• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 F21S
審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録 F21S
管理番号 1327687
審判番号 不服2015-12443  
総通号数 210 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2017-06-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2015-07-01 
確定日 2017-05-22 
事件の表示 特願2012-512479号「光源を囲むエンベロープを具備する照明装置」拒絶査定不服審判事件〔平成22年12月 2日国際公開、WO2010/136920、平成24年11月12日国内公表、特表2012-528439号、請求項の数(10)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
この出願は、2010年5月7日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2009年5月28日、(EP)欧州特許庁、2009年7月22日、(EP)欧州特許庁)を国際出願日とする出願であって、平成25年11月29日付けで拒絶の理由が通知され、平成26年3月7日に意見書及び手続補正書が提出され、同年7月23日付けで拒絶の理由(最後の拒絶理由)が通知され、同年10月30日に意見書及び手続補正書が提出され、平成27年2月24日付けで拒絶査定がなされた。これに対し、同年7月1日に拒絶査定不服審判が請求されるとともに同時に手続補正書が提出され、その後、当審において平成28年4月22日付けで拒絶理由(以下「当審拒絶理由1」という。)が通知され、同年10月25日に意見書及び手続補正書が提出され、さらに、同年11月11日付けで拒絶理由(最後の拒絶理由。以下「当審拒絶理由2」という。)が通知され、平成29年2月21日に意見書及び手続補正書が提出されたものである。

第2 本願発明
本願の特許を受けようとする発明は、平成29年2月21日に提出された手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1?10に記載された事項により特定されるとおりのものと認められるところ、本願の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は以下のとおりである。

「光源光を生成するLED光源を囲むエンベロープを有する照明装置であって、
前記照明装置は、光源光の少なくとも一部を吸収し発光材料光を放射する発光材料を有し、
前記エンベロープは、光源光の少なくとも一部及び発光材料光の少なくとも一部を透過し、これにより透過部分の下流に照明装置光を供給する当該透過部分と、光源光の少なくとも一部及び発光材料光の少なくとも一部を反射する反射部分とを有し、前記透過部分は透過セラミック材料を有し、前記反射部分は反射セラミック材料を有し、
前記発光材料を有する透過中間窓は、前記LED光源の下流且つ前記透過部分の上流に、前記LED光源及び前記透過部分から離隔して配置され、
前記透過部分は、半透明である、
照明装置。」

第3 原査定の理由について
1 原査定の理由の概要
この出願の請求項1?10に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。



刊行物等
引用文献1: 特開2007-234639号公報
引用文献2: 特開2006-49410号公報
引用文献3: 特開2001-243809号公報

2 原査定の理由の判断
(1) 刊行物等の記載事項
引用文献1には、次の事項が記載されている(下線は当審で付与。以下同様。)。
(1a) 「【0001】
本発明は、発光素子が発する光を外部に効率よく放射する発光装置および照明装置に関する。」

(1b) 「【0012】
本発明の発光装置について以下に詳細に説明する。図1または図2はそれぞれ本発明の発光装置の実施の形態の一例を示す断面図である。それぞれの図において、1は配線基板、2は配線基板1の上面に搭載された発光素子、3は反射部材の内側に配された発光素子2からの光を波長変換する波長変換部材、4は発光素子2を取り囲むように設けられた反射部材であり、主としてこれらで本発明の発光装置が構成される。

【0014】
そして、配線基板1および反射部材4の少なくとも一方は、アルミナセラミックスから成り、かつアルミナセラミックスには賦活材としてのマンガン(Mn),ユウロピウム(Eu),セリウム(Ce),テルビウム(Tb),ネオジム(Nd)が添加(ドープ)されて蛍光性のアルミナセラミックスとされている。すなわち、配線基板1のみがアルミナセラミックスから成り、または反射部材4のみがアルミナセラミックスから成り、または配線基板1および反射部材4双方がアルミナセラミックスから成り、このアルミナセラミックスに賦活材が添加されている。この賦活剤は、発光素子2の発する光によって励起されるとともに蛍光を発生させるためのものである。」

(1c) 「【0025】
配線基板1の上面には、発光素子2を取り囲むように配置された反射部材4が設けられている。反射部材4は、発光素子2から側方に放射される光を、図1または図2に示す反射部材4の内側もしくは反射部材4の上端開口部に配置された波長変換部材3に向けて、内周面4aで反射させるように設けられる。本発明の発光装置において反射部材4は、配線基板1とともに蛍光性のアルミナセラミックス(Al_(2)O_(3))から成ることが好ましい。」

