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審決分類 審判 査定不服 1項3号刊行物記載 取り消して特許、登録 G06F
審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 G06F
管理番号 1379386
審判番号 不服2020-15429  
総通号数 264 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2021-12-24 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2020-11-07 
確定日 2021-11-16 
事件の表示 特願2018-555914「表示制御方法、システム及びバーチャルリアリティデバィス」拒絶査定不服審判事件〔平成31年 4月 4日国際公開、WO2019/061798、令和 1年11月21日国内公表、特表2019-533844、請求項の数(7)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
本願は,2017年(平成29年)11月30日(パリ条約による優先権主張外国庁受理2017年9月27日,中国)を国際出願日とする出願であって,その手続の経緯は以下のとおりである。

令和元年12月 9日付け 拒絶理由通知
令和2年 3月16日 意見書・手続補正書 提出
令和2年 7月 1日付け 拒絶査定
令和2年11月 7日 審判請求書・手続補正書 提出

第2 原査定の概要

原査定(令和2年7月1日付け拒絶査定)の概要は次のとおりである。

1.(新規性)この出願の請求項1-5および9-10に係る発明は,その出願前に日本国内又は外国において,頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明であるから,特許法第29条第1項第3号に該当し,特許を受けることができない。

2.(進歩性)この出願の請求項1-10に係る発明は,その出願前に日本国内又は外国において,頒布された下記の刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明に基いて,その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから,特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

<引用文献等一覧>
1.特開2008-217753号公報

第3 本願発明

本願の請求項1ないし7に係る発明(以下,「本願発明1」ないし「本願発明7」という。)は,令和2年11月7日の手続補正書により補正された以下のとおりの特許請求の範囲の請求項1ないし請求項7に記載された事項により特定されるとおりの発明である。

「【請求項1】
バーチャルリアリティデバィスに用いる表示制御方法であって,
近距離無線通信タグが検出された場合,前記近距離無線通信タグに予め記憶されている,制御タイプと表示対象とを含む制御情報を取得することと,
前記バーチャルリアリティデバィスにおいて,バーチャルリアリティ画面に表示されるコンテンツを制御するため,前記制御タイプに基づき前記表示対象に対して対応する操作を行うことと,を含み,
前記表示対象は,前記制御タイプに対応する識別情報であり,
前記制御タイプが,デフォルト表示コンテンツの設定制御であり,前記表示対象が,デフォルト表示コンテンツを設定する表示コンテンツ識別情報であり,
前記制御タイプに基づき前記表示対象に対して対応する操作を行うこと,とは,前記表示コンテンツ識別情報を,予め設定されたデフォルト表示コンテンツ属性に割り当てることにより,前記表示コンテンツ識別情報に対応する表示コンテンツをデフォルト表示コンテンツにすることであり,
前記デフォルト表示コンテンツの設定制御には,複数のタイプがあり,前記複数のタイプには,デフォルトの表示シーンの設定制御,および,デフォルトで表示されるアプリケーションプログラムの設定制御が含まれることを特徴とする表示制御方法。
【請求項2】
前記表示コンテンツ識別情報を予め設定されたデフォルト表示コンテンツ属性に割り当てることは,
前記デフォルト表示コンテンツの設定制御のタイプに基づき,目的属性を決定することと,
前記表示コンテンツ識別情報が前記目的属性に対応している場合,前記表示コンテンツ識別情報を前記目的属性に割り当てることと,を含み,
前記目的属性は,複数の予め設定されたデフォルト表示コンテンツ属性のうちの1つである
ことを特徴とする請求項1に記載の表示制御方法。
【請求項3】
ユーザがタグ書き込み画面に入力する前記制御情報を取得することと,
前記制御情報を前記近距離無線通信タグに書き込むことと,を含む
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表示制御方法。
【請求項4】
ユーザがタグ書き込み画面に入力する前記制御情報を取得することは,
前記タグ書き込み画面において,制御タイプ選択リスト及び表示対象選択リストを表示することと,
ユーザが前記制御タイプ選択リストから前記制御タイプを選択し,そして前記表示対象リストから前記表示対象を選択する場合,前記制御タイプに対応する制御情報パッケージ形態に基づき,前記制御タイプと前記表示対象とをパッケージすることで,前記制御情報を得ることと,を含む
ことを特徴とする請求項3に記載の表示制御方法。
【請求項5】
ユーザからの書き込み指令の送信を待ち,書き込み指令を受信すると,前記近距離無線通信タグへの前記制御情報の書き込みを実行することを含むことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の表示制御方法。
【請求項6】
バーチャルリアリティデバィスであって,
処理装置と,記憶装置と,近距離無線通信リーダライタと,を含み,
前記処理装置が,前記記憶装置と,前記近距離無線通信リーダライタとそれぞれ接続され,
前記近距離無線通信リーダライタは,近距離無線通信タグに予め記憶されている制御情報を読み取り,且つ前記制御情報を前記処理装置に送信し,
前記記憶装置は,前記処理装置により実行されるとき,請求項1ないし請求項5のいずれの一項に記載の表示制御方法を実現するための1つまたは複数のコンピュータ指令を記憶することを特徴とするバーチャルリアリティデバィス。
【請求項7】
表示制御システムであって,
近距離無線通信タグと,請求項7に記載のバーチャルリアリティデバィスとを含むこと
を特徴とする表示制御システム。」

