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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  A23L
審判 全部申し立て 特36条4項詳細な説明の記載不備  A23L
審判 全部申し立て 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備  A23L
管理番号 1337006
異議申立番号 異議2016-700722  
総通号数 219 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2018-03-30 
種別 異議の決定 
異議申立日 2016-08-10 
確定日 2017-12-25 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第5914743号発明「ニンジン含有飲料の基本味向上方法、ニンジン含有飲料及びその製造方法、並びに、ニンジン微細物」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第5914743号の特許請求の範囲を訂正請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項1、〔2、3〕、4、〔5、6〕、7、〔8、9〕について訂正することを認める。 特許第5914743号の請求項2、3、5、6、8、9に係る特許を維持する。 特許第5914743号の請求項1、4、7に係る特許についての特許異議の申立てを却下する。 
理由 第1 手続の経緯
本件特許異議の申立てに係る特許第5914743号(以下「本件特許」という。)の手続の経緯は、以下のとおりである。
平成27年11月24日 本件特許出願
平成28年 4月 8日 設定登録
同年 8月10日付け 特許異議申立書
平成29年 2月22日付け 取消理由通知書
同年 4月21日付け 意見書(特許権者)
同年 5月23日付け 取消理由通知書(決定の予告)
同年 7月21日付け 意見書、訂正請求書(特許権者)
同年 8月17日付け 意見書(特許異議申立人)

第2 訂正について
1 訂正の内容
平成29年7月21日付け訂正請求書による訂正(以下「本件訂正」という。)の内容は以下のとおりである(下線は訂正箇所を示す。)。
(1)一群の請求項1?3に係る訂正
ア 請求項1を削除する(以下「訂正事項1」という。)。
イ 訂正前の請求項2に
「【請求項2】
請求項1の方法であって、
前記ニンジン含有飲料の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)の関係は、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4である。」
とあるのを、
「【請求項2】
ニンジン含有飲料(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)の旨味の持続性の向上方法であって、それを構成するのは、少なくとも、調整であり、ここで調整されるのは、ニンジン微細物の粒度又はニンジン微細物の調合量であり、それによって、ニンジン含有飲料の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)が満たす関係は、
[A]≧16、かつ、
[B]≦-37.9[A]+1404.5、かつ、
[B]≧268.4、かつ、
[C]≦-91.7[A]+3300.0、かつ、
[C]≧550.3であり、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4であり、
[A]遠心沈殿量(%)の測定時の遠心処理条件は、1,600×gで10分間である。」
と訂正する(以下「訂正事項2」という。)。
ウ 訂正前の請求項3に「請求項1又は2の方法であって」とあるのを、「請求項2の方法であって」と訂正する(以下「訂正事項3」という。)。

(2)一群の請求項4?6に係る訂正
ア 請求項4を削除する(以下「訂正事項4」という。)。
イ 訂正前の請求項5に
「【請求項5】
請求項4のニンジン含有飲料であって、
そのニンジン微細物の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)の関係は、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4である。」
とあるのを、
「【請求項5】
ニンジン含有飲料(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)であって、そのニンジン微細物の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)の関係は、
[A]≧16、かつ、
[B]≦-37.9[A]+1404.5、かつ、
[B]≧268.4、かつ、
[C]≦-91.7[A]+3300.0、かつ、
[C]≧550.3であり、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4であり、
[A]遠心沈殿量(%)の測定時の遠心処理条件は、1,600×gで10分間である。」
と訂正する(以下「訂正事項5」という。)。
ウ 訂正前の請求項6に「請求項4又は5のニンジン含有飲料であって」とあるのを、「請求項5のニンジン含有飲料であって」と訂正する(以下「訂正事項6」という。)。

