、後の使用のために、一時的C-RNTIをリリースすることができる。 【0048】 UEは、また、有効なC-RNTIを持たずにランダムアクセスを、例えば最初のシステムアクセスのために、LTEアイドル状態からのランダムアクセスのためなどに、行なうことができる。各そのようなシナリオでは、UEは、新しく割り当てられたC-RNTIとして一時的C-RNTIを、使用することができる。UEは、eNBにアップリンクメッセージ(例えばRRCコネクションメッセージ(RRC Connection Request message))の中でこのC-RNTIを送ることを省略する(omit)ことができる。eNBは、そのとき、UEがこのC-RNTIで構成されている(configured)と仮定することができる。 【0049】 ] ここに記述された技術は、ある利点を提供することができる。第一に、同じC-RNTI処理が、様々なシナリオにおけるランダムアクセスに使用されることができる。これは、ランダムアクセスプロシージァを単純化し、かつ/または、ランダムアクセスプロシージァがより多くのシナリオに使用されることを可能にすることができる。第二に、有効なC-RNTIsをすでに割り当てられたUEsは、これらのC-RNTIsを使用し続けることができる。これらのUEsのオペレーションおよびeNBsは、必要でないときにC-RNTIsへの変更を回避することにより単純化されることができる。第三に、ハンドオーバシナリオにおいては、ハンドオーバ完了メッセージの中ではソースeNBによって割り当てられた古いC-RNTIの送信は、必要とされない。 【0050】 上記に説明された設計では、UEは、ランダムアクセスのためのランダムアクセスレスポンスを受け取った後に、スケジュールされた送信の中で有効なC-RNTIを送ることができる。別の設計では、UEは、コアネットワーク一時的識別情報(core network temporary identity)、例えば、一時的移動体加入者識別情報(Temporary Mobile Subscriber Identity)(TMSI)、パケット-TMSIなど、を送ることができる。eNBは、UEのためのコンテキスト情報を識別するために、コアネットワークに一時的識別情報を使用することができる。別の設計では、UEは、UEのRRCコンテキストに関連したRRC識別情報を送ることができる。RRC識別情報は、eNBによって、UEの最初のサービングセルに対して割り付けられることができる。たとえUEがeNBからeNBにハンドオーバされた(handed over)としても、同じRRC識別情報が、UEのために使用されることができる。RRC識別情報は、RRC識別情報のサブセット(subset)として、最初のサービングセルの識別情報を使用することにより、全体のシステムにわたって一意であるようにされる(made unique)ことができる。 【0051】 図8は、UEによってランダムアクセスを行なうためのプロセス800の設計を示す。UEは、ランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを送ることができる(ブロック812)。UEは、一時的C-RNTIを備えるランダムアクセスレスポンスを受け取ることができる(ブロック814)。もし有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は、UEは、それ自身のC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用することができる(ブロック816)。もし利用可能であれば、UEは、一時的C-RNTIを廃棄し、有効なC-RNTIを使用することができる(ブロック818)。UEは、ランダムアクセスレスポンスを受け取った後に送信を送ることができ、そして、もし利用可能であれば、送信は、有効なC-RNTIを含むことができる(ブロック820)。もしそれがUEに対してC-RNTIとして使用される場合は、送信は、一時的C-RNTIを省略しても、あるいは含まなくてもよい。 【0052】 UEは、様々なシナリオのランダムアクセスのためのプロセス800を行なうことができる。ハンドオーバの場合、UEは、ランダムアクセスに先立ってソース基地局から有効なC-RNTIを受け取ることができる。有効なC-RNTIは、ターゲット基地局によって割り当てられ、ソース基地局へ送られ、そして、ハンドオーバコマンドにおいてソース基地局によってUEへ転送されることができる。UEは、ソース基地局からターゲット基地局へハンドオーバのためにランダムアクセスプリアンブルを送ることができ、そして、ターゲット基地局からランダムアクセスレスポンスを受け取ることができる。 【0053】 UEは、最初のシステムアクセスのために、ランダムアクセスプリアンブルを送ることができ、UEのC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用することができる。UEは、アイドル状態からアクティブ状態への遷移のために、ランダムアクセスプリアンブルを送ることができ、そしてまた、UEのC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用することができる。有効なC-RNTIが利用可能なとき、UEは、タイミング同期化アップデートのためにランダムアクセスプリアンブルを送ることができる。その後、UEは、一時的C-RNTIを廃棄し、有効なC-RNTIを使用し続けることができる。 【0054】 一般に、C-RNTIは、セルとのコミュニケーションのために、UEを識別するために使用される任意の一時的UE IDであってよい。C-RNTIはまた、MAC IDなどと呼ばれることがある。C-RNTIおよびMAC IDは、それらが通信セッションに有効であることができ、UEの寿命の間、UEに永久には割り当てられない、という点で、一時的UE IDである。 【0055】 図9は、ランダムアクセスを行なうための装置900の設計を示す。装置900は、UEによるランダムアクセスのためのランダムアクセスプリアンブルを送るための手段(モジュール912)と、一時的C-RNTIを備えるランダムアクセスレスポンスを受け取るための手段(モジュール914)と、有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は、UEのC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用するための手段(モジュール916)と、もし利用可能な場合は、一時的C-RNTIを廃棄し、有効なC-RNTIを使用するための手段(モジュール918)と、そして、ランダムアクセスレスポンスを受け取った後に、送信(なお送信はもし利用可能な場合は有効なC-RNTIを含む)を送るための手段(モジュール920)と、を含む。 【0056】 図10は、基地局、例えばeNBあるいはノードB、によってランダムアクセスをサポートするためのプロセス1000の設計を示す。基地局は、UEによるランダムアクセスのためのランダムアクセスプリアンブルを受け取ることができる(ブロック1012)。基地局は、UEに一時的C-RNTIを割り当てることができ(ブロック1014)、そして、UEに、一時的C-RNTIを備えるランダムアクセスレスポンスを送ることができる(ブロック1016)。基地局は、ランダムアクセスレスポンスを送った後に、UEから送信を受け取ることができる(ブロック1018)。