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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない(前置又は当審拒絶理由) G06Q
管理番号 1357501
審判番号 不服2018-9831  
総通号数 241 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2020-01-31 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2018-07-18 
確定日 2019-12-05 
事件の表示 特願2016-192239「情報提供システム、及びそれに用いられるコンピュータプログラム」拒絶査定不服審判事件〔平成30年 4月 5日出願公開、特開2018- 55501〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成28年9月29日の出願であって、平成29年11月27日付けの拒絶理由通知に応答して、平成30年2月5日付けで意見書、手続補正書が提出され、平成30年4月18日付けで拒絶査定がなされた。これに対して、平成30年7月18日に拒絶査定不服審判が請求され、手続補正書が提出された。
そして、当審から令和元年6月25日付けで拒絶理由が通知され、令和元年8月29日付けで意見書及び手続補正書が提出されたものである。

2.令和元年6月25日付け拒絶理由通知の概要
「1.(進歩性)この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願前日本国内又は外国において頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
・・・中略・・・
引 用 文 献 等 一 覧

1.特開2005-270172号公報」

3.本願発明
本願請求項1に係る発明は、令和元年8月29日付け手続補正書による補正後の特許請求の範囲の請求項1に記載された次のとおりのものと認める。(以下、「本願発明」という。なお、下線は、補正箇所を示す。)
「 【請求項1】
各ユーザを識別するためのユーザ識別情報と各ユーザの行動傾向に関連する行動情報とが互いに関連付けられるように記述された行動データに基づいて各ユーザに関連する関連情報を生成し、ネットワークを介して接続される情報端末に前記関連情報を提供することにより前記関連情報を各ユーザに案内する情報提供システムであって、
前記情報端末とは別の複数のサービス端末を通じて提供される複数のサービスにおいて少なくとも一部のサービスの内容に変化が生じることにより当該一部のサービスの内容が変化する場合に、当該変化に伴い提供される当該変化の内容を取得することにより当該変化を契機に前記行動情報に基づいて前記一部のサービスに関連する一部のユーザを特定するユーザ特定手段と、
前記ユーザ特定手段の特定結果に基づいて、前記一部のユーザの全員に変化後の前記一部のサービスが提供されるように、前記一部のユーザが使用する前記情報端末に前記関連情報として変化後の前記一部のサービスの内容に関する情報を提供する情報提供手段と、を備えている、情報提供システム。」

4.当審の判断
(1)引用例
(1-1)当審の拒絶の理由に引用された、特開2005-270172号公報(以下、「引用文献1」という。)には、図面とともに、次の事項が記載されている。(なお、下線は当審において付加したものである。)

