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審決分類 審判 全部申し立て 特36条4項詳細な説明の記載不備  A01N
審判 全部申し立て 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備  A01N
管理番号 1377826
異議申立番号 異議2021-700378  
総通号数 262 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2021-10-29 
種別 異議の決定 
異議申立日 2021-04-26 
確定日 2021-09-08 
異議申立件数
事件の表示 特許第6774575号発明「殺菌性化合物を有効成分とする薬害軽減剤、並びに該薬害軽減剤と除草性化合物を含む薬害軽減された除草性組成物」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第6774575号の請求項1ないし18に係る特許を維持する。 
理由 第1 手続の経緯
特許第6774575号(以下、「本件特許」という。)の請求項1?18に係る特許についての出願は、2019年2月22日(優先権主張 2018年2月23日(日本))を国際出願日とする出願であって、令和2年10月6日にその特許権の設定登録がされ、同年同月28日に特許掲載公報が発行され、その後、その特許の全請求項に対し、令和3年4月26日付けで特許異議申立人 日本曹達株式会社(以下、「申立人」という。)より特許異議の申立てがされたものである。

第2 本件特許発明
本件特許の請求項1?18に係る発明は、それぞれ、その特許請求の範囲の請求項1?18に記載された事項により特定される次のとおりのものである。

「【請求項1】
ピカルブトラゾクス又はその塩を有効成分として含有する、作物に対する下記(A1)乃至(A6)からなる群より選択される少なくとも1種類の除草性化合物又はそれらの塩による薬害の軽減剤。
(A1)ACCase阻害型除草性化合物
(A2)アセトラクテート合成酵素阻害型除草性化合物
(A3)白化型除草性化合物
(A4)VLCFA阻害型除草性化合物
(A5)プロトポリフィリノーゲンIXオキシダーゼ阻害型除草性化合物
(A6)合成オーキシン系除草性化合物
【請求項2】
前記除草性化合物がオキサジクロメホンである、請求項1に記載の薬害軽減剤。
【請求項3】
前記作物がイネ、コムギ、オオムギ、トウモロコシ、ナタネ、ワタ、ヒマワリ、サトウキビ、ジャガイモ、ブドウ、ダイズ、インゲン、エンドウ、ソラマメ、アズキ、イチゴ、キャベツ、ダイコン、ミブナ、ミズナ、カブ、ナバナ、ハクサイ、ブロッコリー、カリフラワー、レタス、非結球レタス、トマト、ミニトマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、タマネギ、キュウリ、メロン、スイカ、カボチャ、ホウレンソウ、テンサイ、オクラ、ミツバ、ショウガ、ラッキョウ、タバコ、カーネーション、アイリス、キク、イチジク、カンキツ、材木(苗木)、西洋芝(ベントグラス、ライグラス、ブルーグラス)若しくは日本芝である、請求項1または2に記載の薬害軽減剤。
【請求項4】
前記作物がイネである、請求項1乃至3のいずれかに記載の薬害軽減剤。
【請求項5】
下記(A1)乃至(A6)からなる群より選択される、少なくとも1種類の除草性化合物又はそれらの塩と、ピカルブトラゾクス又はその塩を有効成分として含有する作物に対する薬害軽減剤と、を含有する、除草性組成物。
(A1)ACCase阻害型除草性化合物
(A2)アセトラクテート合成酵素阻害型除草性化合物
(A3)白化型除草性化合物
(A4)VLCFA阻害型除草性化合物
(A5)プロトポリフィリノーゲンIXオキシダーゼ阻害型除草性化合物
(A6)合成オーキシン系除草性化合物
【請求項6】
オキサジクロメホンと、ピカルブトラゾクス又はその塩を有効成分として含有する作物に対する薬害軽減剤と、を含有する、除草性組成物。
【請求項7】
前記作物が、イネ、コムギ、オオムギ、トウモロコシ、ナタネ、ワタ、ヒマワリ、サトウキビ、ジャガイモ、ブドウ、ダイズ、インゲン、エンドウ、ソラマメ、アズキ、イチゴ、キャベツ、ダイコン、ミブナ、ミズナ、カブ、ナバナ、ハクサイ、ブロッコリー、カリフラワー、レタス、非結球レタス、トマト、ミニトマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、タマネギ、キュウリ、メロン、スイカ、カボチャ、ホウレンソウ、テンサイ、オクラ、ミツバ、ショウガ、ラッキョウ、タバコ、カーネーション、アイリス、キク、イチジク、カンキツ、材木(苗木)、西洋芝(ベントグラス、ライグラス、ブルーグラス)もしくは日本芝である、請求項5又は6に記載の除草性組成物。
