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審決分類 審判 訂正 ただし書き3号明りょうでない記載の釈明 訂正する B23Q
審判 訂正 ただし書き2号誤記又は誤訳の訂正 訂正する B23Q
審判 訂正 (特120条の4,3項)(平成8年1月1日以降) 訂正する B23Q
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する B23Q
管理番号 1343255
審判番号 訂正2018-390095  
総通号数 226 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2018-10-26 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2018-06-05 
確定日 2018-07-20 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第4326252号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第4326252号の明細書を本件審判請求書に添付された訂正明細書のとおり、訂正後の請求項〔1-3〕について訂正することを認める。 
理由 第1 手続の経緯
本件訂正審判の請求に係る特許第4326252号は、平成15年4月8日にした特許出願(特願2003-104073号)の請求項1-4に係る発明について平成21年6月19日に特許権の設定登録がなされ、平成30年6月5日に本件訂正審判の請求がなされたものである。

第2 請求の趣旨及び訂正事項
1.請求の趣旨
本件訂正審判の請求の要旨は、特許第4326252号の明細書を本件審判請求書に添付した訂正明細書のとおり、訂正後の請求項1?3について訂正することを求めるものである。
2.訂正事項
本件訂正審判の請求にかかる訂正(以下、「本件訂正」という。)の内容は、以下の訂正事項1ないし2のとおりである。(下線は請求人が付したもの。)
(1)訂正事項1
特許請求の範囲の請求項1に
「加工機側のワーク加工ステーションと、上下二段ステージからなるワーク搬出入側のワーク搬出入ステーションとの間を往復移動する自走式のパレットを備えたシャトル式ワークテーブル装置であって、加工済みワークが常に次加工ワークの下方に位置するように下段ステージに移送/載置され、次加工ワークをワーク加工ステーションへ移送後、上段ステージを退避させると同時に下段ステージを上方空間の所定位置まで上昇させ、加工済みワークを搬出可能とすると共に、パレットを下段から上段へ移し変えて、次加工ワーク搬入待ちの初期状態に戻る構成としたことを特徴とするシャトル式ワークテーブル装置。」とあるのを、
「加工機側のワーク加工ステーションと、上下二段ステージからなるワーク搬出入側のワーク搬出入ステーションとの間を往復移動する自走式のパレットを備えたシャトル式ワークテーブル装置であって、
上段ステージの退避機能を有する第1の作動装置と、
上下二段ステージを共に上昇/下降させる昇降装置と、
所定位置でパレットを保持するパレットストッパーを,パレット保持が可能な状態と保持ができない状熊とに切り替える第2の作動装置を備え、
加工済みワークが常に次加工ワークの下方に位置するように下段ステ-ジに移送/載置され,次加工ワークをワーク加工ステーションへ移送後、昇降装置により上下二段ステージを上方空間の所定位置まで上昇させ、第2の作動装置によりパレットストッパーをパレット保持が可能な状熊に切り替える動作を行い、第1の作動装置により上段ステージを退避させると同時に加工済みワークを搬出可能とすると共に、昇降装置により上下二段ステージの下降動作を開始させ、下降途中でパレットストッパーによりパレットを保持し、さらに下降動作を続けて上下二段ステージを所定位置まで下降させ、第1の作動装置により上段ステージの退避を解き、昇降装置により上下二段ステージを上昇させることにより、パレットを下段から上段へ移し変え、第2の差動装置によりパレットストッパーをパレット保持ができない状態に切り替えて、次加工ワーク搬入待ちの初期状態に戻る構成としたことを特徴とするシャトル式ワークテーブル装置。」
と訂正する。
(2)訂正事項2
特許請求の範囲の請求項3に
「請求項2記載のシャトル式ワークテーブル装置において、第1のパレット保持台を構成する昇降装置の昇降動作を上位、中位、下位の3点、または上位、下位の2点位置決め停止制御としたことを特徴とするシャトル式ワークテーブル装置。」とあるのを、
「請求項2記載のシャトル式ワークテーブル装置において、第1のパレット保持台を構成する昇降装置の昇降動作を上位、中位、下位の3点位置決め停止制御としたことを特徴とするシャトル式ワークテーブル装置。」
と訂正する。

第3 当審の判断
1.訂正の目的、新規事項の追加及び特許請求の範囲の拡張・変更の有無について
(1)訂正事項1について
訂正事項1は、以下の(ア)及び(イ)に示す事項から構成されている。
(ア)「シャトル式ワークテーブル装置」について、訂正前には「加工機側のワーク加工ステーションと、上下二段ステージからなるワーク搬出入側のワーク搬出入ステーションとの間を往復移動する自走式のパレットを備えた」とされるに留まっていたのに対し、本件訂正により、更に「上段ステージの退避機能を有する第1の作動装置」、「上下二段ステージを共に上昇/下降させる昇降装置」、「所定位置でパレットを保持するパレットストッパーを,パレット保持が可能な状態と保持ができない状熊とに切り替える第2の作動装置」の3つを追加して「備え」るとしたもの。
