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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 A47J
管理番号 1348570
審判番号 不服2018-3166  
総通号数 231 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2019-03-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2018-03-05 
確定日 2019-02-26 
事件の表示 特願2017- 42870「フライパン」拒絶査定不服審判事件〔平成30年 9月20日出願公開、特開2018-143576、請求項の数(3)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成29年3月7日の出願であって、平成29年5月30日付けで拒絶理由通知がされ、平成29年8月3日に意見書が提出されるとともに手続補正がされ、平成29年8月25日付けで拒絶理由通知がされ、平成29年10月27日に意見書が提出され、平成29年11月30日付けで拒絶査定(原査定)がされ、これに対し、平成30年3月5日に拒絶査定不服審判の請求がされたものである。

第2 原査定の概要
原査定(平成29年11月30日付け拒絶査定)の概要は次のとおりである。

本願請求項1?3に係る発明は、以下の引用文献1?4に基いて、その発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下、「当業者」という。)が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献等一覧
1.実願平3-15121号(実開平4-108044号)のマイクロフィルム
2.登録実用新案第3010510号公報
3.特開2005-177012号公報
4.特開平10-146282号公報

第3 本願発明
本願請求項1?3に係る発明(以下、それぞれ「本願発明1」?「本願発明3」という。)は、平成29年8月3日付けの手続補正で補正された特許請求の範囲の請求項1?3に記載された事項により特定される発明であり、本願発明1?3は以下のとおりの発明である。

「【請求項1】
内面及び外面を有する本体部を具備し、
前記外面は、平面状の底面と前記底面を囲う側面とを有し、
前記内面は、曲面のみで構成され、前記側面の裏面にあたる内側面と、前記底面の裏面にあたる内底面とを有し、
前記内面の曲率半径は、前記内側面において、前記本体部の縁部から前記内側面と前記内底面との境界へ近づくに従って小さくなり、前記内底面において、前記境界から前記内底面の中心へ近づくに従って大きくなる
フライパン。
【請求項2】
請求項1に記載のフライパンであって、
前記内面の曲率半径は、
前記内底面において、R=601.5mm以下であり、
前記内側面において、R=50mm以上である
フライパン。
【請求項3】
請求項2に記載のフライパンであって、
前記内面の曲率半径は、前記境界において、R=50mmである
フライパン。」

第4 引用文献、引用発明等
1.引用文献1について
原査定の拒絶の理由に引用された上記引用文献1には、図面とともに次の事項が記載されている(なお、下線は理解の一助のために当審が付与した。)。

(1)「【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明するに、図1及び図2は、本考案の鍋の一例として電磁加熱器用の鍋を示すもので、この鍋1は、一側面に把手2を備えた片手中華鍋として構成されており、図中3は、該鍋1を電磁コイルからの磁力線により電磁誘導加熱する電磁加熱器である。
【0009】
上記鍋1は、アルミニウムからなる鍋本体5の底部5aの外面に、電磁誘導発熱体としての磁性体層6を設けたもので、鍋の内面を全体として丸みのある凹面状に形成すると共に、底部5aの外面を平面状に形成することにより、該鍋1の厚さを、底部5aから側壁下端部にかけて厚くなるように形成しており、特に、底部外周から側壁下端部にかけての厚さが最も厚く、底部1の中央部分ではそれより厚さが薄くなるように形成している。
【0010】
上記底部5aの外周から側壁下端部にかけての厚さの大きい肉厚部分には、鍋底中心を取り巻くリング状の中空部7を形成し、該中空部7内に、鍋本体5を形成する金属素材よりも比重の小さい熱媒体8を封入している。」


(2)「【0017】
なお、上記実施例では、アルミニウム製鍋本体5の底面5aに磁性体層6を設けてなる電磁加熱器用の中華鍋について説明したが、中華鍋以外の鍋であっても良く、また、ハロゲン加熱器等に使用するアルミニウム製や鉄製の鍋であっても良い。」

(3)「

」(図1)

上記(1)及び(3)の記載から、上記鍋本体5は、内面及び外面を具備し、前記外面は、平面状の底部5aの外面と前記底部5aの外面を囲う側壁の外面とを有し、前記内面は、前記側壁の外面の裏面にあたる内側面と、前記底部5aの外面の裏面にあたる内底面とを有していることがわかる。
また、上記(1)の「中華鍋」という記載及び(3)の記載から、前記内面は曲面のみで構成されていることがみてとれる。

したがって、上記引用文献1には、以下の発明が記載されていると認められる(以下、「引用発明」という。)。

「内面及び外面を有する鍋本体5を具備し、
前記外面は、平面状の底部5aの外面と前記底部5aの外面を囲う側壁の外面とを有し、
前記内面は、曲面のみで構成され、前記側壁の外面の裏面にあたる内側面と、前記底部5aの外面の裏面にあたる内底面とを有する、
電磁加熱器用の中華鍋。」

