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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 H04N
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 H04N
審判 査定不服 4号2号請求項の限定的減縮 特許、登録しない。 H04N
管理番号 1353832
審判番号 不服2017-16480  
総通号数 237 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2019-09-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2017-11-06 
確定日 2019-07-30 
事件の表示 特願2014-523828「情報提供方法及びその装置」拒絶査定不服審判事件〔平成25年 2月 7日国際公開、WO2013/018963、平成26年11月 6日国内公表、特表2014-529391〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、2012年(平成24年)1月9日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2011年7月29日、韓国)を国際出願日とする出願であって、その手続の経緯は、以下のとおりである。

平成27年11月 9日付け:拒絶理由通知書
平成28年 3月16日 :意見書、手続補正書の提出
平成28年 9月21日付け:拒絶理由通知書
平成29年 1月19日 :意見書、手続補正書の提出
平成29年 6月28日付け:拒絶査定
平成29年 7月 3日 :拒絶査定の謄本の送達
平成29年11月 6日 :審判請求書、手続補正書の提出

第2 平成29年11月6日付けの手続補正についての補正却下の決定

[補正却下の決定の結論]
平成29年11月6日付けの手続補正を却下する。

[理由]
1 補正の内容
上記手続補正(以下、「本件補正」という。)は、本件補正前の平成29年1月19日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1?32を補正するものであるところ、そのうちの請求項1に記載された、

「表示装置が、一つの再生可能なコンテンツに関連した複数のタグ情報のうち一つのタグ情報を現在時間に基づき決定するステップと、
前記表示装置が、前記表示装置に関連した識別情報に、前記決定されたタグ情報を挿入するステップと、
前記表示装置が、前記決定されたタグ情報の挿入された識別情報を外部に送信するステップと、を含むことを特徴とする情報提供方法。」

という発明を、平成29年11月6日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1に記載された、

「表示装置が、前記表示装置で再生中である1つのコンテンツに関連した複数のタグ情報のうち現在再生時間に基づき、タグ情報を決定するステップと、
前記表示装置が、前記表示装置に内蔵された無線送受信器の識別情報に、前記決定されたタグ情報を挿入するステップと、
前記表示装置が、前記決定されたタグ情報の挿入された識別情報を外部ユーザ装置に送信するステップと、を含み、
前記複数のタグ情報は、前記コンテンツの再生時間情報によって分類されることを特徴とする情報提供方法。」

という発明に補正することを含むものである。
なお、下線は、補正箇所である。

2 新規事項の有無、単一性、補正の目的について
本件補正は、平成29年1月19日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1に記載された、
「一つの再生可能なコンテンツ」を「前記表示装置で再生中である1つのコンテンツ」とし、
「一つのタグ情報を現在時間に基づき決定する」を「現在再生時間に基づき、タグ情報を決定する」とし、
「表示装置に関連した識別情報」を「表示装置に内蔵された無線送受信器の識別情報」とし、
「外部に送信する」を「外部ユーザ装置に送信する」とし、
「複数のタグ情報」について、「前記複数のタグ情報は、前記コンテンツの再生時間情報によって分類される」
とする補正であり、国際出願日における国際特許出願の明細書若しくは図面の翻訳文等に記載した事項の範囲内においてするものであって、補正前の請求項に記載された発明と補正後の請求項に記載された発明とは発明の単一性の要件を満たすものである。
また、いずれの補正についても、補正前の発明の発明特定事項を限定する補正である。

したがって、本件補正は、特許法第17条の2第3項、第4項の規定に適合するものであり、同条第5項第2号の特許請求の範囲を減縮することを目的とするものに該当する。

3 独立特許要件について
本件補正は、特許請求の範囲の減縮を目的とする補正を含むものであるから、上記補正後の請求項1に係る発明が、特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるかどうかについて以下に検討する。

(1)補正後発明
補正後の請求項1に係る発明(以下、「補正後発明」という。)は、上記の本件補正後の特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものと認める。
なお、A?Eについては、説明のために当審にて付したものである。(以下、「構成A」?「構成E」という。)

(補正後発明)
「A 表示装置が、前記表示装置で再生中である1つのコンテンツに関連した複数のタグ情報のうち現在再生時間に基づき、タグ情報を決定するステップと、
B 前記表示装置が、前記表示装置に内蔵された無線送受信器の識別情報に、前記決定されたタグ情報を挿入するステップと、
C 前記表示装置が、前記決定されたタグ情報の挿入された識別情報を外部ユーザ装置に送信するステップと、を含み、
D 前記複数のタグ情報は、前記コンテンツの再生時間情報によって分類されることを特徴とする
E 情報提供方法。」

(2)引用文献1の記載事項及び引用発明について
(2-1)引用文献1の記載事項
原審の拒絶査定に、引用文献1として引用された、米国特許出願公開第2008/0244676号明細書には、「METHODS, SYSTEMS AND APPARATUSES TO ENHANCE BROADCAST ENTERTAINMENT」(発明の名称)として図面とともに以下の事項が記載されている。
なお、括弧内は、当審で作成した仮訳であり、下線は、説明のために当審にて付したものである。

[0023]In receiving the broadcast content the television 136 is capable of further communicating to the remote device 140 identification information of one or more broadcast programs and/or other program information about the broadcast program being accessed. The remote device can utilize this program identification information to access a distributed network 160 to obtain from one or more content sources 162 and/or databases 164 additional information and/or content associated with a broadcast program being accessed through the TV 136. This additional information can include information such as details relating to one or more actors, producer(s), director(s), other related movies, soundtrack information, artists performing music related to a movie, and other information.
(放送コンテンツを受信する際に、テレビ136は、リモートデバイス140に対して、アクセス中の放送番組に関する1つ以上の放送番組の識別情報及び/又は他の番組情報を更に通信することが可能である。リモートデバイスは、分散ネットワーク160にアクセスして、1つ以上のコンテンツソース162及び/又はデータベース164からテレビ136を介してアクセスされる放送番組に関連する付加的情報及び/又はコンテンツを得るためにこの番組識別情報を利用することができる。この付加的情報は、1人以上の俳優、プロデューサ、他の関連映画、サウンドトラック情報、映画に関連する音楽を演奏するアーティスト、及び他の情報に関する詳細などの情報を含むことができる。)

