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審決分類 審判 一部申し立て 2項進歩性  C08C
管理番号 1376782
異議申立番号 異議2021-700436  
総通号数 261 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2021-09-24 
種別 異議の決定 
異議申立日 2021-05-07 
確定日 2021-08-13 
異議申立件数
事件の表示 特許第6783383号発明「溶媒分離装置および溶媒分離方法」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第6783383号の請求項1、2、4、5及び6に係る特許を維持する。 
理由 第1 手続の経緯
1.本件特許の設定登録までの経緯
本件特許第6783383号に係る出願(特願2019-516667号、以下、「本願」ということがある。)は、平成29年9月20日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2016年(平成28年)10月5日、韓国(KR))の国際出願日に出願人エルジー・ケム・リミテッド(以下、「特許権者」ということがある。)によりされたものとみなされる(国際)特許出願であり、令和2年10月23日に特許権の設定登録(請求項の数12)がされ、特許掲載公報が令和2年11月11日に発行されたものである。

2.本件異議申立ての趣旨
本件特許につき令和3年5月7日に特許異議申立人:星正美(以下「申立人」という。)により、「特許第6783383号の特許請求の範囲の請求項1、2、4、5及び6に記載された各発明についての特許を取り消すべきである。」という趣旨の本件特許異議の申立てがされた。
(よって、本件異議申立てに係る審理対象は、請求項1、2、4、5及び6に係る特許についてであり、請求項3及び7ないし12に係る特許については、審理対象外である。)

第2 本件発明
本件特許第6783383号の請求項1、2、4、5及び6の特許に係る発明は、それぞれ、その特許請求の範囲の請求項1、2、4、5及び6に記載された事項により特定されるとおりのものである(以下、請求項1に係る発明、請求項2に係る発明を、項番に従い、「本件発明1」、「本件発明2」などといい、それらを総称して、「本件発明」という。)。

「【請求項1】
溶媒流出口、高分子流出口および流入口が形成されている脱去装置;水の流出口を具備した水タンク;熱交換領域;前記水タンクの水を高分子溶液と混合する混合領域および配管システムを含み、前記配管システムは、前記水の流出口と前記混合領域を連結する第1ラインと、前記混合領域と前記脱去装置の流入口を連結する第2ラインと、前記脱去装置の溶媒流出口から溶媒と水の混合物を排出し得るように形成された第3ラインとを含む溶媒分離装置であって、
前記第1ラインには、流水流出口と流水流入口が形成されており、前記配管システムは、前記流水流出口を介して前記第1ラインを移動する水の一部を流出させた後、再び前記流水流入口を介して前記第1ラインに回収できるように形成された第4ラインをさらに含み、前記第3および第4ラインは、前記流水流出口を介して流出した水が、前記第3ラインを移動する溶媒と水の混合物と熱交換された後に、前記流水流入口に回収され得るように前記熱交換領域を媒介として交差するように形成されている、溶媒分離装置。
【請求項2】
前記熱交換領域は、凝縮領域と補助冷却領域を含み、前記第3ラインは、排出された溶媒と水の混合物が前記凝縮領域と補助冷却領域を順次に経由するように形成されており、第4ラインは、流水流出口を介して排出された水が前記凝縮領域を経由した後に、流水流入口に導入され得るように形成されている、請求項1に記載の溶媒分離装置。
【請求項4】
前記第3ライン上に設けられた凝縮器をさらに含み、前記第3ラインは、排出された溶媒と水の混合物が前記凝縮器を経由した後に、熱交換領域に導入されるように形成されている、請求項1?3のいずれか一項に記載の溶媒分離装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の溶媒分離装置を利用して高分子と溶媒を分離する方法であって、第1ラインの流水流出口から第4ラインを介して熱交換領域に流入する水を第3ラインを介して前記脱去装置から流出する溶媒と水の混合物と熱交換して、第1ラインの流入口に流入させる段階を含む溶媒分離方法。
【請求項6】
前記脱去装置から第3ラインを介して流出する溶媒と水の混合物が前記第1ラインから第4ラインを介して流入する水と熱交換される前に、前記溶媒と水の混合物を凝縮する凝縮器を通過する段階をさらに含む、請求項5に記載の溶媒分離方法。」

第3 申立人が申し立てた特許異議申立理由
申立人が申し立てた特許異議申立の理由(以下、「申立理由」という。)の概要及び証拠方法は以下のとおりである。

1.申立理由の概要
本件発明1、2、4、5及び6は、本件特許の出願前に頒布された甲第1号証と、甲第2?4号証、必要に応じて甲第5?6号証に基づいて当業者が容易に想到し得るものであるから、特許法第29条第2項の規定により、特許を受けることができず、本件発明1、2、4、5及び6に係る特許は、同法第113条第2号に該当し、取り消すべきである。