2.引用文献2について
原査定の拒絶の理由に引用された上記引用文献2には、図面とともに次の事項が記載されている。

(1)「【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は調理用に使用するフライパンに関する。」

(2)「【0007】
図2は本考案の第2の実施例を示したもので、図1(ロ)と同様の断面図のみが示されている(以下図3ないし図8も同様に断面図のみが示されている)。この例の場合は第1の例と同様に鍋部2の底面2Aとその上縁2Bを含む平面とは平行ではなく、図2に示すように両者は所定の角度で交わる2本の直線となっている。第1の例と異なる点は鍋部の深さが把手部の対角部が一番浅く、把手部の取付け部が一番深くなっている点である。
図3及び図4は本考案の第3及び第4の実施例を示したものである。第3の例は第1の例の、第4の例は第2の例のそれぞれ鍋部の底面2Aが上に凹の曲面となっている。この2つの例は第1及び第2の例の特長をそれぞれ備えていると同時に鍋底が丸くて撹拌等がやりやすく、また鍋底に油又は煮汁の溜りを持つことができて便利である。」

(3)「【0008】
図5及び図6は本考案の第5及び第6の実施例を示したものである。第5の例は第1の例の、第6の例は第3の例のそれぞれ鍋部の上縁2Bの断面図の投影が一部が直線、残部が上に凹の曲線となっている。この2つの例は第1及び第3の例の特長をそれぞれ備えていると同時に調理品を外に取出すのに便利である等の特長を備えることができる。
図7及び図8は本考案の第7及び第8の実施例を示したものである。第7の例は第2の例の、第8の例は第4の例のそれぞれ鍋部の上縁2Bの断面図の投影が上に凹の曲線となっている。この2つの例は第2及び第4の例の特長をそれぞれ備えていると同時に調理品を外に取出すのに便利である等の特長を備えることができる。」

(4)「

」(図3)

したがって、上記引用文献2には、以下の技術的事項が記載されていると認められる(以下「引用文献2記載事項」という。)。

「鍋部の底面2Aが上に凹の曲面となっているフライパン。」

3.引用文献3について
原査定の拒絶の理由に引用された上記引用文献3には、図面とともに次の事項が記載されている。

(1)「【0002】
一般に、炒め料理を作るに際しては、鍋振りを行なって食材をしっかりと掻き混ぜ、各食材に万遍なく火を通すことが求められる。鍋振りは、図5の矢印cの如く、鍋11を前後方向に振って、柄11a側から先端側へ移動させた食材12を先端周縁部11bで柄11a側へ戻し、鍋11の底にある食材12を鍋11の上側に移動させて混ぜ合わせる作業である。鍋振りは、図5の矢印dの如く、食材12を所定の軌道(略楕円軌道)に沿って動かすことが好ましい。このため、鍋振りには、図5に示す中華鍋11等の鍋底11cが丸い炒め鍋が適している。しかし、中華鍋11であっても、熟練した技量がなければ、食材12が外部へ飛び出して鍋周りに散乱する。したがって、技量の未熟な人の多くは、鍋振りを行なわずに、箸やへらなどで食材12を掻き混ぜて炒め料理を作っている。しかし、箸やへらでは、食材12を短時間でしっかりと掻き混ぜることが難しく、食材12を素早く炒めなければならない炒め料理を上手く作れない。
【0003】
他方、炒め料理を少量だけ作る場合や、調理する人が非力な場合は、図6に示すフライパン13が使用されることもある。フライパン13は、中華鍋11よりも軽量でかつ取り扱いが容易な反面、その周縁部13bが、平らな鍋底13cから急勾配で立ち上がっているため、鍋振りに不向きである。すなわち、フライパン13を図6の矢印eの如く前後方向に振って鍋振りを行なうと、図6の矢印fの如く食材12が柄13a側から先端側へ直線的に移動して、先端周縁部13bで急転回して上方へ向かうので、柄13a側へ戻り難い。しかも、フライパン13は底が浅い分だけ余計に食材12が外部へ飛び出しやすい。このため、フライパン13で鍋振りを行なうには、中華鍋11よりも高度な技量が要求される。
【0004】
また、近年は、加熱調理機としてIHクッキングヒータ14(図5及び図6参照)が普及している。IHクッキングヒータ14は、交流磁場を発生させて、電磁誘導作用により導体からなる鍋に渦電流を流し、この渦電流の損失により鍋を発熱させるものである。IHクッキングヒータ14で調理を行なう場合、できるだけ大きな渦電流を鍋に流して加熱効率を高めるために、IHクッキングヒータ14の加熱面14aに対する接触面積が広い鍋を使用する(例えば特許文献1参照)。例えば図5の如く、加熱面14aが平らな普及型のIHクッキングヒータ14に対して中華鍋11等の丸底の鍋を使用すると、鍋底11cが加熱面14aに対して一点でしか接触しない。このように、鍋底11cの大部分がIHクッキングヒータ14の加熱面14aから離れると、中華鍋11に対する電磁誘導作用が弱くなり、加熱効率が極めて低くなる。したがって、普及型のIHクッキングヒータ14で調理を行なう場合は、図6の如く、その平らな加熱面14aに対して鍋底13cが面接触するフライパン13等の平底の鍋を使用する必要がある。」

