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審決分類 |
審判 査定不服 特36条6項1、2号及び3号 請求の範囲の記載不備 取り消して特許、登録 H03M 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 H03M 審判 査定不服 1項3号刊行物記載 取り消して特許、登録 H03M |
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管理番号 | 1378535 |
審判番号 | 不服2020-15655 |
総通号数 | 263 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2021-11-26 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2020-11-12 |
確定日 | 2021-10-25 |
事件の表示 | 特願2019-541418「複数の低密度パリティチェック(LDPC)ベースグラフの設計」拒絶査定不服審判事件〔平成30年 8月 9日国際公開,WO2018/144251,令和 2年 3月 5日国内公表,特表2020-507280,請求項の数(19)〕について,次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は,特許すべきものとする。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本願は,2018年(平成30年)1月19日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2017年2月6日 米国,2017年9月19日 米国)を国際出願日とする出願であって,令和元年12月25日付けで拒絶理由が通知がされ,令和2年4月13日に意見書が提出されると共に手続補正がされ,令和2年7月1日付けで拒絶査定(原査定)がされ,これに対し,令和2年11月12日に拒絶査定不服審判の請求がされると同時に手続補正がされ,令和3年6月29日付けで当審で拒絶理由が通知され,令和3年7月15日に意見書が提出されると共に手続補正がされたものである。 第2 原査定の概要 原査定(令和2年7月1日付け拒絶査定)の概要は次のとおりである。 1.(新規性)この出願の請求項1?30に係る発明は,その出願前に日本国内又は外国において,頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明であるから,特許法第29条第1項第3号に該当し,特許を受けることができない。 2.(進歩性)この出願の請求項1?30に係る発明は,その出願前に日本国内又は外国において,頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて,その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。 <引用文献等一覧> 1.Qualcomm Incorporated,LDPC rate compatible design overview[online], 3GPP TSG-RAN WG1#86b R1-1610137, インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86b/Docs/R1-1610137.zip>, 2016年10月 2.Qualcomm Incorporated,LDPC rate compatible design[online], 3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1701 R1-1700830, Internet 第3 本願発明 本願請求項1-19に係る発明(以下,それぞれ「本願発明1」-「本願発明19」という。)は,平成3年7月15日の手続補正で補正された特許請求の範囲の請求項1-19に記載された事項により特定される発明である。 「【請求項1】 低密度パリティチェック(LDPC)符号化の方法であって, 複数のLDPCベースグラフを維持するステップであって, 前記複数のLDPCベースグラフが,第1の情報ブロック長範囲に関連する第1のLDPCベースグラフと,第2の情報ブロック長範囲に関連する第2のLDPCベースグラフとを少なくとも含み, 前記第1の情報ブロック長範囲がベースライン情報ブロック長範囲をカバーし, 前記ベースライン情報ブロック長範囲は,ワイヤレス通信ネットワーク内で利用され る情報ブロック長のすべてをカバーし, 前記第2の情報ブロック長範囲が前記第1の情報ブロック長範囲のサブセットを含む, ステップと, 情報ブロックの情報ブロック長に少なくとも部分的に基づいて,前記情報ブロックに対する選択LDPCベースグラフを前記複数のLDPCベースグラフから選択するステップと, コードワードを生成するために,前記選択LDPCベースグラフとリフトサイズとを利用して前記情報ブロックを符号化するステップと, ワイヤレスエアインターフェースを介して前記コードワードを送信するステップと を含み, 前記情報ブロックの前記情報ブロック長に少なくとも部分的に基づいて,前記情報ブロックに対する前記選択LDPCベースグラフを前記選択するステップが, 前記複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合,前記リフトサイズまたは前記情報ブロックを符号化するために利用されるコードレートにさらに基づいて,前記選択LDPCベースグラフを選択するステップをさらに含む,方法。 【請求項2】 前記情報ブロックの前記情報ブロック長に少なくとも部分的に基づいて,前記情報ブロックに対する前記選択LDPCベースグラフを前記選択するステップが, 前記第1のLDPCベースグラフのみが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合,前記維持されたLDPCベースグラフの中から前記選択LDPCベースグラフとして前記第1のLDPCベースグラフを選択するステップ をさらに含む,請求項1に記載の方法。 【請求項3】 前記複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合,前記リフトサイズにさらに基づいて,前記選択LDPCベースグラフを前記選択するステップが, 前記情報ブロック長を生成するために前記第1のLDPCベースグラフに適用される第1のリフトサイズが,前記情報ブロック長を生成するために前記第2のLDPCベースグラフに適用される第2のリフトサイズよりも大きい場合,前記選択LDPCベースグラフとして前記第1のLDPCベースグラフを選択するステップ をさらに含む,請求項1に記載の方法。 【請求項4】 前記第1のLDPCベースグラフが第1のコードレート範囲に関連付けられ,前記第2のLDPCベースグラフが第2のコードレート範囲に関連付けられ,前記第2のコードレート範囲が前記第1のコードレート範囲のサブセットを含む,請求項1に記載の方法。 【請求項5】 前記第2のコードレート範囲が,前記第1のコードレート範囲に重複し,前記第1のコードレート範囲外の追加のコードレートを含む,請求項4に記載の方法。 【請求項6】 前記複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合,前記情報ブロックを符号化するために利用される前記コードレートにさらに基づいて,前記選択LDPCベースグラフを前記選択するステップが, 前記第1のコードレート範囲のみが前記情報ブロックを符号化するために利用される前記コードレートを含む場合,前記維持されたLDPCベースグラフの中から前記選択LDPCベースグラフとして前記第1のLDPCベースグラフを選択するステップ をさらに含む,請求項4に記載の方法。 【請求項7】 前記複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合,前記情報ブロックを符号化するために利用される前記コードレートにさらに基づいて,前記選択LDPCベースグラフを前記選択するステップが, 前記リフトサイズにさらに少なくとも部分的に基づいて,前記選択LDPCベースグラフを選択するステップ をさらに含む,請求項6に記載の方法。 【請求項8】 前記複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合,前記選択LDPCベースグラフに適用される前記リフトサイズにさらに基づいて,前記選択LDPCベースグラフを前記選択するステップが, 前記情報ブロック長を生成するために前記第1のLDPCベースグラフに適用される第1のリフトサイズが,前記情報ブロック長を生成するために前記第2のLDPCベースグラフに適用される第2のリフトサイズよりも大きい場合,前記選択LDPCベースグラフとして前記第1のLDPCベースグラフを選択するステップ をさらに含む,請求項7に記載の方法。 【請求項9】 前記第2の情報ブロック長範囲が,前記第1の情報ブロック長範囲に重複し,前記第1の情報ブロック長範囲外の追加の情報ブロック長を含む,請求項1に記載の方法。 【請求項10】 前記複数のLDPCベースグラフが,第3の情報ブロック長範囲に関連する第3のLDPCベースグラフをさらに含み,前記第3の情報ブロック長範囲が,前記第2の情報ブロック長範囲を含む前記第1の情報ブロック長範囲の追加のサブセットを含む,請求項1に記載の方法。 【請求項11】 前記コードワードを生成するために,前記選択LDPCベースグラフを利用して前記情報ブロックを前記符号化するステップが, 前記情報ブロックを符号化するために,前記選択LDPCベースグラフによって表されるLDPCグラフを選択するステップ をさらに含む,請求項1に記載の方法。 【請求項12】 前記複数のLDPCベースグラフの各々が,各々がそれぞれのビットノード範囲内のそれぞれの数のビットノードを含む,それぞれの複数のLDPCグラフを表す,請求項11に記載の方法。 