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審決分類 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 A63F
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 A63F
審判 査定不服 1項3号刊行物記載 特許、登録しない。 A63F
管理番号 1345707
審判番号 不服2017-17633  
総通号数 228 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2018-12-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2017-11-29 
確定日 2018-11-08 
事件の表示 特願2015-108063号「遊技機」拒絶査定不服審判事件〔平成28年12月28日出願公開、特開2016-220776号〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成27年5月28日の出願であって、平成28年4月14日付けで拒絶の理由が通知され、同年6月17日に意見書及び手続補正書が提出され、同年10月26日付けで最後の拒絶の理由が通知され、同年12月8日に意見書及び手続補正書が提出され、平成29年1月26日付けで最後の拒絶の理由が通知され、同年3月30日に意見書及び手続補正書が提出されたところ、同年8月18日付けで、同年3月30日にされた手続補正が却下されるとともに拒絶査定(以下「原査定」という。)がなされ、それに対して、同年11月29日に拒絶査定不服審判の請求がなされると同時に手続補正がなされたものである。

第2 平成29年11月29日にされた手続補正についての補正の却下の決定
〔補正の却下の決定の結論〕
平成29年11月29日にされた手続補正(以下「本件補正」という。)を却下する。

〔理由〕
1 本件補正について(補正の内容)
(1)本件補正は、特許請求の範囲についてする補正を含むものであって、平成28年12月8日付け手続補正によって補正された本件補正前の請求項1に、
「所定条件が成立したことを契機として、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行するか否かの判定を行う判定手段と、
前記判定手段が前記判定を行う前に前記判定の結果を事前判定する事前判定手段と、
前記判定手段が行った前記判定の結果を画像表示部において報知する判定結果報知手段と、
前記判定手段による前記判定が保留されている旨を前記画像表示部に示す保留画像を、前記事前判定手段による前記事前判定の結果に基づいて、通常態様とは異なる複数の特殊態様に変化させる保留表示手段と、
を備え、
前記保留表示手段は、前記判定手段による前記判定が行われるまでの間に、前記複数の特殊態様の内の一の特殊態様から他の特殊態様に変化させ、前記他の特殊態様に変化させられた保留画像を前記判定の結果の報知に係わるオブジェクトとして表示する際にさらに大きく変化させることを可能とする
ことを特徴とする遊技機。」とあったものを、

「所定条件が成立したことを契機として、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行するか否かの判定を行う判定手段と、
前記判定手段が前記判定を行う前に前記判定の結果を事前判定する事前判定手段と、
前記判定手段が行った前記判定の結果を画像表示部において報知する判定結果報知手段と、
前記判定手段による前記判定が保留されている旨を前記画像表示部に示す保留画像を、前記事前判定手段による前記事前判定の結果に基づいて、通常態様とは異なる複数の特殊態様に変化させる保留表示手段と、
を備え、
前記保留表示手段は、前記判定手段による前記判定が行われるまでの間に、前記複数の特殊態様の内の一の特殊態様から他の特殊態様に変化させ、前記他の特殊態様に変化させられた保留画像を前記判定の結果の報知に係わるオブジェクトとして表示する際にさらに大きく変化させることを可能とし、前記特殊態様に変化させられた保留画像を、表示領域を移行させる毎に、大当たり期待度とは関係なく大きく変化させる
ことを特徴とする遊技機。」とする補正を含むものである。
なお、下線は、補正前後の該当箇所を明示するために合議体が付した。

(2)本件補正後の請求項1に係る上記(1)の補正は、次の補正事項からなる。
本件補正前の請求項1に係る発明を特定するために必要な事項である「保留表示手段」が、「前記特殊態様に変化させられた保留画像を、表示領域を移行させる毎に、大当たり期待度とは関係なく大きく変化させる」ことを付加する補正。

2 本件補正の目的
(1)上記1(2)の補正は、願書に最初に添付された特許請求の範囲、明細書又は図面の【0236】等の記載に基づいて、本件補正前の請求項1において記載されていた「保留表示手段」が、「前記特殊態様に変化させられた保留画像を、表示領域を移行させる毎に、大当たり期待度とは関係なく大きく変化させる」ことに限定するものである。

(2)以上のとおり、本件補正後の請求項1に係る上記1(2)の補正は、新規事項を追加するものではないから、特許法第17条の2第3項に規定する要件を満たす。また、本件補正後の請求項1に係る上記1(2)の補正は、本件補正前の請求項1に係る発明を特定するために必要な事項を限定するものであって、産業上の利用分野及び解決しようとする課題が補正の前後において同一であるから、特許法第17条の2第5項第2号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。

3 独立特許要件について
そこで、本件補正後の請求項1に係る発明(以下「本願補正発明」という。)が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に適合するか)について以下検討する。

(1)本願補正発明
本願補正発明を再掲すると、次のとおりのものである。なお、記号AないしEは、分説するため合議体が付した。

「A 所定条件が成立したことを契機として、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行するか否かの判定を行う判定手段と、
B 前記判定手段が前記判定を行う前に前記判定の結果を事前判定する事前判定手段と、
C 前記判定手段が行った前記判定の結果を画像表示部において報知する判定結果報知手段と、
D 前記判定手段による前記判定が保留されている旨を前記画像表示部に示す保留画像を、前記事前判定手段による前記事前判定の結果に基づいて、通常態様とは異なる複数の特殊態様に変化させる保留表示手段と、
を備え、
D-1 前記保留表示手段は、前記判定手段による前記判定が行われるまでの間に、前記複数の特殊態様の内の一の特殊態様から他の特殊態様に変化させ、前記他の特殊態様に変化させられた保留画像を前記判定の結果の報知に係わるオブジェクトとして表示する際にさらに大きく変化させることを可能とし、前記特殊態様に変化させられた保留画像を、表示領域を移行させる毎に、大当たり期待度とは関係なく大きく変化させる
E ことを特徴とする遊技機。」