【請求項8】
前記作物が、イネである、請求項5乃至7のいずれかに記載の除草性組成物。
【請求項9】
除草性化合物が下記(A2-1)及び(A3-1)からなる群より選択される、少なくとも1種類の除草性化合物又はそれらの塩である請求項7に記載の除草性組成物。
(A2-1)スルホニルウレア系除草性化合物、ピリミジニル安息香酸系除草性化合物若しくはトリアゾロピリミジン系除草性化合物
(A3-1)ピラゾール系除草性化合物若しくはトリケトン系除草性化合物
【請求項10】
下記(B1)ないし(B4)からなる群より選択される施用方法により、作物に対する薬害を軽減する方法。
(B1)請求項1乃至4のいずれかに記載の薬害軽減剤aと、当該薬害軽減剤を含まない除草性組成物bとを混合して施用する方法、
(B2)請求項1乃至4のいずれかに記載の薬害軽減剤aと、当該薬害軽減剤を含まない除草性組成物bとを、独立して同じ作物に施用する方法、
(B3)請求項1乃至4のいずれかに記載の薬害軽減剤aと、請求項5乃至9のいずれかに記載の除草性組成物cとを、独立して同じ作物に施用する方法、
(B4)請求項5乃至9のいずれかに記載の除草性組成物cを施用する方法。
【請求項11】
薬害軽減剤a、除草性組成物b又は除草性組成物cを、植物体及び/又は種子に処理するか、あるいは土壌への施用及び/又は植物体の根若しくは地下茎に処理する、請求項10に記載の薬害を軽減する方法。
【請求項12】
種子への前記処理が、当該種子への吹付、塗沫、浸漬、粉衣又は散布である請求項11に記載の薬害を軽減する方法。
【請求項13】
土壌への前記施用が、水田土壌への処理、土壌表面への処理、土壌への潅注又は土壌への混和である請求項11に記載の薬害を軽減する方法。
【請求項14】
前記作物がイネ、コムギ、オオムギ、トウモロコシ、ナタネ、ワタ、ヒマワリ、サトウキビ、ジャガイモ、ブドウ、ダイズ、インゲン、エンドウ、ソラマメ、アズキ、イチゴ、キャベツ、ダイコン、ミブナ、ミズナ、カブ、ナバナ、ハクサイ、ブロッー、カリフラワー、レタス、非結球レタス、トマト、ミニトマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、タマネギ、キュウリ、メロン、スイカ、カボチャ、ホウレンソウ、テンサイ、オクラ、ミツバ、ショウガ、ラッキョウ、タバコ、カーネーション、アイリス、キク、イチジク、カンキツ、材木(苗木)、西洋芝(ベントグラス、ライグラス、ブルーグラス)又は日本芝である請求項10に記載の薬害を軽減する方法。
【請求項15】
前記作物がイネである、請求項10又は14に記載の薬害を軽減する方法。
【請求項16】
前記(B1)ないし(B4)からなる群より選択される施用方法を、移植前の植物体に1回若しくは2回行うか、あるいは土壌及び/又は植物体の根若しくは地下茎に1回若しくは2回行う、請求項10に記載の薬害を軽減する方法。
【請求項17】
前記(B2)の施用方法が、薬害軽減剤aを移植前の植物体に1回又は2回施用し、当該薬害軽減剤を含まない除草性組成物bを移植後の土壌及び/又は植物体に施用する方法であり、前記作物がイネである、請求項10又は16に記載の薬害を軽減する方法。
【請求項18】
薬害軽減剤aがピカルブトラゾクス若しくはその塩であり、除草性組成物bが上記(A2-1)及び(A3-1)からなる群より選択される、少なくとも1種類の除草性化合物又はそれらの塩である、請求項10、16又は17に記載の薬害を軽減する方法。」

第3 申立理由の概要
申立人は、証拠方法として以下の甲第1号証を提出し、以下の申立理由を主張している。

1 申立理由
(1)申立理由1(実施可能要件)
本件の請求項1?18に係る特許は、その発明の詳細な説明の記載が下記の点で特許法第36条第4項第1号に適合するものではないから、特許法第36条第4項第1号に規定する要件を満たしていない特許出願に対してなされたものであり、特許法第113条第4号に該当するから取り消すべきものである。



本件特許の発明の詳細な説明において、ピカルブトラゾクスが除草剤の薬害軽減剤としての効果を認めるに足りる試験及び結果を示していないため、ピカルブトラゾクスを除草剤の薬害軽減剤として使用できるか否か不明である。
したがって、当業者が本件の請求項1?18に係る発明を容易に実施できないから、本件特許の発明の詳細な説明には、当業者が実施できる程度に明確かつ十分に記載がされていない。

(2)申立理由2(サポート要件)
本件の請求項1?18に係る特許は、その特許請求の範囲の記載が下記の点で特許法第36条第6項第1号に適合するものではないから、特許法第36条第6項に規定する要件を満たしていない特許出願に対してなされたものであり、特許法第113条第4号に該当するから取り消すべきものである。