[0024]Further, some embodiments provide access to participate in an interactive experience associated with the broadcast program, such as a chat room, instant messaging, Internet conferencing, Internet talk (e.g., through Skype#), video conference or other such interactive experience. The program information determined by the receiving device is broadcast locally to the receiving device. The communication between the TV (or STB) and the remote device can be wired or wireless. Typically, the communication of the program identification to the remote device can be broadcasted, communicated through a direct connection, communicated over a local area network (LAN), personal area network (PAN) using wired or wireless communication such as Bluetooth, UWB, 802.11x, or other relevant communication protocols.
(さらに、いくつかの実施形態は、チャット・ルーム、インスタント・メッセージ、インターネット会議、インターネット・トーク(例えば、スカイプを介して)、ビデオ会議、又は他のそのようなインタラクティブな体験のような、放送番組に関連するインタラクティブな体験に参加するためのアクセスを提供する。受信装置によって決定された番組情報は、受信装置にローカルで放送される。テレビ(又はSTB)とリモートデバイスとの間の通信は、有線又は無線とすることができる。典型的には、リモートデバイスへの番組識別の通信は、放送され、直接接続を介して通信され、ブルートゥース、UWB、802.11x、又は他の関連する通信プロトコルのような有線又は無線通信を使用するローカルエリアネットワーク(LAN)、パーソナルエリアネットワーク(PAN)上で通信される。)

[0032]FIG. 3 depicts a simplified block diagram of a TV 136 according to some embodiments. The TV can display television signals in one or more of a variety of different formats, including but not limited to, standard analog or digital television formats, high-definition television formats (HDTV) and/or other relevant formats. The TV includes one or more broadcast content receivers 322, a controller 324, memory 326, a user interface 332, and a remote control wireless receiver and/or transmitter 334. The TV can optionally further include a broadcast program identification extractor 336 that can identify program identification information from the broadcast content, and a secondary transmitter, receiver and/or transceiver 340 that communicates with a remote device. The extractor 336 can detect, retrieve and/or extract an identification of one or more broadcast programs received through the receiver 322 from the STB 134 that can be forwarded through the secondary transceiver 340 to the remote device to identify and/or retrieve additional content as introduced above and fully described below.
(図3は、いくつかの実施形態に係るテレビ136の簡略化したブロック図を示している。テレビは、標準的なアナログ又はディジタルテレビ方式、高精細度テレビジョン方式(HDTV)及び/又は他の関連する方式を含むがこれらに限定されない1以上の種々の異なる方式のテレビ信号を表示することができる。テレビは、1以上の放送コンテンツ受信機322、コントローラ324、メモリ326、ユーザインターフェース332、および遠隔制御のワイヤレス受信機及び/又は送信機334を含む。オプションとしてテレビは、放送コンテンツから放送番組識別情報を識別することができる放送番組識別抽出器336や、リモートデバイスと通信する2次送信機、受信機及び/又は送受信機340を更に含むことができる。抽出器336は、上述で紹介し、以下で充分に説明した付加的なコンテンツを識別及び/又は検索するために2次送受信機340を介してリモートデバイスに転送することができるように、STB134から受信機322を介して受信された1つ以上の放送番組の識別を検出、検索及び/又は抽出することができる。)

[0042]In operation, some embodiments identify a broadcast program of interest (e.g., a broadcast program selected by a user through the remote control 150). An identification of the broadcast program is extracted, generated and/or created. In some instances, the program identification is extracted from broadcast content received, such as extracted from the broadcast program content, extracted from a listing or program guide and/or other such sources. In other instances, the program identification is based on a channel selected and a time that the channel is selected.
(動作中に、いくつかの実施形態は、関心のある放送番組を識別する(例えば、リモートコントロール150を介してユーザにより選択された放送番組)。放送番組の識別は、抽出、生成及び/又は作成される。いくつかの場合においては、番組識別は、放送番組コンテンツから抽出され、リストまたは番組ガイド及び/又は他のそのようなソースから抽出されるように、受信された放送コンテンツから抽出される。他の例では、番組識別は、選択されたチャンネルと、そのチャンネルが選択された時間に基づいている。)

[0045]FIG. 5 depicts a simplified flow diagram of a process 520 according to some embodiments that in part implements the acquisition of additional content associated with a broadcast program. In step 522, broadcast content is received from the broadcast content provider (e.g., cable provider 122, satellite content provider 124, or the like) over a closed network 126, 128. In step 524, a request is received to tune or decode a selected broadcast program and/or channel. In step 526, the broadcast program is tuned in from the broadcast content and made available to the user (e.g., displayed through the TV, played back over a radio or tuner, or the like).
(図5は、部分的には放送番組に関連する追加コンテンツの取得を実行する幾つかの実施形態にしたがったプロセス520の簡単なフロー図を示している。ステップ522において、放送コンテンツは、閉じたネットワーク126、128を介した放送コンテンツ・プロバイダ(例えば、ケーブルプロバイダ122、衛星コンテンツプロバイダ124等)から受信される。ステップ524において、選択された放送番組及び/又はチャンネルに同調及び復号化するために要求が受信される。ステップ526では、放送番組が、放送コンテンツから同調され、ユーザに利用可能にされる(例えば、テレビを介して表示され、ラジオやチューナ上で再生されるなど)。)

(2-2)引用発明
上記記載、並びにこの分野における技術常識を考慮し、引用文献1に記載される発明を以下に検討する。

(a)段落0023、0032、0042、0045の記載から、引用文献1には、テレビが、テレビを介して表示されているアクセス中の放送番組に関する番組識別情報を抽出することが記載されている。

(b)段落0024に記載された「802.11x」は、無線LANの仕様であり、「番組識別」は、段落0023等の「番組識別情報」を指すことは明らかであるから、段落0023、0024、0032の記載から、引用文献1には、テレビが、テレビに含まれた2次送受信機を介して、アクセス中の放送番組に関する番組識別情報を802.11xのような無線通信を使用するLANで、リモートデバイスに通信することが記載されているといえる。