(1d) 「【0030】
波長変換部材3は、例えば発光素子2の発する光を波長変換する蛍光体等の波長変換粒子(図示せず)が透明部材に含有されて成る。この波長変換粒子によって波長変換された各波長スペクトルの光同士、または発光素子2からの光と波長変換粒子によって波長変換された光とを混合することによって、所望の波長スペクトルを有する光を発光装置から放射できる。
【0031】
透明部材は、紫外光領域から可視光領域の光に対して透過率の高いシリコーン樹脂,エポキシ樹脂,ユリア樹脂,フッ素系樹脂等の透明樹脂や、低融点ガラス,ゾル-ゲルガラス等の透明ガラスから成る。」

(1e) 「【0033】
また、波長変換部材3は、図2に示すように発光素子2より離間させて、例えば反射部材4の上端開口部に配置されるのが好ましく、これによって、発光素子2から全方向に放射された光が波長変換部材3に効率よく、かつ一様に入射される。その結果、波長変換部材3によって波長変換される発光素子2からの光が増加し、発光装置の光出力や発光効率が向上されるとともに発光装置より放射される光の色ムラや色バラツキが抑制される。

【0040】
このような発光装置を用いた照明装置としては、例えば、室内や室外で用いられる、一般照明用器具、シャンデリア用照明器具、住宅用照明器具、オフィス用照明器具、店装、展示用照明器具、街路灯用照明器具、誘導灯器具および信号装置、舞台およびスタジオ用の照明器具、広告灯、照明用ポール、水中照明用ライト、ストロボ用ライト、スポットライト、電柱等に埋め込む防犯用照明、非常用照明器具、懐中電灯、電光掲示板等や、調光器、自動点滅器、ディスプレイ等のバックライト、動画装置、装飾品、照光式スイッチ、光センサ、医療用ライト、車載ライト等が挙げられる。」

(1f) 引用文献1の図2には以下の図が記載されている。


(2) 刊行物等に記載された発明
引用文献1には、
ア 発光素子が発する光を外部に効率よく放射する照明装置に関し(摘示(1a))、
イ 発光装置は、配線基板1、配線基板1の上面に搭載された発光素子2、反射部材の内側に配された発光素子2からの光を波長変換する波長変換部材3、発光素子2を取り囲むように設けられた反射部材4を有すること(摘示(1b)【0012】)、

a 反射部材4は、配線基板1とともに蛍光性のアルミナセラミックス(Al_(2)O_(3))から成ること(摘示(1c))、
b 反射部材4のアルミナセラミックスには、発光素子2の発する光によって励起されるとともに蛍光を発生させる賦活材が添加されていること(摘示(1b)【0014】)、
エ 波長変換部材3は、例えば発光素子2の発する光を波長変換する蛍光体等の波長変換粒子が透明部材に含有されて成ること(摘示(1d)【0030】)、
オ 透明部材は、紫外光領域から可視光領域の光に対して透過率の高い透明樹脂や透明ガラスから成ること(摘示(1d)【0031】)、
カ 波長変換部材3は、反射部材4の上端開口部に配置されること(摘示(1e)【0033】)、
キ 発光装置を照明装置に用いること(摘示(1e)【0040】)、
が記載されている。
また、引用文献1において、
ク 摘示(1e)【0033】の「発光装置より放射される光」との記載及び技術常識より、上記「カ」の波長変換部材3が配置される「上端開口部」が「発光装置より放射される光」を放射する部分であること、
が明らかである。

これらのことから、引用文献1には次の発明(以下「引用発明1」という。)が記載されていると認められる。
「配線基板1の上面に搭載された発光素子2、反射部材の内側に配された発光素子2からの光を波長変換する波長変換部材3、発光素子2を取り囲むように設けられた反射部材4を有する発光装置であって、
反射部材4は、蛍光性のアルミナセラミックスからなり、
反射部材4の蛍光性のアルミナセラミックスには、発光素子2の発する光によって励起されるとともに蛍光を発生させる賦活材が添加され、
波長変換部材3は、発光素子2の発する光を波長変換する蛍光体等の波長変換粒子が透明部材に含有されたものであり、
透明部材は、紫外光領域から可視光領域の光に対して透過率の高い透明樹脂や透明ガラスからなり、
波長変換部材3は、反射部材4の上端開口部に配置され、
上端開口部は発光装置より放射される光を放射する部分である、
発光装置を用いた照明装置。」