(a)「【0017】
図1に示すように、この形態のパチンコシステムは、データセンター10と複数のパチンコ店11とをネットワークIPを介して接続した構成となっている。
【0018】
前記データセンター10は、ファイヤーウォールで保護されたセンター内に、負荷分散装置とWebサーバを備えるとともに、店舗情報管理サーバ12と、顧客情報管理サーバ13及び自動応答手段を備を有するメールサーバ14を備えている。
【0019】
店舗情報管理サーバ12は、各店舗11からアップロードされる例えば、出玉情報や入金状態を蓄積するためのもので、蓄積されたデータはデータベースとして使用できるようになっている。
【0020】
顧客情報管理サーバ13は、顧客の登録情報とともに、来店などの履歴情報等を記録するためのもので、後述するように、顧客が来店時に2次元バーコード読み取り手段BRでアクセスするごとに2次元バーコードで特定される顧客の情報を更新するようになっている。
【0021】
メールサーバ14は、先にも述べたように、自動応答手段(例えば、ソフトウェア可)を有するもので、受信したメールのアドレスに対して固有のURLを記載したメールを返信する。また、メールサーバ14は、リストに記載されたアドレスに対して所定の内容のメールを送信できるように設計されている。例えば、後述するポイント数に応じて予めきめられたメッセージ(例えば、会員クーポン、新台入替えのお知らせ、前日の人気台、ポイントに応じた有利な出玉情報など)を組み合わせたメールをリストアップされた特定のアドレスへ送信(メーリングリスト)できるようになっており、前記リストアップは、例えば、来店数や使用金額など顧客の履歴情報に基づいて決めることができる。
【0022】
この他、データセンター10は景品管理サーバ15を備えており、各店舗11で使用する景品のデータを登録することで、貯玉に応じた景品の一覧のデータを要求に応じて送信できるようになっている。
【0023】
一方、前記パチンコの各店舗11は、従来と同様にホールコンピュータ4及びカウンタサービス機5を備え、かつ、店舗11内のパチンコ台の出玉情報を蓄積する出玉管理サーバ16と、来店客の携帯電話1から指定のメールアドレスにメールを送信させるアドレス入力手段17及び2次元バーコード読み取り手段BRを備えた情報表示端末18と、2次元バーコード読み取り手段BRを備えたサンド19を備えるとともに、通信制御サーバ20を介してインターネットIPに接続するようになっている。
【0024】
出玉管理サーバ16は、店内のパチンコ台3を統括するホールコンピュータ4と接続されており、ホールコンピュータ4が取得した各台3ごとの出玉情報を適宜の間隔で蓄積し、その蓄積したデータを通信制御サーバ20を介してデータセンター10へアップロードするようになっている。」
(b)「【0030】
サンド19は、図4(a)に示すように、店内の各パチンコ台3に併設しているもので、ホールコンピュータ4と接続されてる。また、このサンド19は、図4(a)に示すように、紙幣投入口22、コイン投入口23、貸し玉ボタン24、返却ボタン25、金額の表示手段26、使用中ランプ27、携帯電話1の置き台28、携帯センサ29、2次元バーコード読み取り手段BRを備えている。」
と記載されている。
(c)「【0048】
一方、その情報を参考にしてパチンコ台3を選ぶことができるので、選んだパチンコ台3に併設されたサンド19の通信ケーブル14に、2次元バーコードを表示させた携帯電話1を接続して置き台28に置く。すると、置き台28に置かれた携帯電話1を携帯センサ29が検出して、2次元バーコード読み取り手段BRを作動させる。読み取った2次元バーコードはデコードして日時と台番号などと一緒にデータセンター10へ送信する。データセンター10では、送られてきたデータをデータベースに照会して、該当する利用者のデータファイルを特定する。これでサンド19とホールコンピュータ4及びデータセンター10との間にリンクが成立したので、例えば、会員がサンド29の投入口からお金を入れると、入金額が会員のファイルへ日時とともに登録される。同時に、入金額に基づいて、貸し玉可能度数が設定され、そのデータはサンド19に送信されて金額の表示手段26に表示される。そのため、貸し玉ボタン24を押して入金額を貸し玉に交換すると、一回押すごとに1カウントのダウンさせる旨の信号が送られ、貸し玉度数がダウンするとともに、入金額から貸し玉金額を引いた金額が日時とともに残金として登録され、そのデータはサンド19へ送り返されて金額の表示手段26に表示される。また、同時に、サンド19の置き台28に置いた携帯電話1にも記憶させる。このように携帯電話1にデータを記憶させることにより、記憶させたデータを携帯電話1に表示させるようにしたり、データベースと接続した際に、互いのデータを検証するようにもできる。
【0049】
ところで、遊技途中でパチンコ台3を替わる場合は、携帯電話1を置き台28から取り出す。すると、携帯電話1が置き台28から取り出したことを携帯センサ29が検出して、データセンター10との接続を終了させるので、通信ケーブル14を外す。」