1つの設計では、もしUEで利用可能な場合は、送信は、有効なC-RNTIを備えることができ、そして、もしそれがUEによってC-RNTIとして使用される場合は、一時的C-RNTIを含まないかもしれない(may not include)。もし有効なC-RNTIがUEでまだ利用可能でない場合は、基地局はUEのC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用することができる(ブロック1020)。もしUEから受け取られれば、基地局は、一時的C-RNTIをリリースし、有効なC-RNTIを使用することができる(ブロック1022)。 【0057】 基地局は、様々なシナリオのプロセス1000を行なうことができる。ハンドオーバの場合、基地局は、ターゲット基地局であることができ、UEのためのソース基地局からハンドオーバリクエストを受け取ることができる。ターゲット基地局は、ハンドオーバリクエストに応じて、UEに有効なC-RNTIを割り当てることができ、そして、UEへ転送するためにソース基地局へ有効なC-RNTIを送ることができる。ターゲット基地局は、その後、ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバのために、UEからランダムアクセスプリアンブルを受け取ることができる。 【0058】 基地局は、最初のシステムアクセスために、UEからランダムアクセスプリアンブルを受け取ることができ、そして、UEのC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用することができる。基地局は、アイドル状態からアクティブ状態への遷移のために、UEからランダムアクセスプリアンブルを受け取ることができ、そしてまた、UEのC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用することもできる。もしUEがすでに有効なC-RNTIを有するときは、基地局は、タイミング同期化アップデートために、UEからランダムアクセスプリアンブルを受け取ることができる。その後、基地局は、一時的C-RNTIをリリースし、UEのための有効なC-RNTIを使用することができる。 【0059】 図11は、ランダムアクセスをサポートするための装置1100の設計を示す。装置900は、UEによるランダムアクセスのためのランダムアクセスプリアンブルを受け取るための手段(モジュール1112)と、UEに一時的C-RNTIを割り当てるための手段(モジュール1114)と、UEに、一時的C-RNTIを備えるランダムアクセスレスポンスを送るための手段(モジュール1116)と、ランダムアクセスレスポンスを送った後に、UEから送信を受け取るための手段(モジュール1118)と、もしUEで有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は、UEのC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用するための手段(モジュール1120)と、そして、もしUEから受け取られれば、一時的C-RNTIをリリースし、有効なC-RNTIを使用するための手段(モジュール1122)と、を含んでいる 図9および11におけるモジュールは、プロセッサ、エレクトロニクスデバイス、ハードウェアデバイス、エレクトロニクスコンポーネント、論理回路、メモリ、等、あるいは、それらの任意の組合せ、を備えることができる。 【0060】 図12は、UE120、サービング/ソース基地局110a、およびターゲット基地局110b、の設計のブロック図を示す。基地局110aでは、送信プロセッサ1214aは、データ送信装置1212aトラヒックデータを、そして、コントローラ/プロセッサ1230aおよびスケジューラ1234aからシグナリングを、受け取ることができる。例えば、コントローラ/プロセッサ1230aは、ランダムアクセスにメッセージを、そして、UE120にハンドオーバを、提供することができる。スケジューラ1234aは、DLおよび/またはULリソースの割り当てをUE120に提供することができる。送信プロセッサ1214aは、トラヒックデータ、シグナリング、およびパイロット、を処理する(例えば、符号化する、インタリーブする(interleave)、そして、シンボルマッピングする(symbol map))ことができ、データシンボル、シグナリングシンボル、および、パイロットシンボル、をそれぞれ提供することができる。モジュレータ(MOD)1216aは、データ、シグナリング、および、パイロットのシンボル上で変調(modulation)(例えばOFDMのための)を実行し、そして、アウトプットチップ(output chips)を提供することができる。送信器(TMTR)1218aは、アウトプットチップを条件付けし(conditions)(例えば、アナログに変換し、増幅し、フィルタをかけ、そしてアップコンバートし)、そして、ダウンリンク信号を生成する、それはアンテナ1220aを経由して送信されることができる。 【0061】 基地局110bは、同様に基地局110bによってサービス提供を受けるUEのためのトラヒックデータおよびシグナリングを同様に処理することができる。トラヒックデータ、シグナリング、およびパイロットは、送信プロセッサ1214bによって処理され、モジュレータ1216bによって変調され、送信器1218bによって条件付けられ、調整されることができ、アンテナ1220bを経由して送信されることができる。 【0062】 UE120では、アンテナ1252は、基地局110aおよび110b、そして多分他の基地局から、ダウンリンク信号を受け取ることができる。受信機(RCVR)1254は、アンテナ1252からの受信信号を条件付けし(例えば、フィルタをかけ、増幅し、ダウンコンバートし、そして、デジタル化し)、サンプルを提供することができる。復調器(DEMOD)1256は、サンプル上で復調(例えばOFDMのための)を行ない、シンボル評価(symbol estimates)を提供することができる。受信プロセッサ1258は、シンボル評価を処理し(例えば、シンボルデマッピングし(symbol demap)、デインタリーブし(deinterleave)、そして、デコードし)、データシンク1260にデコードされたデータを提供し、コントローラ/プロセッサ1270にデコードされたシグナリングを提供することができる。 【0063】 アップリンク上で、送信プロセッサ1282は、データ送信装置1280からトラヒックデータを、そして、コントローラ/プロセッサ1270からのシグナリング(例えば、ランダムアクセス、ハンドオーバなどための)を、受け取り、処理することができる。モジュレータ1284は、プロセッサ1282からのシンボル上で変調(例えばSC-FDMのための)を行ない、アウトプットチップを提供することができる。送信器1286は、アウトプットチップを条件付けし、アップリンク信号を生成することができ、それはアンテナ1252経由で送信されることができる。各基地局では、UE120および他のUEsからのアップリンク信号が、アンテナ1220によって受け取られ、受信機1240によって条件付けられ、復調器1242によって復調され、そして、受信プロセッサ1244によって処理されることができる。プロセッサ1244は、データシンク(data sink)1246に、デコードされたデータを提供し、コントローラ/プロセッサ1230にデコードされたシグナリングを提供することができる。 【0064】 コントローラ/プロセッサ1230a、1230bおよび1270は、基地局110aおよび110bとUE120とにおいて、それぞれ、オペレーションを指図することができる。