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審決分類 |
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H04M |
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管理番号 | 1336074 |
審判番号 | 不服2017-371 |
総通号数 | 218 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2018-02-23 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2017-01-11 |
確定日 | 2018-01-04 |
事件の表示 | 特願2016- 19034「通信装置、通信制御方法、及びプログラム」拒絶査定不服審判事件〔平成29年 8月10日出願公開、特開2017-139611〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本願は、平成28年2月3日を出願日とする特許出願であって、平成28年7月12日付け拒絶理由の通知に対し、平成28年8月8日付けで意見書が提出されるとともに手続補正がなされたが、平成28年10月3日付けで拒絶査定がされ、これに対して平成29年1月11日に拒絶査定不服審判が請求されたものである。 第2 本願発明について 1 本願発明 本願の請求項1ないし7に係る発明は、平成28年8月8日付けで補正された特許請求の範囲の請求項1ないし7に記載された事項により特定されるものであるところ、その請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は以下のとおりのものである。 「【請求項1】 デフォルトで全てのデータ通信を禁止し、 アプリケーションからデータ通信の要求を受け、 前記要求したアプリケーションから要求されたデータ通信のプロトコルに応じて、該アプリケーションのデータ通信を許可する 通信装置。」 2 引用例・引用発明 (1) 引用例 原査定の拒絶の理由で引用された特開2013-157751号公報(以下、「引用例」という。)には次の事項が記載されている。(下線は、当審にて付与。) ア 「【請求項1】 通信を行うアプリケーションを実行する携帯端末であって、 ポート番号と当該ポート番号で示されるポートを用いた前記アプリケーションによる通信の可否を定めた情報である通信可否とを対応させた通信可否情報を取得する通信可否情報取得部と、 通信に係るデータについてのポート番号を取得するための通信情報取得部と、 前記通信情報取得部が取得したポート番号と前記通信可否情報取得部が取得した通信可否情報とを参照して、通信許可されているポート番号のポートが割り当てられていない通信に係る前記データの通信を抑制する通信制御部とを備える ことを特徴とする携帯端末。 【請求項2】 前記通信可否情報は、プロトコル番号と、当該プロトコル番号で示されるプロトコルを用いた通信の可否との対応関係を定めた情報を含み、 前記通信情報取得部は、通信に係るデータについてのプロトコル番号を取得し、 前記通信制御部は、前記通信情報取得部が取得したプロトコル番号と前記通信可否情報とを参照して、通信許可されているプロトコル番号が割り当てられていない通信に係る前記データの通信を抑制する ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。」 イ 「【技術分野】 【0001】 本発明は、携帯端末に関し、特に、データ通信を抑制する技術に関する。 【背景技術】 【0002】 従来、携帯端末の省電力を実現する技術として、バックライトや、着信音や、バイブレータ等に対して、電力供給を制御するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。 近年、スマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話機は、アプリケーション・ソフトウェア(以下、「アプリケーション」という。)を多数インストールすることができ、これらのアプリケーションやOS(Operating System)のデータ通信による消費電力が、問題となっている。これらのデータ通信には、ユーザにとって重要でないものも存在するため、消費電力を抑えるために、従来技術により、データ通信を完全に止めることも可能である。 【先行技術文献】 【特許文献】 【0003】 【特許文献1】特開2000-253142号公報 【発明の概要】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、データ通信を完全に止めてしまうと、ユーザにとって必要なサービスのデータ通信までも不可能となるという問題がある。また、多数のアプリケーション等がデータ通信を行うために、個々のアプリケーションを特定して通信を止めるのは煩雑であるという問題がある。 そこで、本発明は、係る問題に鑑みてなされたものであり、通信を抑制することを容易にする携帯端末を提供することを目的とする。」 ウ 「【0008】 以下、本発明に係る携帯端末の実施の形態としての携帯電話機について図1?図5を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付する。 ≪実施の形態≫ <構成> 図1は、携帯電話機1の主要部の機能構成図である。 