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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 G06F
管理番号 1371244
審判番号 不服2019-13146  
総通号数 256 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2021-04-30 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2019-10-02 
確定日 2021-03-02 
事件の表示 特願2018- 66591「入力支援装置、入力支援システム、入力支援方法、及び入力支援プログラム」拒絶査定不服審判事件〔令和 1年10月17日出願公開、特開2019-179297、請求項の数(8)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成30年3月30日の出願であって、令和元年5月9日付けの拒絶理由の通知に対し、令和元年7月11日に意見書が提出されるとともに手続補正がなされたが、令和元年7月18日付けで拒絶査定(原査定)がなされ、これに対して令和元年10月2日に拒絶査定不服審判の請求がなされると同時に手続補正がなされ、令和2年10月20日付けの拒絶理由の通知(以下、「当審拒絶理由通知」という。)に対し、令和2年12月28日に意見書が提出されるとともに手続補正がなされたものである。


第2 原査定の概要
原査定(令和元年7月18日付け拒絶査定)の概要は次のとおりである。

本願請求項1-8に係る発明は、以下の引用文献Aに基づいて、その発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下、「当業者」という。)が容易に発明できたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

A.特開2007-040922号公報


第3 当審拒絶理由の概要
当審拒絶理由の概要は次のとおりである。

本願請求項1-8に係る発明は、以下の引用文献1-3に基づいて、当業者が容易に発明できたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献等一覧
1.特開2008-250824号公報(当審で新たに引用した文献)
2.特開2007-40922号公報(拒絶査定時の引用文献A)
3.特開2003-248656号公報(当審で新たに引用した文献)


第4 本願発明
本願請求項1-8に係る発明(以下、それぞれ「本願発明1」-「本願発明8」という。)は、令和2年12月28日の手続補正で補正された特許請求の範囲の請求項1-8に記載された事項により特定される発明であり、本願発明1-8は以下のとおりの発明である。

「 【請求項1】
金融サービスの入力支援装置において、サービスの種類ごとに、該種類と、前記サービスの提供のための登録に必要な入力をユーザが行うための複数種類の入力画面とを対応付ける第1情報を記憶する記憶部と、
登録の対象となる前記サービスの指定を受け付ける受付部と、
前記記憶部内の前記第1情報に基づいて、前記受付部を介してユーザにより指定された前記サービスの種類に対応付けられる複数種類の入力画面を特定し、特定した前記複数種類の入力画面のそれぞれに対応付けられた操作部を有するユーザインターフェース用の表示情報であって、前記操作部への操作に応じて対応する一の前記入力画面を表示させるユーザインターフェース用の表示情報を出力する表示制御部とを含み、
前記受付部は、複数種類の前記サービスに対する同時の指定を受け付け、
前記表示制御部は、特定の前記入力画面が共通に対応付けられた複数種類の前記サービスが前記受付部を介して同時に指定された場合に、該特定の前記入力画面に対応する前記操作部については重複して含まない前記表示情報を出力する、入力支援装置。
【請求項2】
前記表示制御部は、前記複数種類の入力画面を順に出力し、
前記表示制御部は、前記順に係る推奨順を表す第2情報を更に出力する、請求項1に記載の入力支援装置。
【請求項3】
前記第2情報は、複数種類の前記入力画面のそれぞれに対応付けられた選択ボタンの形態である、請求項2に記載の入力支援装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記選択ボタンに対するユーザの操作に応答して、該選択ボタンに対応付けられた種類の前記入力画面を出力する、請求項3に記載の入力支援装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記推奨順に従って少なくとも1つの前記選択ボタンを操作可能な状態及び操作不能な状態間で切り替える、請求項4に記載の入力支援装置。
【請求項6】
サーバの形態である請求項1?5のうちのいずれか1項の入力支援装置と、
クライアントコンピュータとを含み、
前記クライアントコンピュータは、
前記入力画面の出力先となる表示装置と、
ユーザからの入力を受け付ける入力部と、
前記入力画面が前記表示装置上に出力されている状態で前記入力部を介して入力された情報に基づいて、前記登録に係る登録情報を前記サーバに送信する処理装置とを含む、入力支援システム。
【請求項7】
金融サービスの入力支援方法において、サービスの種類ごとに、該種類と、前記サービスの提供のための登録に必要な入力をユーザが行うための複数種類の入力画面とを対応付ける第1情報を記憶部に記憶する記憶ステップと、
登録の対象となる前記サービスの指定を受け付ける受付ステップと、
前記記憶部内の前記第1情報に基づいて、前記受付ステップを介してユーザにより指定された前記サービスの種類に対応付けられる複数種類の入力画面を特定し、特定した前記複数種類の入力画面のそれぞれに対応付けられた操作部を有するユーザインターフェース用の表示情報であって、前記操作部への操作に応じて対応する一の前記入力画面を表示させるユーザインターフェース用の表示情報を出力する表示制御ステップとを含み、
前記受付ステップでは、複数種類の前記サービスに対する同時の指定を受け付け、
前記表示制御ステップでは、特定の前記入力画面が共通に対応付けられた複数種類の前記サービスが前記受付ステップを介して同時に指定された場合に、該特定の前記入力画面に対応する前記操作部については重複して含まない前記表示情報を出力する、入力支援方法。
【請求項8】
金融サービスの入力支援プログラムにおいて、サービスの種類ごとに、該種類と、前記サービスの提供のための登録に必要な入力をユーザが行うための複数種類の入力画面とを対応付ける第1情報を記憶部に記憶する記憶ステップと、
登録の対象となる前記サービスの指定を受け付ける受付ステップと、
前記記憶部内の前記第1情報に基づいて、前記受付ステップを介してユーザにより指定された前記サービスの種類に対応付けられる複数種類の入力画面を特定し、特定した前記複数種類の入力画面のそれぞれに対応付けられた操作部を有するユーザインターフェース用の表示情報であって、前記操作部への操作に応じて対応する一の前記入力画面を表示させるユーザインターフェース用の表示情報を出力する表示制御ステップとをコンピュータに実行させ、
前記受付ステップでは、複数種類の前記サービスに対する同時の指定を受け付け、
前記表示制御ステップでは、特定の前記入力画面が共通に対応付けられた複数種類の前記サービスが前記受付ステップを介して同時に指定された場合に、該特定の前記入力画面に対応する前記操作部については重複して含まない前記表示情報を出力する、入力支援プログラム。」