メモリ1232a、1232bおよび1272は、基地局110aおよび110bとUE120とのための、データとプログラムのコードを、それぞれ保存することができる。スケジューラ1234aおよび1234bは、基地局110aおよび110bとの通信のためのUEsをそれぞれスケジュールする(schedule)ことができ、そして、スケジュールされたUEsに無線リソースを割り当てることができる。 【0065】 図12の中のプロセッサは、ここに説明された技術のための様々な機能を行なうことができる。例えば、UE120でのプロセッサは、図8におけるプロセス800、メッセージフロー400、500、600および700におけるUEのための処理、および/または、ここに説明された技術の他のプロセス、をインプリメントする(implement)ことができる。各基地局110でのプロセッサは、図10におけるプロセス1000、メッセージフロー400におけるeNBのための処理、メッセージフロー500、600および700におけるソースあるいはターゲットeNBのための処理、および/または、ここに説明された技術の他のプロセス、をインプリメントすることができる。 【0066】 当業者は、情報および信号は、様々な異なる技術および技法のうちの任意のものを使用して表わされることができる、ということを理解するであろう。例えば、上記の説明の全体をとおして参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または磁性粒子、光場または光粒子、あるいはそれらの任意の組合せ、によって表わされることができる。 【0067】 等業者はさらに、ここでの開示に関連して説明された様々な説明のための論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピューターソフトウェア、あるいは両方の組合せとしてインプリメントされることができるということを、理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に説明するために、様々な説明のためのコンポーネント、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、一般にそれらの機能性の点から上記に説明されてきた。そのような機能性がハードウェアあるいはソフトウェアとしてインプリメントされるかどうかは、全体的なシステムに課された特定のアプリケーションおよび設計の制約に依存する。熟練技術者は、各特定のアプリケーションについて、さまざまな方法で、説明された機能性をインプリメントすることができるが、しかし、そのようなインプリメンテーションの決定は、本開示の範囲からの逸脱を生じさせるものとして解釈されるべきでない。 【0068】 ここでの開示に関係して説明された様々な説明のための論理ブロック、モジュール、および、回路は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、あるいは、ここに説明された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せで、インプリメントされる、あるいは実行されることができる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、しかし別の方法では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、あるいは、状態機械であってもよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1つまたは複数のマイクロプロセッサ、あるいは他のそのようなコンフィギュレーション(configuration)、としてインプリメントされることもできる。 【0069】 ここでの開示に関係して説明された方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接的に、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、あるいはこの2つの組合せで、具現化されることができる。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、あるいは、任意の他の形態の当技術分野で知られている記憶媒体の中に常駐してもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読むことができ、そして、記憶媒体へ情報を書くことができるように、プロセッサに結合される。別の方法では、記憶媒体は、プロセッサと一体となっていてもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC中に常駐してもよい。ASICはユーザ端末に常駐してもよい。別の方法では、プロセッサと記憶媒体は、ユーザ端末中でディスクリートコンポーネントとして常駐してもよい。 【0070】 1つ以上の例示的な設計においては、説明された機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはそれらの任意の組合せの中で、インプリメントされることができる。もしソフトウェア中でインプリメントされる場合は、機能は、1つ以上の命令あるいはコードとして、コンピュータ可読媒体上に保存され、あるいは、コンピュータ可読媒体上で伝送されることができる。コンピュータ可読媒体(computer-readable media)は、コンピュータ記憶装置メディア(computer storage media)および通信メディア(communication media)の両方を含み、ある場所から別の場所へのコンピュータープログラムの転送を容易にする任意の媒体を含んでいる。記憶媒体は、汎用または特定用途のコンピュータによってアクセスされることができる任意の利用可能な媒体であってもよい。一例として、限定ではないが、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスク記憶装置または他の磁気記憶装置デバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で望まれるプログラムコード手段を搬送または保存するために使用されることができ、汎用または特定用途のコンピュータ、あるいは、汎用または特定用途のプロセッサ、によってアクセスされることができる、任意の他の媒体、を含むことができる。また、どんなコネクション(connection)も、適切に、コンピュータ可読媒体と名付けられる。例えば、もし、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア(twisted pair)、デジタル加入者線(DSL)、または、赤外線、無線通信(radio)、およびマイクロ波のような無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、あるいは、他の遠隔ソースから送信される場合、そのときは、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線通信およびマイクロ波のような無線技術は、媒体の定義に含まれる。