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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 G07D
管理番号 1341522
審判番号 不服2017-6180  
総通号数 224 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2018-08-31 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2017-04-28 
確定日 2018-07-17 
事件の表示 特願2013-202379号「自動取引装置」拒絶査定不服審判事件〔平成27年4月13日出願公開、特開2015-69356号、請求項の数(4)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成25年9月27日の出願であって、平成28年11月11日付けで拒絶理由が通知され、平成29年1月20日に意見書及び手続補正書が提出され、同年2月1日付けで拒絶査定(以下、「原査定」という。)がされ、同年4月28日に拒絶査定不服審判が請求されると同時に手続補正書が提出されたものである。

第2 原査定の概要
原査定の概要は次のとおりである。
本願の請求項1?4に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において頒布された以下の刊行物1ないし4に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下、「当業者」という。)が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
[刊行物]
1.特開2007-87078号公報
2.特開2007-48256号公報
3.特開2012-8631号公報
4.特開2005-227967号公報
以下、それぞれ、「引用文献1ないし4」という。

第3 審判請求時の手続補正の適否
1 補正の内容
審判請求時の補正は、特許法第17条の2第3項から第6項までの要件に違反しているものとはいえない。
審判請求時の補正によって、請求項1の「前記取引カードを挿入したときに、その取引カードから読取ったカード情報に基づいて、当該取引カードが暗証番号の相違回数が超過しているか否かを判定し、当該取引カードが前記相違回数が超過した相違回数超過カードである場合に、挿入された取引カードが前記相違回数超過カードであることを顧客に通知し、」という事項を、「入金取引で、前記取引カードを挿入したときに、その取引カードから読取ったカード情報に基づいて、当該取引カードが暗証番号の相違回数が超過しているか否かを判定し、当該取引カードが前記相違回数が超過した相違回数超過カードである場合に、挿入された取引カードが前記相違回数超過カードであることを顧客に通知して前記入金取引を行い、」という事項とした補正は、「相違回数超過カードであることを顧客に通知」することを「入金取引を行」う場合に限定するものであり、特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当し、願書に最初に添付した明細書(段落【0031】及び【0043】等)又は図面に記載された事項であり、新規事項を追加するものではない。
そして、以下の「第4 本願発明」から「第6 対比・判断」までに示すように、補正後の請求項1?4に係る発明は、独立特許要件を満たすものである。

第4 本願発明
本願の請求項1?4に係る発明(以下、それぞれ、「本願発明1?4」という。)は、平成29年4月28日付けの手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1?4に記載された事項により特定される次のとおりものである。
「 【請求項1】
カード情報を記録した取引カードを用いて顧客との取引を行う自動取引装置において、
入金取引で、前記取引カードを挿入したときに、その取引カードから読取ったカード情報に基づいて、当該取引カードが暗証番号の相違回数が超過しているか否かを判定し、当該取引カードが前記相違回数が超過した相違回数超過カードである場合に、挿入された取引カードが前記相違回数超過カードであることを顧客に通知して前記入金取引を行い、
前記相違回数超過カードであることによるカードロックを解除するときは、顧客が本人であることを確認するための本人確認情報と、再登録のための暗証番号との入力を受付け、前記本人確認情報により、顧客を本人と認証した場合に、当該顧客の暗証番号を前記再登録のための暗証番号に更新して、前記カードロックを解除することを特徴とする自動取引装置。
【請求項2】
請求項1に記載の自動取引装置において、
前記顧客の本人確認情報が、顧客の生体情報であることを特徴とする自動取引装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の自動取引装置において、
前記顧客への通知を、表示画面に表示して行うことを特徴とする自動取引装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の自動取引装置において、
前記顧客への通知を、顧客の顧客端末へのメールによって行うことを特徴とする自動取引装置。」