【請求項13】 低密度パリティチェック(LDPC)コーディングのために構成された装置であって, トランシーバと, メモリと, 前記トランシーバと前記メモリと通信可能に結合されたプロセッサと を含み, 前記プロセッサが, 複数のLDPCベースグラフを維持することであって, 前記複数のLDPCベースグラフが,第1の情報ブロック長範囲に関連する第1のLDPCベースグラフと,第2の情報ブロック長範囲に関連する第2のLDPCベースグラフとを少なくとも含み, 前記第1の情報ブロック長範囲がベースライン情報ブロック長範囲をカバーし, 前記ベースライン情報ブロック長範囲は,ワイヤレス通信ネットワーク内で利用される情報ブロック長のすべてをカバーし, 前記第2の情報ブロック長範囲が前記第1の情報ブロック長範囲のサブセットを含む, 維持することと, 情報ブロックの情報ブロック長に少なくとも部分的に基づいて,前記情報ブロックに対する選択LDPCベースグラフを前記複数のLDPCベースグラフから選択することと, コードワードを生成するために,前記選択LDPCベースグラフとリフトサイズとを利用して前記情報ブロックを符号化することと, トランシーバを介してワイヤレスエアインターフェースを介して前記コードワードを送信することと を行うように構成され, 前記情報ブロックの前記情報ブロック長に少なくとも部分的に基づいて,前記情報ブロックに対する前記選択LDPCベースグラフを前記選択することが, 前記複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合,前記リフトサイズまたは前記情報ブロックを符号化するために利用されるコードレートにさらに基づいて,前記選択LDPCベースグラフを選択することをさらに含む,装置。 【請求項14】 前記プロセッサが, 前記第1のLDPCベースグラフのみが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合,前記維持されたLDPCベースグラフの中から前記選択LDPCベースグラフとして前記第1のLDPCベースグラフを選択する ようにさらに構成される,請求項13に記載の装置。 【請求項15】 前記プロセッサが,前記複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合, 前記情報ブロック長を生成するために前記第1のLDPCベースグラフに適用される第1のリフトサイズが,前記情報ブロック長を生成するために前記第2のLDPCベースグラフに適用される第2のリフトサイズよりも大きい場合,前記選択LDPCベースグラフとして前記第1のLDPCベースグラフを選択する ようにさらに構成される,請求項13に記載の装置。 【請求項16】 前記第1のLDPCベースグラフが第1のコードレート範囲に関連付けられ,前記第2のLDPCベースグラフが第2のコードレート範囲に関連付けられ,前記第2のコードレート範囲が前記第1のコードレート範囲のサブセットを含む,請求項13に記載の装置。 【請求項17】 前記第2のコードレート範囲が,前記第1のコードレート範囲に重複し,前記第1のコードレート範囲外の追加のコードレートを含む,請求項16に記載の装置。 【請求項18】 前記プロセッサが,前記複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合, 前記第1のコードレート範囲のみが前記情報ブロックを符号化するために利用される前 記コードレートを含む場合,前記維持されたLDPCベースグラフの中から前記選択LDPCベースグラフとして前記第1のLDPCベースグラフを選択する ようにさらに構成される,請求項16に記載の装置。 【請求項19】 前記プロセッサが, 前記情報ブロックを符号化するために,前記選択LDPCベースグラフによって表されるLDPCグラフを選択する ようにさらに構成される,請求項13に記載の装置。」 第3 引用文献,引用発明等 1.引用文献1について 原査定の拒絶の理由に引用されたQualcomm Incorporated,LDPC rate compatible design overview[online], 3GPP TSG-RAN WG1#86b R1-1610137, インターネット<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_86b/Docs/R1-1610137.zip>, 2016年10月(以下,「引用文献1」という。下線は当審が付与。)には, 「3 Proposed LDPC design details The coding scheme in the new NR is required to (i) support a large range of rates, (ii) provide a fine granularity of blocklengths and (iii) provide IR HARQ. The coding scheme needs to support the features mentioned above while having good performance and a compact description. Traditional designs such as 802.11n/ad have LDPC base graphs for each code rate and blocklength pair. Since the range and granularity of rates and blocklength required for the NR is large, designing base graphs for each code rate and blocklength pair would incur high description complexity. To meet all the above requirements, three base graphs are proposed. Each base graph will be referred to as a family. Each family consists of base graph which contains a collection of nested base graphs. Each family also consists of a set of clustered liftings. Both the notion of nested collection of base graphs and set of clustered liftings will be explained shortly. The sizes of the nested collection of base graphs and the set of clustered liftings are chosen so that, when combined, the family is capable of supporting all information blocklengths K, in a specified rage K_min?K?K_max and all code blocklengths N such that the rate r=K/N is in a specified range between r_min and r_max. In summary, each family is associated with a nested collection of base graphs all of which are determined by the largest base graph in the nested sequence and a collection of lifting sizes. The family can be associated to a single (the largest) base graph, but it includes a number of smaller base graphs that are subgraphs of the largest base graph. Nested Base graph structure: The base graph consists of a high-rate core graph (here high-rate need not necessarily mean high in absolute value) and an IR HARQ extension. The high-rate core includes two relatively high-degree punctured variable nodes that are base information nodes, and a set of degree three base information nodes that completes the set of information variable nodes. The parity structure is generally similar to the 802.11n encoding structure with the addition of one degree one-parity bit which is a parity of the two punctured variable nodes. The remainder of the base graph beyond the core graph consists of IR HARQ extension bits which are formed by taking parities of the systematic and parity-bits of the core graph. The entire structure has been optimized (offline) for connections to provide good performance at low complexity across all of the nested subgraphs. Figure 2 depicts the base graph structure used for each family. Various details such as number of systematic information bit-columns and parities are different for the different families and are explained below. For each family, we define quantities k_(b,min) and k_(b,max) as the minimum and the maximum number of base information bit-columns in the nested set of base graphs and c_(b,min) and c_(b,max) as the minimum and maximum number of parity bit-columns. The number of punctured base information bit-columns is denoted by p_(b) and is set to two. Multiple base