(イ)「シャトル式ワークテーブル装置」が行う一連の動作のうち、「次加工ワークをワーク加工ステーションへ移送後」に引き続き行う動作を、訂正前には「上段ステージを退避させると同時に下段ステージを上方空間の所定位置まで上昇させ、加工済みワークを搬出可能とすると共に、パレットを下段から上段へ移し変えて、」としていたものを、訂正により「昇降装置により上下二段ステージを上方空間の所定位置まで上昇させ、第2の作動装置によりパレットストッパーをパレット保持が可能な状熊に切り替える動作を行い、第1の作動装置により上段ステージを退避させると同時に加工済みワークを搬出可能とすると共に、昇降装置により上下二段ステージの下降動作を開始させ、下降途中でパレットストッパーによりパレットを保持し、さらに下降動作を続けて上下二段ステージを所定位置まで下降させ、第1の作動装置により上段ステージの退避を解き、昇降装置により上下二段ステージを上昇させることにより、パレットを下段から上段へ移し変え、第2の差動装置によりパレットストッパーをパレット保持ができない状態に切り替えて、」としたもの。

そこで、上記(ア)及び(イ)の事項各々について検討する。
(ア)について
当該(ア)に係る事項の訂正は、装置が備えるべき部材を3つ追加することを内容とする訂正であるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
訂正により追加された上記3つの装置は、願書に最初に添付した明細書の発明の実施例1を記載した【0019】の「上段レール1a付きアーム1は、アーム退避機能を有する第1の作動装置(回転式作動装置:ロータリーアクチュエータ)3及び腕部4を介して昇降装置5の昇降部5aに接続され、下段レール2a付きアーム2は、梁部材6を介して上段レール1a付きアーム1と所定回隔離間して配設されると共に、ガイドブロック7と一体に形成され、上下両アーム1、2共前記ガイドブロック7を介し、ガイドポスト8に沿って昇降自在とする第1のパレット保持台D1、D1、D1’、D1’を構成し、更に第2の作動装置(回転式作動装置:ロータリーアクチュエータ)9を用いて所定位置でパレットP1、P2…を保持するパレットストッパー10を有する第2のパレット保持台D2、D2、D2’、D2’を構成し」と記載した箇所、及び、【0030】の「第2の回転式作動装置9が作動し、パレットストッパー10が90°回転してパレットP1を下方から支持可能な状態とする。」と記載した箇所を参照すると、
【0019】の「アーム退避機能を有する第1の作動装置3」は、訂正により追加した1つ目の「上段ステージの退避機能を有する第1の作動装置」に相当した記載であり、
【0019】の「昇降装置5」は、訂正により追加した2つ目の「上下二段ステージを共に上昇/下降させる昇降装置」に相当する記載であり、
【0019】の「第2のパレット保持台D2、D2、D2′、D2′」にある「所定位置でパレットP1、P2…を保持するパレットストッパー10」を作動させる「第2の作動装置9」は、【0030】の回転によりパレットP1を支持可能な状態とする記載を加えると、訂正により追加した3つ目の「所定位置でパレットを保持するパレットストッパーを、パレット保持が可能な状態と保持ができない状態とに切り替える第2の作動装置」に相当するものとした記載が、3つの装置各々についてなされているから、(ア)の事項は、願書に最初に添付した明細書に記載した事項の範囲内である。

(イ)について
まず、(イ)のうちで、(上段ステージを退避させると同時に)「下段ステージを上方空間の所定位置まで上昇させ、」を「上下二段ステージを上方空間の所定位置まで上昇させ、」へと訂正した箇所について検討する。
当該事項は、願書に添付した当初明細書の【0019】に、「昇降装置5」が「上段レール1a付きアーム1」と「下段レール2a付きアーム2」の両方に接続されている旨が記載されており、「上段レール1a付きアーム1」が上段ステージに、「下段レール2a付きアーム2」が下段ステージになる関係から、下段ステージだけを別途独立して上昇させる態様の開示はそもそも存在しなかったことに加えて、ステージの上昇が、上段ステージの待避と同時ではなく、待避の前に行われるものであるから、この訂正は願書に最初に添付した明細書に記載されている範囲内のものであり、誤記の訂正を目的とする訂正であると認められる。
次に、(イ)のうち、「第2の作動装置によりパレットストッパーをパレット保持が可能な状熊に切り替える動作を行い、第1の作動装置により上段ステージを退避させると同時に加工済みワークを搬出可能とすると共に、昇降装置により上下二段ステージの下降動作を開始させ、下降途中でパレットストッパーによりパレットを保持し、さらに下降動作を続けて上下二段ステージを所定位置まで下降させ、第1の作動装置により上段ステージの退避を解き、昇降装置により上下二段ステージを上昇させることにより、パレットを下段から上段へ移し変え、第2の差動装置によりパレットストッパーをパレット保持ができない状態に切り替えて、」へと訂正する部分について検討する。
当該訂正事項は、願書に添付した当初明細書の【0029】-【0038】にかけて説明された、動作4から動作12に関する記載事項であって、上記(ア)で追加された「第1の作動装置」に当たる「第1の作動装置3」や、「昇降装置」に当たる「昇降装置5」や、「第2の作動装置」に当たる「第2の作動装置9」が、各々の動作段階でどのように動作するのかを説明した部分に等しいと認められる。
そうすると、当該訂正は、上記(ア)によって追加された3つの装置が、訂正前の装置の一連の動作とどのように関係するのかを、整合をとりつつ補うことを目的としたものであるから、明瞭でない記載の釈明を目的とする訂正であると認められる。
また、(イ)全体の訂正は、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものではないことが明らかである。

以上纏めると、訂正事項1は、誤記の訂正、明瞭でない記載の釈明、及び特許請求の範囲の減縮を目的とするものに該当し、また、願書に添付した明細書及び図面に記載した事項の範囲内においてするものであり、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものではない。

(2)訂正事項2について
訂正事項2は、訂正前の択一的な記載を、一つの特定事項にする訂正であるから、特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正と認められる。