(2)引用例
ア 原査定の拒絶の理由で引用文献1として引用され、本願出願前に頒布された又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった特開2013-208279号公報(平成25年10月10日出願公開、以下「引用例1」という。)には、次の事項が図とともに記載されている(下線は引用発明等の認定に関連する箇所を明示するために合議体が付した。以下同様。)。
(ア)「【0009】
[第1の実施の形態]
以下、図面を用いて、本発明の第1の実施の形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴遊技機)について説明する。まず、図1を用いて、本実施の形態によるパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
・・・略・・・
【0033】
可変入賞口234、235は、大入賞口またはアタッカと呼ばれ、本実施の形態では可変入賞口234が遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設され、可変入賞口235が右側経路上に1つだけ配設されている。可変入賞口234、235は、開閉自在な扉部材をそれぞれ備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能である。特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当り図柄を停止表示した場合には、例えば可変入賞口234、235のうち一方の扉部材が所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234、235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234、235に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
・・・略・・・
【0083】
特図1始動口230へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する特図1保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路(ハード乱数回路)318の特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した特図1当選乱数値を取得するとともに、RAM308に設けた特図1乱数値生成用乱数カウンタから特図1乱数値を取得して特図1乱数値記憶領域に取得順に格納する。特図1乱数値記憶領域内の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組は、特図1保留数記憶領域に記憶された特図1保留数と同数分だけ格納される。特図1乱数値記憶領域内では、特図1保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位(最先)の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位(最後)の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータが書き込まれる。
・・・略・・・
【0111】
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本実施の形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
【0112】
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブル(後述する図10(a)?(d)参照)を用いて大当りとするか、小当り(本例では小当りは特図1でのみ選択され得る)とするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブル(後述する図11(a)、(b)参照)を用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブル(後述する図12および図13参照)を用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
【0113】
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
【0114】
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。
・・・略・・・
【0126】
図8は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図9(a)?(c)参照)に記憶する。
・・・略・・・
【0201】
次に、図19?図27を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。図19(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図19(a)のステップS801では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS801で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
・・・略・・・
【0209】
図20は、第2副制御部メイン処理のステップS809における演出制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。演出制御処理のステップS1101では保留アイコン表示制御処理を行い、その次のステップS1103では変動アイコン表示制御処理を行う。保留アイコン表示制御処理および変動アイコン表示制御処理の詳細については後述する。なお、保留アイコン表示制御処理および変動アイコン表示制御処理は、特図1および特図2で独立して実行されるようにしてもよいし、特図1および特図2で共通して実行されるようにしてもよい。ステップS1103の次のステップS1105では、その他の演出制御処理を行う。
【0210】
図21は、保留アイコン表示制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、保留アイコン表示制御処理のステップS1201では、第1副制御部400から送信される先読み結果情報コマンド等の各種コマンドに基づき、特図変動遊技の保留数が増加したか否かを判定する。保留数が増加したと判定した場合にはステップS1203に進み、保留数が増加していないと判定した場合にはステップS1209に進む。
【0211】
ステップS1203では、保留アイコン変更シナリオ抽選処理を行う。保留アイコン変更シナリオ抽選処理では、後述する保留アイコン表示態様抽選用テーブル(図23?図26)を参照して、特図変動遊技の保留数、増加した保留に対応するタイマグループ、および保留アイコン表示態様抽選用乱数値に基づき、増加した保留についての保留アイコン変更シナリオを抽選で決定する。保留アイコン変更シナリオは、当該保留が消化されるまでの保留アイコンの表示態様の変化を表す情報であり、例えば「入賞時:白、1変動後:白、2変動後:青」と表される。本例の保留アイコンの表示態様には、「白」、「青」、「赤」、「箱」、「千両箱」がある。なお、増加した保留に対応するタイマグループの情報を取得できない場合(例えば、先読みが実行されていない場合)には、当該保留が消化されるまでの保留アイコンの表示態様をデフォルトの「白」に設定する。
【0212】
ステップS1203の次のステップS1205では、決定した保留アイコン変更シナリオをRAM508に設けられたシナリオ記憶領域に記憶する。ここで、RAM508内のシナリオ記憶領域は、特図1および特図2のそれぞれについての保留可能数と同数(本例では、特図1および特図2のそれぞれについて4つずつ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1および特図2のそれぞれの保留順序(保留1?保留4)に対応付けられている。例えば、特図1の最先の保留が消化されて特図1変動遊技が開始されると、特図1の保留1に対応する記憶領域内のデータ(保留アイコン変更シナリオ)が消去され、保留2?保留4に対応する記憶領域内のデータは、保留1?保留3に対応する記憶領域にそれぞれ繰り上がって記憶し直されるようになっている。
【0213】
ステップS1205の次のステップS1207では、増加した保留に対応する保留アイコンを装飾図柄表示装置208の所定の表示領域に表示する処理(例えば、保留アイコンの増加アニメーションを設定する処理を含む)を行う。その後、ステップS1209の処理に移行する。
【0214】
ステップS1209では、保留アイコン変更条件が成立したか否かを判定する。保留アイコン変更条件は、例えば、特図変動遊技が開始されたことである。本例では、図柄変動開始コマンド等の特図変動遊技の開始を示すコマンドを第1副制御部400から受信したタイミングであれば保留アイコン変更条件が成立したと判定し、それ以外であれば保留アイコン変更条件が成立していないと判定する。保留アイコン変更条件が成立したと判定した場合にはステップS1211に進み、保留アイコン変更条件が成立していないと判定した場合にはステップS1213に進む。保留アイコン変更条件はその他にも、所定の変動時間が経過したこと、該保留アイコンよりも前の変動における当否判定において特定の当否判定結果が導出されること、または遊技者による所定の操作がなされたこと、等であっても良い。また、保留アイコン変更条件は、対象となる保留の変動が行われるまでに必ず成立するものであっても良いし、その逆に成立しないものであっても良い。また、該条件を決定する契機においては成立可否が分からない(不定)ものであっても良い。また、一度決定された保留アイコン変更条件がその後で変更または中止されても良い。
【0215】
ステップS1211では、保留アイコン変更処理を行う。保留アイコン変更処理では、RAM508内のシナリオ記憶領域のそれぞれの記憶領域から保留アイコン変更シナリオを読み出し、各保留アイコン変更シナリオに基づいて各保留アイコンの表示態様の変更が必要か否かを判定し、変更が必要であれば保留アイコンの表示態様を変更する処理(例えば、保留アイコンの変化アニメーションを設定する処理を含む)を行う。その後、ステップS1213の処理に移行する。
【0216】
ステップS1213では、特図変動遊技の保留数が減少したか否かを判定する。例えば、第1副制御部400からの図柄変動開始コマンドや先読み結果情報コマンド等に基づき、保留数が減少したと判定した場合にはステップS1215に進み、保留数が減少していないと判定した場合には保留アイコン表示制御処理を終了して演出制御処理に復帰する。
【0217】
ステップS1215では、保留アイコン表示位置変更処理を行う。保留アイコン表示位置変更処理では、保留数の減少に応じて、各保留アイコンの表示位置を変更する処理(例えば、保留アイコンの移動アニメーションや消去アニメーション、保留・変動アイコン間の移動アニメーション等を設定する処理を含む)を行う。その後、保留アイコン表示制御処理を終了して演出制御処理に復帰する。
・・・略・・・
【0233】
図23?図26に示す保留アイコン表示態様抽選テーブルでは、増加した保留の変動タイマが属するタイマグループと、保留アイコン表示態様抽選用乱数値とに基づいて、当該保留についての保留アイコン変更シナリオが決定される。増加した保留の変動タイマが属するタイマグループは、第1副制御部400からの先読み結果情報コマンド等に基づいて判定され、保留アイコン表示態様抽選用乱数値は、RAM508に設けられた乱数カウンタから取得される。本例の保留アイコン表示態様抽選用乱数値のとり得る範囲は0?99(数値範囲の幅は100)である。
【0234】
例えば、保留数が3つから4つに増加し、増加した保留の変動タイマがタイマ1?5(タイマグループ1、即はずれ系)である場合、図23に示すように、80%の確率(乱数範囲0?79)で「入賞時:白、1変動後:白、2変動後:白、3変動後:白」という保留アイコン変更シナリオが設定される。すなわち、当該保留に対応する保留アイコンの表示態様は、表示開始当初には白であり、その後、保留が消化されて保留アイコンが消去されるまで白を維持する。なお、保留アイコン表示態様抽選用テーブルの表示態様欄において、「-」はそれ以前に設定された表示態様を維持することを表している。また、同表示態様欄では、当該保留の消化直前の表示態様をグレーの塗り潰しで示している。
【0235】
また例えば、保留数が2つから3つに増加し、増加した保留の変動タイマがタイマ8?10(タイマグループ3、期待小:当り)である場合、図24に示すように、5%の確率(乱数範囲56?60)で「入賞時:白、1変動後:青、2変動後:赤」という保留アイコン変更シナリオが設定される。すなわち、当該保留に対応する保留アイコンの表示態様は、表示開始当初には白であり、1変動後には青に変化し、2変動後(当該保留の消化直前)には赤に変化する。
【0236】
本例の保留アイコンの表示態様は、球系の保留アイコン表示グループでは信頼度(大当り信頼度)の高い方から「赤」、「青」、「白」となっており、箱系の保留アイコン表示グループでは信頼度の高い方から「千両箱」、「箱」となっている。図23?図26に示す保留アイコン表示態様抽選テーブルでは、当り時に選択されるタイマグループ3、5、7の方が、はずれ時に選択されるタイマグループ1、2、4、6よりも信頼度の高い表示態様が選択され易く、また、信頼度の高い表示態様に変化し易くなっている。
・・・略・・・
【0243】
次に、本実施の形態によるパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
【0244】
(実施例1-1)
図28および図29は、本実施の形態の実施例1-1における演出表示の例を時系列で示している。ここで、図28および図29並びに後述する各図では、装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a?208cにおける装飾図柄の変動を下向きの白抜き太矢印で表している。また、特図1表示装置212、特図2表示装置214、特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220の消灯部分を白抜きで表し、点灯部分を黒塗りで表している。また、特図1表示装置212または特図2表示装置214において全てのセグメントが白抜きで表された状態は、特図1または特図2の変動表示が行われていることを示している。また、第4図柄の図示は省略する場合がある。