【0009】 携帯電話機1は、同図に示すように、入力部10、表示部11、送受信部12、バッテリ13、記憶部14および制御部15を備える。 ここで、入力部10は、ユーザからの指示を受け付けるものであり、例えば、静電容量方式のタッチセンサである。 表示部11は、制御部15からの指示を受けて各種画像を表示するものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成される。 <概要> ここで、表示部11に表示される画面例を参照して、本実施形態の概略を説明する。図2は、携帯電話機1の表示部11の省電力モード設定用の表示画面例を示す図である。 【0010】 携帯電話機1は、データ通信を抑制することによって消費電力を抑える省電力モード機能を有する。この省電力モードでは、携帯電話機1は、特定のデータ通信のみを許可し、その他のデータ通信を抑制する。ユーザは、省電力モードのON/OFFを選択することができる。省電力モードをONにした場合は、ユーザは、例えばバッテリ残量に基づいて、省電力モードを開始するというように、省電力モードの開始条件を選択することができる。詳細は後述する。 【0011】 また、省電力モードをONにした場合は、ユーザは、データ通信を許可するサービスを選択することができる。すなわち、図2に示すように、ユーザが例えば「メール受信」および「メール送信」をONにし、「Web閲覧」および「その他の通信」をOFFにすると、携帯電話機1は、「メール受信」および「メール送信」に係るデータ通信を許可し、「Web閲覧」および「その他の通信」に係るデータ通信を抑制する。詳細は後述する。 【0012】 なお、ここで、サービスとは、ポート番号に対応する機能であり、前述した例の他、例えば、FTP(File Transfer Protocol)を用いる「ファイル転送」や、HTTPS(HyperText Transfer Protocol over Secure Socket Layer)を用いる「SSL通信」等の機能である。 以下、本実施形態の構成の説明に戻る。」 エ 図2 オ 「【0014】 アプリケーションA111aは、通信プロトコルであるHTTP(HyperText Transfer Protocol)(ポート番号「80」)を用いてアプリケーションA111aのアップデートの有無の確認を行うアプリケーション・ソフトウェアであり、アプリケーションB111bは、通信プロトコルであるSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)(ポート番号「25」)、POP3(Post Office Protocol version 3)(ポート番号「110」)およびIMAP4(Internet Message Access Protocol version 4)(ポート番号「143」)を用いて電子メールサービスを提供するアプリケーション・ソフトウェアであり、アプリケーションC111cは、ポート番号「8080」を用いて、ユーザの操作が無くても定期的にデータ通信を行うアプリケーション・ソフトウェアである。なお、アプリケーション111(111a,111b,111c,…)は、サービスに用いるあて先ポート番号を保持している。」 カ 「【0024】 ここで、サービス名D10は、ユーザが理解可能なサービスの名称を識別するものである。なお、サービスの情報とは、ユーザが理解可能なサービスを識別可能な情報であり、サービス名を含む概念である。プロトコル番号D11は、サービスに使用するアプリケーションに対応するプロトコルの番号である。ポート番号D12は、サービスに使用するアプリケーションに対応するポート番号である。ポート番号D12「110」および「143」は、メール受信サービスに対応している。ポート番号D12「25」は、メール送信サービスに対応している。ポート番号D12「80」は、Web閲覧サービスに対応している。制御部15は、この変換テーブル101により、例えば、「メール受信」サービスに対応するプロトコル番号「6」およびポート番号「110」および「143」を取得する。これらのポート番号は、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)で管理されているウェルノウンポート番号である。 <通信可否テーブル102> 図4は、通信可否テーブル(通信可否情報)102のデータ構成および内容例を示す図である。 【0025】 通信可否テーブル102は、データ通信の可否を決定するために用いるものである。通信可否テーブル102は、同図に示すように、番号D20と、プロトコル番号D21と、ポート番号D22と、送受信フラグD23と、通信可否D24とを対応付けて構成される情報である。 ここで、通信可否テーブル102の行は、通信可否のルールを示す情報である。番号D20は、通信可否のルールを適用する処理の優先順位である。通信可否のルールを適用する処理については、後述する。プロトコル番号D21およびポート番号D22は、処理の対象となるデータ通信のサービスを特定するものである。なお、「*」は、任意のパターンを示す。送受信フラグD23は、処理の対象となるデータ通信に係るデータの方向を示すものである。すなわち、携帯電話機1から基地局へ送信するデータを処理の対象とするときは、送受信フラグD23は、送信を意味する値(以下、「「送信」」と表記する。)とする。携帯電話機1が基地局から受信するデータを処理の対象とするときは、送受信フラグD23は、「受信」とする。送信および受信の両方を処理の対象とするときは、送受信フラグD23は、「送信/受信」とする。通信可否D24は、通信の許可または禁止を示すフラグである。