ここに使用されるような、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD)、レーザディスク、光ディスク、ディジタルバーサタイルディスク(digital versatile disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク、およびblu-rayディスクを含むが、ディスク(disks)は普通、データを磁気的に再生し、一方、ディスク(discs)は、レーザーでデータを光学的に再生する。上記の組合せもまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。 【0071】 本開示の以上の説明は、どんな当業者も本開示物を作るまたは使用することを可能にするように提供されている。本開示への様々な修正は、当業者には容易に明らかであろう、そして、ここに定義される包括的な原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他の変形に適用されることができる。したがって、本開示は、ここに説明された例およい設計に限定されるようには意図されておらず、ここに開示された原理および新規な特徴に整合する最も広い範囲が与えられるべきである。 以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。 [C1] ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを送るように、一時的セル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)を備えているランダムアクセスレスポンスを受け取るように、有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合はUEのC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用するように、そして、もし利用可能な場合は、前記一時的C-RNTIを廃棄し、前記有効なC-RNTIを使用するように、構成された少なくとも1つのプロセッサと、 前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、 を備える無線通信のための装置。 [C2] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ランダムアクセスレスポンスを受け取った後に送信を送るように構成されており、前記送信は、利用可能な場合は前記有効なC-RNTIを備えている、C1に記載の装置。 [C3] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ランダムアクセスレスポンスを受け取った後に送信を送るように構成されており、前記送信は、前記UEの前記C-RNTIとして使用される場合は、前記一時的C-RNTIを含んでいない、C1に記載の装置。 [C4] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ランダムアクセスに先立ってソース基地局から前記有効なC-RNTIを受け取るように、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバのためにランダムアクセスプリアンブルを送るように、そして、前記ターゲット基地局からの前記ランダムアクセスレスポンスを受け取るように、構成されている、C1に記載の装置。 [C5] 前記有効なC-RNTIは、前記ターゲット基地局によって割り当てられ、前記ソース基地局へ送られ、そして、ハンドオーバコマンドにおいて前記ソース基地局により転送される、C4に記載の装置。 [C6] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記有効なC-RNTIが利用可能な場合は、タイミング同期化アップデートのために前記ランダムアクセスプリアンブルを送るように、そして、前記一時的C-RNTIを廃棄し、前記有効なC-RNTIを使用し続けるように、構成されている、C1に記載の装置。 [C7] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記有効なC-RNTIが利用可能でないときに、最初のシステムアクセスのために前記ランダムアクセスプリアンブルを送るように、そして、前記UEの前記C-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するように、構成されている、C1に記載の装置。 [C8] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記有効なC-RNTIが利用可能でないときに、アイドル状態からアクティブ状態への遷移のためにランダムアクセスプリアンブルを送るように、そして、前記UEの前記C-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するように、構成されている、C1に記載の装置。 [C9] ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを送ることと、 一時的セル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)を備えているランダムアクセスレスポンスを受け取ることと、 有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして一時的C-RNTIを使用することと、 利用可能な場合は、前記一時的C-RNTIを廃棄し、前記有効なC-RNTIを使用することと、 を備える無線通信のための方法。 [C10] ランダムアクセスレスポンスを受け取った後に送信を送ること、 をさらに備え、 利用可能な場合は、前記送信は前記有効なC-RNTIを備える、 C9に記載の方法。 [C11] 前記ランダムアクセスに先立ってソース基地局から前記有効なC-RNTIを受け取ること、 をさらに備え、 前記の前記ランダムアクセスプリアンブルを送ることは、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバのために前記ランダムアクセスプリアンブルを送ることを備え、そして、前記の前記ランダムアクセスレスポンスを受け取ることは、前記ターゲット基地局から前記一時的C-RNTIを備えている前記ランダムアクセスレスポンスを受け取ることを備える、 C9に記載の方法。 [C12] 前記の前記ランダムアクセスプリアンブルを送ることは、前記有効なC-RNTIが利用可能なときに、タイミング同期化アップデートのためにランダムアクセスプリアンブルを送ることを備えており、そして、前記一時的C-RNTIは廃棄され、前記有効なC-RNTIが使用される、 C9に記載の方法。 [C13] 前記の前記ランダムアクセスプリアンブルを送ることは、前記有効なC-RNTIが利用可能でないときに前記アイドル状態からアクティブ状態への遷移のために、あるいは最初のシステムアクセスのために、前記ランダムアクセスプリアンブルを送ること、を備えており、そして、前記一時的C-RNTIは、UEのC-RNTIとして使用される、 C9に記載の方法。 [C14] ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを送るための手段と、 一時的セル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)を備えているランダムアクセスレスポンスを受け取るための手段と、 有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するための手段と、 利用可能な場合は、前記一時的C-RNTIを廃棄し、前記有効なC-RNTIを使用するための手段と、 を備える無線通信のための装置 [C15] 前記ランダムアクセスレスポンスを受け取った後に送信を送るための手段、 をさらに備え、 前記送信は、利用可能な場合は前記有効なC-RNTIを備える、 C14に記載の装置。 [C16] 前記ランダムアクセスに先立ってソース基地局から前記有効なC-RNTIを受け取るための手段、 をさらに備え、 前記ランダムアクセスプリアンブルを送るための前記手段は、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバのために前記ランダムアクセスプリアンブルを送るための手段を含み、そして、前記ランダムアクセスレスポンスを受け取るための前記手段は、前記ターゲット基地局から前記一時的C-RNTIを備えている前記ランダムアクセスレスポンスを受け取るための手段を含む、 C14に記載の装置。 [C17] 機械によって実行されるときに、 ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを送ることと、 一時的セル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)を備えているランダムアクセスレスポンスを受け取ること、 有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用することと、 利用可能な場合は、前記一時的C-RNTIを廃棄し、前記有効なC-RNTIを使用することと、 を含むオペレーションを前記機械に実行させる命令、 を備える機械可読媒体。 [C18] ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを受け取るように、前記UEに一時的セル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)を割り当てるように、前記一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを送るように、前記UEで有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するように、そして、前記UEから受け取られた場合は、前記一時的C-RNTIをリリースし、有効なC-RNTIを使用するように、構成された少なくとも1つのプロセッサと、 少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、 を備える、無線通信のための装置 [C19] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ランダムアクセスレスポンスを送った後に前記UEから送信を受け取るように構成されており、前記送信は、前記UEで利用可能な場合は前記有効なC-RNTIを備えている、C18に記載の装置。 [C20] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEのためのソース基地局からのハンドオーバリクエストを受け取るように、前記ハンドオーバリクエストに応じて前記UEに前記有効なC-RNTIを割り当てるように、前記UEに転送するために前記ソース基地局へ前記有効なC-RNTIを送るように、そして、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバのために前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取るように、構成されている、C18に記載の装置。 [C21] 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEがすでに前記有効なC-RNTIを有するときに、タイミング同期化アップデートために前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取るように、前記ランダムアクセスレスポンスを送った後に前記UEから前記有効なC-RNTIを備えている送信を受け取るように、そして、前記一時的C-RNTIをリリースし、前記UEの前記有効なC-RNTIを使用するように、構成されている、C18に記載の装置 [C22] 前記少なくとも1つのプロセッサは、最初のシステムアクセスために前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取るように、そして、前記UEの前記C-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するように、構成されている、C18に記載の装置。 [C23] 前記少なくとも1つのプロセッサは、アイドル状態からアクティブ状態への遷移のために前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取るように、そして、前記UEの前記C-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するように、構成されている、C18に記載の装置。 [C24] ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスためにランダムアクセスプリアンブルを受け取ることと、 前記UEに一時的セル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)を割り当てることと、 前記一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを送ることと、 有効なC-RNTIが前記UEでまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用することと、 前記UEから受け取られた場合は、前記一時的C-RNTIをリリースし、前記有効なC-RNTIを使用することと、 を備える無線通信のための方法。 [C25] 前記ランダムアクセスレスポンスを送った後に前記UEから送信を受け取ること、 をさらに備え、 前記送信は、前記UEで利用可能な場合は前記有効なC-RNTIを備えている、 C24に記載の方法。 [C26] 前記UEのための前記ソース基地局からハンドオーバリクエストを受け取ることと、 前記ハンドオーバリクエストに応じて前記UEに前記有効なC-RNTIを割り当てることと、 前記UEへ転送するために前記ソース基地局へ有効なC-RNTIを送ることと、 をさらに備え、 前記ランダムアクセスプリアンブルは、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバために前記UEから受け取られる、 C24に記載の方法。 [C27] 前記の前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取ることは、前記UEがすでに前記有効なC-RNTIを有するときにタイミング同期化アップデートのために前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取ること、を備え、前記方法は、前記ランダムアクセスレスポンスを送った後に前記UEから前記有効なC-RNTIを備えている送信を受け取ること、を備え、そして、前記一時的C-RNTIはリリースされ、前記有効なC-RNTIはUEのために使用される、C24に記載の方法。 [C28] 前記の前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取ることは、最初のシステムアクセスのために、あるいは、アイドル状態からアクティブ状態への遷移のために、前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取ること、を備え、そして、前記一時的C-RNTIは、前記UEの前記C-RNTIとして使用される、C24に記載の方法。 [C29] ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスためのランダムアクセスプリアンブルを受け取るための手段と、 前記UEに、一時的セル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)を割り当てるための手段と、 前記一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを送るための手段と、 有効なC-RNTIが前記UEでまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するための手段と、 前記UEから受け取られた場合は、前記一時的C-RNTIをリリースし、前記有効なC-RNTIを使用するための、手段と、 を備える無線通信のための装置。 [C30] 前記ランダムアクセスレスポンスを送った後に前記UEから送信を受け取るための手段、 をさらに備え、 前記送信は、前記UEで利用可能な場合は、前記有効なC-RNTIを備えている、 C29に記載の装置。 [C31] 前記UEのためのソース基地局からハンドオーバリクエストを受け取るための手段と、 前記ハンドオーバリクエストに応じて、前記UEに前記有効なC-RNTIを割り当てるための手段と、 前記UEへ転送するために前記ソース基地局へ前記有効なC-RNTIを送るための手段と、 を備え、 前記ランダムアクセスプリアンブルは、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバために前記UEから受け取られる、 C29に記載の装置。 [C32] 機械によって実行されるときに、 ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスためのランダムアクセスプリアンブルを受け取ることと、 前記UEに一時的セル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)を割り当てることと、 前記一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを送ることと、 有効なC-RNTIが前記UEでまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用することと、 前記UEから受け取られた場合は、前記一時的C-RNTIをリリースし、前記有効なC-RNTIを使用することと、 を含むオペレーションを前記機械に実行させる命令、 を備える機械可読媒体。 ………………………………………………………………………… 【図1】000002 【図2】000003 【図3】000004 【図4】000005 【図5】000006 【図6】000007 【図7】000008 【図8】000009 【図9】000010 【図10】000011 【図11】000012 【図12】000013 (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを送るように、有効なセル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)が前記UEですでに利用可能であるかどうかにかかわらず前記UEに割り当てられる一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを受け取るように、前記有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するように、そして、もし利用可能な場合は、前記一時的C-RNTIを廃棄し、前記有効なC-RNTIを使用するように、構成された少なくとも1つのプロセッサと、 前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、 を備える無線通信のための装置。 【請求項2】 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ランダムアクセスレスポンスを受け取った後に送信を送るように構成されており、前記送信は、利用可能な場合は前記有効なC-RNTIを備えている、請求項1に記載の装置。 【請求項3】 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ランダムアクセスレスポンスを受け取った後に送信を送るように構成されており、前記送信は、前記UEの前記C-RNTIとして使用される場合は、前記一時的C-RNTIを含んでいる、請求項1に記載の装置。 【請求項4】 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ランダムアクセスに先立ってソース基地局から前記有効なC-RNTIを受け取るように、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバのために前記ランダムアクセスプリアンブルを送るように、そして、前記ターゲット基地局からの前記ランダムアクセスレスポンスを受け取るように、構成されている、請求項1に記載の装置。 【請求項5】 前記有効なC-RNTIは、前記ターゲット基地局によって割り当てられ、前記ソース基地局へ送られ、そして、ハンドオーバコマンドにおいて前記ソース基地局により転送される、請求項4に記載の装置。 【請求項6】 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記有効なC-RNTIが利用可能な場合は、タイミング同期化アップデートのために前記ランダムアクセスプリアンブルを送るように、そして、前記一時的C-RNTIを廃棄し、前記有効なC-RNTIを使用し続けるように、構成されている、請求項1に記載の装置。 【請求項7】 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記有効なC-RNTIが利用可能でないときに、最初のシステムアクセスのために前記ランダムアクセスプリアンブルを送るように、そして、前記UEの前記C-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するように、構成されている、請求項1に記載の装置。 【請求項8】 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記有効なC-RNTIが利用可能でないときに、アイドル状態からアクティブ状態への遷移のために前記ランダムアクセスプリアンブルを送るように、そして、前記UEの前記C-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するように、構成されている、請求項1に記載の装置。 