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審決分類 |
審判 全部申し立て 2項進歩性 G02F |
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管理番号 | 1325893 |
異議申立番号 | 異議2016-700824 |
総通号数 | 208 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 2017-04-28 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2016-09-06 |
確定日 | 2017-03-16 |
異議申立件数 | 1 |
事件の表示 | 特許第5879693号発明「液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 |
結論 | 特許第5879693号の請求項1ないし4に係る特許を維持する。 |
理由 |
第1 手続の経緯 特許第5879693号の請求項1ないし4に係る特許についての出願は、平成23年2月22日に特許出願され、平成28年2月12日にその特許権の設定登録がされ、その後、その特許について、特許異議申立人三枝盛男により特許異議の申立てがされ、当審において平成28年11月24日付けで取消理由を通知し、平成29年1月25日付けで意見書が提出されたものである。 第2 本件発明 「【請求項1】 テトラカルボン酸二無水物とジアミンとを反応させて得られるポリアミック酸及びそのイミド化重合体よりなる群から選択される少なくとも一種の重合体を含有し、 前記テトラカルボン酸二無水物は、芳香環に結合する少なくとも1つのカルボキシル基を含めて4つのカルボキシル基が分子内脱水することにより得られる酸二無水物である芳香族テトラカルボン酸二無水物と、鎖状炭化水素構造に結合する4つのカルボキシル基が分子内脱水することにより得られる酸無水物である脂肪族テトラカルボン酸二無水物及び脂環式構造に結合する少なくとも1つのカルボキシル基を含めて4つのカルボキシル基(但し、これら4つのカルボキシル基はいずれも芳香環には結合していない。)が分子内脱水することにより得られる酸無水物である脂環式テトラカルボン酸二無水物の少なくとも一方と、を含むものであり、 前記ジアミンは、下記式(1)で表される化合物を含むものであることを特徴とする液晶配向剤。 【化1】 (式(1)中、Aは、それぞれ独立に、フェニレン基、ナフチレン基、ピリジレン基、ピリミジニレン基又はトリアジニレン基であり、これらは置換基を有していてもよい。Bは、下記式(3) 【化2】 (式(3)中、R^(b)は、炭素数1?9のアルキル基であり、mは0又は1である。「*」は、上記式(1)中の窒素原子に結合する結合手を示す。) で表される1価の基、又は炭素数1?6のアルキル基である。) 【請求項2】 前記Aは、置換基を有していてもよいフェニレン基であることを特徴とする請求項1に記載の液晶配向剤。 【請求項3】 請求項1又は2に記載の液晶配向剤により形成された液晶配向膜。 【請求項4】 請求項3に記載の液晶配向膜を具備する液晶表示素子。」 第3 取消理由の概要 当審において、請求項1ないし4に係る特許に対して通知した取消理由の要旨は、次のとおりである。 請求項1ないし4に係る発明は、当業者が甲第1号証(特開昭57-128318号公報)、甲第2号証(国際公開第2004/021076号)及び甲第3号証(国際公開第2002/033481号)に記載された発明にに基づいて容易に発明をすることができたものであるから、請求項1ないし4に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものである。 第4 甲各号証の記載 1 甲第1号証(特開昭57-128318号公報) (1)甲第1号証には、以下の記載がある(なお、下線は、当審で付したものである。以下同じ。)。 ア 「【特許請求の範囲】 電極板の上に設けた下記一般式に示すポリイミドの被膜に液晶を接触させることを特徴とする液晶配向方法。 」 イ 「3.発明の詳細な説明 本発明は、正の誘電的異方性を有するネマチック液晶を用いた液晶配向方法およびそれを用いた液晶表示装置に関するものである。」(第1頁右欄) ウ 「本発明の目的は、前述の諸点を改善した液晶配向方法を提供することにあり、特に配向の熱に対する安定性および経時に対する安定性を改善した液晶配向方法を提供することにある。 本発明の別の目的は、長期間の使用中に発生する配向膜の黄変を改善した液晶配向方法を提供することにある。 本発明のかかる目的は、配向処理した下記一般式に示すポリイミドの被膜に正の誘電異方性をもつ液晶を接触させることにより達成される。 