第4 引用文献および引用発明

1 引用文献1の記載事項

原査定の拒絶理由に引用された引用文献1には,図面とともに次の事項が記載されている(下線は,当審が付加した。以下同様。)。

ア 「【技術分野】
【0001】
本発明は,情報の検索条件や表示指示等のユーザが指定する事項を各種情報処理に供する入力情報として受け付けるための情報入力技術に関する。
【背景技術】
【0002】
インターネット上のWebページによる情報提供サービスでは,階層構造の画面中でユーザが行う所定のメニュー選択や検索条件入力等の入力操作により,画面階層間を遷移して所望の情報にアクセスする情報検索を行うことが一般的に実施されている。このような形態の情報検索は,Webページによる情報提供サービスのみならず,ユーザが端末機等を操作して所望の情報にアクセスする情報提供システム一般において広く実施されており,店舗等の施設で当該施設に関連した情報提供を所定の情報表示端末等で行うような場合にも採用されている。
【0003】
例えば,婦人靴を販売する店舗においては,来店客がタッチパネルのボタン操作等によって指定した靴の在庫の有無を表示する婦人靴システムが導入されているところもある。
その既存の婦人靴システムでは,商品陳列棚の展示靴に各靴識別用のRFID(Radio Frequency Identification)タグを貼付しておき,タッチパネルに併設したRFIDリーダ上に来店客が展示靴を置くと,タッチパネルの画面表示が当該展示靴のスタイル及び色とサイズの選択ボタンとを示した在庫検索画面に遷移する。そして,来店客が自身のサイズの選択ボタンを操作すると,当該展示靴のスタイル及び色で選択したサイズに該当する靴の在庫が検索され,その在庫の有無が表示される。また,在庫検索画面における他のボタン操作では,置いた展示靴の色とは異なる色を選択して在庫を検索したり,他の商品を探すメニューを選択したりすることもでき,来店客が他の商品を探すメニューを選択した場合には,スタイル,色及びサイズのそれぞれについていくつかの選択ボタンが用意された検索条件設定画面に遷移する。検索条件設定画面では,来店客が所望のスタイル,色及びサイズを選択して検索を実行させると,その選択したスタイル,色及びサイズを検索条件として店舗内にある商品の靴が検索され,検索条件に合致する靴が示された検索結果画面に遷移する。来店客は,検索結果画面で所望の靴の有無を見ることができるが,色・サイズの変更ボタンを操作して再び検索条件設定画面に戻り,検索条件を変更してさらに他の靴を探すこともできる。
【0004】
このような靴等の商品に関する情報やWebページの情報等を検索するに当たっては,ユーザに対し,所望の情報が表示される画面にたどり着く適切な入力操作を行うことが求められ,所望の検索結果が得られない場合には前の画面に戻って再検索をする入力操作等も要求される。しかし,それらの入力操作は,情報機器に疎い高齢者等にとっては容易でなく,ユーザが探したい商品等の情報を見つけることが困難になっている場合もある。かかる実情と現代社会における高齢化の進行を背景として,Webページによる情報提供システムに関しては,高齢者を対象にアクセシビリティの向上を試みた次のような技術が提案されている。
【0005】
非特許文献1及び非特許文献2には,高齢者のメンタルモデルからWebページを作成する技術が開示されている。これらの文献によれば,高齢者は,画面をスクロールしたり画面中のリンクが張られた部分をクリックしたりする選択行動を避ける傾向にあって,画面階層間を繰り返し遷移することがないので,十分情報検索を行うことができない。そこで,非特許文献1の技術は,リンクをしなくても済むようにできるだけリンクを張らずに一画面に情報を詰め込んで表示することとし,非特許文献2の技術は,スクロールをしなくても済むように買い物システムの全商品を一画面内に表示することとしている。
【0006】
非特許文献3及び非特許文献4では,高齢者にとってはマウスカーソルをリンクに合わせてクリックする操作が難しいことから,その困難性を軽減するための技術が開示されている。非特許文献3の技術は,クリック時にマウスの位置がずれても所定の範囲を許容誤差としてリンク部分を拡大することとし,非特許文献4の技術は,リンクからのマウスカーソルのずれを判別してずれる前の位置へ戻す補正を行うこととしている。
【非特許文献1】山内 英明,“高齢者の特性を考慮したWebページの作成方針の提案”,[online],東京理科大学 工学部 経営工学科 山本研究室,[平成19年2月2日検索],インターネット
【非特許文献2】成田 有希,“高齢者の買い物システムの使用性に関する人間工学的研究”,[online],東京理科大学 山本 栄 研究室,[平成19年2月2日検索],インターネット