第5 引用文献、引用発明等
1.引用文献1について
当審拒絶理由に引用された引用文献1には、図面とともに次の事項が記載されている。

「【0006】
上述の特許文献1?3においても、このような情報は、申込者が口座振替の申込を行なう場合に入力する必要があり、登録が煩雑になっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、
効率的に口座振替の申込を支援するための口座振替登録支援システム、口座振替登録方法及び口座振替登録支援プログラムを提供することにある。」

「【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明を具体化した一実施形態を、図1?図12を用いて説明する。本実施形態では、ネットバンキングサービスを利用して、地域毎に提供されるサービスの利用料金の支払いについて口座振替の申込を行なう場合を想定する。ここでは、地域毎に提供されるサービスとして、電気やガス、水道のような公共サービスを想定する。
【0017】
図1に示すように、口座振替の申込を行なう利用者の利用者端末10は、ネットワークを介して、口座振替登録支援システムとしてのネットバンキングサーバ20に接続される。
【0018】
この利用者端末10は、インターネットに接続可能なコンピュータ端末であり、制御部(CPU、RAM、ROMやハードディスク記憶装置等)、ディスプレイ等から構成される表示部、キーボードやポインティングデバイスなどから構成される操作部を備えている。そして、この利用者端末10は、ブラウザプログラムを格納し、ブラウザ上でHTML(HyperText Markup Language )等で記述されたウェブページを表示するともに入力されたデータの送信を行なう。
【0019】
一方、ネットバンキングサーバ20は、残高照会や口座振替等のネットバンキングサービスを提供する金融機関のコンピュータサーバシステムである。このネットバンキングサーバ20は、公共料金の口座振替の申込を受け付けるための口座振替マスタデータ記憶部22、仮マスタデータ記憶部23及び制御部21を備える。
【0020】
制御部21は、制御手段(CPU)、記憶手段(RAM、ROM等)、通信手段等を備えており、後述する処理(入出金履歴取得段階、住所情報取得段階、振替先候補登録段階、申込受付段階、事業所候補登録段階の各処理等)を行なう。このための口座振替登録支援プログラムを実行することにより、制御部21は、図1に示すように、申込受付処理手段211、入出金履歴取得手段212、住所情報取得手段213、委託者データ更新手段214、グループ化処理手段215、営業所データ更新手段216として機能する。
【0021】
申込受付処理手段211は、利用者端末10からの口座振替の申込の受付処理を行なう。
入出金履歴取得手段212は、定期的に口座振替を完了した入出金履歴情報を基幹システム30の入出金履歴データベース32から取得する。」