2.証拠方法
甲第1号証:特開昭63-6002号公報
甲第2号証:特公平3-59921号公報
甲第3号証:国際公開第2004/007567号
甲第4号証:特表2016-502463号公報
甲第5号証:特表2007-527309号公報
甲第6号証:特開昭62-255439号公報
(以下、「甲第1号証」?「甲第6号証」を、「甲1」?「甲6」という。)

第4 当審の判断
当審は、申立人が主張する上記の取消理由(申立理由)は理由がなく、ほかに各特許を取り消すべき理由も発見できないから、本件発明1、2、4、5及び6についての特許は、いずれも取り消すべきものではなく、維持すべきもの、と判断する。

1.申立理由の検討
(1)本件発明1について
ア.甲1(特開昭63-6002号公報)の記載事項及び甲1に記載された
発明
(ア)甲1の記載事項
甲1-1
「(産業上の利用分野)
本発明はポリマーの回収方法、詳しくはモノマーを溶液重合して得られるポリマー溶液を水蒸気蒸留してポリマーを分離、回収する際に、蒸留槽頂部からの溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気(以下、単に混合蒸気という場合もある)を水蒸気蒸留槽(以下、単に蒸留槽という場合もある)に導入する循環水と直接接触熱交換させて熱回収を行い、蒸留槽に導入する水蒸気量を減少させるなど省エネルギー化したポリマーの回収方法に関する。」(1頁右下欄11行?20行)

「(発明が解決しようとする問題点)
プロセスの熱エネルギーを有効利用して省エネルギー化を図ることは、広く産業界で望まれているところである。本発明は、ポリマー溶液からのポリマーの分離、回収に際して、従来、そのまま捨てられていた蒸留槽頂部からの混合蒸気の熱エネルギーを回収して、省エネルギー化を図ることを目的とするものである。」(2頁左上欄14?20行)

甲1-2
「第1図は、本発明のポリマー回収方法の一実施形態を示す概略系統図であり、以下、第1図に基づいて本発明の詳細な説明する。
水蒸気蒸留槽として第1蒸留槽1および第2蒸留槽2を直列に連結する。蒸留槽の設置数は仕込みポリマー溶液の種類、分離精製の程度などによって異なるが、2基の蒸留槽と使用するのが一般的である。
モノマーを溶液重合して得られたポリマー溶液をライン4から、また水蒸気をライン7から第1蒸留槽1の下部に導入して水蒸気蒸留を行い、溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気を蒸留槽頂部からライン5を経て、またポリマースラリーを蒸留槽底部からライン9を経て取り出す。上記ポリマー溶液の具体例としては、トルエン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサンなどの非親水性溶媒中で溶液重合して得られるポリブタジェンゴム、ポリイソプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、スチレンブタジェンゴムなどのポリマー溶液を挙げることができるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
次に、第1蒸留槽1の底部から取り出したポリマースラリーをライン9から、また水蒸気をライン8から第2蒸留槽2の下部に導入して水蒸気蒸留を行い、溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気を蒸留槽頂部からライン6を経て、またポリマースラリーを蒸留槽底部からライン13を経て取り出す。このポリマースラリーは仕上工程へ送られ、ここでポリマーと温水とに分離される。この仕上方法には特に制限はなく、ポリマースラリーの分離に一般に使用されている技術をそのまま利用することができる。
仕上工程でポリマーと分離した温水はライン14から直接接触熱交換器10に導入して、第2蒸留槽2からライン6を経て導入した混合蒸気と直接接触熱交換させる。本発明にいう「直接接触熱交換」とは、蒸気に液体を直接接触させて液表面に蒸気を凝縮させて熱交換を行うことを意味するものである、なお、ここで温水と直接接触熱交換させる混合蒸気は第2蒸留槽2からのものに限定されるものではなく、その他の蒸留槽からの混合蒸気あるいは複数個の蒸留槽からの混合蒸気を用いてもよい。上記態様においては、第2蒸留槽2からの混合蒸気温度は第1蒸留槽1からの混合蒸気温度よりも高いので、第2蒸留槽2からの混合蒸気を用いるのが好都合である。
この直接接触熱交換で得られた温水の温度は、混合蒸気の直接接触熱交換器10への入口温度に上昇する。この昇温した温水は直接接触熱交換器10の底部から取り出して第1蒸留槽1に循環し、凝縮されなかった蒸気は直接接触熱交換器10の頂部から取り出す。上記の温水と混合蒸気との直接接触熱交換によって熱回収を行うことが本発明の特徴である。」(2頁左下欄6行?3頁左上欄16行)



