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審決分類 審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録 G09G
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 G09G
審判 査定不服 1項3号刊行物記載 取り消して特許、登録 G09G
管理番号 1344237
審判番号 不服2017-8579  
総通号数 227 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2018-11-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2017-06-13 
確定日 2018-10-09 
事件の表示 特願2015-195603「ディスプレイの表面特徴によって引き起こされる視覚的な歪みを補償するシステム及び方法」拒絶査定不服審判事件〔平成28年4月7日出願公開、特開2016-48375、請求項の数(15)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
この審判事件に関する出願(本願)は、2009年(平成21年)10月29日にアメリカ合衆国でされた特許出願に基づくパリ条約の優先権を主張して平成22年10月28日にされた外国語書面出願(特願2010-242348)の一部を平成27年10月1日に新たな特許出願である外国語書面出願としたものである。そして、同30日に翻訳文が提出されるとともに、特許請求の範囲についての補正がされた。その後、平成29年1月11日に特許請求の範囲についての補正がされ、同年2月9日付けで拒絶査定(原査定)がされ、同14日に査定の謄本が送達された。
これに対して、請求人は、同年6月13日に拒絶査定不服審判を請求し、同時に特許請求の範囲についての補正をした。
当合議体は、平成30年2月14日付けで拒絶の理由(以下、「当審拒絶理由」という。)を通知し(拒絶理由通知書の発送日:同20日)、請求人は、同年5月15日に特許請求の範囲についての補正(以下、「本件補正」という。)をするとともに、意見書を提出した。

第2 本願に係る発明
本願の特許請求の範囲の請求項1ないし請求項15に係る発明(以下、「本願発明1」ないし「本願発明15」という。)は、本願の特許請求の範囲の請求項1ないし請求項15に記載された事項により特定される以下のとおりのものである。

「【請求項1】
画像に対応せず且つ前記画像を少なくとも部分的に覆う表面特徴を有するディスプレイと、
前記表面特徴の場所を検出するように構成されるセンサと、
前記ディスプレイに結合されるプロセッサであって、
前記画像に関係付けられるディスプレイ信号を受信し、前記表面特徴の場所を含む前記表面特徴に関係付けられる信号を決定し、前記表面特徴に少なくとも部分的に基づいて、前記表面特徴によって引き起こされる前記画像における歪みを低減するように前記ディスプレイ信号を変換し、且つ変換された前記ディスプレイ信号を前記ディスプレイに送信するように構成されるプロセッサと
を備える、携帯装置。
【請求項2】
前記ディスプレイは、透過面を備える、請求項1に記載の携帯装置。
【請求項3】
前記ディスプレイの表面下に設置され且つ前記表面特徴に関係付けられる基板を更に備え、
前記プロセッサは、前記表面特徴の変形を決定し、且つ前記表面特徴の変形に関係付けられる変形信号を前記基板に送信するように更に構成され、
前記基板は、前記変形信号に基づいて前記表面特徴を変化させるように構成される、請求項1に記載の携帯装置。
【請求項4】
光学情報を検出し、且つ視野角及び目の動きの1つ以上に関係付けられるデータを含むユーザ信号を送信するように構成される光学センサを更に備え、
前記プロセッサは、前記ユーザ信号を受信するように更に構成され、
前記ディスプレイ信号の変換は、前記ユーザ信号に基づいて前記表面特徴による前記画像の歪みを補償することを含む、請求項3に記載の携帯装置。
【請求項5】
前記補償は、前記表面のユーザの視界を拡大するように構成される、請求項4に記載の携帯装置。
【請求項6】
画像に関係付けられるディスプレイ信号を受信するステップと、
携帯装置のディスプレイにおける前記画像に対応せず且つ前記画像を少なくとも部分的に覆う表面特徴の場所を検出するステップと、
前記表面特徴の場所を含む前記表面特徴に関係付けられる信号を受信するステップと、
前記表面特徴に少なくとも部分的に基づいて、前記表面特徴によって引き起こされる前記画像における歪みを低減するように前記ディスプレイ信号を変換するステップと、
変換された前記ディスプレイ信号を前記ディスプレイに送信するステップと を含む、方法。
【請求項7】
前記ディスプレイは、透過面を備える、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記表面特徴の変形を決定するステップと、
前記変形に関係付けられる変形信号を前記ディスプレイの表面下に設置され且つ前記表面特徴に関係づけられる基板に送信するステップと
を更に含み、
前記基板は、前記変形信号に基づいて前記表面特徴を変化させるように構成される、請求項6に記載の方法。
【請求項9】
ユーザに関係付けられる情報を検出して、ユーザ信号を送信するように構成される光学センサからユーザ信号を受信するステップであって、前記ユーザ信号は、ユーザの視野角及びユーザの目の動きの1つ以上に関係付けられるデータを含むステップを更に含み、
前記ディスプレイ信号の変換は、前記ユーザ信号に基づいて前記表面特徴による前記画像の歪みを補償することを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記補償は、前記表面のユーザの視界を拡大するように構成される、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
プログラムコードを含む非一時的コンピュータ可読記録媒体であって、前記プログラムコードは、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに 画像に関係付けられるディスプレイ信号を受信すること、
携帯装置のディスプレイにおける前記画像に対応せず且つ前記画像を少なくとも部分的に覆う表面特徴の場所を検出すること、
前記表面特徴の場所を含む前記表面特徴に関係付けられる信号を受信すること、
前記表面特徴に少なくとも部分的に基づいて、前記表面特徴によって引き起こされる前記画像における歪みを低減するように前記ディスプレイ信号を変換すること、及び
変換された前記ディスプレイ信号を前記ディスプレイに送信すること
を行わせるように構成される、非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項12】
前記ディスプレイは、透過面を備える、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項13】
前記表面特徴の変形を決定すること、
前記変形に関係付けられる変形信号を前記ディスプレイの表面下に設置され且つ前記表面特徴に関係づけられる基板に送信すること
を更に含み、
前記基板は、前記変形信号に基づいて前記表面特徴を変化させるように構成される、請求項11に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項14】
ユーザに関係付けられる情報を検出して、ユーザ信号を送信するように構成される光学センサからユーザ信号を受信することであって、前記ユーザ信号は、ユーザの視野角及びユーザの目の動きの1つ以上に関係付けられるデータを含むことを更に含み、
前記ディスプレイ信号の変換は、前記ユーザ信号に基づいて前記表面特徴による前記画像の歪みを補償することを含む、請求項13に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項15】
前記補償は、前記表面のユーザの視界を拡大するように構成される、請求項14に記載の非一時的コンピュータ可読記録媒体。」

なお、本願発明2ないし本願発明5は、本願発明1の構成を全て含む。
本願発明6は、本願発明1に係る装置によって実行される方法の発明であり、本願発明1とカテゴリー表現が異なるだけの発明である。そして、本願発明7ないし本願発明10は、本願発明6の構成を全て含む。
本願発明11は、本願発明1に係る装置によって実行される方法(すなわち、本願発明6に係る方法)をプロセッサに実行させるプログラムコードを含む非一時的コンピュータ可読記録媒体の発明であり、本願発明1とカテゴリー表現が異なるだけの発明である。そして、本願発明12ないし本願発明15は、本願発明11の構成を全て含む。