(3)対比・判断
ア 本願発明と引用発明1を対比する。
(ア)
a 引用発明1の「発光装置を用いた照明装置」は本願発明の「照明装置」に相当し、以下同様に、「発光素子2」は「LED光源」に、「発光素子2からの光」は「光源光」に、「反射部材4」は「反射部分」に、「蛍光性のアルミナセラミックス」及び「波長変換粒子」は「発光材料」にそれぞれ相当する。
b 引用発明1の「波長変換部材3」をなす「透明部材」は本願発明の「透過部分」に相当する。
c 上記「a」及び「b」より、引用発明1の「発光素子2を取り囲むように設けられた反射部材4」及び「反射部材4の上端開口部に配置され」た「波長変換部材3」は、本願発明の「光源光を生成するLED光源を囲むエンベロープ」に相当する。
(イ) 上記「(ア)」の相当関係より、
a 引用発明1の「発光装置を用いた照明装置」をなす「反射部材4」が、「蛍光性のアルミナセラミックスからなり」、「アルミナセラミックスには、発光素子2の発する光によって励起されるとともに蛍光を発生させる賦活材が添加され」ることは、本願発明の「照明装置は、光源光の少なくとも一部を吸収し発光材料光を放射する発光材料を有」することに相当する。
b 引用発明1の「発光装置を用いた照明装置」をなす「波長変換部材3」が、「発光素子2の発する光を波長変換する蛍光体等の波長変換粒子が透明部材に含有され」ることは、本願発明の「照明装置は、光源光の少なくとも一部を吸収し発光材料光を放射する発光材料を有」することに相当する。
c 引用発明1において、「発光装置より放射される光を放射する部分である」「上端開口部に配置され」た「波長変換部材3」は、技術常識からみて、「発光素子2の発する光」、波長変換部材3により「波長変換」された「蛍光」、及び反射部材4の「蛍光」のいずれをも透過するものといえるから、引用発明1の「波長変換部材3」は、本願発明の「光源光の少なくとも一部及び発光材料光の少なくとも一部を透過し、これにより透過部分の下流に照明装置光を供給する当該透過部分」に相当する。
d 引用発明1において、「発光素子2の発する光によって励起されるとともに蛍光を発生させる賦活材が添加され」た「蛍光性のアルミナセラミックスからな」る「反射部材4」は、技術常識及びその形状からみて、「発光素子2の発する光」、反射部材4の賦活材による「蛍光」及び波長変換部材3により「波長変換」された「蛍光」のいずれをも反射するものであるから、引用発明1の「反射部材4」は、本願発明の「光源光の少なくとも一部及び発光材料光の少なくとも一部を反射する反射部分」に相当する。
e 引用発明1の「反射部材4は、蛍光性のアルミナセラミックスからな」ることは、本願発明の「反射部分は反射セラミック材料を有」することに相当する。

イ 以上によれば、本願発明と引用発明1との一致点及び相違点は以下のとおりである。
[一致点1]
「光源光を生成するLED光源を囲むエンベロープを有する照明装置であって、
前記照明装置は、光源光の少なくとも一部を吸収し発光材料光を放射する発光材料を有し、
前記エンベロープは、光源光の少なくとも一部及び発光材料光の少なくとも一部を透過し、これにより透過部分の下流に照明装置光を供給する当該透過部分と、光源光の少なくとも一部及び発光材料光の少なくとも一部を反射する反射部分とを有し、
前記反射部分は反射セラミック材料を有する、
照明装置。」

[相違点1]
透過部分に関し、本願発明では、「透過セラミック材料を有し」「半透明であ」る「透過部分」であるのに対し、引用発明1では、「紫外光領域から可視光領域の光に対して透過率の高い透明樹脂や透明ガラスからな」る「透明部材」である点。

[相違点2]
本願発明では、「発光材料を有する透過中間窓は、前記LED光源の下流且つ前記透過部分の上流に、前記LED光源及び前記透過部分から離隔して配置され」るのに対し、引用発明1では、そのような構成を有していない点。

