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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 A63B
管理番号 1333962
審判番号 不服2016-13455  
総通号数 216 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2017-12-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2016-09-08 
確定日 2017-10-25 
事件の表示 特願2014- 95900「両面使用可能な滑り止めマットタオル」拒絶査定不服審判事件〔平成26年11月20日出願公開、特開2014-217762〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯

本件出願は、平成26年5月7日(パリ条約の例による優先権主張 2013年5月7日(以下、「優先日」という。)、台湾)の出願であって、平成27年10月2日付けで拒絶理由が通知され、平成28年1月28日付けで手続補正がなされ、同年6月16日付けで拒絶の査定がなされ(同査定の謄本の送達(発送)日 同年同月21日)、同年9月8日に拒絶査定に対する審判請求がなされたものである。

2.本願の発明

本願の請求項1に係る発明は、上記の平成28年1月28日付け手続補正によって補正された特許請求の範囲の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものである(以下、「本願発明」という。)。

「【請求項1】
布生地層と、
前記布生地層の表面に貼付され、且つ、所定の図案を呈すると共に複数の第1の中空部を形成し、前記布生地層の表面を前記第1の中空部から露出させる第1の滑り止め層と、
前記布生地層の裏面に貼付され、且つ、所定の図案を呈すると共に複数の第2の中空部を形成し、前記布生地層の裏面を前記第2の中空部から露出させる第2の滑り止め層と、
を備え、
前記第1の滑り止め層は、前記布生地層表面において、互いに並行する複数の線からなる図案を有し、指を除いた手のひらの面積と同じ面積を有する範囲以内で、前記布生地層の表面露出部分の局部及び前記第1の滑り止め層の局部が必ず存在するよう設置されており、
前記第2の滑り止め層は、前記布生地層裏面において、互いに並行する複数の線からなる図案を有し、指を除いた手のひらの面積と同じ面積を有する範囲以内で、前記布生地層の裏面露出部分の局部及び前記第2の滑り止め層の局部が必ず存在するよう設置されていることを特徴とする両面使用可能な滑り止めマットタオル。」

3.引用例

原査定に係る拒絶理由で引用された、本願の優先日前に頒布された刊行物である特表2007-521093号公報(以下、「引用例」という。)には、図面と共に次の事項が記載されている(下線は審決で付した。以下同じ。)。

(1)「【0008】
図1は、第1の広げられた構成のタオル10の斜視図である。この実施例では、タオル10は、本明細書で述べるように、基部層12と、基部層12から突出する隆起した突起部14とを含む。図1に示す基部層12は、第1側面16と第2側面18を有する。この実施例では、突起部14は、第1側面16に固定される。しかし、側面16、18のいずれもが、第1側面16又は第2側面18になることができる。例えば、突起部14は、基部層12の第2側面18に固定することができる。タオル10は、当業者に知られている任意の容認可能なやり方によって縛ることのできる周囲縁部19も含む。」

(2)「【0010】
図1に示す実施例では、タオル10を、水分が表面20に導入された時、そうでなければツルツルし、又は滑り易くなることのある表面20の上面に配置することができる。図1に示すように、表面20は、以下により詳しく説明するように、ヨガ又は他のスポーツ・エクササイズ中に使用するための閉鎖気泡又は開放気泡を含むものなどの、ヨガ又は他のスポーツ・マットの任意の適切なタイプのものであることができる。或いは、表面20は、任意のタイプのフローリング材、テーブル若しくは他の家具、地面、或いは任意のタイプの他の支持面であることができる。」

(3)「【0013】
基部層12は、タオル10の設計要件に応じて変化することのできる比較的吸収性の材料から形成することができる。例えば、基部層12は非排他的実施例として、任意の適切な吸収性を有する、綿、絹、毛、麻などの天然繊維若しくは天然織物、並びに/或いはアクリル、ポリエステル超極細繊維、ナイロン、及び/若しくはレーヨンなどの合成材料を含むことができる。」