第3 原査定の概要
本願の請求項1、請求項2、請求項6、請求項7、請求項11及び請求項12に係る発明は、引用文献1又は引用文献2に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができないか、引用文献1又は引用文献2に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、同法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
本願の請求項3、請求項8及び請求項13に係る発明は、引用文献1に記載された発明であるから、同法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができないか、引用文献1に記載された発明に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、同法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
本願の請求項4、請求項5、請求項9、請求項10、請求項14及び請求項15に係る発明は、引用文献1に記載された発明と、例えば引用文献3に記載された周知の技術と、引用文献4に記載された発明とに基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、同法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献1:特開2009-64357号公報
引用文献2:国際公開第2009/088985号
引用文献3:特開2006-276692号公報
引用文献4:特表2005-512241号公報

第4 当審拒絶理由の概要
本願は、以下に示すとおり、特許請求の範囲の記載が特許法第36条第6項第1号に規定する要件を満たしていない。

1 請求項1
請求項1には、「前記表面特徴に少なくとも部分的に基づいて前記ディスプレイ信号を変換」「するように構成されるプロセッサ」と記載されているから、「プロセッサ」がどのように「ディスプレイ信号を変換」するかは、任意である。
一方、発明の詳細な説明には、タッチスクリーンが備える表面特徴がディスプレイ上の画像の歪みを引き起こすという技術的課題を、その歪みを補償するように映像信号を変換することによって解決した発明のみが記載されている。そして、それ以外の任意の変換にまで一般化した場合でも前記の技術的課題を解決できることは、発明の詳細な説明に記載も示唆もされていないし、当業者にとって自明であると認めることもできない。
したがって、請求項1に係る発明は、発明の詳細な説明に記載したものでない。請求項1の記載を直接又は間接的に引用して記載された請求項2ないし請求項5に係る発明も、同様である。

2 請求項6及び請求項11
前記1で述べたことは、請求項6の「前記表面特徴に少なくとも部分的に基づいて前記ディスプレイ信号を変換するステップ」という記載、及び請求項11の「前記表面特徴に少なくとも部分的に基づいて前記ディスプレイ信号を変換する」という記載にも当てはまる。
したがって、請求項6及び請求項11に係る発明は、発明の詳細な説明に記載したものでない。請求項6の記載を直接又は間接的に引用して記載された請求項7ないし請求項10に係る発明、及び請求項11の記載を直接又は間接的に引用して記載された請求項12ないし請求項15に係る発明も、同様である。

第5 当審拒絶理由について
本件補正により、請求項1、請求項6及び請求項11に係る発明(本願発明1、本願発明6及び本願発明11)において、どのように「ディスプレイ信号を変換」するかは任意ではなく、「前記表面特徴によって引き起こされる前記画像における歪みを低減するように」「ディスプレイ信号を変換」するものであることが特定されたので、これらの発明は、発明の詳細な説明に記載したものとなった。請求項1、請求項6又は請求項11の記載を直接又は間接的に引用して記載された請求項2ないし請求項5、請求項7ないし請求項10及び請求項12ないし請求項15に係る発明(本願発明2ないし本願発明5、本願発明7ないし本願発明10及び本願発明12ないし本願発明15)も、同様である。
したがって、当審拒絶理由は解消された。

第6 原査定の理由について
1 引用文献に記載された発明等
(1)引用文献1
ア 引用文献1の記載
引用文献1には、以下の記載がある。下線は、当合議体が付した。

「【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
【0013】
なお、以下の実施形態では、本発明のユーザインターフェース装置及び携帯情報端末の適用例として携帯電話端末を挙げているが、勿論、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。」

