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審決分類 審判 訂正 ただし書き3号明りょうでない記載の釈明 訂正する G06F
審判 訂正 ただし書き2号誤記又は誤訳の訂正 訂正する G06F
管理番号 1340416
審判番号 訂正2018-390031  
総通号数 223 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2018-07-27 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2018-02-15 
確定日 2018-04-19 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第6113381号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第6113381号の明細書及び特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正明細書及び特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項〔1-6〕、〔7-8〕について訂正することを認める。 
理由 第1 手続の経緯
本件特許出願第6113381号(以下,「本件特許」という。)は,平成27年12月8日を国際出願日とする出願である特願2016-567702号の請求項1-8に係る発明について,平成29年3月24日に特許権の設定登録がなされ,平成30年2月15日に本件訂正審判の請求がなされたものである。

第2 請求の趣旨
本件訂正審判の請求の趣旨は,本件特許の明細書,特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した訂正明細書,訂正特許請求の範囲のとおり,訂正後の一群の請求項1-6,訂正後の一群の請求項7-8及び訂正後の明細書の段落【0007】について訂正することを認める,との審決を求めるというものである。

第3 訂正事項
本件訂正審判で請求された訂正の内容は,以下のとおりである。

1 訂正事項1
特許請求の範囲の請求項1に「機器から取得した情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する記憶手段を有する駆動系制御装置と,前記第1の制御装置に1つ以上接続された第2の制御装置と,」とあるのを「機器から取得した情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する記憶手段を有する駆動系制御装置と,前記駆動系制御装置に1つ以上接続された第2の制御装置と,」に訂正する。
請求項1を引用する請求項2-6も同様に訂正する。

2 訂正事項2
特許請求の範囲の請求項2に「前記制御システムは,ファクトリーオートメーション分野の設備を制御する制御システムであり,前記第1の制御装置は,駆動系制御装置であり,前記第2の制御装置は,前記駆動系制御装置が前記機器の情報を取得して記憶している間,待機状態を維持する待機系制御装置であり,」とあるのを「前記制御システムは,ファクトリーオートメーション分野の設備を制御する制御システムであり,前記第2の制御装置は,前記駆動系制御装置が前記機器の情報を取得して記憶している間,待機状態を維持する待機系制御装置であり,」に訂正する。
請求項2を引用する請求項3-6も同様に訂正する。

3 訂正事項3
特許請求の範囲の請求項5に「前記第2の記憶先切り換え部は,前記第1の制御装置に備えられる」とあるのを「前記第2の記憶先切り換え部は,前記駆動系制御装置に備えられる」に訂正する。

4 訂正事項4
特許請求の範囲の請求項7に「前記第1の記憶先切り換え部は,前記外部記憶媒体の空き容量が増加した後,前記第2の制御装置から受信した前記記憶媒体に記憶されている情報を前記外部記憶媒体に記憶する」とあるのを「前記第1の記憶先切り換え部は,前記外部記憶媒体の空き容量が増加した後,前記他の制御装置から受信した前記記憶媒体に記憶されている情報を前記外部記憶媒体に記憶する」に訂正する。
請求項7を引用する請求項8も同様に訂正する。

5 訂正事項5
明細書の段落【0007】に「上述した課題を解決し,目的を達成するために,本発明は,機器から取得した情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する記憶手段を有する駆動系制御装置と,第1の制御装置に1つ以上接続された第2の制御装置と,」とあるのを「上述した課題を解決し,目的を達成するために,本発明は,機器から取得した情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する記憶手段を有する駆動系制御装置と,駆動系制御装置に1つ以上接続された第2の制御装置と,」に訂正する。

第4 当審の判断
1 訂正事項1について
(1)訂正の目的
下記ア-オを勘案すると,訂正事項1は,特許法第126条第1項ただし書き第2号に掲げる誤記の訂正を目的とするものと認められる。
ア 訂正前の請求項1には,「前記第1の制御装置」との記載があるものの,この記載よりも前に「第1の制御装置」という記載がないから,この「前記第1の制御装置」が誤った記載であることは明らかである。
イ 一方,訂正前の請求項1には,「機器から取得した情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する記憶手段を有する駆動系制御装置」及び「前記第2の制御装置から受信した前記記憶媒体に記憶されている情報を前記外部記憶媒体に記憶させる」との記載がある。この記載から,「外部記憶媒体に記憶する記憶手段を有する」のは「駆動系制御装置」であって,「前記第2の制御装置から受信した」「情報を前記外部記憶媒体に記憶させる」のであるから,「駆動系制御装置」が「第2の制御装置」から情報を受信すること,すなわち,「駆動系制御装置」が「第2の制御装置」に接続されていることが明らかである。
ウ 訂正前の請求項1は,「駆動系制御装置」,「第1の制御装置」及び「第2の制御装置」という3つの制御装置があるかような記載となっているが,「前記第1の制御装置」よりも前に記載された制御装置は「駆動系制御装置」しかなく,また,上記イのとおり,「駆動系制御装置」が「第2の制御装置」から情報を受信するのであるから,「第1の制御装置」は,「駆動系制御装置」の誤りであることが推測される。
エ そして,本件特許の明細書の段落【0018】の「駆動系制御装置5は,第1の制御装置及び制御装置であり,待機系制御装置5は,第2の制御装置及び他の制御装置である。」との記載より,本件特許の明細書では,「第1の制御装置」と「駆動系制御装置5」は同義であるから,訂正前の請求項1では,本件特許の明細書における「駆動系制御装置5」に対応する「駆動系制御装置」と,この「駆動系制御装置」と同義である「第1の制御装置」とを混在させる誤記があるものと認められる。
オ よって,訂正事項1は,訂正前の請求項1の「機器から取得した情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する記憶手段を有する駆動系制御装置と,前記第1の制御装置に1つ以上接続された第2の制御装置と,」との記載における「前記第1の制御装置」という誤記を,同義である「駆動系制御装置」という用語に統一することで,「機器から取得した情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する記憶手段を有する駆動系制御装置と,前記駆動系制御装置に1つ以上接続された第2の制御装置と,」に訂正することを目的とするものと認められる。

(2)一群の請求項ごとの訂正であるかについて
訂正前の請求項2-6は,訂正前の請求項1を直接的又は間接的に引用したものであるから,訂正前の請求項1-6は,一群の請求項を構成する。
よって,訂正事項1は,特許法第126条第3項の規定に適合するものである。

(3)新規事項追加の有無について
訂正事項1は,願書に最初に添付した明細書の段落【0018】に基づいて誤記を訂正するものであるから,願書に最初に添付した明細書,特許請求の範囲又は図面に記載された事項の範囲内のものと認められる。
よって,訂正事項1は,特許法第126条第5項の規定に適合するものである。

(4)特許請求の範囲の実質上の拡張又は変更の存否について
訂正事項1は,請求項1の「前記第1の制御装置」という誤記を,同義である「駆動系制御装置」という用語に統一するものである。
したがって,訂正事項1は,実質上特許請求の範囲を拡張又は変更するものではない。
よって,訂正事項1は,特許法第126条第6項の規定に適合するものである。