(4)「【0015】
例えば、図1に示す実施例では、基部層12の第2側面18は、基部層12の実質的に残りの部分とは異なる色彩を有するフォーカス域22を有する。この設計では、ヨガ、武術、又は他のスポーツ活動を実行する個人が、彼ら又は彼女らの注意を、そのような運動に参加する間、集中及び/又は焦点を助けるためのフォーカス域22に集中させることができる。フォーカス域22は、基部層12の残りの部分を形成するのに使用される材料と同じものから形成することができ、或いは、フォーカス域22は、異なった材料から形成することもできる。図1に示す実施例では、フォーカス域22は、幾分円盤形状であり、充分小さく寸法決めされて、運動中、使用者の目が大きく動かずに使用者がフォーカス域22で集中することができるようにする。例えば、フォーカス域22の直径は、約1.0センチメートルと6.0センチメートルの間であることができる。しかし、フォーカス域22の寸法は、この範囲外であることもできる。代替的実施例では、フォーカス域22は、他の適切な形状、即ち長方形、三角形、線状、楕円、又は他の適切な幾何学形状を有することができる。
【0016】
突起部14に使用される(複数の)材料は、様々であることができる。例えば突起部14は、非排他的実施例として、(ラテックスなどの)様々な形態のプラスチック、ゴム、エポキシ樹脂、又は任意の他の適切な材料であることができる。突起部14を形成するのに使用される材料は、比較的高い静止摩擦係数を有することができる。一実施例では、突起部14を形成するのに使用する材料は、基部層12の静止摩擦係数よりも大きな静止摩擦係数を有することができる。この設計によって、突起部14の比較的高い静止摩擦係数が、タオル10が、タオル10が配置される表面20に対して相対的にスリップし、滑動し、又は他の形で動く可能性を減少させる。別の述べ方をすれば、突起部14は、タオル10と表面20の間により大きな牽引力を提供する。
【0017】
突起部14の配置、形状、及び寸法は様々であることができる。一実施例では、突起部14は模様として配置される。例えば、図1に示す実施例では、突起部14は、基部層12上に格子状の構成で位置決めされる。この実施例では、突起部14は、複数の実質的に同様の列に位置決めされ、各列同士の間、及び個々の突起部14同士の間に、比較的一定の間隔が置かれる。別法として、突起部14は、基部層12上で、実質的に無作為の形で位置決めすることもできる。
【0018】
さらに、図1に示す実施例では、各突起部14は、断続的、非接続的、及び/又は不連続的に、基部層12の第1側面16にそれぞれ別個に固定される。一実施例では、突起部14は、突起部14を基部層12の位置内に融解させることを含むことができる熱処理法を使用して基部層12の所定位置に固定することができる。基部層12に突起部14を固定するために使用することができる代替方法の実施例には、化学結合、接着剤、又は任意の他の適切な手段が含まれるが、これらの方法は、いかなる形でも制限することを意図するものではない。」

(5)「【0020】
さらなる代替的実施例では、2つ又は複数の突起部14を連続させることができ、例えば、基部層12上に線、曲線、又は他の模様を形成するように一緒に固定することができる。さらに、一実施例では、突起部14それぞれが、複数軸に関して対称形であることができる。例えば、図1に示す実施例では、突起部14は、3本の軸:X軸、Y軸、Z軸に関して対称形である。他の実施例では、突起部14は、X軸、Y軸のような2本の異なった軸に関して対称形であるが、突起部14が対称形となる特定軸は、様々であることができる。このような設計によって、以下により詳しく述べるように、製造プロセスが促進され、使用者の触刺激が高まる。
【0021】
突起部14同士間の間隔は、様々であることができる。一実施例では、突起部14の間隔は、中心で約0.64センチメートル(約4分の1インチ)であることができる。しかし、突起部14同士の間隔は、それらが、突起部14(及び基部層12)と表面20の間で起こる動きに対する所望レベルの阻止を達成する限り、中心で約0.64センチメートル(4分の1インチ)より大きく、又はそれ未満であることができる。さらに、突起部14は、基部層12による水分吸収を過度に妨害せずに、相互に比較的接近して配置することができるので、基部12が、たとえば突起部14同士の間で、表面20に対して相対的に動く可能性は少ない。その結果、タオル10が表面20に対してスリップすることによる怪我は減少される。」

(6)「【0030】
図7は、タオル710の代替的実施例である。この実施例では、タオル710は、基部層712の第1側面716のそれぞれに複数の第1突起部714Aを、基部層712の第2側面718のそれぞれに複数の第2突起部714Bを含む。この設計によって、タオル710は、いずれの側面716、718も下向き(表面720に向かって)、或いは上向きに(表面720から離れて)にして使用することができる。さらに、使用者は、タオル710の基部層712に固定された突起部714A、714Bの量、形状、寸法、及び配置に応じて触刺激の増大を感じることができる。突起部714A、714Bは、両側面716、718で実質的に同一形状、同一寸法、及び同一配置であることができ、或いは形状、寸法、及び配置が、第1側面716と第2側面718で異なることもできる。」

上記の記載事項を総合すると、引用例には、次の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されているものと認められる。