「【0047】
図7?図9には、本発明実施形態の携帯電話端末60において、例えば円形状や四角形状だけでなく、その他の所望の形状を形成でき、それら所望の形状を用いた視覚的及び触覚的な情報伝達を可能とする視触覚UIパネル65の概念図を示す。なお、図7は、本実施形態の携帯電話端末60をディスプレイパネルの表示面側(正面側)から観た図を示している。図8は、図7の携帯電話端末60を図7中の一点鎖線で切断して図中矢印A-A側から観た概略断面構造を示しており、上記所望の形状を形成するために上記視触覚UIパネル65の各変形部61のうちの幾つかを凸形状に膨張させた状態を概略的に示している。また、図9は、図7の円B内にて示された部分のみを抜き出して拡大した概念図を示している。
【0048】
これら図7?図9に示す本実施形態の携帯電話端末60において、上記視触覚UIパネル65は、透明シート62と、ドット変形部61と、ポンプ63と、流路64とを有して構成されている。なお、図7,図8では、図示を簡略化するために、多数配されている全ドット変形部61の一部のみ、同様に多数配されている全流路64の一部のみしか示していない。
【0049】
上記透明シート62は、前述の各例と同様に、伸縮性を有する透明エラストマー材等により形成され、携帯電話端末60のディスプレイパネル46の前面(表示面側)に設けられると共に当該ディスプレイパネル46の表示面の略々全面を覆うように配される。なお、本実施形態においても前述の各例と同様に、図示は省略しているが、上記透明シート62の前面側には透明タッチパネルが設けられている。
【0050】
本実施形態の場合のドット変形部61は例えばマトリクス状に行列配置されており、それら各ドット変形部61は、それぞれ所定の形状(図1の例では四角形状であるが円形等の他の形状でもよい。)を有し、図示しない流体注入口を介して当該四角形状部分の内部へ流体(液体や気体、ゲル状物質など)の注入が可能となされ、図示しない流体排出口を介して当該四角形状部分の内部から流体の排出が可能となされている。
【0051】
上記流路64は、流体(液体や気体、ゲル状物質など)が移動可能な管状の透明部材により形成されている。また、本実施形態の場合、上記流路64は、ポンプ63から吐出される流体を通して各ドット変形部61へ供給するための複数の流体供給用流路64inと、各ドット変形部61から排出される流体を通してポンプ63へ戻すための複数の流体吸引用流路64outとに区別されている。さらに、本実施形態の場合、上記流体供給用流路64inは、上記各ドット変形部61のマトリクス状行列配置の例えば各列毎に一つずつ配置され、同様に、流体吸引用流路64outも上記マトリクス状行列配置の各列毎に一つずつ配置されている。また、上記マトリクス状行列配置の一つの列について配置された一つの流体供給用流路64inは、当該列内の各行毎に一つずつ分岐した複数の分岐流路を有しており、同様に、マトリクス状行列配置の一つの列について配置された一つの流体吸引用流路64outもその列内の各行毎に一つずつ分岐した複数の分岐流路を有している。そして、マトリクス状行列配置の一つの列について配置された一つの流体供給用流路64inの上記各分岐流路の端部は、当該一つの列内の各行毎に設けられている各ドット変形部61の流体注入口に各々対応して繋がれており、一方、上記分岐流路側でない方の共通端部は、上記ポンプ63の流体吐出口に繋がれている。同様に、マトリクス状行列配置の一つの列について配置された一つの流体吸引用流路64outの上記各分岐流路の端部は、当該一つの列内の各行毎に設けられている各ドット変形部61の流体排出口に各々対応して繋がれており、一方、上記分岐流路側でない方の共通端部は、上記ポンプ63の流体吸引口に繋がれている。なお、これら流路64についても、前述同様に、チューブの長手方向や当該長手方向に直交する方向については或る程度の可撓性を有する一方で、少なくとも径については変化しない(径方向に膨張収縮しない)素材により形成されている。また、上述の説明では、複数の流体供給用流路64inの上記分岐流路側でない方の共通端部がそれぞれポンプ63の流体吐出口に繋がれ、複数の流体吸引用流路64outの上記分岐流路側でない方の共通端部がそれぞれポンプ63の流体吸引口に繋がれているとして説明したが、例えばポンプ63の流体吐出口が一つしかない場合には、例えば、複数の流体供給用流路64inの上記分岐流路側でない方の共通端部を一つに纏めて当該ポンプ63の一つの流体吐出口に繋ぐようにし、同様に、ポンプ63の流体吸引口が一つしかない場合には、上記複数の流体吸引用流路64outの上記分岐流路側でない方の共通端部を一つに纏めて当該ポンプ63の一つの流体吸引口に繋ぐようにしても良い。
【0052】
上記ポンプ63は、流体の吐出と吸引が可能な例えばダイアフラム式マイクロポンプであり、流体吐出口が上記流体供給用流路64inに繋がれ、流体吸引口が上記流体吸引用流路64outに繋がれている。
【0053】
また、図9に示すように、本実施形態において、流体供給用流路64inの各分岐流路の端部近傍には、それぞれ個々に流体注入口用マイクロバルブ66が設けられ、同様に、流体吸引用流路64outの各分岐流路の端部近傍には、それぞれ個々に流体排出口用マイクロバルブ67が設けられている。上記流体注入口用マイクロバルブ66と流体排出口用マイクロバルブ68は、それぞれ開閉制御可能となされている。すなわち、本実施形態の携帯電話端末60において、例えばドット変形部61へ流体を注入して当該ドット変形部61を膨張状態にさせる場合には、上記流体注入口用マイクロバルブ66が開栓制御されると共に上記流体排出口用マイクロバルブ67が閉栓制御され、またこの際、ポンプ63では、そのドット変形部61に流体を供給するための流体供給用流路64inに対して流体を吐出する動作が行われる。これにより、ポンプ63から吐出された流体は、上記流体供給用流路64inと上記開栓制御された流体注入口用マイクロバルブ66を通じて、当該ドット変形部61の内部へ注入させる。一方、例えば膨張状態になっているドット変形部61から流体を排出させて当該ドット変形部61を空(平面)状態にさせる場合には、上記流体排出口用マイクロバルブ67が開栓制御されると共に上記流体注入口用マイクロバルブ66が閉栓制御され、またこの際、ポンプ63では、そのドット変形部61の流体を吸引するための流体吸引用流路64outに対して流体を吸引する動作が行われる。これにより、ドット変形部61内の流体が排出されて、当該ドット変形部61は空(平面)状態になる。なお、上記ポンプ63の吐出・吸引制御や各マイクロバルブ66,67の開閉制御などを行うための構成の説明については後述する。
【0054】
上述のようにして、上記マトリクス状に配置された各ドット変形部61の中の所望のドット変形部61を膨張状態にし、また、他の所望のドット変形部61を空(平面)状態にする制御を行えば、上記膨張状態になされた各ドット変形部61上の透明シート62は、上記ディスプレイパネル46の表示面から離れる方向に持ち上げられ、一方、上記空(平面)状態の各ドット変形部61上の透明シート62は、上記ディスプレイパネル46の表示面に近い低い位置に留まることになる。
【0055】
すなわち本実施形態の携帯電話端末によれば、例えば図7に示したように、膨張状態となっており且つそれぞれ隣接した各ドット変形部61により持ち上げられた透明シート62の部分と、空(平面)状態となっており且つそれぞれ隣接した各ドット変形部61により低くなっている部分とを形成することにより、例えば透明シート62が持ち上げられている部分或いは透明シート62が低くなっている部分により、前述のような円形状や四角形状だけでなく、例えば略三角形状や環形或いは任意の曲線形状などの様々な形状を、ディスプレイパネル46の上に形成することができるようになり、これにより、使用者へ視覚的及び聴覚的に伝達できる情報のバリエーションを増やすことが可能となる。勿論、この例においても前述同様に、視触覚UIパネル65の表面上にはタッチパネルが設けられているため、そのタッチパネル面を使用者が指等により触れることで、使用者による様々な情報の入力や選択等が可能となる。」

「【0066】
〔本実施形態の携帯電話端末による視触覚的なユーザインターフェースの具体例〕
以下、図11?図15を用い、上述した各実施形態の携帯電話端末の視触覚UIパネルによって使用者へ提供することが可能な視触覚的なユーザインターフェースの具体例を説明する。図11?図15は、本実施形態の携帯電話端末の様々な利用シーンに応じて視触覚UIパネルの変形部を変形制御する具体例を挙げている。なお、図11?図14は、それぞれ図中(a)に携帯電話端末100をディスプレイパネル表示面側(視触覚UIパネル101面側)から見た概略図を示し、図中(b)には携帯電話端末100を長手方向の側面側から見た概略図を、図中(c)は携帯電話端末100を短手方向の側面側からみた概略図を示している。
【0067】
図11には、視触覚UIパネル101の変形部を全てフラット状態(ドット変形部の場合には全てフラット状態か若しくは全て膨張状態の何れか)にして凹凸を形成させないように制御した時の携帯電話端末100の状態を示している。また、図11は、例えばディスプレイパネルの画面上に画像等を表示することによる視覚的な情報の伝達のみが行われる場合のユーザインターフェース例を示している。なお、図11において、ディスプレイパネル面上に表示される画像としては、一例として写真撮影時の撮影前画像や写真画像表示時のフォトビュー画像などを挙げることができる。すなわち図11は、本実施形態の携帯電話端末の利用シーンとして、上記撮影前画像やフォトビュー画像を表示するような場面を挙げている。
【0068】
図12には、視触覚UIパネル101の一部の変形部110,111,112を膨張状態にし、それ以外の変形部を全てフラット状態に制御した時の携帯電話端末100の状態を示している。この図12は、例えばディスプレイパネル面上に、視触覚UIパネル101により例えば複数種類の形状で且つ凸状のボタンを形成することで、視覚的及び触覚的な情報伝達を可能とする場合のユーザインターフェース例を示している。また、この図12のようなユーザインターフェースを行う場合、本実施形態の携帯電話端末100は、ディスプレイパネルの表示画像のうち、特に、上記視触覚UIパネル101上で凸状に形成されたボタン直下に表示される画像として、例えばボタン面上(キートップ)の刻印と当該ボタンに対して斜め情報(合議体注:「斜め上方」の誤記)から光が当てられることによる陰影を表現する画像を表示する画像表示制御を行う。なお、図12のユーザインターフェースは、一例として、電子ゲーム使用時やメニュー操作時を挙げることができ、視触覚UIパネル101により形成される各ボタンは例えば電子ゲームのコントロールボタンやメニュー選択ボタンなどを挙げることができる。また、図12において、視触覚UIパネル101のフラット面下のディスプレイパネル面に表示される画像は、例えば電子ゲーム使用時には電子ゲームの表示画像が、例えばメニュー操作時には各メニューの画像などが表示される。すなわち図12は、本実施形態の携帯電話端末の利用シーンとして、電子ゲームやメニュー操作を行う場面を挙げている。」

