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審決分類 審判 訂正 ただし書き3号明りょうでない記載の釈明 訂正する B29C
審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する B29C
審判 訂正 4項(134条6項)独立特許用件 訂正する B29C
管理番号 1377019
審判番号 訂正2021-390053  
総通号数 262 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2021-10-29 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2021-03-30 
確定日 2021-06-29 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第6855366号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第6855366号の特許請求の範囲を、本件審判請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項[22?26]について訂正することを認める。 
理由 理由
第1 主な手続の経緯
特許第6855366号(請求項の数26。以下、「本件特許」という。)に係る出願は、平成29年12月1日(優先権主張 2016年(平成28年)12月1日 ドイツ連邦共和国)の出願であって、令和3年3月19日に特許権の設定登録がされたものである。
そして、令和3年3月30日に本件審判が請求され、同年4月28日に審判請求書を対象とする手続補正書が提出された。

第2 請求の趣旨及び理由
1 請求の趣旨
結論同旨

2 請求の理由(訂正の内容)
請求人の求めた訂正(以下、「本件訂正」という。)について、訂正事項ごとに掲記すると、概略、以下のとおりである。
(1)訂正事項1
特許請求の範囲の請求項22を削除する。

(2)訂正事項2
特許請求の範囲の請求項23を削除する。

(3)訂正事項3
特許請求の範囲の請求項24を削除する。

(4)訂正事項4
特許請求の範囲の請求項25に「前記緩衝要素は、靴のソールまたは靴のソールの一部である、請求項18から24のいずれかに記載の方法。」とあるのを、「前記緩衝要素は、靴のソールまたは靴のソールの一部である、請求項18から21のいずれかに記載の方法。」に訂正する。

(5)訂正事項5
特許請求の範囲の請求項26に「請求項1から17のいずれか一つに記載の方法と組み合わされる、請求項18から25のいずれかに記載の方法。」とあるのを、「請求項1から17のいずれか一つに記載の方法と組み合わされる、請求項18から21および25のいずれかに記載の方法。」に訂正する。

第3 当審の判断
1 訂正の目的、新規事項の追加及び特許請求の範囲の拡張又は変更の存否について
(1)請求項22ないし24(訂正事項1ないし3)についての検討
ア 訂正の目的
請求項22ないし24の訂正はいずれも、請求項の削除であるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
したがって、請求項22ないし24の訂正はいずれも、特許法第126条第1項ただし書第1号に掲げる事項を目的とするものである。

新規事項の追加及び特許請求の範囲の拡張又は変更の存否
請求項22ないし24の訂正はいずれも、請求項の削除であるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であり、訂正前の特許請求の範囲が実質上拡張し、又は変更されたと認めることはできない。
したがって、請求項22ないし24の訂正はいずれも、特許法第126条第5項及び第6項の規定に適合する。

(2)請求項25及び26(訂正事項4及び5)についての検討
ア 訂正の目的
請求項25及び26の訂正はいずれも、請求項22ないし24の削除にともなって、請求項25及び26の引用する請求項を限定するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであるとともに、削除された請求項22ないし24を引用しないものとする、明瞭でない記載の釈明を目的とするものでもある。
したがって、請求項25及び26の訂正はいずれも、特許法第126条第1項ただし書第1号及び第3号に掲げる事項を目的とするものである。

新規事項の追加及び特許請求の範囲の拡張又は変更の存否
請求項25及び26の訂正はいずれも、請求項22ないし24の削除にともなって、請求項25及び26の引用する請求項を限定するものであるから、願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であり、訂正前の特許請求の範囲が実質上拡張し、又は変更されたと認めることはできない。
したがって、請求項25及び26の訂正は、特許法第126条第5項及び第6項の規定に適合する。

2 独立特許要件について
(1)請求項22ないし24についての検討
上記1で検討したとおり、請求項22ないし24の訂正は、いずれも特許法第126条第1項ただし書第1号に掲げる事項を目的とするものである。
そこで、訂正後における特許請求の範囲に記載されている事項により特定される発明が特許出願の際独立して特許を受けることができるか(いわゆる独立特許要件の充足性。特許法第126条第7項)について検討すべきであるところ、これら請求項は本件訂正によって削除され、独立特許要件の判断の対象となる発明が存在しない。