(c)上記(a)の「・・・抽出すること」という構成と、上記(b)の「・・・通信すること」という構成を、それぞれステップの構成とし、引用文献1に記載された発明を方法の発明として認定すると、引用文献1には、以下の発明(以下、「引用発明」という。)が開示されている。
なお、a?cについては、説明のために当審にて付したものである。
(以下、「構成a」?「構成c」という。)

(引用発明)
「a テレビが、テレビを介して表示されているアクセス中の放送番組に関する番組識別情報を抽出するステップと、
b テレビが、テレビに含まれた2次送受信機を介して、アクセス中の放送番組に関する番組識別情報を802.11xのような無線通信を使用するLANで、リモートデバイスに通信するステップとを含む、
c 方法。」

(3)引用文献2の記載事項及び引用文献2技術について
(3-1)引用文献2の記載事項
原審の拒絶査定に、引用文献2として引用された、国際公開第2010/105192号には、「WIRELESS ACCESS POINT BEACON MESSAGING」(発明の名称)として図面とともに以下の事項が記載されている。
なお、括弧内は、引用文献2の公表特許公報である特表2012-520627号公報の記載を参考に、当審で作成した仮訳であり、下線は、説明のために当審にて付したものである。

[0016] Figure 1 is a schematic block diagram of a wireless access point 110 in communication with a number of wireless terminals, including cellular telephones 140 and 160, notebook computer 150, and personal digital assistant 170. Access point 110 in this example provides access to network 120 for the wireless terminals. Network 120 for this example is coupled to a server 130 that may comprise merely one of many computing platforms coupled to the network, in some implementations. In an aspect, network 120 may comprise the Internet, although the scope of claimed subject matter is not limited in this respect.
(図1は、セルラ電話140および160、ノートブックコンピュータ150、および携帯情報端末170を含む多数の無線端末と通信状態にある無線アクセスポイント110の概略ブロック図である。この例のアクセスポイント110は、ネットワーク120へのアクセスを無線端末に提供する。この例のネットワーク120は、いくつかののインプリメンテーションにおいて、ネットワークに結合された多数の計算プラットフォームのうちの1つだけを備えうるサーバ130に結合される。請求される主題の範囲はこの限りではないが、ある態様において、ネットワーク120はインターネットを備えうる。)

[0022] In an aspect, beacons transmitted from wireless access points may be used to initialize location-based applications involving the wireless terminals and a server on a network such as the Internet. For example, a beacon signal may provide a uniform resource identifier (URI) capable of directing a wireless terminal to a server on a network. Responsive to action via access through the URI, the server may launch an application and/or may provide information related to an area located in the vicinity of the access point to the wireless terminal. For example, the server may provide a digital map of the area to the wireless terminal. In an example, an access point may transmit portions of map tile data for a local area around its location using message segments. A map tile may comprise a data construct similar to what some Internet-based mapping services utilize to display maps, wherein global mapping information may be partitioned and displayed according to an area specified by a user. In this manner, data for the local area around the access point that may have rich, dynamic information that may not be globally indexed quickly may be delivered using one or more beacon messages. For another example, location-specific advertisements may be delivered to the wireless terminal. However, these are merely examples of information that may be delivered to a wireless terminal at least in part in response to the wireless terminal accessing a server identified by a URI transmitted as a partitioned message to the wireless terminal using beacon signals from the wireless access point. Additionally, implementations in accordance with claimed subject matter may provide a capability to beacon relatively large messages without requiring a wireless terminal to talk to, for example, a DHCP server to obtain network access, in the case of an implementation involving the Internet. Further, implementations in accordance with claimed subject matter may provide for the beaconing of relatively large messages without requiring changes to software, firmware and/or drivers for the wireless terminals and access points.
(ある態様において、無線アクセスポイントから送信されるビーコンは、インターネットのようなネットワーク上の無線端末およびサーバを含むロケーションベースのアプリケーションを初期化するために使用されうる。例えば、ビーコン信号は、ネットワーク上で、無線端末をサーバに向けることができるURI(uniform resource identifier)を提供することができる。URIを通したアクセスを介する動作に応答して、サーバは、アプリケーションを始動し、および/または、アクセスポイントの近くに位置するエリアに関する情報を無線端末に提供することができる。例えば、サーバは、そのエリアのデジタルマップを無線端末に提供しうる。ある例において、アクセスポイントは、メッセージセグメントを使用して、そのロケーションの周りのローカルエリアについてのマップタイルのデータの一部を送信しうる。マップタイルは、マップを表示するためにいくつかのインターネットベースのマッピングサービスが利用するものに類似したデータ構造を備えうる。ここにおいて、グローバルマッピング情報は、ユーザによって特定されたエリアに従って分割および表示されうる。この方法で、迅速にはグローバルにインデックス化されない豊富で動的な情報を有しうる、アクセスポイント周辺のローカルエリアについてのデータが、1つ以上のビーコンメッセージを使用して伝達されうる。別の例について、ロケーション固有の広告が無線端末に伝達されうる。しかしながら、これらは、単に、無線アクセスポイントから、ビーコン信号を使用し、分割メッセージとして無線端末に送信されるURIによって識別されるサーバにアクセスする無線端末に少なくとも部分的に応答して無線端末に伝達されうる情報の例である。加えて、請求される主題に従ったインプリメンテーションは、インターネットを含むインプリメンテーションの場合において、ネットワークアクセスを獲得するために、例えば、DHCPサーバと通信することを無線端末に要求することなく、比較的大きなメッセージをビーコン送信する能力を提供しうる。さらに、請求される主題に従ったインプリメンテーションは、無線端末およびアクセスポイントに対して、ソフトウェア、ファームウェア、および/またはドライバの変更を要求することなく、比較的大きなメッセージのビーコン送信を提供しうる。)