ウ 判断
(ア) 相違点1について検討する。
a 照明装置の透過部分を「半透明」とすることは、一般に、光源光を透過部分内部で散乱させ、光源を視認しにくくする等の作用を得るものであるが、その反面、光透過性は低下する。
b 引用文献2には、発光ダイオードを、「発光素子の電極部分を除いて全部を光変換用セラミック複合体で被う」ことにより、「発光素子の下面で放出された光をも外に取り出すことができ、光が360°の方向に放出」させる技術(以下「引用文献2の技術」という。)が記載されている(【0038】)。
c 引用文献2の技術の「光変換用セラミック複合体」は、本願発明の「透過セラミック材料」に相当するものである。しかし、当該光変換用セラミック複合体は、「高い光透過に優れた材料」(【0007】)であると記載されているから、当該光変換用セラミック複合体は「半透明」ではない。
よって、引用発明1に引用文献2の技術を適用しても相違点1に係る本願発明の構成に至らないことは明らかである。
また、引用発明1の「透明部材」も「透過率の高い」ものであるから、これを半透明にすること自体、阻害要因があるともいえる。
d よって、引用発明1に引用文献2の技術を適用して上記相違点1に係る本願発明の構成に想到することは当業者にとって容易とはいえない。
(イ) 相違点2について検討する。
a 引用文献2の技術の「光変換用セラミック複合体」は、本願発明における、発光材料と透過部分が一体となったものに相当するから、上記相違点2に係る本願発明の構成のうち、「発光材料を有する透過中間窓は、」「前記LED光源及び前記透過部分から離隔して配置」するという構成を有していない。よって、引用発明1に引用文献2の技術を適用しても相違点2に係る本願発明の構成に至らないことは明らかである。
b よって、引用発明1に引用文献2の技術を適用して上記相違点2に係る本願発明の構成に想到することは当業者にとって容易とはいえない。
(ウ) なお、引用文献3は、LED電球の構造に関するものであって、引用文献3には上記相違点1及び2に係る本願発明の構成を開示又は示唆するものではない。
(エ) 以上より、本願発明は、引用発明1、引用文献2及び3の記載事項に基いて当業者が容易に想到し得るものとはいえない。

(4) 小括
上記「(3)ウ」のとおり、本願発明は、引用発明1、引用文献2及び3の記載事項に基いて当業者が容易に想到し得るものとはいえない。また、本願の請求項2?10に係る発明は、本願発明をさらに限定したものであるから、本願発明と同様に、引用発明1、引用文献2及び3の記載事項に基いて容易に発明をすることができたとはいえない。
よって原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。

第4 当審拒絶理由について
1 当審拒絶理由の概要
(1) 当審拒絶理由1について
[理由A]この出願は、特許請求の範囲の記載が下記の点で、特許法第36条第6項第2号に適合するものではなく、特許法第36条第6項に規定する要件を満たしていない。
[理由B]この出願の請求項1に係る発明は、その出願前日本国内又は外国において頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。



刊行物等
引用文献A: 特開2009-71254号公報
引用文献B: 国際公開第2009/052093号
引用文献C: 国際公開第2008/157080号

(2) 当審拒絶理由2について
この出願は、特許請求の範囲の記載が下記の点で、特許法第36条第6項第2号に適合するものではなく、特許法第36条第6項に規定する要件を満たしていない。



請求項1の「前記発光材料は、前記LED光源の下流且つ前記透過部分の上流に、前記LED光源及び前記透過部分から離隔して配置され」との記載は、その意味が不明確なものである。すなわち、明細書【0054】等によれば、「発光材料」はいわゆる蛍光物質自体を指すものであるところ、例えば図1a、1b、1hのような「内部被覆」(明細書【0106】)として蛍光物質を含むフィルムを透過部分に接着剤等で貼り付けたような場合には、微視的には透過部分と蛍光物質との間には少なくとも接着剤等が介在して接しないことになるが、当該記載は、そのようなものが含まれるか否かが不明確である。

2 当審拒絶理由1(理由Bについて)の判断
(1) 刊行物等の記載事項
引用文献Aには、次の記載がある。
(Aa) 「【0001】
本発明は、LEDチップ(発光ダイオードチップ)を利用した発光装置に関するものである。」

(Ab) 「【0029】
(実施形態1)
本実施形態の発光装置は、図1に示すように、LEDチップ1が実装基板2の一表面側に実装されたLEDユニットAと、LEDユニットAの上記一表面側に配置されLEDチップ1から放射される光の配光を制御する配光レンズ21を有する配光ユニットBとを備え、配光ユニットBに、実装基板2におけるLEDチップ1の搭載面から実装基板2の厚み方向に離間して配置されLEDチップ1から放射される光を配光レンズ21側へ反射するリフレクタ31と、リフレクタ31の内側面側に保持されLEDチップ1から放射された光によって励起されてLEDチップ1の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有した透光性材料により形成された色変換部41とが設けられ、リフレクタ31が色変換部41の蛍光体で発生した熱を放熱させる放熱部材を兼ねている。
【0030】
なお、本実施形態の発光装置では、LEDチップ1として、青色光を放射するGaN系青色LEDチップを用い、色変換部41の蛍光体として、LEDチップ1から放射された青色光によって励起されてブロードな黄色系の光を放射する粒子状の黄色蛍光体を用いており、LEDチップ1から放射され色変換部41を透過した青色光と、色変換部41の黄色蛍光体から放射された黄色光とが色変換部41の光出射面から出射されることとなり、白色光を得ることができる。」