(3)一群の請求項7?9に係る訂正
ア 請求項7を削除する(以下「訂正事項7」という。)。
イ 訂正前の請求項8に
「【請求項8】
請求項7のニンジン含有飲料の製造方法であって、
前記ニンジン含有飲料の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)の関係は、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4である。」
とあるのを、
「【請求項8】
ニンジン含有飲料(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)の製造方法であって、それを構成するのは、少なくとも、調合であり、ここで調合されるのは、ニンジン微細物であり、それによって得られるニンジン含有飲料の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)の関係は、
[A]≧16、かつ、
[B]≦-37.9[A]+1404.5、かつ、
[B]≧268.4、かつ、
[C]≦-91.7[A]+3300.0、かつ、
[C]≧550.3であり、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4であり、
[A]遠心沈殿量(%)の測定時の遠心処理条件は、1,600×gで10分間である。」
と訂正する(以下「訂正事項8」という。)。
ウ 訂正前の請求項9に「請求項7又は8のニンジン含有飲料の製造方法であって」とあるのを、「請求項8のニンジン含有飲料の製造方法であって」と訂正する(以下「訂正事項9」という。)。

2 訂正の適否
訂正事項1、4、7は、請求項を削除するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであって、新規事項の追加に該当せず、また、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
訂正事項2は、訂正前の請求項1を引用する請求項2を独立形式に改めた上で、ニンジン含有飲料について「(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)」との限定を付加するものであるから、特許請求の範囲の減縮、及び、他の請求項の記載を引用する請求項の記載を当該他の請求項の記載を引用しないものとすることを目的とするものであって、新規事項の追加に該当せず、また、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
訂正事項5は、訂正前の請求項4を引用する請求項5を独立形式に改めた上で、ニンジン含有飲料について「(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)」との限定を付加するものであるから、特許請求の範囲の減縮、及び、他の請求項の記載を引用する請求項の記載を当該他の請求項の記載を引用しないものとすることを目的とするものであって、新規事項の追加に該当せず、また、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
訂正事項8は、訂正前の請求項7を引用する請求項8を独立形式に改めた上で、ニンジン含有飲料について「(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)」との限定を付加するものであるから、特許請求の範囲の減縮、及び、他の請求項の記載を引用する請求項の記載を当該他の請求項の記載を引用しないものとすることを目的とするものであって、新規事項の追加に該当せず、また、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
訂正事項3、6、9は、引用する請求項の数を減少させるものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、新規事項の追加に該当せず、また、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
そして、本件訂正は一群の請求項ごとにされたものである。

3 小括
以上のとおりであるから、本件訂正は特許法第120条の5第2項第1号及び第4号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、同条第4項、及び、同条第9項において準用する同法第126条第5項及び第6項の規定に適合する。
そして、訂正後の請求項2に係る訂正事項2は、引用関係の解消を目的とする訂正であり、訂正後の請求項3は訂正後の請求項2を引用するものであるところ、特許権者から、訂正後の請求項2について訂正が認められるときは、請求項2、3は、請求項1とは別の訂正単位として扱われることの求めがあり、同様に、請求項5、6は、請求項4とは別の訂正単位として扱われること、請求項8、9は、請求項7とは別の訂正単位として扱われることの求めがあった。
よって、訂正後の請求項1、〔2、3〕、4、〔5、6〕、7、〔8、9〕について訂正することを認める。

第3 特許異議の申立てについて
1 本件発明
本件訂正により訂正された請求項2、3、5、6、8、9に係る発明(以下、それぞれ「本件発明2」?「本件発明9」といい、これらを総称して「本件発明」という。)は、訂正された特許請求の範囲の請求項2、3、5、6、8、9に記載された事項により特定される、以下のとおりのものである。

【請求項2】
ニンジン含有飲料(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)の旨味の持続性の向上方法であって、それを構成するのは、少なくとも、調整であり、ここで調整されるのは、ニンジン微細物の粒度又はニンジン微細物の調合量であり、それによって、ニンジン含有飲料の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)が満たす関係は、
[A]≧16、かつ、
[B]≦-37.9[A]+1404.5、かつ、
[B]≧268.4、かつ、
[C]≦-91.7[A]+3300.0、かつ、
[C]≧550.3であり、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4であり、
[A]遠心沈殿量(%)の測定時の遠心処理条件は、1,600×gで10分間である。

【請求項3】
請求項2の方法であって、
前記ニンジン含有飲料のBrixは、8.0乃至9.0である。

【請求項5】
ニンジン含有飲料(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)であって、そのニンジン微細物の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)の関係は、
[A]≧16、かつ、
[B]≦-37.9[A]+1404.5、かつ、
[B]≧268.4、かつ、
[C]≦-91.7[A]+3300.0、かつ、
[C]≧550.3であり、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4であり、
[A]遠心沈殿量(%)の測定時の遠心処理条件は、1,600×gで10分間である。