「【0065】
(口座振替申込受付処理)
次に、図8、図9を用いて、口座振替申込受付処理を行なう手順について説明する。
まず、利用者は利用者端末10を用いて、ネットバンキングサーバ20にアクセスする。この場合、利用者端末10から、顧客IDおよびログインパスワードを送信する。そして、ネットバンキングサーバ20では、ユーザ認証が行なわれる。
【0066】
ユーザ認証を完了した場合には、ネットバンキングサーバ20は、バンキングサービスのメニュー画面を利用者端末10のディスプレイに出力させ
る。口座振替の申込を希望する場合には、このメニュー画面において、口座振替登録申込ボタンを選択する。
【0067】
そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、サービス種別の取得処理を実行する(ステップS5-1)。具体的には、制御部21の申込受付処理手段211は、利用者端末10のディスプレイに、図11に示すサービス選択画面500を出力させる。ここで、利用者は、口座振替を希望するサービス種別を選択する。選択が行なわれた場合、利用者端末10は選択されたサービス種別に関するデータをネットバンキングサーバ20に送信する。
【0068】
ネットバンキングサーバ20の制御部21は、料金の支払対象住所(口座振替の契約住所)の郵便番号の取得処理を実行する(ステップS5-2)。具体的には、制御部21の申込受付処理手段211は、利用者端末10のディスプレイに、図11に示す表示画面510を出力させる。この表示画面510は、利用者の引落口座の選択欄511、契約者名入力欄512、契約住所入力欄513を含む。この契約住所入力欄513は、契約先の住所の郵便番号の入力欄を含む。なお、制御部21の申込受付処理手段211が、ユーザ認証された利用者の住所情報を顧客データベース33から取得し、契約住所入力欄513に初期値として表示させることも可能である。
【0069】
次に、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、郵便番号、サービス種別に応じて委託者名候補の特定処理を実行する(ステップS5-3)。具体的には、制御部21の申込受付処理手段211は、口座振替マスタデータ記憶部22に記録された委託者テーブル221を用いて、表示画面510を通じて取得した郵便番号、サービス選択画面500を通じて取得したサービス種別に対応する委託者名を特定する。この場合、表示画面510を通じて取得した郵便番号の上位桁から、順次、委託者テーブル221に記録された郵便番号の一致を確認し、上位桁において一致する郵便番号を検出した場合には、この郵便番号に関連付けられた委託者名を抽出する。なお、一つの郵便番号に複数の委託者名が関連付けられている場合には、申込受付処理手段211は、複数の委託者名を抽出する。この場合、優先フラグが付与された委託者名候補は、表示順位を高くして早く表示されるように並び替える。
【0070】
そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、委託者名の取得処理を実行する(ステップS5-4)。具体的には、制御部21の申込受付処理手段211は、利用者端末10のディスプレイに、図12に示す表示画面520を出力させる。この表示画面520は、特定した委託者名候補を一覧表示させるとともに、各候補を選択可能にした委託者候補欄521を含む
。また、この表示画面520は、所望の委託者が委託者候補欄521にない場合に、任意の委託者名を入力することができる自由入力欄522を含む。
【0071】
そして、表示画面520の委託者候補欄521において委託者名の選択、又は自由入力欄522において委託者名の入力が行なわれた場合には、ネットバンキングサーバ20は利用者端末10から委託者名を取得する。ここで、委託者候補欄521において選択された場合には、申込受付処理手段211は、利用者端末10から選択された委託者名候補に関連付けられた委託者コードとともに候補選択フラグを取得する。一方、自由入力欄522において入力された場合には、申込受付処理手段211は、利用者端末10から自由入力欄522において入力された委託者名とともに手入力フラグを取得する。
【0072】
次に、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、指定方法の判断処理を実行する(ステップS5-5)。具体的には、制御部21の申込受付処理手段211は、委託者名とともに取得した候補選択フラグ又は手入力フラグにより「マスタ利用」又は「手入力」を判断する。
【0073】
ここで、手入力フラグを取得することにより「手入力」と判断した場合(ステップS5-5において「手入力」の場合)、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、マスタ検索処理を実行する(ステップS5-6)。具体的には、制御部21の申込受付処理手段211は、手入力フラグとともに取得した委託者名が、口座振替マスタデータ記憶部22に記録された委託者テーブル221に記録されていないかどうかを検索する。もし、利用者が表示画面520の委託者候補欄521において、所望の委託者を見落としていた場合や、他の地域の委託者が、この地域においても委託者になった場合には、マスタ登録されていることになる。
【0074】
そして、検索処理においても委託者名を検出できず、マスタ登録がない場合(ステップS5-7において「YES」の場合)、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、営業所名の取得処理を実行する(ステップS5-8)。具体的には、制御部21の申込受付処理手段211は、利用者端末10のディスプレイに、図12に示す表示画面530を出力させる。この表示画面530は、任意の営業所名を入力することができる自由入力欄532を含む。更に、表示画面530は、サービス提供企業における顧客識別子(お客様番号)を入力するお客様番号入力欄533を含む。
【0075】
そして、表示画面530の自由入力欄532において営業所名の入力が行なわれた場合には、ネットバンキングサーバ20の申込受付処理手段211は、利用者端末10から営業所名を取得する。
【0076】
そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、仮マスタ記憶処理を実行する(ステップS5-9)。具体的には、制御部21の申込受付処理手段211は、利用者端末10から取得した営業所名を仮マスタデータ記憶部23に記録する。この場合、申込受付処理手段211は、まず、受付コードを付与した仮マスタデータ230を生成し、仮マスタデータ記憶部23に記録する。そして、申込受付処理手段211は、表示画面520を通じて取得した委託者名に関連付けて、表示画面530を通じて取得した営業所名を含めた仮マスタデータ230に記録する。
【0077】
そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、口座振替の登録処理を実行する(ステップS5-10)。具体的には、制御部21の申込受付処理手段211は、表示画面(500?530)において入力された各種情報を用いて口座振替申込データを生成し、口座振替依頼の口座振替登録センタ40に送信する。そして、上述のように、ネットバンキングサーバ20の制御部21は、口座振替登録センタ40からOKデータ又はNGデータを取得する。そして、口座振替の登録を行なうことにより、収納企業からの口座振替依頼データに基づいて口座振替処理を行なう。」