本件特許の発明の詳細な説明において、ピカルブトラゾクスが除草剤の薬害軽減剤としての効果を認めるに足りる試験及び結果を示していないため、ピカルブトラゾクスを除草剤の薬害軽減剤として使用できるか否か不明である。
したがって、発明の詳細な説明には、ピカルブトラゾクスが除草剤の薬害軽減剤であることが記載されていることにはならない。
本件特許の請求項1?18に係る発明は、いずれも、ピカルブトラゾクスを除草剤の薬害軽減剤として使用する発明であるにもかかわらず、発明の詳細な説明には、ピカルブトラゾクスが除草剤の薬害軽減剤であることが記載されていないのであるから、本件特許の請求項1?18に係る発明は、いずれも、発明の詳細な説明に記載されたものとは言うことができない。

2 証拠方法
甲第1号証:国際公開第2010/001563号の抜粋

第4 当審の判断
当審は、本件の請求項1?18に係る特許は、特許異議申立理由によっては、取り消すことはできないと判断する。
その理由は以下のとおりである。

1 申立理由1及び2について
(1)本件特許の発明の詳細な説明の記載
ア 背景技術に関する記載
「【0002】
除草剤の使用は、作物栽培において、当該作物の適切な収量の確保、効率的な当該作物の栽培を実現するためには、欠かせないものとなっている。現在、使用されている除草剤は、当該作物への選択性が付与されており、防除対象となる植物を除いて、当該作物には、原則損害を与えないものとなっている。
【0003】
しかしながら、当該除草剤の作物選択性は必ずしも十分ではなく、当該除草剤の使用条件によっては、当該除草剤による当該作物への生育障害、生育抑制、成長抑制、褐点の出現、分げつ抑制、黄化、葉枯れ、枯死、萎凋、白化、捻転、褐変、根部生長阻害等といった既知または未知の望ましくない薬害が発生することがある。
【0004】
これまでに、それらの当該薬害を回避するために、作用の異なる除草剤の併用や、薬害軽減効果のある化合物(Safener)と、除草剤との併用などが行われている(…)。
【0005】
…ピカルブトラゾクス…は、公知の殺菌性化合物であり、…下記の表1に示されるように、該当する特許文献において記載されている。
【0006】
【表1】



イ 発明が解決しようとする課題に関する記載
「【0012】
しかしながら、これら従来の薬害軽減剤は、除草活性を有する化合物または単用では生物活性(除草活性、殺菌活性、殺虫活性等)を有さない化合物を有効成分とするもので、その対象を特定の栽培植物に限定することによって、特定の除草剤についてのみ、当該除草剤による薬害が軽減されるものであった。したがって、既存の薬害軽減剤では、種々の栽培作物に対して普遍的に使用できるものではなかった(…)。
……
【0015】
さらには、ピカルブトラゾクス…等の殺菌活性を有する殺菌性化合物の除草剤薬害軽減効果については現在のところ明らかにされていない。
【0016】
本発明の課題は、除草効果以外の生物活性を有し、異なる作用を示す様々な除草剤に対しても薬害軽減効果を示し、既存の薬害軽減剤よりも栽培植物に対する薬害軽減効果が優れ、かつ、栽培植物が限定されない使用範囲の広い新規な薬害軽減剤を見出すことである。」

ウ 課題を解決するための手段に関する記載
「【0017】
本発明者らは、上記課題を解決するべく、種々検討を行った結果、所定の殺菌性化合物が除草剤薬害軽減効果を示すことを見出した。即ち、所定の殺菌性化合物を有効成分とする薬害軽減剤、並びに該薬害軽減剤と除草性化合物とを含む除草性組成物が良好な薬害軽減効果を有することを見出し、本発明を完成した。」

エ 発明の効果に関する記載
「【0019】
本発明は、殺菌性化合物が除草剤薬害軽減効果を示すことを見出したことに基づく。即ち、本発明により、除草剤処理前後または除草剤処理時に殺菌活性を有する薬害軽減剤を処理することによって、殺菌活性に由来する病害防除効果が期待でき、かつ、種々の栽培作物に対して普遍的に使用可能で良好な薬害軽減効果を得ることができる。」