【請求項9】 ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを送ることと、 有効なセル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)が前記UEですでに利用可能であるかどうかにかかわらず前記UEに割り当てられる一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを受け取ることと、 前記有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用することと、 利用可能な場合は、前記一時的C-RNTIを廃棄し、前記有効なC-RNTIを使用することと、 を備える無線通信のための方法。 【請求項10】 前記ランダムアクセスレスポンスを受け取った後に送信を送ること、 をさらに備え、 利用可能な場合は、前記送信は前記有効なC-RNTIを備える、 請求項9に記載の方法。 【請求項11】 前記ランダムアクセスに先立ってソース基地局から前記有効なC-RNTIを受け取ること、 をさらに備え、 前記ランダムアクセスプリアンブルを送ることは、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバのために前記ランダムアクセスプリアンブルを送ることを備え、そして、前記ランダムアクセスレスポンスを受け取ることは、前記ターゲット基地局から前記一時的C-RNTIを備えている前記ランダムアクセスレスポンスを受け取ることを備える、 請求項9に記載の方法。 【請求項12】 前記ランダムアクセスプリアンブルを送ることは、前記有効なC-RNTIが利用可能なときに、タイミング同期化アップデートのために前記ランダムアクセスプリアンブルを送ることを備えており、そして、前記一時的C-RNTIは廃棄され、前記有効なC-RNTIが使用される、 請求項9に記載の方法。 【請求項13】 前記ランダムアクセスプリアンブルを送ることは、前記有効なC-RNTIが利用可能でないときにアイドル状態からアクティブ状態への遷移のために、あるいは最初のシステムアクセスのために、前記ランダムアクセスプリアンブルを送ること、を備えており、そして、前記一時的C-RNTIは、前記UEの前記C-RNTIとして使用される、 請求項9に記載の方法。 【請求項14】 ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを送るための手段と、 有効なセル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)が前記UEですでに利用可能であるかどうかにかかわらず前記UEに割り当てられる一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを受け取るための手段と、 前記有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するための手段と、 利用可能な場合は、前記一時的C-RNTIを廃棄し、前記有効なC-RNTIを使用するための手段と、 を備える無線通信のための装置 【請求項15】 前記ランダムアクセスレスポンスを受け取った後に送信を送るための手段、 をさらに備え、 前記送信は、利用可能な場合は前記有効なC-RNTIを備える、 請求項14に記載の装置。 【請求項16】 前記ランダムアクセスに先立ってソース基地局から前記有効なC-RNTIを受け取るための手段、 をさらに備え、 前記ランダムアクセスプリアンブルを送るための前記手段は、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバのために前記ランダムアクセスプリアンブルを送るための手段を含み、そして、前記ランダムアクセスレスポンスを受け取るための前記手段は、前記ターゲット基地局から前記一時的C-RNTIを備えている前記ランダムアクセスレスポンスを受け取るための手段を含む、 請求項14に記載の装置。 【請求項17】 機械によって実行されるときに、 ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを送ることと、 有効なセル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)が前記UEですでに利用可能であるかどうかにかかわらず前記UEに割り当てられる一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを受け取ること、 前記有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用することと、 利用可能な場合は、前記一時的C-RNTIを廃棄し、前記有効なC-RNTIを使用することと、 を含むオペレーションを前記機械に実行させる命令、 を備える機械可読媒体。 【請求項18】 ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを受け取るように、有効なセル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)が前記UEですでに利用可能であるかどうかにかかわらず一時的C-RNTIを前記UEに割り当てるように、前記一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを送るように、前記UEで前記有効なC-RNTIがまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するように、そして、前記UEから受け取られた場合は、前記一時的C-RNTIをリリースし、前記有効なC-RNTIを使用するように、構成された少なくとも1つのプロセッサと、 前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと、 を備える、無線通信のための装置 【請求項19】 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ランダムアクセスレスポンスを送った後に前記UEから送信を受け取るように構成されており、前記送信は、前記UEで利用可能な場合は前記有効なC-RNTIを備えている、請求項18に記載の装置。 【請求項20】 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEのためのソース基地局からのハンドオーバリクエストを受け取るように、前記ハンドオーバリクエストに応じて前記UEに前記有効なC-RNTIを割り当てるように、前記UEに転送するために前記ソース基地局へ前記有効なC-RNTIを送るように、そして、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバのために前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取るように、構成されている、請求項18に記載の装置。 【請求項21】 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記UEがすでに前記有効なC-RNTIを有するときに、タイミング同期化アップデートために前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取るように、前記ランダムアクセスレスポンスを送った後に前記UEから前記有効なC-RNTIを備えている送信を受け取るように、そして、前記一時的C-RNTIをリリースし、前記UEの前記有効なC-RNTIを使用するように、構成されている、請求項18に記載の装置 【請求項22】 前記少なくとも1つのプロセッサは、最初のシステムアクセスために前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取るように、そして、前記UEの前記C-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するように、構成されている、請求項18に記載の装置。 