「【0073】
〔視触覚UIパネルの変形部膨張による拡大画像の補正〕
上述の図12?図14の例のように、視触覚UIパネルの変形部を膨張状態にして凸形状のボタン等を形成した場合、当該凸形状のボタンは凸レンズとして作用することがある。すなわち、凸形状のボタンを通して見たディスプレイ画像は、実際のサイズよりも拡大して見えることになる。」

「【0078】
なお、変形部を凸形状にすることで画像が拡大視されてしまう状態を補正するための他の例として、ディスプレイパネルの表示画像を、上記変形部を凸形状による画像拡大率に対応した縮小率で縮小表示するようにしても良い。この場合には、上記下層レイヤは不要となる。」

「【0079】
〔携帯電話端末の概略的な内部構成〕
図17には、本発明の各実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成を示す。
【0080】
図17において、通信アンテナ12は、例えば内蔵アンテナであり通話やパケット通信のための信号電波の送受信を行う。通信回路11は、送受信信号の周波数変換、変調と復調等を行う。
【0081】
制御部10は、CPUからなり、通信回路11における通信の制御、音声処理及びその制御、画像処理及びその制御、非接触通信の制御、その他各種信号処理や各部の制御を行う。また、制御部10は、上記メモリ部15のプログラム蓄積部16に蓄積されている各種のアプリケーションプログラムの実行等も行う。
【0082】
スピーカ21は、携帯電話端末に設けられている受話用のスピーカやリンガ(着信音)、アラーム音、警告音、再生音楽、ディジタル音声、再生動画像の音声等の出力用スピーカであり、音声処理部20から供給された音声信号を音響波に変換して空気中に出力する。
【0083】
マイクロホン22は、送話用及び外部音声集音用のマイクロホンであり、音響波を音声信号に変換し、その音声信号を音声処理部20に送る。
【0084】
音声処理部20は、データラインを介して入力された圧縮符号化された音声データの伸張復号化や誤り訂正等の所定の音声処理を行い、その処理後の音声データをディジタル/アナログ変換した後増幅し、その増幅後の音声信号を上記スピーカ18へ出力する。また、音声処理部20は、マイクロホン22から供給された入力音声信号を増幅及びアナログ/ディジタル変換し、そのアナログ/ディジタル変換後の音声データに必要に応じて圧縮符号化や誤り訂正符号の付加等の処理を施して、データラインを介して出力する。
【0085】
表示部23は、例えば液晶ディスプレイパネル等の表示デバイスと、そのディスプレイパネルの表示駆動回路とを含み、上記ディスプレイパネルの画面上に文字や各種メッセージ、静止画像や動画像等を表示する。
【0086】
操作入力部24は、本実施形態の携帯電話端末の場合は前述した透明タッチパネルに相当する。すなわち、操作入力部24では、例えばユーザが指先やスタイラスペンなどで透明タッチパネルの表面を触れたときに、その接触を検知してその検知信号をデータライン若しくは制御ラインを通じて制御部10へ出力する。これにより、制御部10は、透明タッチパネルの何れの場所が使用者により触れられたのかを認識(入力位置を認識)することができ、その入力位置に応じた処理を実行することができる。すなわち一例として、前述の図12?図14の例の場合には、何れかのボタンが使用者により押されたのかを知ることで、そのボタンに割り当てられている機能を実行することができる。
【0087】
変形部25は前述した本実施形態の視触覚UIパネルの変形部であり、同様にマイクロバルブ26は本実施形態の視触覚UIパネルのマイクロバルブ、ポンプ27は前述のポンプである。
【0088】
ポンプ制御部28は、制御部10からの制御データに基づいて、ポンプ27における流体吐出動作や流体吸引動作を行う。すなわち、制御部10からの制御データは、ポンプ制御部28がポンプ27を流体吐出動作させる際の流体吐出量の制御値や、流体吸引動作時における流体吸引量の制御値、また、本実施形態の携帯電話端末の視触覚UIパネルが複数の流路を備えている場合には、それらの何れの流路へ流体を吐出するか若しくは流体を吸引するかを示す制御値も含まれている。
【0089】
バルブ制御部29は、本実施形態の携帯電話端末の視触覚UIパネルが複数のマイクロバルブを備えている場合に、制御部10からの制御データに基づいて、各マイクロバルブを開栓,閉栓させる制御を行う。すなわち、制御部10からの制御データは、バルブ制御部29が各マイクロバルブ26を開栓,閉栓させる際の制御値、また、本実施形態のマイクロバルブがその開栓量或いは閉栓量を調整可能なバルブである場合には、それら開栓量或いは閉栓量を調整するための制御値も含まれている。
【0090】
メモリ部15は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を含む。ROMは、NAND型フラッシュメモリ(NAND-type flash memory)のような書き換え可能な記憶媒体を含み、例えば、プログラム蓄積部16にOS(Operating System)のプログラムや制御部10が各部を制御するための制御プログラム及び本実施形態にかかるポンプやバルブを制御するための制御プログラム、各種のアプリケーションプログラムが蓄積され、また、圧縮符号化された楽曲データコンテンツや動画像データコンテンツの他、各種の初期設定値、フォントデータ、各辞書データ、機種名情報や端末識別情報などをも記憶する。RAMは、制御部10が各種のデータ処理を行う際の作業領域として、随時データを格納する。なお、メモリ部15には、着脱可能な外部メモリカードを含んでいてもよい。
【0091】
画像処理部13は、待ち受け画面や電子メール文、アドレス帳、各種ユーザインターフェース画面、動画像データコンテンツの再生動画像、ディジタルテレビジョン放送の受信動画像等の画像データを生成して、それら画像データをデータラインを介して表示部23のディスプレイパネルへ送って表示させる処理等を行う。また、画像処理部13は、描画エンジン14を備えており、レンダリング処理により画像データを生成する。当該描画エンジン14により生成された画像データも、上記表示部23のディスプレイパネルへ送られて表示される。なお、前述したようにディスプレイ画面上に仮想的なボタン画像を表示し、そのボタン画像に対して陰影を付けるような処理も描画エンジン14により行うことができる。レンダリング処理や画像への陰影付けなどについては、既存のコンピュータグラフィック技術が適用されるためここではその詳細な説明は省略する。」