第5 引用文献に記載された事項及び発明
1 引用文献1について
(1)引用文献1に記載された事項
本願の出願前に頒布され、原査定の拒絶の理由で引用された、引用文献1には、図とともに、以下の事項が記載されている(なお、下線は当審で付加した。以下同様である。)。
(1a)
「【0001】
本発明は、顧客から取得した暗証番号と、予め登録した顧客の暗証番号とを照合して顧客認証を行う金融取引システム及び自動取引装置に関する。」
(1b)
「【0011】
<実施例1の構成>
本発明の実施例1の金融取引システムは、図1に示すように、金融取引のための自行の自動取引装置(ATM)10と、該自行のATM10とネットワーク30を介して接続されているホスト装置20とを備える。」
(1c)
「【0028】
顧客が自行のATM10にキャッシュカードを挿入すると、カード読取部13は、キャッシュカードの磁気データから口座情報のカード停止フラグを読み取る。カード読取部13は、カード停止フラグが0であることを確認すると、口座情報(銀行コード、支店コード、口座番号など)を読み取る(ステップS11)。また、カード読取部13は、キャッシュカードのカード停止フラグが1であることを確認すると、カード使用不可を制御部12に通知し、制御部12は、表示部16にキャッシュカードの使用が不可である旨を表示させ、処理を終了する。」
(1d)
「【0032】
一方、顧客管理部26は、暗証番号判定部25Aから不一致信号を受信すると、カウント値を「1」に設定し(ステップS16)、再入力要求通知を通信部21から自行のATM10へ送信する。自行のATM10の制御部12は、再入力要求通知を取得すると、表示部16に暗証番号の再入力を促す画面を表示させる。これにより、顧客は、入力部14から暗証番号を再入力する(ステップS17)。
【0033】
顧客管理部26は、カウント値が「3」になると、カード使用停止信号を通信部21から自行のATM10へ送信する。自行のATM10の制御部12は、カード使用停止信号を取得すると、カード読取部13で保持するキャッシュカードの口座情報のカード停止フラグを0から1に変更し、表示部16にキャッシュカードの使用不可画面を表示させ、カード停止信号を通信部11からホスト装置20へ送信する。ホスト装置20の顧客管理部26は、カード停止信号を受信すると顧客DB24で保持する顧客情報にカード停止の旨を記載し、処理を終了する(ステップS18)。」

(2)引用文献1に記載された発明
摘記(1a)?(1c)及び図から、引用文献1には、次の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されていると認められる。
[引用発明]
「金融取引のための自行の自動取引装置(ATM)10において、
顧客が自行の自動取引装置(ATM)10にキャッシュカードを挿入すると、カード読取部13は、キャッシュカードの磁気データから口座情報のカード停止フラグを読み取り、キャッシュカードのカード停止フラグが1であることを確認すると、カード使用不可を制御部12に通知し、制御部12は、表示部16にキャッシュカードの使用が不可である旨を表示させる、自動取引装置(ATM)10。」

2 引用文献2について
本願の出願前に頒布され、原査定の拒絶の理由で引用された、引用文献2には、図とともに、以下の事項が記載されている。
(2a)
「【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、第三者に不正利用される可能性を格段に低減し得る認証システム、認証装置、認証方法及び認証プログラムを提案しようとするものである。」
(2b)
「【0028】
実際上ATMシステム1では、預金口座に対してユーザ4が予め利用停止金額(例えば8万円)を設定できるようになされており、当該預金口座から当該利用停止金額以上の金額(例えば10万円)が引き出されようとした時点で自動的に当該預金口座をロック状態に設定し、別途ロック解除操作がなされるまで当該ロック状態を保持するようになされている。
【0029】
またATMシステム1では、利用停止金額以上の金額が引き出されようとした時点で預金口座をロック状態に設定した際、電子メール等の通知手段によって当該預金口座がロック状態に設定されたことを正当なユーザ4に通知するようになされている。」
(2c)
「【0039】
そこでATMシステム1では、ユーザ4が預金口座から預金を引き出す際には、数字4桁でなる暗証番号を用いた本人認証を行い、また当該ユーザ4が預金口座について利用停止金額を設定または変更する際には(以下、この操作をロック条件変更操作と呼ぶ)、指紋パターンを用いた本人認証を行い、さらにユーザ4が預金口座をロック状態から通常状態に遷移するためのロック解除操作を行う際には、手の平の静脈パターンを用いた本人認証を行うようになされている。」

3 引用文献3について
本願の出願前に頒布され、原査定の拒絶の理由で引用された、引用文献3には、図とともに、以下の事項が記載されている。
(3a)
「【0017】
本発明によれば、携帯端末との連携を図りながら、自動化機器の操作時間を短縮させることができ、自動化機器の開発コストを抑えることができる。」
(3b)
「【0092】
一方、ホストコンピュータ4では、図5に示すように、自動取引装置2から取引情報を取得すると、取引情報通知部412が、当該取引情報に含まれる利用者の識別情報(例えば、カード等に格納されている情報等)に対応するユーザ情報をユーザ情報記憶部44から読み出す。そして、取引情報通知部412は、ユーザ情報に含まれる携帯端末1の電子メールアドレスを送信先として、取引内容を示す取引情報を電子メールで通知する(ステップS107、S108)。」

