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審決分類 |
審判 全部申し立て ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 B01J 審判 全部申し立て 2項進歩性 B01J 審判 全部申し立て 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 B01J |
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管理番号 | 1377804 |
異議申立番号 | 異議2019-700572 |
総通号数 | 262 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 2021-10-29 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2019-07-22 |
確定日 | 2021-07-16 |
異議申立件数 | 1 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 特許第6457077号発明「可視光活性光触媒タイル」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 |
結論 | 特許第6457077号の特許請求の範囲を訂正請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項〔1?10〕について訂正することを認める。 特許第6457077号の請求項1、3、4、6?9に係る特許を取り消す。 特許第6457077号の請求項2、5、10に係る特許についての特許異議の申立てを却下する。 |
理由 |
特許第6457077号の特許請求の範囲について、令和 2年 1月20日付けでなされた訂正請求による訂正は、特許法第120条の5第2項ただし書第1号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、同条第9項において準用する同法第126条第5項及び第6項の規定に適合するので、訂正後の請求項〔1?10〕について訂正することを認める。 上記より、特許第6457077号の請求項1、3、4、6?9に係る特許は、令和 2年 1月20日付けでなされた訂正請求により訂正された特許請求の範囲の請求項1、3、4、6?9に記載の事項により特定されるものである。 これに対して、令和 2年11月 2日付けで取消理由(決定の予告)を通知し、期間を指定して意見書を提出する機会を与えたが、特許権者からは応答がなかった。 そして、上記の取消理由は妥当なものと認められるので、本件請求項1、3、4、6?9に係る特許は、この取消理由によって取り消すべきものである。 また、令和 2年 1月20日付けでなされた訂正請求による訂正により請求項2、5、10が削除されたため、特許異議申立人による請求項2、5、10に係る特許についての特許異議の申立ては、申立ての対象が存在しないものとなったので、特許法第120条の8第1項で準用する同法第135条の規定により却下する。 よって、結論のとおり決定する。 |
別掲 |
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発明の名称 |
(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 多孔性セラミックタイル;及び 前記タイルの一面に水系溶媒及び可視光活性光触媒粒子を含むコーティング組成物に形成された光触媒層を含み、 前記多孔性セラミックタイルの気孔体積は0.01cm^(3)/gないし0.2cm^(3)/gであり、 前記多孔性セラミックタイルは、γ-アルミナを20ないし50重量%含み、 前記コーティング組成物は、アルコール溶媒及びバインダーを含まず、 前記水系溶媒は100重量%の水を含み、 吸放湿量が約60g/m^(2)ないし約100g/m^(2)であり、 曲げ強度が約10MPaないし20MPaである、 可視光活性光触媒タイル。 【請求項2】(削除) 【請求項3】 前記γ-アルミナは、窒化アルミニウム、炭酸アルミニウム、塩化アルミニウム、塩化アルミニウム二水和物、水酸化アルミニウム、アルミニウムクロリド、アルミニウムニトリド、アルミナゾル、及びこれらの組み合わせからなる群から選ばれる少なくとも一つのアルミニウムソースが相転移された物質を含む、請求項1に記載の可視光活性光触媒タイル。 【請求項4】 前記コーティング組成物は、前記水系溶媒90ないし96重量%、及び前記可視光活性光触媒粒子4ないし10重量%を含む、請求項1に記載の可視光活性光触媒タイル。 【請求項5】(削除) 【請求項6】 前記可視光活性光触媒粒子は、多孔性金属酸化物;及び前記多孔性金属酸化物に担持された金属粒子を含む、請求項1に記載の可視光活性光触媒タイル。 【請求項7】 前記多孔性金属酸化物は、酸化チタン、酸化タングステン、酸化亜鉛、酸化ニオブ、及びこれらの組み合わせからなる群から選ばれる少なくとも一つを含む、請求項6に記載の可視光活性光触媒タイル。 【請求項8】 前記金属粒子は、タングステン、クロム、バナジウム、モリブデン、銅、鉄、コバルト、マンガン、ニッケル、白金、金、銀、セリウム、カドミウム、亜鉛、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリウム、及びこれらの組み合わせからなる群から選ばれる少なくとも一つを含む、請求項6に記載の可視光活性光触媒タイル。 【請求項9】 前記可視光活性光触媒粒子は、前記多孔性金属酸化物を90重量%ないし99.9重量%含み、前記金属粒子を0.1重量%ないし10重量%含む、請求項6に記載の可視光活性光触媒タイル。 【請求項10】(削除) |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
異議決定日 | 2021-03-09 |
出願番号 | 特願2017-516076(P2017-516076) |
審決分類 |
P
1
651・
537-
ZAA
(B01J)
P 1 651・ 851- ZAA (B01J) P 1 651・ 121- ZAA (B01J) |
最終処分 | 取消 |
前審関与審査官 | 壷内 信吾 |
特許庁審判長 |
菊地 則義 |
特許庁審判官 |
金 公彦 岡田 隆介 |
登録日 | 2018-12-28 |
登録番号 | 特許第6457077号(P6457077) |
権利者 | エルジー・ハウシス・リミテッド |
発明の名称 | 可視光活性光触媒タイル |
代理人 | 永井 望 |
代理人 | 加藤 和孝 |
代理人 | 永井 義久 |
代理人 | 湯浅 正之 |
代理人 | 永井 望 |
代理人 | 永井 義久 |
代理人 | 加藤 和孝 |
代理人 | 湯浅 正之 |
代理人 | 特許業務法人永井国際特許事務所 |
代理人 | 特許業務法人永井国際特許事務所 |