【請求項23】 前記少なくとも1つのプロセッサは、アイドル状態からアクティブ状態への遷移のために前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取るように、そして、前記UEの前記C-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するように、構成されている、請求項18に記載の装置。 【請求項24】 ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためにランダムアクセスプリアンブルを受け取ることと、 有効なセル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)が前記UEですでに利用可能であるかどうかにかかわらず一時的C-RNTIを前記UEに割り当てることと、 前記一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを送ることと、 前記有効なC-RNTIが前記UEでまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用することと、 前記UEから受け取られた場合は、前記一時的C-RNTIをリリースし、前記有効なC-RNTIを使用することと、 を備える無線通信のための方法。 【請求項25】 前記ランダムアクセスレスポンスを送った後に前記UEから送信を受け取ること、 をさらに備え、 前記送信は、前記UEで利用可能な場合は前記有効なC-RNTIを備えている、 請求項24に記載の方法。 【請求項26】 前記UEのためのソース基地局からハンドオーバリクエストを受け取ることと、 前記ハンドオーバリクエストに応じて前記UEに前記有効なC-RNTIを割り当てることと、 前記UEへ転送するために前記ソース基地局へ前記有効なC-RNTIを送ることと、 をさらに備え、 前記ランダムアクセスプリアンブルは、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバのために前記UEから受け取られる、 請求項24に記載の方法。 【請求項27】 前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取ることは、前記UEがすでに前記有効なC-RNTIを有するときにタイミング同期化アップデートのために前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取ること、を備え、前記方法は、前記ランダムアクセスレスポンスを送った後に前記UEから前記有効なC-RNTIを備えている送信を受け取ること、をさらに備え、そして、前記一時的C-RNTIはリリースされ、前記有効なC-RNTIは前記UEのために使用される、請求項24に記載の方法。 【請求項28】 前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取ることは、最初のシステムアクセスのために、あるいは、アイドル状態からアクティブ状態への遷移のために、前記UEから前記ランダムアクセスプリアンブルを受け取ること、を備え、そして、前記一時的C-RNTIは、前記UEの前記C-RNTIとして使用される、請求項24に記載の方法。 【請求項29】 ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためのランダムアクセスプリアンブルを受け取るための手段と、 有効なセル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)が前記UEですでに利用可能であるかどうかにかかわらず一時的C-RNTIを前記UEに割り当てるための手段と、 前記一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを送るための手段と、 前記有効なC-RNTIが前記UEでまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用するための手段と、 前記UEから受け取られた場合は、前記一時的C-RNTIをリリースし、前記有効なC-RNTIを使用するための、手段と、 を備える無線通信のための装置。 【請求項30】 前記ランダムアクセスレスポンスを送った後に前記UEから送信を受け取るための手段、 をさらに備え、 前記送信は、前記UEで利用可能な場合は、前記有効なC-RNTIを備えている、 請求項29に記載の装置。 【請求項31】 前記UEのためのソース基地局からハンドオーバリクエストを受け取るための手段と、 前記ハンドオーバリクエストに応じて、前記UEに前記有効なC-RNTIを割り当てるための手段と、 前記UEへ転送するために前記ソース基地局へ前記有効なC-RNTIを送るための手段と、 をさらに備え、 前記ランダムアクセスプリアンブルは、前記ソース基地局からターゲット基地局へのハンドオーバために前記UEから受け取られる、 請求項29に記載の装置。 【請求項32】 機械によって実行されるときに、 ユーザ機器(UE)によるランダムアクセスのためのランダムアクセスプリアンブルを受け取ることと、 有効なセル無線ネットワーク一時的識別子(C-RNTI)が前記UEですでに利用可能であるかどうかにかかわらず一時的C-RNTIを前記UEに割り当てることと、 前記一時的C-RNTIを備えているランダムアクセスレスポンスを送ることと、 前記有効なC-RNTIが前記UEでまだ利用可能でない場合は、前記UEのC-RNTIとして前記一時的C-RNTIを使用することと、 前記UEから受け取られた場合は、前記一時的C-RNTIをリリースし、前記有効なC-RNTIを使用することと、 を含むオペレーションを前記機械に実行させる命令、 を備える機械可読媒体。 |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
審理終結日 | 2016-09-27 |
結審通知日 | 2016-09-29 |
審決日 | 2016-10-13 |
出願番号 | 特願2009-531554(P2009-531554) |
審決分類 |
P
1
41・
841-
Y
(H04W)
P 1 41・ 852- Y (H04W) P 1 41・ 854- Y (H04W) P 1 41・ 856- Y (H04W) P 1 41・ 855- Y (H04W) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 久松 和之 |
特許庁審判長 |
加藤 恵一 |
特許庁審判官 |
水野 恵雄 山本 章裕 |
登録日 | 2012-04-27 |
登録番号 | 特許第4981914号(P4981914) |
発明の名称 | 無線通信システムにおける一時的UEIDの再同期化 |
代理人 | 蔵田 昌俊 |
代理人 | 蔵田 昌俊 |
代理人 | 福原 淑弘 |
代理人 | 井関 守三 |
代理人 | 井関 守三 |
代理人 | 福原 淑弘 |
代理人 | 岡田 貴志 |
代理人 | 岡田 貴志 |