[0023] Figure 2 is a diagram depicting an example format for a beacon signal header 200. Such a header may comprise a portion of a beacon signal frame transmitted from access point 110 to wireless terminals 140-170, for example. As may be seen in Fig. 2, beacon header 200 for this example implementation comprises a 2-byte beacon interval field 210, an 8-byte time stamp field 220, an 8 byte supported transfer rates field 230, a 2-byte capability information field 240, and a 256-byte information element field 250. Further, beacon header 200 for this example comprises a 32-byte service set identifier (SSID) field 300 and a 6-byte basic service set identifier (BSSID) field 260.
(図2は、ビーコン信号ヘッダ200についての例示的なフォーマットを描写する図である。そのようなヘッダは、例えば、アクセスポイント110から無線端末140?170に送信されるビーコン信号フレームの一部を備えうる。図2に示されているように、この例示的なインプリメンテーションのビーコンヘッダ200は、2バイトのビーコンインターバルフィールド210、8バイトのタイムスタンプフィールド220、8バイトのサポート転送レートフィールド230、2バイトの能力情報フィールド240、および256バイトの情報エレメントフィールド250を備える。さらに、この例のビーコンヘッダ200は、32バイトのサービスセット識別子(SSID)フィールド300および6バイトの基本サービスセット識別子(BSSID)フィールド260を備える。)

[0024] In an aspect, an SSID generally serves as a pubic name for a particular WLAN implemented to be compatible with an 802.11x standard. In another aspect, a wireless access point such as access point 110 may support more than one SSID. The multiple SSIDs may be used to set up virtual WLANs, for example, allowing one access point to facilitate communications for a number of wireless networks. For example, for access point 110, a total of sixteen SSIDs may be supported, although the scope of claimed subject matter is not limited in this respect. It should be understood that beacon signal header 200 is merely a particular example implementation and that other formats, in accordance with different standards or protocols, for example, may be used without deviating from claimed subject matter.
(ある態様において、SSIDは、一般的に、802.11x標準と互換性を有するように実施される特定のWLANに対する公称として機能する。別の態様において、アクセスポイント110のような無線アクセスポイントは、2つ以上のSSIDをサポートしうる。複数のSSIDは、例えば、1つのアクセスポイントが多数の無線ネットワークについての通信を容易にすることを可能にする仮想WLANをセットアップするために使用されうる。例えば、アクセスポイント110の場合、請求され主題の範囲はこの限りではないが、全部で16個のSSIDがサポートされうる。ビーコン信号ヘッダ200は、単に、特定の例示的なインプリメンテーションに過ぎず、請求される主題から逸脱することなく、例えば、異なる標準またはプロトコルに従う別のフォーマットが使用されうることは理解されるべきである。)

[0025] As previously mentioned, a wireless access point may alert wireless terminals within range of the access point of the access point's existence by way of a beacon signal. As seen in Fig. 2, a beacon signal comprises a single SSID field, so for access points that support multiple virtual WLANs and therefore multiple SSIDs, a series of beacon signals may be transmitted, with the individual beacons containing unique SSIDs. The series of beacon signals may be repeated periodically, in an aspect. Although access point 110 may be capable of supporting sixteen unique SSIDs for this example, in general the access point may utilize fewer than the total possible SSIDs, and therefore fewer than the total possible virtual networks, for the purposes of data connectivity and security isolation because the access point would rarely, if ever, be configured to implement a full complement of sixteen virtual WLANs. Because fewer than the total possible SSIDs are used for identifying networks, the remainder may be utilized for messaging. It should be noted again that although the examples disclosed herein are described as being implemented in networking environments compatible with one or more IEEE 802.11 x standards, the scope of claimed subject matter is not limited in this respect.
(前述されたように、無線アクセスポイントは、アクセスポイントの領域内にある無線端末に、ビーコン信号を通してそのアクセスポイントの存在を警告しうる。図2で示されているように、ビーコン信号は、1つのSSIDフィールドを備える。そのため、複数の仮想WLAN、つまりは、複数のSSIDをサポートするアクセスポイントの場合、各々が一意的なSSIDを含む一連のビーコン信号が送信されうる。ある態様において、その一連のビーコン信号が、周期的に繰り返されうる。アクセスポイント110は、この例の場合、16個の一意的なSSIDをサポートすることができるが、アクセスポイントが、16個全ての仮想WLANを実施するように構成されることは、あるとしても稀であるため、一般的に、アクセスポイントは、データ接続性およびセキュリティアイソレーションのために、総数未満の可能なSSID、つまりは、総数未満可能な仮想ネットワークを利用しうる。総数未満の可能なSSIDがネットワークの識別に使用されるため、残りはメッセージングに使用されうる。本明細書に開示される例は、1つ以上のIEEE 802.11x標準と互換性のあるネットワーク環境でインプリメントされているように記述されるが、請求される主題の範囲はこの限りではないことに再度注意されたい。)

[0027] In a situation where multiple wireless transmitters/receivers (together forming multiple radios) exist on a single access point, the individual radios may be operated on individual SSIDs. However, even in such a situation it may be possible to utilize any remaining SSIDs for messaging.
(複数の無線送信機/受信機(組み合わせて複数のラジオを形成する)が単一のアクセスポイント上に存在する状況において、個々のラジオは、個々のSSID上で動作されうる。しかしながら、そのような状況においても、任意の残りのSSIDをメッセージングに利用することが可能である。)