【請求項6】
請求項5のニンジン含有飲料であって、
Brixは、8.0乃至9.0である。

【請求項8】
ニンジン含有飲料(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)の製造方法であって、それを構成するのは、少なくとも、調合であり、ここで調合されるのは、ニンジン微細物であり、それによって得られるニンジン含有飲料の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)の関係は、
[A]≧16、かつ、
[B]≦-37.9[A]+1404.5、かつ、
[B]≧268.4、かつ、
[C]≦-91.7[A]+3300.0、かつ、
[C]≧550.3であり、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4であり、
[A]遠心沈殿量(%)の測定時の遠心処理条件は、1,600×gで10分間である。

【請求項9】
請求項8のニンジン含有飲料の製造方法であって、
前記ニンジン含有飲料のBrixは、8.0乃至9.0である。

2 取消理由の概要
訂正前の請求項1?9に係る特許に対して、平成29年2月22日付けで通知した取消理由の概要は以下のとおりである。

(1)理由1(実施可能要件)
本件特許明細書の発明の詳細な説明において、実施例の各表のD50及びD90の各値は不規則な変化をしており、この不規則な変化について何ら説明されていなく、当業者であっても、発明の詳細な説明の記載に基づいて請求項1?9に係る発明の実施ができないことより、発明の詳細な説明の記載は特許法第36条第4項第1号に規定する要件を満たしていない。

(2)理由2(サポート要件)
本件特許に係る出願は、特許請求の範囲の記載が下記ア?ウの点で、特許法第36条第6項第1号に規定する要件を満たしていない。
ア 粒度調整方法について
本件特許明細書の発明の詳細な説明において、マイクロブレードの隙間以外のコミトロール処理の条件、フードカッター以外の微細化手段を用いて微細化した場合の作用効果等については言及されていない。
従って、発明の詳細な説明の記載を、微細化手段等について限定されていない請求項1?9に係る発明の範囲にまで、拡張乃至一般化することはできない。
イ 粒度範囲について
本件特許明細書の発明の詳細な説明において、発明の効果が確認されている遠心沈殿量、D50及びD90の各値は、3点に過ぎず、この3点以外でも請求項1?9に係る発明の効果を奏するか否かについては、発明の詳細な説明に何ら記載されていない。
従って、発明の詳細な説明の記載を、請求項1?9に係る発明において特定される遠心沈殿量、D50及びD90の各値の範囲にまで、拡張乃至一般化することはできない。
ウ ニンジン以外の野菜汁及び/又は果汁の添加について
本件特許明細書の発明の詳細な説明において、ニンジン以外の野菜汁、果汁のを含有したニンジン含有飲料が、同様な作用効果を奏するか否か記載されていない。
従って、発明の詳細な説明の記載を、ニンジン以外の野菜汁、果汁を含有し得る請求項1?9に係る発明の範囲にまで、拡張乃至一般化することはできない。

3 当審の判断
(1)本件特許明細書の記載事項
本件特許明細書には、以下の事項が記載されている。
ア 「【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、ニンジン含有飲料における美味しさの向上であり、具体的には、ニンジン含有飲料における基本味の向上であり、より具体的には、甘味の確保及び旨味の持続性の両立である。・・・」

イ 「【課題を解決するための手段】
【0008】
本願課題を解決するために、本願発明者が着目したのは、基本味である。基本味の中でも人が好むのは、甘味及び旨味である。しかも、基本味において、先味・後味といった言葉で表されるように、飲食品を口に含んだ際、口中で感じられるタイミングの違いがあり、それによって総合的に受ける味の印象が大きく異なる。具体的には、甘味は、先味として、口中に飲料を含んだ際、すぐに感じられることが多い。他方、旨味は、口中に飲料を含んで少し時間をおいて感じられることが多い。つまり、飲料のおいしさを口中で十分に感じるために必要なことは、甘味を感じながらも、その後に旨味を長く感じられること(旨味の持続性)である。しかも、飲料に必要なのは、そのような特性を安定的に実現することである。
【0009】
そのような着想から本願発明者が当初検討したのは、飲料における糖度及び旨味成分量の最適化である。しかし、飲料において、糖度が同一であっても、甘味の感じ方は異なった。また、旨味成分量が同一であっても、旨味の感じ方はやはり異なった。
【0010】
何故、同じ物性値であっても、呈味の感じ方が異なるのか。本願発明者が試行錯誤して見出したのは、(1)舌の感じ方に影響するのが飲料中の粒子であること、(2)粒子の状態を決めるのが原材料の微細化度合い及びその調合量にあること、である。ここで、微細化度合いとは、粒子径であり、より具体的には、飲料中の粒子を粒子径分布測定器にて測定した際の、体積における累積50%粒子径(D50)及び累積90%粒子径(D90)である。また、当該調合量に影響するのは、遠心沈殿量、D50、及びD90の関係である。そのような機序を踏まえて、本発明を定義すると、以下のとおりである。」

