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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 F16F
管理番号 1353897
審判番号 不服2018-10196  
総通号数 237 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2019-09-27 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2018-07-26 
確定日 2019-08-21 
事件の表示 特願2014- 90897「ダイナミックダンパ」拒絶査定不服審判事件〔平成27年11月24日出願公開、特開2015-209884、請求項の数(1)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成26年4月25日の出願であって、平成29年11月8日付けの拒絶理由の通知に対し、同年12月27日に意見書が提出されたが、平成30年5月10日付けで拒絶査定(以下「原査定」という。)がされ、これに対して同年7月26日に拒絶査定不服審判が請求されたものである。

第2 原査定の概要
原査定の概要は次のとおりである。
本願請求項1に係る発明は、以下の引用文献1及び2に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下「当業者」という。)が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献等一覧
1.特開2002-168293号公報
2.実願昭61-74875号(実開昭62-185969号)
のマイクロフィルム

第3 本願発明
本願の請求項1に係る発明は、出願当初の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される、次のとおりである(以下「本願発明」という。)。
「【請求項1】
ハブの外周側にゴム状弾性体製の弾性体を介して振動リングを連結してなるダイナミックダンパであって、
前記ハブは、シャフトに固定される環状のハブ本体と、前記ハブ本体から径方向外方へ向けて延設された外向きフランジ部とを一体に有し、
前記振動リングは、前記ハブ本体の外周側に前記弾性体を介して連結された環状の振動リング本体と、前記振動リング本体から軸方向一方へ向けて延設された筒状部とを一体に有し、
前記筒状部は、前記外向きフランジ部の外周側に配置され、前記筒状部の内周面に、前記外向きフランジ部の外周端部との間に微少な径方向間隙を設定する内向き突起状のストッパが円周上複数設けられ、
前記筒状部の内周面における前記ストッパを設けた部位以外の円周上部位に、前記筒状部の先端部へ向けて内径寸法が徐々に拡大する向きに傾斜するテーパ面状の泥水排出面が設けられていることを特徴とするダイナミックダンパ。」

第4 引用文献及びその記載事項
1 原査定の拒絶の理由に引用され、本願出願前に頒布された又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった特開2002-168293号公報(以下「引用文献1」という。)には、図面とともに次の事項が記載されている。
(1)「【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車エンジン等における駆動系回転体に装着され、プロペラシャフト等の回転シャフトに生起される回転変動を吸収減衰するダイナミックダンパに関するものである。」(下線は当審で付与。以下同様。)

(2)「【0013】図1は、本発明の実施例に係るダイナミックダンパ1を取付部品21に取り付けた状態の半裁断面を示しており、その要部が図2に拡大して示されている。
【0014】図示した取付部品21は具体的には、自動車駆動系のコンパニオンであって、内径面にスプライン23を設けた筒状部22と、この筒状部22の軸方向一端部から径方向外方へ向けて一体成形された径方向拡大部24と、この径方向拡大部24の外径端部から軸方向一方へ向けて一体成形された拡大筒状部25と、この拡大筒状部25の軸方向一端部から径方向外方へ向けて一体成形されたフランジ部26とを一体に有しており、このうち、径方向拡大部24の外径側であってフランジ部26と軸方向に並ぶ位置にダイナミックダンパ取付空間27が設けられている。
【0015】この取付空間27に取り付けられたダイナミックダンパ1は、上記径方向拡大部24の外径側に圧入嵌着されたスリーブ2と、このスリーブ2の外径側に予め固定されたゴム状弾性材製の弾性体3と、この弾性体3の外径側に予め固定された振動リング4とを一体に有しており、このうち振動リング4が、その図上左寄りの一部において、取付部品21の最外径部であるフランジ部26の図上右寄りの部位と軸方向に重複配置されて、オフセットした形状に形成されている。
【0016】また、この振動リング4には、オフセット部4aの内径部に位置して、段差状の環状凹部4bが設けられており、この環状凹部4bの内面がフランジ部26の外径角部26aと対向している。
【0017】図2に拡大して示すように、環状凹部4bの内面には、内径面4cと軸方向端面4dとが設けられており、前者の環状凹部4bの内径面4cがフランジ部26の外径角部26aの外径面26bと径方向に対向して、この両面4c,26bの間に所定の大きさを備えた径方向間隙5が設定されるとともに、後者の環状凹部4bの軸方向端面4dがフランジ部26の外径角部26aの軸方向端面26cと軸方向に対向して、この両面4d,26cの間に所定の大きさを備えた軸方向間隙6が設定されている。
【0018】したがって、振動リング4がその作動時にアンバランス量の増大等によって径方向に変位すると、環状凹部4bの内径面4cがフランジ部26の外径角部26aの外径面26bに円周上の一箇所で接触するために、振動リング4がそれ以上の変位量をもって径方向変位するのが阻止される。したがって、この環状凹部4bの内径面4cは、振動リング4が取付部品21に対して径方向変位するのを一定以下の大きさに規制する径方向ストッパ部4eとして機能するものである。」