また、訂正事項2は、願書に最初に添付した明細書及び添付図面の、実施例1の一連の動きを記載及び図示した部分である、【0023】-【0040】、及び、図3?図14を参照して解るとおり、最初は図3中のT1(【0025】:「初期状態の位置」)で停止し、図4で下方のT2(【0027】:「第2ポジションとなる中間位置」)まで動き停止し、一旦初期位置T1まで上昇(【0029】)し、通過点Tx1を通過して(【0033】)更に下方のT3(【0034】:「第3ポジションとなる最下点」)で停止し、再び通過点Tx2を通過してT1に戻る(【0036】-【0037】:「第1のポジションとなる上方所定位置T1に達し、初期の待機状態に戻る。」)とすることが看取できる。
そうすると、訂正事項2の「昇降装置の昇降動作を上位、中位、下位の3点位置決め停止制御とした」は、当初明細書ないし添付図面に記載した事項の範囲内のものと認められる。
更に、訂正事項2に係る訂正は、訂正の目的から見て、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものではないことが明らかである。

(3)まとめ
よって、本件訂正は、特許法第126条第1項ただし書第1号、第2号、及び第3号に掲げる事項を目的とするものに該当し、かつ同条第5項及び第6項の規定に適合する。

2.一群の請求項について
訂正事項1及び2に係る訂正前の請求項1?3について、請求項2は請求項1を引用し、請求項3は請求項2を引用しているものであって、訂正事項1によって記載が訂正される請求項1に連動して訂正されるものである。したがって、訂正前の請求項1?3に対応する訂正後の請求項1?3は、特許法126条第3項に規定する一群の請求項である。

3.独立特許要件について
上記のとおり、本件訂正は、特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正を含むものであるから、本件訂正後における特許請求の範囲の請求項1?3に記載された発明(以下、まとめて「本件訂正発明」という。)が独立して特許を受けることができるかどうかについて検討しても、本件訂正発明について、特許出願の際独立して特許を受けることができないとする理由を発見できない。
よって、本件訂正の訂正事項1ないし2は、いずれも特許法第126条第7項の規定に適合するものである。

第4 むすび
以上のとおりであるから、本件訂正は、特許法第126条第1項ただし書第1号、第2号、及び第3号に掲げる事項を目的とし、かつ、同条第5項ないし第7項の規定に適合するものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
シャトル式ワークテーブル装置及びシャトル式ワークテーブル交換方法
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加工機側のワーク加工ステーションと,上下二段ステージからなるワーク搬出入側のワーク搬出入ステーションとの間を往復移動する自走式のパレットを備えたシャトル式ワークテーブル装置であって,
上段ステージの退避機能を有する第1の作動装置と,
上下二段ステージを共に上昇/下降させる昇降装置と,
所定位置でパレットを保持するパレットストッパーを,パレット保持が可能な状態と保持ができない状態とに切り替える第2の作動装置とを備え,
加工済みワークが常に次加工ワークの下方に位置するように下段ステージに移送/載置され,次加工ワークをワーク加工ステーションへ移送後,昇降装置により上下二段ステージを上方空間の所定位置まで上昇させ,第2の作動装置によりパレットストッパーをパレット保持が可能な状態に切り替える動作を行い,第1の作動装置により上段ステージを退避させると同時に加工済みワークを搬出可能とすると共に,昇降装置により上下二段ステージの下降動作を開始させ,下降途中でパレットストッパーによりパレットを保持し,さらに下降動作を続けて上下二段ステージを所定位置まで下降させ,第1の作動装置により上段ステージの退避を解き,昇降装置により上下二段ステージを上昇させることにより,パレットを下段から上段へ移し変え,第2の作動装置によりパレットストッパーをパレット保持ができない状態に切り替えて,次加工ワーク搬入待ちの初期状態に戻る構成としたことを特徴とするシャトル式ワークテーブル装置。
【請求項2】
請求項1記載のシャトル式ワークテーブル装置において,ワーク搬出入ステーションは,上下二段ステージを構成する上段レール付きアームと下段レール付きアームとからなり,上段または下段レール上をパレットが走行可能であり,上段レール付きアームは,アーム退避機能を有する第1の作動装置及び腕部を介して昇降装置の昇降可動部に接続され,下段レール付きアームは,梁部材を介して上段レール付きアームと所定間隔離間して配設されると共に,ガイドブロックと一体に形成され,上下両アーム共前記ガイドブロックを介し,ガイドポストに沿って昇降自在とする第1のパレット保持台を構成し,更に第2の作動装置を用いて所定位置でパレットを保持するパレットストッパーを有する第2のパレット保持台を構成し,夫々直交または平行方向にパレットを挟んで対向位置に前記パレットを保持可能に対として設け,これらを少なくとも二組ずつ組合せ配設して成ることを特徴とするシャトル式ワークテーブル装置。
【請求項3】
請求項2記載のシャトル式ワークテーブル装置において,第1のパレット保持台を構成する昇降装置の昇降動作を上位,中位,下位の3点位置決め停止制御としたことを特徴とするシャトル式ワークテーブル装置。
【請求項4】
加工機側のワーク加工ステーションと,上下二段ステージからなるワーク搬出入側のワーク搬出入ステーションとの間を往復移動する自走式のパレットを備えたシャトル式ワークテーブル装置において,加工済みワークが常に次加工ワークの下方に位置するように下段ステージに移送/載置され,次加工ワークをワーク加工ステーションへ移送後,上段ステージを退避させると同時に下段ステージを上方空間の所定位置まで上昇させ,加工済みワークを搬出可能とすると共に,パレットを下段から上段へ移し変えて,次加工ワーク搬入待ちの初期状態に戻るような動作サイクルを特徴とするシャトル式ワークテーブル交換方法。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