ウ 「【発明の効果】
【0019】
本発明が可能にするのは、ニンジン含有飲料における甘味の確保及び旨味の持続性の両立である。」

エ 「【0030】
<ニンジン含有飲料>
ニンジン含有飲料とは、飲料であって、その原材料の一部又は全部がニンジンであるものをいう。ニンジン含有飲料を例示すると、にんじんジュース、にんじんミックスジュース、野菜ミックス飲料、果実野菜ミックス飲料等である。容器詰めニンジン含有飲料とは、ニンジン含有飲料であって、容器詰めされたものをいう。」

オ 「【0031】
<調合(S80)>
調合の目的は、ニンジン含有飲料の基本味の調整である。調合される原材料の種類は、一又は複数である。水は、適宜、調合される。原材料を例示すると、ニンジン微細物、野菜加工物、果実加工物等である。加工物を例示すると、破砕物、搾汁(ストレート汁)、濃縮還元汁、濃縮物(ピューレやペースト等)等である。もっとも、旨味をより一層際立たせる観点から、調合される原材料は、好ましくは、野菜加工物のみである。甘味の確保の観点から、調合される原材料は、好ましくは、ニンジン加工物のみである。ニンジン加工物を例示すると、ニンジンの搾汁、ニンジン微細物である。ニンジン微細物を調合することで調整されるのは、ニンジン含有飲料の基本味である。当該調合の条件(Brix、遠心沈殿量、累積%粒子径)は、後述する。」

カ 「【0034】
<遠心沈殿量>
遠心沈殿量とは、試料を一定条件で遠心処理した際の沈殿量を体積割合で表したものである。本実施の形態で採用する測定方法は、次のとおりである。すなわち、10ml容の沈殿管(目盛付きスピッチグラス)にニンジン含有飲料を10ml入れ、3,000rpm(1,600×g)で10分間遠心後の沈殿物の体積を測定する。」

キ 「【0035】
<累積%粒子径>
粒子径とは、粒子の長径を測定した値である。ここで「累積a%粒子径」とは、測定で得られた粒度分布において、粒子集団の全体積を100%として累積頻度を求めたとき、累積頻度がa%に達する粒子径をいう。すなわち、累積50%粒子径(D50)とは、累積頻度が50%となる点の粒子径をいう。また、累積90%径(D90)とは、累積頻度が90%となる点の粒子径をいう。粒子径を測定する手段は、レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置である。」

ク 「【0036】
<累積%粒子径及び遠心沈殿量、並びに甘味強度の関係>
本実施の形態に係るニンジン含有飲料おいて、好適な甘味強度とは、「十分に強く感じる」、「強く感じる」、「やや強く感じる」の範囲で表される状態である。甘味強度は一般にBrixとの関連が強いが、本実施の形態においては、同程度のBrixであっても、遠心沈殿量が多くなるほど、口中で感じられる甘味強度は低下する。
【0037】
<累積%粒子径及び遠心沈殿量、並びに旨味持続性の関係>
本実施の形態に係るニンジン含有飲料おいて、適した旨味持続性とは、遠心沈殿量をほとんど含まないニンジン含有飲料と比較したときに、旨味持続性が向上したものである。「遠心沈殿量をほとんど含まない」とは、遠心沈殿量が1%未満のことである。さらに好適な旨味持続性とは、「十分に強く感じる」、「強く感じる」、「やや強く感じる」で表される状態である。本実施の形態においては、粒子径が一定以上の大きさになると、旨味持続性の向上度合いは低くなる。また、遠心沈殿量の増加と共に一定程度までは旨味持続性が向上するが、一定量を超えて遠心沈殿量が増加すると、当該効果は低下する。
【0038】
<累積%粒子径及び遠心沈殿量、並びに飲料適性の関係>
本実施の形態に係るニンジン含有飲料おいて、好適な飲料適性とは、「飲料として飲みやすい」、「飲料としてやや飲みやすい、又は許容範囲である」で表される状態である。本実施の形態においては、粒子径が大きくなるほど、また遠心沈殿量が増加するほど、飲料適性は低下する。」