(5)独立特許要件について
訂正事項1による訂正後の特許請求の範囲の請求項1-6に係る発明は,特許出願の際に独立して特許を受けることができないとする理由は見いだせないものである。
よって,訂正事項1は,特許法第126条第7項の規定に適合するものである。

2 訂正事項2について
(1)訂正の目的
訂正事項2は,特許請求の範囲の請求項2に「前記制御システムは,ファクトリーオートメーション分野の設備を制御する制御システムであり,前記第1の制御装置は,駆動系制御装置であり,前記第2の制御装置は,前記駆動系制御装置が前記機器の情報を取得して記憶している間,待機状態を維持する待機系制御装置であり,」とあるのを「前記制御システムは,ファクトリーオートメーション分野の設備を制御する制御システムであり,前記第2の制御装置は,前記駆動系制御装置が前記機器の情報を取得して記憶している間,待機状態を維持する待機系制御装置であり,」に訂正するもの,すなわち,訂正前の請求項2にあった「前記第1の制御装置は,駆動系制御装置であり,」との記載を削除するものである。
この訂正事項2は,訂正事項1に係る訂正に伴い,請求項1の記載との整合性を得るために訂正をするものであるから,特許法第126条第1項ただし書き第3号に掲げる明瞭でない記載の釈明を目的とするものと認められる。

(2)一群の請求項ごとの訂正であるかについて
訂正前の請求項3-6は,訂正前の請求項2を直接的又は間接的に引用したものであるから,訂正前の請求項2-6は,一群の請求項を構成する。
よって,訂正事項2は,特許法第126条第3項の規定に適合するものである。

(3)新規事項追加の有無について
訂正事項2は,訂正事項1に係る訂正に伴い,請求項2の「前記第1の制御装置は,駆動系制御装置であり,」との不要な記載を削除して請求項1の記載との整合性を得るためにするものであるから,願書に最初に添付した明細書,特許請求の範囲又は図面に記載された事項の範囲内のものと認められる。
よって,訂正事項2は,特許法第126条第5項の規定に適合するものである。

(4)特許請求の範囲の実質上の拡張又は変更の存否について
訂正事項2は,請求項2の「前記第1の制御装置は,駆動系制御装置であり,」との不要な記載を削除するものである。
したがって,訂正事項2は,実質上特許請求の範囲を拡張又は変更するものではない。
よって,訂正事項2は,特許法第126条第6項の規定に適合するものである。

3 訂正事項3について
(1)訂正の目的
訂正前の請求項5には,「前記第1の制御装置」との記載があるものの,この記載よりも前に「第1の制御装置」という記載があるのは,上記(1)で検討した訂正前の請求項1の「機器から取得した情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する記憶手段を有する駆動系制御装置と,前記第1の制御装置に1つ以上接続された第2の制御装置と,」という記載及び上記(2)で検討した訂正前の請求項2の「前記制御システムは,ファクトリーオートメーション分野の設備を制御する制御システムであり,前記第1の制御装置は,駆動系制御装置であり,前記第2の制御装置は,前記駆動系制御装置が前記機器の情報を取得して記憶している間,待機状態を維持する待機系制御装置であり,」という記載のみである。
したがって,訂正事項3は,訂正事項1及び訂正事項2に係る訂正に伴い,請求項1,2の記載との整合性を得るために訂正するものといえるから,特許法第126条第1項ただし書き第3号に掲げる明瞭でない記載の釈明を目的とするものと認められる。

(2)新規事項追加の有無について
訂正事項3は,訂正事項1と同様の理由により,願書に最初に添付した明細書,特許請求の範囲又は図面に記載された事項の範囲内のものと認められる。
よって,訂正事項3は,特許法第126条第5項の規定に適合するものである。

(3)特許請求の範囲の実質上の拡張又は変更の存否について
訂正事項3は,請求項5の「前記第1の制御装置」という誤記を,同義である「駆動系制御装置」という用語に統一するものである。
したがって,訂正事項3は,実質上特許請求の範囲を拡張又は変更するものではない。
よって,訂正事項3は,特許法第126条第6項の規定に適合するものである。

4 訂正事項4について
(1)訂正の目的
下記ア-オを勘案すると,上記訂正事項4は,特許法第126条第1項ただし書き第2項の誤記の訂正を目的とするものと認められる。
ア 訂正前の請求項7には,「前記第2の制御装置」に対応する「第2の制御装置」という記載がないから,この「前記第2の制御装置」が誤った記載であることは明らかである。
イ 一方,訂正前の請求項7には「前記情報の記憶先を前記外部記憶媒体から前記他の制御装置の記憶媒体に切換える第1の記憶先切り換え部」及び「前記第1の記憶先切り換え部は,前記外部記憶媒体の空き容量が増加した後,前記第2の制御装置から受信した前記記憶媒体に記憶されている情報を前記外部記憶媒体に記憶することを特徴とする制御装置」との記載がある。この記載から,「記憶媒体」を有するのは「前記他の制御装置」であって,「制御装置」は「前記記憶媒体に記憶されている情報」を「受信」すること,すなわち,「制御装置」は「他の制御装置」の「記憶媒体に記憶されている情報」を「受信」することが明らかである。
ウ 訂正前の請求項7は,「他の制御装置」,「制御装置」及び「第2の制御装置」という3つの制御装置があるかような記載となっているが,上記アのとおり,訂正前の請求項7には「前記第2の制御装置」よりも前に「第2の制御装置」という記載はなく,また,上記イのとおり,「制御装置」が「他の制御装置」から情報を「受信」するのであるから,「前記第2の制御装置」は,「前記他の制御装置」の誤りであることが推測される。
エ そして,明細書の段落【0018】の「駆動系制御装置5は,第1の制御装置及び制御装置であり,待機系制御装置5は,第2の制御装置及び他の制御装置である。」との記載から,本件特許明細書では,「第2の制御装置」と「他の制御装置」は同義であるから,訂正前の請求項7では,この「他の制御装置」と同義である「第2の制御装置」とを混在させる誤記があるものと認められる。
オ よって,上記訂正事項4は,訂正前の請求項7の「前記第1の記憶先切り換え部は,前記外部記憶媒体の空き容量が増加した後,前記第2の制御装置から受信した前記記憶媒体に記憶されている情報を前記外部記憶媒体に記憶する」との記載における「前記第2の制御装置」という誤記を,同義である「他の制御装置」という用語に統一することで,「前記第1の記憶先切り換え部は,前記外部記憶媒体の空き容量が増加した後,前記他の制御装置から受信した前記記憶媒体に記憶されている情報を前記外部記憶媒体に記憶する」に訂正することを目的とするものと認められる。

(2)一群の請求項ごとの訂正であるかについて
訂正前の請求項8は,訂正前の請求項7を直接的又は間接的に引用したものであるから,訂正前の請求項7-8は,一群の請求項を構成する。
よって,訂正事項4は,特許法第126条第3項の規定に適合するものである。