【非特許文献3】横内 一弥,“Webページを閲覧する際に見られる高齢者の特性を考慮したブラウザの作成”,[online],東京理科大学 工学部 経営工学科 山本研究室,[平成19年2月2日検索],インターネット
【非特許文献4】高橋 祐一,外1名,“高齢者のためのウェブブラウザ操作支援ツールの開発”,[online],東京理科大学工学部 経営工学科 山本研究室,[平成19年2月2日検索],インターネット
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記非特許文献1や非特許文献2の技術によれば,メニュー選択,検索条件入力及び検索結果のアイテム表示等をコンパクトに一画面にまとめて階層構造を減らし,スクロールやリンクが張られたボタンのクリック等の入力操作を減らすように画面レイアウトを工夫することができる。しかし,一画面にまとめ切れない量の情報がある場合には,結局スクロールやリンクのクリック等の入力操作をしなければならなくなるので,依然として高齢者には十分情報検索ができないという上記同様の問題は残る。そのような場合に無理にすべての情報を一画面にまとめようとすると,表示される文字等が小さくなり,視認性が悪くなる。
一方,上記非特許文献3や非特許文献4の技術では,一画面に多くのリンクを詰め込もうとする場合等でリンクが近接しているときには,許容誤差や補正対象のずれと判断すべき距離を小さくしなければならないため,補正等の効果が上がらなくなる。
【0008】
情報提供システムのアクセシビリティ向上を図る技術において,このように何らかの問題が生じる要因の一つは,情報提供システム一般で採用されている階層構造での基本操作の仕組みを改善していないところにある。情報提供端末のパーソナル・コンピュータ等は,モニタに映し出される画面上への情報の出力,その出力情報の画面におけるボタン押下等による入力,及びその入力を契機とした画面の遷移を基本動作とし,それらの出力,入力及び遷移を基本とした階層構造による情報の提供を行う入出力システムとなっている。
これに対し,情報検索におけるユーザの基本操作では,画面トップでメニュー選択し,検索条件入力画面で検索条件を選択して検索ボタンをクリックすると,検索結果画面で検索結果のアイテムが表示され,アイテム数が多いときにはスクロール等により次ページのアイテムを参照し,探しているアイテムがなければ画面トップや検索条件入力画面へ戻って先の操作を繰り返す。すなわち,階層構造による情報提供は,出力画面に対する入力操作に応じた画面遷移を繰り返して情報を探すのが基本となっているため,これに合わせた基本操作としてメニュー選択,検索条件の選択,検索の実行,スクロール及び戻る等の入力操作を逐一繰り返して行うという仕組みになっている。したがって,この基本操作の仕組みを改善していない技術は,上記非特許文献の各技術のように入力操作の回数を減らしたり困難性を軽減したりしたとしても,従前同様の基本操作が要求される事態をすべて回避できるわけではないので,結局のところ高齢者には十分情報検索ができない等の従前同様の問題が残存してしまい,それを解消しようとすると上述した視認性の悪化等の新たな問題が発生してしまう。
【0009】
階層構造による情報提供においては,如何に入力操作の便を図ったとしても,このように従前同様の基本操作が要求される限り,所望の情報表示画面にたどり着く適切な入力操作や前の画面に戻って再検索をする入力操作等がユーザに要求されることは変わらない。
このため,高齢者のみならず子供等の情報機器に疎い者は情報検索の操作を十分に行うことができず,情報提供システムのユーザが所望の情報にアクセスできない場合があるという従来からの実情に大きな変化はない。上記婦人靴システムのような商品検索システム等にあっては,高齢者や子供も含めて誰にでも利用することができるように広く開放すべきであるにも拘わらず,かかる実情から店舗にある情報表示端末等があまり積極的に利用されていない場合がある。
【0010】
本発明は,このような事情に鑑みてなされたものであり,情報の検索条件等のユーザが指定する事項を情報提供システムにおける入力情報として受け付けるに当たり,ユーザに求められる基本操作の仕組みを改善してアクセシビリティを向上させ,階層構造による情報提供を十分に利用できなかった高齢者や子供等でも容易に情報検索等の入力操作を行うことができ,さらには,高齢者や子供等に対象を特定せず,誰にでも容易に操作をすることができるユニバーサルデザインを指向する入力インターフェースとしても利用すること
が可能な情報入力技術を提供することを目的としている。」