甲1-3
「仕上工程からの温水の量が上記のように計算された臨界導入量以下であれば、第1図に示すようにそのまま直接接触熱交換器10に導入すればよい、一方、臨界導入量を超える場合には、仕上工程から直接接触熱交換器10に導入する温水量を変更すればよく、この温水の導入量の変更は、第2図に示すようにバイパス18を設けることにより容易に実施することができる。…
直接接触熱交換器10の上部から回収された未凝縮蒸気をライン11から、また第1蒸留槽1の槽頂部からの混合蒸気をコンデンサー15に導入して、冷却水16.17で凝縮させ、凝縮液はライン12から取り出す。」(3頁右下欄3行?4頁左上欄4行)



(イ)甲1に記載された発明(甲1発明)
甲1には、ポリマー溶液を水蒸気蒸留してポリマーを分離、回収する装置、及び、当該装置を用いるポリマーの回収方法が記載されており(甲1-1)、当該装置は、直列に連結された第1蒸留槽1及び第2蒸留槽2、直接接触熱交換器10、コンデンサー15、並びに、これらをつなぐ供給ラインを含み、当該供給ラインが、モノマーを溶液重合して得られたポリマー溶液を第1蒸留槽1に供給するライン4、第1蒸留槽1から第2蒸留槽2にポリマースラリーを供給するライン9、第2蒸留槽2の蒸留槽底部からポリマースラリーを取り出すライン13、第1蒸留槽1、第2蒸留槽2のそれぞれに水蒸気を供給するライン7、8、第1蒸留槽1の蒸留槽頂部からコンデンサー15に溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気を供給するライン5、第2蒸留槽1の蒸留槽頂部から直接接触熱交換器10に溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気を供給するライン6を含むことが記載されている(甲1-2)。
そして、甲1には、ライン9、ライン13より得られたポリマースラリーが、仕上工程でポリマーと温水に分離され、分離した温水が、ライン14を経て、直接接触熱交換器10に供給され、第2蒸留槽2からライン6を経て供給した混合蒸気との間で直接接触熱交換した後、当該温水が、ライン3を経て第1蒸留槽1に循環すること(甲1-2)、循環する温水の量を変更する場合には、温水の一部が、バイパス18を経て、直接接触熱交換器10を経ることなく、ライン3を経て、第1蒸留槽1に循環すること(甲1-3)が記載されている。
以上の記載からすると、甲1には、
「直列に連結された第1蒸留槽1及び第2蒸留槽2、直接接触熱交換器10、コンデンサー15、並びに、これらをつなぐ供給ラインを含み、当該供給ラインが、モノマーを溶液重合して得られたポリマー溶液を第1蒸留槽1に供給するライン4、第1蒸留槽1から第2蒸留槽2にポリマースラリーを供給するライン9、第2蒸留槽2の蒸留槽底部からポリマースラリーを取り出すライン13、第1蒸留槽1、第2蒸留槽2のそれぞれに水蒸気を供給するライン7、8、第1蒸留槽1の蒸留槽頂部からコンデンサー15に溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気を供給するライン5、第2蒸留槽1の蒸留槽頂部から直接接触熱交換器10に溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気を供給するライン6、上記ポリマースラリーより分離された温水を、ライン14又はバイパス18を経て、第1蒸留槽1に循環させるライン13を含み、ライン14を経る上記温水は、直接接触熱交換器10で、ライン6を経た上記混合蒸気との間で、直接接触熱交換した後に、ライン3を経て第1蒸留槽1に循環するようにされている、ポリマー溶液を水蒸気蒸留してポリマーを分離、回収する装置。」(甲1装置発明)が記載されていると認められる。

また、甲1には、「甲1装置発明を用い、ポリマースラリーより分離され、ライン14を経た温水が、ライン6を経た溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気との間で、直接接触熱交換した後に、ライン3を経て、第1蒸留槽1に循環する段階を含む、ポリマーの回収方法。」(甲1方法発明)が記載されていると認められる。