(3)新規事項追加の有無について
訂正事項4は,願書に最初に添付した明細書の段落【0018】に基づいて誤記を訂正するものであるから,願書に最初に添付した明細書,特許請求の範囲又は図面に記載された事項の範囲内のものと認められる。
よって,訂正事項4は,特許法第126条第5項の規定に適合するものである。

(4)特許請求の範囲の実質上の拡張又は変更の存否について
訂正事項4は,請求項7の「前記第2の制御装置」という誤記を,同義である「他の制御装置」という用語に統一するものである。
したがって,訂正事項4は,実質上特許請求の範囲を拡張又は変更するものではない。
よって,訂正事項4は,特許法第126条第6項の規定に適合するものである。

(5)独立特許要件について
訂正事項4による訂正後の特許請求の範囲の請求項7-8に係る発明が,特許出願の際に独立して特許を受けることができないとする理由は見いだせないものである。
よって,訂正事項4は,特許法第126条第7項の規定に適合するものである。

5 訂正事項5について
(1)訂正の目的
訂正事項5は,訂正事項1に係る訂正に伴い,請求項1の記載との整合性を得るために訂正をするものであり,特許法第126条第1項ただし書き第3号に掲げる明瞭でない記載の釈明を目的とするものと認められる。

(2)一群の請求項ごとの訂正であるかについて
訂正事項5は,段落【0007】に係る一群の請求項1-6の全てについてなされている。
よって,訂正事項5は,特許法第126条第4項の規定に適合するものである。

(3)新規事項追加の有無について
訂正事項5は,訂正事項1に係る訂正に伴い,請求項1の記載との整合性を得るために訂正をするものであるから,訂正事項1と同様に,願書に最初に添付した明細書,特許請求の範囲又は図面に記載された事項の範囲内のものと認められる。
よって,訂正事項5は,特許法第126条第5項の規定に適合するものである。

(4)特許請求の範囲の実質上の拡張又は変更の存否について
訂正事項5は,訂正事項1に係る訂正に伴い,請求項1の記載との整合性を得るために訂正をするものであるから,訂正事項1と同様に,実質上特許請求の範囲を拡張又は変更するものではない。
よって,訂正事項5は,特許法第126条第6項の規定に適合するものである。