イ 図1



ウ 図2



エ 「【0019】
<構成>
以下,図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1及び図2は,本発明の一実施形態による情報入力装置を適用した婦人靴検索システムの構成を示した図であり,図1が外観構成を示し,図2が機能ブロック図で表したシステム構成を示している。本婦人靴検索システムは,図示のようにサンプル1,操作プレート2,RFIDリーダ3,レイアウト表示シート4,コンピュータ5,モニタ6及び商品検索台7を有し,婦人靴を販売する店舗において来店客に商品の靴に関する情報提供を行うものとなっており,本情報入力装置は,その情報提供における情報検索等で来店客が指定する事項を入力情報として受け付ける部分の構成に係る。サンプル1と操作プレート2は,それぞれ図1の外観中にあるように複数の物(有体物)が用意されており,同店舗内の所定箇所に設けられた商品検索台7上にRFIDリーダ3と共に置かれている。図2中のコンピュータ5は,商品検索台7の内部ないし背面側等にあり,図1の外観中には現れていない。
【0020】
サンプル1は,本婦人靴検索システムでの情報検索において指定できる各検索条件を来店客に連想させるメタファ(隠喩)となる物に,RFIDタグ(ないしIC(integrated circuit)タグ)を付したものである。すなわち,サンプル1は,かかる各検索条件のメタファとなる物によって構成された検索条件指定用の見本であり,それぞれの検索条件を連想させる各物毎に予め当該各物を識別する識別情報のタグIDが割り当てられ,そのタグIDを記憶したRFIDタグが付されたもの(RFIDタグが貼付,添付ないし内蔵等されたもの)となっている。本婦人靴検索システムは,このサンプル1の具体例として,図1中に示したようなサイズサンプル10,材質サンプル11,色サンプル12及びスタイルサンプル13を有している。商品検索台7には,図示のように“サイズサンプル”,“材質サンプル”,“色サンプル”,“スタイルサンプル”の文字が示された標示板が設けられており,それぞれの標示板がある所に置かれているサンプル1がサイズサンプル10,材質サンプル11,色サンプル12,スタイルサンプル13であることを示している。
(中略)
【0022】
操作プレート2は,本婦人靴検索システムに対して行うことができる各操作を来店客に連想させるメタファとなる物に,RFIDタグ(ないしICタグ)を付したものである。すなわち,操作プレート2は,かかる各操作のメタファとなる物であって,それぞれの操作を連想させる各物毎に予め当該各物を識別する識別情報のタグIDが割り当てられ,そのタグIDを記憶したRFIDタグが付されたもの(RFIDタグが貼付,添付ないし内蔵等されたもの)となっている。