(Ac) 「【0034】
リフレクタ31は、LEDチップ1から放射された光や色変換部41から出射された光が配光レンズ21側へ反射するように内側面の形状が設計されているが、リフレクタ31は、所望の配光特性に応じて、LEDチップ1の光軸方向においてLEDチップ1から離れるにつれて開口面積が徐々に大きくなる枠状に形成されていればよい。
【0035】
リフレクタ31の材料としては、例えば、LEDチップ1や色変換部41の蛍光体から放射される光の反射率が高く且つ色変換部41に比べて熱伝導率の高い金属(例えば、Al、Cu)などを採用すればよく、本実施形態では、Alを採用している。…なお、リフレクタ31の材料は金属に限らず、色変換部41に比べて熱伝導率の高い樹脂やセラミックを採用してもよく…」

(Ad) 「【0038】
また、配光レンズ21は、光入射面が平面状で光出射面が凸曲面状に形成された平凸レンズであり、リフレクタ31の光取り出し側の開口面を閉塞する形で配置されている。なお、配光レンズ21は、透光性材料(例えば、アクリル樹脂、ガラスなど)により形成されている。なお、配光レンズ21の形状は平凸レンズの形状に限定するものではなく、所望の配光特性に応じて適宜設定すればよい。

【0040】
…なお、LEDユニットAと配光ユニットBとの組を適宜配置で複数組設けて照明器具に応用する場合には、例えば、ベース部材4を器具本体により構成したり、発光装置を金属などの熱伝導性材料により形成した器具本体に収納してベース部材4を当該器具本体に上記樹脂シートなどにより熱結合させるようにしてもよい。」

(Ae) 引用文献Aの図1には、以下の図が示されている。


イ 引用文献Bには、次の記載がある。なお、翻訳文は、特表2011-501362号公報(以下「公表公報B」という。)記載の事項を参照して合議体が作成した。

(Ba) 「This invention relates generally to the field of general illumination, and more specifically, to illumination devices using light emitting diodes (LEDs).」(第1ページ第10行?同ページ第11行)
「本発明は、照明装置に係り、詳しくは発光ダイオード(LED)を備えた照明装置に関する。」(公表公報B、【0001】)

(Bb) 「A light emitting device is produced using a plurality of light emitting diodes within a light mixing cavity formed by surrounding sidewalls. …Additionally, one or more phosphors may be located on a window that covers the output port of the illumination device. 」(第2ページ第2行?同ページ第13行)
「発光装置は、周囲の側壁によって形成された光混合孔の内部の複数の発光ダイオードを用いて作成されている。…また、1つ以上の蛍光体が、照明装置の出力ポートを覆う窓上に配置されてもよい。」(公表公報B、【0004】)

(Bc) 「Figs. 1 and 2 illustrate perspective views of an embodiment of a light emitting diode (LED) illumination device 100, where Fig. 2 shows a cut-away view illustrating inside of the LED illumination device 100. …The side walls 110 and board 104 with the reflective plate 106 define a cavity 101 in the LED illumination device 100 in which light from the LEDs 102 is reflected until it exits through an output port 120, although a portion of the light may be absorbed in the cavity. Reflecting the light within the cavity 101 prior to exiting the output port 120 has the effect of mixing the light and providing a more uniform distribution of the light that is emitted from the LED illumination device 100.」(第4ページ第9行?同ページ第28行)
「図1および図2は、実施形態に係る発光ダイオード(LED)照明装置100の斜視図であり、図2は、LED照明装置100の内部を示すために一部破断して示す斜視図である。…側壁110および反射板106を備えた基板104は、LED照明装置100に孔101を画成する。LED102から生じた光は、出力ポート120を通って外部へと出るまでに孔101内で反射される。光の一部は、孔内で吸収される。出力ポート120から出る前の孔101内での反射は、光を混合し、LED照明装置100から放射された光の分布をより均一にする効果がある。」(公表公報B、【0006】)

(Bd) 「The reflective side walls 110 may define the output port 120 through which light exits the illumination device 100. …The output port 120 may include a window 122, which may be transparent or translucent to scatter the light as it exits. …Alternatively, the window 122 may be manufactured from AlO_(2), either in crystalline form (Sapphire) or on ceramic form (Alumina), which is advantageous because of its hardness (scratch resistance), and high thermal conductivity.」 (第5ページ第22行?第6ページ第1行)
「反射性側壁110は、光が照明装置100から出る際に通過する出力ポート120を画成してもよい。…出力ポート120は、窓122を含んでよい。窓120は、透明または光が通過する際に散乱させるべく半透明であってよい。…また、窓122は、硬度(引っかき抵抗)および高熱伝導性において利点がある結晶形態(サファイア)またはセラミック形態(アルミナ)のAlO_(2)から製造され得る。」(公表公報B、【0008】)