オ 発明を実施するための形態
(ア)薬害軽減剤に関する記載
a 「【0021】
『薬害軽減剤』とは、雑草や病害虫の防除をするため農業用資材を栽培作物に使用する際に、該作物への生育障害、生育抑制、成長抑制、褐点の出現、分げつ抑制、黄化、葉枯れ、枯死、萎凋、白化、捻転、褐変、根部生長阻害等といった既知または未知の望ましくない薬害が想定される場合において、農業用資材と併用するか、もしくは農業用資材の使用前後に単用することで、その薬害を軽減する組成物である。
【0022】
『…ピカルブトラゾクス…』の塩とは、当該化合物の金属塩、酸付加塩等を示し、…アルカリ金属の塩、…アルカリ土類金属の塩、…遷移金属の塩、…ハロゲン化水素酸の塩、…無機酸の塩、…スルホン酸の塩、…カルボン酸の塩又は…アミノ酸の塩などが挙げられる。」

b 「【0032】
……
本発明の薬害軽減剤は、…ピカルブトラゾクス…又はその塩を有効成分として含有する。
……
【0033】
本発明の薬害軽減剤は、そのまま使用してもかまわないが、通常、担体と混合して用いられ、必要に応じて、界面活性剤、結合剤、崩壊剤、安定剤、pH調整剤、抗菌防黴剤(防腐剤)、増粘剤、消泡剤、湿潤剤、固着剤、着色剤等の補助剤を添加して、常法に従って、適時、水和剤、フロアブル剤、顆粒水和剤、OD剤、粉剤、液剤、乳剤、粒剤、パック剤等の剤型に製剤化することができる。当該剤型は、効果が発揮される限りにおいて、それらの組成物に限定されるものではない。
……
【0048】
本発明の薬害軽減剤における有効成分の含有量は、通常、重量比で、0.1?100%の範囲であり、好ましくは、0.1?90%の範囲であり、さらに好ましくは、1?80%の範囲であり、特に好ましくは、5?50%の範囲である。
【0049】
本発明の薬害軽減剤は、栽培作物に対する様々な薬害に効果を発揮することができ、例えば、除草性化合物に起因する作物に対する薬害、例えば、生育障害、生育抑制、成長抑制、褐点の出現、分げつ抑制、黄化、葉枯れ、枯死、萎凋、白化、捻転、褐変、根部生長阻害等の薬害を軽減することができる。
本発明の薬害軽減剤は、中でも、除草性化合物に起因する作物に対する薬害抑制効果に特に優れる。
【0050】
本発明の殺菌性化合物を有効成分とする薬害軽減剤は、除草性化合物に起因する作物に対する薬害、例えば、生育障害、生育抑制、成長抑制、褐点の出現、分げつ抑制、黄化、葉枯れ、枯死、萎凋、白化、捻転、褐変、根部生長阻害等を回避することが可能である。
……
【0053】
本発明の殺菌性化合物を有効成分とする薬害軽減剤は、本来の殺菌活性に起因する植物病害防除としても使用できる。」

(イ)除草性組成物に関する記載
a 「【0023】
『ACCase阻害型除草性化合物』とは、例えば、アリロキシプロピオン酸系化合物、シクロヘキサジオンオキシム系化合物等を示し、例えば、…シハロホップブチル…等である。
【0024】
『アセトラクテート合成酵素阻害型除草性化合物』とは、例えば、スルホニルウレア系化合物、スルホニルアミノカルボニルトリアゾリノン系化合物、ピリミジニル安息香酸系化合物、トリアゾロピリミジン系化合物、イミダゾリノン系化合物等を示し、…さらに好適にはイマゾスルフロン、ピリミスルファン等である。
【0025】
『白化型除草性化合物』とは、例えば、ピラゾール系化合物、トリケトン系化合物等を示し、…好適には…メソトリオン…、さらに好適には…テフリルトリオン等である。
【0026】
『VLCFA阻害型除草性化合物』とは、例えば、クロロアセトアミド系化合物等を示し、…プレチラクロール…カフェンストロール…等である。
【0027】
『プロトポリフィリノーゲンIXオキシダーゼ阻害型除草性化合物』とは、例えば、ジフェニルエーテル系化合物、トリアゾリノン系化合物等を示し、…ペントキサゾン…等である。
【0028】
『合成オーキシン系除草性化合物』とは、例えば、フェノキシカルボン酸系化合物等を示し、例えば、…MCPA…等である。」