【0245】
また、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dのうち左下の領域は、変動アイコン表示領域800である。変動アイコン表示領域800では、1つの変動アイコンを表示可能であり、変動アイコンの表示態様によって当該変動の当否を所定の信頼度で報知(当該変動予告)することが可能である。変動アイコンは、後述する保留アイコン表示領域900に表示される保留アイコンとは異なる表示サイズ(例えば、保留アイコンよりも大きい表示サイズ)で表示されるようにしてもよい。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合がある。また、変動アイコン表示領域800の外周には、変動アイコン表示領域800の位置を示す枠状画像(図中、四角形で示す)が表示される場合がある。枠状画像は、所定の条件を満たすとき(例えば、変動アイコン表示領域800に変動アイコンが表示されていないとき)にのみ表示されるようにしてもよいし、常時表示されるようにしてもよい。
【0246】
また、演出表示領域208dの下部であって変動アイコン表示領域800の右側に隣接する横長の領域は、保留アイコン表示領域900である。保留アイコン表示領域900では、1つまたは複数の保留アイコンを表示することが可能である。保留アイコン表示領域900では、保留アイコンの個数によって特図変動遊技の保留数を報知することが可能であるとともに、各保留アイコンの表示態様によって当該保留の当否を所定の信頼度で報知(先読み予告)することが可能である。本例の保留アイコン表示領域900は最大4つの保留アイコンを表示可能であり、左から右に向かって、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域の4つの領域に大まかに分かれている。第1?第4の各領域は、それぞれ1番目?4番目の保留順位に対応している。すなわち、第1領域には最先の(最も過去に記憶された)保留に対応する保留アイコンが表示可能となっており、同様に第2?第4領域には2?4個目の保留に対応する保留アイコンがそれぞれ表示可能となっている。本例では、保留アイコン表示領域900の第1?第4領域にそれぞれ数字1?4が表示されており、表示された数字によって第1?第4領域の位置が明示されているが、第1?第4領域の位置の明示は省略してもよい。また本例の保留アイコン表示領域900では、特図1の保留アイコンのみを表示しているが、特図2の保留アイコンを併せて表示するようにしてももちろんよい。
【0247】
図28(a)は、ある特図1変動遊技の変動期間中の状態を示している。図28(a)に示すように、特図1表示装置212では特図1の変動表示が行われており、特図2表示装置214には直近の特図2変動遊技の停止図柄である特図dが表示されている。特図1保留ランプ218は、左から1番目のLEDを点灯させて特図1の保留が1つであることを表示しており、特図2保留ランプ220は、全てのLEDを消灯させて特図2の保留が0であることを表示している。
【0248】
装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a?208cでは、装飾図柄の変動表示が行われている。変動アイコン表示領域800には、当該特図1変動遊技に対応する変動アイコン801が表示されている。変動アイコン801の表示態様は「白」である。これにより、当該特図1変動遊技の当否が比較的低い信頼度(例えば、0.2%(図27参照))で報知されている。保留アイコン表示領域900の第1領域には、保留アイコン901が表示されている。保留アイコン901の表示態様は「白」である。
【0249】
図28(b)は、特図1の保留が1つ増加した状態を示している。図28(b)に示すように、保留アイコン表示領域900の第2領域には、新たな保留アイコン902が表示される。保留アイコン902の表示態様は「箱」である。また保留アイコン902の表示態様は、保留アイコン変更シナリオに基づき、次の特図変動遊技では「千両箱」に変化するものとする。
【0250】
図28(c)、(d)は、当該特図1変動遊技が終了した状態を示している。図28(c)、(d)に示すように、特図1表示装置212には特図E(はずれ)が停止表示され、図柄表示領域208a?208cには、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾1-装飾3-装飾6」が停止表示される。変動アイコン表示領域800では、変動アイコン801の消去アニメーションが開始される。本例の変動アイコン801の消去アニメーションでは、変動アイコン801の周囲に例えば光を表すエフェクト動画像が表示され、エフェクト動画像および変動アイコン801自体が徐々に小さくなって最終的には消えるようになっている。本例では、変動アイコン801が消えるのと同時に消去アニメーションが終了するが、変動アイコン801が消えた後に例えば光を表すエフェクトを表示し続け、当該エフェクトが消えた時点で消去アニメーションが終了するようにしてもよい。すなわち、変動アイコンが消えるタイミングと消去アニメーションが終了するタイミングとは必ずしも一致しない。また、変動アイコンの表示態様によって、表示する時間を異ならせても良い。
【0251】
変動アイコンの消去アニメーションの開始タイミングは、例えば当該特図変動遊技が終了したタイミングと同時であるが、当該特図変動遊技が終了したタイミングよりも前であってもよいし、後であってもよい。また、変動アイコンの消去アニメーションの終了タイミングは、例えば次の特図変動遊技が開始されるタイミングと同時であるが、次の特図変動遊技が開始されるタイミングよりも前であってもよいし、後であってもよい。
【0252】
図28(e)?(g)は、次の特図1変動遊技が開始された後の状態を示している。図28(e)?(g)に示すように、特図1表示装置212では特図1の変動表示が開始される。特図1保留ランプ218は、左から2番目のLEDを消灯することにより、特図1の保留が2から1に減少したことを表示する。特図1保留ランプ218では、特図1の保留が減少したことが特図1変動遊技の開始とほぼ同時に報知される。
【0253】
図柄表示領域208a?208cでは、装飾図柄の変動表示が開始される。また変動アイコン表示領域800および保留アイコン表示領域900では、所定のアニメーション(本例では、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、保留アイコンの移動アニメーション、保留アイコンの変化アニメーション)が実行される。
【0254】
保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、保留アイコン表示領域900の第1領域に表示されていた保留アイコン901が、変動アイコン802となって、表示サイズが徐々に拡大されながら変動アイコン表示領域800に移動する。ここで、本例では、当該特図1変動遊技の開始と同時に、保留アイコン901が変動アイコン802に変化するものとする。変化直後の変動アイコン802は変化直前の保留アイコン901と同態様で同じ位置に表示されるため、保留アイコン901から変動アイコン802に変化したことを視覚によって認識できない場合がある。本例では、変動アイコン802の表示態様(最終的な表示態様)が保留アイコン901の表示態様と同じ「白」であり、表示サイズが異なるだけであるため、保留・変動アイコン間の変化アニメーションの実行は省略されている。ただし、変動アイコン802の表示態様と保留アイコン901の表示態様が同じであっても、保留・変動アイコン間の変化アニメーションを実行してもよい。保留アイコンと変動アイコンが同一の態様且つ同一の大きさであっても良い。そのような場合においては、保留アイコンの消去アニメーションは行われずに変動アイコンの移動アニメーションが行われると定義しても良い。
【0255】
保留アイコンの移動アニメーションでは、保留アイコン表示領域900の第2領域に表示されていた保留アイコン902が徐々に第1領域に移動する。
【0256】
保留アイコンの変化アニメーションでは、まず、例えば爆発を表すエフェクト動画像が、保留アイコン902よりも上のレイヤー(手前)で保留アイコン902と重複して表示される(図28(f))。保留アイコン902は、当該エフェクト動画像によって一時的に隠される。エフェクト動画像の表示サイズが徐々に縮小されると、表示態様が「箱」から「千両箱」に変化した保留アイコン902が出現する。本例では、保留アイコン902の変化アニメーションと移動アニメーションとが同時期に実行されるため、保留アイコン902は、移動しながら表示態様が変化するように視認される。
【0257】
図28(h)は、当該特図1変動遊技が終了した状態を示している。図28(h)に示すように、特図1表示装置212には特図E(はずれ)が停止表示されており、図柄表示領域208a?208cには、当りを報知する図柄組合せ以外の図柄組合せ「装飾3-装飾3-装飾1」が停止表示されている。変動アイコン表示領域800では、図28(b)?(d)に示した変動アイコン801の消去アニメーションと同様に、変動アイコン802の消去アニメーションが実行される。
【0258】
図29(a)?(d)は、次の特図1変動遊技が開始された後の状態を示している。図29(a)?(d)に示すように、特図1表示装置212では特図1の変動表示が開始される。特図1保留ランプ218は、左端のLEDを消灯することにより、特図1の保留が1から0に減少したことを表示する。ここで、変動アイコン抽選処理(図22のステップS1303)において、開始された特図1変動遊技に対応する変動アイコン803の表示態様は「家紋」に決定されたものとする。
【0259】
図柄表示領域208a?208cでは、装飾図柄の変動表示が開始される。また、変動アイコン表示領域800および保留アイコン表示領域900では、所定のアニメーション(本例では、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、保留・変動アイコン間の変化アニメーション)が実行される。
【0260】
保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、保留アイコン表示領域900の第1領域に表示されていた保留アイコン902が、変動アイコン803となって、表示サイズが徐々に拡大されながら変動アイコン表示領域800に移動する。本例では、移動途中の変動アイコン803は、図柄表示領域208aで変動表示されている装飾図柄の一部と重複する(図29(a))。また本例では、変動アイコン803が装飾図柄よりも上のレイヤーに表示されているため、変動アイコン803によって装飾図柄の一部が遮蔽される。これにより、保留数に変化があったことを強調することができる。なお、変動アイコン803は、装飾図柄の全体と重複してもよいし、装飾図柄よりも下のレイヤーに表示されていてもよい。また、その逆に移動途中の変動アイコンと装飾図柄またはその他の画像の一部または全部が重複しても良い。これにより少なくとも所定の期間において変動アイコンが視認できなくなるため、より遊技者の注目を集めることができる場合がある。
【0261】
保留・変動アイコン間の変化アニメーションは、本例では保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了した後(変動アイコン803が変動アイコン表示領域800に移動した後)に実行される。保留・変動アイコン間の変化アニメーションでは、変動アイコン表示領域800において、変動アイコン803の元の表示態様(保留アイコン902としての最終的な表示態様)である千両箱がガタガタと振動し(図29(b))、千両箱の中から家紋が出現し(図29(c))、最終的には家紋のみが変動アイコン803として表示される(図29(d))。つまり、該変化アニメーションの完了まで移動アニメーションが完了していないとも言える。
【0262】
本例では、保留・変動アイコン間の変化アニメーションは、保留アイコンの変化アニメーションとは異なる態様(例えば、保留アイコンの変化アニメーションでは実行されない態様)で実行される。また、変化アニメーション終了後の変動アイコン803は、保留アイコンとしては表示されない態様(「家紋」の態様)で表示される。
【0263】
本例では、保留アイコン表示領域900の保留アイコンが、一連の流れで変動アイコン表示領域800に移動するとともに変動アイコンに変化するため、当該保留アイコンに対応する保留が消化されたことに基づいて特図変動遊技が行われたことを遊技者に明確に認識させることができる場合がある。」
(イ)「【0739】
(実施例3-31)
・・・略・・・
【0746】
図107(a)?(c)は、画像を拡縮するアニメーションを表示する場合にどのようなテクスチャデータを備える必要があるかについて説明する図である。本例では、図107(a)に示すように時間経過とともに画像(例えば保留アイコン)が拡大縮小する待機アニメーションを実行しながら、図107(b)に示すように当該画像をさらに大幅に拡大縮小して移動させる移動アニメーションを実行する。例えば、移動アニメーションは、待機アニメーションでの画像が最大サイズとなったタイミングで開始される。この場合、図107(c)に示すように、待機アニメーションで拡大縮小される画像サイズの範囲については個別にテクスチャデータを備え、移動アニメーションで拡大縮小される画像サイズの範囲についてはテクスチャデータを備えず、待機アニメーション用のテクスチャデータのいずれかをVDPの機能によって拡大縮小するようにしてもよい。また、移動アニメーションで拡大縮小される画像サイズの範囲については移動アニメーション用に1つのテクスチャデータを備えておき、当該テクスチャデータをVDPの機能によって拡大縮小するようにしてもよい。また、移動アニメーションで拡大縮小される画像サイズの範囲についても個別のテクスチャデータを備えていてもよい。」
(ウ)「【1164】
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、実施例に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。」
(エ)「【図28】