レーザ加工機等の熱切断加工装置に用いられるシャトル式ワークテーブル装置及びシャトル式ワークテーブル交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,1)上下二段のシャトルテーブル装置では,待機するゾーンつまり搬出入ステーションでパスラインの位置合せを上下ステージそれぞれ行い,加工後は元のステージに戻るのが通例である。
【0003】
また,従来例として,2)「熱切断加工装置におけるワークテーブル」として,第1テーブルと第2テーブルを備え,この第1テーブルを加工ステーションと搬出入ステーションの間で移送させる第1移送駆動装置を設け,第1テーブルの下方位置に第2テーブルを昇降可能に支持する可動台を設け,第1テーブルの下方位置において第2テーブルを上記加工ステーションと搬出入ステーションの間で移送させるため,可動台を移送させる第2移送駆動装置を設け,上記可動台に第2テーブルを昇降させるシリンダを設けてなる」という提案が開示されている(例えば,特許文献1参照。)。
【0004】
また,他の例として,3)「テーブル移動機構が板材を載置した複数のテーブルを水平に保持しながら水平移動及び上下移動させ,この際テーブルは上下二段の水平ガイドと半円形状の端部ガイドに沿って全体長円形状のテーブルガイド上を等速度で周回することにより加工位置と段取り位置の間を移動・位置決めされ,またテーブルが端部ガイドに沿って上下移動する際に,テーブルを支持する部分で端部ガイドに沿って移動しないものは,水平ガイドの中央部分において上下の水平ガイドを連結する中央連結ガイドに沿って上下移動するので,テーブルを水平に保持した状態で移動させることができる」という提案が開示されている(例えば,特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開昭63-281791号公報
【特許文献2】
特開平9-239534号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら上述の従来例において,1)の場合,加工後の下パレットと次加工のワークを載せた上パレットを交換する場合は問題ないが,下パレットに次加工のワークを載せて待機していてその上に加工済みのワークを載せた上パレットが戻ってくる場合,上パレットから抜きかす等が落下する虞がある。
【0007】
また,2)及び3)の場合においても,次加工ワークを載置して待機しているパレット上を加工済みワークを載せたパレットが通過するような場合,この上方のパレットから,抜きかす等が次加工ワーク上に落下し,其の侭加工ステーションに移送され,加工操作が実施されると,倣い異常アラームが発生して加工操作停止となり,切断不良が発生する等の不都合な事態が生ずることとなる。
【0008】
また,落下した抜きかす等を作業者が取り除く場合は,生産効率が明らかに低下すると同時に安全管理上の問題も発生することになる(図26参照)。
【0009】
本発明は,上述の点に着目して成されたもので,上下二段ステージのワーク搬出入ステーションにおいて,加工済みワークを常に次加工ワークの下方に移送・載置する構成としたことにより,抜きかす等の落下被害を回避し,生産性の効率向上を実現可能とするシャトル式ワークテーブル装置及びシャトル式ワークテーブル交換方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は,下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0011】
(1)加工機側のワーク加工ステーションと,上下二段ステージからなるワーク搬出入側のワーク搬出入ステーションとの間を往復移動する自走式のパレットを備えたシャトル式ワークテーブル装置であって,加工済みワークが常に次加工ワークの下方に位置するように下段ステージに移送/載置され,次加工ワークをワーク加工ステーションへ移送後,上段ステージを退避させると同時に下段ステージを上方空間の所定位置まで上昇させ,加工済みワークを搬出可能とすると共に,パレットを下段から上段へ移し変えて,次加工ワーク搬入待ちの初期状態に戻る構成としたシャトル式ワークテーブル装置。
【0012】
(2)前項(1)記載のシャトル式ワークテーブル装置において,ワーク搬出入ステーションは,上下二段ステージを構成する上段レール付きアームと下段レール付きアームとからなり,上段または下段レール上をパレットが走行可能であり,上段レール付きアームは,アーム退避機能を有する第1の作動装置及び腕部を介して昇降装置の昇降可動部に接続され,下段レール付きアームは,梁部材を介して上段レール付きアームと所定間隔離間して配設されると共に,ガイドブロックと一体に形成され,上下両アーム共前記ガイドブロックを介し,ガイドポストに沿って昇降自在とする第1のパレット保持台を構成し,更に第2の作動装置を用いて所定位置でパレットを保持するパレットストッパーを有する第2のパレット保持台を構成し,夫々直交または平行方向にパレットを挟んで対向位置に前記パレットを保持可能に対として設け,これらを少なくとも二組ずつ組合せ配設して成るシャトル式ワークテーブル装置。
【0013】
(3)前項(2)記載のシャトル式ワークテーブル装置において,第1のパレット保持台を構成する昇降装置の昇降動作を上位,中位,下位の3点,または上位,下位の2点位置決め停止制御としたシャトル式ワークテーブル装置。
【0014】