【図7】


【図8】


【図9】


【図12】


【図17】


イ 引用文献1に記載された発明
引用文献1の前記アの記載によれば、以下のことが認められる。

(ア)引用文献1には、携帯電話端末が記載されている(【0013】)。

(イ)携帯電話端末60は、透明シート62とドット変形部61とポンプ63と流路64とを有する視触覚UIパネル65を備える(【0048】)。

(ウ)携帯電話端末は、CPUからなり、画像処理及びその制御を行う制御部10を備える(【0079】、【0081】、図17)。

(エ)携帯電話端末は、ポンプ制御部28を有し、ポンプ制御部28は、制御部10からの制御データに基づいて、視触覚UIパネルのポンプであるポンプ27における流体吐出動作や流体吸引動作を行う(【0087】、【0088】、図17)。

(オ)透明シート62は、その前面側に透明タッチパネルが設けられており、携帯電話端末60のディスプレイパネル46の前面(表示面側)に設けられるとともに、ディスプレイパネル46の表示面の略々全面を覆うように配される(【0049】)。

(カ)使用者(ユーザ)が指先で透明タッチパネルの表面に触れると、その接触を検知した検知信号を制御部10へ出力し、これにより、制御部10は、使用者が何れのボタンを押したのかを知ることで、そのボタンに割り当てられた機能を実行する(【0086】、図17)。

(キ)ドット変形部61は、マトリクス状に行列配置され(【0050】)、流体を注入して膨張状態にしたり、流体を排出させて空(平面)状態にしたりすることができ(【0053】)、膨張状態となっておりかつそれぞれ隣接した各ドット変形部61により持ち上げられた透明シート62の部分と、空(平面)状態となっておりかつそれぞれ隣接した各ドット変形部61により低くなっている透明シート62の部分とを形成することにより、様々な形状をディスプレイパネル46の上に形成することができる(【0055】)。

(ク)視触覚UIパネル101の一部の変形部110、111、112を膨張状態にし、それ以外の変形部を全てフラット状態に制御し、ディスプレイパネル面上に複数種類の形状でかつ凸状のボタンを形成することで、視覚的及び触覚的な情報伝達を可能とする場合、ディスプレイパネルの表示画像のうち、視触覚UIパネル101上で凸状に形成されたボタン直下に表示される画像として、ボタン面上(キートップ)の刻印とボタンに対して斜め上方から光が当てられることによる陰影を表現する画像を表示する(【0068】)。

(ケ)このとき、凸形状のボタンが凸レンズとして作用し、凸形状のボタンを通して見たディスプレイ画像は、実際のサイズよりも拡大して見えるので(【0073】)、これを補正するため、ディスプレイパネルの表示画像を、凸形状による画像拡大率に対応した縮小率で縮小表示する(【0078】)。

(コ)携帯電話端末は、ディスプレイ画面上に仮想的なボタン画像を表示し、そのボタン画像に対して陰影を付ける処理を行う描画エンジン14を備える画像処理部13を備え、画像処理部13は、描画エンジン14が生成した画像データをディスプレイパネルに送って表示させる(【0091】、図17)。

(サ)以上のことをまとめると、引用文献1には、以下の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されている。

「透明シートとドット変形部とポンプと流路とを有する視触覚UIパネルと、CPUからなり、画像処理及びその制御を行う制御部と、制御部からの制御データに基づいてポンプにおける流体吐出動作や流体吸引動作を行うポンプ制御部とを備える携帯電話端末であって、
透明シートは、その前面側に透明タッチパネルが設けられており、携帯電話端末のディスプレイパネルの前面(表示面側)に設けられるとともに、ディスプレイパネルの表示面の略々全面を覆うように配され、
使用者が指先で透明タッチパネルの表面に触れると、その接触を検知した検知信号を制御部へ出力し、これにより、制御部は、使用者が何れのボタンを押したのかを知ることで、そのボタンに割り当てられた機能を実行し、
ドット変形部は、マトリクス状に行列配置され、流体を注入して膨張状態にしたり、流体を排出させて空(平面)状態にしたりすることができ、膨張状態となっておりかつそれぞれ隣接した各ドット変形部により持ち上げられた透明シートの部分と、空(平面)状態となっておりかつそれぞれ隣接した各ドット変形部により低くなっている透明シートの部分とを形成することにより、様々な形状をディスプレイパネルの上に形成することができ、
視触覚UIパネルの一部の変形部を膨張状態にし、それ以外の変形部を全てフラット状態に制御し、ディスプレイパネル面上に複数種類の形状でかつ凸状のボタンを形成することで、視覚的及び触覚的な情報伝達を可能とする場合、ディスプレイパネルの表示画像のうち、視触覚UIパネル上で凸状に形成されたボタン直下に表示される画像として、ボタン面上(キートップ)の刻印とボタンに対して斜め上方から光が当てられることによる陰影を表現する画像を表示し、
このとき、凸形状のボタンが凸レンズとして作用し、凸形状のボタンを通して見たディスプレイ画像は、実際のサイズよりも拡大して見えるので、これを補正するため、ディスプレイパネルの表示画像を、凸形状による画像拡大率に対応した縮小率で縮小表示し、
さらに、ディスプレイ画面上に仮想的なボタン画像を表示し、そのボタン画像に対して陰影を付ける処理を行う描画エンジンを備え、描画エンジンが生成した画像データをディスプレイパネルに送って表示させる画像処理部を備える
携帯電話端末。」

(2)引用文献2
ア 引用文献2の記載
引用文献2には、以下の記載がある。下線は、当合議体が付した。原文の引用の後に記載した日本語訳は、引用文献2に対応する公表特許公報(特表2011-508935号公報)の記載に基づいて当合議体が作成した。

「[0041] As shown in FIGURE 17, the processor may also be coupled to
the display 150 such that different input graphics may be displayed
under the same deformation of the surface 115, and different inputs
may be recognized. As an example, when the cavity 125 is in the
extended volume setting, the display 150 may include an input
graphic of a first type (such as a letter) and the user input on the
deformation would be of a first type (such as a letter), and the
display 150 may include an input graphic of a second type (such as a
number) and the user input on the deformation would be of a second
type (such as a number). When the cavity 125 is in the retracted
volume setting, the display 150 may further include an input graphic
of a third type (such as an "enter" or "accept" input), and the user
input on the touch sensor 140 would be of a third type (such as an "enter" or "accept" input).
[0042] The processor may also function to alter the output of the
display 150 to correct or adjust for any optical distortion caused
by the deformation in the surface 115. It is envisioned that, in
certain applications, the size of the deformation may cause a "fish
eye" effect when viewing the display 150. The processor, preferably
through empirical data, may adjust the output to help correct for
this distortion.」
「[0041]図17に示されるように、プロセッサはさらに、異なる入力グラフィックが表面115の同じ変形のもとに表示され、異なる入力が認識されるようにディスプレイ150に接続してもよい。例として、空洞部125が拡張した体積状態にある場合、ディスプレイ150は(文字のような)第1のタイプの入力グラフィックを具えることができ、変形に対するユーザ入力は(文字のような)第1のタイプとなり、ディスプレイ150は(数字のような)第2のタイプの入力グラフィックを具えることができ、かつ変形に対するユーザ入力は(数字のような)第2のタイプとなる。空洞部125が収縮した体積状態にある場合、ディスプレイ150はさらに、(「入力」または「承認」入力のような)第3のタイプの入力グラフィックを具えることができ、タッチセンサ140上のユーザ入力は(「入力」または「承認」入力のような)第3のタイプとなる。
[0042]プロセッサはさらに、ディスプレイ150の出力を変更し、表面115内の変形によって起こる光学的な歪みを補正または調整するように機能してもよい。ある適用例において、ディスプレイ150を見ている時、変形が大きいと「フィッシュアイ」効果を起こしうるという事が考えられる。プロセッサは好適に、実験データを通して、この歪みの補正を助けるために出力を調整する。」