「【0091】
なお、上記実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
○ 上記実施形態では、公共料金の口座振替に適用したが、これに限定されるものではなく、住所に関連してサービスを提供する企業に適用することができる。」

上記記載からみて、引用文献1には、次の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されているといえる。

〈引用発明〉
「ユーザ認証を完了した場合には、ネットバンキングサーバ20は、バンキングサービスのメニュー画面を利用者端末10のディスプレイに出力させ、
このメニュー画面において、口座振替登録申込ボタンを選択する、
そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21の申込受付処理手段211は、利用者端末10のディスプレイに、サービス選択画面500(図11)を出力させ、
ここで、口座振替を希望するサービス種別の選択が行われた場合、利用者端末10は選択されたサービス種別に関するデータをネットバンキングサーバ20に送信し、
ネットバンキングサーバ20の制御部21の申込受付処理手段211は、利用者端末10のディスプレイに、表示画面510(図11)を出力させ、
この表示画面510は、利用者の引落口座の選択欄511、契約者名入力欄512、契約住所入力欄513を含む、
そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21の申込受付処理手段211は、利用者端末10のディスプレイに、表示画面520(図12)を出力させ、
この表示画面520は、特定した委託者名候補を一覧表示させるとともに、各候補を選択可能にした委託者候補欄521を含む、また、所望の委託者が委託者候補欄521にない場合に、任意の委託者名を入力することができる自由入力欄522を含む、
そして、表示画面520の委託者候補欄521において委託者名の選択、又は自由入力欄522において委託者名の入力が行なわれた場合には、ネットバンキングサーバ20は利用者端末10から委託者名を取得し、
そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21の申込受付処理手段211は、利用者端末10のディスプレイに、表示画面530(図12)を出力させ、
この表示画面530は、任意の営業所名を入力することができる自由入力欄532を含む、更に、サービス提供企業における顧客識別子(お客様番号)を入力するお客様番号入力欄533を含む、
そして、表示画面530の自由入力欄532において営業所名の入力が行なわれた場合には、利用者端末10から営業所名を取得し、
そして、ネットバンキングサーバ20の制御部21の申込受付処理手段211は、表示画面(500?530)において入力された各種情報を用いて口座振替申込データを生成し、口座振替依頼の口座振替登録センタ40に送信し、口座振替の登録を行なう、
効率的に口座振替の申込を支援するための口座振替登録支援システム。」