「基部層と、基部層から突出する隆起した突起部とを含み、
タオルを表面の上面に配置し、表面は、ヨガ又は他のスポーツ・マットの任意の適切なタイプのものであり、
基部層は、適切な吸収性を有する、綿、絹、毛、麻などの天然繊維若しくは天然織物、並びに/或いはアクリル、ポリエステル超極細繊維、ナイロン、及び/若しくはレーヨンなどの合成材料を含み、
突起部の比較的高い静止摩擦係数が、タオルが、タオルが配置される表面に対して相対的にスリップし、滑動し、又は他の形で動く可能性を減少させ、
突起部は模様として配置され、
突起部は、複数の実質的に同様の列に位置決めされ、各列同士の間、及び個々の突起部同士の間に、比較的一定の間隔が置かれ、
基部層に突起部を固定するために接着剤を使用し、
突起部の間隔は、中心で約0.64センチメートル(約4分の1インチ)であり、
基部層の第1側面のそれぞれに複数の第1突起部を、基部層の第2側面のそれぞれに複数の第2突起部を含み、
いずれの側面も下向き、或いは上向きにして使用することができる
タオル。」

4.対比

本願発明と引用発明とを対比する。

後者の「第1側面」及び「第2側面」は、前者の「表面」及び「裏面」にそれぞれ相当する。
後者の「基部層」は、タオルに含まれており、適切な吸収性を有する、綿、絹、毛、麻などの天然繊維若しくは天然織物、並びに/或いはアクリル、ポリエステル超極細繊維、ナイロン、及び/若しくはレーヨンなどの合成材料を含むから、前者の「布生地層」に相当する。
後者においては、突起部の比較的高い静止摩擦係数が、タオルが、タオルが配置される表面に対して相対的にスリップし、滑動し、又は他の形で動く可能性を減少させるから、突起部が滑り止めとして機能することは明らかであって、後者の「第1突起部」及び「第2突起部」は、前者の「第1の滑り止め層」及び「第2の滑り止め層」にそれぞれ相当する。
後者の「基部層に突起部を固定するために接着剤を使用」する点は、前者の第1の滑り止め層が「布生地層の表面に貼付され」る点、及び、第2の滑り止め層が「布生地層の裏面に貼付され」る点に相当し、同様に、後者の「突起部は模様として配置され」る点は、前者の第1の滑り止め層及び第2の滑り止め層がそれぞれ「所定の図案を呈する」点に相当する。
後者の「突起部」は基部層から突出する隆起したものであるから、後者において基部層が突起部と突起部以外の部分とに区分されることは明らかであって、後者の突起部以外の部分は、その構造、機能、作用等からみて、前者の「第1の中空部」及び「第2の中空部」に相当する。そして、後者の突起部以外の部分は基部層であって、その表面が露出していることは明らかであるから、後者は前者の「布生地層の表面を前記第1の中空部から露出させる第1の滑り止め層」及び「布生地層の裏面を第2の中空部から露出させる第2の滑り止め層」との発明特定事項を備えている。
後者においては、突起部の間隔は、中心で約0.64センチメートル(約4分の1インチ)であるから、通常の手のひらの大きさを勘案すれば、指を除いた手のひらの面積と同じ面積を有する範囲に、突起部と突起部以外の部分とが必ず存在することは明らかである。そうすると、後者は、前者の「第1の滑り止め層は、指を除いた手のひらの面積と同じ面積を有する範囲以内で、前記布生地層の表面露出部分の局部及び前記第1の滑り止め層の局部が必ず存在するよう設置されており」、「第2の滑り止め層は、指を除いた手のひらの面積と同じ面積を有する範囲以内で、前記布生地層の裏面露出部分の局部及び前記第2の滑り止め層の局部が必ず存在するよう設置されている」との発明特定事項を備えている。
後者の「いずれの側面も下向き、或いは上向きにして使用することができる」点は、前者の「両面使用可能」である点に相当する。
後者においては、タオルを表面の上面に配置し、表面は、ヨガ又は他のスポーツ・マットの任意の適切なタイプのものであり、また、突起部の比較的高い静止摩擦係数が、タオルが、タオルが配置される表面に対して相対的にスリップし、滑動し、又は他の形で動く可能性を減少させるから、後者の「タオル」は、前者の「滑り止めマットタオル」に相当する。
なお、審判請求人は審判請求書において、引用例について「引用発明1には、マットタオルの表面にフォーカス域22を有することが開示されている。このフォーカス域22は、使用者の集中を助けるためのものであり、フォーカス域22の範囲内では突起部14を設置していない。このことから、本願の上記構成(B)のうち、特に「指を除いた手のひらの面積と同じ面積を有する範囲以内で」第1及び第2の滑り止め層が必ず存在する、という本願請求項1の特徴が、引用発明からは容易に導くことはできない。」と主張している。しかしながら、引用例には「フォーカス域22」について「基部層12の実質的に残りの部分とは異なる色彩を有す」(段落【0015】)ることは記載されているものの、フォーカス域の範囲内における突起部の有無については記載されていない。また、引用例には「例えば、フォーカス域22の直径は、約1.0センチメートルと6.0センチメートルの間であることができる。」(段落【0015】)と記載されているから、通常の手のひらの大きさを勘案すれば、仮にフォーカス域に突起部が設置されないとしても、後者においては、指を除いた手のひらの面積と同じ面積を有する範囲に、突起部と突起部以外の部分とが必ず存在することは明らかであって、後者は、前者の「第1の滑り止め層は、指を除いた手のひらの面積と同じ面積を有する範囲以内で、前記布生地層の表面露出部分の局部及び前記第1の滑り止め層の局部が必ず存在するよう設置されており」、「第2の滑り止め層は、指を除いた手のひらの面積と同じ面積を有する範囲以内で、前記布生地層の裏面露出部分の局部及び前記第2の滑り止め層の局部が必ず存在するよう設置されている」との発明特定事項を備えているといえる。