(1-2)そうすると、引用文献1には以下の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されている。
「データセンター10と複数のパチンコ店をネットワークIPで接続し、各パチンコ店では、ホールコンピュータ4によって店内のパチンコ台が統括されたパチンコシステムにおいて、
パチンコ台はサンド19を併設しており、サンド19とホールコンピュータ4が接続され、
データセンター10は、顧客情報管理サーバ13及び自動応答手段を有するメールサーバ14を備え、
顧客情報管理サーバ13は、顧客の登録情報とともに、来店などの履歴情報等を記録し、
メールサーバ14は、来店数や使用金額など顧客の履歴に基づいたリストに記載されたアドレスに対して新台入替えなどのお知らせ等をメッセージを組み合わせて送信(メーリングリスト)する。」

(2)対比
次に、本願発明と引用発明とを対比する。
(a)引用発明の「アドレス」は「各ユーザを識別するためのユーザ識別情報」に相当し、引用発明の「来店数や使用金額など顧客の履歴」は「各ユーザの行動傾向に関連する行動情報」に相当し、引用発明の「アドレス」が記載された「来店数や使用金額など顧客の履歴に基づいたリスト」は「各ユーザを識別するためのユーザ識別情報と各ユーザの行動傾向に関連する行動情報とが互いに関連付けられるように記述された行動データ」に相当する。
また、引用発明の「新台入替えなどのお知らせ等のメッセージ」は「各ユーザの関連する情報」であるといえ、該「メッセージ」が生成されることは明らかであるから、引用発明において「関連情報を生成」しているといえる。
このため、引用発明は、「各ユーザを識別するためのユーザ識別情報と各ユーザの行動傾向に関連する行動情報とが互いに関連付けられるように記述された行動データに基づいて各ユーザに関連する関連情報を生成」に相当する構成を有する。

(b)引用発明の「データセンター10は、顧客情報管理サーバ13及びメールサーバを備え」、「顧客情報管理サーバ13は、顧客の登録情報とともに、来店などの履歴情報等を記録」するものであり、「メールサーバ14は、来店数や使用金額など顧客の履歴に基づいたリストに記載されたアドレスに対して新台入替えなどのお知らせ等のメッセージを組み合わせて送信(メーリングリスト)する」ものであるところ、メールサーバ10からメッセージが送信されるメーリングリストのアドレスは、来店数や使用金額など顧客の履歴に基づいたリストに記載された顧客の携帯電話1等のアドレスである。
このため、引用発明は、携帯電話網などのネットワークに接続された顧客の携帯電話1等の情報端末に対してメッセージを提供し、顧客に案内しているといえるから、引用発明は「ネットワークを介して接続される情報端末に前記関連情報を提供することにより前記関連情報を各ユーザに案内する情報提供システム」に相当する。

(c)引用発明のパチンコ台3は顧客の携帯電話1等の情報端末とは別の複数のサービス端末であるとともに、明細書の段落【0048】の「その情報を参考にしてパチンコ台3を選ぶ」や段落【0049】の「遊戯途中でパチンコ台3を替わる場合」などの記載を参酌すれば、引用発明のパチンコ台3は複数種類あり、パチンコ台の種類に応じて異なる複数のサービスを提供していることが読み取れるとともに、パチンコ台の「新台入替え」により、提供されるサービスの内容に変化が生じることから、引用発明の「新台入替え」は、「前記情報端末とは別の複数のサービス端末を通じて提供される複数のサービスにおいて少なくとも一部のサービスの内容に変化が生じることにより当該一部のサービスの内容が変化する場合」に相当する。
また、引用発明のメールサーバ14が送信に用いるリストは「来店数や使用金額などの顧客の履歴に基づいたリスト」であるから、送信される顧客が特定されているといえる。
このため、引用発明は、「前記情報端末とは別の複数のサービス端末を通じて提供される複数のサービスにおいて少なくとも一部のサービスの内容に変化が生じることにより当該一部のサービスの内容が変化する場合に」「前記行動情報に基づいて前記一部のサービスに関連する一部のユーザを特定するユーザ特定手段」に相当する構成を有する。