2.引用文献2
当審拒絶理由に引用された引用文献2には、図とともに次の事項が記載されている。

「【0071】
図8は、本発明の第3の実施形態による自動分析装置の画面IDと操作ガイダンスファイル31内の手順ID等の複数の手順をグループ化した対応リストファイルの一例を示す図である。
【0072】
本発明の第1及び第2の実施形態による自動分析装置において、目的の操作手順を複数の画面で行う場合がある。この場合、操作ガイダンスやマニュアルでの手順IDとの画面IDが1対1にならない。本発明の第3の実施形態においては、このような場合に、手順IDをグループ化して登録できるようにする。
【0073】
図8において、本発明の第1の実施形態における対応リストファイル32を示す図3,図4と同様に、手順IDと画面IDとのグループID同士の対応リスト32aが作成される。グループIDが選択されたときは、画面IDが複数存在することを認識できるようなIDの付け方にする。このとき、初めの画面表示はグループのうちの先頭の画面IDに対応する画面が表示され、記憶部12にはグループとして一時的に格納される。
【0074】
操作ガイダンスファイル31のウィンドウが閉じられるか、又は、マニュアル52の手順ID53等が選択されると、装置制御プログラムソフト30の画面が表示され、その表示は一時的に記憶部12に格納したグループIDの先頭の画面IDに対応する表示画面が呼び出されて表示部10に表示される。
【0075】
図9は、本発明の第3の実施形態による自動分析装置の画面遷移プロセス表示画面の一例を示す図である。
【0076】
図9において、グループ化された画面遷移プロセスは、簡易表示ウィンドウ61を画面内に表示させる。簡易表示ウィンドウ61の中には画面遷移プロセスの順番と、現在実行中のプロセスが認識できるように表示される。図9の例では現在実行中のプロセスはアイコン表示色を反転させ、現在実行中のプロセスがわかるようにしている。プロセス上に示めされるプロセスボタン63を選択するか、または、画面終了時に、次のプロセスの画面に遷移する。プロセスボタン63は、現在の順番でなくても選択可能とする。詳細な情報を見たい場合は拡大表示ボタン62を押して、画面遷移プロセスウィンドウ64を表示する。
【0077】
画面遷移プロセスウィンドウ64には、画面遷移プロセスの名称、過去に実施した日付と、画面名称や目的などが表示される。プロセスボタン63を押すことにより、次の手順に進むことができる。これにより、目的やメモ等を入力することが可能であり、次に操作する人の作業効率が高くなる。
【0078】
簡易表示ウィンドウ61と同様に、プロセスボタン63、あるいは画面終了時に次のプロセス画面へ遷移する。プロセスボタン63を任意に選択することで、途中のプロセスをスキップすることも可能である。最後の画面表示終了により、画面遷移プロセスウィンドウ64の表示を消去する。
【0079】
以上のように構成された本発明の第3の実施形態によれば、目的の操作手順を複数の画面で行う場合であっても、目的の画面操作に間違いなく誘導することができ、これにより複雑な自動分析装置の設定、登録作業の作業効率を高くすることができる。」

3.引用文献3
当審拒絶理由に引用された引用文献3には、図とともに次の事項が記載されている。

「【0048】図4のような画面をユーザ端末20-1上に表示した利用者が、次に<資金移動取引>における「振込」を選択したとする。すると、ユーザ端末20-1から解析手段10-3へ振込画面要求が送信され(ステップ13)、解析手段10-3は、振込画面はナビゲーション表示枠を含むものであるため、この要求をナビゲーション表示枠付ウィンドウ制御手段10-4cへ出力する(ステップ14)。
【0049】このような解析手段10-3における識別のために、どの画面要求をどちらの手段、すなわち、ウィンドウ生成手段10-4、業務処理手段10-5のいずれに送信するかという情報を保有する判別ファイルを、利用手順ナビゲーション装置10にもたせることも好ましい。また、この判別ファイルに、その画面要求の対象となる画面が、一般ウィンドウ、ナビゲーション表示枠付ウィンドウ、詳細情報ウィンドウのいずれであるかを識別するための情報をもたせることも好ましい。
【0050】上記要求を受け取ったナビゲーション表示枠付ウィンドウ制御手段10-4cは、ウィンドウ記憶手段10-4aから、対応する振込画面情報(ナビゲーション表示枠付ウィンドウデータ)を抽出し、これをユーザ端末20-1へ送信する(ステップ15)。
【0051】このとき、振込画面は、例えば、図5に示すようにナビゲーション表示枠40をもつものとして表示される。同図においては、画面上部に表示させているが、その表示位置は、画面上のどの位置であってもかまわない。そして、このナビゲーション表示枠40には、操作手順項目ごとに、項目表示オブジェクト41が表示される。図5においては、代表して手順1を41としているが、全ての各手順を示すオブジェクトは、この項目表示オブジェクト41である。
【0052】これら複数の項目表示オブジェクト41の内の一つは、必ず強調表示される。 この強調表示される項目表示オブジェクト41は、画面上のナビゲーション表示枠40以外の部分(以下、取引実施部分と称する。)の内容に対応するものである。
【0053】すなわち、図5においては、手順1の「出金口座の指定」項目表示オブジェクト41が強調表示されているが、このとき取引実施部分には、「出金口座指定画面」が表示されている。項目表示オブジェクト41の強調表示は、図5においては、囲み線を太くすることにより行われているが、これに限られず、例えば、網掛けを行うことにより強調することもできる。その他、特定の色つきにするなど、所定の項目表示オブジェクト41を他の項目表示オブジェクト41から識別可能とすることのできるものであれば、その方法は特に限定されない。
【0054】この強調表示は、取引実施部分に対応する項目表示オブジェクト41のプロパティをそれぞれの表示に適する内容に設定することによって可能である。また、このナビゲーション表示枠における強調表示のプロパティ設定は、ナビゲーション表示枠付ウィンドウ制御手段10-4cが、取引実施部分に対応付けて行うことができる。
さらに、この強調表示設定されたナビゲーション表示枠を、各取引実施部分ごとに作り込むことも可能である。
【0055】加えて、項目表示オブジェクト41をよりよく識別可能とするために、現在位置確認オブジェクト42を用いることも好ましい。図5において、これは「▲」にて示されている。これにより、利用者は、一層自分の操作が、全操作においてどの位置にあるのかを認識しやすくなる。
【0056】次に、利用者が、この「出金口座指定画面」を利用するにあたり、どのように利用すればよいのかがわからないとする。このとき、利用者は、ナビゲーション表示枠40において強調表示されている手順1の項目表示オブジェクト41を押下することなどにより選択する。
【0057】この選択によって、ユーザ端末20-1から詳細情報ウィンドウ要求が、解析手段10-3に送信され(ステップ16)、解析手段10-3は、これを詳細情報ウィンドウ制御手段10-4dへ出力する(ステップ17)。詳細情報ウィンドウ制御手段10-4dは、この要求にもとづいて対応する詳細画面情報をウィンドウ記憶手段10-4aから抽出し、これをユーザ端末20-1に送信する(ステップ18)。
【0058】なお、強調表示されていない項目表示オブジェクト41に対応する詳細情報ウィンドウを表示可能とすることもできる。しかしながら、操作性の分かりやすさを考慮すると、強調表示されている項目表示オブジェクト41についてのみ詳細情報ウィンドウの表示を可能とし、他の項目表示オブジェクト41の詳細情報ウィンドウは、表示不能とすることが好ましい。
【0059】図6に、このようにして詳細情報ウィンドウ50が表示された振込画面の例を示す。同図において、詳細情報ウィンドウ50には、振込画面と同様の内容が表示されている。但し、この詳細情報ウィンドウ50の取引実施部分に対応する部分には、操作を実施した後の内容の例が示されている。このため、利用者は、この詳細情報ウィンドウ50を参照し、これに倣って取引実施部分を操作することができる。」