【図29】


(オ)「【図107】


(カ)【0114】(上記(ア))の「特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。」との記載からみて、【0112】(上記(ア))の「主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブル(後述する図10(a)?(d)参照)を用いて大当りとするか、・・・あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。」の記載中の「特図2」は「特図1」と読み替えることができる。
また、【0201】ないし【0236】(上記(ア))の記載より、第2副制御部500が保留アイコンの表示態様に関する処理を行っているから、実施例1-1においても同様に、第2副制御部500が保留アイコンの表示態様に関する処理を行っていることは明らかである。
さらに、引用例1の実施例1-1は、第1の実施の形態における実施例であるから、該第1の実施の形態で説明されている事項を援用していることは明らかである。
さらにまた、【1164】(上記(ウ))の記載より、実施例3-31の保留アイコンを拡大縮小する態様(【0746】(上記(イ))、図107(上記(エ)))を実施例1-1に採用することは、引用例1に実質的に記載されているといえる。
(キ)上記(ア)ないし(カ)からみて、引用例1には、実施例1-1として、次の発明が記載されている。なお、aないしeについては本願補正発明のAないしEに対応させて付与し、引用箇所の段落番号を併記した。
「a 特図1始動口230へ入賞があった場合、特図1当選乱数値及び特図1乱数値を取得して特図1乱数値記憶領域に取得順に格納し、該特図1乱数値記憶領域内から特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を取得し、大当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行うとともに(【0083】、【0112】、上記(カ))、
b 特図1において増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定する(【0126】)、
主制御部300(【0112】)と、
c 装飾図柄表示装置208による特図変動遊技の当否判定の結果の報知を行う第1副制御部400(【0111】)と、
d 保留アイコンの表示態様には、「白」、「青」、「赤」、「箱」、「千両箱」があり、増加した保留に対応する先読みが実行されていない場合には、当該保留が消化されるまでの保留アイコンの表示態様をデフォルトの「白」に設定するものであり、球系の保留アイコン表示グループでは信頼度(大当り信頼度)の高い方から「赤」、「青」、「白」となっており、箱系の保留アイコン表示グループでは信頼度の高い方から「千両箱」、「箱」となっており、これらの保留アイコンを装飾図柄表示装置208の所定の表示領域に表示し、第1副制御部400からの先読み結果情報コマンド等に基づいて判定されたタイマグループと、保留アイコン表示態様抽選用乱数値とに基づいて決定された保留アイコン変更シナリオに基づいて各保留アイコンの表示態様の変更が必要か否かを判定し、変更が必要であれば、例えば「入賞時:白、1変動後:青、2変動後:赤」という保留アイコン変更シナリオに基づいて、保留アイコンの表示態様を変更する処理を行う、第2副制御部500(【0201】、【0211】、【0213】、【0215】、【0233】、【0235】、【0236】)と、
を備え、
d-1 前記第2副制御部500は、保留アイコン902を爆発を表すエフェクト動画像によって一時的に隠し、該エフェクト動画像の表示サイズを徐々に縮小させると、表示態様が「箱」から「千両箱」に変化させた保留アイコン902を出現させ、保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、保留アイコン表示領域900の第1領域に表示されていた保留アイコン902を変動アイコン803とし、表示サイズを徐々に拡大しながら変動アイコン表示領域800に移動させ、保留アイコンが時間経過とともに拡大縮小する待機アニメーションを実行しながら、当該保留アイコンをさらに大幅に拡大縮小して移動させる移動アニメーションを実行する(【0256】、【0260】、【0746】、図28、図29、図107)、
e パチンコ機100(【0009】)。」(以下「引用発明」という。)