(Be) 「Additionally, if desired, the sidewall insert 110_(sidewall insert) may be coated or impregnated (if sidewall insert 110_(sidewall insert) is manufactured from plastic, ceramic, glass or other appropriate material) with one or more wavelength converting materials and/or highly diffuse reflective coatings, such as is described in reference to Fig. 4A as well as e.g., Figs. 15A and 15B. The adjustment of color point of the illumination device may be accomplished by replacing the sidewall insert 110_(sidewall insert), and/or the window 122, which similarly may be coated or impregnated with one or more wavelength converting materials.」(第7ページ第10行?同ページ第17行)
「側壁挿入体110_(sidewall insert)が、プラスチック、セラミック、ガラスまたは他の適切な材料から作成されている場合に、必要であれば、側壁挿入体110_(sidewall insert)は、例えば図4A,15A,15Bに示されているように、1つ以上の波長変換物質およびまたは高拡散反射コーティングが被覆または積層されてよい。照明装置の色度の調整は、同様に1つ以上の波長変換物質が被覆または積層された側壁挿入体110_(sidewall insert)およびまたは窓122を交換することによって行うようにしてもよい。」(公表公報B、【0012】)

ウ 引用文献Cには、次の記載がある。なお、翻訳文は、特表2010-530125号公報(以下「公表公報C」という。)記載の事項を参照して合議体が作成した。
(Ca) 「The present invention relates to the field of general illumination, and more specifically, to illumination devices that use light sources as for example light emitting diodes (LEDs) or semiconductor lasers.」(第1ページ第4行?同ページ第6行)
「本発明は、全般照明の分野に関し、より詳細には、光源として例えば発光ダイオード(LED)または半導体レーザを使用する照明装置に関する。」(公表公報C、【0001】)

(Cb) 「A solid state illumination device, in accordance with an embodiment of the present invention includes a semiconductor light emitter mounted on a base and surrounded by at least one sidewall.…At least 70% of light that is emitted from the chamber is emitted from the sidewalls of the chamber.」(第2ページ第8行?同ページ第14行)
「本発明のある実施形態による固体素子照明装置は、基部上に載置され、少なくとも1つの側壁で囲われた半導体発光素子を含む。…前記チャンバから放射された光線の少なくとも70%が、前記チャンバの前記側壁から放射される。」(公表公報C、【0005】)

(Cc) 「The illumination device 100 includes at least one sidewall 120 that may have a circular, elliptical, triangular, rectangular, or polygon shape as viewed from the top and may be made of an optical transparent or translucent material, glass, plastic, and/or A1O2. The use of A1O2 as a material for the sidewall 120 is advantageous because of its high thermal conductivity, and high optical transmission properties. The A1O2 can be mixed into a plastic, but also used in pure form, as for example in a ceramic form (Alumina), or in crystalline form (Sapphire) For example, when the sidewall 120 has a circular or elliptical shape, a single continuous sidewall may be used.」(第6ページ第3行?同ページ第10行)
「照明装置100は、少なくとも1つの側壁120を備える。側壁120は、上から見たときに円形、楕円形、三角形、四角形または多角形の形状を有し得、光学的に透明または半透明の材料、ガラス、プラスチック及び/またはA1O2で作製され得る。A1O_(2)は熱伝導率及び光透過性が高いので、側壁120を作製するための材料として使用することは好適である。A1O_(2)はプラスチックに混合して使用することができるが、セラミック形態(アルミナ)または結晶形態(サファイア)などの純粋な形態で使用することもできる。例えば、側壁120が、円形または楕円形の形状を有する場合、単一の連続的な側壁が使用され得る。」(公表公報C、【0012】)

(Cd) 「Sixth, in an embodiment in which the sidewall 120 and/or top element 122 include wavelength converting materials, and when the LED 102 produces a blue or UV pump light, the color or white point of the light output of the illumination device 100 is determined by components, e.g., sidewall 120 and top element 122 added in a late stage of the assembly process, after the wavelength and light output of the LED 102 is already measured or known.」(第11ページ第7行?同ページ第11行)
「第6に、側壁120及び/または頂部要素122が波長変換材料を含み、LED102が青色またはUVポンプ光を生成する実施形態では、照明装置100から出力される光線の色または白色の色調は、LED102の波長及び光出力を測定した後に(または既知の場合)、組立過程の後ろの工程で追加される例えば側壁120及び頂部要素122などの構成要素によって決定される。」(公表公報C、【0025】)