イ.甲2?甲6の記載事項
甲2(特公平3-59921号公報)
「次に、本発明の一態様を第1図にしたがって説明する。1は第1ストリツパー、2は第2ストリツパーを示す。ゴム状重合体溶液または懸濁液は導管10を通って第1ストリツパーに供給される。導管10には温水タンク9より導管20?19を経て温水が、本発明の分散剤が導管11を通して供給される。導管12よりスチームが第1ストリツパーに供給される。第1ストリツパーで作られたゴム状重合体粒子の温水スラリーは導管16により第2ストリツパーに供給される。第2ストリツパーには導管12′よりスチームが供給され、スラリータンクの温度を制御する。未反応単量体,溶媒は導管13,14?熱交換器4?導管15を通ってデカンター3により、同伴スチームと共に回収される。未反応単量体および溶媒は導管27により精製系に送られ再使用される。分離された温水は導管18?19で再使用される。一方、ゴム状重合体粒子の温水スラリーは第2ストリツパーより導管17で抜き出され、スクリーン5で温水とクラムは分離される。温水は温水タンク9に回収される。スクリーンで分離されたクラムは30?60%の水を含有しており、脱水機6に供給され、絞り出された水は導管26により温水タンクに回収される。」(4頁左欄31行?右欄7行)



甲3(国際公開第2004/7567号)
「…例えば、第1図のように、第2図にその外観を拡大して示す気液混合器21をポリマー溶液移送用配管2に配設することができる。このようにポリマー溶液移送用配管2に気液混合器21を配設した場合は、気液混合器21内のポリマー溶液に、気液混合器用スチーム供給配管212からスチームを供給し、ポリマーとスチ一ムとを十分に接触させることにより、ポリマーを数mm、特に4?7mm程度の径のクラムにしてより効率よく脱溶媒することができ好ましい。更に、配管内でスチームとポリマー溶液とが接触する前に、ポリマー溶液に温水を供給することも好ましい。このようにすると、その後のスチームとポリマー溶液との接触効率が向上し、より効率よく脱溶媒することができる。この温水を供給する位置は、スチームとポリマー溶液とが接触する前であれば特に限定されないが、例えば、第28図のように、ポリマー溶液移送用配管2に温水供給源22から温水供給用配管221を介してポンプ等の供給具(図示せず)より供給することができる。」
(9頁26行?10頁10行)

「ポリマータンク4は、重合槽又はポリマー溶液を貯蔵する中間タンクであり、通常、ポリマータンク用攪拌翼41(42はモーターである。)を備える。ポリマー溶液は、ボリマ一タンク4からポンプ5により送出され、 流量計6により計量され、 所定量のポリマー溶液がポリマー溶液移送用配管2内を移送される。このポンプとしては、 定量ポンプが使用される。この定量ポンプとしては、例えば、ギアポンプ、ダイアフラムポンプ、プランジャ一ポンプ等が挙げられる。尚、ポリマー溶液移送用配管2には、図28に拡大して示すようにスチームとポリマー溶液とをより効率よく接触させ、脱溶媒の効率を更に向上させるため温水供給用配管221により温水を供給することができる。
その後、ポリマー溶液は、第2図のような、気液混合器21に供給され、気液混合器21の内部において、気液混合器用スチーム源211から気液混合器用スチーム供給配管212を介して供給されるスチームとポリマー溶液とが十分に接触して溶媒が気化し、ポリマーはクラム状となり、 脱溶媒タンク1の気相部に投入された際に、気化した溶媒がポリマーから分離される。次いで、クラムは脱溶媒タンク1の液相部に落下し混入され、この液相部は脱溶媒タンク用攪拌翼13(14はモーターである。)により攪拌され、且つ脱溶媒タンク用スチーム源11から供給されるスチームによるスチームストリッビングにより更に脱溶媒され、脱溶媒されたポリマーが脱溶媒タンク1から抜き取られ、回収ポリマー移送用配管3内を移送され、回収される。また、脱溶媒タンク1の頂部からはポリマー溶液から除去された溶媒が溶媒回収用配管15を介して回収され、冷却器7により冷却されて液化した後、デカンター8に移送される。このデカンター8内で溶媒と固形分とが分離され、溶媒は精製された後、回収される。」(20頁4?25行)







甲4(特表2016-502463号公報)
「【0005】
本発明は、アルカノールの製造装置に関する。例示的な前記製造装置は、分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔を含むことができる。例えば、前記アルカノールの製造装置は、前記分離壁型蒸留塔と一般型蒸留塔が連結された形態の蒸留塔アセンブリーまたは蒸留システムであることができ、アルカノールの製造過程で発生するエネルギー損失を最小化しながらも、高純度のアルカノールを分離精製することができる。以下、図面を参照して前記装置を説明するが、前記図面は、例示的なものであって、前記装置の範囲が図面に制限されるものではない。」

「【0015】
図4及び図5は、本発明の第2実施例及び第3実施例による前記装置を示す図であり、前記製造装置は、前記分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段に位置し、前記分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔の流入または流出流れのうち1つ以上の一部または全部を熱交換させることができる熱交換器を含むことができる。例えば、前記熱交換器は、分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で前記分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を外部の水と熱交換させるか、または前記熱交換器は、分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で前記分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を分離型原料供給領域に流入される原料と熱交換し、原料を昇温させることができる。」