[0028] In an aspect, SSIDs used for beaconing relatively large messages may signal receiving devices/clients to not associate themselves with these SSIDs because, e.g., these SSIDs are not used to associate clients with networks supported by a wireless access point. In an aspect, this information may be signaled to a receiving wireless terminal through the use of a preselected prefix. At least in part in response to recognizing that the incoming SSID field contains the pre-selected prefix, the wireless terminal may understand that the SSID includes at least a portion of a message, and that the wireless terminal should ignore the SSID value as far as networking associations are concerned. In an aspect, a prefix field may be followed by a message identifier field, a message length field, where the message length may be indicated as a number of beacons, and a sequence number for the information contained in the current SSID beacon.
(ある態様において、比較的大きなメッセージをビーコン送信するために使用されるSSIDは、例えば、これらのSSIDが、無線アクセスポイントによってサポートされるネットワークとクライアントを関連付けるために使用されるものではないため、受信側のデバイス/クライアントに、これらのSSIDとそれ自体とを関連付けないように合図しうる。ある態様において、この情報は、予め選択されたプレフィックスを使用することで無線側の受信端末に信号送信されうる。入ってくるSSIDフィールドが予め選択されたプレフィックスを含むことを認識することに少なくとも部分的に応答して、無線端末は、SSIDがメッセージの少なくとも一部を含むこと、且つ、ネットワークアソシエーションが考慮される限り、無線端末は、SSID値を無視すべきであることを理解しうる。ある態様において、プレフィックスフィールドの後に、メッセージ識別子フィールド、メッセージの長さがビーコンの数として示されうるメッセージ長フィールド、および、現在のSSIDビーコンに含まれる情報のシーケンス番号が続く。)

(3-2)引用文献2技術
上記(3-1)より、引用文献2には、「無線アクセスポイントからSSIDを含むビーコン信号が送信され、802.11x標準と互換性を有するように実施される特定のWLANに対する公称として機能するSSIDは、総数未満のSSIDがネットワークの識別に使用され、残りは無線アクセスポイントから無線端末へURI等の比較的大きなメッセージをビーコン送信するために使用される技術」(以下、「引用文献2技術」という。)が記載されている。

(4)引用文献3の記載事項及び引用文献3技術について
(4-1)引用文献3の記載事項
原審の拒絶査定に、引用文献3として引用された、特開2010-287951号公報には、「コンテンツ視聴システム、コンテンツ視聴装置、および、コンテンツ視聴プログラム」(発明の名称)として図面とともに以下の事項が記載されている。

【0051】
テレビ受像機100は、家庭内に設置され、家庭内LANに接続される。また、テレビ受像機100は、携帯端末200A?200Cと近距離通信することが可能である。
【0052】
近距離通信は、本実施の形態においては、Bluetooth(登録商標)を用いて行なわれるが、これに限定されず、IrDA(Infrared Data Association)、Zigbee(登録商標)、HomeRF(登録商標)(Home Radio Frequency)、または、無線LAN(IEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11g)を用いて行なわれるようにしてもよい。

【0172】
この場合、テレビ受像機100のネットワーク通信部180が、無線LANのアクセスポイントの機能を有するようにして、テレビ受像機100および携帯端末200が直接通信するようにしてもよい。

(4-2)引用文献3技術
上記(4-1)より、引用文献3には、「テレビ受像機のネットワーク通信部が無線LANのアクセスポイントの機能を有し、携帯端末とIEEE802.11a、IEEE802.11b、IEEE802.11gを用いて近距離通信する技術」(以下、「引用文献3技術」という。)が記載されている。

(5)引用文献5の記載事項及び引用文献5技術について
(5-1)引用文献5の記載事項
原審の拒絶査定に、引用文献5として引用された、米国特許出願公開第2009/0055742号明細書には、「MEDIA DATA PRESENTED WITH TIME-BASED METADATA」(発明の名称)として図面とともに以下の事項が記載されている。
なお、括弧内は、当審で作成した仮訳であり、下線は、説明のために当審にて付したものである。

[0022]An invention is disclosed for integrating time-based metadata to a media file that allows for an enhanced user experience when viewing a media file. The embodiments allow a user to create and define time-based metadata and relate it to particular content of the media file. The time-based metadata is tagged with timestamps and defined as tags, correlated and linked to the content of the media file. In addition to the timestamps, the time-based metadata may be tagged with other information, such as type, category, user identification, etc. Such information may be used to define and filter user preferences for rendering the metadata. When the media file is rendered on a media player, the corresponding tags are activated. The tags, in turn, identify and render the appropriate time-based metadata that was made to be associated with the content of the media file.
(メディアファイルを閲覧する際に、向上したユーザ体験を可能にする時間ベースのメタデータをメディアファイルに統合するために、本発明は開示されている。実施形態は、ユーザが時間ベースのメタデータを生成し定義し、それをメディアファイルの特定のコンテンツに関連付けることを可能にする。時間ベースのメタデータは、タイムスタンプを用いてタグ付けし、タグとして定義され、メディアファイルのコンテンツに関連付けられリンクされる。タイムスタンプに加えて、時間ベースのメタデータは、タイプ、カテゴリ、ユーザ識別などのような他の情報でタグ付けされてもよい。このような情報は、メタデータを提示するためのユーザパフォーマンスを定義しフィルタリングするために使用することができる。メディアファイルは、メディアプレーヤ上でレンダリングされる場合、対応するタグが活性化される。タグは、次に、メディアファイルのコンテンツと関連付けられるようになされた適切な時間ベースのメタデータを識別してレンダリングする。)

[0031]FIG. 2A illustrates a media file 100 with a plurality of tags 114 to static and dynamic metadata associated with the media file, in accordance with one embodiment of the invention. The tags 114 to static and dynamic metadata are assigned to specific content (e.g., scene content) of the media file. Static metadata is usually defined by content providers and is integrated into the media file or provided on the medium containing the media file. Dynamic metadata may be custom defined by one or more users or obtained over a network (e.g., the internet). In this example, the dynamic metadata is a comment from a user, who is providing an opinion related to the particular content in a scene. Dynamic metadata can also be automatically obtained from resources on the Internet, such as from a Wikipedia or predefined sources. Dynamic metadata may be written to storage where the media file is stored or can be stored in a metadata repository maintained at an external storage device. Some dynamic metadata is not stored, but simply accessed over the Internet when needed, e.g., by way of a link (e.g., HTTP, XML, etc.).
(本発明の一実施形態に従って、図2Aは、メディアファイルに関連付けられた静的及び動的メタデータへの複数のタグ114を有するメディアファイル100を示している。静的及び動的メタデータへのタグ114は、メディアファイルの特定のコンテンツ(例えば、シーン内容)に割り当てられる。静的メタデータは、通常、コンテンツプロバイダによって定義され、メディアファイルに統合されるか、またはメディアファイルを含む媒体上に提供される。動的メタデータは、1人以上のユーザーによって定義されるか、ネットワーク(例えば、インターネット)を介して得られることができる。この例では、動的メタデータは、シーン中の特定のコンテンツに関する意見を提供しているユーザからのコメントである。動的メタデータはまた、ウィキペディアや予め定義されたソースからなど、インターネット上のリソースから自動的に取得されることもできる。動的メタデータは、メディアファイルが格納されているストレージに書き込まれることができ、または外部記憶装置で維持されるメタデータレポジトリに記憶されることができる。いくつかの動的メタデータは、記憶されないが、必要なときには、例えばリンク(例えば、HTTP、XML等)によってインターネットを介して単にアクセスされる。