(d)引用発明のメールサーバ14は、来店数や使用金額などの顧客の履歴に基づいたリストに基づいて送信を行うものであって、メッセージが送信されるのは、該リストに基づいた顧客の一部、すなわち、「一部のユーザの全員」であって、その「一部のユーザが使用する」「情報端末に」対してであるといえる。
また、「新台入替え」はパチンコ台の変化であるから、引用発明において「新台入替え等のお知らせのメッセージ」を送信するということは、「変化後の」「一部のサービスが提供されるように」「関連情報として変化後の」「一部のサービスの内容に関する情報を提供する」ことに他ならない。
このため、引用発明は、「前記ユーザ特定手段の特定結果に基づいて、前記一部のユーザの全員に変化後の前記一部のサービスが提供されるように、前記一部のユーザが使用する前記情報端末に前記関連情報として変化後の前記一部のサービスの内容に関する情報を提供する情報提供手段」に相当する構成を有する

そうすると、本願発明と引用発明は、
[一致点]
「各ユーザを識別するためのユーザ識別情報と各ユーザの行動傾向に関連する行動情報とが互いに関連付けられるように記述された行動データに基づいて各ユーザに関連する関連情報を生成し、ネットワークを介して接続される情報端末に前記関連情報を提供することにより前記関連情報を各ユーザに案内する情報提供システムであって、
前記情報端末とは別の複数のサービス端末を通じて提供される複数のサービスにおいて少なくとも一部のサービスの内容に変化が生じることにより当該一部のサービスの内容が変化する場合に、前記行動情報に基づいて前記一部のサービスに関連する一部のユーザを特定するユーザ特定手段と、
前記ユーザ特定手段の特定結果に基づいて、前記一部のユーザの全員に変化後の前記一部のサービスが提供されるように、前記一部のユーザが使用する前記情報端末に前記関連情報として変化後の前記一部のサービスの内容に関する情報を提供する情報提供手段と、を備えている、情報提供システム。」である点で一致し、以下の点で相違している。

[相違点1]
本願発明は、「当該変化に伴い提供される当該変化の内容を取得することにより当該変化を契機に」「ユーザを特定する」のに対して、引用発明では、ユーザを特定するタイミングについては言及していない点。

(3)当審の判断
(a)相違点1について
メーリングのリストは、履歴に応じて順次更新されているものであり、パチンコ台の新台入替えのお知らせのタイミングに合わせて最新のリストが使用されているのは明らかである。新台入替えによって、パチンコ台を通じて提供される視覚的、音響的、ストーリー的な内容のサービスに変化があることから、「前記情報端末とは別の複数のサービス端末を通じて提供される複数のサービスにおいて少なくとも一部のサービスの内容に変化が生じることにより当該一部のサービスの内容が変化する場合に」ユーザを特定しているのは当然の事項であり、「変化を契機として」ユーザを特定している。
また、引用発明における「新台端末」において、「当該変化に伴い提供される当該変化の内容を取得することにより当該変化を契機に」したことについても、新台の端末に関する変化の内容は当然取得されるものであるし、ユーザの特定は最新のリストに基づくものであるから、「当該変化に伴い提供される当該変化の内容を取得することにより」ユーザを特定することは、単なるタイミングの設定に過ぎず、技術的困難性は認められないし、格別な効果も認められない。