ケ 「【0039】
<ニンジン含有飲料における遠心沈殿量及び累積%粒子径の関係>
以上の観点から、本実施の形態に係るニンジン含有飲料において、その[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)が満たすべき条件は、(式1)かつ(式2)である。
[B]≦-51.0[A]+1889.8但し、[A]≧5 ・・・(式1)
[C]≦-104.3[A]+3753.1但し、[A]≧5・・・(式2)
【0040】
より好ましい条件は、(式3)かつ(式4)である。
[B]≦-37.9[A]+1404.5但し、[A]≧16・・・(式3)
[C]≦-91.7[A]+3300.0但し、[A]≧16・・・(式4)
【0041】
さらに、より好ましい条件は、(式5)かつ(式6)かつ(式7)かつ(式8)である。
[B]≦86.0[A]-1444.5、但し、[B]≧268.4・・・(式5)
[B]≦-37.9[A]+1404.5、但し、[B]≧268.4・・・(式6)
[C]≦211.1[A]-3663.4、但し、[C]≧550.3・・・(式7)
[C]≦-91.7[A]+3300.0、但し、[C]≧550.3・・・(式8)」

コ 「【0044】
<ニンジン微細物の調製法>
市販のニンジンを水洗して、剥皮した。剥皮ニンジンを角切して、2センチ角とした。湯浴温度75℃で、角切ニンジンの中心温度が75℃に達するまで茹でた(ブランチした)。茹でた角切ニンジンをフードカッターで破砕し、その後、コミトロール(アーシェルジャパン株式会社製1700型)にて微細化し、ニンジン微細物を得た。以上において、各試料の調製法の違いは、コミトロール処理時におけるマイクロブレードの間隙の違いである。マイクロブレードの間隙の違いにより3種類の粒度のニンジン微細物(ニンジン微細物A、B、及びC)を得た。」

サ 「【0045】
<ニンジン含有飲料の調製方法>
得られたニンジン微細物を5,000×g、10分間遠心処理を行い、上清部分とパルプ部分に分離した。上清部分とニンジン微細物を混合し、遠心沈殿量が所定の値となるように調製した。
【0046】
ニンジン微細物Aを用いて上記遠心処理を行った得られた上清試料を試料1とした。試料1にニンジン微細物Aを各調合比で混合したものを、遠心沈殿量の違いによりそれぞれ試料2乃至6とした。試料2乃至6の対照試料を試料1とした。ニンジン微細物Bを用いて上記遠心処理を行って得られた上清試料を試料7とした。試料7にニンジン微細物Bを各調合比で混合したものを、遠心沈殿量の違いによりそれぞれ試料8乃至12とした。試料8乃至12の対照試料を試料7とした。ニンジン微細物Cを用いて上記遠心処理を行った得られた上清試料を試料13とした。試料13にニンジン微細物Cを各調合比で混合したものを、遠心沈殿量の違いによりそれぞれ試料14乃至18とした。試料14乃至18の対照試料を試料13とした。」

シ 「【0047】
<粒子径の測定>
レーザー回折/散乱式粒子径分布測定装置(HORIBA製「LA-960」を用い、体積換算で頻度の累積が50%になる粒子径(D50)、及び90%になる粒子径(D90)を測定した。屈折率を「1.60-0.00i」、循環速度を「3」、撹拌速度を「1」とした。」

ス 「【0050】
<官能評価>
本評価で採用した官能評価方法は、評点法である。評価パネラー数は、6人であった。また、評価項目及び評点は、表1のとおりであった。ここで、評点は、評点の合計値をパネラー数で除した値(すなわち、平均値)である。
【0051】
【表1】