イ 本願出願前に頒布された又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった特開2004-89428号公報(平成16年3月25日出願公開、以下「引用例2」という。)には、次の事項が図とともに記載されている。
(ア)「【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0024】
図1は、本発明に係る遊技機の一形態として例示するパチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。
【0025】
この遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊技領域1aでは、図示しない発射装置によって発射された遊技球が流下するようになっている。また、前記遊技領域1aには、遊技球の通過により普通変動表示ゲームの始動条件を付与する普図始動ゲート6,6、普通変動表示ゲームを表示する普通図柄(普図)表示装置7、普通図柄表示装置7での普通変動表示ゲームの結果如何によって開閉部材9a,9aを開(遊技者にとって有利な状態)閉(遊技者にとって不利な状態)させる始動入賞口(特図始動入賞口)を兼ねた普通変動入賞装置9、始動入賞口への遊技球の入賞に基づき変動表示ゲーム(ここでは特別変動表示ゲーム)を表示する表示装置(変動表示装置)としての特別図柄(特図)表示装置4、特別図柄表示装置4での特別変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口5bを閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換するサイクル遊技を行う特別変動入賞装置5、一般入賞口8,…、サイドランプ12,12、風車と呼ばれる打球方向変換部材14,…、多数の障害釘(図示省略)などが配設されている。遊技領域1aの最下端部中央にはアウト球を回収するためのアウト穴13が設けられている。」
(イ)「【0031】
そして、特別図柄表示装置4の上部には、普通変動入賞装置9に遊技球が入賞して特別変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数(始動記憶数)を点灯表示する特図始動記憶表示部(始動記憶表示部)220が設けられている。なお、この実施の形態では、始動記憶の上限数は4個となっており、始動記憶表示部220は4個備えられている。ここでは、各始動記憶表示部220は複数色に点灯可能なように複数のLEDを有している。そして、始動記憶が1増加する毎に1の始動記憶表示部が点灯表示され、始動記憶が1消化される毎に1の始動記憶表示部が消灯するようになっている。」
(ウ)「【0064】
なお、変動表示ゲーム中(図3の変動状態(ステップS1))や特別遊技状態中(図3の大当り状態(ステップS2))に普通変動入賞装置(始動入賞口)9への遊技球の入賞があった場合には、所定の上限数の範囲内(ここでは4個まで)で当該始動入賞を始動記憶として記憶するようになっており、その始動記憶を始動記憶表示部220に表示するようになっている。
【0065】
このときの表示態様としては、図6に示すように、遊技球が始動入賞口9に入賞すると、演出制御装置40に含まれる始動記憶演出表示部制御手段が備える始動記憶過程表示制御手段の表示制御によって、その遊技球が始動記憶演出表示部210を形を変えながら徐々に上方に移動していくように始動入賞表示(演出表示)210A(始動記憶演出表示部210が赤色に点灯していく)が点灯していく(図6の(a)及び(b))。そして、キャラクタの表情が現れる始動記憶表示部220に達し、1番左側から順に始動記憶表示220Aとして、始動記憶表示部220が点灯していく(図6の(c)、(d)、(e))。この後、変動表示ゲームが終了する等、次の変動表示ゲームが開始される条件が整った場合には、変動表示ゲーム開始制御手段(ここでは、演出制御装置40が相当する)が、1番左側(最古)の始動記憶表示のキャラクタが連設表示部270(始動記憶表示部220から連設して変動表示装置4に連なる、センターケース200に備えられた表示部で、ここでは、矢印の形状をして、一部が変動表示装置4に掛かっている。)を経て変動表示装置4の表示部4aに入っていく(移動する)ようなイメージで表示制御を行い、次の変動表示ゲームが開始される。
【0066】
なお、次の変動表示ゲームが開始されて1番左側の始動記憶表示が消化される前に新たな始動入賞が発生した場合には、当該始動入賞表示は、始動記憶演出表示部210を移動してきた後、左側から2番目の始動記憶表示となり、当該表示部が点灯する。そして、始動記憶数が上限数の範囲内である場合(ここでは4個)は、始動記憶表示がなされるようになっている。
【0067】
なお、ここでは、始動記憶数が上限数を超えているときに前記始動入賞口9への遊技球の入賞が検出された場合には、始動記憶演出表示部制御手段が備えるオーバーフロー演出表示実行制御手段によって、前記始動記憶演出表示部210においてオーバーフロー演出表示を実行するようになっている。ここでは、具体的には、始動入賞表示210Aが、始動入賞口9のところから始動記憶演出表示部210を一旦上方に移動していき、左側から5番目のところで(前4つが詰まっているため)下方に引き返してくる表示を行うようになっている。このようにすることにより、遊技者に対して、遊技球の入賞があったことを分かり易く知らせることができると共に、当該始動入賞が始動記憶としては記憶されなかったことを分かり易く報知することができる。
【0068】
また、ここでは、始動記憶表示部220において、記憶されている始動記憶が大当りとなり易いか否か及び確変状態で大当りとなりやすいか否かの信頼度を表示することが可能となっている。ここでは、大当りとなる信頼度が低い場合は、赤色で移動してきた表示が最後まで赤色のままで変化しない表示態様となる(図6の(c))。また、大当りとなる信頼度は高いが確変状態となる信頼度は低い場合は、赤色で移動してきた表示が最後には黄色に変化する表示態様となる(図6の(d))。さらに、大当りとなる信頼度も高く確変状態となる信頼度も高い場合は、赤色で移動してきた表示が最後には青色に変化する表示態様となる(図6の(e))。
【0069】
なお、このときの表示態様としては、始動記憶演出表示部210では色が変化せず、始動記憶表示部220で最後に色が変化するようになっていても良いし、始動記憶演出表示部210を移動している間に徐々に色が変化するようになっていても良い。また、最終的に赤色のままでも徐々に色が変化しながら移動するような表示態様となっていても良い。」
(エ)「【図4】

・・・略・・・
【図6】


(オ)【0065】及び【0066】の記載に基づいて、始動記憶表示部の表示例を示す図4及び図6の記載を参照すると、該図4及び図6から、始動記憶表示部220における4個の始動記憶表示のキャラクタは一番左側(最古)が一番大きく、右に行くにしたがって順に小さくなっていることが看取できる。
(カ)上記(ア)ないし(オ)からみて、引用例2には、次の事項が記載されている。
「始動入賞口(特図始動入賞口)を兼ねた普通変動入賞装置9に遊技球が入賞して特別変動表示ゲームが未処理となっている未処理回数(始動記憶数)を点灯表示する特図始動記憶表示部(始動記憶表示部)220が設けられたパチンコ遊技機において(【0024】、【0025】、【0031】)、
始動記憶表示部220における4個の始動記憶表示のキャラクタは、最古の一番左側が一番大きく、右に行くにしたがって順に小さくなっており(【0065】、【0066】、図4、図6、上記(オ))、
始動記憶表示部220において、記憶されている始動記憶が大当りとなり易いか否か及び確変状態で大当りとなりやすいか否かの信頼度を表示することが可能とし、大当りとなる信頼度が低い場合は、赤色で移動してきた表示が最後まで赤色のままで変化しない表示態様となり、大当りとなる信頼度は高いが確変状態となる信頼度は低い場合は、赤色で移動してきた表示が最後には黄色に変化する表示態様となり、大当りとなる信頼度も高く確変状態となる信頼度も高い場合は、赤色で移動してきた表示が最後には青色に変化する表示態様となること(【0068】)。」(以下「引用例2の記載事項」という。)