b 「【0062】
本発明の『薬害軽減剤と除草性化合物とを含む薬害軽減された除草性組成物(以下、除草性組成物と記載)』に含まれる薬害軽減剤は、上述の薬害軽減剤を用いることができる。
【0063】
本発明の除草性組成物に含まれる除草性化合物としては、下記(A1)乃至(A6)からなる群から選択される除草性化合物又はそれらの塩以外に、…オキサジクロメホン…等を挙げることができる。
【0064】
本発明の除草性組成物は、本発明の効果の観点から、下記(A1)乃至(A6)からなる群より選択される、少なくとも1種類の除草性化合物又はそれらの塩であることが好ましく…
(A1)ACCase阻害型除草性化合物
(A2)アセトラクテート合成酵素阻害型除草性化合物
(A3)白化型除草性化合物
(A4)VLCFA阻害型除草性化合物
(A5)プロトポリフィリノーゲンIXオキシダーゼ阻害型除草性化合物
(A6)合成オーキシン系除草性化合物
……
【0067】
本発明の除草性組成物は、これらの除草性化合物以外に、薬害軽減剤において例示された前記担体や前記補助剤を含むことができる。
【0068】
本発明の組成物における除草性化合物の含有量は、通常、重量比で、0.1?90%の範囲であり、好ましくは、1?80%の範囲であり、さらに好ましくは、5?50%の範囲である。
本発明の組成物における、薬害軽減剤と除草性化合物の含有量の合計は、通常、重量比で0.1?90%の範囲であり、好ましくは、1?80%の範囲であり、さらに好ましくは、5?50%の範囲である。
【0069】
本発明の組成物における、薬害軽減剤と除草性化合物の混合比は、通常、重量比で除草性化合物に対し薬害軽減剤が0.001?1000の比率であり、好ましくは、0.01?100の比率である。
【0070】
本発明の除草性組成物は、一般的な農薬の製造に関する常法に従って、製造することができる。…
……
【0073】
本発明の除草性組成物は、殺菌活性を備えるとともに、本来の除草活性に起因する雑草防除としても使用できる。…
【0074】
本発明の除草性組成物は、本発明の薬害軽減剤を含むため、除草性化合物に起因する作物に対する薬害、例えば、成長抑制、褐点の出現、黄化、枯死、萎凋等を回避することが可能である。」

(ウ)作物に対する薬害を軽減する方法に関する記載
「【0076】
本発明においては、下記(B1)乃至(B4)からなる群より選択される施用方法により、作物に対する薬害を軽減することができる。
(B1)本発明の薬害軽減剤(以下、薬害軽減剤aと記載)と、薬害軽減剤aを含まない除草性組成物(以下、除草性組成物bと記載)とを混合して施用する方法、
(B2)薬害軽減剤aと、除草性組成物bとを、独立して同じ作物に施用する方法、
(B3)薬害軽減剤aと、本発明の除草性組成物(以下、除草性組成物cと記載)とを、独立して同じ作物に施用する方法、
(B4)除草性組成物cを施用する方法。
【0077】
除草性組成物bとしては、薬害軽減剤を含まない以外は本発明の除草性組成物と同一のものを用いることができる。
……
【0080】
前記(B1)乃至(B4)における、薬害軽減剤a、除草性組成物b又は除草性組成物cの施用方法としては、例えば、植物個体への茎葉散布処理、苗箱処理、水田土壌への処理、土壌表面への散布処理、土壌表面への散布処理後の土壌混和、土壌中への注入処理、土壌中での注入処理後の土壌混和、土壌潅注処理、土壌潅注処理後の土壌混和、植物種子への吹き付け処理、植物種子への塗沫処理、植物種子への浸漬処理、植物種子への粉衣処理、植物種子への散布処理等があげられるが、通常、当業者が利用するどの様な施用方法においても十分な効力を発揮する。
【0081】
前記(B1)乃至(B4)の施用方法において、薬害軽減剤a、除草性組成物b又は除草性組成物cの施用量および施用濃度は、対象作物、対象病害、病害の発生程度、化合物の剤型、施用方法、各種環境条件等によって変動するが、散布又は潅注する場合には、有効成分量として、ヘクタール当たり50?1,000,000gが適当であり、望ましくは、ヘクタール当り100?500,000gである。また、種子処理の場合の使用量は、種子1kg当たり0.001から50g、好ましくは0.01から10gである。薬害軽減剤a、除草性組成物b又は除草性組成物cを、植物個体への茎葉散布処理、土壌表面への散布処理、土壌中への注入処理、土壌潅注処理する場合は、適当な担体に適当な濃度に希釈した後、処理を行っても良い。植物種子に接触させる場合は、適当な濃度に希釈した後、植物種子に浸漬、粉衣、吹き付け、散布、塗沫処理して用いても良い。粉衣・吹き付け・散布・塗沫処理する場合の製剤使用量は、通常、乾燥植物種子重量の0.05?50%程度、さらに望ましくは0.1?30%が適当であるが、このような使用量は、これら範囲に限定されるものではなく、製剤の形態や処理対象となる植物種子の種類により変わりうる。
【0082】
薬害軽減剤a、除草性組成物b又は除草性組成物cは、単独で処理されてもよく、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤又は植調剤と組合せて、同時に若しくは順次処理されてもよい。」

(エ)作物に関する記載
「【0029】
本発明でいう『作物』とは、人が繁殖と生育を保護・管理する植物をいう。作物は、その栽培方法や商品価値、利用目的、利用部分、植物学的分類等を総合的に判断して分類されており、一般的には、作物は、農作物と園芸作物とに大別される。
……
【0030】
本発明でいう『植物体』とは、前記『作物』を構成する全ての部位を総称するものであり、例えば、茎、葉、根、種子、花、果実等が挙げられる。
本発明でいう『種子』とは、幼植物が発芽するための栄養分を蓄え農業上繁殖に用いられるものをいう。」

