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審決分類 |
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する B22D 審判 訂正 4項(134条6項)独立特許用件 訂正する B22D 審判 訂正 特許請求の範囲の実質的変更 訂正する B22D 審判 訂正 3項(134条5項)特許請求の範囲の実質的拡張 訂正する B22D |
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管理番号 | 1365212 |
審判番号 | 訂正2020-390038 |
総通号数 | 250 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2020-10-30 |
種別 | 訂正の審決 |
審判請求日 | 2020-05-22 |
確定日 | 2020-08-03 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第6529991号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 |
結論 | 特許第6529991号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項13について訂正することを認める。 |
理由 |
1.手続の経緯 本件訂正審判の請求に係る特許第6529991号は、2015年(平成27年)5月21日(パリ条約に基づく優先権主張外国庁受理 2014年(平成26年)5月21日(US)アメリカ合衆国、2014年(平成26年)10月7日(US)アメリカ合衆国)を国際出願日として出願され、令和1年5月24日に設定登録(令和1年6月12日特許掲載公報発行)がされ、令和2年5月22日に本件訂正審判の請求がされたものである。 2.請求の趣旨及び訂正の内容 本件訂正審判の請求の趣旨は、特許第6529991号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項13について訂正することを認める、との審決を求めるものである。 そして、訂正の内容は、以下の(1)に示す訂正事項のとおり訂正するというものである。 (1)訂正事項 特許請求の範囲の請求項13を削除する。 3.当審の判断 上記の訂正事項に係る訂正が、特許法第126条第1項、第5項ないし第7項の要件を満たすかどうかについて、以下に検討する。 (1) 訂正の目的について 訂正事項は、訂正前特許請求の範囲の請求項13を削除するものであるから、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する「特許請求の範囲の減縮」を目的とするものである。 (2) 願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内であることについて 訂正事項は、請求項13を削除するものであり、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内であることは明らかであるから、特許法第126条第5項に規定する要件を満たす。 (3) 実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更する訂正ではないことについて 訂正事項は、請求項13を削除するものであり、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更する訂正ではないことは明らかであるから、特許法第126条第6項に規定する要件を満たす。 (4) 独立特許要件(特許法第126条第7項)について 訂正事項に係る訂正は、特許請求の範囲の請求項13を削除するものであるから、独立特許要件の判断の対象となる請求項が存在しない。 4.むすび したがって、本件訂正審判の請求は、特許法第126条第1項ただし書第1号に掲げる事項を目的とし、かつ、同条第5項ないし第7項の規定する要件を満たすので、当該訂正を認める。 よって、結論のとおり審決する。 |
発明の名称 |
(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 溶融金属の源に連結可能な供給管と、 前記供給管の遠位端に位置する一次ノズルであって、前記溶融金属を出口開口部を通って溶融液溜めに送り届けるために前記溶融液溜め中に潜水可能な一次ノズルと、 前記溶融液溜め中に潜水可能かつ前記一次ノズルに隣接して位置付け可能な二次ノズルであって、前記溶融金属が前記一次ノズルの出口開口部から絞りを通過することに応答して前記溶融液溜めの一部を絞りを通って循環させるために低圧領域を生成するように形作られた前記絞りを含む、二次ノズルと、を備える、システム。 【請求項2】 前記溶融液溜めが、鋳造されているインゴットの液体金属である、請求項1に記載のシステム。 【請求項3】 前記溶融液溜めが、炉内の液体金属である、請求項1に記載のシステム。 【請求項4】 前記二次ノズルが、前記一次ノズルに連結される、請求項1に記載のシステム。 【請求項5】 前記一次ノズルを通る前記溶融金属の流動を制御するための、前記供給管に隣接した流動制御デバイスを更に備える、請求項1に記載のシステム。 【請求項6】 前記流動制御デバイスが、前記供給管内に変動磁場を生成するための1つ以上の磁気源を含む、請求項5に記載のシステム。 【請求項7】 前記1つ以上の磁気源が、前記供給管内の前記溶融金属の回転運動を誘導するように位置付けられる、請求項6に記載のシステム。 【請求項8】 前記供給管内の前記溶融金属から熱を取り除くための、前記供給管に隣接して位置付けられた温度制御デバイスを更に備える、請求項6に記載のシステム。 【請求項9】 前記溶融金属の温度を測定するための、前記供給管に隣接した温度プローブと、 前記温度プローブによって測定された前記温度に応答して前記温度制御デバイスを調整するための、前記温度プローブ及び前記温度制御デバイスに連結されたコントローラと、を更に備える、請求項8に記載のシステム。 【請求項10】 前記一次ノズルが、矩形形状である、請求項1に記載のシステム。 【請求項11】 前記供給管が、前記供給管の前記遠位端に位置する第2の一次ノズルを更に含み、前記第2の一次ノズルが、前記溶融金属を出口開口部を通って前記溶融液溜めに送り届けるために前記溶融液溜め中に潜水可能であり、前記システムが、前記溶融液溜め中に潜水可能かつ前記第2の一次ノズルに隣接して位置付け可能な第2の二次ノズルを更に備え、前記第2の二次ノズルが、前記溶融金属が前記第2の一次ノズルの出口開口部から第2の絞りを通過することに応答して前記溶融液溜めを循環させるために第2の低圧領域を生成するように形作られた前記第2の絞りを含む、請求項1に記載のシステム。 【請求項12】 前記一次ノズル及び前記第2の一次ノズルを通る前記溶融金属の流動を制御するための、前記供給管に隣接した流動制御デバイスを更に備える、請求項11に記載のシステム。 【請求項13】 (削除) 【請求項14】 平行に共に連結された第1のプレート及び第2のプレートを有するプレートノズルを含む供給管であって、少なくとも1つの出口ノズルの方へ前記プレートノズルを通して溶融金属を導くための通路を画定する、供給管を備え、 溶融液溜め中に潜水可能かつ前記プレートノズルの前記少なくとも1つの出口ノズルに隣接して位置付け可能な二次ノズルを更に備え、前記二次ノズルが、溶融金属が前記プレートノズルから絞りを通過することに応答して前記溶融液溜めの一部を絞りを通って循環させるために低圧領域を生成するように形作られた前記絞りを含む、装置。 【請求項15】 前記二次ノズルが、前記プレートノズルに取り外し可能に連結可能である、請求項14に記載の装置。 |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
審理終結日 | 2020-06-30 |
結審通知日 | 2020-07-06 |
審決日 | 2020-07-21 |
出願番号 | 特願2016-568671(P2016-568671) |
審決分類 |
P
1
41・
856-
Y
(B22D)
P 1 41・ 854- Y (B22D) P 1 41・ 855- Y (B22D) P 1 41・ 851- Y (B22D) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 藤長 千香子 |
特許庁審判長 |
刈間 宏信 |
特許庁審判官 |
田々井 正吾 大山 健 |
登録日 | 2019-05-24 |
登録番号 | 特許第6529991号(P6529991) |
発明の名称 | 混合エダクタノズル及び流動制御デバイス |
代理人 | 山本 宗雄 |
代理人 | 松谷 道子 |
代理人 | 松谷 道子 |
代理人 | 山本 宗雄 |