ウ 本願出願前に頒布された又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった特開2004-81327号公報(平成16年3月18日出願公開、以下「引用例3」という。)には、次の事項が図とともに記載されている。
(ア)「【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した各技術で予告表示を行うのは保留の消化に伴って行う図柄変動の途中であるので、少なくとも図柄変動を始めるまでに遊技者が期待度の高低を推測することは極めて困難であった。しかも、予告表示の際に行うLEDや画像の移動の表示を認識した遊技者は一気に期待感が上昇したり低下する。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、保留にかかる表示を始めてから保留の消化に伴う図柄変動を始めるまでの期間中(いわゆる保留期間中)であっても、遊技者が期待度の高低や率等を推測可能にするとともに、遊技者の期待感を徐々に高め得る遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は、請求項1に記載した通りである。
ここで、請求項1に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「図柄変動開始条件」は図柄変動を開始する条件であって、例えば所定の領域(ゲートや始動口等)に備えた検出器が遊技球を検出したことや、所定の操作部材(始動レバー等)に備えた検出器が操作を検出したこと等が該当する。
(2)「図柄変動」は、複数個の図柄からなる図柄群を用いて行う変動を意味する。図柄は、例えば文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる抽選表示用図柄(特別図柄,普通図柄等)や装飾表示用図柄(装飾図柄,背景図柄等)などが該当する。
(3)「図柄変動を開始不能な期間」は、例えば図柄変動中や大当たり遊技中等の期間や、所定の操作部材が操作不能な期間などが該当する。
(4)「物事」は、現実的な物事(例えば植物としての花,動物としての猫や犬、物としてのボール、事としての音や振動等)に限らず、空想的な物事(例えば漫画のキャラクタ等)を含む。よって「物事自体の変化」は、成長,萎縮(衰退),伸縮等で事物自体が変化してゆくことを意味する。例えば種が発芽して双葉になり花へ成長してゆく変化や、ボールに空気を入れて大きく膨らんでゆく変化、回転数の増減に応じてエンジン音が高く(低く)なる変化などが該当する。
【0005】
当該手段1によれば図1に模式的に示すように、図柄変動開始条件が成立(本例では検出器1が遊技球Bを検出したこと)を契機として図柄変動を開始し、図柄変動を開始不能な期間中に図柄変動開始条件が成立すると図柄変動を保留し、実行中の図柄変動を終えると保留していた図柄変動を消化するように構成する。さらには、時刻taに図柄変動を保留してから、消化に伴って時刻tfに図柄変動を開始するまでの期間内(本例では時刻tb)に保留表示部4で保留にかかる予告表示を開始し、当該開始後は物事自体が経時的に変化する態様に準じて予告表示を変化させる予告表示手段2を備える。
【0006】
予告表示手段2が保留表示部4に表示する予告表示の例を図1に示すが、「n番目の保留」という表現は現在実行中の図柄変動を終えた後のn番目に開始する図柄変動を意図する。まず4番目の保留となる時刻tbには種子4aが現れ、3番目の保留となる時刻tcには種子4aが発芽して双葉4bになり、2番目の保留となる時刻tdには双葉4bから茎4cが伸び、1番目の保留となる時刻teには草花4dへ成長してゆく変化を行なっている。すなわち、物事としての草花が経時的に成長してゆく過程に準じて予告表示を変化させている。その後の時刻tfには、保留を消化するために変動表示手段3は変動表示部5で図柄変動を開始して時刻tgに停止する。予告表示手段2による予告表示を終えるタイミングは任意であって、本例で最も遅いのは図柄変動を停止する時刻tgの直前である。このような予告表示の変化を認識した遊技者は、有利な遊技状態(例えば大当たり遊技や確率変動等)が得られるのではないかという期待感を持って遊技するようになる。遊技者は予告表示の内容に基づいて期待度の高低や率等を推測することが可能になるので、遊技者の期待感を徐々に高めることができる。
【0007】
なお図柄変動を保留した時刻taと予告表示を開始した時刻tbとは、ほぼ同時であってもよく、非同時であってもよい。また図1における変動表示部5と保留表示部4は、それぞれが一の表示器(あるいは表示装置や発光体)にかかる画面の全領域または一部領域で構成するか、複数の表示器で同時表示が可能に構成する。変動表示部5と保留表示部4は一の表示器(すなわち一の画面内)で構成してもよく、異なる表示器で構成してもよい。さらに予告表示では、単に種子4aから草花4dへ成長してゆく変化だけでなく、その途中の過程で特定のキャラクタが水を与える場面や日照りの場面などを併せて表示すれば現実感が増す。
・・・略・・・
【0010】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、請求項3に記載した通りである。
当該手段3によれば、予告表示手段2は保留に対応する抽選結果の期待度に基づいて予告表示の変化形態を異ならせる。「期待度」は予告した事柄が予告通りの結果(すなわち抽選結果)になる割合であって、「信頼度」とほぼ同義である。例えば抽選結果の期待度が高いときは図1に示すように種子4a→双葉4b→茎4c→草花4dの順で予告表示を変化させてゆくが、抽選結果の期待度が低いときは茎4cまでは同様に予告表示を変化させるものの草花4dに代えて当該植物が枯れる予告表示を行う。本例では草花4dまで予告表示が変化してゆくか否かで、期待度の高低を推測できる。このことは単に期待度が高いか低いかのみならず、当該期待度がどの程度の率なのかも推測することが可能になる。よって予告表示の変化形態が期待度によって異なれば、遊技者等は期待度の高低や率等をより確実に推測できるようになる。」
(イ)「【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用した例であって、図2?図11を参照しながら説明する。
・・・略・・・
【0020】
図3(A)において図2を部分的に拡大して示す複合役物装置16は、普通図柄の図柄変動や特別図柄の図柄変動などを表示可能な液晶表示器22や、特別保留数(すなわち特別図柄にかかる図柄変動の保留数)を表示する保留数表示器52、普通保留数(すなわち普通図柄にかかる図柄変動の保留数)を表示する保留数表示器58等を有する。液晶表示器22は、始動口入賞を契機として表示する図柄変動等を主に表示する変動領域76と、保留の有無や予告等を主に表示する保留領域86とからなる。変動領域76は変動表示部5に相当し、保留領域86は保留表示部4に相当する。図3(A)に示す変動領域76には、左図柄群70を用いて左図柄変動C2を行い、中図柄群72を用いて中図柄変動C4を行い、右図柄群74を用いて右図柄変動C6を行う図柄変動の例を示す。左図柄群70,中図柄群72,右図柄群74の各構成は任意に設定可能であるが、簡単のために本例では数字図柄「0」から「9」までを用いて各々構成している。
【0021】
また保留領域86は、図3(B)に示すように4つの保留区域78,80,82,84からなる。保留区域78内には保留番号78aが表示可能であり、同様にして保留区域80,82,84内には各々保留番号80a,82a,84aが表示可能である。保留番号は現在実行中の図柄変動を終えた後の何番目に図柄変動を開始するかを表し、保留時にのみ「1」等の数値を表示する。よって一つの保留に着目すれば、図柄変動が新たに開始されるごとに保留区域84から保留区域78に向かって(図面左方向に)順番に移り、予告等を表示してゆく。
・・・略・・・
【0044】
図7に示す消化処理では、メイン制御基板120から送信されたコマンドを受信し(ステップS50のYES)、かつ当該コマンドに含まれる保留数が前回受信したときの保留数よりも減っていたときは(ステップS52のYES)、現時点で行なっている保留領域の表示を一つずつシフトさせたうえで〔ステップS54〕、予告表示を変化させる〔ステップS56〕。当該予告表示を変化させるタイミングは、図1に示す時刻tc,td,teに相当する。そして、変化後の予告表示に関連する演出を継続させて〔ステップS58〕、消化処理を終える。ステップS56を実行して実現する予告表示の変化は、物事自体が経時的に変化する態様に準じて行う。すなわち動物が経時的に成長してゆく過程や、ボールが膨らんで(または萎んで)ゆく過程等のように変化させる。当該変化はアニメーション表示のように連続的でもよく、スライド映写のように断続的でもよい。
・・・略・・・
【0048】
図5?図8に示す各処理を実行することで実現される液晶表示器22(変動表示部5および保留表示部4)の表示例について、図9,図10を参照しながら説明する。図9,図10の表示例では、未保留にかかる保留区域を斜線ハッチで示し、保留番号を表さない。よって図示はしないものの、斜線ハッチを施さない保留区域では保留にかかる何らかの表示(例えば予告表示等)が行われる。なお、現在の保留数は「3」であることを前提として説明する。
【0049】
図柄変動を開始不能な期間中にパチンコ球が始動口24に入賞すると(図5のステップS10でYES)、保留数が増えて4になり(図5のステップS14)、メイン制御基板120から送信するコマンドに従って液晶表示器22の保留領域86における保留区域84には予告表示を行う(図6のステップS38)。図9(A)に示す例の保留区域84には、物事の一例である植物(たとえば向日葵)の種子を模した予告図柄88aを表示している。なお保留区域78,80,82では、各々の保留にかかる表示を行なっている(図示せず)。
本例では種子を模した予告図柄88aを表示するので音や振動はあまり関係しないが、物事の一例である動物(たとえば犬や猫)を模した予告図柄を表示した場合には当該動物の鳴き声をスピーカ40から出したり、物事の一例である地響きの場面を予告表示する場合には地鳴りの音をスピーカ40から出すとともに遊技者が座る椅子やハンドル32等を振動させるとよい(図6のステップS40)。こうすれば、見るだけではない味わえない現実感や臨場感が得られる。
【0050】
現在実行中の図柄変動を終えて、2番目の図柄変動を始めると(図5のステップS18でNO)、保留数が減って3になり(図5のステップS20)、メイン制御基板120から送信するコマンドに従って保留領域86の表示がシフトし(図7のステップS54)、保留区域82で行う予告表示を変化させる(図7のステップS56)。図9(B)に示す例の保留区域82には、双葉を模した予告図柄88bを表示している。この予告図柄88bを見た遊技者等は、保留区域84で表示していた種子が成長したものと認識し得る。
【0051】
2番目の図柄変動を終えて、3番目の図柄変動を始めると(図5のステップS18でNO)、保留数が減ること,保留領域86の表示がシフトすること,保留区域で行う予告表示を変化させることは(図5のステップS20,図7のステップS54,図7のステップS56)、対象となる保留区域が異なる点を除いて上述した内容と同様である。すなわち図9(C)に示す例の保留区域80には、双葉から成長した茎を模した予告図柄88cを表示する。さらに3番目の図柄変動を終えて4番目の図柄変動を始めると、図9(C)に示す例の保留区域78には、茎から成長した開花状態を模した予告図柄88dを表示する。
【0052】
そして当該保留の消化に伴う図柄変動を行う場合でも、図10に示すように変動領域76で開花した植物(本例では向日葵)を模した予告図柄88eを図柄変動とともに表示すると(図8のステップS68)、保留領域86で表示されていた種子や双葉等の段階との関連から、遊技者は当該保留に対する期待感を持って図柄変動の行方を見るようになる。このように種子から双葉,茎を経て開花した植物を認識した遊技者は、当該保留にかかる期待度が高いことを推測できる。
一方、本例のように図9(C)に示す茎の段階から図9(D)に示す開花の段階に進むケースに限らず、図11に示すように植物が枯れた状態を模した予告図柄88fを表示するケースがある。この場合には、開花するケースと比較すると、遊技者は当該保留にかかる期待度が低いことを推測できる。 【0053】
上述した実施の形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(a1)図柄変動を保留してから消化に伴って図柄変動を開始するまでの期間内(いわゆる保留期間中)に保留領域86で保留にかかる予告表示を開始した{図6のステップS38,図9(A)を参照}。そして、当該予告表示の開始後は物事の一例である植物自体が経時的に変化する態様に準じて予告表示を変化させた{予告表示手段2;図7のステップS56、図9(B),図9(C),図9(D)を参照}。このような予告表示の変化を認識した遊技者は、有利な遊技状態(例えば大当たり遊技や確率変動等)が得られるのではないかという期待感を持って遊技するようになる。遊技者は予告表示の内容に基づいて期待度の高低を推測することが可能になるので、遊技者の期待感を徐々に高め得る。
【0054】
(a2)予告表示を開始した以後に、当該予告表示に関連する演出を行う構成とした{予告演出手段6;図6のステップS40,図7のステップS58}。上記実施の形態では例示しなかったが、例えば物事としての動物の犬が経時的に成長してゆく過程に準じて予告表示を変化させる場合には、幼犬→子犬→成犬のように成長する犬の変化に従って鳴き声も変化させ、スピーカ40を通じて出す。こうすれば予告表示に関連する演出によって現実感が増すとともに、表示だけでなく音や振動等で報知するので遊技者等が認識し易くなる。
【0055】
(a3)演出選択用乱数RDなどの乱数に基づいて一の予告表示または二以上を組み合わせた予告表示を決定することにより、保留に対応する抽選結果の期待度に基づいて予告表示の変化形態を異ならせる構成とした{2;図6のステップS36、図9,図11を参照}。例えば抽選結果の期待度が高いときは図9に示すように種子→双葉→茎→草花(開花)の順で予告表示を変化させてゆくが(図9を参照)、抽選結果の期待度が低いときは種子→双葉→茎→枯れるの順で予告表示を変化させる(図9(A)→図9(B)→図9(C)→図11を参照)。本例では草花まで予告表示が変化してゆくか否かで、期待度の高低を推測できる。よって予告表示の変化形態が期待度によって異なれば、遊技者等は期待度の高低をより確実に推測できるようになる。」
(ウ)「【図9】