[0032]The tags 114 can refer to metadata that defines content of practically any format. Such formats may include text, audio clips, video clips, user comments, images, links to other data, links to the Internet, webpage content, and combinations thereof. As shown, the metadata 200 , which is linked by tags to specific times of play of the media file, enable access to the content of the metadata for display or presentation on a display. The presentation may be audio-visual, but can also be limited to audio. In one embodiment, as the media file is played, the tags that are linked to specific scene content of the media file, are triggered so as to render the metadata content synchronously with the media file. Depending on whether the metadata is static or dynamic, the content of the metadata is obtained and rendered for consumption by the user. As noted above, the viewing of the content provided by the metadata is interactively controllable by the user. Such interaction can include commands to turn off the feature, turn on the feature, create new metadata and apply tags to a media file, etc.
(タグ114は、実質的に任意のフォーマットのコンテンツを定義するメタデータを参照することができる。このようなフォーマットは、テキスト、オーディオクリップ、ビデオクリップ、ユーザコメント、画像、他のデータへのリンク、インターネットへのリンク、ウェブページコンテンツ、およびそれらの組み合わせを含むことができる。図示されるように、メディアファイルの再生の特定の時間にタグによってリンクされたメタデータ200は、ディスプレイに表示または提示するためにメタデータのコンテンツへのアクセスを可能にする。提示は、オーディオビジュアルであってもよいが、音声に限定されることもできる。一実施形態では、メディアファイルが再生されるにつれて、メディアファイルの特定のシーンコンテンツにリンクされたタグは、メタデータコンテンツをメディアファイルと同期されるようにトリガされる。メタデータが静的か又は動的かに依存して、メタデータのコンテンツは取得され、ユーザによる消費のためにレンダリングされる。上述したように、メタデータによって提供されるコンテンツの視聴は、ユーザによって対話形式で制御可能である。このような相互作用は、機能をオフにし、オンにし、新たなメタデータを生成し、メディアファイルにタグを適用するなどのコマンドを含むことができる。)

[0033]FIG. 2B illustrates another example, where the media file 100 is shown having parts A1, A2, A3, B1, B2, B3, B4, . . . C7, C8, etc. Each of the parts of the media file 100 can be thought of as scenes, parts of scenes, actions sequences, images backgrounds, etc. The various parts of the media file 100 are time coded 110. When metadata is to be linked to the media file 100, the metadata should be tagged with time coded 110 information. The tag 114, therefore, can be a timestamp or other time indicating code. In this example, media file 100 part A3 is linked or associated with metadata A, and metadata A is provided with tag 114 that is linked to time code t4. Thus, when the media file 100 reaches time t4 , the display of the media file 100 may be showing a surfer riding a surfboard. The metadata A may be information about the surfboard, such as the maker and a more detailed picture of the surfboard. A link may also be provided in the metadata A, to allow the user to view more info, seek a commercial transaction to purchase, etc.
(図2Bは、メディアファイル100が、パーツA1、A2、A3、B1、B2、B3、B4、・・・C7、C8などを有するように示されている別の例を示している。メディアファイル100のパーツの各々は、シーン、シーンの部分、動作シーケンス、画像、背景等として考えることができる。メディアファイル100の様々なパーツはタイムコード110である。メタデータがメディアファイル100にリンクされるべきである場合、メタデータはタイムコード110情報にタグ付けされるべきである。それゆえ、タグ114はタイムスタンプまたは他の時間表示コードとすることができる。この例では、メディアファイル100のパーツA3は、メタデータAとリンク又は関連されるとともに、メタデータAは、タイムコードt4にリンクされたタグ114が設けられる。従って、メディアファイル100が、時間t4に達すると、メディアファイル100の表示は、サーフボードに乗るサーファーを示すことができる。メタデータAは、メーカ、サーフボードのより詳細な画像のようなサーフボードに関する情報であってもよい。また、リンクは、ユーザがより多くの情報を見ることを可能にし、購入の商取引をしようとするようにメタデータAに設けられることを可能にする。)

[0034]Thus, in addition to be providing information, the metadata A can provide a way to advertise and promote sales of products shown in the scene of the media file 100. In still another example, the media file 100 can reach the rendering of C7, which will occur at time t83. Tag 114 associated with metadata B, would thus trigger, to display Wikipedia information, pictures, images, and allow for rendering of additional video (from Wikipedia or other sources). The metadata B, is shown to be associated with times t83-t88 , signaling that the metadata will only be displayed during these times. Other metadata, if so liked by tags to the media file 100, can thus play or be rendered.
(このように、情報を提供することに加えて、メタデータAは、メディアファイル100のシーンに示された製品の販売を広告し且つ販促する方法を提供することができる。さらに別の例では、メディアファイル100は、時刻t83で起こるC7のレンダリングに達することが可能である。このように、メタデータBに関連するタグ114は、ウィキペディア情報、映像、画像を表示し、追加ビデオ(ウィキペディアまたは他のソースから)のレンダリングを可能にするトリガーになる。時刻t83?t88に関連して示されているメタデータBは、メタデータがこれらの時間の間に表示されるだけであることをシグナリングする。メディアファイル100へのタグによって同様に、他のメタデータは、再生またはレンダリングされることができる。)