処理の対象とするデータの通信の許可を示すときは、通信可否D24は、「許可」とする。処理の対象とするデータの通信の禁止を示すときは、通信可否D24は、「禁止」とする。 【0026】 次に、通信可否のルールを適用する処理について説明する。 例えば、あて先ポート番号が「110」のパケットを受信した場合は、通信制御部153は、通信可否テーブル102を参照し、ポート番号D22が「110」かつ送受信フラグD23が「送信/受信」もしくは「受信」である行を、番号D20が「1」である行から番号D20の値の昇順に検索する。なお、1つのルールが適合した場合には、残りのルールは無効とする。そうすると、通信制御部153は、番号D20が「1」である行のルールを適用し、このパケットの通信を許可する。また、例えば、あて先ポート番号が「8080」の送信用データについては、通信制御部153は、通信可否テーブル102を参照し、ポート番号D22が「8080」かつ送受信フラグD23が「送信/受信」もしくは「送信」である行を、番号D20が「1」である行から番号D20の値の昇順に検索する。そうすると、通信制御部153は、番号D20が「5」のルールを適用し、この送信用データの通信を禁止する。 <通信可否テーブル102の設定> 図2に示すように、ユーザが省電力モードをONにした場合に、「メール受信」および「メール送信」をONにし、「Web閲覧」および「その他の通信」をOFFにしたとする。 【0027】 入力部10は、「メール受信」および「メール送信」に対する通信の可否情報である「許可」と、「Web閲覧」および「その他の通信」に対する通信の可否情報である「禁止」とを受け付ける。制御部15は、入力部10からこれらの情報を取得し、変換テーブル101(図3参照)を参照して、それぞれのサービスに対するプロトコル番号およびポート番号を取得する。そして、制御部15は、それぞれのサービスに対するプロトコル番号およびポート番号と通信の可否情報とを対応付けて、通信可否テーブル102(図4参照)を設定する。 <動作> 以下、上記構成を備え、上記データを取り扱う携帯電話機1の動作について、図5および図6(構成は適宜図1)を参照して説明する。」 キ 図4 (2) 引用発明 ア 引用例の上記(1)アには、「通信を行うアプリケーションを実行する携帯端末」が記載されている。 イ 引用例の上記(1)カ段落0024の「図4は、通信可否テーブル(通信可否情報)102のデータ構成および内容例を示す図である。」との記載、上記(1)エに図2として示される省電力モード設定用の表示画面、引用例の上記(1)ウ段落0011の「また、省電力モードをONにした場合は、ユーザは、データ通信を許可するサービスを選択することができる。すなわち、図2に示すように、ユーザが例えば「メール受信」および「メール送信」をONにし、「Web閲覧」および「その他の通信」をOFFにすると、携帯電話機1は、「メール受信」および「メール送信」に係るデータ通信を許可し、「Web閲覧」および「その他の通信」に係るデータ通信を抑制する。」との記載、また、引用例の上記(1)カ段落0026及び段落0027の「<通信可否テーブル102の設定> 図2に示すように、ユーザが省電力モードをONにした場合に、「メール受信」および「メール送信」をONにし、「Web閲覧」および「その他の通信」をOFFにしたとする。」及び「入力部10は、「メール受信」および「メール送信」に対する通信の可否情報である「許可」と、「Web閲覧」および「その他の通信」に対する通信の可否情報である「禁止」とを受け付ける。制御部15は、入力部10からこれらの情報を取得し、変換テーブル101(図3参照)を参照して、それぞれのサービスに対するプロトコル番号およびポート番号を取得する。そして、制御部15は、それぞれのサービスに対するプロトコル番号およびポート番号と通信の可否情報とを対応付けて、通信可否テーブル102(図4参照)を設定する。」との記載によると、引用例記載の携帯端末は、「ユーザは、省電力モード設定用の表示画面において、データ通信を許可するサービスを選択し、」通信可否情報として、それぞれのサービスに対するプロトコル番号およびポート番号と通信の可否情報とを対応付けて設定する携帯端末といえる。 ウ 引用例の上記(1)オ段落0014に「アプリケーションA111aは、通信プロトコルであるHTTP(HyperText Transfer Protocol)(ポート番号「80」)を用いてアプリケーションA111aのアップデートの有無の確認を行うアプリケーション・ソフトウェアであり、アプリケーションB111bは、通信プロトコルであるSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)(ポート番号「25」)、POP3(Post Office Protocol version 3)(ポート番号「110」)およびIMAP4(Internet Message Access Protocol version 4)(ポート番号「143」)を用いて電子メールサービスを提供するアプリケーション・ソフトウェアであり、アプリケーションC111cは、ポート番号「8080」を用いて、ユーザの操作が無くても定期的にデータ通信を行うアプリケーション・ソフトウェアである。なお、アプリケーション111(111a,111b,111c,…)は、サービスに用いるあて先ポート番号を保持している。」