(4)加工機側のワーク加工ステーションと,上下二段ステージからなるワーク搬出入側のワーク搬出入ステーションとの間を往復移動する自走式のパレットを備えたシャトル式ワークテーブル装置において,加工済みワークが常に次加工ワークの下方に位置するように下段ステージに移送/載置され,次加工ワークをワーク加工ステーションへ移送後,上段ステージを退避させると同時に下段ステージを上方空間の所定位置まで上昇させ,加工済みワークを搬出可能とすると共に,パレットを下段から上段へ移し変えて,次加工ワーク搬入待ちの初期状態に戻るような動作サイクルを特徴とするシャトル式ワークテーブル交換方法。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下,本発明に係るシャトル式ワークテーブル装置の実施の形態を説明する。
【0016】
図1は,本発明に係るシャトル式ワークテーブル装置の基本構成及び作用の一例を示す概略図,(a)は,平面配置図,(b)は,基本的動作例を示す側面図,図2は,実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の主要構成を示す模式図,(a)は,正面図,(b)は,側面図,図3?14は,実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作1?12を示す模式図,(a)は,正面図,(b)は,側面図,図15は,実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の主要構成を示す模式図,(a)は,正面図,(b)は,側面図,図16?25は,実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作1?10を示す模式図,(a)は,正面図,(b)は,側面図,図26は,従来例におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作状況を示す側面図である。
【0017】
(実施例1)
先ず,本発明に係るシャトル式ワークテーブル装置の基本構成について以下に説明する。
【0018】
例えば,レーザ加工機等の加工機側のワーク加工ステーションSwと,上下二段ステージからなるワーク搬出入側のワーク搬出入ステーションShとの間を往復移動する自走式のパレットP1,P2…を備え,加工済みワークW1が常に次加工ワークW2の下方に位置するように下段ステージに移送/載置され,次加工ワークW2をワーク加工ステーションSwへ移送後,上段ステージを退避させると同時に下段ステージを上方空間の所定位置T1まで上昇させ,加工済みワークW2を容易に搬出可能とすると共に,パレットを下段から上段へ移し変えて,次加工ワーク搬入待ちの初期状態に戻る構成としてある。
【0019】
本実施例1の場合は,ワーク搬出入ステーションShは,上下二段ステージを構成する上段レール1a付きアーム1と下段レール2a付きアーム2とからなり,上段または下段レール1a,2a上をパレットP1,P2…が車輪P1a,P2aを介して走行可能であり,上段レール1a付きアーム1は,アーム退避機能を有する第1の作動装置(回転式作動装置:ロータリーアクチュエータ)3及び腕部4を介して昇降装置5の昇降可動部5aに接続され,下段レール2a付きアーム2は,梁部材6を介して上段レール1a付きアーム1と所定間隔離間して配設されると共に,ガイドブロック7と一体に形成され,上下両アーム1,2共前記ガイドブロック7を介し,ガイドポスト8に沿って昇降自在とする第1のパレット保持台D1,D1,D1′,D1′を構成し,更に第2の作動装置(回転式作動装置:ロータリーアクチュエータ)9を用いて所定位置でパレットP1,P2…を保持するパレットストッパー10を有する第2のパレット保持台D2,D2,D2′,D2′を構成し,夫々直交(例えば,第1のパレット保持台を両側面に配し,正面と背面側に第2のパレット保持台を配置)または平行方向(図1(a)参照)にパレットP1,P2…を挟んで対向位置に前記パレットP1,P2…を保持可能に対として設け,これらを少なくとも二組ずつ組合せ配設してある。
【0020】
他の符号について,10aはパレットストッパー10が水平回転動作の際のガイド枠である。11は,第2のパレット保持台D2,(D2′)を支持するスタンドである。
【0021】
尚,実施例1の動作構成における特徴は,第1のパレット保持台D1,D1′を構成する昇降装置5の昇降動作を上位(第1のポジション),中位(第2のポジション),下位(第3のポジション)の3点位置決め停止制御としたことである。
【0022】
実施例1の構成における動作状況を図3?図14に基づいて以下に説明する。
【0023】
図3は,実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作1を示す模式図,(a)は,正面図,(b)は,側面図である。
【0024】
図3は,第1のパレット保持台D1(D1′)において,下段レール2aに加工済みワークW1を載せたパレットP1がアンローディングされた状態である。即ち,次加工ワークW2の下方位置に加工済みワークW1が導かれた状態である。
【0025】
このときの昇降装置5の位置,即ち腕部4の上面となる上段レール1a付きアーム1の下面の位置は図中第1のポジションとなるT1で示される初期状態の位置に在る。上段レール1a付きアーム1のレール1aには,次加工ワークW2を載せたパレットP2が走行可能に載置・待機状態である。
【0026】
そして,第2のパレット保持台D2(D2′)は,初期状態を維持し,第2の回転式作動装置(第2のロータリーアクチュエータ)9も初期状態を示し,パレットストッパー10はパレットP1,P2に対し平行位置にあり,ストッパー機能フリー状態である。
【0027】
図4は,動作2の段階を示し,第1のパレット保持台D1(D1′)において,昇降装置5が作動して昇降可動部5aは第2ポジションとなる中間位置T2まで下降し,上段レール1a付きアーム1のレール1aの上面がワーク加工ステーションSw側の加工のためのテーブルパスラインに合うように操作された状態である。
【0028】