(2)「【0018】
以上、本発明の炒め鍋1の一実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば図3及び図4の如く、返し部4は、鍋本体3に対して脱着自在に取付けても構わない。また、返し部4は、先端部を十分に高く形成していれば、その先端部を上方へ向けて形成しても構わない。図3及び図4では、返し部4の下部を鍋本体3の上縁部に嵌合して着脱自在に構成した返し部4を示している。具体的には、返し部4の下部外側全体に、鍋本体3の上縁外周部に係合させる円弧状フランジ4aを設け、かつ、返し部4の下側内周部に所定間隔を隔てて、鍋本体3の上縁内周部に係合させる複数個の係止舌片4b(便宜上、1つだけ図示している。)を設け、これら円弧状フランジ4a及び係止舌片4bの相互間に、鍋本体3の上縁部を嵌入している。また、図示は省略するが、鍋本体3、円弧状フランジ4a及び係止舌片4bを貫通する孔を形成し、ボルト・ナット等の金具によって鍋本体3に返し部4を固着しても構わない。」

(3)「

」(図5)

したがって、上記引用文献3には、以下の技術的事項が記載されていると認められる(以下「引用文献3記載事項」という。)。


「鍋底11cが丸い炒め中華鍋11。」

4.引用文献4について
原査定の拒絶の理由に引用された上記引用文献4には、図面とともに次の事項が記載されている。

(1)「【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1はフライパンBの縦断面図、図2はフライパンBの内面形状を説明する要部断面図、図3はフライパンBの要部平面図、図4は図3のX-X断面図である。図1に示すように、フライパンBは平坦な底壁5の周縁から側壁6が曲面9でつながれて立設され、側壁6の上端面は底壁5にほぼ平行であり、側壁6の一箇所に取手3が取り付けられることは従来のフライパンと同様である。」

(2)「【0014】側壁6内壁面の形状は、側壁6の下部に形成される凹面9と、中間部に形成される凹面10と、上部に形成される凹状のガイド面11とにより形成される。側壁6の底壁5からの高さをHとしたときに、下部の凹面9の範囲は、底壁5から側壁6の1/3H高さまでであり、従来のフライパンと同じ曲率半径R_(1)を有する。また、下部の凹面9は、被調理物や油などの飛び出し防止に関与しないので、従来のフライパンの曲面をそのまま利用する。従って、本発明のフライパンBは、第1次の型成形には従来のプレス金型をそのまま利用できる利点がある。
【0015】凹面10は、側壁6の高さHに対して1/3Hの高さから0.9H高さまでの範囲であり、凹面10の曲率半径R_(2)の大きさは側壁6の高さHとほぼ同じであり、凹面10は下部の凹面9に滑らかに接続する。曲率半径Hの凹面10は、フライパンBの先を揺動したときに、被調理物が凹面10に沿って上昇するのを殆ど妨げない曲面であり、攪拌が促進されると共に、凹面10に沿って上昇する被調理物には少しづつ内側に向かう力が生じる。
【0016】側壁6の最大内径D_(1)は凹面10に形成され、その位置は0.9H高さから1/3H高さの間に位置する(図2参照)。側壁6の上縁の内径D_(2)は最大内径D_(1)よりほぼ10mm小さく、凹面10に接続する凹状のガイド面11は、側壁6の0.9H高さから上縁までの範囲であり、ガイド面11の曲率半径R_(3)の大きさは約0.3Hである。
【0017】凹状のガイド面11は、被調理物や油などの飛び出しを防止する領域であり、凹面10に沿って上昇した被調理物や油などを内側に向けて跳ね返すガイド面の役目を果たすものである。凹状のガイド面11の曲率半径を約0.3Hとしたのは、実際の試験の結果やモニター使用調査から攪拌の効果を確認した寸法である。」

(3)「

」(図2)

したがって、上記引用文献4には、以下の技術的事項が記載されていると認められる(以下「引用文献4記載事項」という。)。

「平坦な底壁5と側壁6を有し、側壁6内壁面の形状は、側壁6の下部に形成される凹面9と、中間部に形成される凹面10と、上部に形成される凹状のガイド面11とにより形成されるフライパンであって、前記凹面9の範囲は、従来のフライパンと同じ曲率半径R_(1)を有し、前記凹面10の曲率半径R_(2)の大きさは側壁6の高さHとほぼ同じであり、ガイド面11の曲率半径R_(3)の大きさは約0.3Hであるフライパン。」