graphs are nested within each other starting at the smallest basegraph over k_(b) = k_(b,min) base information columns and ending with the largest basegraph with k_(b) = k_(b,max) base information columns. For different operating rates supported by the family, different starting base graphs can be selected from the nested collection and used for encoding and decoding. More precisely, the base graph is described using the maximum number k_(b,max) and the base graphs with smaller base information bits, say k_(b), are obtained by deleting the k_(b,ma) - k_(b) last base information bits. This procedure can be interpreted as shortening at the base graph level. Note, however, that this shortening at the base graph level is different from shortening at the lifted or final code level. In the former, the variable nodes in that base column need not be processed at all by a decoder and the unused, shortened, base nodes are simply removed, thus incurring no additional complexity. The c_(b,max) parities are added for the IR HARQ extension. This characterizes the nested set of base graphs in the family and is illustrated in figure 3.」 (当審訳: 3 提案されたLDPC設計の詳細 新しいNRのコーディングスキームは,(i)広範囲のレートをサポートし,(ii)ブロック長の細分性を提供し,(iii)IR HARQを提供するために必要です。コーディングスキームは,優れたパフォーマンスとコンパクトな記述を持ちながら,上記の機能をサポートする必要があります。802.11n/adなどの従来の設計には,コードレートとブロック長のペアごとにLDPCベースグラフがあります。NRに必要なレートとブロック長の範囲と粒度が大きいため,各コードレートとブロック長のペアのベースグラフを設計すると,記述が非常に複雑になります。 上記のすべての要件を満たすために,3つの基本グラフが提案されています。各ベースグラフはファミリと呼ばれます。各ファミリは,ネストされたベースグラフのコレクションを含むベースグラフで構成されます。各ファミリは,クラスター化されたリフティングのセットでも構成されています。ベースグラフのネストされたコレクションとクラスター化されたリフティングのセットの両方の概念について,簡単に説明します。ベースグラフとクラスター化されたリフティングのセットのネストされたコレクションのサイズは,結合されたときに,ファミリーがすべての情報ブロック長K(指定された範囲K_(min)≦K≦K_(max))およびすべてのコードブロック長N(レートr=K/Nは,r_(min)とr_(max)の間の指定された範囲内にあります。)をサポートできるように選択されます。要約すると,各ファミリは,ネストされたシーケンスの最大のベースグラフとリフティングサイズのコレクションによってすべて決定されるベースグラフのネストされたコレクションに関連付けられています。ファミリは,単一の(最大の)ベースグラフに関連付けることができますが,最大のベースグラフのサブグラフである多数の小さなベースグラフが含まれています。 ネストされたベースグラフ構造:ベースグラフは,高速コアグラフ(ここでは,高速は必ずしも絶対値が高いことを意味する必要はありません)とIR HARQ拡張で構成されます。ハイレートコアには,基本情報ノードである2つの比較的高次のパンクチャ変数ノードと,情報変数ノードのセットを完成させる次数3の基本情報ノードのセットが含まれます。パリティ構造は一般に802.11nエンコーディング構造に似ていますが,2つのパンクチャされた可変ノードのパリティである1次の1パリティビットが追加されています。コアグラフ以外のベースグラフの残りの部分は,コアグラフのシステマティックビットとパリティビットのパリティを取ることによって形成されるIR HARQ拡張ビットで構成されます。構造全体が接続用に最適化(オフライン)されており,ネストされたすべてのサブグラフにわたって低複雑度で優れたパフォーマンスを提供します。図2は,各ファミリに使用される基本グラフ構造を示しています。体系的な情報ビット列の数やパリティなどのさまざまな詳細は,ファミリごとに異なり,以下で説明します。 ファミリ毎に,ネストされたベースグラフのセットの情報ビット列の最大値と最小値,k_(b,min)とk_(b,max)とパリティビット列の最小数と最大数,c_(b,min)とc_(b,max)を決定します。パンクチャされたベース情報ビット列の数はp_(b)で示され,2に設定されます。複数のベースグラフは,k_(b)=k_(b,min)ベース情報列の最小ベースグラフから始まり,k_(b)=k_(b,max)ベース情報列の最大ベースグラフで終わるようにネストされます。ファミリでサポートされているさまざまな動作レートについて,ネストされたコレクションから,さまざまな開始ベースグラフを選択し,エンコードとデコードに使用できます。より正確には,ベースグラフは最大数k_(b,max)を使用して記述され,ベース情報ビットが小さい,たとえばk_(b)のベースグラフは,k_(b,max)-k_(b)の最後のベース情報ビットを削除することによって取得されます。この手順は,ベースグラフレベルでの短縮として解釈できます。ただし,ベースグラフレベルでのこの短縮は,リフトまたは最終コードレベルでの短縮とは異なることに注意してください。前者では,そのベース列の可変ノードをデコーダーで処理する必要はなく,未使用の短縮されたベースノードが削除されるだけなので,追加の複雑さは発生しません。c_(b,max)パリティが,IR HARQ拡張用に追加されます。これは,ファミリ内のネストされたベースグラフのセットを特徴づけ,図3に示されています。) 「3.1 Code rate and Blocklength scaling Codes from each family are generated by choosing a base graph from the nested collection of base graph as mentioned before and combining it with an appropriately chosen lift value from the set of clustered liftings. The size of the selected base graph essentially determines the operating rate point. Each family supports every information blocklength K such that K_(min) ? K ? K_(max) where K_(min) = 8 k_(b,min) and K_(max) = 896 k_(b,max). Recall from previous section that 8 is the smallest lift value and 896 is the largest lift value associated to each family. The maximum rate supported by all of the nested base graphs associated to the family is given by r_(max) = k_(b,min) / (k_(b,min) - p_(b) + c_(b,min)) and the minimum rate supported by the all of the nested base graphs is given by r_(min) = k_(b,max) / (k_(b,max) - p_(b) + c_(b,max)). Note that while the range from r_(minimum) to r_(maximum) is supported by all the blocklengths there are additional rates supported at particular information blocklengths. For example, there is a rate k_(b,max) / (k_(b,max) - p_(b) + c_(b,min)) code, but this rate cannot be supported at all the above stated information blocklengths. For simplicity of exposition we restrict the use of a family to rates in between r_(minimum) ? r ? r_(maximum) and blocklengths in between K_(min) ? K ? K_(max). It will be seen later that each family has sufficient range and granularity in rate required for NR. With the above definitions and notation, the proposed base graphs details are given next. The three base graphs or three families are denoted as the highest, middle and the lowest family, which indicates the relative code rate of the core portion of the graph. Highest family: This family corresponds to codes with highest absolute rate. The various parameters mentioned previously are as follows: k_(b,min) = 24, k_(b,max) = 30, c_(b,min) = 5, c_(b,max) = 158 and p_(b) = 2. It then follows that r_(maximum) = 8/9 and r_(min) ? 