図5は,動作3の段階を示し,第1のパレット保持台D1(D1′)において,昇降装置5は前段の位置T2を維持し,次加工ワークW2を載せたパレットP2が車輪P2aを介してワーク搬出入ステーションShからワーク加工ステーションSwへ走行・移動し,加工機テーブルTRにローディングされる。ワーク搬出入ステーションSh側には下段レール2aに載置されたパレットP1上の加工済みワークW1のみが残っている。
【0029】
図6は,動作4の段階を示し,第1のパレット保持台D1(D1′)において,昇降装置5は停止位置T2から初期位置T1まで上昇して元の位置に戻る。このとき,上段レール1a付きアーム1のレール1aの上面にはパレットP2はなく,下段の下段レール2a付きアーム2のレール2aの上面には加工済みワークW1を載せたパレットP1が車輪P1aを介して載置されている。
【0030】
次いで,図7は,動作5の段階を示し,第1のパレット保持台D1(D1′)はT1の位置において,第2の回転式作動装置9が作動し,パレットストッパー10が90°回転してパレットP1を下方から支持可能な状態とする。
【0031】
次に,図8は,動作6の段階を示し,第1の回転式作動装置(第1のロータリーアクチュエータ)3が動作し,上段ステージの上段レール1a付きアーム1が図示する様に上方へ開脚する様に退避する。このとき,昇降装置5は作動せずT1の位置を維持する。
【0032】
また,加工済みワークW1は同時に搬出・除去される。
【0033】
次いで,図9は,動作7の段階を示し,昇降装置5がT1の位置から下方へ向かって下降動作を始め,下降途中の通過点Tx1にてパレットストッパー10にパレットP1が引っ掛かるようにして載置・保持される。
【0034】
次いで,図10は,動作8の段階を示し,昇降装置5は引き続き下降動作を続け,第3ポジションとなる最下点T3まで下降する。
【0035】
次いで,図11は,動作9の段階を示し,昇降装置5はT3の位置を維持し,第1の回転式作動装置3が動作し,上段ステージの上段レール1a付きアーム1が図示する様に開脚した退避状態を解いて,元の水平位置に戻る。
【0036】
次いで,図12は,動作10の段階を示し,昇降装置5はT3の位置から上昇動作を開始し,図示する様に,上昇途中の通過点Tx2にて上段レール1a付きアーム1のレール1aにパレットP1を車輪P1aを介して当接・載置する。
【0037】
次いで,図13は,動作11の段階を示し,昇降装置5はT3の位置から上昇して第1のポジションとなる上方所定位置T1に達し,初期の待機状態に戻る。
【0038】
そして,図14は,動作12となる最後の段階を示し,第2の作動装置9が作動し,パレットストッパー10が90°逆作動(逆回転)してパレットを支持しない位置となる初期状態に戻る。
【0039】
尚,動作11,12(図13,14)は同時に操作して動作サイクル時間を短縮可能である。
【0040】
上述の動作サイクルにて,下段ステージの下段レール2aにアンローディングされたパレットP1は上段ステージの上段レール1aに載置され,同一パレットは下段から上段に変ってセットされる。このようなサイクルを繰り返す。
【0041】
(実施例2)
本発明に係るシャトル式ワークテーブル装置の基本構成については,実施例1と同様であるので説明を省略する。
【0042】
実施例2は,実施例1の場合と,第1のパレット保持台と第2のパレット保持台の上段レールとパレットストッパーの構成を異にした例である。
【0043】
実施例2における第1のパレット保持台DD1,DD1′において,上段レール1a付きアーム1は,アーム退避機能を有する第1の作動装置(直動式作動装置)30及び水平可動部30aからなり,第2のパレット保持台DD2,DD2′は,第2の作動装置(直動式作動装置)90となる昇降装置を用いて所定位置でパレットを保持するパレットストッパー100を有する構成とした点が特徴であり,実施例1と異なる点である。
【0044】
90aは昇降可動部,91はガイド部材,91aはスリーブ,110はスタンドである。
【0045】
実施例2における動作構成における特徴は,第2のパレット保持台を構成する第2の作動装置(直動式作動装置)90を昇降装置にて形成し,第1のパレット保持台DD1,DD1′を構成する昇降装置5の昇降動作を上位,下位の2点位置決め停止制御とし,第2の作動装置90を形成する昇降装置にパレットストッパー機能に加えてパレット昇降位置決め制御機能を付加した点である。
【0046】
以下,実施例2の構成における動作状況を図16?図25に基づいて説明する。
【0047】
図16は,実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作1を示す模式図,(a)は,正面図,(b)は,側面図である。
【0048】
図16は,第1のパレット保持台DD1(DD1′)において,下段レール2aに加工済みワークW1を載せたパレットP1がアンローディングされた状態である。即ち,次加工ワークW2の下方位置に加工済みワークW1が導かれた状態である。
【0049】
このときの昇降装置5の位置,即ち腕部4の上面となる上段レール1a付きアーム1の下面の位置は図中第1のポジションとなるT1で示される初期状態の位置に在る。上段レール1a付きアーム1のレール1aには,次加工ワークW2を載せたパレットP2が走行可能に載置・待機状態である。
【0050】
そして,第2のパレット保持台DD2(DD2′)は,初期状態を維持し,第2の直動式作動装置90も初期状態を示し,パレットストッパー100はパレットP1,P2に対し平行位置にあり,ストッパー機能フリーの初期状態のV1の位置に在る。
【0051】
図17は,動作2の段階を示し,第1のパレット保持台DD1(DD1′)において,昇降装置5が作動して昇降可動部5aは第2ポジションとなる最下点位置T2まで下降し,上段レール1a付きアーム1のレール1aの上面がワーク加工ステーションSw側の加工のためのテーブルパスラインに合うように操作された状態である。
【0052】
図18は,動作3の段階を示し,第1のパレット保持台DD1(DD1′)において,昇降装置5は前段の最下点位置T2を維持し,次加工ワークW2を載せたパレットP2が車輪P2aを介してワーク搬出入ステーションShからワーク加工ステーションSwへ走行・移動し,加工機テーブルTRにローディングされる。ワーク搬出入ステーションSh側には下段レール2aに載置されたパレットP1上の加工済みワークW1のみが残っている。