4 引用文献4について
本願の出願前に頒布され、原査定の拒絶の理由で引用された、引用文献4には、図とともに、以下の事項が記載されている。
(4a)
「【0001】
本発明は、個人認証方法、個人認証装置及びプログラムに関し、特に、認証の際にその場で入力する識別情報の即時書き換えを可能とした個人認証方法、個人認証装置及びプログラムに関する。」
(4b)
「【0037】
一方、前記加算後の誤り回数がしきい値を超えている場合(図5のステップB2の「オーバー」)、認証系サーバ32は当該口座について利用者カード1を使用停止すべきと判定し、その旨を記憶保持するとともに、ATM2及び口座情報管理サーバ33に対して送信する(図5のステップN1)。
【0038】
前記利用者カードが使用停止とされた旨を受信したATM2は、利用者カード1が使用停止となった旨を表示するとともに、第2の認証処理部を起動して、第2の個人認証方式による利用者の再認証モードに遷移する(図5のステップN2)。」
(4c)
「【0039】
ATM2は、ディスプレイ21に、(1)郵便番号、(2)電話番号、(3)本人の生年月日、(4)口座開設時に本人確認として使用した証明書のID(運転免許書番号、パスポート番号、住民基本台帳番号等)で構成される第3の個人識別情報の入力を促す入力フォームを順次出力するとともに、事務センタ3の口座情報管理サーバ33に対して利用者の入力内容を送信する(図6のステップN3)。利用者は、ATM2のテンキー24を介して、上記第3の個人識別情報を対話的に入力する(図6のステップN4)。
【0040】
事務センタ3の口座情報管理サーバ33は、ATM2から送信された第3の個人識別情報(上記(1)乃至(4)の回答)が、該口座番号の登録情報と一致するか照合する(図6のステップN5)。
・・・
【0042】
一方、上記照合処理(図6のステップN5)の結果、第3の個人識別情報が正当と認められた場合(図7のステップN6の成功)、口座情報管理サーバ33は、認証系サーバ32に対して、暗証番号を初期設定値(例えば、オール0値)に戻すよう指示するとともに、ATM2に対して、再認証が成功した旨を送信する(図7のステップN7)。
【0043】
ATM2は、利用者の再認証に成功した旨をディスプレイ21に表示し、続いて、暗証番号書換処理部を起動して、暗証番号の更新入力フォームをディスプレイ21に表示する(図7のステップN8)。
【0044】
続いて、利用者が、テンキー24から新たな暗証番号を入力すると(図7のステップN9)、ATM2は、新たな暗証番号を事務センタ3の認証系サーバ32に対して送信する(図8のステップN10)。
【0045】
事務センタ3の認証系サーバ32は、ATM2から送信された利用者の暗証番号を、受信した新たな暗証番号に更新するとともに、当該口座番号の誤り回数を0クリアし、次いで、更新が完了した更新完了通知をATM2に対して送信する(図8のステップN11)。
【0046】
ATM2は、事務センタ3の認証系サーバ32から更新完了通知を受信すると、ディスプレイ21にその旨を表示し、利用者カード1をカード出入口22から送り出す(図8のステップN12)。利用者は、新たな暗証番号が登録された利用者カード1を受け取り、再認証モードを終了する(図8のステップN13)。」
(4d)
「【0050】
指紋認証端末機12は、利用者の指紋による個人認証を行って、入退室管理等の各種セキュリティシステムに組み込まれる情報処理装置である。上記した第1の実施例におけるATM2と共通する部分は省略し、その相違する部分について説明する。その概略構成を説明すると、指紋認証端末機12は、スキャナー・カメラ等により、利用者の指紋パターンを読み取る指紋読取部123と、データ通信回線14を介して、読み取った指紋パターンを送信し、認証センタ13の認証系サーバ131に予め登録されている当該利用者の指紋パターンとの照合結果を受信する第1の認証処理部と、指紋パターンとは異なる個人識別情報を用いて行う第2の個人認証方式による個人認証を行う第2の個人認証処理部と、前記指紋パターンとは異なる個人識別情報の正当性が確認された場合に、指紋パターンの更新受付処理を実行する指紋パターン書換処理部と、を備えている。」

第6 対比・判断
1 本願発明1について
(1)対比
本願発明1と引用発明とを対比する。

引用発明の「キャッシュカード」は、本願発明1の「取引カード」に相当する。

引用発明の「口座情報のカード停止フラグ」は、「キャッシュカードの磁気データから」、「読み取」られるから、上記アを踏まえると、本願発明1の「取引カードから読取ったカード情報」に相当する。

引用発明の「金融取引のための自行の自動取引装置(ATM)10」は、「顧客が」「キャッシュカードを挿入する」から、上記ア及びイを踏まえると、本願発明1の「カード情報を記録した取引カードを用いて顧客との取引を行う自動取引装置」に相当する。