(2) 引用文献Aに記載された発明
ア 引用文献Aには、
(ア) LEDチップを利用した発光装置に関するものであって(摘示(Aa))、当該発光装置を照明器具に配置するものであること(摘示(Ad)【0040】)、
(イ) 発光装置は、LEDチップ1、実装基板2、配光レンズ21、リフレクタ31及び色変換部41が設けられていること(摘示(Ab)【0029】)、
(ウ)
a LEDチップ1は青色光を放射するものであること(摘示(Ab)【0030】)、
b
(a) 配光レンズ21は、光入射面が平面状で光出射面が凸曲面状に形成された平凸レンズであり、リフレクタ31の光取り出し側の開口面を閉塞する形で配置されており、透光性材料(例えば、アクリル樹脂、ガラスなど)により形成されていること(摘示(Ad)【0038】)、
(b) 配光レンズ21は、LEDチップ1から放射される光の配光を制御するものであること(摘示(Ab)【0029】)、
c リフレクタ31は、LEDチップ1から放射された光や色変換部41から出射された光が配光レンズ21側へ反射するもので(摘示(Ac)【0034】)、リフレクタ31の材料はセラミックであること(摘示(Ac)【0035】)、
d リフレクタ31の内側面側には、LEDチップ1から放射された光によって励起されてLEDチップ1の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有した透光性材料により形成された色変換部41が保持されていること(摘示(Ac)【0029】)、
が記載されている。
また、引用文献Aにおいて、
(エ) 摘示(Ae)より、上記「(イ)」において、
a 配光レンズ21及びリフレクタ31は、LEDチップ1を囲むように配置されていること、
b 色変換部41は、LEDチップ1及び配光レンズ21の間に配置され、LEDチップ1及び配光レンズ21とは接触していないこと、
が明らかである。

イ これらのことから、引用文献Aには次の発明(以下、「引用発明A」という。)が記載されていると認められる。
「LEDチップを利用した発光装置を配置した照明器具であって、
発光装置は、LEDチップ1、実装基板2、配光レンズ21、リフレクタ31及び色変換部41が設けられ、配光レンズ21及びリフレクタ31はLEDチップ1を囲むように配置されており、
LEDチップ1は、青色光を放射し、
配光レンズ21は、光入射面が平面状で光出射面が凸曲面状に形成された平凸レンズであり、リフレクタ31の光取り出し側の開口面に配置され、透光性材料(例えば、アクリル樹脂、ガラスなど)により形成され、LEDチップ1から放射される光の配光を制御するものであり、
リフレクタ31は、セラミック材料からなり、LEDチップ1から放射された光や色変換部41から出射された光を配光レンズ21側へ反射するものであって、
リフレクタ31の内側面側に保持された色変換部41は、LEDチップ1から放射された光によって励起されてLEDチップ1の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有した透光性材料により形成されており、
色変換部41は、LEDチップ1及び配光レンズ21の間に配置され、LEDチップ1及び配光レンズ21とは接触していない、
照明器具。」

(3) 対比・判断
ア 本願発明と引用発明Aとを対比する。
(ア) 引用発明Aの「照明器具」は、本願発明の「照明装置」に相当し、以下同様に、「LEDチップ1」は「LED光源」に、「配光レンズ21」は「透過部分」に、「リフレクタ31」は「反射部分」に、「青色光」は「光源光」に、「蛍光体」は「発光材料」に相当する。
(イ) 上記「(ア)」の相当関係より、
a 引用発明Aの「発光装置」をなす、「LEDチップ1を囲むように配置され」た「配光レンズ21及びリフレクタ31」は、本願発明の「エンベロープ」に相当する。そして、引用発明Aの「LEDチップを利用した発光装置を配置した照明器具」は、本願発明の「光源光を生成するLED光源を囲むエンベロープを有する照明装置」に相当する。
b 引用発明Aの「発光装置を配置した照明器具」をなす「色変換部41」が、「LEDチップ1から放射された光によって励起されてLEDチップ1の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有した透光性材料により形成」されることは、本願発明の「照明装置は、光源光の少なくとも一部を吸収し発光材料光を放射する発光材料を有」することに相当する。
c 引用発明Aの「LEDチップ1から放射された光や色変換部41から出射された光を配光レンズ21側へ反射するものであ」る「リフレクタ31」は、本願発明の「光源光の少なくとも一部及び発光材料光の少なくとも一部を反射する反射部分」に相当し、また、引用発明Aの「リフレクタ31は、セラミック材料からな」ることは、本願発明の「反射部分は反射セラミック材料を有」することに相当する。
d 引用発明Aの「リフレクタ31の光取り出し側の開口面に配置され、透光性材料(例えば、アクリル樹脂、ガラスなど)により形成され」た「配光レンズ21」は、リフレクタ31が「LEDチップ1から放射された光や色変換部41から出射された光を配光レンズ21側へ反射」した光を「光出射面」側に出射するものであるから、本願発明の「光源光の少なくとも一部及び発光材料光の少なくとも一部を透過し、これにより透過部分の下流に照明装置光を供給する当該透過部分」に相当する。
e 引用発明Aの「LEDチップ1から放射された光によって励起されてLEDチップ1の発光色とは異なる色の光を放射する蛍光体を含有した透光性材料により形成され」た「色変換部41」が「LEDチップ1及び配光レンズ21の間に配置され、LEDチップ1及び配光レンズ21とは接触していない」ことは、本願発明の「前記発光材料を有する透過中間窓は、前記LED光源の下流且つ前記透過部分の上流に、前記LED光源及び前記透過部分から離隔して配置され」ることに相当する。