「[0044] As shown in FIGURES 1 and 2, the user interface system 100
of the preferred embodiment also includes a second cavity 225. The
additional cavities, except as detailed below, are preferably
identical to the cavity 125. In one version, as shown in FIGURES 18a
and 18b, the displacement device 130 is connected to both the cavity
125 and the second cavity 225 and is adapted to expand the cavity
125 and the second cavity 225 together, acting together as an array,
thereby deforming more than one region of the surface 115 at the
same time. In a second version, the user interface system 100
includes a valve located between the displacement device 130 and the
cavity 125 and another valve located between the displacement device
130 and the second cavity 225 to selectively control the fluid flow
into the cavity 125 and into the second cavity 225, respectively. In
a third version, as shown in FIGURES 19a and 19b, the user interface
system 100 includes a second displacement device 230 connected to
the second cavity 225, which functions to expand the second cavity
225 and thereby deforming a second region of the surface 115. The
second displacement device 230 is otherwise similar or identical to
the displacement device 130. By separately controlling the
displacement device 130 and the second displacement device 230, the
cavity 125 and the second cavity 225 may be expanded independently.
In a fourth version, as shown in FIGURES 20a, 20b, and 20c, the
displacement device 130 is a linear actuator that can either expand
the cavity 125 and retract the second cavity 225 (shown in FIGURE
20a), retract the cavity 125 and the second cavity 225 (shown in
FIGURE 20b), or retract the cavity 125 and expand the second cavity
225 (shown in FIGURE 20c). This arrangement may be particularly
useful in large arrays of cavities, as shown in FIGURE 21a, where
the cavities aligned with a dial pad can be expanded (as shown in
FIGURE 21b) or the cavities aligned with a QUERTY keyboard can be
expanded (as shown in FIGURE 21c).」
「[0044]図1および図2に示されるように、好適な実施形態のユーザインタフェースシステム100はさらに別の空洞部225を具える。以下に詳述されるものを除いて、更なる空洞部は好適には空洞部125と同一である。ある実施例では、図18aおよび図18bに示されるように、変位デバイス130は空洞部125および別の空洞部225の両方に接続され、アレイのように共に作用しながら空洞部125および別の空洞部225を一緒に拡張するように構成されており、これにより、同時に表面115の1以上の領域を変形する。第2の実施例では、ユーザインタフェースシステム100は、変位デバイス130と空洞部125との間に配置されたバルブと、変位デバイス130と別の空洞部225との間に配置された別のバルブとを具えており、空洞部125および別の空洞部225内に流入する流動体をそれぞれ選択的に制御する。第3の実施例では、図19aおよび図19bに示されるように、ユーザインタフェースシステム100は、別の空洞部225に接続された別の変位デバイス230を具えており、別の空洞部225を拡張するように機能し、これにより、表面115の別の領域を変形する。それ以外では、別の変位デバイス230は、変位デバイス130と同等または同一である。変位デバイス130と別の変位デバイス230とを別個に制御することにより、空洞部125および別の空洞部225は独立して拡張することができる。第4の実施例では、図20a、図20b、および図20cに示されるように、変位デバイス130はリニアアクチュエータであり、空洞部125を拡張して別の空洞部225を収縮する(図20aに示される)か、空洞部125および別の空洞部225を収縮する(図20bに示される)か、あるいは空洞部125を収縮して別の空洞部225を拡張する(図20cに示される)かの何れかを行うことができる。図21aに示されるように、この構成は多数の空洞部のアレイにおいて特に有用であり、この場合、ダイヤルパッドに位置合わせされた空洞部が拡張する(図21bに示される)か、あるいはQUERTYキーボードに位置合わせされた空洞部が拡張する(図21cに示される)。」

FIGURE 17


FIGURES 21A, 21B, and 21C


イ 引用文献2に記載された事項
引用文献2の前記アの記載によれば、引用文献2には、「拡張した体積状態にあることができる多数の空洞部を、ダイヤルパッド又はキーボードに位置合わせして設けたユーザインタフェースシステム」が記載されている。

2 本願発明1について
(1)対比
本願発明1と引用発明とを対比すると、以下のとおりである。

ア 引用発明の「携帯電話端末」は、本願発明1の「携帯装置」に相当し、引用発明の「ディスプレイパネル」は、「携帯電話端末のディスプレイパネル」であるから、本願発明1の「携帯装置」が「備える」「ディスプレイ」に相当する。

イ 引用発明の「ディスプレイパネルの表示画像」は、本願発明1の「画像」に相当する。

ウ 引用発明の「視触覚UIパネルの一部の変形部を膨張状態にし、それ以外の変形部を全てフラット状態に制御し、ディスプレイパネル面上に複数種類の形状でかつ凸状のボタンを形成することで、視覚的及び触覚的な情報伝達を可能とする場合」の「凸状のボタン」は、本願発明1の「表面特徴」に相当する。
引用発明の「凸状に形成されたボタン」及び「凸形状のボタン」は、「凸状のボタン」を指すことが明らかであるから、「凸状のボタン」と同様に、本願発明1の「表面特徴」に相当する。

エ 引用発明の「視触覚UIパネル」は、「透明シート」「を有する」ものであり、「透明シートは、」「携帯電話端末のディスプレイパネルの前面(表示面側)に設けられるとともに、ディスプレイパネルの表示面の略々全面を覆うように配され」るから、引用発明の「ディスプレイパネル」は、その前面に「視触覚UIパネル」を有することになる。
これは、前記ウを踏まえると、本願発明1の「ディスプレイ」が「表面特徴をする」ことに相当する。