「【0071】本実施形態は、利用手順ナビゲーションシステムにおいて、提供されるサービスの処理手順が分岐するような場合にも、利用者に操作手順を把握させることが可能となることを説明するものである。このシステム構成は、第一実施形態と同様のものを用いることができ、そのブロック図は、図1に示すものと同様である。
【0072】第一実施形態において、図5の「出金口座指定画面」から出金口座を指定して、取引実施部分の下部に設けられた「次へ」ボタンを押下すると、ユーザ端末20-1から、解析手段10-3に入金口座指定画面要求が送信される(ステップ50)。これに対して、解析手段10-3は、入金口座指定画面はナビゲーション表示枠付ウィンドウであるため、その要求をナビゲーション表示枠付ウィンドウ制御手段10-4cに出力する(ステップ51)。ナビゲーション表示枠付ウィンドウ制御手段10-4cは、対応するナビゲーション表示枠付ウィンドウデータをウィンドウ記憶手段10-4aから抽出して、これをユーザ端末20-1に送信する(ステップ52)。
【0073】図9は、このようにして表示された入金口座指定画面の例である。同図において、ナビゲーション表示枠40内の手順2-1の「入金口座の指定」項目表示オブジェクト41が、強調表示されるとともに、現在位置確認オブジェクト42が、このナビゲーション表示枠40の下に示されている。
【0074】また、取引実施部分には、ラジオボタンを伴って、複数の振込先が表示された例が示されている。ここで、利用者が、事前振込先Aのラジオボタンを選択し、「次へ」を押下したとすると、この事前振込先の指定が、ユーザ端末20-1から解析手段10-3に送信され(ステップ53)、解析手段10-3が、これをナビゲーション表示枠付ウィンドウ制御手段10-4cへ出力する(ステップ54)。
【0075】ナビゲーション表示枠付ウィンドウ制御手段10-4cは、この指定に対応するナビゲーション表示枠付ウィンドウデータをウィンドウ記憶手段10-4aから抽出して、これをユーザ端末20-1に送信する(ステップ55)。このようにして表示されたナビゲーション表示枠付ウィンドウを図10に示す。
【0076】同図は、取引実施部分に、「金額・受取人指定画面」が表示されるとともに、ナビゲーション表示枠40おいて、手順3の「金額・受取人の指定」項目表示オブジェクト41が強調表示されるとともに、現在位置確認オブジェクト42が、この項目表示オブジェクト41の下に示されている。
・・・中略・・・
【0082】利用手順ナビゲーションシステムの処理手順をこのような順序とすれば、本実施形態における手順2-1、手順2-2、手順3までの操作のような、手順が分岐するような場合であっても、項目表示オブジェクト41の強調表示や現在位置確認オブジェクト42を用いることによって、利用者が、自分が現在行っている操作の位置を適切に把握することが可能となる。」