(3)【図1】及び【図2】を参照すると、以下のことが分かる。
ア 振動リング4は、径方向拡大部24の外周側に弾性体3を介して連結されて環状となっている部分(当該「部分」を、以下「振動リング4の本体部分」という。)と、振動リング4の本体部分から軸方向一方へ向けて延設されたオフセット部4aとからなっていること。
イ オフセット部4aは、フランジ部26の外周側に配置され、オフセット部4aの内径部に、フランジ部26の外径面26bと径方向に対向して、フランジ部26の外径面26bとの間に径方向間隙5を設定していること。
ウ 径方向間隙5は、他の寸法に比較すれば「微小」であること。

(4)上記の記載事項及び図面の記載を総合し、本願発明の記載ぶりに則って整理すると、引用文献1には、「ダイナミックダンパ」に関して、発明の実施の形態として、次の発明(以下「引用発明」という。)が記載されている。
「取付部品21の外周側にゴム状弾性材製の弾性体3を介して振動リング4を連結してなるダイナミックダンパ1であって、
前記取付部品21は、回転シャフトに固定される筒状部22、この筒状部22の軸方向一端部から径方向外方へ向けて一体成形された径方向拡大部24、及び径方向拡大部24の外径端部から軸方向一方へ向けて一体成形された拡大筒状部25と、この拡大筒状部25の軸方向一端部から径方向外方へ向けて一体成形されたフランジ部26とを一体に有し、
前記振動リング4は、前記径方向拡大部24の外周側に前記弾性体3を介して連結された環状の振動リング4の本体部分と、前記振動リング4の本体部分から軸方向一方へ向けて延設されたオフセット部4aとを一体に有し、
前記オフセット部4aは、前記フランジ部26の外周側に配置され、前記オフセット部4aの内径部に、フランジ部26の外径面26bと径方向に対向して、前記フランジ部26の外径面26bとの間に微小な径方向間隙5を設定し、径方向ストッパ部4eとして機能する段差状の環状凹部4bの内径面4cが設けられるダイナミックダンパ1。」

2 原査定の拒絶の理由に引用され、本願出願前に頒布された又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった実願昭61-74875号(実開昭62-185969号)のマイクロフィルム(以下「引用文献2」という。)には、図面とともに次の事項が記載されている。
(1)「本考案は,複合式ダンパプーリに関するものである。」(明細書2ページ8行?9行)

(2)「第1図に戻って,複合式ダンパプーリ1は,ハブ部材2と,該ハブ部材2の外周にゴムで出来た第1の弾発部材3を介して取付けられた円環状のプーリ部材4とを有している。」(明細書7ページ16行?19行)

(3)「ハブ部材2のボス部25とプーリ部26との間のデッドスペースにおいて,ボス部25の周囲には断面がL字形状の弾発部材支持部材5が圧入によって取り付けられている。弾発部材支持部材5にはゴムで出来た第2の弾発部材11を介して円環状の質量部材12が取り付けられている。
弾発部材支持部材5と第2の弾発部材11とは加硫接着されており,質量部材12と第2の弾発部材11も加硫接着されている。
第1図から分かるように,第2の弾発部材11は,弾発部材支持部材5の表面であってクランクシャフト13の軸線に略直角な表面37に取り付けられている。これは,言い換えれば,第2の弾発部材11は,弾発部材支持部材5を介してハブ部材2の表面であってクランクシャフト13の軸線に略直角な表面に取り付けられているとも言うことが出来る。
質量部材12とプーリ部26の内壁面18との間の間隔は約2mm程度とされている。
複合式ダンパプーリ1は,第1の弾発部材3とプーリ部材4とから構成されるダイナミックダンパーによってクランクシャフト13の捩じり振動を低減し,第2の弾発部材11と質量部材12とから構成されるダイナミックダンパーによってクランクシャフト13の曲げ振動を低減するようにされている。
第1の弾発部材3とプーリ部材4とから構成されるダイナミックダンパーについてプーリ部材4の振動方向は周方向であり,第2の弾発部材11と質量部材12とから構成されるダイナミックダンパーについて質量部材12の振動方向は上下方向,即ち矢印A,B方向である。」(明細書9ページ5行?10ページ16行)

(4)「本実施例では,ハブ部材2のプーリ部26の内壁面18にダスト排出溝61が設けられている点に特徴がある。ダスト排出溝61は,プーリ部26の内壁面18であって質量部材12と相対向する面に取り付けられている。」(明細書10ページ19行?11ページ3行)