と記載されているようにポート番号は、アプリケーションで用いられるHTTP、SMTP、POP3、IMAP4などのプロトコルを表す番号ともいえ、一方、プロトコル番号は、上記(1)カ段落0024に記載されているように「プロトコル番号D11は、サービスに使用するアプリケーションに対応するプロトコルの番号」であるから、通信に係るデータについてのポート番号、及びプロトコル番号は、いずれもプロトコルを表す情報といえる。 そして、上記(1)カ段落0025の通信可否テーブル(通信可否情報)102のデータ構成および内容例としての「通信可否D24は、通信の許可または禁止を示すフラグである。処理の対象とするデータの通信の許可を示すときは、通信可否D24は、「許可」とする。処理の対象とするデータの通信の禁止を示すときは、通信可否D24は、「禁止」とする。」との記載を踏まえると、上記(1)ア記載の、通信を行うアプリケーションを実行する携帯端末であって、アプリケーションによる通信に係るデータについてのポート番号、及びプロトコル番号と通信可否情報とを参照して、前記データの通信の抑制をする携帯端末は、「アプリケーションによる通信のプロトコルに応じて、該アプリケーションのデータの通信を許可する」携帯端末といえる。 以上を踏まえると、引用例には以下のとおりの発明(以下、「引用発明」という。)が記載されているといえる。 「通信を行うアプリケーションを実行する携帯端末であって、 ユーザは、省電力モード設定用の表示画面において、データ通信を許可するサービスを選択し、 アプリケーションによる通信のプロトコルに応じて、該アプリケーションのデータの通信を許可する 携帯端末。」 3 対比 ア 「通信を行うアプリケーションを実行する携帯端末」である引用発明は、本願発明と「通信装置」である点で共通する。 イ 引用発明の許可の対象となるデータの通信は、「アプリケーションによる通信」であり、アプリケーションが要求したデータ通信といえるから、「アプリケーションによる通信」に係るデータの通信を許可する引用発明と、本願発明とは「アプリケーションからデータ通信の要求を受け」ている点で一致し、また、「アプリケーションによる通信のプロトコルに応じて、該アプリケーションのデータの通信を許可する」携帯端末である引用発明は、「要求したアプリケーションから要求されたデータ通信のプロトコルに応じて、該アプリケーションのデータ通信を許可する」点で本願発明と一致する。 以上を踏まえると、両者の一致点及び相違点は以下のとおりである。 【一致点】 「アプリケーションからデータ通信の要求を受け、 前記要求したアプリケーションから要求されたデータ通信のプロトコルに応じて、該アプリケーションのデータ通信を許可する 通信装置。」 【相違点】 本願発明が「デフォルトで全てのデータ通信を禁止し」ているのに対し、引用発明は、省電力モード設定用の表示画面において、ユーザが、データ通信を許可するサービスを最初に選択する前のデフォルト状態で、データ通信の許可又は禁止の具体的な設定が明記されていない点。 4 判断 引用発明は、上記2(1)イの段落0002記載の「近年、スマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話機は、アプリケーション・ソフトウェア(以下、「アプリケーション」という。)を多数インストールすることができ、これらのアプリケーションやOS(Operating System)のデータ通信による消費電力が、問題となっている。これらのデータ通信には、ユーザにとって重要でないものも存在するため、消費電力を抑えるために、従来技術により、データ通信を完全に止めることも可能である。」との背景技術において、段落0004記載の「しかしながら、データ通信を完全に止めてしまうと、ユーザにとって必要なサービスのデータ通信までも不可能となるという問題がある。また、多数のアプリケーション等がデータ通信を行うために、個々のアプリケーションを特定して通信を止めるのは煩雑であるという問題がある。」との課題を解決する発明であり、引用発明において、個々のアプリケーションを特定して通信を止めずに、できるだけ消費電力を抑えるという課題が存在することは明らかであるから、省電力モード設定用の表示画面においてユーザがデータ通信を許可するサービスを初めて選択する前のデフォルトの状態においても、できるだけ消費電力を抑えるために、従来技術のようにデータ通信を完全に止めるように、引用発明のデータ通信の許可又は禁止の具体的な設定を、全てのデータ通信を禁止するように設定しておくことは当業者が容易に想到し得る事項といえる。 そして、本願発明の奏する効果は、引用例に記載された事項から想定できる程度のものにすぎず、格別なものとはいえない。 5 まとめ 以上のとおり、本願発明は、引用例に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 したがって、本願は、他の請求項について検討するまでもなく拒絶すべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
審理終結日 | 2017-11-06 |
結審通知日 | 2017-11-07 |
審決日 | 2017-11-21 |
出願番号 | 特願2016-19034(P2016-19034) |
審決分類 |
P
1
8・
121-
Z
(H04M)
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最終処分 | 不成立 |
前審関与審査官 | 久慈 渉 |
特許庁審判長 |
北岡 浩 |
特許庁審判官 |
松永 稔 古市 徹 |
発明の名称 | 通信装置、通信制御方法、及びプログラム |
代理人 | 太田 昌宏 |
代理人 | 内海 一成 |
代理人 | 杉村 憲司 |