「【0018】
例示的な前記製造装置では、前記分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220のうち1つ以上の流れが前記スチーム生成用熱交換器300、310を経由し、前記スチーム生成用熱交換器300、310内で前記分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220のうち1つ以上の流れを外部の水と熱交換させることによって、高温のスチームを生産することができる。前記スチーム生成用熱交換器300、310で生成された高温のスチームは、例えば、ブタノールの製造工程で利用される蒸発器(Vaporizer)、脱去塔(Stripping Column)または異性体分離塔(Isomer Column)などの熱源として使用されることができる。」



甲5(特表2007-527309号公報)
「【0016】
段階(b)には、分離ゾーン130内で、ガス混合物125から溶剤の実質的一部を取り除き、排ガス流135及び溶剤濃厚流140とすることが含まれる。」

「【0019】
導管125内のガス混合物は、分離ゾーン130に向かっている。典型的に、当該分離ゾーン130には、約20?約50理論段を有する高圧蒸留塔及び単一の凝縮器又は複数の凝縮器が含まれる。…分離ゾーン130の目的は。そこで、溶剤の少なくとも一部が回収され、過剰の水が取り除かれる分離を行うことである。一般に、最適なエネルギー回収の目的のためには、導管125と導管135及び145との内容物間の圧力減少は潜在的な回収エネルギーの損失を示すので、当該圧力減少が最小となるべきである。したがって、当該分離ゾーン130は、導管125からのガス混合物のそれと同じ又はそれに近い温度及び圧力条件で操作されなければならない。排ガス流135の少なくとも一部又は全部は、導管145を経て熱回収ゾーンに送られ、そしてその排ガス流の残部137が、芳香族カルボン酸の製造プロセス内のいずれかで利用される。
【0020】 段階(c)には、熱回収ゾーン150内で、排ガス流145の少なくとも一部から熱エネルギーを回収することが含まれる。当該熱回収ゾーン150では、排ガス流145の一部が凝縮されて、凝縮混合物155が生成され、そしてこの凝縮混合物155は、選択的に分離ゾーンに戻される。その熱エネルギーを回収するために、作動流体が用いられる。…
【0021】 熱回収ゾーン150内での排ガス流145からの熱エネルギーの回収は、当該分野で知られているいかなる手段によって行われてもよい。…」



甲6(特開昭62-255439号公報)
「ここで図1を参照すると、本発明を利用するよう配列されたエチルベンゼン脱水素方法の脱水素反応器部分が描かれている。…1固または1個より多くの顕熱冷却器18を通過後、まだ蒸気相である反応器流出物は蒸発後12を通過し、そこで、水/EB共給供給を蒸発させることによって熱を放出する。その後、この流出物は、一部凝縮した形で、水で冷却されかつ凝縮器として機能して流出物のスチレン成分を液化させるもう一つの熱交換器32中を通る。凝縮器32から回収される反応器流出物流は混合相(液体/蒸気)粗製スチレン流38である。」(4頁右上欄15行?5頁左上欄1行)



ウ.本件発明1と甲1装置発明の対比、判断
(ア)本件発明1と甲1装置発明の対比
本件発明1と甲1装置発明((2)ア(イ))を対比する。
本件発明1の「脱去装置」は、「スチームを使用して溶媒を水蒸気と共に揮発させて」(本願明細書の【0023】)「反応後の生成物を高分子と溶媒とに分離する」(同【0014】)ものであるところ、甲1装置発明の、「直列に連結された第1蒸留槽1及び第2蒸留槽2」は、「水蒸気蒸留」により、「ポリマースラリー」と「溶媒蒸気と水蒸気の混合蒸気」に分離するものであり、両者は、高分子(ポリマー)と溶媒に分離する機能を備える点で共通している。
そして、甲1装置発明の「直列に連結された第1蒸留槽1及び第2蒸留槽2」は、「ポリマー溶液を第1蒸留槽1に供給するライン4と、第1蒸留槽1から第2蒸留槽2にポリマースラリーを供給するライン9、第2蒸留槽2の蒸留槽底部からポリマースラリーを取り出すライン13」に加え、「第1蒸留槽1の蒸留槽頂部からコンデンサー15に溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気を供給するライン5、第2蒸留槽1の蒸留槽頂部から直接接触熱交換器10に溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気を供給するライン6」につながっている(甲1-2)。
そうすると、甲1装置発明の「直列に連結された第1蒸留槽1及び第2蒸留槽2」は、本件発明1の「溶媒流出口、高分子流出口および流入口が形成されている脱去装置」に相当する。
甲1装置発明の「直接接触熱交換器」は、本件発明1の「熱交換領域」に相当する。
本件発明1の「配管システム」は、本件明細書の【0027】および図2によると、脱去装置と熱交換領域や混合領域と連結し、溶媒と水の混合物(溶媒蒸気と水蒸気の混合蒸気)等を供給するものであるところ、甲1装置発明の「供給ライン」は、「直列に連結された第1蒸留槽1及び第2蒸留槽2」と「直接接触熱交換器」等をつなぎ、「溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気」等を「直接接触熱交換器」に供給するものであるから、甲1装置発明の「供給ライン」は、本件発明1の「配管システム」に相当する。
甲1装置発明の「ライン5」は、「第1蒸留槽1の蒸留槽頂部からコンデンサー15に溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気を供給」し、「ライン6」は、「第2蒸留槽1の蒸留槽頂部から直接接触熱交換器10に溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気を供給」するものであるから、甲1装置発明の「ライン5」および「ライン6」は、本件発明1の「脱去装置の溶媒流出口から溶媒と水の混合物を排出し得るように形成」されている「第3ライン」に相当する。
甲1装置発明の「ポリマー溶液を水蒸気蒸留してポリマーを分離、回収する装置」は、ポリマーの分離、回収の過程で、ポリマー溶液から溶媒を分離しているから(甲1-2)、本件発明1の「溶媒分離装置」に相当する。