オ 引用発明は、「視触覚UIパネルの一部の変形部を膨張状態にし、それ以外の変形部を全てフラット状態に制御し、ディスプレイパネル面上に複数種類の形状でかつ凸状のボタンを形成することで、視覚的及び触覚的な情報伝達を可能とする場合、ディスプレイパネルの表示画像のうち、視触覚UIパネル上で凸状に形成されたボタン直下に表示される画像として、ボタン面上(キートップ)の刻印とボタンに対して斜め上方から光が当てられることによる陰影を表現する画像を表示」するから、「凸状のボタン」の直下には、「ディスプレイパネルの表示画像のうち」「ボタン面上(キートップ)の刻印とボタンに対して斜め上方から光が当てられることによる陰影を表現する画像」が表示される。
これは、引用発明の「凸状のボタン」が「ディスプレイパネルの表示画像のうち」「ボタン面上(キートップ)の刻印とボタンに対して斜め上方から光が当てられることによる陰影を表現する画像」を覆うことを意味するから、前記イ及びウを踏まえると、本願発明1の「表面特徴」が「画像を少なくとも部分的に覆う」ことに相当する。

カ 引用発明の「携帯電話端末」は、「視触覚UIパネル」が「有する」「透明シート」「の前面側に透明タッチパネルが設けられており、」「使用者が指先で透明タッチパネルの表面に触れると、その接触を検知した検知信号を制御部へ出力し、これにより、制御部は、使用者が何れのボタンを押したのかを知ることで、そのボタンに割り当てられた機能を実行」するから、「凸状のボタン」の場所を検出するセンサを備えているということができる。
これは、前記ウを踏まえると、本願発明1の「携帯装置」が「前記表面特徴の場所を検出するように構成されるセンサ」「を備える」ことに相当する。

キ 引用発明の「CPUからなり、画像処理及びその制御を行う制御部」は、「画像処理及びその制御を行う」以上、「ディスプレイパネル」に結合されていることが明らかであるから、前記アを踏まえると、本願発明1の「前記ディスプレイに結合されるプロセッサ」に相当する。

ク 引用発明において「ディスプレイパネルの表示画像のうち、視触覚UIパネル上で凸状に形成されたボタン直下に表示される画像として、ボタン面上(キートップ)の刻印とボタンに対して斜め上方から光が当てられることによる陰影を表現する画像を表示」するときに「凸形状のボタンが凸レンズとして作用し、凸形状のボタンを通して見たディスプレイ画像は、実際のサイズよりも拡大して見える」ことは、前記イ及びウを踏まえると、本願発明1において「前記表面特徴によって」「前記画像における歪み」が「引き起こされる」ことに相当する。

ケ 引用発明の「ディスプレイパネルの表示画像」は、「ディスプレイパネル」に表示されるものであるから、それに対応する電気信号が引用発明の「携帯電話端末」の内部で生成されていることは明らかである。この電気信号は、本願発明1の「前記画像に関係付けられるディスプレイ信号」に相当する。
また、引用発明の「携帯電話端末」は、その内部に、「ディスプレイパネルの表示画像」に対応する電気信号を受け取って「ディスプレイパネル」に表示させる機能を担う手段を備えることが明らかである。このことは、本願発明1において「前記画像に関係付けられるディスプレイ信号を受信」することに相当するということができる。

コ 引用発明の「凸形状による画像拡大率に対応した縮小率」は、「凸形状のボタン」の具体的な形状に基づいて定まることが明らかである。また、引用発明において「ディスプレイパネルの表示画像を」「縮小表示」するには、「表示画像」のデータを「ディスプレイパネル」に送る必要があることが明らかである。
したがって、引用発明において、「これを補正するため、ディスプレイパネルの表示画像を、凸形状による画像拡大率に対応した縮小率で縮小表示」することは、前記アないしウ、ク及びケを踏まえると、本願発明1において、「前記表面特徴に少なくとも部分的に基づいて、前記表面特徴によって引き起こされる前記画像における歪みを低減するように前記ディスプレイ信号を変換し、且つ変換された前記ディスプレイ信号を前記ディスプレイに送信する」ことに相当する。

サ 引用発明の「携帯電話端末」は、「ディスプレイパネルの表示画像のうち、視触覚UIパネル上で凸状に形成されたボタン直下に表示される画像として、ボタン面上(キートップ)の刻印とボタンに対して斜め上方から光が当てられることによる陰影を表現する画像を表示」するときに「凸形状のボタンが凸レンズとして作用し、凸形状のボタンを通して見たディスプレイ画像は、実際のサイズよりも拡大して見えるので、これを補正するため、ディスプレイパネルの表示画像を、凸形状による画像拡大率に対応した縮小率で縮小表示」するから、縮小表示の対象となるのは、「ディスプレイパネルの表示画像のうち、」「凸形状のボタンを通して見たディスプレイ画像」だけである。
したがって、引用発明では、「これを補正するため、ディスプレイパネルの表示画像を、凸形状による画像拡大率に対応した縮小率で縮小表示」するに先だって、縮小表示の対象となる「凸形状のボタンを通して見たディスプレイ画像」の位置を特定していると認められる。
ここで、「凸形状のボタンを通して見たディスプレイ画像」は、具体的には「ディスプレイパネルの表示画像のうち、視触覚UIパネル上で凸状に形成されたボタン直下に表示される画像として」の「ボタン面上(キートップ)の刻印とボタンに対して斜め上方から光が当てられることによる陰影を表現する画像」であるから、「凸状に形成されたボタン」に関係付けられるものである。
そうすると、引用発明において、「これを補正するため、ディスプレイパネルの表示画像を、凸形状による画像拡大率に対応した縮小率で縮小表示」するに先だって、縮小表示の対象となる「凸形状のボタンを通して見たディスプレイ画像」の位置を特定することは、前記ウを踏まえると、本願発明1において、「前記表面特徴の場所を含む前記表面特徴に関係付けられる信号を決定」することに相当する。

(2)一致点及び相違点
前記(1)の対比の結果をまとめると、本願発明1と引用発明との一致点及び相違点は、以下のとおりである。

ア 一致点
「画像を少なくとも部分的に覆う表面特徴を有するディスプレイと、
前記表面特徴の場所を検出するように構成されるセンサと、
前記ディスプレイに結合されるプロセッサとを備え、
前記画像に関係付けられるディスプレイ信号を受信し、前記表面特徴の場所を含む前記表面特徴に関係付けられる信号を決定し、前記表面特徴に少なくとも部分的に基づいて、前記表面特徴によって引き起こされる前記画像における歪みを低減するように前記ディスプレイ信号を変換し、且つ変換された前記ディスプレイ信号を前記ディスプレイに送信するように構成される、
携帯装置。」

イ 相違点
(ア)相違点1
本願発明1は、「画像を少なくとも部分的に覆う表面特徴」が「画像に対応せず」とされているのに対し、
引用発明は、「ディスプレイパネルの表示画像のうち、視触覚UIパネル上で凸状に形成されたボタン直下に表示される画像として、ボタン面上(キートップ)の刻印とボタンに対して斜め上方から光が当てられることによる陰影を表現する画像を表示」するから、「凸状のボタン」(本願発明1の「表面特徴」に相当する。)が「ディスプレイパネルの表示画像」(本願発明1の「画像」に相当する。)のうちの「ボタン面上(キートップ)の刻印とボタンに対して斜め上方から光が当てられることによる陰影を表現する画像」を覆っており、本願発明1の表現を用いれば、画像を少なくとも部分的に覆う表面特徴が画像に対応している点。