第5 むすび

以上のとおりであるから,本件審判の請求は,いずれの一群の請求項に係る訂正についても特許法第126条第1項ただし書き第2号又は第3号に掲げる事項を目的とし,かつ,同条第3項ないし第7項の規定に適合するものといえる。
よって,結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
制御システム及び制御装置
【技術分野】
【0001】
本発明は、FA(Factory Automation)分野の設備を制御する制御システム及び制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
FA分野の設備は、複数の種類の機器を組み合わせて実現されることが一般的である。FA分野の設備を構成する複数の機器は、制御処理及び情報処理を統合した制御装置であるプログラマブルコントローラを複数備える制御システムにより制御される(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-40611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プログラマブルコントローラは、機器から取得した情報を記憶する記憶装置を備える。記憶装置は、情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する装置が用いられることがある。プログラマブルコントローラは、記憶装置が外部記憶媒体に記憶しようとする情報の容量が外部記憶媒体の空き容量を超える場合、外部記憶媒体の既に情報を記憶した領域に上書き、又は、情報の取得を停止する。
【0005】
プログラマブルコントローラは、外部記憶媒体の既に情報を記憶した記憶領域に情報を上書き、又は、情報の取得を停止する場合、時系列に連続した情報を取得することができず、情報を再取得する必要が生じることがあり、作業効率が悪化する可能性がある。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、作業効率が悪化することを抑制することができる制御システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、機器から取得した情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する記憶手段を有する駆動系制御装置と、駆動系制御装置に1つ以上接続された第2の制御装置と、を備える制御システムである。制御システムは、外部記憶媒体に記憶する前の情報の量が外部記憶媒体の空き容量を超える前に、情報の記憶先を外部記憶媒体から第2の制御装置の記憶媒体に切換える第1の記憶先切り換え部を備える。制御システムは、外部記憶媒体の空き容量が増加した後、情報の記憶先を第2の制御装置の記憶媒体から外部記憶媒体に切換える第2の記憶先切り換え部を備え、第1の記憶先切り換え部は、外部記憶媒体の空き容量が増加した後、第2の制御装置から受信した記憶媒体に記憶されている情報を外部記憶媒体に記憶させる。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る制御システムは、作業効率が悪化することを抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施の形態1に係る制御システムの構成を示す図
【図2】実施の形態1に係る制御システムのコンピュータのハードウェア構成を示す図
【図3】実施の形態1に係る制御システムの制御装置のハードウェア構成を示す図
【図4】実施の形態1に係る制御システムの駆動系制御装置の動作の一例を示すフローチャート
【図5】実施の形態1に係る制御システムの待機系制御装置の動作の一部の一例を示すフローチャート
【図6】実施の形態2に係る制御システムの構成を示す図
【図7】実施の形態2に係る制御システムの待機系制御装置の動作の一部の一例を示すフローチャート
【図8】実施の形態3に係る制御システムの構成を示す図
【図9】実施の形態3に係る制御システムの制御装置のハードウェア構成を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施の形態に係る制御システム及び制御装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0011】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る制御システムの構成を示す図である。制御システム1は、FA分野の設備を構成するものであり、図1に示すように、設備に設置される複数の機器2,3と、複数の機器2,3に接続した複数の制御装置5と、制御装置5に接続したコンピュータ6と、を備える。実施の形態1において、制御システム1は、機器2,3を二つ備えるが、二つに限定されない。実施の形態1において、機器2及び機器3は、センサ又は駆動機器である。センサとしては、設備に設置される流量、圧力、濃度、又は温度を検出するセンサが挙げられる。駆動機器としては、設備に設置されるスイッチ、調整弁、電磁弁、モータ、又はポンプである動作を実行する駆動機器が挙げられる。
【0012】
コンピュータ6は、制御装置5で実行される制御プログラムを作成して、制御装置5に送信する。制御装置5は、制御プログラムを実行することにより、機器2,3を制御する。実施の形態1において、制御装置5は、プログラマブルコントローラ(Programmable Logic Controllers(PLC))である。プログラマブルコントローラは、JIS(日本工業規格) B 3502:2011により規定されたものである。
【0013】
図2は、実施の形態1に係る制御システムのコンピュータのハードウェア構成を示す図である。実施の形態1に係るコンピュータ6は、コンピュータプログラムを実行するものであって、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)61と、RAM(Random Access Memory)62と、ROM(Read Only Memory)63と、記憶装置64と、入力装置65と、表示装置66と、通信インタフェース67と、を含む。CPU61、RAM62、ROM63、記憶装置64、入力装置65、表示装置66及び通信インタフェース67は、バスBを介して相互に接続されている。
【0014】
CPU61は、RAM62を作業領域として使用しながら、ROM63及び記憶装置64に記憶されているプログラムを実行する。ROM63に記憶されているプログラムは、BIOS(Basic Input/Output System)又はUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)であるが、ROM63に記憶されているプログラムは、BIOS又はUEFIに限定されない。実施の形態1において、記憶装置64に記憶されているプログラムは、オペレーティングシステムプログラム及びエンジニアリングツールプログラムであるが、記憶装置64に記憶されているプログラムは、オペレーティングシステムプログラム及びエンジニアリングツールプログラムに限定されない。実施の形態1において、記憶装置64は、SSD(Solid State Drive)又はHDD(Hard Disk Drive)であるが、記憶装置64は、SSD又はHDDに限定されない。
【0015】
入力装置65は、ユーザからの操作入力を受け付ける。実施の形態1において、入力装置65は、キーボード又はマウスであるが、キーボード又はマウスに限定されない。表示装置66は、文字及び画像を表示する。実施の形態1において、表示装置66は、液晶表示装置であるが、液晶表示装置に限定されない。通信インタフェース67は、ネットワークNを介して制御装置5と通信を行う。ネットワークNは、コンピュータ6、二つの制御装置5を相互に通信可能に接続するコンピュータネットワークである。実施の形態1において、ネットワークNは、FA設備に設置されるLAN(Local Area Network)である。
【0016】
実施の形態1において、制御装置5は、二つ設けられ、ネットワークNを介して互いに接続される。二つの制御装置5は、同一の機器2,3に接続されて、互いに冗長化されたものであるが、制御装置5は、三つ以上設けられて、互いに冗長化されていないものでも良い。
【0017】
二つの制御装置5のうちの一方は、機器2,3の情報を取得して記憶するとともに、機器2,3の動作を制御する。二つの制御装置5のうちの他方は、一方が機器2,3の情報を取得して記憶するとともに機器2,3の動作を制御している間、待機状態を維持する。実施の形態1において、待機状態とは、省電力の所謂待機電源モードであり、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)により規定されたS1、S2、S3、S4の何れかの状態、又は、ACPIにより規定されたS1、S2、S3、S4の何れかに相当する状態をいう。
【0018】
以下、二つの制御装置5のうち機器2,3の情報を取得して記憶するとともに、機器2,3を制御するものを駆動系制御装置5といい、待機状態のものを待機系制御装置5という。駆動系制御装置5は、第1の制御装置及び制御装置であり、待機系制御装置5は、第2の制御装置及び他の制御装置である。実施の形態1において、待機系制御装置5は、駆動系制御装置5の電源オフ時、駆動系制御装置5を初期状態に戻すリセット時、駆動系制御装置5の故障時、駆動系制御装置5の処理を中断又は停止させるエラー時、又は、コンピュータ6からの切換え要求を示す信号を受信した時に、駆動系制御装置5に切り替わる。待機系制御装置5は、駆動系制御装置5に切り替わると、いままで駆動系制御装置5として動作していたものの代わりに、機器2,3の情報を取得して記憶するとともに機器2,3を制御する。なお、駆動系制御装置5は、電源オフからの再起動時、リセットされた以降、故障からの復旧時、エラーからの復旧時、又は、コンピュータ6からの切換え要求を示す信号を受信した時に、待機状態に切り替わる。
【0019】