【図10】

【図11】


(エ)上記(ア)ないし(ウ)からみて、引用例3には、次の事項が記載されている。
「始動口入賞を契機として表示する図柄変動等を主に表示する変動領域76と、保留の有無や予告等を主に表示する保留領域86とからなる液晶表示器22を有するパチンコ機において(【0017】、【0020】)、
保留領域86は、4つの保留区域78,80,82,84からなり、図柄変動が新たに開始されるごとに保留区域84から保留区域78に向かって左方向に順番に移り、予告を表示してゆき(【0021】)、現時点で行なっている保留領域の表示を一つずつシフトさせたうえで、該予告表示を変化させ、当該予告表示の変化は、物事自体が経時的に変化する態様に準じて行い、例えば、動物が経時的に成長してゆく過程や、ボールが膨らんで(または萎んで)ゆく過程のように変化させるものであり(【0044】)、
具体的には、抽選結果の期待度が高いときは種子→双葉→茎→草花(開花)の順で予告表示を変化させてゆくが、抽選結果の期待度が低いときは種子→双葉→茎→枯れるの順で予告表示を変化させるものであること(【0055】)。」(以下「引用例3の記載事項」という。)

(3)対比
ア 本願補正発明と引用発明とを対比する。なお、以下の見出し(a)ないし(e)は、本願補正発明のAないしEに対応させている。

(a)引用発明は、「特図1始動口230へ入賞があった場合」という所定条件を契機として、「大当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う」ものであり、「大当り」の結果、遊技者にとって有利な遊技状態に移行することは技術常識からみて明らかである。
そうすると、引用発明の「a 特図1始動口230へ入賞があった場合、特図1当選乱数値及び特図1乱数値を取得して特図1乱数値記憶領域に取得順に格納し、該特図1乱数値記憶領域内から特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を取得し、大当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う」「主制御部300」は、本願補正発明の「A 所定条件が成立したことを契機として、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行するか否かの判定を行う判定手段」に相当する構成を備える。

(b)引用発明の主制御部300は、特図1において増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定するものであるから、引用発明の「b 特図1において増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定する」「主制御部300」は、本願補正発明の「B 前記判定手段が前記判定を行う前に前記判定の結果を事前判定する事前判定手段」に相当する構成を備える。

(c)引用発明の「装飾図柄表示装置208」は、本願補正発明の「画像表示部」に相当する。そして、引用発明の「第1副制御部400」は、装飾図柄表示装置208(画像表示部)による特図変動遊技の当否判定の結果の報知を行うものであるから、本願補正発明の「C 前記判定手段が行った前記判定の結果を画像表示部において報知する判定結果報知手段」に相当する構成を備える。

(d)引用発明の「保留アイコン」は、本願補正発明の「保留画像」に相当する。また、引用発明の「第2副制御部500」は、装飾図柄表示装置208(画像表示部)に表示された保留アイコン(保留画像)の表示態様を変更する処理を行うものであり、保留アイコン(保留画像)の表示態様には、「白」、「青」、「赤」、「箱」、「千両箱」がある。
そして、「白」は、デフォルトの表示態様として扱われるとともに、「青」、「赤」に比べて、当否判定に基づく大当り信頼度が低いものである。そうすると、「白」を基準、すなわち通常とすれば、その他は特殊ということができるから、引用発明の「白」が本願補正発明の「通常態様」に相当し、引用発明の「青」、「赤」、「箱」及び「千両箱」が本願補正発明の「特殊態様」に相当するといえるものである。
そして、引用発明は、先読み結果等により決定された保留アイコン変更シナリオに基づいて、保留アイコン(保留画像)の表示態様を変更するものである。
そうしてみると、引用発明の特定事項dは、本願補正発明の「D 前記判定手段による前記判定が保留されている旨を前記画像表示部に示す保留画像を、前記事前判定手段による前記事前判定の結果に基づいて、通常態様とは異なる複数の特殊態様に変化させる保留表示手段」に相当する構成を備える。

(d-1)上記(d)からみて、引用発明の「箱」、「千両箱」及び「変動アイコン」は、それぞれ本願補正発明の「一の特殊態様」、「他の特殊態様」及び「判定の結果の報知に係わるオブジェクト」に相当する。そして、引用発明の「第2副制御部」(保留表示手段)は、表示態様が「箱」(一の特殊態様)から「千両箱」(他の特殊態様)に変化させた保留アイコン902を出現させるとともに、保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、保留アイコン表示領域900の第1領域に表示されていた保留アイコン902を変動アイコン803(判定の結果の報知に係わるオブジェクト)とし、表示サイズを徐々に拡大しながら変動アイコン表示領域800に移動させ、保留アイコンは拡大縮小して移動するものである。このような、保留アイコン902及び変動アイコン803に関する第2副制御部の制御は、当否判定処理よりも前(前記判定手段による前記判定が行われるまでの間)に行われることは、上記(b)からみても明らかである。
してみると、引用発明の特定事項d-1と、本願補正発明の特定事項D-1とは、「D-1’ 前記保留表示手段は、前記判定手段による前記判定が行われるまでの間に、前記複数の特殊態様の内の一の特殊態様から他の特殊態様に変化させ、前記他の特殊態様に変化させられた保留画像を前記判定の結果の報知に係わるオブジェクトとして表示する際にさらに大きく変化させることを可能とし、保留画像を、大きく変化させる」点で共通する。