(オ)実施例の記載
a 「【0088】
<参考例1(ピカルブトラゾクスの合成)>
特許文献6の製造例24に記載の方法に準じて…ピカルブトラゾクス 1.68gを得た。
……
【0089】
<製剤例1(ピカルブトラゾクス水和剤)>
ピカルブトラゾクス:10部、ネオゲンパウダー(登録商標):0.5部、カープレックス(登録商標):0.5部、ゴーセノール(登録商標):0.2部、ラヂオライト(登録商標):0.8部、H微粉:残部とし、合計100部を粉砕混合して水和剤を得た。
……
【0107】
供試薬剤
……
(B2)製剤例1で得られたピカルブトラゾクス水和剤」

b 「【0108】
<試験例1>
(B1)?(B8)の薬液を、それぞれ600ppm、100ppm、250ppm、94ppm、5000ppm、800ppm、1000ppm及び1000ppmの濃度となるように希釈(それぞれ、500倍、1000倍、2000倍、1000倍、4倍、500倍、500倍及び700倍)、土壌に潅注(…B2…;500ml/育苗箱相当量…)…処理した後、供試作物(イネ品種:コシヒカリ)を播種した。17日間、26℃の温室で栽培した苗(約2.1葉期)に、再度、所定の濃度に希釈した、(B1)?(B8)の薬液を土壌に潅注…処理した後、薬剤処理・移植苗とした。
【0109】
代掻きをした水田土壌を含むコンテナ(30×30cm)に、薬剤処理・移植苗と薬剤処理をしていない移植苗を、移植深度1.5cmで、2本を1株とし、10株ずつ移植した。移植4日後、水深2cmに保った状態で、ピリミスルファン0.67%粒剤(…)を20kg/ha相当量を処理した。なお対照として水稲に対する雑草の影響を排除するために雑草のみを取り除いた完全除草区を設置した。
薬剤処理21日後に、植物体の抜き取り調査を行った。
なお、乾燥重は、地上部と根部に切り分け100℃1時間、80℃2日間で乾燥した重量を測定した。
完全除草区に比べて、ピリミスルファン0.67%粒剤処理区では地上部乾物重、根部乾物重において薬害が確認された。薬害が確認された区に関して上記殺菌剤処理区では上記殺菌剤無処理区と比べて、地上部乾物重、根部乾物重が増加しており、薬害軽減効果を有することが確認された。」

c 「【0110】
<試験例2>
ヒドロキシイソキサゾール液剤(B1)、ピカルブトラゾクス水和剤(B2)、アミスルブロム顆粒水和剤(B3)をそれぞれ600ppm、100ppm及び250ppmの濃度となるように希釈(500倍、1000倍及び2000倍)、土壌に潅注後(500ml/育苗箱相当量)、供試作物(イネ品種:コシヒカリ)を播種した。17日間、26℃の温室で栽培した苗(約2.1葉期)に、再度、所定の濃度に希釈した、(B1)?(B3)の薬液を土壌に潅注し、薬剤処理・移植苗とした。
【0111】
代掻きをした水田土壌を含むコンテナ(30×30cm)に、薬剤処理・移植苗と薬剤処理をしていない移植苗を、移植深度1.5cmで、2本を1株とし、10株ずつ移植した。移植4日後、水深2cmに保った状態で、オキサジクロメホン0.8%、テフリルトリオン3%粒剤(…)を20kg/ha相当量を処理した。また、別のコンテナに、ピリミスルファン0.67%粒剤を20kg/ha相当量を処理した。なお対照として水稲に対する雑草の影響を排除するために雑草のみを取り除いた完全除草区を設置した。
薬剤処理26日後に、植物体の抜き取り調査を行った。
なお、乾燥重は、地上部と根部に切り分け100℃1時間、80℃2日間で乾燥した重量を測定した。
……
【0114】
【表3】

【0115】
完全除草区に比べて、オキサジクロメホン0.8%、テフリルトリオン3%粒剤処理区、ピリミスルファン0.67%粒剤処理区では地上部乾物重、根部乾物重において薬害が確認された。薬害が確認された区に関して、ピカルブトラゾクス水和剤処理区では、ピカルブトラゾクス水和剤無処理区と比べて、地上部乾物重、根部乾物重が増加しており、薬害軽減効果を有することが確認された。」