[0054]In operation 610, a plurality of time-based metadata is defined by a user at the media player. The media file may already have metadata (either static or both static and dynamic metadata) associated with the contents and the user defines additional dynamic time-based metadata, updates existing dynamic metadata or creates new dynamic metadata corresponding to the contents of the media file. The defined/newly created time-based metadata may be shared among a select group of users or with a whole community of users. The defined/newly created time-based metadata are tagged with timestamps to correlate with the runtime of the media file along with other information that will identify the appropriate metadata during the rendering of the media file.
(動作610では、複数の時間ベースのメタデータは、メディアプレーヤにおいてユーザによって定義される。メディアファイルが既にコンテンツに関連付けられたメタデータ(静的または静的と動的のいずれかのメタデータ)を有していてもよく、ユーザは、付加的な動的な時間ベースのメタデータを定義し、既存の動的メタデータを更新するか、または、メディアファイルのコンテンツに対応する新しい動的メタデータを作成する。定義され新たに作成された時間ベースのメタデータは、選択グループのユーザ、またはユーザの全コミュニティと共有され得る。定義され新たに作成された時間ベースのメタデータは、メディアファイルのレンダリング中に適当なメタデータを識別する他の情報と一緒にメディアファイルのランタイムに対応するタイムスタンプでタグ付けされる。)

[0058]In operation 615, a plurality of tags defining the metadata are associated with the contents of the media file. The tags provide the links to the appropriate metadata in the metadata repository.
(段階615で、メタデータを定義する複数のタグは、メディアファイルの内容に関連している。タグは、メタデータ・リポジトリ内の適切なメタデータへのリンクを提供する。)

(5-2)引用文献5技術
上記(5-1)より、引用文献5には、「メディアファイルのコンテンツに、コンテンツに関連付けられた時間ベースのメタデータをメディアファイルのランタイムに対応するタイムスタンプでタグ付けし、メディアファイルは複数のタグを有し、メディアファイルがレンダリングされる際に、対応するタグが活性化される技術」(以下、「引用文献5技術」という。)が記載されている。

(6)補正後発明と引用発明の対比と、一致点・相違点の認定
(6-1)対比
(a)補正後発明の構成Aと引用発明の構成aとの対比
構成aの「テレビ」は、構成Aの「表示装置」に相当する。
構成aの「テレビを介して表示されているアクセス中の放送番組」は、構成Aの「前記表示装置で再生中である1つのコンテンツ」に相当する。また、構成aの「番組識別情報」は放送番組に関する情報であるから、コンテンツに関連した情報であるという点で、構成Aの「タグ情報」に対応する。
そうすると、構成aの「テレビを介して表示されているアクセス中の放送番組に関する番組識別情報」と構成Aの「前記表示装置で再生中である1つのコンテンツに関連した複数のタグ情報」は、「前記表示装置で再生中である1つのコンテンツに関連したタグ情報」という点で共通する。
また、構成aの「抽出する」ことは、構成Aの「決定する」ことに相当する。
したがって、構成aと構成Aは、「表示装置が、前記表示装置で再生中である1つのコンテンツに関連したタグ情報を決定するステップ」である点で共通する。
しかし、構成aの「番組識別情報」は、構成Aの「タグ情報」のように「複数」でなく、番組識別情報を決定することに関して、構成Aのように「複数のタグ情報のうち現在再生時間に基づき、タグ情報を決定する」ものでない点で相違する。

(b)補正後発明の構成Bと引用発明の構成bとの対比
構成bの「テレビに含まれた2次送受信機」は、無線通信を使用するから、構成Bの「前記表示装置に内蔵された無線送受信器」に相当する。
しかし、構成bは、構成Bのように「前記表示装置が、前記表示装置に内蔵された無線送受信器の識別情報に、前記決定されたタグ情報を挿入するステップ」を有していない点で相違する。

(c)補正後発明の構成Cと引用発明の構成bとの対比
構成bの「番組識別情報」は、構成aで抽出された「番組識別情報」であるから、構成Cの「前記決定されたタグ情報」に相当する。
構成bの「リモートデバイスに通信する」ことは、構成Cの「外部ユーザ装置に送信する」ことに相当する。
そうすると、構成bと構成Cは、「前記表示装置が、前記決定されたタグ情報を外部ユーザ装置に送信するステップ」である点で共通する。
しかし、上記(b)で検討したように、引用発明は、「前記表示装置が、前記表示装置に内蔵された無線送受信器の識別情報に、前記決定されたタグ情報を挿入するステップ」を有していないため、構成bは、「番組識別情報(決定されたタグ情報)」を「通信する(送信する)」際に、構成Cのように、「前記決定されたタグ情報の挿入された識別情報」を「送信する」ことに特定されていない点で相違する。

(d)補正後発明の構成Dと引用発明との対比
上記(a)で検討したように、構成aの「番組識別情報」は、構成Aのように「複数」でなく、引用発明は、「前記複数のタグ情報は、前記コンテンツの再生時間情報によって分類される」ものでない点で相違する。

(e)補正後発明の構成Eと引用発明の構成b、cとの対比
構成cの「方法」は、構成bのような「テレビが、アクセス中の放送番組に関する番組識別情報」という情報を「リモートデバイスに通信」すなわちリモートデバイスに提供する方法であるといえるので、構成Eの「情報提供方法」に相当する。

(6-2)一致点・相違点
以上をまとめると、補正後発明と引用発明は、以下の点で一致ないし相違する。

(一致点)
表示装置が、前記表示装置で再生中である1つのコンテンツに関連したタグ情報を決定するステップと、
前記表示装置が、前記決定されたタグ情報を外部ユーザ装置に送信するステップと、を含むことを特徴とする
情報提供方法。

(相違点)
(相違点1)
タグ情報に関して、補正後発明は、「複数のタグ情報のうち現在再生時間に基づき、タグ情報を決定」し、「前記複数のタグ情報は、前記コンテンツの再生時間情報によって分類される」のに対し、引用発明の番組識別情報は、「複数」でないため、「複数のタグ情報のうち現在再生時間に基づき、タグ情報を決定」するものでなく、そのことに起因して、「前記複数のタグ情報は、前記コンテンツの再生時間情報によって分類される」ものでない点。