【0053】
次に,図19は,動作4の段階を示し,第1の直動式作動装置30が動作し,上段ステージの上段レール1a付きアーム1が,図中左方へS1位置からS2位置へ退避する。このとき,昇降装置5は作動せずT2の位置を維持する。
【0054】
また,加工済みワークW1は同時に搬出・除去される。
【0055】
次いで,図20は,動作5の段階を示し,昇降装置5はT2の位置を維持し,第2のパレット保持台DD2,DD2′の第2の作動装置(昇降装置)90が動作し,ストッパー100は昇降可動部90aを介して上昇し,通過点Vx1にてパレットP1を下方より当接・支持して上方へ移動せしめる。
【0056】
次に,図21は,動作6の段階を示し,第2の作動装置(昇降装置)90は引き続き上昇をして所定上方位置V2までパレットP1を持ち上げて停止する。
【0057】
次いで,図22は,動作7の段階を示し,第1のパレット保持台DD1,DD1′の第1の直動式作動装置30が作動して水平可動部30aを介して上段レール1a付きアーム1が水平移動してS2位置から元の位置S1へ戻る。
【0058】
次に,図23は,動作8の段階を示し,第1のパレット保持台DD1,DD1′において,昇降装置5の上昇動作により最下点位置T2より上昇し,通過点Tx1にて上段レール1a付きアーム1の上段レール1aに車輪P1aを介してパレットP1を下方より当接・支持する状態となる。
【0059】
次いで,図24は,動作9の段階を示し,昇降装置5は引き続き上昇動作を継続し,腕部4の上面となる上段レール1a付きアーム1の下面の位置は,図中第1のポジションとなる上方所定位置T1で示される初期状態の位置に戻る。
【0060】
そして,図25は,動作10となる最後の段階を示し,第2の作動装置90が作動し,パレットストッパー100が昇降可動部90aを介し,ガイド部材91にガイドされて所定上方位置V2から初期状態の位置V1まで下降し,パレットストッパー100は元の位置に戻る。
【0061】
尚,動作9,10(図24,25)は同時進行可能である。即ち,動作サイクルの最終段階における次加工ワーク搬入・載置する上位所定位置まで第1のパレット保持台DD1,DD1′を上昇動作させ,同時進行にて,第2のパレット保持台DD2,DD2′を下降動作させ,スタート時の所定位置に復帰させることで,動作サイクル時間を短縮することが出来る。
【0062】
上述の動作サイクルにて,下段ステージの下段レール2aにアンローディングされたパレットP1は上段ステージの上段レール1aに載置され,同一パレットは下段から上段に変ってセットされる。このようなサイクルを繰り返す。
【0063】
尚,本実施例では,上段レールの開閉・退避機構となる作動装置として,ロータリーアクチュエータ,直動式アクチュエータ(流体シリンダ,またはピストン・ロッド),を用いたが,これらに限定するものではなく,目的,条件等に応じて他の機構,例えば,リンク機構,チェーン機構等を選択できることは勿論である。
【0064】
更に,作動装置としてのアクチュエータの組み合わせは,本実施形態で示したものに限定されるものではない。
【0065】
【発明の効果】
以上説明した様に,本発明によれば,上下二段ステージのワーク搬出入ステーションにおいて,加工済みワークを常に次加工ワークの下方に移送・載置する構成としたことにより,抜きかす等の落下被害を回避し,生産性の効率向上を実現可能とするシャトル式ワークテーブル装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るシャトル式ワークテーブル装置の基本構成及び動作の一例を示す概略図,(a)平面配置図,(b)基本的動作例を示す側面図
【図2】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の主要構成を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図3】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作1を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図4】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作2を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図5】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作3を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図6】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作4を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図7】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作5を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図8】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作6を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図9】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作7を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図10】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作8を