(2)実施可能要件について
実施可能要件に関しては、本件特許の請求項1?9に係る物の発明である場合、その発明を実施することができるとは、その物を製造し、かつその物を使用できることである。
また、本件特許の請求項10?18に係る方法の発明である場合、その発明を実施することができるとは、その方法を使用できることである。
これについて、本件特許の発明の詳細な説明には、上記(1)オ(ア)?(イ)及び(エ)に、本件特許の請求項1?4の薬害軽減剤について、その剤形や有効成分の含有量、本件特許の請求項5?9の除草性組成物について、除草性化合物の具体例及びその含有量、薬剤軽減剤との混合比や除草性組成物の剤形や製造方法、対象となる作物などの説明の記載があり、さらに、上記(1)オ(ウ)に、本件特許の請求項10?18の作物に対する薬害を軽減する方法について、上記薬害軽減剤と除草性組成物を施用する方法や、施用方法に応じた施用量や施用濃度についての説明の記載があり、上記(1)オ(オ)に、薬害軽減剤としてのピカルブトラゾクスと、除草性化合物としてのオキサジクロメホン、テフリルトリオン、又はピリミスルファンとを組み合わせた除草性組成物による薬害軽減効果を確認したことが具体的に記載されている。
以上のように、本件特許の発明の詳細な説明は、当業者が、本件特許の請求項1?9に係る物の発明について、その物を製造できかつ使用できるように記載され、本件特許の請求項10?18に係る方法の発明について、その方法を使用できるように記載されているから、本件特許の発明の詳細な説明は、当業者が本件特許の請求項1?18に係る発明の実施をすることができる程度に明確かつ十分に記載したものである。

(3)サポート要件について
ア 本件特許発明の解決しようとする課題
本件特許の発明の詳細な説明の記載、特に上記(1)ア及びイからみて、本件特許の請求項1?4に係る発明の解決しようとする課題は、「除草効果以外の生物活性を有し、異なる作用を示す様々な除草剤に対しても薬害軽減効果を示し、既存の薬害軽減剤よりも栽培植物に対する薬害軽減効果が優れ、かつ、栽培植物が限定されない使用範囲の広い新規な薬害軽減剤」の提供にあり、本件特許の請求項5?9に係る発明の解決しようとする課題は、「前記薬害軽減剤と除草性化合物とを含む除草性組成物」の提供にあり、本件特許の請求項10?18に係る発明の解決しようとする課題は、「前記薬害軽減剤又は前記除草性組成物を用いた作物に対する薬害軽減方法」の提供にあると認める。

イ 判断
本件特許の発明の詳細な説明の上記(1)ウ?エ及びオ(ア)?(エ)の一般記載及び上記(1)オ(オ)の実施例の記載から、薬害軽減剤が殺菌性化合物であるピカルブトラゾクス又はその塩を有効成分とするものであり、その剤形や有効成分の含有量などを理解でき、ピカルブトラゾクス又はその塩と、作用特性の異なる(A1)?(A6)からなる群より選択される少なくとも1種の除草性化合物又はオキサジクロメホンを含有する除草性組成物とについても、それぞれの含有量及び混合比や、その剤形、製造方法、対象となる作物などが理解でき、これらの薬害軽減剤又は除草性組成物を、(B1)?(B4)からなる群より選択される施用方法により施用することで、作物に対する薬害を軽減できることが理解できる、すなわち、上記アの課題を解決できることを当業者であれば理解できるといえる。
したがって、本件特許の請求項1?18に係る発明は、本件特許の発明の詳細な説明において、本件特許の請求項1?18に係る発明の課題が解決できることを当業者が認識できるように記載された範囲内のものであるから、本件特許の請求項1?18に係る発明は、発明の詳細な説明に記載された発明である。

(4)申立人の主張について
ア 申立人は、申立理由1及び2について、概略次のように主張する。
(ア)理由1
本件特許の発明の詳細な説明には、ピカルブトラゾクスの薬害軽減剤としての試験について試験例2が記載されており、その評価として無処理区に比べて、地上部乾物重、根部乾物重が増加しているとある。しかしながら、結果を示す表3をみると、無処理区の方が数値が高いか、有意差といえるほどの差がないから、効果があると評価することは正しくない。
また、令和2年5月18日提出の手続補足書において、実験成績証明書により、ピカルブトラゾクスの薬害軽減試験が追加され、水稲の草丈、茎数、白化率の完全除草区に対する割合(%)を算出し、その数値差から効果を評価している。しかしながら、草丈の場合、完全除草区の草丈の条件が不明であり、白化率の場合、完全除草区の白化の症状の程度を数値化する計算式が示されていないため、効果があることを証明し得ない。
なお、前記実験成績証明書には、除草性化合物として、(A1)に例示されているシハロホップブチルについて茎数、(A2)に例示されているイマゾスルフロンについて草丈と茎数、(A3)に例示されているメソトリオンについて草丈と白化率、(A4)に例示されているプレチラクロールについて草丈と茎数、(A4)に例示されているカフェンストロールについて茎数、(A5)に例示されているペントキサゾンについて茎数、(A6)に例示されているMCPAエチルについて草丈と茎数をそれぞれ調査した結果、いずれも薬害軽減効果を有することが確認されたことが示されている。