本発明で用いうるポリイミドの具体例を下記に列挙する。 ポリイミド (1)(構造式を省略) (2)(構造式を省略) (3)(構造式を省略) (4)(構造式を省略) (5)(構造式を省略) (6)(構造式を省略) (7)(構造式を省略) (8)(構造式を省略) これらのポリイミドは、米国特許第3179634号公報などに記載の方法によって合成できる。例えば、これらのポリイミドは、ピロメリッ酸無水物と (但し、式中、Xは前記と同義語である。)を反応させて下記一般式〔A〕の構造式を有する繰り返し単位からなるポリアミド酸を生成し、これを50℃以上で加熱することによって得られる。 」(第2頁右上欄ないし第3頁右上欄) エ 「ポリイミド被膜は、布などで一方向にこすって配向処理される。この配向処理されたポリイミド被膜は、配向の熱に対する安定性が改善でき、特にシール時の加熱条件下であっても熱に対する安定性が改善でき、しかも経時における配向性を安定化させることができる。特に従来のピロメット酸無水物とジアミノジフェニルエーテルとの縮合物を脱水閉環させて生成したポリイミド被膜の液晶に対する配向性に比較して経時における配向性が優れている。」(第3頁右下欄) オ 「実施例1 4,4′-ジアミノジフェニルスルフィットとピロメリット酸無水物との低温溶液重縮合(5℃)によって得たポリアミド酸のジメチルホルムアミド溶液(1重量%)を酸化インジウムの透明導電性被膜を有する電極板にスピンナー塗布した。次いで、300℃の温度で加熱することによって、電極板の表面に前記例示(1)のポリイミド被膜を形成させた。 次いで、このポリイミド被膜を設けた一対の電極板を布で一方向にこすって配向処理し、しかる後こすり方向が互に直交する様にセル組みし、正の誘電異方性を有するビフェニル型ネマチック液晶を封入してからセルの外側の両面に偏光膜を該偏光膜の偏光方位がそれぞれ隣接する基板のこすり方向に平行となるように貼合して表示装置を作成した(これを試料No.1とする)。」(第4頁左下欄ないし同頁右下欄) (2)甲第1号証に記載された発明 ア 上記(1)ア及びイの記載からして、甲第1号証には、 「液晶表示装置の配向膜である、ポリイミドの被膜。」が記載されているものと認められる。 イ 上記(1)ウの記載に照らせば、 上記(1)アの一般式における「X」は、-NR-であってもよく、Rは、メチル基又はフェニル基であってもよいものと認められる(以下、「NMe」又は「NPh」と表記する。)。 ウ 上記(1)ウないしオの記載に照らせば、 上記(1)アの「ポリイミドの被膜」は、ピロメリット酸無水物とジアミンを反応させて得られ、ポリアミド酸の反応物を50℃以上で加熱して得られるものであって、具体的には、 ピロメリット酸無水物と、 (但し、Xは、NMe又はNPhを示す。)を反応させて、下記の一般式[A]の構造を有する繰り返し単位からなるポリアミド酸の反応物(以下「重合物」という。)を50℃以上で加熱して得られるものであってもよいものと認められる。 (但し、Xは、NMe又はNPhを示す。)」 エ また、上記(1)イ及びエの記載に照らせば、上記(1)アの「ポリイミドの被膜」は、 配向の熱に対する安定性、経時における配向性が優れ、配向膜の黄変を防止する効果があるものと認められる。 オ 以上のことから、甲第1号証には、次の発明(以下「甲第1発明」という。)が記載されているものと認められる。 「下記一般式[A]の構造式を有する繰り返し単位からなる重合物であって、 ピロメリット酸無水物と (式中、Xは、NMe又はNPhを示す。)を反応させてなる重合物。 (式中、Xは、NMe又はNPhを示す。)」 2 甲第2号証(国際公開第2004/021076号) 甲第2号証には、以下の記載がある。 (1)「請求の範囲 1. テ卜ラカルボン酸二無水物成分とジアミン成分とを反応重合させることにより得られるポリアミック酸および該ポリアミック酸を脱水閉環させたポリイミドから選 ばれる少なくとも一方を含有する液晶配向剤であって、前記テトラカルボン酸二無水物成分の少なくとも一部が脂環式構造または脂肪族構造を有するテトラカルボン酸二無水物であり、前記ジアミン成分の少なくとも一部が下記式(1) (式中、R^(1)?R^(10)のうち二つは一級アミノ基、残りは水素原子または一級アミノ基以 外の一価の有機基であり、それぞれ同じであっても異なっても良い)で示されるジアミンであることを特徴とする液晶配向剤。 2. …・… 3.一般式で示されるジアミンが4, 4ジアミノジフエニルアミンである請求項1または2に記載の液晶配向剤。」(第20頁) (2)「発明を実施するための最良の形態 以下に本発明を詳細に説明する。 