(相違点2)
補正後発明は、「前記表示装置が、前記表示装置に内蔵された無線送受信器の識別情報に、前記決定されたタグ情報を挿入」し、「決定されたタグ情報の挿入された識別情報を外部ユーザ装置に送信する」構成であるのに対し、引用発明は、そのような構成を有していない点。

(7)判断
(7-1)相違点1について
引用文献5技術は「メディアファイルのコンテンツに、コンテンツに関連付けられた時間ベースのメタデータをメディアファイルのランタイムに対応するタイムスタンプでタグ付け」、すなわち、コンテンツに関連するタグは、コンテンツの各時間に対応しており、また、「メディアファイルがレンダリングされる際に、対応するタグが活性化」、すなわち、コンテンツが再生されるにつれて、現在再生されている時間に対応するタグを決定しているものである。

引用発明の「番組識別情報」と引用文献5技術の「タグ」は、いずれもコンテンツと関連する情報である点で共通するものであり、引用文献5技術に接した当業者であれば、引用発明の「番組識別情報」を、「複数のタグ」とし、コンテンツが再生されるにつれて、現在再生されている時間に対応するタグを決定し、コンテンツに関連するタグは、コンテンツの各時間に対応しているものとすること、すなわち、補正後発明のような「複数のタグ情報のうち現在再生時間に基づき、タグ情報を決定」し、「前記複数のタグ情報は、前記コンテンツの再生時間情報によって分類される」ような構成にすることは、当業者が容易に想到し得ることである。

(7-2)相違点2について
引用文献3技術のように、テレビが無線LANアクセスポイントの機能を有し、802.11を用いて端末と通信を行う技術は周知であり、引用文献2技術のように、無線アクセスポイントから送信される802.11におけるSSIDを、ネットワークの識別だけでなく、メッセージの送信に利用する技術も周知である。
そして、引用発明は構成bより「テレビに含まれた2次送受信機」を有し、当該2次送受信機が「番組識別情報を802.11xのような無線通信を使用するLANで、リモートデバイスに通信する」ものであるから、上記引用文献3技術のような周知技術から、構成bの「テレビに含まれた2次送受信機」に無線LANアクセスポイントの機能を持たせる構成とすることは当業者が適宜なし得ることである。
また、そのような構成とした場合に、上記引用文献2技術のような周知技術を利用して、無線LANアクセスポイントの機能を有する「テレビに含まれた2次送受信機」から送信されるSSIDに番組識別情報を挿入して、番組識別情報の挿入されたSSIDをリモートデバイスに送信するように構成して、補正後発明のような「前記表示装置が、前記表示装置に内蔵された無線送受信器の識別情報に、前記決定されたタグ情報を挿入」し、「決定されたタグ情報の挿入された識別情報を外部ユーザ装置に送信する」構成にすることは、当業者が容易に想到し得ることである。

(7-3)相違点についてのまとめ
以上のように、各相違点については、格別のものではなく、また、補正後発明が奏する効果は、その容易想到である構成から当業者が容易に予測し得る範囲内のものであり、同範囲を超える顕著なものでもない。

(8)小括
したがって、補正後発明は、引用発明及び引用文献2、3、5に記載された技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により、特許出願の際独立して特許を受けることができないものである。

4 本件補正についてのむすび
よって、本件補正は、特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に違反するので、同法第159条第1項の規定において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。
よって、上記補正の却下の決定の結論のとおり決定する。

第3 本願発明について
1 本願発明
平成29年11月6日付けの手続補正は、上記のとおり却下されたので、本願の請求項に係る発明は、平成29年1月19日にされた手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1?32に記載された事項により特定されるものであるところ、その請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、その請求項1に記載された次のとおりのものと認める。

「表示装置が、一つの再生可能なコンテンツに関連した複数のタグ情報のうち一つのタグ情報を現在時間に基づき決定するステップと、
前記表示装置が、前記表示装置に関連した識別情報に、前記決定されたタグ情報を挿入するステップと、
前記表示装置が、前記決定されたタグ情報の挿入された識別情報を外部に送信するステップと、を含むことを特徴とする情報提供方法。」

2 原査定の拒絶の理由
原査定の拒絶の理由は、次のとおりのものである。

この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願前日本国内又は外国において頒布された下記の刊行物に記載された発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
・請求項:1-3、6-11、14-16、19、20-26、29-32
・引用文献等:1-3、5

・請求項:4、5、12、13、17、18、27、28
・引用文献等:1-5

<引用文献等一覧>
1.米国特許出願公開第2008/0244676号明細書
2.国際公開第2010/105192号
3.特開2010-287951号公報
4.特表2011-516941号公報
5.米国特許出願公開第2009/0055742号明細書

3 引用文献について
原査定の拒絶の理由で引用された引用文献1?3、5の記載事項及び引用発明、引用文献2技術、引用文献3技術、引用文献5技術は、前記第2の3(2)?(5)に記載したとおりである。

4 対比・判断
本願発明の発明特定事項を全て含み、さらに他の事項を付加したものに相当する補正後発明が、前記第2の3に記載したとおり、引用発明及び引用文献2、3、5に記載された技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本願発明も、引用発明及び引用文献2、3、5に記載された技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものである。

第4 むすび
以上のとおり、本願発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないから、他の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶されるべきものである。

よって、結論のとおり審決する。
 
別掲
 
審理終結日 2019-02-28 
結審通知日 2019-03-04 
審決日 2019-03-15 
出願番号 特願2014-523828(P2014-523828)
審決分類 P 1 8・ 572- Z (H04N)
P 1 8・ 121- Z (H04N)
P 1 8・ 575- Z (H04N)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 古川 哲也  
特許庁審判長 鳥居 稔
特許庁審判官 渡辺 努
坂東 大五郎
発明の名称 情報提供方法及びその装置  
代理人 崔 允辰  
代理人 実広 信哉  
代理人 阿部 達彦  
代理人 木内 敬二  
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