イ 以上のことから、本願発明と引用発明Aとの一致点及び相違点は、次のとおりである。
[一致点A]
「光源光を生成するLED光源を囲むエンベロープを有する照明装置であって、
前記照明装置は、光源光の少なくとも一部を吸収し発光材料光を放射する発光材料を有し、
前記エンベロープは、光源光の少なくとも一部及び発光材料光の少なくとも一部を透過し、これにより透過部分の下流に照明装置光を供給する当該透過部分と、光源光の少なくとも一部及び発光材料光の少なくとも一部を反射する反射部分とを有し、前記反射部分は反射セラミック材料を有し、
前記発光材料を有する透過中間窓は、前記LED光源の下流且つ前記透過部分の上流に、前記LED光源及び前記透過部分から離隔して配置された、
照明装置。」

[相違点A]
透過部分に関し、本願発明では、「透過セラミック材料を有し、」「半透明であ」る「透過部分」であるのに対し、引用発明Aでは、「透光性材料(例えば、アクリル樹脂、ガラスなど)により形成」された「配光レンズ21」である点。

ウ 判断
相違点Aについて検討する。
(ア) 摘示(Ba)?(Be)より、引用文献Bには、「発光ダイオード(LED)を備えた照明装置において、LED102から生じた光が外部へと出る出力ポート120に、セラミックから製造される半透明の窓を設ける技術」が記載されているといえ、また、摘示(Ca)?(Cd)より、引用文献Cには、「発光ダイオード(LED)を使用する照明装置において、照明装置のチャンバから放射された光線が放射される半透明の側壁120を、セラミックで作製する技術」が記載されているといえる。
そうすると、「LEDを用いた照明装置において、光線が透過する部分に、半透明のセラミック材料を用いること」は本願の優先権主張日の前における周知の技術であったと認められる。
(イ) しかしながら、照明装置の透過部分を「半透明」とすることは、光源光を透過部分の内部で散乱させる(上記「第3 2(3)ウ(ア)a」参照)ことであるところ、引用発明Aの「配光レンズ21」は「LEDチップ1から放射される光の配光を制御する」ものであるから、当該「配光レンズ21」を「半透明」とすることには明らかに阻害要因があるというべきである。
よって、引用発明Aに上記周知の技術を適用して上記相違点Aに係る本願発明の構成に想到することは当業者にとって容易とはいえない。
(ウ) 以上より、本願発明は、引用発明A、引用文献B及びCの記載事項に基いて当業者が容易に想到し得るものとはいえない。

(4) 小括
上記「(3)ウ」のとおり、本願発明は、引用発明A、引用文献B及びCの記載事項に基いて当業者が容易に想到し得るものとはいえなくなった。また、本願の請求項2?10に係る発明は、本願発明をさらに限定したものであるから、本願発明と同様に、当業者が引用発明A、引用文献B及びCの記載事項に基いて容易に発明をすることができたものとはいえなくなった。
そうすると、もはや、当審拒絶理由によって本願を拒絶することはできない。

3 当審拒絶理由1(理由Aについて)及び当審拒絶理由2の判断
平成29年2月21日に提出された手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1?10により、当審拒絶理由1の理由A及び当審拒絶理由2は解消した。

第5 むすび
以上のとおり、原査定の理由及び当審拒絶理由1及び2によっては、本願を拒絶することはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって結論のとおり審決する。
 
審決日 2017-04-26 
出願番号 特願2012-512479(P2012-512479)
審決分類 P 1 8・ 121- WY (F21S)
P 1 8・ 537- WY (F21S)
最終処分 成立  
前審関与審査官 石田 佳久  
特許庁審判長 和田 雄二
特許庁審判官 小原 一郎
氏原 康宏
発明の名称 光源を囲むエンベロープを具備する照明装置  
代理人 特許業務法人M&Sパートナーズ  

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