本婦人靴検索システムは,各操作のメタファとなる物として各操作の指示内容を示す所定の表示がなされたプレートを採用して操作プレート2を構成しており,その操作プレート2の具体例として,図1中に示したような3D映像操作プレート20及び移動操作プレート21を有している。商品検索台7には,図示のように“3D映像”,“移動”の文字が示された標示板が設けられており,それぞれの標示板がある所に置かれている操作プレート2が3D映像操作プレート20,移動操作プレート21であることを示している。
【0023】
3D映像操作プレート20としては,“表示”の文字が示された“表示”プレートと“回転停止”の文字及び図示の回転矢印が示された“回転停止”プレートが用意されている。移動操作プレート21としては,“次へ”の文字及び三角形の右方向指示マークが示された“次へ”プレートと“前へ”の文字及び三角形の左方向指示マークが示された“前へ”プレートが用意されている。これらの“表示”プレート,“回転停止”プレート,“次へ”プレート,“前へ”プレートは,実際に触れることができる有体物であって,それぞれ表示,回転停止,次へ,前へといった操作のメタファとなる物になっており,個々のプレートを識別するためのRFIDタグがそれぞれの裏面等の所定箇所に貼付されている。
【0024】
RFIDリーダ3は,その上の読取領域に置かれたRFIDタグに記憶されている情報を読み取るRFIDの読取手段であり,コンピュータ5と接続されている。レイアウト表示シート4は,RFIDリーダ3上に置かれた紙製等のシートであり,RFIDリーダ3上に置く物の案内をする所定のレイアウト表示がなされている。」

オ 図3



カ 「【0025】
図3は,かかるレイアウト表示の一例として本婦人靴検索システムが採用する形態を表したレイアウト表示シート4を示した図である。レイアウト表示シート4はRFIDリーダ3上に置かれているので,来店客が商品検索台7の前に立ったときには,図3のレイアウト表示シート4をRFIDリーダ3の上面として見ることになる。そのレイアウト表示シート4には,図示のように“探したい靴のサンプル”と示された四角形状の枠が表示され,その枠内にそれぞれ“色”,“スタイルまたは靴”,“サイズ”,“材質”と示された四角形状の4つの枠が表示されている。これにより,上述した色サンプル12,スタイルサンプル13,サイズサンプル10,材質サンプル11をそれぞれ図中の破線矢印で示したように“色”,“スタイルまたは靴”,“サイズ”,“材質”の枠内に置くよう案内している。
(中略)
【0027】
また,レイアウト表示シート4には,“探したい靴のサンプル”の枠の下に“操作”と示された四角形状の枠が表示され,その枠内にそれぞれ“3D映像”,“移動”と示された四角形状の2つの枠が表示されている。これにより,上述した3D映像操作プレート20,移動操作プレート21をそれぞれ図中の破線矢印で示したように“3D映像”,“移動”の枠内に置くよう案内している。」