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図11】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作9を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図12】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作10を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図13】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作11を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図14】 実施例1におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作12を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図15】 実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の主要構成を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図16】 実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作1を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図17】 実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作2を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図18】 実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作3を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図19】 実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作4を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図20】 実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作5を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図21】 実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作6を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図22】 実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作7を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図23】 実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作8を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図24】 実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作9を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図25】 実施例2におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作10を示す模式図,(a)正面図,(b)側面図
【図26】 従来例におけるシャトル式ワークテーブル装置の動作状況を示す側面図
【符号の説明】
1 上段レール付きアーム
1a 上段レール
1b 摺動面
2 下段レール付きアーム
2a 下段レール
3 第1の回転式作動装置(第1のロータリーアクチュエータ)
4 腕部
5 昇降装置(流体シリンダ)
5a 昇降可動部
6 梁部材
7 ガイドブロック
8 ガイドポスト
9 第2の回転式作動装置(第2のロータリーアクチュエータ)
10 パレットストッパー
11 スタンド
30 第1の直動式作動装置(第1の直動式アクチュエータ)
30a 水平可動部
90 第2の直動式作動装置(昇降装置)
90a 昇降可動部
91 ガイド部材
91a スリーブ
100 パレットストッパー
110 スタンド
Sh ワーク搬出入ステーション
Sw ワーク加工ステーション
W1 加工済みワーク
W2 次加工ワーク
P1,P2 パレット
P1a,P2a 車輪
D1,D1′,DD1,DD1′ 第1のパレット保持台
D2,D2′,DD2,DD2′ 第2のパレット保持台
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2018-06-26 
結審通知日 2018-06-28 
審決日 2018-07-10 
出願番号 特願2003-104073(P2003-104073)
審決分類 P 1 41・ 841- Y (B23Q)
P 1 41・ 852- Y (B23Q)
P 1 41・ 851- Y (B23Q)
P 1 41・ 853- Y (B23Q)
最終処分 成立  
特許庁審判長 刈間 宏信
特許庁審判官 西村 泰英
中川 隆司
登録日 2009-06-19 
登録番号 特許第4326252号(P4326252)
発明の名称 シャトル式ワークテーブル装置及びシャトル式ワークテーブル交換方法  
代理人 豊岡 静男  
代理人 豊岡 静男  

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