第6 対比・判断
1.本願発明1について
(1)対比
本願発明1と引用発明とを対比すると、次のことがいえる。

ア.引用発明の「サービス種別」は、本願発明1の「サービスの種類」に相当するといえる。

イ.引用発明の「表示画面510」、「表示画面520」、「表示画面530」は、本願発明1の「サービスの提供のための登録に必要な入力をユーザが行うための複数種類の入力画面」に相当するといえ、引用発明の「表示画面510」は、サービス選択画面500(図11)において、口座振替を希望するサービス種別が選択されると表示され、「表示画面520」、「表示画面530」は、それぞれ、選択されたサービス種別に対応する委託者名、営業所名等を入力するものであるから、この引用発明の構成は、本願発明1の「サービスの登録の種類ごとに、該種類と、前記サービスの提供のための登録に必要な入力をユーザが行うための複数種類の入力画面とを対応付ける」構成を含んでいる点で共通するといえる。

ウ.引用発明の「サービス選択画面500」は、口座振替を希望するサービス種別を選択することから、本願発明1の「登録対象となる前記サービスの指定を受け付ける受付部」に相当し、引用発明の「サービス選択画面」と本願発明1の「受付部」は、「複数種類の前記サービスに対する指定を受け付ける」点で共通する。

エ.引用発明の「ネットバンキングサーバ20の制御部21の申込受付処理手段211」は、「サービス選択画面500」で選択されたサービス種別に対応付けられる複数種類の入力画面である「表示画面510」、「表示画面520」、「表示画面530」を利用者端末10のディスプレイに順に出力しており、これらの入力画面のそれぞれに対応付けられた操作部を有するユーザインターフェース用の表示情報であって、前記操作部への操作に応じて対応する一の前記入力画面を表示させるユーザインターフェース用の表示情報を出力しているから、本願発明1の「前記受付部を介してユーザにより指定された前記サービスの種類に対応付けられる複数種類の入力画面を特定し、特定した前記複数種類の入力画面のそれぞれに対応付けられた操作部を有するユーザインターフェース用の表示情報であって、前記操作部への操作に応じて対応する一の前記入力画面を表示させるユーザインターフェース用の表示情報を出力する表示制御部」に相当するといえる。

オ.引用発明の「口座振替登録支援システム」は、後述する相違点を除き、本件発明1の「金融サービスの入力支援装置」に相当するといえる。

以上のことから、本願発明1と引用発明との一致点及び相違点は、次のとおりである。

(一致点)
「金融サービスの入力支援装置において、サービスの種類ごとに、該種類と、前記サービスの提供のための登録に必要な入力をユーザが行うための複数種類の入力画面とを対応付けられ、
登録の対象となる前記サービスの指定を受け付ける受付部と、
前記受付部を介してユーザにより指定された前記サービスの種類に対応付けられる複数種類の入力画面を特定し、特定した前記複数種類の入力画面のそれぞれに対応付けられた操作部を有するユーザインターフェース用の表示情報であって、前記操作部への操作に応じて対応する一の前記入力画面を表示させるユーザインターフェース用の表示情報を出力する表示制御部とを含み、
前記受付部は、複数種類の前記サービスに対する指定を受け付ける、入力支援装置。」

(相違点1)
本願発明1では、「サービスの種類ごとに、該種類と、前記サービスの提供のための登録に必要な入力をユーザが行うための複数種類の入力画面とを対応付ける第1情報を記憶する記憶部」を含み、「表示制御部」は、「前記記憶部内の前記第1情報に基づいて、前記受付部を介してユーザにより指定された前記サービスの種類に対応付けられる複数種類の入力画面を特定し、特定した前記複数種類の入力画面のそれぞれに対応付けられた操作部を有するユーザインターフェース用の表示情報であって、前記操作部への操作に応じて対応する一の前記入力画面を表示させるユーザインターフェース用の表示情報を出力する」のに対し、引用発明では、サービス種別ごとに、該種別と、前記サービスの提供のための登録に必要な入力をユーザが行うための複数種類の入力画面とを対応付ける「第1情報を記憶する記憶部」を設けて、「前記記憶部内の前記第1情報に基づいて」表示画面を出力することは特定されていない点。

