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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録(定型) E04C
審判 査定不服 特17条の2、3項新規事項追加の補正 取り消して特許、登録(定型) E04C
管理番号 1322893
審判番号 不服2016-1684  
総通号数 206 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2017-02-24 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2016-02-04 
確定日 2017-01-10 
事件の表示 特願2015-132794「建築用ブロックおよびそれを用いた壁面構造物」拒絶査定不服審判事件〔平成28年2月18日出願公開、特開2016-27240、請求項の数(8)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成27年7月1日(優先権主張平成26年7月4日)の出願であって、平成27年10月1日に手続補正がなされ、同年10月28日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、平成28年2月4日に拒絶査定不服審判請求がなされるとともに、これと同時に手続補正がなされたものである。

第2 補正の却下の決定
[補正の却下の決定の結論]
平成28年2月4日付けの手続補正を却下する。

[理由]
1 補正の内容
平成28年2月4日付けの手続補正(以下「本件補正」という。)は、特許請求の範囲の請求項1を以下のように補正することを含むものである。

「矩形立方体を基本形体として、外周面を互いに当接させて平面状に複数配列することにより壁面構造物を構築可能な建築用ブロックであって、
互いに平行な前面壁部及び背面壁部と、
横筋挿通用の横溝が形成された上面壁部と、
縦筋挿通用の縦溝が形成された側面壁部と、
両側面壁部の間に形成され、上記上面壁部により閉じられ下面側を開口とされた複数の縦孔と、
下面に形成された上記横溝と嵌合する形状の複数の凸部と、
上記前面壁部及び背面壁部の各側面にそれぞれ縦方向に形成された凹条部と
を備え、
上記複数の凸部は、それぞれ、上記複数の縦孔の側壁を上記下面よりも突出させることにより、上記横溝の幅方向には該横溝の全幅に亘って連続し、上記横溝の横方向に分散して上記下面に形成され、上記横溝の幅方向の両側に向かって拡開し、上記下面に対して垂直な端面を有する2つの扇状部を備え、JIS A5406建築用コンクリートブロックに規定されている空洞コンクリートブロック390mm×190mm×150mm厚C種相当の外形形状を有し、上記複数の凸部の高さを10mm以上としたことを特徴とする建築用ブロック。」

2 本件補正についての判断
上記補正は、複数の凸部の高さを10mm以上に限定することを含むものである。
しかし、出願当初の明細書、特許請求の範囲及び図面には、複数の凸部の高さを10mmとすることは記載されているが(段落【0034】、図3)、複数の凸部の高さを10mm以上とすることは記載されておらず、当業者にとって自明の事項であるとも認められない。
してみると、上記補正は、当業者によって、出願当初の明細書、特許請求の範囲又は図面のすべての記載を総合することにより導かれる技術的事項との関係において、新たな技術的事項を導入する補正であるから、出願当初の明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内においてしたものではない。

3 補正の却下の決定のむすび
以上のとおりであるから、本件補正は、特許法第17条の2第3項の規定に違反するので、同法第159条第1項の規定において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。
よって、補正の却下の決定の結論のとおり決定する。

第3 本願発明について
本件補正(平成28年2月4日付けの手続補正)は、上記第2のとおり却下されたので、本願の請求項1ないし8に係る発明は、平成27年10月1日付けの手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし8に記載された事項により特定されるとおりのものであると認められる。
そして、本願については、原査定の拒絶理由を検討しても、その理由によって拒絶すべきものとすることはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2016-12-27 
出願番号 特願2015-132794(P2015-132794)
審決分類 P 1 8・ 561- WYF (E04C)
P 1 8・ 121- WYF (E04C)
最終処分 成立  
前審関与審査官 佐藤 美紗子  
特許庁審判長 前川 慎喜
特許庁審判官 中田 誠
住田 秀弘
発明の名称 建築用ブロックおよびそれを用いた壁面構造物  
代理人 伊賀 誠司  
代理人 小池 晃  
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