キ 「【0030】
コンピュータ5は,本婦人靴検索システムによる情報提供を実施するためのプログラムがインストールされているパーソナル・コンピュータ等の電子計算機であり,タグID読取部5a,アプリ部5b及び記憶部5cを有し,モニタ6と接続されている。ここにいうプログラムは,本婦人靴検索システムによる情報提供に係る処理動作の全般を規定したものであるが,そのプログラム中の入力情報の受付に係る処理動作を規定した部分は,本情報入力装置で実施する情報入力方法を実現するための情報入力プログラムに相当する。
【0031】
タグID読取部5aは,RFIDリーダ3の読取動作を制御してコンピュータ5での処理に供し得るタグIDを取得するタグIDの読取機能ブロックであり,RFIDリーダ3との接続インターフェースやCPU,ROM及びRAM等の前記プログラムによる動作機能等によって構成される。具体的には,タグID読取部5aは,RFIDリーダ3に対してRFIDタグのタグIDを読み取らせるタグ読取コマンドを送信し(図2中の“(1)タグ読取コマンド”),RFIDリーダ3から読み取ったタグID群を受信し(“(2)読み取ったタグID群”),アプリ部5bに対してタグID群を供給する(“(3)タグID群”)。すなわち,タグID読取部5aがタグ読取コマンドを発すると,RFIDリーダ3は,その時に置かれている物のそれぞれのタグIDを読み取り,それらのタグIDを読み取ったタグID群としてタグID読取部5aに送信し,タグID読取部5aからアプリ部5bにタグID群を供給する。タグID読取部5aは,これらの動作(“(1)タグ読取コマンド”,“(2)読み取ったタグID群”及び“(3)タグID群”の授受動作)を定期的に(例えば1秒間隔等で)繰り返し実行するものとなっており,その所定の実行時間間隔でRFIDリーダ3上にある物のタグIDが随時読み取られてアプリ部5bに供給される。
【0032】
ここで,アプリ部5bに供給するタグID群(“(3)タグID群”)の形式は,‘タグID,タグID,…,ダミータグID’とし,1回に読み取られたタグID群の区切りを示す所定のダミータグIDを付加したものとする。このため,タグID読取部5aは,順次発するそれぞれのタグ読取コマンドに対するRFIDリーダ3からのタグID群につき,それぞれの最後にダミータグIDを付与してアプリ部5bに供給するものとなっており,タグ読取コマンドに対するRFIDリーダ3からのタグID群がない場合(RFIDリーダ3で読み取ったタグIDがない場合)には,ダミータグIDのみをアプリ部5bに供給する。ダミータグIDにどのような値を利用するかは,予めタグID読取部5aに係る設定ファイル等により設定しておくものとし,サンプル1,操作プレート2及び展示靴に割り当てるような通常のタグIDとは重複しない値(例えばオールFの文字列等)を設定する。
【0033】
アプリ部5bは,読み取られたタグIDと記憶部5c中の情報に基づいてモニタ6の表示制御等を行うアプリケーション・プログラムの実行処理部であり,モニタ6との接続インターフェースやCPU,ROM及びRAM等の前記プログラムによる動作機能等によって構成される(前記プログラムは当該アプリケーション・プログラムも含む。)。
(中略)
【0034】
記憶部5cは,コンピュータ5にインストールされたプログラムのファイルやそのプログラムによって取り扱われる種々の情報のデータ・ファイル等が格納されている記憶手段であり,ハードディスク等の記憶装置によって構成される。前記プログラムのプログラム・ファイルも記憶部5cに格納されているが,そのうちの当該アプリケーション・プログラムによって取り扱われるデータ・ファイルとして,記憶部5cには,各タグIDと当該各タグIDが割り当てられた物に関する情報との対応関係を表したタグIDテーブルや商品の靴に関する情報のデータベース等のファイルが予め記憶されている。」