(5)「第2図からも分かるように,ダスト排出溝61は,プーリ部26の内壁面18に複数個設けられている。本実施例では,8個設けられている。
第1図に戻って,ダスト排出溝61は連結部27から遠のくに従ってその深さが深くなるようにされている。」(明細書11ページ10行?15行)

(6)「本考案によれば,質量部材とハブ部材の内壁面との間へ埃,塵,砂等が入り込んでも直ぐに排出されるので,埃,塵,砂等が質量部材とハブ部材の内壁面との間の空間に溜まることはない。」(明細書13ページ16行?19行)

(7)「本実施例では,質量部材12とプーリ部26との間の空間38に埃,塵,砂等が侵入しても,ダスト排出溝61は連結部27から遠のくに従ってその深さが深くなるようにされているので,侵入した埃,塵,砂等は,複合式ダンパプーリ1が回転するとき,遠心力で空間38のなかから直ぐに排出される。従って,埃,塵,砂等が空間38のなかに留まることはない。」(明細書12ページ2行?9行)

(8)「斬くて,本実施例では,埃,塵,砂等が空間38のなかに溜まることはないので,質量部材12の矢印A,B方向の変位が制限されることがない。
従って,複合式ダンパプーリ1の曲げ振動減衰機能が低下することもない。」(明細書12ページ15行?19行)

(9)第1図を参照すると、ハブ部材2の内周側のボス部25の周囲に、第2の弾発部材11を介して円環状の質量部材12の一端が、AB方向(図面において上下方向)、すなわちクランクシャフト13に対して直交方向に振動するように取り付けられていることが分かる。

(10)上記の事項及び図面の記載を総合すると、引用文献2には、複合式ダンパープーリーにおいて、ハブ部材2と、ハブ部材2の外周に第1の弾発部材3を介して取付けられた円環状のプーリ部材4とを有し、ハブ部材2の内周側のボス部25の周囲に、第2の弾発部材11を介して円環状の質量部材12の一端がクランクシャフト13に対して直交方向に振動するように取り付けられており、質量部材12と内壁面18との間の間隔は約2mm程度であり、質量部材12とハブ部材2の内壁面18との間に埃、塵、砂等が入り込んでも直ぐに排出されるようにするために、ハブ部材2の内壁面18に、連結部27から遠のくに従ってその深さが深くなるダスト排出溝61を複数個設けることが記載されている。

第5 対比、判断
(1)対比
本願発明と引用発明とを対比する。
引用発明の「取付部品21」は、本願発明の「ハブ」に相当する。
以下同様に、「ゴム状弾性材製の弾性体3」は、「ゴム状弾性体製の弾性体」に、
「振動リング4」は、「振動リング」に、
「ダイナミックダンパ1」は、「ダイナミックダンパ」に、
「回転シャフト」は、「シャフト」に、
「筒状部22、この筒状部22の軸方向一端部から径方向外方へ向けて一体成形された径方向拡大部24、及び径方向拡大部24の外径端部から軸方向一方へ向けて一体成形された拡大筒状部25」は、「環状のハブ本体」に、
「拡大筒状部25の軸方向一端部から径方向外方へ向けて一体成形されたフランジ部26」は、「ハブ本体から径方向外方へ向けて延設された外向きフランジ部」に、
「径方向拡大部24の外周側に前記弾性体3を介して連結され」ることは、「ハブ本体の外周側に前記弾性体を介して連結され」ることに、
「振動リング4の本体部分」は、「振動リング本体」に、
「オフセット部4a」は、「筒状部」に、
「オフセット部4aの内径部」は、「筒状部の内周面」に、
「フランジ部26の外径面26bと径方向に対向して、前記フランジ部26の外径面26bとの間に微小な径方向間隙5を設定し、径方向ストッパ部4eとして機能する段差状の環状凹部4bの内径面4c」は、「外向きフランジ部の外周端部との間に微少な径方向間隙を設定するストッパ」に、それぞれ相当する。

以上のことから、本願発明と引用発明とは次の点で一致する。
「ハブの外周側にゴム状弾性体製の弾性体を介して振動リングを連結してなるダイナミックダンパであって、
前記ハブは、シャフトに固定される環状のハブ本体と、前記ハブ本体から径方向外方へ向けて延設された外向きフランジ部とを一体に有し、
前記振動リングは、前記ハブ本体の外周側に前記弾性体を介して連結された環状の振動リング本体と、前記振動リング本体から軸方向一方へ向けて延設された筒状部とを一体に有し、
前記筒状部は、前記外向きフランジ部の外周側に配置され、前記筒状部の内周面に、前記外向きフランジ部の外周端部との間に微少な径方向間隙を設定するストッパが設けられるダイナミックダンパ。」