そうすると、本件発明1と甲1装置発明は、
「溶媒流出口、高分子流出口および流入口が形成されている脱去装置;熱交換領域および配管システムを含み、前記配管システムは、前記脱去装置の溶媒流出口から溶媒と水の混合物を排出し得るように形成された第3ラインを含む溶媒分離装置」で一致している。
一方、本件発明1では、「水の流出口を具備した水タンク」、「前記水タンクの水を高分子溶液と混合する混合領域」、「前記水の流出口と前記混合領域を連結する第1ライン」、「前記混合領域と前記脱去装置の流入口を連結する第2ライン」を更に備えているのに対して、甲1装置発明では、水タンク、第1ライン、混合領域、第2ラインを備えていない点(相違点1)、
本件発明1では、「第1ラインを移動する水の一部を流出させた後、再び」「第1ラインに回収できるように形成された第4ライン」を備えているのに対して、甲1装置発明では、第4ラインを備えていない点(相違点2)
本件発明1では、「第3および第4ライン」が、第1ラインより「流出した水が、前記第3ラインを移動する溶媒と水の混合物と熱交換された後に」、第1ラインに「回収され得るように前記熱交換領域を媒介として交差するように形成されている」のに対して、甲1装置発明では、ライン14、ライン6が、ポリマースラリーより分離された温水が、ライン6を経た混合蒸気との間で直接接触熱交換した後に、ライン3を経て第1蒸留槽1に循環されるように形成されている点(相違点3)で相違している。