本発明の液晶配向剤は、テトラカルボン酸二無水物成分と、ジアミン成分とを反応重合させることにより得られるポリアミック酸および該ポリアミック酸を脱水閉環させたポリイミドから選ばれる少なくとも一方を含有するものであるが、高い電圧保持特性と、少ない電荷蓄積特性を両立させるために、前記テトラカルボン酸二無水物成分の少なくとも一部が脂環式構造または脂肪族構造を有するテトラカルボン酸二無水物であり、前記ジアミン成分の少なくとも一部が一般式(1) で示されるジアミンであることに特徴がある。 本発明の液晶配向剤に用いられる脂環式構造を有するテトラカルボン酸二無水物の具体例としては、……ナフタレンコハク酸二無水物の少なくとも一方を用いることである。 本発明の液晶配向剤に用いられるテトラカルボン酸二無水物成分は、上記の脂環式構造または脂肪族構造を有するテトラ力ルボン酸二無水物と、その他のテトラカルボン酸二水物とを組み合わせても用いることができる。その他のテトラカルボン酸二無水物としては、ピロメリット酸二無水物……それらの一種類または複数種を脂環式構造または脂肪族構造を有するテトラカルボン酸二無水物と組み合わせて用いることができる。 これらその他のテトラカルボン酸二無水物のうち、ピロメリット酸二無水 物……は、電圧保持特性を低下させる傾向はあるものの、液晶の配向性に優れ、蓄積電荷をさらに少なくする効果があるので、蓄積電荷をより少なくすることを重視する場合は、これらのテトラカルボン酸二無水物を脂環式構造または脂肪族構造を有するテトラカルボン酸二無水物に組み合わせて用いることは好ましい。」(第2頁ないし第3頁) 3 甲第3号証(国際公開第2002/033481号) 甲第3号証には、以下の記載がある。 (1)「 請求の範囲 1. 基板の片側に電極構造を有し、実質的に基板と平行方向な横電界により駆動する液晶表示素子に用いられる液晶配向処理剤であ つて、該液晶配向処理剤が、下記一般式(I) および (II) (R^(1)は芳香族系テトラカルボン酸を構成する4価の有機基を示し、且つR^(2)は脂環式テトラカルボン酸を構成する4価の有機基を示し、R^(3)、R^(4)はジアミンを構成する2価の有機基である)で表される単位構造を同時に含有する、還元粘度が0.05?5.0dl/g (0.5g/dl、30℃の N?メチルピロリドン中)であるポリアミック酸又は該ポリアミック酸を脱水閉環することによつて得られるポリイミドを含有する液晶配向処理剤。 …… …… 7. ?般式(I) および一般式(II) のR^(3)、R^(4)がそれぞれ独立に下記構造から選ばれる2価の有機基である請求項1乃至6のいずれかの請求項に記載の液晶配向処理剤。 (R^(10)、R^(11)、R^(12)はそれぞれ独立に水素、メチル基、ェチル基、メトキシ基及びエトキシ基から選ばれ、R^(13)は単結合、エーテル結合及び炭素数1?3の直鎖状又は分岐状アルキレン基であり、aは1?4の整数を示す)」(第19頁ないし第21頁) (2)「?般式(I)および一般式(II)で用いられる芳香族系テトラカルボン酸成分と脂環式テトラカルボン酸成分の含有率は、全ポリマーのモル数に対して、一般式(I) が10?90 モル%であり、一般式(ii)が9010モル%であるが、残像特性および耐ラビング性の観点からは一般式(I) が20?80モル%、一般式(II)が80?20モル%であり、さらに好ましく は、一般式(I) が40?60モル%、一般式(II) が60? 40モル%である(ただし、一般式(I) と一般式(II)を併せて100モル%を越えることはない)。」(第6頁) 第5 判断 1 請求項1に係る発明(以下「本件発明1」という。)について (1)本件発明1と甲1発明を対比する。 ア 甲1発明の「ピロメリット酸無水物」は、本件発明1の「テトラカルボン酸二無水物」及び「芳香環に結合する少なくとも1つのカルボキシル基を含めて4つのカルボキシル基が分子内脱水することにより得られる酸二無水物である芳香族テトラカルボン酸二無水物」に相当し、甲1発明の「 」は、本件発明1の「ジアミン」に相当する。 イ 甲1発明の「重合物」は、ピロメリット酸無水物とジアミンを反応させて得られるものであるから、本件発明1の「ポリアミック酸」に相当する。 ウ 甲第1号証の記載によれば、甲1発明の「重合物」を電極板に塗布した後に加熱することにより得られる「ポリイミドの被膜」を配向処理することで「液晶配向膜」となることから(摘記ウを参照。)、「液晶配向剤」であるといえる。 エ また、ジアミンに関して、 甲1発明の「 (式中、Xは、NMe又はNPhを示す。)」は、 本件発明1の【化1】 において、Aを「フェニレン基」とし、 Bを「炭素数1のアルキル基」、又は 【化2】 において、「mは0」とした1価の基としたものに相当する。 オ 以上のことから、本件発明1と甲1発明とは、以下の点で一致する。 <一致点> 「テトラカルボン酸二無水物とジアミンとを反応させて得られるポリアミック酸及びそのイミド化重合体よりなる群から選択される少なくとも一種の重合体を含有し、 前記テトラカルボン酸二無水物は、芳香環に結合する少なくとも1つのカルボキシル基を含めて4つのカルボキシル基が分子内脱水することにより得られる酸二無水物である芳香族テトラカルボン酸二無水物を含むものであり、 前記ジアミンは、下記式(1)で表される化合物を含むものであることを特徴とする液晶配向剤。 【化1】 (式(1)中、Aは、フェニレン基であり、Bは、下記式(3) 【化2】 (式(3)中、mは0である。「*」は、上記式(1)中の窒素原子に結合する結合手を示す。)で表される1価の基、又は炭素数1のアルキル基である。)」 カ 一方、本件発明1と甲1発明とは、以下の点で相違する。 <相違点> テトラカルボン酸二無水物に関して、 本件発明1は、「鎖状炭化水素構造に結合する4つのカルボキシル基が分子内脱水することにより得られる酸無水物である脂肪族テトラカルボン酸二無水物及び脂環式構造に結合する少なくとも1つのカルボキシル基を含めて4つのカルボキシル基(但し、これら4つのカルボキシル基はいずれも芳香環には結合していない。)が分子内脱水することにより得られる酸無水物である脂環式テトラカルボン酸二無水物の少なくとも一方と、を含む」ものであるのに対して、 甲第1発明は、脂肪族テトラカルボン酸二無水物又は脂環式テトラカルボン酸二無水物を含まない点。 (2)上記<相違点>についの検討 ア ポリイミドの物性は、原料となるカルボン酸及びジアミンの種類や構造により異なるのが技術常識であることを踏まえると、甲1発明は、「ピロメリット酸無水物」と「特定構造のジアミン」との組合せを前提にした発明であると解されるところ、「ピロメリット酸無水物」の一部を、他の「脂肪族テトラカルボン酸二無水物又は脂環式テトラカルボン酸二無水物」に置換した際に、甲1発明の効果(配向の熱に対する安定性、経時における配向性が優れ、配向膜の黄変を防止する効果)を奏することができるか否か不明であることから、甲1発明において、他の「脂肪族テトラカルボン酸二無水物又は脂環式テトラカルボン酸二無水物」を併用する動機付けがあるとはいえない。 イ また、ポリイミドの物性は、原料となるカルボン酸及びジアミンの種類や構造により異なるのが技術常識であることを踏まえると、甲第2号証及び甲第3号証には、芳香族テトラカルボン酸二無水物と、他の「脂肪族テトラカルボン酸二無水物又は脂環式テトラカルボン酸二無水物」とを組合わせることが開示されているものの、同号証に示された「特定構造のジアミン」との組合せであって、甲1発明の「ジアミン」とは相違するものであるから、その適用を想起させるものではない。 ウ したがって、本件発明1は、当業者が甲第1号証に記載された発明、甲第2号証に記載された技術的事項及び甲第3号証に記載された技術的事項に基づいて容易に発明をすることができたものではない。 2 本件発明2について 本件発明2は、本件発明1を減縮したものであり、本件発明1と同様の理由で、本件発明2は、当業者が甲第1号証に記載された発明、甲第2号証に記載された技術的事項及び甲第3号証に記載された技術的事項に基づいて容易に発明をすることができたものではない。 3 本件発明3について 本件発明3は、本件発明1又は本件発明2の「液晶配向剤」により形成された液晶配向膜であり、本件発明4は、本件発明3の「液晶配向膜」を具備する液晶表示素子であるから、本件発明1と同様の理由で、本件発明3及び本件発明4は、当業者が甲第1号証に記載された発明、甲第2号証に記載された技術的事項及び甲第3号証に記載された技術的事項に基づいて容易に発明をすることができたものではない。 4 むすび 本件発明1ないし本件発明4に係る特許は、取消理由通知に記載した取消理由によっては、取り消すことができない。 また、他に本件発明1ないし本件発明4に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。 よって、結論のとおり決定する。 |
異議決定日 | 2017-03-07 |
出願番号 | 特願2011-35456(P2011-35456) |
審決分類 |
P
1
651・
121-
Y
(G02F)
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最終処分 | 維持 |
前審関与審査官 | 磯野 光司 |
特許庁審判長 |
河原 英雄 |
特許庁審判官 |
星野 浩一 近藤 幸浩 |
登録日 | 2016-02-12 |
登録番号 | 特許第5879693号(P5879693) |
権利者 | JSR株式会社 |
発明の名称 | 液晶配向剤、液晶配向膜及び液晶表示素子 |
代理人 | 安藤 悟 |
代理人 | 日野 京子 |
代理人 | 廣田 美穂 |
代理人 | 山田 強 |