引用発明において、「カード停止フラグが1であることを確認すると、カード使用不可」となるところ、「確認」して、「使用不可」に至る過程は、「顧客管理部26は、暗証番号判定部25Aから不一致信号を受信すると、カウント値を「1」に設定し(ステップS16)、再入力要求通知を通信部21から自行のATM10へ送信する。・・・顧客は、入力部14から暗証番号を再入力する(ステップS17)。」(摘記(1d)の段落【0032】)、「顧客管理部26は、カウント値が「3」になると、カード使用停止信号を通信部21から自行のATM10へ送信する。自行のATM10の制御部12は、カード使用停止信号を取得すると、カード読取部13で保持するキャッシュカードの口座情報のカード停止フラグを0から1に変更し、表示部16にキャッシュカードの使用不可画面を表示させ、カード停止信号を通信部11からホスト装置20へ送信する。」(摘記(1d)の段落【0033】)ものであるから、暗証番号の不一致が3回カウントされたことを確認すると、カード停止フラグを0から1に変更し、カード使用不可とするものである。
したがって、引用発明の「カード停止フラグが1であること」は、本願発明1の「暗証番号の相違回数が超過している」ことに相当する。
また、引用発明の「カード使用不可」となった「キャッシュカード」は、本願発明1の「相違回数が超過した相違回数超過カード」に相当する。

上記エを踏まえると、引用発明の、「カード読取部13」が、「キャッシュカードのカード停止フラグが1であることを確認すると、カード使用不可を制御部12に通知」する場合は、本願発明1の「取引カードが暗証番号の相違回数が超過しているか否かを判定し、当該取引カードが前記相違回数が超過した相違回数超過カードである場合」に相当する。

引用発明の「制御部12は、表示部16にキャッシュカードの使用が不可である旨を表示させる」ことは、顧客にその旨の表示内容を通知することであり、上記ア及びエを踏まえると、本願発明1の「挿入された取引カードが前記相違回数超過カードであることを顧客に通知」することに相当する。

以上を総合すると、本願発明1と引用発明との一致点及び相違点は、次のとおりである。
<一致点>
「カード情報を記録した取引カードを用いて顧客との取引を行う自動取引装置において、
前記取引カードを挿入したときに、その取引カードから読取ったカード情
報に基づいて、当該取引カードが暗証番号の相違回数が超過しているか否かを判定し、当該取引カードが前記相違回数が超過した相違回数超過カードである場合に、挿入された取引カードが前記相違回数超過カードであることを顧客に通知して前記入金取引を行う、自動取引装置。」
<相違点1>
本願発明は、「入金取引で」、相違回数超過カードであることを顧客に通知して「前記入金取引を行う」ものであるのに対して、引用発明は、そのように特定されていない点。
<相違点2>
本願発明は、「前記相違回数超過カードであることによるカードロックを解除するときは、顧客が本人であることを確認するための本人確認情報と、再登録のための暗証番号との入力を受付け、前記本人確認情報により、顧客を本人と認証した場合に、当該顧客の暗証番号を前記再登録のための暗証番号に更新して、前記カードロックを解除する」ものであるのに対して、引用発明は、そのように特定されていない点。

(2)判断
以下、相違点について検討する。
<相違点1について>

上記(1)カで述べたことと同様の技術事項は、引用文献4にも示されているといえるが(摘記(4b))、自動取引装置において、入金取引で、相違回数超過カードであることを顧客に通知して前記入金取引を行うことは、引用文献2?4のいずれにも記載も示唆もされていない。

したがって、上記相違点1に係る本願発明1の構成に至ることは、当業者であっても容易ではないから、上記相違点2について検討するまでもなく、本願発明1は、引用発明及び引用文献2ないし4に記載された技術事項に基いて、当業者が容易に発明できたものとはいえない。

2 本願発明2?4について
本願発明2?4も、上記相違点1に係る本願発明1の構成を備えるものであるから、本願発明1と同じ理由により、引用発明及び引用文献2ないし4に記載された技術事項に基いて、当業者が容易に発明できたものとはいえない。

第7 原査定について
審判請求時の補正により、本願発明1?4は、上記相違点1に係る本願発明1の構成を有するものとなっており、引用発明及び引用文献2ないし4に記載された技術事項に基いて、当業者が容易に発明できたものとはいえない。
したがって、原査定の理由を維持することはできない。

第8 むすび
以上のとおり、原査定の拒絶理由を検討してもその理由によって、本願を拒絶することはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2018-07-02 
出願番号 特願2013-202379(P2013-202379)
審決分類 P 1 8・ 121- WY (G07D)
最終処分 成立  
前審関与審査官 大谷 謙仁  
特許庁審判長 和田 雄二
特許庁審判官 島田 信一
出口 昌哉
発明の名称 自動取引装置  
代理人 金倉 喬二  

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