セ 「【0052】
<総合評価>
本評価で採用した総合評価は、先味の甘味強度、旨味の持続性、飲料適性の評点平均値を基に、表2のとおり設定した。
【0053】
【表2】



ソ 「【0054】
<測定値、官能評価及び総合評価>
表3が示すのは、ニンジン微細物A乃至Cの測定値である。また、表4乃至表6が示すのは、試料1乃至18を調製する際のニンジン微細物調合比、および各試料の測定値、官能評価点、総合評価である。
試料1乃至18を比較すると、同じBrixで合っても遠心沈殿量が増加するに従い、先味に感じられる甘味強度の評点は下がった。
【0055】
一方、試料1乃至18を比較すると、遠心沈殿量が増加するに従い、一定の値までは旨味の持続性の評点は上がったが、遠心沈殿量が一定値を超えると、旨味の持続性の評点は下がった。また、粒子径が小さい程、旨味の持続性の向上効果は高かった。
【0056】
また、試料1乃至18を比較すると、遠心沈殿量が多いほど、飲料適性の評点は低く、粒子径が小さいと評点は高い結果となった。
【0057】
以上を考慮し総合評価を行った結果、遠心沈殿量と粒子径の関係より、式1、式2の範囲において、より好ましくは式3、式4の範囲において、さらにより好ましくは式5乃至式8を満たす範囲において、甘味を有しつつも、旨味の持続性を向上させたニンジン含有飲料を得ることができた。
【0058】
纏めると、ニンジン微細物の粒子径、及び調合後の遠心沈殿量を制御することで、甘味を有しつつも、旨味の持続性を向上させたニンジン含有飲料を得ることができ、十分においしさを感じられる飲料を提供することができる。
【0059】
【表3】



タ 「【0060】
【表4】



チ 「【0061】
【表5】



ツ 「【0062】
【表6】



テ 図3


ト 図4


(2)理由1について(実施可能要件)
本件特許明細書の発明の詳細な説明において、実施例の各表のD50及びD90の各値は不規則な変化をしているものの、分析上の誤差程度の変化と認められ、また、それらの各値の定義及び測定方法は発明の詳細な説明に明記されていることから(記載事項キ及びシ)、上記不規則な変化していることをもって、当業者が発明の詳細な説明の記載に基づいて本件発明の実施ができないとする理由はない。

(3)理由2について(サポート要件)
ア 粒度調整方法について
本件発明は、ニンジン含有飲料において、「(1)舌の感じ方に影響するのが飲料中の粒子であること、(2)粒子の状態を決めるのが原材料の微細化度合い及びその調合量にあること」(記載事項イ)を見出し、D50及びD90の各値、並びに、遠心沈殿量、D50、及びD90の関係を特定したものである。
そして、ニンジンが小さく微細化される本件発明において、微細化の手段の違いにより粒子の状態に格別な差が生じるものとは認められず、また、本件発明の「ニンジン含有飲料における甘味の確保及び旨味の持続性の両立」という効果は、発明の詳細な説明におけるフードカッターで破砕し、その後、コミトロールにて微細化する以外の手段では、同様には得られないとする根拠もない。
よって、発明の詳細な説明の記載を、微細化手段等について限定されていない本件発明の範囲にまで、拡張乃至一般化することはできないとする理由はない。