(e)引用発明の「パチンコ機100」は、本願補正発明の「遊技機」に相当する。

イ 上記アからみて、本願補正発明と引用発明とは、
「A 所定条件が成立したことを契機として、遊技者にとって有利な特別遊技状態に移行するか否かの判定を行う判定手段と、
B 前記判定手段が前記判定を行う前に前記判定の結果を事前判定する事前判定手段と、
C 前記判定手段が行った前記判定の結果を画像表示部において報知する判定結果報知手段と、
D 前記判定手段による前記判定が保留されている旨を前記画像表示部に示す保留画像を、前記事前判定手段による前記事前判定の結果に基づいて、通常態様とは異なる複数の特殊態様に変化させる保留表示手段と、
を備え、
D-1’ 前記保留表示手段は、前記判定手段による前記判定が行われるまでの間に、前記複数の特殊態様の内の一の特殊態様から他の特殊態様に変化させ、前記他の特殊態様に変化させられた保留画像を前記判定の結果の報知に係わるオブジェクトとして表示する際にさらに大きく変化させることを可能とし、前記保留画像を、大きく変化させる
E 遊技機。」である点で一致し、次の点で相違する。

・相違点(特定事項D-1)
前記「保留表示手段」は、
本願補正発明では、「前記特殊態様に変化させられた保留画像を、表示領域を移行させる毎に、大当たり期待度とは関係なく大きく変化させる」のに対し、
引用発明では、保留アイコン(保留画像)が時間経過とともに拡大縮小する待機アニメーションを実行しながら、当該保留アイコンをさらに大幅に拡大縮小して移動させる移動アニメーションを実行するものであるが、保留アイコン(保留画像)が、「特殊態様に変化させられた」ものであるとの特定はなく、「表示領域を移行される毎に、大当たり期待度とは関係なく大きく変化させる」ものかどうか不明な点。

ウ 相違点について検討する。
(ア)引用例2の記載事項(上記(2)イ(カ))及び引用例3の記載事項(上記(2)ウ(エ))は、要するに、保留表示が、その表示領域を移行する毎に、大きく変化するというものである。
(イ)引用発明は、保留アイコン変更シナリオの一例として、「白」(通常態様)→「青」(一の特殊態様)→「赤」(他の特殊態様)というシナリオを含み、保留アイコン(保留画像)が時間経過とともに拡大縮小する待機アニメーションを実行しながら、当該保留アイコンをさらに大幅に拡大縮小して移動させる移動アニメーションを実行するものであるところ、上記(ア)の引用例2及び引用例3の記載事項に基づけば、特殊態様に変化させられた保留アイコン(保留画像)を、表示領域を移行する毎に、大きく変化するようになすことは、当業者にとって格別困難なことではない。
(ウ)引用発明は、前述したとおり、保留アイコン(保留画像)を拡大縮小して移動させる移動アニメーションを実行するものであるが、引用例1には、前記保留アイコンの拡大縮小が大当たり期待度と関連することの記載は存在しない。また、引用例2の記載事項は、大当りとなる信頼度を始動記憶表示の色によって示すものであって、始動記憶表示の大きさで大当りとなる信頼度を示すものではない。さらに、引用例3の記載事項は、「茎」から、「草花」が咲くか、あるいは、「枯れる」かの最終段階に至る1つ前の段階までは大当りの期待度とは関係なく成長又は大きく変化するものといえる。これらの記載事項に基づけば、引用発明において、保留アイコン(保留画像)を拡大縮小して移動させることが大当たり期待度とは関係なく実施されるようになすことは、引用例2の記載事項及び引用例3の記載事項に接した当業者であれば適宜なし得たことである。
(エ)以上のとおりであるから、引用発明において、上記相違点に係る本願補正発明の構成となすことは当業者が容易になし得たことである。

エ 本願補正発明の奏する効果は、引用発明の奏する効果、引用例2の記載事項の奏する効果及び引用例3の記載事項の奏する効果から予測することができた程度のものである。

オ 審判請求人の主張について
(ア)審判請求人は、審判請求書において、以下のとおり、概略主張している。
「3.本願発明が特許されるべき理由
・・・略・・・
(3)特許法第29条第1項第3号及び特許法第29条第2項違反について
(イ)・・・略・・・ それゆえ、引用文献1には、本願発明の特徴点の一部である、「前記保留表示手段は、前記判定手段による前記判定が行われるまでの間に、前記複数の特殊態様の内の一の特殊態様から他の特殊態様に変化させ、前記他の特殊態様に変化させられた保留画像を前記判定の結果の報知に係わるオブジェクトとして表示する際にさらに大きく変化させることを可能とし、前記特殊態様に変化させられた保留画像を、表示領域を移行させる毎に、大当たり期待度とは関係なく大きく変化させる」点については記載も示唆もされていない。
(ロ)『補正の却下の決定(平成29年8月18日(起案日))』に記載された文献2及び文献4には、通常態様とは異なる特殊態様を通常態様より大きくさせた保留表示について記載されているにすぎない。
それゆえ、文献2及び文献4には、本願発明の特徴点の一部である、・・・点については記載も示唆もされていない。
(ハ)『補正の却下の決定(平成29年8月18日(起案日))』に記載された文献3には、以下の事項が記載されている。
・・・略・・・
このように、文献3には、大当たりとなる可能性が高くなるほど、特図始動記憶表示170の大きさが大きくなる、ことが記載されているにすぎない。
それゆえ、文献3には、本願発明の特徴点の一部である、・・・点については記載も示唆もされていない。」

(イ)上記ウで示したとおり、本願補正発明の特徴点の一部である特定事項D-1のようになすことは、引用例2及び3の記載事項に基づけば、引用発明において当業者が容易になし得たものであるから、審判請求人の主張を採用することはできない。

(4)独立特許要件のむすび
以上のとおりであるから、本願補正発明は、当業者が引用発明、引用例2の記載事項及び引用例3の記載事項に基づいて容易に想到することができたものである。
よって、本願補正発明は、特許法第29条第2項の規定により、特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。

4 小括
以上のとおり、本願補正発明は、特許出願の際独立して特許を受けることができないものであるから、本件補正は、特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に違反するものである。
したがって、本件補正は、同法第126条第7項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

第3 本願発明について
1 本願発明
本件補正は上記第2のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、平成28年12月8日付けで補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項によって特定されるものであり、上記第2〔理由〕1(1)に本件補正前の請求項1として記載したとおりのものである。

2 原査定の拒絶の理由の概要
原査定の拒絶の理由は、この出願の平成28年12月8日でなされた手続補正により補正された請求項1に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において頒布され又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった下記引用文献1に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない、または、この出願の平成28年12月8日でなされた手続補正により補正された請求項1に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において頒布され又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった下記引用文献1に記載された発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない、というものである。

引用文献1.特開2013-208279号公報

3 引用例
(1)引用例1(引用文献1)の記載事項は、上記第2〔理由〕3(2)アに記載したとおりである。

4 対比・判断
本願発明は、上記「第2〔理由〕1(2)」で検討した本願補正発明から、実質的に、「前記特殊態様に変化させられた保留画像を、表示領域を移行させる毎に、大当たり期待度とは関係なく大きく変化させる」(上記相違点)に係る限定事項を削除したものである。
そうすると、本願発明と引用発明とは、相違するところはなく、本願発明は、引用発明と同一であり、引用例1に記載された発明である。
仮に、本願発明が引用発明に対して相違点を見出すことができるとしても、本願発明は、当業者が引用例1に記載された発明に基づいて容易に想到することができたものである。

5 むすび
以上のとおり、本願発明は、引用例1に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない。
また、本願発明は、当業者が引用例1に記載された発明に基づいて容易に発明をすることができたものであるから、同法同条第2項の規定により特許を受けることができない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2018-09-05 
結審通知日 2018-09-11 
審決日 2018-09-25 
出願番号 特願2015-108063(P2015-108063)
審決分類 P 1 8・ 575- Z (A63F)
P 1 8・ 121- Z (A63F)
P 1 8・ 113- Z (A63F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 清水 徹  
特許庁審判長 平城 俊雅
特許庁審判官 鉄 豊郎
荒井 誠
発明の名称 遊技機  
代理人 尾形 文雄  
代理人 古部 次郎  
代理人 伊與田 幸穂  

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