なお、以下、二つの制御装置5において、駆動系制御装置5である場合には、駆動系制御装置5Dと記載し、待機系制御装置5である場合には、待機系制御装置5Wと記載し、駆動系制御装置5と待機系制御装置5とを区別できない場合には、単に、制御装置5と記載する。さらに、制御装置5の各構成部分において、駆動系制御装置5Dのものと特定できる構成部分の符号には「D」を付し、待機系制御装置5Wのものと特定できる構成部分の符号には「W」を付す。さらに、機器2,3から取得され、外部記憶媒体100に記憶される情報を収集データと記載する。
【0020】
実施の形態1において、二つの制御装置5は、構成が同一であるので、同一部分には同一符号を付して説明する。制御装置5は、図1に示すように、収集データを一時的に記憶するメモリ10と、収集データを収集するデータ収集部20と、を備える。制御装置5は、ネットワークNを介して他の制御装置5及びコンピュータ6と双方向に通信可能な通信部30と、収集データを外部記憶媒体100に記憶する記憶手段である外部記憶媒体記憶部40と、外部記憶媒体100を管理する外部記憶媒体管理部50と、を備える。
【0021】
メモリ10は、コンピュータ6が読み込み自在な情報を記憶可能な記憶領域を有する記憶媒体である。メモリ10は、駆動系制御装置5Dである場合に、収集データを記憶するユーザデータメモリ11と、ユーザデータメモリ11に記憶された収集データをデータ収集部20により一時的に記憶されるバッファメモリ12とを備える。ユーザデータメモリ11は、待機系制御装置5Wであるときに駆動系制御装置5Dから受信した収集データの量が外部記憶媒体100の空き容量よりも大きい場合に、上書きモードを実行するか又は記憶停止モードを実行するかを示す情報を記憶する。
【0022】
外部記憶媒体100の空き容量は、情報を記憶していない空きの状態の記憶領域の容量である。上書きモードは、受信した収集データを外部記憶媒体100のすでに情報が記憶された記憶領域に上書きするモードである。記憶停止モードは、受信した収集データの記憶を停止するモードである。
【0023】
ユーザデータメモリ11は、待機系制御装置5Wであるときに駆動系制御装置5Dの外部記憶媒体100の空き容量が増加したことを示す情報を受信した場合に、続行モードを実行するか又はデータ返送モードを実行するかを示す情報を記憶する。続行モードは、駆動系制御装置5Dから受信した収集データを外部記憶媒体100Wに記憶することを続行するモードである。データ返送モードは、駆動系制御装置5Dから受信した収集データと外部記憶媒体100Wに記憶した収集データとを纏めて駆動系制御装置5Dに送信するとともに、以後の収集データの記憶を駆動系制御装置5Dに実行させるモードである。
【0024】
ユーザデータメモリ11は、駆動系制御装置5Dであるときに収集データを外部記憶媒体100Dに記憶する外部記憶媒体記憶モードを実行するか収集データを待機系制御装置5Wに送信する送信モードを実行するかを示す情報を記憶する。
【0025】
ユーザデータメモリ11の記憶領域は、収集データを記憶する記憶領域と、上書きモードを実行するか記憶停止モードを実行するかを示す情報を記憶する記憶領域と、続行モードを実行するかデータ返送モードを実行するかを示す情報を記憶する記憶領域と、外部記憶媒体記憶モードを実行するか送信モードを実行するかを示す情報を記憶する記憶領域とを備える。バッファメモリ12は、駆動系制御装置5Dである場合に、ユーザデータメモリ11に書き込まれた収集データを一時的に記憶する。バッファメモリ12は、待機系制御装置5Wである場合に、駆動系制御装置5Dから受信した情報を一時的に記憶する。
【0026】
データ収集部20は、外部記憶媒体100に記憶する収集データを作成するデータ作成部21と、駆動系制御装置5Dである場合に情報の記憶先を決定する第1の記憶先切り換え部である駆動系収集制御部22と、を備える。データ収集部20は、待機系制御装置5Wである場合に情報の記憶先を決定する第2の記憶先切り換え部である待機系収集制御部23と、を備える。
【0027】
外部記憶媒体記憶部40は、外部記憶媒体100が着脱自在であり、取り付けられた外部記憶媒体100にデータ作成部21が作成した情報を記憶する。実施の形態1において、外部記憶媒体100は、SDメモリカード(Secure Digital memory card)又はSRAM(Static Random Access Memory)カセットにより構成されるが、SDメモリカード又はRAMカセットに限定されることなく、磁気ディスク、光ディスク、又は光磁気ディスクにより構成されても良い。また、実施の形態1において、待機系制御装置5Wの外部記憶媒体記憶部40Wに取り付けられる外部記憶媒体100Wは、第2の制御装置の記憶媒体及び第2の制御装置に着脱自在な第2の記憶媒体である。
【0028】
外部記憶媒体管理部50は、外部記憶媒体記憶部40に取り付けられた外部記憶媒体100への収集データの記憶、及び収集データの読み出しを可能とする機能を有するアクセス部51と、外部記憶媒体記憶部40に取り付けられた外部記憶媒体100の記憶済みの記憶領域の容量の情報、及び空き容量の情報を保持する機能を有する容量管理部52と、を備える。
【0029】
図3は、実施の形態1に係る制御システムの制御装置のハードウェア構成を示す図である。制御装置5は、図3に示すように、制御プログラムを処理、実行するCPUユニット5Aと、機器2,3に接続したI/O(Input/Output)ユニット5Bとを備える。実施の形態1において、I/Oユニット5Bは、二つ設けられ、それぞれ、機器2,3のいずれかに接続している。I/Oユニット5Bは、回路基板5B1と、回路基板5B1に実装されかつコンピュータプログラムを記憶、実行する図示しないMPU(Micro Processing Unit)と、を少なくとも備える。
【0030】
CPUユニット5Aは、回路基板5A1と、回路基板5A1に実装されかつ制御プログラムを実行するMPU5A2と、MPU5A2と内部バスB1を介して接続されたメモリ5A3と、を備える。CPUユニット5Aは、コンピュータ6及び他の制御装置5と通信を行う通信インタフェース5A4と、I/Oユニット5Bに接続したバスインタフェース5A5と、制御プログラムを記憶する記憶部5A6と、外部記憶媒体100に収集データを記憶する外部記憶媒体記憶装置5A7と、を備える。MPU5A2、メモリ5A3、通信インタフェース5A4、バスインタフェース5A5、記憶部5A6及び外部記憶媒体記憶装置5A7は、内部バスB1を介して接続されている。
【0031】
バスインタフェース5A5は、内部バスB1と拡張バスB2とを連絡するバスブリッジ回路である。バスインタフェース5A5は、拡張バスB2を介して、I/Oユニット5Bに接続されている。記憶部5A6は、コンピュータ6から受信した制御プログラムを記憶する。実施の形態1において、記憶部5A6は、SSD又はHDDであるが、SSD又はHDDに限定されない。
【0032】
外部記憶媒体記憶装置5A7は、外部記憶媒体100が着脱自在である。外部記憶媒体記憶装置5A7は、外部記憶媒体100に情報を記憶可能であるとともに、外部記憶媒体100に記憶された情報を読み出し可能である。
【0033】
データ収集部20のデータ作成部21、駆動系収集制御部22、待機系収集制御部23、外部記憶媒体管理部50のアクセス部51、及び容量管理部52の機能は、MPU5A2が記憶部5A6に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。制御プログラムは、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。制御装置5の通信部30の機能は、通信インタフェース5A4により実現される。外部記憶媒体記憶部40の機能は、外部記憶媒体100に情報を記憶可能な外部記憶媒体記憶装置5A7により実現される。メモリ10のユーザデータメモリ11及びバッファメモリ12の機能は、メモリ5A3により実現させる。実施の形態1において、メモリ5A3は、不揮発性の半導体メモリ、又は揮発性の半導体メモリにより構成される。不揮発性の半導体メモリ、又は揮発性の半導体メモリとして、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、又は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)を用いることができる。また、メモリ10は、磁気ディスク、光ディスク、及び光磁気ディスクのうちの少なくとも一つにより構成されても良い。
【0034】
次に、実施の形態1に係る制御システムの動作の一例を図面に基づいて説明する。図4は、実施の形態1に係る制御システムの駆動系制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。図5は、実施の形態1に係る制御システムの待機系制御装置の動作の一部の一例を示すフローチャートである。
【0035】
制御システム1は、二つの制御装置5のうち一方が駆動系制御装置5Dとして動作し、他方が待機系制御装置5Wとなる。駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dは、機器2,3から取得した情報である収集データをメモリ10Dのユーザデータメモリ11Dに記憶する。また、コンピュータ6は、ROM63に記憶したコンピュータプログラム又はユーザが入力装置65を操作することにより駆動系制御装置5Dに収集データを外部記憶媒体100Dに記憶する命令を生成する。駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dのデータ作成部21Dは、ネットワークN及び通信部30Dを介して、コンピュータ6からの収集データを外部記憶媒体100Dに記憶する命令を受け付ける(ステップST1)。
【0036】
駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dのデータ作成部21Dは、メモリ10Dのユーザデータメモリ11Dに記憶された収集データを取得し、バッファメモリ12Dに記憶する(ステップST2)。ユーザデータメモリ11Dの収集データを記憶する記憶領域は、駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dのデータ作成部21Dにより収集データが取得されると、クリアされて情報を記憶していない空きの状態となる。
【0037】
駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dは、メモリ10Dのユーザデータメモリ11Dの記憶領域に記憶された情報を参照して、収集データの記憶先が駆動系制御装置5Dの外部記憶媒体記憶部40Dに取り付けられた外部記憶媒体100Dに設定される外部記憶媒体記憶モードを実行するか否かを判定する(ステップST3)。駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dは、外部記憶媒体記憶モードを実行すると判定する(ステップST3:Yes)と、外部記憶媒体管理部50Dの容量管理部52Dから外部記憶媒体100Dの空き容量の情報を取得する(ステップST4)。
【0038】
駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dは、外部記憶媒体100Dの空き容量よりも収集データの量が小さいか否かを判定する(ステップST5)。駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dは、外部記憶媒体100Dの空き容量よりも収集データの量が小さいと判定する(ステップST5:Yes)と、アクセス部51Dを介してバッファメモリ12Dに記憶されている収集データを外部記憶媒体100Dの空き領域に記憶する(ステップST6)。バッファメモリ12Dの記憶領域は、駆動系収集制御部22Dにより収集データが取得されると、クリアされて情報を記憶していない空きの状態となる。
【0039】
駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dは、外部記憶媒体100Dの空き容量よりも収集データの量が小さくない、即ち、収集データの量が外部記憶媒体100Dの空き容量以上であると判定する(ステップST5:No)と、収集データの記憶先を待機系制御装置5Wに設定する送信モードを実行する(ステップST7)。駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dは、ユーザデータメモリ11Dの記憶領域に送信モードを実行することを示す情報を記憶する。
【0040】
駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dは、外部記憶媒体記憶モードを実行しないと判定した(ステップST3:No)後、又は、収集データの記憶先を待機系制御装置5Wに設定した(ステップST7)後、通信部30Dを介してバッファメモリ12に格納されている収集データを待機系制御装置5Wに送信する(ステップST8)。このように、駆動系収集制御部22Dは、外部記憶媒体100Dに記憶する前の収集データの量が外部記憶媒体100Dの空き容量以上であると判定する(ステップST5:No)と、収集データの記憶先を待機系制御装置5Wに設定する(ステップST7)ことにより、収集データの量が外部記憶媒体100Dの空き容量を超える前に、収集データの記憶先を外部記憶媒体100Dから待機系制御装置5Wの外部記憶媒体100Wに切換える。実施の形態1において、第1の記憶先切り換え部である駆動系収集制御部22Dは、第1の制御装置である駆動系制御装置5Dに備えられる。
【0041】
また、駆動系収集制御部22Dは、制御システム1が駆動系制御装置5Dに接続した第2の制御装置5を二つ以上備える場合には、収集データの量が外部記憶媒体100Dの空き容量を超える前に、収集データの記憶先を外部記憶媒体100Dから第2の制御装置5のいずれかの外部記憶媒体100Wに切換えても良い。
【0042】
待機系制御装置5Wの通信部30Wは、駆動系制御装置5Dから収集データを受信する(ステップST10)。待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、待機系制御装置5Wのメモリ10Wのバッファメモリ12Wの空き容量の情報を取得する。待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、待機系制御装置5Wのメモリ10Wのバッファメモリ12Wの空き容量が、受信した収集データの量よりも小さいか否かを判定する(ステップST11)。
【0043】
待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、待機系制御装置5Wのメモリ10Wのバッファメモリ12Wの空き容量が、受信した収集データの量よりも小さくないと判定する(ステップST11:No)と、待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wのデータ作成部21Wは、受信した収集データをバッファメモリ12Wに記憶する(ステップST12)。なお、待機系制御装置5Wのメモリ10Wのバッファメモリ12Wの空き容量が受信した収集データの量よりも小さくないことは、待機系制御装置5Wのメモリ10Wのバッファメモリ12Wの空き容量が受信した収集データの量以上であることである。
【0044】
待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、待機系制御装置5Wのメモリ10Wのバッファメモリ12Wの空き容量が、受信した収集データの量よりも小さいと判定する(ステップST11:Yes)と、バッファメモリ12Wに記憶されている情報を外部記憶媒体管理部50Wのアクセス部51Wを介して外部記憶媒体100Wに一時的に記憶する。待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、バッファメモリ12Wの記憶領域を一旦クリアして情報を記憶していない空きの状態にした後、受信した収集データをバッファメモリ12Wに記憶する(ステップST13)。また、待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、受信した収集データをバッファメモリ12Wに記憶した後、外部記憶媒体100Wに一時的に記憶した収集データをクリアする。
【0045】
待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、受信した収集データをバッファメモリ12Wに記憶した(ステップST12及びステップST13)後、外部記憶媒体管理部50Wの容量管理部52Wから外部記憶媒体100Wの空き容量の情報を取得する(ステップST14)。
【0046】
待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、外部記憶媒体100Wの空き容量がバッファメモリ12Wに記憶された収集データの量以上か否かを判定する(ステップST15)。待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、外部記憶媒体100Wの空き容量がバッファメモリ12Wに記憶した収集データの量以上であると判定する(ステップST15:Yes)と、アクセス部51Wを介してバッファメモリ12Wに記憶されている収集データを外部記憶媒体100Wの空き領域に記憶する(ステップST16)。
【0047】
待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、外部記憶媒体100Wの空き容量がバッファメモリ12Wに記憶した収集データの量以上ではないと判定する(ステップST15:No)と、メモリ10のユーザデータメモリ11の記憶領域を参照し、上書きモードを示す情報が記憶されているか否かを判定する(ステップST17)。外部記憶媒体100Wの空き容量がバッファメモリ12Wに記憶した収集データの量以上ではないことは、収集データの量が外部記憶媒体100Wの空き容量を超えていることである。待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、上書きモードを示す情報が記憶されていると判定する(ステップST17:Yes)と、アクセス部51Wを介してバッファメモリ12Wに記憶されている収集データを外部記憶媒体100Wの既に情報を記憶した記憶領域に上書きする(ステップST18)。待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、上書きモードを示す情報が記憶されていないと判定する(ステップST17:No)と、収集データの記憶を停止する(ステップST19)。
【0048】
また、駆動系制御装置5Dが収集データの記憶先を待機系制御装置5Wに設定している間に、ユーザにより駆動系制御装置5Dの外部記憶媒体記憶部40Dに取り付けられている外部記憶媒体100Dが取り外されることがある。その後、ユーザは、取り外した外部記憶媒体100Dに記憶された収集データを他の記憶媒体にコピーした後、外部記憶媒体100Dの記憶領域をクリアして、空き容量を増加する。又は、ユーザは、新たな外部記憶媒体100Dを用意する。ユーザは、再度、外部記憶媒体100Dを駆動系制御装置5Dの外部記憶媒体記憶部40Dに取り付ける。すると、駆動系制御装置5Dの容量管理部52Dが外部記憶媒体100Dの空き容量が増加したことを検出し、駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dが、通信部30Dを介して、外部記憶媒体100Dの空き容量が増加したことを示す情報を待機系制御装置5Wに送信する。
【0049】