(イ)相違点2の検討
事案に鑑み、相違点2の検討を優先する。
甲1には、温水が、直接接触熱交換器10を経由するライン14からライン3(以下、「直接接触熱交換器10を経由するライン」という。)、又は、直接接触熱交換器10を経由しないバイパス18からライン3(以下、「直接接触熱交換器10を経由しないライン」という。)を経て、第1蒸留槽1に循環することが記載されているものの、当該温水は、第1蒸留槽1及び第2蒸留槽2の底部から取り出したポリマースラリーより分離された水であり(甲1-2)、「ポリマーを分離、回収する装置」の外部より新たに供給される水ではない。
一方、本件明細書の発明の詳細な説明には、本件発明1の「水タンク」に使用する水についての説明はなく、溶媒が脱去されたポリマースラリーから得られた水を、「水タンク」の水に再利用することについて何ら記載されていない。
そうすると、甲1に、「直接接触熱交換器10を経由するライン」と「直接接触熱交換器10を経由しないライン」という2つのルートを経て、温水を第1蒸留槽1に供給することが記載されていたとしても、「水タンク」についてなんらの記載がない甲1における「直接接触熱交換器10を経由しないライン」、「直接接触熱交換器10を経由するライン」を、それぞれ、本件発明1の「『水タンク』と『混合領域』を結ぶ『第1ライン』」、「『水タンク』と『混合領域』の間で、水の一部を流出させた後に、回収できるように形成された『第4ライン』」に相当するもの、又は、「直接接触熱交換器10を経由しないライン」、「直接接触熱交換器10を経由するライン」が、上記の『第1ライン』、『第4ライン』に類似するものと解することはできない。
したがって、甲1において、本件発明の「第4ライン」に相当するものが、記載ないし示唆されているとはいえない。
また、甲2の図1には、ゴム状重合体溶液または懸濁液を第1ストリツパーに供給する導管10に、温水タンク9より導管20?19を経て温水が供給されることが記載されており、甲2には、本件発明1の「水の流出口を具備した水タンク」、「前記水タンクの水を高分子溶液と混合する混合領域」、「前記水の流出口と前記混合領域を連結する第1ライン」、「前記混合領域と前記脱去装置の流入口を連結する第2ライン」に相当する、「温水タンク9」、「導管19と導管10が交差する場所、すなわちゴム状重合体溶液または懸濁液と温水が混合する場所」、「導管20?導管19」、「導管19と導管10が交差する場所と第1ストリツパーをつなぐ導管10」が記載されているものと認められる。
同様に、甲3には、温水が、温水供給源22より、温水供給用配管221を介して、気液混合器21に供給されること(第28図)、ポリマー溶液が、気液混合物21より、ポリマー溶液移送用配管2を介して、脱溶媒タンク1に供給されること(第1図)が記載されており、甲3には、本件発明1の「水の流出口を具備した水タンク」、「前記水タンクの水を高分子溶液と混合する混合領域」、「前記水の流出口と前記混合領域を連結する第1ライン」、「前記混合領域と前記脱去装置の流入口を連結する第2ライン」に相当する、「温水供給源22」、「気液混合器21」、「温水供給用配管221」、「ポリマー溶液移送用配管2」が、それぞれ記載されているものと認められる。
しかし、甲2、3には、「水の流出口を具備した水タンク」と「前記水タンクの水を高分子溶液と混合する混合領域」の間で、水の一部を流出させた後、回収できるように形成されたライン、すなわち、本件発明の「第4ライン」に相当するものについては記載も示唆もされてない。
更に、甲4には、アルカノールの製造、甲5には、芳香族カルボン酸の製造、甲6には、エチルベンゼンの脱水素に用いられる装置が、それぞれ記載されているところ、これらは、甲1装置発明が示す、ポリマー溶液からポリマーを分離、回収する装置とは、技術分野が全く異なるものである。
しかも、甲4?6には、甲1?3と同様に、「水の流出口を具備した水タンク」と「前記水タンクの水を高分子溶液と混合する混合領域」の間で、水の一部を流出させた後に、回収できるように形成されたライン、すなわち、本件発明の「第4ライン」を設けることについて記載も示唆もされていない。
そうすると、相違点2として挙げた、本件発明1の発明特定事項は、甲1?6の記載事項から、当業者が容易に想到し得たものとは認められない。

(ウ)相違点3の検討
相違点3として挙げた、本件発明1の発明特定事項は、甲1装置発明において、第4ラインを備えることを前提とするものであるから、相違点2として挙げた、本件発明の特定事項を当業者が容易に想到し得たとはいえない以上、相違点3の本件発明1の発明特定事項を、甲1装置発明において採用することが、当業者に容易であるとはいえない。

(エ)申立人の主張について
申立人は、「仕上工程からライン14、バイパス18およびライン3を通って第1蒸留槽1に至る配管(以降、配管Aともいう。)は、本件特許発明1の第1ラインに類似している。一方、ライン14からバイパス18を通らずに熱交換器10を経由した後ライン3を通って再びバイパス18に合流する配管(以降、配管Bともいう。)は、本件特許発明1の第4ラインに類似している。」とし、「脱去装置に供給する前に、温水とポリマー溶液とを混合して、混合物を脱去装置に供給することは公知である。また、甲第1号証では、脱去装置においてポリマー溶液を蒸留するために加熱する必要がある。したがって、温水によるポリマー溶液の加熱を脱去装置内で行うか脱去装置に導入する前に行うかは当業者が適宜選択する事項である。そうすると、甲第1号証には、温水を第1蒸留槽1に供給する前に、ポリマー溶液と混合することを妨げる記載または示唆は存在しない。したがって、甲第1号証の記載のライン3に対して、甲第2号証または甲第3号証に記載の配管システムを適用することができる。すなわち、配管A(ライン14、バイパス18およびライン3)と、ポリマー溶液が移動する配管(ライン4) とが第1蒸留槽1に導入される前に接続されてもよい。このような構成においては、ライン3とライン4との接続箇所において、配管Aを移動する温水と、ライン4を移動するポリマー溶液とが混合され、その混合物が第1蒸留槽1に供給される。すなわち、ライン3とライン4との接続箇所は混合領域である。」と主張する。
しかるところ、上記(イ)でも説示したように、申立人が指摘する、甲1における配管A、配管Bは、本件発明1の第1ライン、第4ラインに類似するものとは認められない。
また、申立人が主張するように「配管A(ライン14、バイパス18およびライン3)と、ポリマー溶液が移動する配管(ライン4) とが第1蒸留槽1に導入される前に接続する」ことが可能であったとしても、甲1装置発明に、配管Aと配管Bが分離する前、すなわちバイパス18より前のライン14に、本件発明1の「水タンク」に相当するものを設けることが、当業者に容易に動機付けられたとはいえない。
したがって、上記の申立人の主張は、理由がない。