(イ)相違点2
本願発明1は、「プロセッサ」が「前記画像に関係付けられるディスプレイ信号を受信し、前記表面特徴の場所を含む前記表面特徴に関係付けられる信号を決定し、前記表面特徴に少なくとも部分的に基づいて、前記表面特徴によって引き起こされる前記画像における歪みを低減するように前記ディスプレイ信号を変換し、且つ変換された前記ディスプレイ信号を前記ディスプレイに送信するように構成される」から、本願発明1において「前記画像に関係付けられるディスプレイ信号を受信し、前記表面特徴の場所を含む前記表面特徴に関係付けられる信号を決定し、前記表面特徴に少なくとも部分的に基づいて、前記表面特徴によって引き起こされる前記画像における歪みを低減するように前記ディスプレイ信号を変換し、且つ変換された前記ディスプレイ信号を前記ディスプレイに送信する」動作を行うものは「プロセッサ」であるのに対し、
引用発明において「ディスプレイパネルの表示画像のうち、視触覚UIパネル上で凸状に形成されたボタン直下に表示される画像として、ボタン面上(キートップ)の刻印とボタンに対して斜め上方から光が当てられることによる陰影を表現する画像を表示」するときに「凸形状のボタンが凸レンズとして作用し、凸形状のボタンを通して見たディスプレイ画像は、実際のサイズよりも拡大して見えるので、これを補正するため、ディスプレイパネルの表示画像を、凸形状による画像拡大率に対応した縮小率で縮小表示」する動作(本願発明1の「プロセッサ」が行う動作に相当する。)を行うものが「制御部」(本願発明1の「プロセッサ」に相当する。)であるかは不明である点。

(3)相違点1についての判断
画像を少なくとも部分的に覆う表面特徴を、その画像と対応しないものとすることは、引用文献1ないし引用文献4に記載も示唆もされていない。また、このことが当業者にとって自明な事項であると認めることもできない。
したがって、相違点1に係る本願発明1の構成は、引用発明及び引用文献1ないし引用文献4に記載された事項に基づいて、当業者が容易に思い付くことであるということはできない。

(4)本願発明1についてのまとめ
前記(3)のとおり、相違点1に係る本願発明1の構成は、引用発明及び引用文献1ないし引用文献4に記載された事項に基づいて当業者が容易に思い付くことであるということはできない。
そうすると、相違点1は実質的な差異であるから、本願発明1は、引用文献1に記載された発明(引用発明)であるということはできない。
また、相違点2について検討するまでもなく、本願発明1は、引用文献1に記載された発明に基づいて、又はさらに引用文献2ないし引用文献4に記載された発明に基づいても、当業者が容易に発明をすることができたものであるということはできない。
さらに、相違点1に係る本願発明1の構成は、引用文献2に記載も示唆もされていないのであるから、引用文献1に記載された発明(引用発明)の代わりに引用文献2に記載された発明から出発しても、同様の判断となることは明らかである。すなわち、本願発明1は、引用文献2に記載された発明であるということはできないし、引用文献2に記載された発明に基づいて、又はさらに引用文献1、引用文献3及び引用文献4に記載された発明に基づいても、当業者が容易に発明をすることができたものであるということはできない。

3 本願発明2ないし本願発明5について
本願発明2ないし本願発明5は、本願発明1の構成を全て含むから、少なくとも本願発明1と引用発明との相違点1及び相違点2(前記2(2)イ(ア)及び(イ))で引用発明と相違する。
そして、前記2(3)のとおり、相違点1に係る本願発明1の構成は、引用発明及び引用文献1ないし引用文献4に記載された事項に基づいて当業者が容易に思い付くことであるということはできないから、本願発明1について前記2(4)で述べたことは、本願発明2ないし本願発明5にもそのまま当てはまる。
したがって、本願発明2ないし本願発明5は、引用文献1又は引用文献2に記載された発明であるということはできないし、引用文献1ないし引用文献4に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるということもできない。

4 本願発明6ないし本願発明10について
本願発明6は、本願発明1に係る装置によって実行される方法の発明であり、本願発明1とカテゴリー表現が異なるだけの発明である。また、本願発明7ないし本願発明10は、本願発明6の構成を全て含む。したがって、本願発明6ないし本願発明10は、相違点1に係る本願発明1の構成に対応する構成を備える。
そして、前記2(3)のとおり、相違点1に係る本願発明1の構成は、引用発明及び引用文献1ないし引用文献4に記載された事項に基づいて当業者が容易に思い付くことであるということはできないから、本願発明1について前記2(4)で述べたことは、本願発明6ないし本願発明10にもそのまま当てはまる。
したがって、本願発明6ないし本願発明10は、引用文献1又は引用文献2に記載された発明であるということはできないし、引用文献1ないし引用文献4に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるということもできない。

5 本願発明11ないし本願発明15について
本願発明11は、本願発明1に係る装置によって実行される方法(すなわち、本願発明6に係る方法)をプロセッサに実行させるプログラムコードを含む非一時的コンピュータ可読記録媒体の発明であり、本願発明1とカテゴリー表現が異なるだけの発明である。また、本願発明12ないし本願発明15は、本願発明11の構成を全て含む。したがって、本願発明11ないし本願発明15は、相違点1に係る本願発明1の構成に対応する構成を備える。
そして、前記2(3)のとおり、相違点1に係る本願発明1の構成は、引用発明及び引用文献1ないし引用文献4に記載された事項に基づいて当業者が容易に思い付くことであるということはできないから、本願発明1について前記2(4)で述べたことは、本願発明11ないし本願発明15にもそのまま当てはまる。
したがって、本願発明11ないし本願発明15は、引用文献1又は引用文献2に記載された発明であるということはできないし、引用文献1ないし引用文献4に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるということもできない。

6 原査定の判断について
本願発明1ないし本願発明15は、本件補正により、「画像を少なくとも部分的に覆う表面特徴」が「画像に対応せず」とされた結果、相違点1に係る本願発明1の構成又はそれに対応する構成を備えるものとなったので、前記のとおり、引用文献1又は引用文献2に記載された発明であるということはできないし、引用文献1ないし引用文献4に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるということもできない。
したがって、原査定の理由は、維持することができない。

第7 むすび
以上のとおりであるから、原査定の理由によっては、本願は拒絶をするべきものであるということはできない。
また、他に、本願は拒絶をするべきものであるという理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2018-09-25 
出願番号 特願2015-195603(P2015-195603)
審決分類 P 1 8・ 537- WY (G09G)
P 1 8・ 121- WY (G09G)
P 1 8・ 113- WY (G09G)
最終処分 成立  
前審関与審査官 西島 篤宏  
特許庁審判長 中塚 直樹
特許庁審判官 ▲うし▼田 真悟
小林 紀史
発明の名称 ディスプレイの表面特徴によって引き起こされる視覚的な歪みを補償するシステム及び方法  
代理人 原 裕子  
代理人 伊藤 正和  
代理人 三好 秀和  

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