待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、外部記憶媒体100Wに収集データを記憶した(ステップST16)後、外部記憶媒体100Wに収集データを上書きした(ステップST18)後、又は収集データの記憶を停止した(ステップST19)後に、通信部30Wが外部記憶媒体100Dの空き容量が増加したことを示す情報を受信したか否かを判定する(ステップST20)。待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、通信部30Wが外部記憶媒体100Dの空き容量が増加したことを示す情報を受信していないと判定する(ステップST20:No)と、ステップST10に戻り、駆動系制御装置5Dから収集データを外部記憶媒体100Wに記憶することを続行する。
【0050】
待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、通信部30Wが外部記憶媒体100Dの空き容量が増加したことを示す情報を受信したと判定する(ステップST20:Yes)と、ユーザデータメモリ11Wの記憶領域を参照する。待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、記憶先を変更するデータ返送モードを実行するか否かを判定する(ステップST21)。待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、記憶先を変更するデータ返送モードを実行しないと判定する(ステップST21:No)と、ステップST10に戻り、駆動系制御装置5Dから受信した収集データを外部記憶媒体100Wに記憶することを続行する。
【0051】
待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、受信した収集データの記憶先を変更するデータ返送モードを実行すると判定する(ステップST21:Yes)と、外部記憶媒体100Wに記憶されている収集データを、通信部30Wを介して駆動系制御装置5Dに送信する(ステップST22)。
【0052】
待機系制御装置5Wから送信された収集データを受信した駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dのデータ作成部21Dは、ユーザデータメモリ11Dに記憶されている収集データをバッファメモリ12Dに記憶するとともに、受信した収集データをバッファメモリ12Dに記憶する。駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dは、バッファメモリ12Dに記憶された収集データを統合する。駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dは、統合した収集データを外部記憶媒体100Dに記憶し、ユーザデータメモリ11Dの記憶領域に外部記憶媒体記憶モードを実行する情報を記憶する。
【0053】
以後、駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの駆動系収集制御部22Dは、図4に示すフローチャートに従って、収集データを外部記憶媒体100Dに記憶する。このように、待機系収集制御部23Wは、外部記憶媒体100Dの空き容量が増加したと判定し(ステップST20:Yes)、収集データの記憶先を外部記憶媒体100Dに変更すると判定する(ステップST21:Yes)ことにより、外部記憶媒体100Dの空き容量が増加した後、収集データの記憶先を待機系制御装置5Wの外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換える。実施の形態1において、第2の記憶先切り換え部である待機系収集制御部23Wは、第2の制御装置である待機系制御装置5Wに備えられる。
【0054】
待機系収集制御部23Wは、制御システム1が駆動系制御装置5Dに接続した第2の制御装置5を二つ以上備える場合には、外部記憶媒体100Dの空き容量が増加した後、収集データの記憶先を第2の制御装置5のいずれかの外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換えても良い。
【0055】
実施の形態1に係る制御システム1及び制御装置5によれば、外部記憶媒体100Dに記憶する前の収集データの量が外部記憶媒体100Dの空き容量を超える前に、収集データの記憶先を外部記憶媒体100Dから待機系制御装置5Wの外部記憶媒体100Wに切換える駆動系収集制御部22Dを備える。このため、制御システム1及び制御装置5は、収集データを外部記憶媒体100D,100Wのいずれかに記憶することができ、時系列に連続した収集データを取得することができる。その結果、制御システム1及び制御装置5は、収集データを再取得する必要が生じなく、作業効率が悪化することを抑制することができる。
【0056】
また、実施の形態1に係る制御システム1及び制御装置5によれば、収集データを外部記憶媒体100D,100Wのいずれかに記憶するので、制御装置5が内蔵するメモリ10の容量を増加させる必要がない。その結果、制御システム1及び制御装置5によれば、制御装置5にメモリを増設する必要がなく、制御装置5の製造コストが増加することを抑制することができる。
【0057】
実施の形態1に係る制御システム1及び制御装置5によれば、外部記憶媒体100Dの空き容量が増加した後、収集データの記憶先を外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換える待機系収集制御部23Wを備える。待機系収集制御部23Wは、収集データの記憶先を切換えると、外部記憶媒体100Wに記憶した収集データを駆動系制御装置5Dに送信する。その結果、制御システム1及び制御装置5は、収集データを統合することができ、時系列に連続した収集データを取得することができる。
【0058】
また、実施の形態1に係る制御システム1及び制御装置5は、駆動系制御装置5Dの外部記憶媒体100Dの空き容量が少なくなると、駆動系制御装置5Dに接続されて冗長化された待機系制御装置5Wの記憶媒体である外部記憶媒体100Wが収集データを記憶する。このために、実施の形態1に係る制御システム1及び制御装置5は、収集データを時系列に沿って収集でき、収集した収集データが紛失してしまうことを抑制することができる。
【0059】
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る制御システム1及び制御装置5を図面に基づいて説明する。図6は、実施の形態2に係る制御システムの構成を示す図である。図7は、実施の形態2に係る制御システムの待機系制御装置の動作の一部の一例を示すフローチャートである。図6及び図7において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0060】
実施の形態2において、制御システム1の各制御装置5、即ち駆動系制御装置5D及び待機系制御装置5Wの構成は、図6に示すように、実施の形態1と同一である。駆動系収集制御部22Dが送信モードを実行中に、容量管理部52Dが外部記憶媒体100Dの空き容量が増加したことを検出すると、待機系収集制御部23Dは、外部記憶媒体100Dの空き容量が増加したことを示す情報の代わりに、収集データの記憶先を外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換える命令を待機系制御装置5Wに送信する。また、待機系収集制御部23Dは、メモリ10Dの記憶領域に外部記憶媒体記憶モードを実行する情報を記憶する。駆動系制御装置5Dは、外部記憶媒体100Dの空き容量が増加したことを示す情報の代わりに、収集データの記憶先を外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換える命令を待機系制御装置5Wに送信すること以外は、実施の形態1と同様に動作する。
【0061】
待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、図7に示すように、外部記憶媒体100Wに収集データを記憶した(ステップST16)後、外部記憶媒体100Wに収集データを上書きした(ステップST18)後、又は収集データの記憶を停止した(ステップST19)後に、通信部30Wが収集データの記憶先を外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換える命令を受信したか否かを判定する(ステップST21-2)。待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、通信部30Wが収集データの記憶先を外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換える命令を受信していないと判定する(ステップST21-2:No)と、ステップST10に戻り、駆動系制御装置5Dから受信した収集データを外部記憶媒体100Wに記憶することを続行する。
【0062】
待機系制御装置5Wのデータ収集部20Wの待機系収集制御部23Wは、通信部30Wが収集データの記憶先を外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換える命令を受信したと判定する(ステップST21-2:Yes)と、外部記憶媒体100Wに記憶されている収集データを、通信部30Wを介して駆動系制御装置5Dに送信する(ステップST22)。待機系制御装置5Wは、通信部30Wが収集データの記憶先を外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換える命令を受信したか否かを判定すること以外は、実施の形態1と同様に動作する。
【0063】
実施の形態2において、駆動系制御装置5Dのデータ収集部20Dの待機系収集制御部23Dは、送信モードを実行中に、容量管理部52Dが外部記憶媒体100Dの空き容量が増加したことを検出すると、収集データの記憶先を外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換える命令を待機系制御装置5Wに送信することにより、外部記憶媒体100Dの空き容量が増加した後、収集データの記憶先を待機系制御装置5Wの外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換える。実施の形態2において、第2の記憶先切り換え部である待機系収集制御部23Dは、第1の制御装置である駆動系制御装置5Dに備えられる。