1/6. The associated set of clustered lifts given by 2^(j) × {4,5,6,7} for j∈[1,2,3,4,5,6,7]. Thus, the minimum information blocklength supported is K_(min) = 192 and the maximum information blocklength supported is K_(max) = 26,880. Middle family: This family corresponds to codes with middle absolute rate. The various parameters mentioned previously are as follows. k_(b,min) = 16, k_(b,max) = 20, c_(b,min) = 10, c_(b,max) = 106 and p_(b) = 2. It then follows that r_(max) = 2/3 and r_(min) ? 1/6. The associated set of clustered lifts given by 2^(j) × {4,5,6,7} for j∈[1,2,3,4,5,6,7]. Thus, the minimum information blocklength supported is K_(min) = 128 and the maximum information blocklength supported is K_(max) = 17,920. Lowest family: This family corresponds to codes with lowest absolute core rate. The various parameters mentioned previously are as follows. k_(b,min) = 8, k_(b,max) = 10, c_(b,min) = 14, c_(b,max) = 114 and p_(b) = 2. It then follows that r_(max) = 2/5 and r_(min) ? 1/12. The associated set of clustered lifts given by 2^(j) × {4,5,6,7} for j∈[1,2,3,4,5,6,7]. Thus, the minimum information blocklength supported is K_(min) = 64 and the maximum information blocklength supported is K_(max) = 8,960. 」 (当審訳: 3.1コードレートとブロック長のスケーリング 前述のようにベースグラフのネストされたコレクションからベースグラフを選択し,クラスター化されたリフティングのセットから適切に選択されたリフト値と組み合わせることによって,コードは,各ファミリから生成されます。選択したベースグラフのサイズによって,基本的に動作レートポイントが決まります。各ファミリは,K_(min)≦K≦K_(max)(K_(min)=8k_(b,min)およびK_(max)=896k_(b,max))となるすべての情報ブロック長Kをサポートします。前のセクションで,8が最小のリフト値であり,896が各ファミリに関連付けられた最大のリフト値であることを思い出してください。 ファミリに関連付けられたすべてのネストされたベースグラフでサポートされる最大レートは,r_(max)=k_(b,min)/(k_(b,min)-p_(b)+c_(b,min))で与えられ,ネストされたすべてのベースグラフでサポートされる最小レートはr_(min)=k_(b,max)/(k_(b,max)-p_(b)+c_(b,max))で与えられます。r_(minimum)からr_(maximum)までの範囲はすべてのブロック長でサポートされていますが,特定の情報ブロック長でサポートされる追加のレートがあることに注意してください。たとえば,レートk_(b,max)/(k_(b,max)-p_(b)+c_(b,min))コードがありますが,このレートは上記のすべての情報ブロック長でサポートすることはできません。説明を簡単にするために,ファミリの使用をr_(minimum)≦r≦r_(maximum)の間のレートとK_min≦K≦K_maxの間のブロック長に制限します。各ファミリには,NRに必要なレートの十分な範囲と粒度があることが後でわかります。 上記の定義と表記法を使用して,提案されたベースグラフの詳細を次に示します。3つのベースグラフまたは3つのファミリは,最高,中間,および最低のファミリとして示され,グラフのコア部分の相対的なコードレートを示します。 最高のファミリ:このファミリは,絶対レートが最も高いコードに対応します。前述のさまざまなパラメータはk_(b,min)=24,k_(b,max)=30,c_(b,min)=5,c_(b,max)=158,p_(b)=2です。。その結果,r_(maximum)=8/9およびr_(min)?1/6になります。j∈[1,2,3,4,5,6,7]に対して2^(j)×{4,5,6,7}によって与えられるクラスター化されたリフトの関連セット。したがって,サポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=192であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=26,880です。 中間のファミリー:このファミリーは,絶対レートが中間のコードに対応します。前述のさまざまなパラメータはk_(b,min)=16,k_(b,max)=20,c_(b,min)=10,c_(b,max)=106,p_(b)=2です。その結果,r_(max)=2/3およびr_(min)?1/6になります。クラスター化されたリフトの関連セットは,j∈[1,2,3,4,5,6,7]に対して2^(j)×{4,5,6,7}によって与えられる。したがって,サポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=128であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=17,920です。 最低のファミリ:このファミリは,絶対コアレートが最も低いコードに対応します。前述のさまざまなパラメータはk_(b,min)=8,k_(b,max)=10,c_(b,min)=14,c_(b,max)=114,p_(b)=2です。その結果,r_(max)=2/5およびr_(min)?1/12になります。j∈[1,2,3,4,5,6,7]に対して2^(j)×{4,5,6,7}によって与えられるクラスター化されたリフトの関連セット。したがって,サポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=64であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=8,960です。 ) の記載があるから,上記引用文献1には, 「LDPC設計として提案される新しいNRのコーディングスキームであって, 各ベースグラフはファミリと呼ばれ, ベースグラフとクラスター化されたリフティングのセットのネストされたコレクションのサイズは,結合されたときに,ファミリーがすべての情報ブロック長Kおよびすべてのコードブロック長N(レートr=K/Nは,r_(min)とr_(max)の間の指定された範囲内にあります。)をサポートできるように選択され, ファミリでサポートされているさまざまな動作レートについて,ネストされたコレクションから,さまざまな開始ベースグラフを選択し,エンコードとデコードに使用でき, ベースグラフのネストされたコレクションからベースグラフを選択し,クラスター化されたリフティングのセットから適切に選択されたリフト値と組み合わせることによって,コードは,各ファミリから生成され, 3つのベースグラフまたは3つのファミリは,最高,中間,および最低のファミリとして示され,グラフのコア部分の相対的なコードレートを示し, 最高のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=192であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=26,880であり, 中間のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=128であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=17,920であり, 最低のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=64であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=8,960である, コーディングスキーム。」(以下,「引用発明」という。) が記載されていると認められる。 2.引用文献2について また,原査定の拒絶の理由に引用されたQualcomm Incorporated,LDPC rate compatible design[online], 3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1701 R1-1700830, Internet 「1 Introduction This document presents a rate compatible design for LDPC codes which can serve as a suitable candidate for NR EMBB data channel. The design here is the same as originally proposed in [13] although we emphasize the key elements of the design for adoption. In a companion contribution [12], the performance advantages of this proposal are discussed in detail. Note that the design remains consistent with previous agreements throughout the study item for NR.」 (当審訳: 1 はじめに この文書は,NR EMBBデータチャネルの適切な候補として機能できるLDPCコードのレート互換性を示しています。この設計は,[13]の最初の提案と同じですが,採用するための設計の重要な要素を協調しています。対の寄稿[12]では,この提案のパフォーマンス上の利点について詳しく説明しています。設計はNRの調査項目を通じて以前の合意と一致していることに注意してください。) 「2 LDPC design overview The coding scheme in the new NR is required to (i) support a large range of rates, (ii) provide a fine granularity of blocklengths and (iii) provide IR HARQ. The coding scheme needs to support the features mentioned above while having good performance and a compact description. Traditional designs such as 802.11n/ad have LDPC base graphs for each code rate and blocklength pair. Since the range and granularity of rates and blocklength required for the NR is large, designing base graphs for each code rate and blocklength pair would incur high description complexity. For all the proposals made below, the corresponding supporting observations can be found in [12]. 2.1 Nested base graph structure To achieve an efficient description, we define a family as a base graph which contains a collection of nested base graphs. Such a base graph consists of a high-rate core graph (i.e., highest rate supported before puncturing) and a low rate extension. The high-rate core includes two relatively high-degree punctured variable nodes that are base information nodes, and a set of degree three base information nodes that completes the set of information variable nodes. The parity structure is generally similar to the 802.11n encoding structure with the addition of one degree one-parity bit which is a parity of the two punctured variable nodes. The remainder of the base graph beyond the core graph consists of low-rate extension bits which are formed by taking parities of the systematic and parity-bits of the core graph. These can be used to generate re-transmissions that support rate-compatible IR HARQ. The entire structure has been optimized (offline) for connections to provide good performance at low complexity across all of the nested subgraphs. Figure 1 depicts nested base graph family. Various details such as number of systematic information bit-columns and parities are different for the different families and are explained below. For each family, we define quantities k_(b,min) and k_(b,max) as the minimum and the maximum number of base information bit-columns in the nested set of base graphs and c_(b,min) and c_(b,max) as the minimum and maximum number of parity bit-columns. The number of punctured base information bit-columns is denoted by p_(b) and is set to two. Multiple base graphs are nested within each other starting at the smallest basegraph over k_(b) = k_(b,min) base information columns and ending with the largest basegraph with k_(b) = k_(b,max) base information columns. For different operating rates supported by the family, different starting base graphs can be selected from the nested collection and used for encoding and decoding. More precisely, the base graph is described using the maximum number k_(b,max) and the base graphs with smaller base information bits, say kb, are obtained by deleting the k_(b,max) - k_(b) last base information bits. This procedure can be interpreted as shortening at the base graph level. Note, however, that this shortening at the base graph level is different from later bit-level shortening at the lifted or final code level. For this base graph level shortening, the variable nodes in that base column need not be processed at all by a decoder and the unused, shortened, base nodes are simply removed, thus incurring no additional complexity. The c_(b,max) parities are added for the low rate extension. The maximum rate supported by all of the nested base graphs associated to the family is given by r_(max) = k_(b,min) / (k_(b,min) - p_(b) + c_(b,min)) and the minimum rate supported by the all of the nested base graphs is given by r_(min) = k_(b,max) / (k_(b,max) - p_(b) + c_(b,max)). Note that while the range from r_(minimum) to r_(maximum) is supported by all the blocklengths there are additional rates supported at particular information blocklengths. For example, there is a rate k_(b,max) / (k_(b,max) - p_(b) + c_(b,min)) code, but this rate cannot be supported at all the above stated information blocklengths. For simplicity of exposition we restrict the use of a family to rates in between r_(minimum) ? r ? r_(maximum) and blocklengths in between K_(min) ? K ? K_(max). It will be seen later that each family has sufficient range and granularity in rate required for NR.」 (当審訳: 2 LDPC設計の概要 新しいNRのコーディングスキームは,(i)広範囲のレートをサポートし,(ii)ブロック長の細分性を提供し,(iii)IR HARQを提供するために必要です。コーディングスキームは,優れたパフォーマンスとコンパクトな記述を持ちながら,上記の機能をサポートする必要があります。802.11n/adなどの従来の設計には,コードレートとブロック長のペアごとにLDPCベースグラフがあります。NRに必要なレートとブロック長の範囲と粒度が大きいため,各コードレートとブロック長のペアのベースグラフを設計すると,記述が非常に複雑になります。以下の全ての提案について,対応する裏付けとなる所見が[12]にあります。 2.1 ネストされたベースグラフ構造 効率的な記述を実現するために,ネストされたベースグラフのコレクションを含むベースグラフとしてファミリを定義します。このようなベースグラフは,高レートのコアグラフ(つまり,パンクチャする前にサポートされる最高レート)と低レートの拡張で構成されます。高レートコアには,ベース情報ノードである2つの比較的高次のパンクチャ変数ノードと,情報変数ノードのセットを完成させる次数3のベース情報ノードのセットが含まれます。パリティ構造は一般に802.11nエンコーディング構造に似ていますが,2つパンクチャされた可変ノードのパリティである1次の1パリティビットが追加されています。コアグラフを超えたベースグラフの残りの部分は,コアグラフのシステマティックビットとパリティビットのパリティを取得することによって形成される低レート拡張ビットで構成されます。これらは,レート互換のIR HARQをサポートする再送信を生成するために使用できます。構造全体が接続用に最適化(オフライン)されており,ネストされたすべてのサブグラフにわたって低複雑度で優れたパフォーマンスを提供します。図1は,ネストされたベースグラフファミリを示しています。システマティック情報ビット列の数やパリティなどのさまざまな詳細は,ファミリごとに異なり,以下で説明します。 ファミリ毎に,ネストされたベースグラフのセットの情報ビット列の最大値と最小値,k_(b,min)とk_(b,max)とパリティビット列の最小数と最大数,c_(b,min)とc_(b,max)を決定します。パンクチャされたベース情報ビット列の数はp_(b)で示され,2に設定されます。複数のベースグラフは,k_(b)=k_(b,min)ベース情報列の最小ベースグラフから始まり,k_(b)=k_(b,max)ベース情報列の最大ベースグラフで終わるようにネストされます。ファミリでサポートされているさまざまな動作レートについて,ネストされたコレクションから,さまざまな開始ベースグラフを選択し,エンコードとデコードに使用できます。より正確には,ベースグラフは最大数k_(b,max)を使用して記述され,ベース情報ビットが小さい,たとえばk_(b)のベースグラフは,k_(b,max)-k_(b)の最後のベース情報ビットを削除することによって取得されます。この手順は,ベースグラフレベルでの短縮として解釈できます。ただし,ベースグラフレベルでのこの短縮は,リフトまたは最終コードレベルでの短縮とは異なることに注意してください。このベースグラフレベルの短縮では,そのベース列の可変ノードをデコーダーで処理する必要はなく,未使用の短縮されたベースノードが削除されるだけなので,追加の複雑さは発生しません。 c_(b,max)パリティは,低レート拡張用に追加されます。 ファミリに関連付けられたすべてのネストされたベースグラフでサポートされる最大レートは,r_(max)=k_(b,min)/(k_(b,min)-p_(b)+c_(b,min))で与えられ,ネストされたすべてのベースグラフでサポートされる最小レートはr_(min)=k_(b,max)/(k_(b,max)-p_(b)+c_(b,max))で与えられます。r_(minimum)からr_(maximum)までの範囲はすべてのブロック長でサポートされていますが,特定の情報ブロック長でサポートされる追加のレートがあることに注意してください。たとえば,レートk_(b,max)/(k_(b,max)-p_(b)+c_(b,min))コードがありますが,このレートは上記のすべての情報ブロック長でサポートすることはできません。説明を簡単にするために,ファミリの使用をr_(minimum)≦r≦r_(maximum)の間のレートとK_min≦K≦K_maxの間のブロック長に制限します。各ファミリには,NRに必要なレートの十分な範囲と粒度があることが後でわかります。) 「2.3 Multiple family descriptions To meet all the NR requirements, three families or three nested base graphs are proposed. Before we provide further details on the properties of each family, let us introduce some notation below. The proposed base graphs details are given next. The three families are denoted as the highest, middle and the lowest family, which indicates the relative code rate of the core portion of the graph. 1. Highest family: This family corresponds to codes with highest absolute rate. The various parameters mentioned previously are as follows: k_(b,min) = 24, k_(b,max) = 30, c_(b,min) = 5, c_(b,max) = 158 and p_(b) = 2. It then follows that r_(maximum) = 8/9 and r_(min) ? 1/6. The associated set of clustered lifts given by 2^(j) × {4,5,6,7} for j∈[0,1,2,3,4,5,6,7]. Thus, the minimum information blocklength supported is K_(min) = 96 and the maximum information blocklength supported is K_(max) = 26,880. Note that the K_(max) = 26,880 is obtained by using k_(b,max) = 30 and Z = 896. Such a large blocklength may not be required for NR. However, the design is capable of supporting such large blocklengths. If we restrict is K_(max) to 8,192, then a maximum Z = 320 is sufficient. 2. Middle family: This family corresponds to codes with middle absolute rate. The various parameters mentioned previously are as follows. k_(b,min) = 16, k_(b,max) = 20, c_(b,min) = 10, c_(b,max) = 106 and p_(b) = 2. It then follows that r_(max) = 2/3 and r_(min) ? 1/6. The associated set of clustered lifts given by 2^(j) × {4,5,6,7} for j∈[1,2,3,4,5,6,7]. Thus, the minimum information blocklength supported is K_(min) = 128 and the maximum information blocklength supported is K_(max) = 17,920. Note that the K_(max) = 17,920 is obtained by using k_(b,max) = 20 and Z = 896. Such a large blocklength may not be required for NR. However, the design is capable of supporting such large blocklengths. If we restrict is K_(max) to 8,192, then a maximum Z = 448 is sufficient. Note that although the lifts {4,5,6,7} have been designed for the middle family we only provide the description for lifts starting at Z = 8. 3. Lowest family: This family corresponds to codes with lowest absolute core rate. The various parameters mentioned previously are as follows. k_(b,min) = 8, k_(b,max) = 10, c_(b,min) = 14, c_(b,max) = 114 and p_(b) = 2. It then follows that r_(max) = 2/5 and r_(min) ? 1/12. The associated set of clustered lifts given by 2^(j) × {4,5,6,7} for j∈[1,2,3,4,5,6,7]. Thus, the minimum information blocklength supported is K_(min) = 64 and the maximum information blocklength supported is K_(max) = 8,960. Note that although the lifts {4,5,6,7} have been designed for the middle family we only provide the description for lifts starting at Z = 8 since the K_(min) is already less than 100 for Z = 8. 