(2)請求項25及び26についての検討
上記1で検討したとおり、請求項25及び26の訂正の目的は、いずれも特許法第126条第1項ただし書第1号に掲げる事項を含むものである。
そこで、訂正後における特許請求の範囲に記載されている事項により特定される発明が特許出願の際独立して特許を受けることができるかについて検討したが、独立特許要件を欠くとする理由を発見しない。

(3)小括
したがって、本件訂正は特許法第126条第7項の規定に適合する。

第4 むすび
以上の次第であるから、本件訂正は、特許法第126条第1項ただし書第1号及び第3号に掲げる事項を目的とし、かつ、同条第5項ないし第7項の規定に適合するので、適法な訂正と認める。
よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラスチック部品を製造する方法であって、
a.発泡材料の粒子を含む第1の材料を型に装填するステップであって、前記型は少なくとも2つの型部分および少なくとも2つのコンデンサの板を備える、ステップと、
b.前記型の装填中に、エネルギーを供給することによって前記粒子を予加熱するステップであって、少なくとも1つのフィードラインを介して容器から前記型へ前記粒子が輸送され、前記粒子は容器内および/またはフィードライン内の間に予加熱され、前記エネルギーは前記コンデンサの板間の電圧である、ステップと
を含み、
c.前記エネルギーは、少なくとも1つの電磁場の形態で供給され、
前記少なくとも1つの電磁場の形態で供給される前記エネルギーは時間の経過とともに変化する、前記方法。
【請求項2】
プラスチック部品を製造する方法であって、
a.発泡材料の粒子を含む第1の材料を型に装填するステップであって、前記型は少なくとも2つの型部分および少なくとも2つのコンデンサの板を備える、ステップと、
b.前記型の装填中に、エネルギーを供給することによって前記粒子を予加熱するステップであって、前記粒子は、前記型を閉じる前に前記型内でさらに予加熱され、前記エネルギーは前記コンデンサの板間の電圧である、ステップと
を含み、
c.前記エネルギーは、少なくとも1つの電磁場の形態で供給され、 前記少なくとも1つの電磁場の形態で供給される前記エネルギーは時間の経過とともに変化する、前記方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの電磁場によって供給されるエネルギーを時間の経過とともに次第に増加させる、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記粒子にエネルギーを供給することによって、前記粒子の表面を溶融するステップをさらに含む、請求項1から3のいずれかに記載の方法。
【請求項5】
前記予加熱のために使用される電磁場のタイプは、前記粒子の表面を溶融するために使用される電磁場のタイプと異なる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記粒子は、以下の材料、すなわち、発泡熱可塑性ポリウレタン、eTPU;発泡ポリアミド、ePA;発泡ポリエーテルブロックアミド;ePEBA;ポリラクチド、PLA;ポリエーテルブロックアミド、PEBA;ポリエチレンテレフタレート、PET;ポリブチレンテレフタレート、PBT;熱可塑性ポリエステルエーテルエラストマー、TPEEのうち1つまたは複数を含む、請求項1から5のいずれかに記載の方法。
【請求項7】
前記粒子は、前記少なくとも1つの電磁場によって供給される前記エネルギーを吸収するエネルギー吸収材をさらに含み、前記エネルギー吸収材は、前記粒子の表面の溶融に貢献する、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
【請求項8】
前記粒子は、前記型の装填前に前記エネルギー吸収材を備えている、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記エネルギー吸収材は水を含む、請求項7または8に記載の方法。
【請求項10】
前記エネルギー吸収材は金属を含む、請求項7から9のいずれかに記載の方法。
【請求項11】
前記エネルギーは、マイクロ波の範囲内、300MHz?300GHzの放射の形態で供給される、請求項1から10のいずれかに記載の方法。
【請求項12】
前記エネルギーは、電磁誘導によって供給される、請求項1から11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
より多くのエネルギーが、前記型の第2の部分領域内よりも前記型の第1の部分領域内の前記粒子に供給される、請求項4から12のいずれかに記載の方法。
【請求項14】