イ 粒度範囲について
本件発明が解決しようとする課題は、「ニンジン含有飲料における美味しさの向上であり、具体的には、ニンジン含有飲料における基本味の向上であり、より具体的には、甘味の確保及び旨味の持続性の両立」(記載事項ア)であり、かつ、好適な飲料適性を有することも、実施例の評価結果等からその前提条件として認識し得る。
そして、「飲料適性」、「先味の甘味強度」及び「旨味の持続性」のそれぞれについて、表1(記載事項ス)に基づいて評価し、それらの評点平均値が、「飲料適性」の評点が1.0以上、「先味の甘味強度」の評点が3.0以上及び「旨味の持続性」の評点が3.0以上のものを総合評価を「○」とし、好適なものとされている(記載事項ク及びセ)。そうすると、ニンジン含有飲料が上記課題が解決するものであると認識できるというためには、上記各評価値を満たし、総合評価が「○」であると認識できることが必要である。
また、各実施例の評価結果から、発明の詳細な説明(記載事項ソ)に記載されているように、「同じBrixであっても遠心沈殿量が増加するに従い、先味に感じられる甘味強度の評点は下が」ること、「遠心沈殿量が増加するに従い、一定の値までは旨味の持続性の評点は上がったが、遠心沈殿量が一定値を超えると、旨味の持続性の評点は下が」ること、「粒子径が小さい程、旨味の持続性の向上効果は高」いこと、「遠心沈殿量が多いほど、飲料適性の評点は低く、粒子径が小さいと評点は高い」ことが理解できる。
そして、総合評価が「○」である3実施例の各数値を直線で結んだ図3(記載事項テ)及び図4(記載事項ト)に示される各三角形の範囲内においては、多少の分析上の誤差があるとしても、総合評価が「○」であること、即ち本件発明の課題を解決するものと認識できる。
そうすると、本件発明は、上記各三角形の範囲が特定されていることから、各実施例と同様に、課題を解決するものと認識できる。
よって、発明の詳細な説明の記載を、本件発明において特定される遠心沈殿量、D50の値及びD90の各値の範囲にまで、拡張乃至一般化することはできないとする理由はない。

ウ ニンジン以外の野菜汁及び/又は果汁の添加について
本件訂正により、本件発明におけるニンジン含有飲料から、ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料が除かれたから、発明の詳細な説明の記載を、ニンジン以外の野菜汁、果汁を含有し得る範囲にまで、拡張乃至一般化することはできないとする取消理由は解消した。

エ まとめ
したがって、本件発明が発明の詳細な説明に記載したものではないとはいえず、特許請求の範囲の記載は、特許法第36条第6項第1号に規定する要件を満たしていないとはいえない。

4 取消理由通知において採用しなかった特許異議申立理由について
(1)特許異議申立人の主張
特許異議申立人は、上記理由1及び2以外に、以下を主張している。
(1-1)実施可能要件違反(申立の理由1)
本件特許明細書の発明の詳細な説明の記載は、下記ア及びイの点で本件発明の実施をすることができる程度に明確かつ十分に記載したものではないから、特許法第36条第4項第1号に規定する要件を満たしていない。
ア ニンジン粉砕物の調整について
本件明細書の発明の詳細な説明には、マイクロブレードの間隔をどのように調整すればニンジン粉砕物A、B、及びCが得られるのか何ら記載されておらず、また、D50及D90の各値を夫々個別に調整し得る手段についても何ら開示されていないから、ニンジン粉砕物A、B、及びCを得るためには、過度の試行錯誤に因らざるを得ない。

イ 官能評価の理解困難性
本件明細書の発明の詳細な説明には、各パラメータの適正範囲と官能評価結果の関連が不明確である。

(1-2)進歩性の欠如(申立の理由3)
本件発明1?9は、その出願前に日本国内又は外国において頒布された下記の刊行物に記載された発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、その特許は特許法第29条第2項の規定の規定に違反してされたされたものである。

[刊行物]
甲第2号証:特開平9-23859号公報
甲第3号証:特開2001-245622号公報
甲第4号証:特開平8-214845号公報
甲第5号証:特開平8-308543号公報
甲第6号証:特開2014-214276号公報

(2)判断
(1-1)実施可能要件違反についての判断
ア ニンジン粉砕物の調整について
特許法第36条第4項第1号の規定は、発明の詳細な説明が、当業者が本件発明を実施できる程度に明確にかつ十分に記載したものであることを規定するものであって、発明の詳細な説明に記載された実施例を正確に再現できることまでを求めるものではない。
そして、本件発明において、D50及D90の各値は、発明の詳細な説明に開示されている一般的な方法で達成し得る値と認められ、また、種々の粒度の微細物を混合することも可能であるので、本件発明で特定されている各数値範囲を満足させることは過度の試行錯誤を要せずに達成し得るものと認められることから、上記主張は採用できない。

イ 官能評価の理解困難性について
官能評価については、その評価方法が明確に発明の詳細な説明に記載されており(記載事項ス及びセ参照)、本件発明を実施する上で何ら問題はなく、また、上記「4.当審の判断 (3)サポート要件についての判断 イ 粒度範囲について」でも述べたとおり、各パラメータと評価との関連も理解し得るので、本件発明で特定されている各数値範囲を満足させることは過度の試行錯誤を要せずに達成し得るものと認められることから、上記主張は採用できない。