(b)そして、本願発明の奏する作用効果は、引用発明の作用効果から予測される範囲内のものにすぎず、格別顕著なものということはできない。

(c)また、請求人は、意見書で、段落0070の記載のとおり作用効果を奏する旨主張している。
明細書には、
「【0070】
本発明によれば、一部のサービス端末のサービス内容が変化した場合に、その変化に関連する一部のユーザにその一部のサービス端末の情報が提供される。つまり、各サービス端末側のサービス状況の変化を契機に、その変化の情報をユーザに提供することができる。また、そのような情報の提供先を各ユーザの行動傾向に関連する行動情報に基づいて選別することができるので、その変化の情報をより適切なユーザに提供することができる。具体的には、例えば、期間限定のイベント等が一部のサービス端末でのみ実行される場合に、そのイベントの情報をより適切なユーザに提供することができる。これにより、これらのような考慮がされない場合に比べて、情報提供の効果を向上させることができる。」
と記載されている。
この記載を検討すると、「各サービス端末側のサービス状況の変化を契機に、その変化の情報をユーザに提供することができる。」という記載からみて、サービス状況の変化を契機に、情報をユーザに提供することは記載されているものの、サービス状況の変化を契機に「ユーザを特定する」ことは記載されていない。サービス状況の変化についての提供先については、「各ユーザの行動傾向に関連する行動情報に基づいて選別する」と記載されており、こちらも、サービス状況の変化を契機に「ユーザを特定する」ことは記載されていないから、この主張は、明細書の記載に基づかない。
サービス状況の変化によって取得について、明細書には、
「【0037】
例えば、このような各種の処理として、Webサービス管理部17は、プレイデータ14bを参照しつつ、各ユーザUのうち変化後の内容に関連する特定ユーザU1を特定する処理を実行してよい。例えば、このような処理は、プレイデータ14bに基づいて、変化後の内容(例えば、ゲーム機サービス管理部16を介して取得してもよいし、ゲーム機GMから直接取得してもよい)を送信したゲーム機GM若しくはその設置店舗4を利用した実績のあるユーザU、そのゲーム機のゲームと同じゲーム若しくは同種のゲームをプレイした実績のあるユーザU(更にそのようなユーザUのうち特別のプレイ状況を満たすユーザUに限定されてもよい)、同種のイベントの利用実績のあるユーザU、又はその設置店舗4付近の店舗4をよく利用するユーザU等を特定ユーザU1として特定するように実行されてよい。」と記載されている。
この記載についても、「サービス状況の変化を契機」に「ユーザを特定する」ことは記載されていない。
この主張は明細書の記載に基づかないものであるから、採用できない。

さらに、「引用文献1がプル型の情報提供を目的としていることをも考慮すれば、正反対のプッシュ型の情報に対応するA項への改変には阻害要因があるとも考えられます。少なくとも、後知恵を働かせない限りは、引用文献1から正反対のA項の構成にはとても到らない」と主張している。
この点について検討する。
引用文献1には、
「【0046】
一方、処理140で携帯電話1から送信されたメールアドレスを照合した際に、メールアドレスが既にデータベースに登録済みの場合は2回目以降の来店と見なす。このとき、前回の来店より24時間以上経過していれば(24時間以内でも日付が変わっていれば可)、登録者のデータにポイントを追加する処理(190)を行う。同時に、ポイント増加を知らせるメールを返信する(200)。」
と記載されている。
この記載から、引用文献1には、ポイント増加を知らせるメールを送ることが記載されていて、さらに、【0021】の「ポイント数に応じて予めきめられたメッセージ(例えば、会員クーポン、新台入替えのお知らせ、前日の人気台、ポイントに応じた有利な出玉情報など)を組み合わせたメール」という記載を併せ読めば、「新台入替えのお知らせ」は当然プッシュ型であるといえるから、阻害要因にはならない。

(4)まとめ
以上のとおりであるから、本願発明は、引用発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものである。

5.むすび
以上のとおり、請求項1に係る発明は、引用発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから、他の請求項については検討するまでもなく、本願は拒絶すべきものである。
 
審理終結日 2019-09-30 
結審通知日 2019-10-01 
審決日 2019-10-18 
出願番号 特願2016-192239(P2016-192239)
審決分類 P 1 8・ 121- WZ (G06Q)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 阿部 潤  
特許庁審判長 佐藤 聡史
特許庁審判官 田内 幸治
石川 正二
発明の名称 情報提供システム、及びそれに用いられるコンピュータプログラム  
代理人 山本 晃司  
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