(相違点2)
本願発明1では、「受付部は、複数種類の前記サービスに対する同時の指定を受け付け」、「前記表示制御部は、特定の前記入力画面が共通に対応付けられた複数種類の前記サービスが前記受付部を介して同時に指定された場合に、該特定の前記入力画面に対応する前記操作部については重複して含まない前記表示情報を出力する」のに対し、引用発明では、「サービス選択画面500」が、複数種類のサービスに対する「同時の」指定を受け付けることについて特定されておらず、複数種類のサービスが同時に指定された場合に、どのような表示情報が出力されるのか不明な点。

(2)相違点についての判断
事案に鑑みて、上記相違点2について先に検討すると、相違点2に係る本願発明1の「前記受付部は、複数種類の前記サービスに対する同時の指定を受け付け」、「前記表示制御部は、特定の前記入力画面が共通に対応付けられた複数種類の前記サービスが前記受付部を介して同時に指定された場合に、該特定の前記入力画面に対応する前記操作部については重複して含まない前記表示情報を出力する」という構成は、上記引用文献1-3には記載されておらず、本願出願日前において周知技術であるともいえない。
引用文献1の段落0068には、「制御部21の申込受付処理手段211が、ユーザ認証された利用者の住所情報を顧客データベース33から取得し、契約住所入力欄513に初期値として表示させることも可能である」点が記載されているものの、このことは、他のサービスの提供のために登録された入力を再利用する技術を開示するに留まり、複数種類のサービスが同時に指定された場合の処理ではないから、上記引用文献1の記載を参酌したとしても、上記相違点2に係る本願発明1の構成を当業者が容易に想到できたとは認められない。
したがって、他の相違点について判断するまでもなく、本願発明1は、当業者であっても引用発明、引用文献2、3に記載された技術的事項に基づいて容易に発明できたものであるとはいえない。

2.本願発明2-6について
本願発明2-6も、本願発明1の「前記受付部は、複数種類の前記サービスに対する同時の指定を受け付け」、「前記表示制御部は、特定の前記入力画面が共通に対応付けられた複数種類の前記サービスが前記受付部を介して同時に指定された場合に、該特定の前記入力画面に対応する前記操作部については重複して含まない前記表示情報を出力する」と同一の構成を備えるものであるから、本願発明1と同じ理由により、当業者であっても、引用発明、引用文献2、3に記載された技術的事項に基づいて容易に発明できたものとはいえない。

3.本願発明7、8について
本願発明7は本願発明1に対応する方法の発明であり、本願発明8は本願発明1に対応するプログラムの発明であり、本願発明1の「前記受付部は、複数種類の前記サービスに対する同時の指定を受け付け」、「前記表示制御部は、特定の前記入力画面が共通に対応付けられた複数種類の前記サービスが前記受付部を介して同時に指定された場合に、該特定の前記入力画面に対応する前記操作部については重複して含まない前記表示情報を出力する」に対応する構成を備えるものであるから、本願発明1と同様の理由により、当業者であっても、引用発明、引用文献2、3に記載された技術的事項に基づいて容易に発明できたものとはいえない。

第7 原査定についての判断
令和2年12月28日の手続補正による補正により、補正後の請求項1-6は、「前記受付部は、複数種類の前記サービスに対する同時の指定を受け付け」、「前記表示制御部は、特定の前記入力画面が共通に対応付けられた複数種類の前記サービスが前記受付部を介して同時に指定された場合に、該特定の前記入力画面に対応する前記操作部については重複して含まない前記表示情報を出力する」という技術的事項を有し、また、請求項7、8は「前記受付ステップでは、複数種類の前記サービスに対する同時の指定を受け付け」、「前記表示制御ステップでは、特定の前記入力画面が共通に対応付けられた複数種類の前記サービスが前記受付ステップを介して同時に指定された場合に、該特定の前記入力画面に対応する前記操作部については重複して含まない前記表示情報を出力する」という技術的事項を有するものとなっており、これらの技術的事項は、原査定における引用文献A(当審拒絶理由における引用文献2)には記載されておらず、本願出願日前における周知技術でもないので、本願発明1-8は、当業者であっても、原査定における引用文献Aに基づいて容易に発明できたものではない。
したがって、原査定を維持することはできない。

第8 むすび
以上のとおり、原査定の理由によって、本願を拒絶することはできない。
他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2021-02-09 
出願番号 特願2018-66591(P2018-66591)
審決分類 P 1 8・ 121- WY (G06F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 菅原 浩二  
特許庁審判長 稲葉 和生
特許庁審判官 林 毅
▲吉▼田 耕一
発明の名称 入力支援装置、入力支援システム、入力支援方法、及び入力支援プログラム  
代理人 坂本 智弘  
代理人 坂本 智弘  

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