第5 対比・判断
1.本願発明1について
(1)対比
本願発明1と引用発明とを対比すると、次のことがいえる。
引用発明における、「電磁加熱器用の中華鍋」、「内面」、「外面」、「鍋本体5」、「平面状の底部5aの外面」、「前記底部5aの外面を囲う側壁の外面」、「前記側壁の外面の裏面にあたる内側面」、「前記底部5aの外面の裏面にあたる内底面」は、それぞれ、本願発明1における「フライパン」、「内面」、「外面」、「本体部」、「平面状の底面」、「前記底面を囲う側面」、「前記側面の裏面にあたる内側面」、「前記底面の裏面にあたる内底面」に相当する。

したがって、本願発明1と引用発明との間には、次の一致点、相違点があるといえる。

(一致点)
「内面及び外面を有する本体部を具備し、
前記外面は、平面状の底面と前記底面を囲う側面とを有し、
前記内面は、曲面のみで構成され、前記側面の裏面にあたる内側面と、前記底面の裏面にあたる内底面とを有する、
フライパン。」

(相違点)
本願発明1は、「前記内面の曲率半径は、前記内側面において、前記本体部の縁部から前記内側面と前記内底面との境界へ近づくに従って小さくなり、前記内底面において、前記境界から前記内底面の中心へ近づくに従って大きくなる」という構成を備えるのに対し、引用発明はそのような構成を備えていない点。

(2)相違点についての判断
上記相違点について検討すると、引用文献2記載事項?引用文献4記載事項からしても、引用文献2?4のいずれにも、上記相違点に係る本願発明1の構成についての記載はない。なお、引用文献4記載事項には、フライパン内壁の曲率半径について言及があるものの、底壁5は平坦であるし、側壁6の下部に形成される凹面9、中間部に形成される凹面10、その上部に形成される凹状のガイド面11の曲率半径が、それぞれ、従来のフライパンと同じ曲率半径R_(1)、側壁6の高さHとほぼ同じ曲率半径R_(2)、約0.3H曲率半径R_(3)とされることから、これらの曲率半径の大小関係は(底壁5の曲率半径)>R_(2)>R_(3)となることは読み取れるが、上記R_(1)はどの程度のものかは引用文献4に明示的な記載はなく、R_(2)やR_(3)との大小関係は不明である。そして、上記ガイド面11の曲率半径R_(3)が上記凹面10の曲率半径R_(2)より小さいのであるから、引用文献4には、本願発明1にいう「本体部の縁部から前記内側面と前記内底面との境界へ近づくに従って小さくな」る構成は記載がない。
よって、引用文献2記載事項?引用文献4記載事項を参照しても、当業者にとって、引用発明を上記相違点に係る本願発明1の構成とする動機付けがない。
そして、本願発明1は、上記相違点に係る構成を採ることにより、本願明細書の段落0008、0010に記載されるように、フライパンの内面が中華鍋と同じく曲面のみで構成されつつ、外面が平面状の底面を有することにより、中華鍋の利点をそのまま有する上に家庭用のコンロやIHクッキングヒーターでの調理目的の使用が可能となり、さらに、加熱される部分に相当する内底面が緩やかな曲面で構成され、その外側の部分にあたる側部が高く立ち上がるようなフライパンが得られるという効果が得られるものである。
したがって、本願発明1は、当業者であっても、引用発明及び引用文献2記載事項?引用文献4記載事項に基いて容易に発明をすることができたものとはいえない。

2.本願発明2、3について
本願発明2、3も、本願発明1の「前記内面の曲率半径は、前記内側面において、前記本体部の縁部から前記内側面と前記内底面との境界へ近づくに従って小さくなり、前記内底面において、前記境界から前記内底面の中心へ近づくに従って大きくなる」という構成と同一の構成を備えるものであるから、本願発明1と同じ理由により、当業者であっても、引用発明及び引用文献2記載事項?引用文献4記載事項に基いて容易に発明をすることができたものとはいえない。

第6 むすび
以上のとおり、本願発明1?3は、当業者が引用発明及び引用文献2記載事項?引用文献4記載事項に基いて容易に発明をすることができたものではない。したがって、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2019-02-12 
出願番号 特願2017-42870(P2017-42870)
審決分類 P 1 8・ 121- WY (A47J)
最終処分 成立  
前審関与審査官 長浜 義憲  
特許庁審判長 田村 嘉章
特許庁審判官 宮崎 賢司
窪田 治彦
発明の名称 フライパン  
代理人 大森 純一  
代理人 中村 哲平  
代理人 折居 章  
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