したがって、両者は、

「布生地層と、
前記布生地層の表面に貼付され、且つ、所定の図案を呈すると共に第1の中空部を形成し、前記布生地層の表面を前記第1の中空部から露出させる第1の滑り止め層と、
前記布生地層の裏面に貼付され、且つ、所定の図案を呈すると共に第2の中空部を形成し、前記布生地層の裏面を前記第2の中空部から露出させる第2の滑り止め層と、
を備え、
前記第1の滑り止め層は、前記布生地層表面において、図案を有し、指を除いた手のひらの面積と同じ面積を有する範囲以内で、前記布生地層の表面露出部分の局部及び前記第1の滑り止め層の局部が必ず存在するよう設置されており、
前記第2の滑り止め層は、前記布生地層裏面において、図案を有し、指を除いた手のひらの面積と同じ面積を有する範囲以内で、前記布生地層の裏面露出部分の局部及び前記第2の滑り止め層の局部が必ず存在するよう設置されている両面使用可能な滑り止めマットタオル。」

の点で一致し、以下の点で相違している。

[相違点1]
前者では「第1の中空部」及び「第2の中空部」がそれぞれ「複数」形成されるのに対して、後者ではその点につき明らかでない点。

[相違点2]
前者では「第1の滑り止め層」及び「第2の滑り止め層」がそれぞれ「互いに並行する複数の線からなる」図案を有しているのに対して、後者ではその点につき明らかでない点。

5.判断

上記相違点1及び2について併せて検討する。

引用発明においては、突起部は、複数の実質的に同様の列に位置決めされ、各列同士の間、及び個々の突起部同士の間に、比較的一定の間隔が置かれるところ、引用例には「さらなる代替的実施例では、2つ又は複数の突起部14を連続させることができ、例えば、基部層12上に線、曲線、又は他の模様を形成するように一緒に固定することができる。」(段落【0020】、上記3.(5)参照)ことが記載されている。
そうすると、引用発明に他の実施例についての上記記載事項を適用して、列に位置決めされた複数の突起部を連続させて線を形成することにより、複数の突起部を一体として「線からなる」ようにすることは当業者が容易になし得たことである。
また、仮に、引用例の上記記載事項が複数の突起を一体として線を形成することを意味しないとしても、「連続」の通常の意味が「つらなりつづくこと」(『広辞苑 第六版』)であることに照らせば、上記記載事項における「突起部14を連続させる」ことは、突起部が連なり続くようにすることであるといえる。そして、引用発明の比較的一定の間隔が置かれた突起部を連なり続くようにすれば、突起部の間隔が狭まることは明らかであるから、上記記載事項において複数の突起部を連続させた態様が「線を形成するように」と表現されていることも踏まえると、引用発明において列に位置決めされた突起部の間隔を狭めていくことにより、複数の突起部を一体として「線からなる」ようにすることは当業者が容易になし得たことである。
そして、引用発明においては、突起部は、各列同士の間に比較的一定の間隔が置かれるのだから、列に位置決めされた突起部を一体にして形成された「線」の間にも必然的に比較的一定の間隔が置かれることになって、「線」は互いに並行する複数の線となり、また、「第1の中空部」及び「第2の中空部」は、互いに並行する複数の線によって区画されるから、それぞれ複数形成されることとなる。

そうすると、引用発明において、上記相違点1及び2に係る本願発明の発明特定事項とすることは、当業者が容易に想到し得るものである。

そして、本願発明の発明特定事項の全体によって奏される効果も、引用発明から当業者が予測し得る範囲内のものである。

6.むすび

以上のとおり、本願発明は、引用発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2017-05-24 
結審通知日 2017-05-30 
審決日 2017-06-12 
出願番号 特願2014-95900(P2014-95900)
審決分類 P 1 8・ 121- Z (A63B)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 宮本 昭彦  
特許庁審判長 黒瀬 雅一
特許庁審判官 森次 顕
古田 敦浩
発明の名称 両面使用可能な滑り止めマットタオル  
代理人 服部 雅紀  

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