(1-2)進歩性の欠如についての判断
異議申立人が提出した、甲第2?6号証の何れにも、ニンジン含有飲料における具体的な遠心沈殿量についての記載または示唆はなく、遠心沈殿量並びに遠心沈殿量とD50及びD90の関係が特定されている本件発明が、甲第2?6号証に記載された発明に基いて容易に発明できたものとすることはできないことから、上記主張は採用できない。

5 むすび
以上のとおり、取消理由通知に記載した取消理由及び特許異議申立書に記載した特許異議申立理由によっては、請求項2、3、5、6、8、9に係る特許を取り消すことはできない。
また、他に請求項2、3、5、6、8、9に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。
請求項1、4、7に係る特許は、訂正により削除されたため、本件特許の請求項1、4、7に対して、特許異議申立人がした特許異議の申立てについては、対象となる請求項が存在しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(削除)
【請求項2】
ニンジン含有飲料(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)の旨味の持続性の向上方法であって、それを構成するのは、少なくとも、調整であり、ここで調整されるのは、ニンジン微細物の粒度又はニンジン微細物の調合量であり、それによって、ニンジン含有飲料の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)が満たす関係は、
[A]≧16、かつ、
[B]≦-37.9[A]+1404.5、かつ、
[B]≧268.4、かつ、
[C]≦-91.7[A]+3300.0、かつ、
[C]≧550.3であり、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4であり、
[A]遠心沈殿量(%)の測定時の遠心処理条件は、1,600×gで10分間である。
【請求項3】
請求項2の方法であって、
前記ニンジン含有飲料のBrixは、8.0乃至9.0である。
【請求項4】
(削除)
【請求項5】
ニンジン含有飲料(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)であって、そのニンジン微細物の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)の関係は、
[A]≧16、かつ、
[B]≦-37.9[A]+1404.5、かつ、
[B]≧268.4、かつ、
[C]≦-91.7[A]+3300.0、かつ、
[C]≧550.3であり、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4であり、
[A]遠心沈殿量(%)の測定時の遠心処理条件は、1,600×gで10分間である。
【請求項6】
請求項5のニンジン含有飲料であって、
Brixは、8.0乃至9.0である。
【請求項7】
(削除)
【請求項8】
ニンジン含有飲料(ニンジン以外の野菜又は果実を含有する飲料を除く。以下、同じ。)の製造方法であって、それを構成するのは、少なくとも、調合であり、ここで調合されるのは、ニンジン微細物であり、それによって得られるニンジン含有飲料の[A]遠心沈殿量(%)、[B]累積50%粒子径(D50)(μm)、及び、[C]累積90%粒子径(D90)(μm)の関係は、
[A]≧16、かつ、
[B]≦-37.9[A]+1404.5、かつ、
[B]≧268.4、かつ、
[C]≦-91.7[A]+3300.0、かつ、
[C]≧550.3であり、更に、
[B]≦86.0[A]-1444.5、かつ、
[C]≦211.1[A]-3663.4であり、
[A]遠心沈殿量(%)の測定時の遠心処理条件は、1,600×gで10分間である。
【請求項9】
請求項8のニンジン含有飲料の製造方法であって、
前記ニンジン含有飲料のBrixは、8.0乃至9.0である。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
異議決定日 2017-12-15 
出願番号 特願2015-229124(P2015-229124)
審決分類 P 1 651・ 121- YAA (A23L)
P 1 651・ 537- YAA (A23L)
P 1 651・ 536- YAA (A23L)
最終処分 維持  
前審関与審査官 鳥居 敬司  
特許庁審判長 中村 則夫
特許庁審判官 紀本 孝
山崎 勝司
登録日 2016-04-08 
登録番号 特許第5914743号(P5914743)
権利者 カゴメ株式会社
発明の名称 ニンジン含有飲料の基本味向上方法、ニンジン含有飲料及びその製造方法、並びに、ニンジン微細物  
代理人 宮下 洋明  
代理人 花崎 健一  
代理人 小西 達也  
代理人 宮下 洋明  
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