前記エネルギーは、第1の周波数(f1)を有する電磁場を用いて前記型の第1の部分領域内の前記粒子へ供給されるとともに、第2の周波数(f2)を有する電磁場を用いて前記型の第2の部分領域内の前記粒子へ供給され、第2の周波数(f2)は、第1の周波数(f1)とは異なる、請求項4から13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
前記粒子当たりのエネルギー吸収材の平均量は、前記型内で変化する、請求項7から14のいずれかに記載の方法。
【請求項16】
前記型には、少なくとも1つの電磁場によって実質的に変わらないままである第2の材料がさらに装填される、請求項1から15のいずれかに記載の方法。
【請求項17】
前記第1の材料によって吸収されるエネルギーの量と前記第1の材料および前記型によって吸収されるエネルギーの総量の比は、1.0?0.2の範囲内にある、請求項4から16のいずれかに記載の方法。
【請求項18】
スポーツアパレル用の緩衝要素を製造する方法であって、
a.所定の量だけ装填位置に型を開くステップであって、前記型は少なくとも2つの型部分を備え、前記型が開かれる量は前記型の利用可能な装填容積に影響する、ステップと、
b.ステップa.の前記型を開くステップによって作られた装填容積の中に発泡材料の粒子を含む第1の材料を装填するステップであって、少なくとも1つのフィードラインを介して容器から前記型へ前記粒子が輸送され、前記粒子は容器内および/またはフィードライン内の間に予加熱されるステップと、
c.前記型を閉鎖位置に閉じるステップと、
d.前記コンデンサの板の間に前記型を配置し、少なくとも1つの電磁場の形態でエネルギーを少なくとも供給することによって前記粒子の表面を融合するステップであって、前記エネルギーは前記コンデンサの板間の電圧であり、前記少なくとも1つの電磁場の形態で供給される前記エネルギーは時間の経過とともに変化する、ステップと
を含む、前記方法。
【請求項19】
スポーツアパレル用の緩衝要素を製造する方法であって、
a.所定の量だけ装填位置に型を開くステップであって、前記型は少なくとも2つの型部分を備え、前記型が開かれる量は前記型の利用可能な装填容積に影響する、ステップと、
b.ステップa.の前記型を開くステップによって作られた装填容積の中に発泡材料の粒子を含む第1の材料を装填するステップと、
c.前記粒子は、前記型を閉じる前に前記型内でさらに予加熱され、前記型を閉鎖位置に閉じるステップと、
d.前記コンデンサの板の間に前記型を配置し、少なくとも1つの電磁場の形態でエネルギーを少なくとも供給することによって前記粒子の表面を融合するステップであって、前記エネルギーは前記コンデンサの板間の電圧であり、前記少なくとも1つの電磁場の形態で供給される前記エネルギーは時間の経過とともに変化する、ステップと
を含む、前記方法。
【請求項20】
前記型の装填位置において、前記型部分は、前記型の異なるエリアにおいて、前記型の閉鎖位置と比較して、様々な距離で離間され、それによって前記型を閉じるステップc.の最中、前記型部分は、異なるエリアにおいて異なる距離にわたって共に移動させられる、請求項18または19に記載の方法。
【請求項21】
前記型部分のうち少なくとも1つは、いくつかの個々の小部分を含み、前記型の前記装填位置における前記型部分間の距離は、異なるエリアにおいて様々な距離を得るために、小部分ごとに個々に調整することができる、請求項20に記載の方法。
【請求項22】(削除)
【請求項23】(削除)
【請求項24】(削除)
【請求項25】
前記緩衝要素は、靴のソールまたは靴のソールの一部である、請求項18から21のいずれかに記載の方法。
【請求項26】
請求項1から17のいずれか一つに記載の方法と組み合わされる、請求項18から21および25のいずれかに記載の方法。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2021-05-28 
結審通知日 2021-06-02 
審決日 2021-06-18 
出願番号 特願2017-231377(P2017-231377)
審決分類 P 1 41・ 856- Y (B29C)
P 1 41・ 851- Y (B29C)
P 1 41・ 853- Y (B29C)
最終処分 成立  
前審関与審査官 鶴 剛史河島 拓未  
特許庁審判長 須藤 康洋
特許庁審判官 岩田 健一
植前 充司
登録日 2021-03-19 
登録番号 特許第6855366号(P6855366)
発明の名称 プラスチック部品を製造する方法、プラスチック部品、および靴  
代理人 古橋 伸茂  
代理人 小林 浩  
代理人 古橋 伸茂  
代理人 小林 浩  
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