一方で、両者は次の点で相違する。
[相違点]
本願発明においては、ストッパは、「内向き突起状」で、「円周上複数」設けられ、
振動リングの「筒状部の内周面における前記ストッパを設けた部位以外の円周上部位に、前記筒状部の先端部へ向けて内径寸法が徐々に拡大する向きに傾斜するテーパ面状の泥水排出面が設けられている」のに対して、
引用発明においては、段差状の環状凹部4bの内径面4cは、内向き突起状ではなく、複数でもなく、テーパ面状の泥水排出面は設けられていない点。

(2)判断
ア 引用文献2に記載された事項について
引用文献2に記載された事項の「ハブ部材2」は、本願発明の「ハブ」に相当する。
また、引用文献2に記載された事項の「質量部材12」は、クランクシャフト13に対して直交方向に振動するから、「振動リング」ということができる。

引用文献2の「本実施例では,埃,塵,砂等が空間38のなかに溜まることはないので,質量部材12の矢印A,B方向の変位が制限されることがない。」(前記「第4 2(8)」を参照。)との記載を参酌すれば、空間38内の埃、塵、砂等は、質量部材12が矢印A、B方向、すなわちクランクシャフト13に対して直交方向に振動する際に、質量部材12が振動することを妨害するものである。
ここで、質量部材12と内壁面18との間の間隔は約2mm程度であるから、質量部材12がクランクシャフト13に対して直交方向に許容量以上に大きく振動した場合に、空間38内に埃、塵、砂等がなければ、質量部材12がハブ部材2の内壁面18に衝突することは、当業者であれば明らかである。
そうすると、引用文献2に直接的には記載されていないものの、ハブ部材2の内壁面18は、質量部材12の他端側がクランクシャフト13に対して直交方向に許容量以上振動する際のストッパにもなりうると解される。

引用文献2に記載された事項の「埃,塵,砂等」と、本願発明の「泥水」とは、いずれも「異物」である点で共通しており、また、引用文献2の第2図を参照すれば、引用文献2に記載された事項のダスト排出溝61は、「面」となる部分を有しているといえる。
そうすると、引用文献2に記載された事項の「連結部27から遠のくに従ってその深さが深くなるダスト排出溝61」と、本願発明の「筒状部の先端部へ向けて内径寸法が徐々に拡大する向きに傾斜するテーパ面状の泥水排出面」とは、「筒状部の先端部へ向けて内径寸法が徐々に拡大する向きに傾斜する異物排出面」である限りにおいて共通する。

以上のことから、引用文献2に記載された事項は、本願発明の用語を用いて表すと、ハブの内周側のボス部の周囲に、弾性体を介して振動リングを連結し、ハブの内周面にストッパになりうる部位を有し、ハブの内周面の当該ストッパになりうる部位以外の円周上部位に、筒状部の先端部へ向けて内径寸法が徐々に拡大する向きに傾斜する異物排出面を設けることを開示しているといえる。

イ 引用発明に引用文献2に記載された事項を適用することについて
引用発明は、「取付部品21の外周側にゴム状弾性材製の弾性体3を介して振動リング4を連結してなるダイナミックダンパ1」であるから、本願発明の用語を用いて表すと、振動リングをハブの外周側に設けたものを前提としており、振動リングの内周面にストッパを設けている。
これに対して、引用文献2に記載された事項は、振動リングにあたる質量部材12を、クランクシャフト13の軸線に略直角な表面37に、第2の弾発部材11を介して取り付けることを前提としており、また、前記「ア」で述べたように、ハブの内周面にストッパとなりうる部位が設けられている点で、引用発明とは、前提とする構成及びストッパが設けられている部材が異なる。
そうすると、引用発明に、引用発明とは前提とする構成及びストッパが設けられる部材が、いずれも異なる引用文献2に記載された事項を、適用することが当業者にとって容易であるとはいえない。

また、引用文献2に記載された事項は、振動リングの「内周面」にストッパ及び「テーパ面状」の「泥水排出面」を設けることを開示するものではないから、たとえ引用発明に引用文献2に記載された事項を適用したとしても、本願発明に至るものではない。

したがって、引用発明において、相違点に係る本願発明の構成とすることは、引用文献2に記載された事項に基いて、当業者が容易に想到し得たこととはいえない。

よって、本願発明は、引用発明及び引用文献2に記載された事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。

第6 むすび
以上のとおり、本願発明(請求項1に係る発明)は、引用発明及び引用文献2に記載された事項に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。
したがって、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2019-08-06 
出願番号 特願2014-90897(P2014-90897)
審決分類 P 1 8・ 121- WY (F16F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 鵜飼 博人  
特許庁審判長 田村 嘉章
特許庁審判官 藤田 和英
小関 峰夫
発明の名称 ダイナミックダンパ  
代理人 野本 陽一  
代理人 桐山 大  
代理人 野本 陽一  
代理人 桐山 大  
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