【0064】
実施の形態2に係る制御システム1及び制御装置5によれば、実施の形態1と同様に、外部記憶媒体100Dに記憶する前の収集データの量が外部記憶媒体100Dの空き容量を超える前に、収集データの記憶先を外部記憶媒体100Dから待機系制御装置5Wの外部記憶媒体100Wに切換える駆動系収集制御部22Dを備える。このため、制御システム1及び制御装置5は、時系列に連続した収集データを取得することができ、作業効率が悪化することを抑制することができる。
【0065】
また、実施の形態2に係る制御システム1及び制御装置5によれば、収集データを外部記憶媒体100D,100Wのいずれかに記憶するので、制御装置5にメモリを増設する必要がなく、制御装置5の製造コストが増加することを抑制することができる。
【0066】
実施の形態2に係る制御システム1及び制御装置5によれば、外部記憶媒体100Dの空き容量が増加した後、収集データの記憶先を外部記憶媒体100Wから外部記憶媒体100Dに切換える待機系収集制御部23Dを駆動系制御装置5Dが備える。その結果、制御システム1及び制御装置5は、収集データを統合することができ、時系列に連続した収集データを取得することができる。
【0067】
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3に係る制御システム1及び制御装置5を図面に基づいて説明する。図8は、実施の形態3に係る制御システムの構成を示す図である。図9は、実施の形態3に係る制御システムの制御装置のハードウェア構成を示す図である。図8及び図9において、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0068】
実施の形態3において、制御システム1の待機系制御装置5Wは、図8及び図9に示すように、外部記憶媒体管理部50Wの代わりに内部記憶媒体管理部50-3を備える。実施の形態3において、制御システム1の待機系制御装置5Wは、外部記憶媒体記憶部40Wの代わりに記憶手段である内部記憶媒体記憶部40-3を備え、更に、内部記憶媒体200を備える以外は、実施の形態1と同様の構成である。
【0069】
内部記憶媒体記憶部40-3は、待機系制御装置5Wに内蔵される内部記憶媒体200にデータ作成部21Wが作成した情報を記憶する。内部記憶媒体記憶部40-3の機能は、内部記憶媒体200に情報を記憶可能な図9に示す内部記憶媒体記憶装置5A7-3により実現される。
【0070】
内部記憶媒体200は、待機系制御装置5Wに内蔵され、かつコンピュータにより読み出し可能な情報を記憶、読み出し可能とする記憶媒体である。実施の形態3において、内部記憶媒体200は、SSD又はHDDにより構成されるが、SSD又はHDDに限定されること無く、不揮発性の半導体メモリ、又は揮発性の半導体メモリにより構成されても良い。不揮発性の半導体メモリ、又は揮発性の半導体メモリとして、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、又は、EEPROMを用いることができる。また、内部記憶媒体200は、磁気ディスク、光ディスク、及び光磁気ディスクのうちの少なくとも一つにより構成されても良い。
【0071】
内部記憶媒体管理部50-3は、内部記憶媒体200への情報の記憶、及び読み出しを可能とする機能を有するアクセス部51-3と、内部記憶媒体200の記憶済みの記憶領域の容量の情報、及び空き容量の情報を保持する機能を有する容量管理部52-3と、を備える。内部記憶媒体管理部50-3のアクセス部51-3及び容量管理部52-3の機能は、図9に示すMPU5A2が記憶部5A6に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより実現される。制御プログラムは、ソフトウェア、ファームウェア、又はソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。
【0072】
実施の形態3において、待機系制御装置5Wは、駆動系制御装置5Dから受信した収集データを内部記憶媒体200に記憶すること以外は、実施の形態1と同様に動作する。実施の形態3において、内部記憶媒体200は、第2の制御装置の記憶媒体である。
【0073】
実施の形態3に係る制御システム1及び制御装置5によれば、実施の形態1と同様に、外部記憶媒体100Dに記憶する前の収集データの量が外部記憶媒体100Dの空き容量を超える前に、収集データの記憶先を外部記憶媒体100Dから待機系制御装置5Wの内部記憶媒体200に切換える駆動系収集制御部22Dを備える。このため、制御システム1及び制御装置5は、時系列に連続した収集データを取得することができ、作業効率が悪化することを抑制することができる。
【0074】
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
【符号の説明】
【0075】
1 制御システム、2,3 機器、5D 駆動系制御装置(第1の制御装置、制御装置)、5W 待機系制御装置(第2の制御装置、他の制御装置)、22D 駆動系収集制御部(第1の記憶先切り換え部)、23D,23W 待機系収集制御部(第2の記憶先切り換え部)、40 外部記憶媒体記憶部(記憶手段)、40-3 内部記憶媒体記憶部(記憶手段)、100D 外部記憶媒体、100W 外部記憶媒体(記憶媒体、第2の外部記憶媒体)、200 内部記憶媒体(記憶媒体)。
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器から取得した情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する記憶手段を有する駆動系制御装置と、前記駆動系制御装置に1つ以上接続された第2の制御装置と、を備える制御システムであって、
前記外部記憶媒体に記憶する前の情報の量が前記外部記憶媒体の空き容量を超える前に、前記情報の記憶先を前記外部記憶媒体から前記第2の制御装置の記憶媒体に切換える第1の記憶先切り換え部と、
前記外部記憶媒体の空き容量が増加した後、前記情報の記憶先を前記第2の制御装置の前記記憶媒体から前記外部記憶媒体に切換える第2の記憶先切り換え部と、
を備え、
前記第1の記憶先切り換え部は、前記外部記憶媒体の空き容量が増加した後、前記第2の制御装置から受信した前記記憶媒体に記憶されている情報を前記外部記憶媒体に記憶させることを特徴とする制御システム。
【請求項2】
前記制御システムは、ファクトリーオートメーション分野の設備を制御する制御システムであり、
前記第2の制御装置は、前記駆動系制御装置が前記機器の情報を取得して記憶している間、待機状態を維持する待機系制御装置であり、
前記駆動系制御装置と前記待機系制御装置は、プログラマブルコントローラである
ことを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
【請求項3】
前記第2の制御装置の前記記憶媒体は、前記第2の制御装置に着脱自在な第2の外部記憶媒体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御システム。
【請求項4】
前記第2の制御装置の前記記憶媒体は、前記第2の制御装置に内蔵された内部記憶媒体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御システム。
【請求項5】
前記第2の記憶先切り換え部は、前記駆動系制御装置に備えられることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の制御システム。
【請求項6】
前記第2の記憶先切り換え部は、前記第2の制御装置に備えられることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の制御システム。
【請求項7】
他の制御装置に接続され、機器から取得した情報を着脱自在な外部記憶媒体に記憶する制御装置であって、
前記機器から取得した前記情報を前記外部記憶媒体に記憶する記憶手段と、
前記外部記憶媒体に記憶する前の情報の量が前記外部記憶媒体の空き容量を超える前に、前記情報の記憶先を前記外部記憶媒体から前記他の制御装置の記憶媒体に切換える第1の記憶先切り換え部と、
前記外部記憶媒体の空き容量が増加した後、前記情報の記憶先を前記他の制御装置の記憶媒体から前記外部記憶媒体に切換える第2の記憶先切り換え部と、
を備え、
前記第1の記憶先切り換え部は、前記外部記憶媒体の空き容量が増加した後、前記他の制御装置から受信した前記記憶媒体に記憶されている情報を前記外部記憶媒体に記憶することを特徴とする制御装置。
【請求項8】
前記制御装置は、ファクトリーオートメーション分野の設備を制御する制御システムを構成する駆動系制御装置であり、
前記他の制御装置は、前記駆動系制御装置が前記機器の情報を取得して記憶している間、待機状態を維持する待機系制御装置であり、
前記駆動系制御装置と前記待機系制御装置は、プログラマブルコントローラである
ことを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2018-03-26 
結審通知日 2018-03-28 
審決日 2018-04-10 
出願番号 特願2016-567702(P2016-567702)
審決分類 P 1 41・ 852- Y (G06F)
P 1 41・ 853- Y (G06F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 桜井 茂行  
特許庁審判長 安久 司郎
特許庁審判官 松田 岳士
千葉 輝久
登録日 2017-03-24 
登録番号 特許第6113381号(P6113381)
発明の名称 制御システム及び制御装置  
代理人 高村 順  
代理人 高村 順  

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