」 (当審訳: 2.3 複数ファミリの説明 すべてのNR要件を満たすために,3つのファミリまたは3つのネストされたベースグラフが提案されます。各ファミリのプロパティの詳細を説明する前に,以下にいくつかの表記法を紹介します。 次に,提案されたベースグラフの詳細を示します。3つのファミリは,最高,中間,最低のファミリとして示され,グラフのコア部分の相対的なコードレートを示します。 1. 最高のファミリ:このファミリは,最高絶対レートのコードに対応します。前述のさまざまなパラメータは次のとおりです。K_(b,min)=24,k_(b,max)=30,c_(b,min)=5,c_(b,max)=158,p_(b)=2。その結果,r_(maximum)=8/9およびr_(min)?1/6になります。j∈[0,1,2,3,4,5,6,7]に対する2^(j)×{4,5,6,7}によってクラスター化されたリフトの関連セットが与えられます。したがって,サポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=96であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=26,880です。K_(max)=26,880は,k_(b,max)=30およびZ=896を使用して取得されることに注意してください。このような大きなブロック長は,NRには必要ない場合があります。ただし,この設計では,このような大きなブロック長をサポートできます。K_(max)を8,192に制限すると,最大Z=320で十分です。 2.中間ファミリ:このファミリは,中間絶対レートのコードに対応します。前述のさまざまなパラメータは次のとおりです。K_(b,min)=16,k_(b,max)=20,c_(b,min)10,c_(b,max)=106,p_(b)=2。その結果,r_(max)=2/3およびr_(min)?1/6になります。 j∈[1,2,3,4,5,6,7]に対する2^(j)×{4,5,6,7}によってクラスター化されたリフトの関連セットが与えられます。したがって,サポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=128であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=17,920です。K_(max)=17,920は,k_(b,max)=20およびZ=896を使用して取得されることに注意してください。このような大きなブロック長は,NRには必要ない場合があります。ただし,この設計では,このような大きなブロック長をサポートできます。K_(max)を8,192に制限すると,最大Z=448で十分です。リフト{4,5,6,7}は中間ファミリ向けに設計されていますが,Z=8から始まるリフトの説明のみを提供していることに注意してください。 3.最低ファミリ:このファミリは,絶対コアレートが最も低いコードに対応します。前述のさまざまなパラメータは次のとおりです。k_(b,min)=8,k_(b,max)=10,c_(b,min)=14,c_(b,max)=114,p_(b)=2。その結果,r_(max)=2/5およびr_(min)?1/12になります。j∈[1,2,3,4,5,6,7]に対する2^(j)×{4,5,6,7}によってクラスター化されたリフトの関連セットが与えられます。したがって,サポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=64であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=8,960です。リフト{4,5,6,7}は中間ファミリ向けに設計されていますが,K_(min)はZ=8ですでに100未満であるため,Z=8で始まるリフトの説明のみを提供することに注意してください。 ) の記載があるから,上記引用文献2には, 「新しいNRのコーディングスキームのLDPCコードであって, ネストされたベースグラフのコレクションを含むベースグラフとしてファミリを定義し, ファミリでサポートされている異なる動作レートに対して,ネストされたコレクションから異なる開始ベースグラフを選択し,エンコードとデコードに使用し, ベースグラフでサポートされる最大レートは,r_(max)=k_(b,min)/(k_(b,min)-p_(b)+c_(b,min))で与えられ,ネストされたすべてのベースグラフでサポートされる最小レートはr_(min)=k_(b,max)/(k_(b,max)-p_(b)+c_(b,max))で与えられ グラフのコア部分の相対的なコードレートを示す最高,中間,最低の3つのファミリが示され, 最高のファミリは,サポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=96であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=26,880であり, 中間のファミリは,サポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=128であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=17,920であり, 最低のファッミリは,サポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=64であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=8,960である LDPCコード。」(以下,「引用発明2」という。) が記載されていると認められる。 第4 対比・判断 1.本願発明1について (1)引用発明1との対比 本願発明1と引用発明1とを対比する。 ア.引用発明1は「LDPC設計として提案される新しいNRのコーディングスキーム」であるから「LDPC符号化の方法」であるといえる。 イ.引用発明1は「最高,中間,および最低のファミリとして示され」る「3つのベースグラフ」を有しているから,「複数のLDPCベースグラフを維持」するステップを有しているといえる。 ウ.引用発明1の「最高,中間,および最低のファミリ」は,「最高のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=192であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=26,880であ」って,「中間のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=128であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=17,920であ」って,「最低のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=64であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=8,960であ」り,ファミリはベースグラフであるから,「前記複数のLDPCベースグラフが,第1の情報ブロック長範囲に関連する第1のLDPCベースグラフと,第2の情報ブロック長範囲に関連する第2のLDPCベースグラフとを少なくとも含」んでいるといえる。 エ.引用発明1は, したがって,本願発明1と引用発明1との間には,次の一致点,相違点があるといえる。 (一致点) 低密度パリティチェック(LDPC)符号化の方法であって, 複数のLDPCベースグラフを維持するステップであって, 前記複数のLDPCベースグラフが,第1の情報ブロック長範囲に関連する第1のLDPCベースグラフと,第2の情報ブロック長範囲に関連する第2のLDPCベースグラフとを少なくとも含み, 前記第1の情報ブロック長範囲がベースライン情報ブロック長範囲をカバーし, 前記ベースライン情報ブロック長範囲は,ワイヤレス通信ネットワーク内で利用され る情報ブロック長のすべてをカバーし, 前記第2の情報ブロック長範囲が前記第1の情報ブロック長範囲のサブセットを含む, ステップと, 情報ブロックの情報ブロック長に少なくとも部分的に基づいて,前記情報ブロックに対する選択LDPCベースグラフを前記複数のLDPCベースグラフから選択するステップと, コードワードを生成するために,前記選択LDPCベースグラフとリフトサイズとを利用して前記情報ブロックを符号化するステップと, ワイヤレスエアインターフェースを介して前記コードワードを送信するステップと を含む, 方法。」 相違点 (相違点1) 本願発明1は,「前記第1の情報ブロック長範囲がベースライン情報ブロック長範囲をカバーし,前記ベースライン情報ブロック長範囲は,ワイヤレス通信ネットワーク内で利用される情報ブロック長のすべてをカバーし,前記第2の情報ブロック長範囲が前記第1の情報ブロック長範囲のサブセットを含む,」のに対し,引用発明1は,「最高のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=192であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=26,880であ」って,「中間のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=128であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=17,920であ」って,「最低のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=64であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=8,960であ」るから,「ワイヤレス通信ネットワーク内で利用される情報ブロック長のすべてをカバー」するブロック範囲のファミリはなく,ファミリが他のファミリの情報ブロック長範囲のサブセットでもない点。 (相違点2) 本願発明1は,「前記情報ブロックの前記情報ブロック長に少なくとも部分的に基づいて,前記情報ブロックに対する前記選択LDPCベースグラフを前記選択するステップが,前記複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合,前記リフトサイズまたは前記情報ブロックを符号化するために利用されるコードレートにさらに基づいて,前記選択LDPCベースグラフを選択するステップをさらに含む,」のに,引用発明1では,「さまざまな動作レートについて,ネストされたコレクションから,さまざまな開始ベースグラフを選択」する点。 (2)したがって,本願発明1は,引用発明1に記載された発明ではない。 (3)相違点についての判断 相違点1について 1つのベースグラフを「ワイヤレス通信ネットワーク内で利用される情報ブロック長のすべてをカバー」するブロック範囲とし,「ファミリが他のファミリの情報ブロック長範囲のサブセット」とすることは,引用発明2にも記載されていないから,当業者が容易に発明をすることができた,とすることはできない。 相違点2について 引用発明2には,複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合について,どのように選択するかについての記載はないから,当業者が容易に発明をすることができた,とすることはできない。 したがって,本願発明1は,当業者であっても引用発明1,引用発明2に基づいて容易に発明できたものであるとはいえない。 (4)引用発明2との対比 本願発明1と引用発明2を対比する。 ア.引用発明2は「新しいNRのコーディングスキームのLDPCコード」であるから,「LDPC符号化の方法」であるといえる。 イ.引用発明2は「最高,中間,および最低のファミリとして示され」る「3つのベースグラフ」を有しているから,「複数のLDPCベースグラフを維持」するステップを有しているといえる。 ウ.引用発明2の「最高,中間,および最低のファミリ」の,「最高のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=96であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=26,880であ」って,「中間のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=128であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=17,920であ」って,「最低のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=64であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=8,960であ」り,ファミリはベースグラフであるから,「前記複数のLDPCベースグラフが,第1の情報ブロック長範囲に関連する第1のLDPCベースグラフと,第2の情報ブロック長範囲に関連する第2のLDPCベースグラフとを少なくとも含」んでいるといえる。 したがって,本願発明1と引用発明2との間には,次の一致点,相違点があるといえる。 (一致点) 低密度パリティチェック(LDPC)符号化の方法であって, 複数のLDPCベースグラフを維持するステップであって, 前記複数のLDPCベースグラフが,第1の情報ブロック長範囲に関連する第1のLDPCベースグラフと,第2の情報ブロック長範囲に関連する第2のLDPCベースグラフとを少なくとも含み, 前記第1の情報ブロック長範囲がベースライン情報ブロック長範囲をカバーし, 前記ベースライン情報ブロック長範囲は,ワイヤレス通信ネットワーク内で利用され る情報ブロック長のすべてをカバーし, 前記第2の情報ブロック長範囲が前記第1の情報ブロック長範囲のサブセットを含む, ステップと, 情報ブロックの情報ブロック長に少なくとも部分的に基づいて,前記情報ブロックに対する選択LDPCベースグラフを前記複数のLDPCベースグラフから選択するステップと, コードワードを生成するために,前記選択LDPCベースグラフとリフトサイズとを利用して前記情報ブロックを符号化するステップと, ワイヤレスエアインターフェースを介して前記コードワードを送信するステップと を含む, 方法。」 相違点 (相違点1) 本願発明1は,「前記第1の情報ブロック長範囲がベースライン情報ブロック長範囲をカバーし,前記ベースライン情報ブロック長範囲は,ワイヤレス通信ネットワーク内で利用される情報ブロック長のすべてをカバーし,前記第2の情報ブロック長範囲が前記第1の情報ブロック長範囲のサブセットを含む,」のに対し,引用発明2は,「最高のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=96であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=26,880であ」って,「中間のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=128であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=17,920であ」って,「最低のファミリによってサポートされる最小情報ブロック長はK_(min)=64であり,サポートされる最大情報ブロック長はK_(max)=8,960であ」るから,「ワイヤレス通信ネットワーク内で利用される情報ブロック長のすべてをカバー」するブロック範囲のファミリはなく,ファミリが他のファミリの情報ブロック長範囲のサブセットでもない点。 (相違点2) 本願発明1は,「前記情報ブロックの前記情報ブロック長に少なくとも部分的に基づいて,前記情報ブロックに対する前記選択LDPCベースグラフを前記選択するステップが,前記複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合,前記リフトサイズまたは前記情報ブロックを符号化するために利用されるコードレートにさらに基づいて,前記選択LDPCベースグラフを選択するステップをさらに含む,」のに,引用発明2では,「異なる動作レートに対して,ネストされたコレクションから異なる開始ベースグラフを選択」する点。 (5)したがって,本願発明1は,引用発明2に記載された発明ではない。 (6)相違点についての判断 相違点1について 1つのベースグラフを「ワイヤレス通信ネットワーク内で利用される情報ブロック長のすべてをカバー」するブロック範囲とし,「ファミリが他のファミリの情報ブロック長範囲のサブセット」とすることは,引用発明1にも記載されていないから,当業者が容易に発明をすることができた,とすることはできない。 相違点2について 引用発明1には,複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合について,どのように選択するかについての記載はないから,当業者が容易に発明をすることができた,とすることはできない。 したがって,本願発明1は,当業者であっても引用発明1,引用発明2に基づいて容易に発明できたものであるとはいえない。 (7)まとめ 上記(2)(3)(5)(6)に記載したように,本願発明1は,特許法第29条第1項第3号に該当せず,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることが出来ないともいえない。 2.本願発明2-12について 本願発明2-12も,本願発明1と同一の構成を備えるものであるから,本願発明1と同じ理由により,特許法第29条第1項第3号に該当せず,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることが出来ないともいえない。 3.本願発明13について 本願発明13は,本願発明1に対応する装置の発明であり,本願発明1に対応する構成を備えるものであるから,本願発明1と同様の理由により,特許法第29条第1項第3号に該当せず,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることが出来ないともいえない。 4.本願発明14-19について 本願発明14-19も,本願発明13と同一の構成を備えるものであるから,本願発明1と同じ理由により,特許法第29条第1項第3号に該当せず,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることが出来ないともいえない。 第5 原査定についての判断 上記第4に記載したとおり,本願発明1-19は,特許法第29条第1項第3号に該当せず,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることが出来ないともいえない。したがって,原査定を維持することはできない。 第6 当審拒絶理由について 1.当審で通知した拒絶理由の概要は以下のとおりである。 (明確性)この出願は,特許請求の範囲の記載が下記の点で,特許法第36条 第6項第2号に規定する要件を満たしていない。 ・請求項1 第1のLDPCベースグラフは,「ワイヤレス通信ネットワーク内で利用される情報ブロック長のすべてをカバー」しているから,「情報ブロックの情報ブロック長」に基づいて選択すると,第1のLDPCベースグラフは常に選択されることとなる。 したがって,「情報ブロックの情報ブロック長」に基づいた選択では,複数のLDPCベースグラフから選択LDPCベースグラフを選択することはできないから,明確でない。 ・請求項15 請求項1と同様である。 ・請求項2-14,16-23 請求項1,15を引用して記載しているから,同様である。 2.明確性について 令和3年7月15日の手続補正により,「前記複数のLDPCベースグラフが前記情報ブロックの前記情報ブロック長をサポートする場合,前記リフトサイズまたは前記情報ブロックを符号化するために利用されるコードレートにさらに基づいて,前記選択LDPCベースグラフを選択する」ことが明確となったため,LDPCベースグラフの選択は明確となった。 第7 むすび 以上のとおり,本願発明1-19は,引用発明1,引用発明2に記載された発明でなく,また,当業者が引用発明1及び引用発明2に基づいて容易に発明をすることができたものでもない。 したがって,原査定の理由によっては,本願を拒絶することはできない。 また,他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。 よって,結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2021-10-08 |
出願番号 | 特願2019-541418(P2019-541418) |
審決分類 |
P
1
8・
537-
WY
(H03M)
P 1 8・ 113- WY (H03M) P 1 8・ 121- WY (H03M) |
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 谷岡 佳彦、原田 聖子 |
特許庁審判長 |
佐藤 智康 |
特許庁審判官 |
丸山 高政 吉田 隆之 |
発明の名称 | 複数の低密度パリティチェック(LDPC)ベースグラフの設計 |
代理人 | 黒田 晋平 |
代理人 | 村山 靖彦 |