(イ)理由2
本件特許の発明の詳細な説明にも記載されているとおり、除草剤の薬害には種々の形態があり、除草剤により薬害の種類が異なることも知られているにもかかわらず、本件特許の発明の詳細な説明では、薬害軽減効果を水稲の地上部と根部の重量変化でのみ評価し、前記実験成績証明書では、白化率の一例を除いてすべて草丈と茎数で評価している。
薬害は除草剤により異なるから、除草剤ごとの薬害の形態を示した上で、その薬害が軽減されていることを証明しなければならないし、薬害の種類によっては、重量変化や草丈、茎数では効果を評価し得ないのは明らかであるから、多くの除草性化合物の薬害軽減剤であることを証明できない。

(ウ)理由3
ピカルブトラゾクスは、植物用の殺菌剤であり、殺菌効果に起因して植物の生育状態がよくなるものである。
また、甲第1号証の記載から理解できるとおり、ピカルブトラゾクスは稲の根の伸長や重量増加、茎数の増加などに寄与する、植物成長促進作用も有する。
したがって、薬害軽減剤というには、殺菌作用の結果でないことを示さなければ、殺菌剤としての改善効果と区別できないし、植物生長促進作用とも区別できない。
なお、甲第1号証には、概要、ピカルブトラゾクスを潅注した育苗箱に、イネ種子を播種、出芽させ、3日間低温ストレスを与えた後育苗し、播種21日後に最長根長を測定した結果、無処理4.8cmに対し6.7cmであったことが示されている。

(エ)理由4
前記実験成績証明書は、審査基準が、発明の詳細な説明の記載が不足しているために、出願時の技術常識に照らしても、請求項に係る発明の範囲まで、発明の詳細な説明に開示された内容を拡張ないし一般化することができるとはいえない場合には、出願後に実験成績証明書を提出しても考慮されないことを示している場合に該当するから、採用され得ないものである。
本件特許の発明の詳細な説明は、ピカルブトラゾクスが除草性化合物による薬害を軽減できることについては、オキサジクロメホン、テフリルトリオン及びピリミスルファンについて確認されているのみであり、また、この結果から(A1)?(A6)の各種除草性化合物も同様に薬害を軽減できるという技術常識はない。

イ 申立人の上記主張について検討する。
申立人の主張は、要するに、本件特許の発明の詳細な説明に記載されている実施例は、一部の除草性化合物について、一部の薬害低減効果を確認したものに留まり、実験成績証明書は参酌できないものであることに加え、参酌したとしても同様であるというものであると解される。
しかしながら、本件特許の発明の詳細な説明には、上記(1)オ(ア)?(エ)に、ピカルブトラゾクスと(A1)?(A6)からなる群より選択される少なくとも1種類の除草性化合物やオキサジクロメホンとを組み合わせた除草性組成物が、除草性化合物の薬害を低減できることが説明され、上記(1)オ(オ)のとおり、試験例1及び試験例2で、複数の作用特性の異なる除草性化合物について薬害低減効果を具体的に確認したことが示されている。
そして、上記ア(ア)の主張については、地上部の乾物重量が少なかったことが示されているだけで、根部の乾物重量は増加しており、有意差といえるほどの差がないものでもない。
上記ア(イ)及び(ウ)の主張については、除草剤の薬害すべてを低減することが必要とされるものではなく、殺菌活性に由来する病害防除効果も期待できることは、本件特許の発明の詳細な説明にも記載されているとおり、予定された範囲内のことである。
上記ア(エ)の主張については、上記(2)及び(3)で述べたとおり、本件特許は、実験成績証明書の提出がなくても、実施可能要件及びサポート要件を満たしているものであり、実験成績証明書は、発明の詳細な説明に記載のとおりの結果を裏付ける具体的な実験結果を示したものである。
よって、申立人の主張はいずれも採用できない。

2 まとめ
以上のとおりであるから、本件の請求項1?18に係る特許は、特許法第36条第4項第1号及び同条第6項の規定に違反してされたものではなく、特許法第113条第4号により取り消すべきものではない。

第5 むすび
したがって、特許異議の申立ての理由及び証拠によっては、請求項1?18に係る発明の特許を取り消すことはできない。
また、他に請求項1?18に係る発明の特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
異議決定日 2021-08-27 
出願番号 特願2019-555040(P2019-555040)
審決分類 P 1 651・ 537- Y (A01N)
P 1 651・ 536- Y (A01N)
最終処分 維持  
前審関与審査官 伊佐地 公美  
特許庁審判長 大熊 幸治
特許庁審判官 関 美祝
吉岡 沙織
登録日 2020-10-06 
登録番号 特許第6774575号(P6774575)
権利者 三井化学アグロ株式会社
発明の名称 殺菌性化合物を有効成分とする薬害軽減剤、並びに該薬害軽減剤と除草性化合物を含む薬害軽減された除草性組成物  
代理人 東海 裕作  
代理人 速水 進治  
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