エ.小括
以上からすると、相違点2、3として挙げた、本件発明1の発明特定事項を採用することは、甲1装置発明において、甲1?甲6に記載された技術的事項を参酌しても、当業者が容易に想到し得たものとは認められない。
したがって、本件発明1は、相違点1につき検討するまでもなく、甲1装置発明、すなわち、甲1に記載された発明および甲1?6に記載された技術的事項に基づき、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。

(2)本件発明2及び4について
本件発明1を引用する本件発明2及び4につき検討すると、本件発明1につき、上記(1)で説示したとおり、甲1装置発明、すなわち、甲1に記載された発明および甲1?6に記載された技術的事項に基づき、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえないのであるから、本件発明1を引用する本件発明2及び4についても、甲1に記載された発明および甲1?6に記載された技術的事項に基づき、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。

(3)本件発明5について
ア.本件発明5と甲1方法発明の対比、判断
本件発明5は、本件発明1、2の「溶媒分離装置を利用」すること、「第1ラインの流水流出口から第4ラインを介して熱交換領域に流入する水を第3ラインを介して前記脱去装置から流出する溶媒と水の混合物と熱交換して、第1ラインの流入口に流入させる段階を含む」ことを発明特定事項とするものである。
甲1方法発明の「ポリマーを回収する方法」は、ポリマー(高分子)を回収する過程で、溶媒を分離しているから(甲1-2)、本件発明5の「高分子と溶媒を分離する方法」又は「溶媒分離方法」に相当する。
本件発明5と甲1方法発明は、
「溶媒分離装置を利用して高分子と溶媒を分離する方法」で一致する。
一方、本件発明5と甲1方法発明は、上記相違点1?3に加え、
本件発明5では、「第1ラインの流水流出口から第4ラインを介して熱交換領域に流入する水を第3ラインを介して前記脱去装置から流出する溶媒と水の混合物と熱交換して、第1ラインの流入口に流入させる段階」を含んでいるのに対して、甲1方法発明では、「ポリマースラリーより分離され、バイパス18を経ずにライン14を経た温水を、ライン6を経た溶媒蒸気と水蒸気との混合蒸気との間で、直接接触熱交換した後に、ライン3を経て、第1蒸留槽1に循環する段階」を含んでいる点(相違点4)で相違している。
しかし、相違点2、3は、本件発明1と同様の理由((1)ウ(イ)(ウ))により、甲1?甲6に記載された技術的事項を参酌しても、当業者が容易に想到し得たものとは認められない。
また、相違点4についても、甲1方法発明において、第4ラインを設けることを前提とするものであるから、相違点2として挙げた発明特定事項を当業者が容易に想到し得たとはいえない以上、相違点4として挙げた本件発明5の発明特定事項についても、甲1方法発明で採用することが、当業者に容易であるとは認められない。

イ.小括
以上からすると、本件発明5は、甲1方法発明、すなわち、甲1に記載された発明および甲1?6に記載された技術的事項に基づき、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。

(4)本件発明6について
本件発明5を引用する本件発明6につき検討すると、本件発明5につき、上記(3)で説示したとおり、甲1方法発明、すなわち、甲1に記載された発明および甲1?6に記載された技術的事項に基づき、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえないのであるから、本件発明5を引用する本件発明6についても、甲1に記載された発明および甲1?6に記載された技術的事項に基づき、当業者が容易に発明をすることができたものとはいえない。

第5 むすび
以上のとおり、本件特許に係る異議申立てにおいて申立人が主張する取消理由はいずれも理由がないから、本件発明1、2、4、5及び6についての特許は、取り消すことができない。
ほかに、本件発明1、2、4、5及び6についての特許を取り消すべき理由も発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
異議決定日 2021-07-29 
出願番号 特願2019-516667(P2019-516667)
審決分類 P 1 652・ 121- Y (C08C)
最終処分 維持  
前審関与審査官 幸田 俊希  
特許庁審判長 近野 光知
特許庁審判官 福井 悟
橋本 栄和
登録日 2020-10-23 
登録番号 特許第6783383号(P6783383)
権利者 エルジー・ケム・リミテッド
発明の名称 溶媒分離装置および溶媒分離方法  
代理人 特許業務法人池内アンドパートナーズ  
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