キ 図4



ク 「【0035】
図4は,そのタグIDテーブル等のレコード構造を示した図である。図4中,上段のタグIDテーブルと中段の属性毎のテーブルは,サンプル1,操作プレート2及び展示靴に関する情報管理用のテーブルであり,下段の商品DB及び商品コードDBは,商品(在庫にある靴等)に関する情報管理用のデータベースである。
【0036】
タグIDテーブルは,それぞれのタグID毎に対応する種別,属性及び属性内IDが記憶されたものとなっており,下線を付したタグIDをキーとして参照される。ここで,種別は,そのタグIDが割り当てられた物がサンプル1,操作プレート2及び展示靴のうちのいずれであるかを示す情報であり,サンプル1であれば‘サンプル’,操作プレート2であれば‘操作’,展示靴であれば‘展示靴’として表すものとなっている。属性は,そのタグIDが割り当てられた物がサンプル1のうちのいずれであるか等を示す情報,すなわち,スタイルサンプル13,色サンプル12,材質サンプル11及びサイズサンプル10のうちのいずれであるか,3D映像操作プレート20及び移動操作プレート21のうちのいずれであるか,あるいは,展示靴であるか,を示す情報であり,スタイルサンプル13であれば‘スタイル’,色サンプル12であれば‘色’,材質サンプル11であれば‘材質’,サイズサンプル10であれば‘サイズ’,3D映像操作プレート20であれば‘3D映像’,移動操作プレート21であれば‘移動’,展示靴であれば‘商品コード’として表すものとなっている(展示靴の属性を‘商品コード’とするのは,個々の展示靴に特有な情報の項目が商品コードだからである。したがって,属性としての‘商品コード’は,具体的なコード情報ではなく,「商品コード」という項目名自体を示す。)。属性内IDは,そのタグIDが割り当てられた物が該当する属性の中でユニークな任意のIDである。各属性に含まれる個々の物に対しては,当該各属性内において他の物と識別するIDが属性内IDとして予め割り当てられており,その属性内IDが個々の物のタグIDに対応する属性内IDとして予め記憶されている。
【0037】
属性毎のテーブルは,かかる属性内ID毎に,対応する個々の物に係る情報が記憶されたものである(属性毎のテーブルは,右下に示した共通のレコード構造になっており,属性内IDをキーとして各情報を示す値を参照する。)。サンプルの各属性については,スタイルのそれぞれの属性内IDに対応する“パンプス”等を示す値が記憶されたスタイルテーブル,色のそれぞれの属性内IDに対応する“赤”等を示す値が記憶された色テーブル,材質のそれぞれの属性内IDに対応する“革”等を示す値が記憶された材質テーブル,及びサイズのそれぞれの属性内IDに対応する“23.5”等を示す値が記憶されたサイズテーブルがある。すなわち,サンプルの各属性においては,それぞれの属性内IDが対応する個々の物に係る情報として,その物がメタファとなっていて指定する具体的な個々の検索条件が記憶されている。
【0038】
操作の各属性については,3D映像のそれぞれの属性内IDに対応する“表示”等を示す値が記憶された3D映像テーブル,及び移動のそれぞれの属性内IDに対応する“次へ”等を示す値が記憶された移動テーブルがある。すなわち,操作の各属性においては,それぞれの属性内IDが対応する個々の物に係る情報として,その物がメタファとなっていて指定する具体的な個々の操作が記憶されている。
(中略)
【0042】
図2中の記憶部5cには,以上のようなタグIDテーブル,属性毎のテーブル,商品DB及び商品コードDBが記憶されており,商品コードDB中の各商品コードに対応する静止画像ファイル名及び3D映像ファイル名の静止画像ファイル及び3D映像ファイルも記憶されている。これらの情報が当該アプリケーション・プログラムを実行するアプリ部5bの処理で利用され,モニタ6の表示が制御される。
【0043】
モニタ6は,そのアプリ部5bによる制御の下で画面上に所定の情報表示をする液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示手段である。図1においては,このモニタ6の情報表示における初期画面が示してあり,以下の動作説明で述べるアプリ部5bの処理によって画面の遷移ないし更新等がなされ,本婦人靴検索システムによる情報提供のための所定の情報表示が行われる。」

ケ 「【0044】
<動作>
次に,上記構成による動作について説明する。図5?図10は,読み取られたタグIDと記憶部5c中の情報(上記タグIDテーブル,属性毎のテーブル,商品DB,商品コードDB,静止画像ファイル及び3D映像ファイル等)に基づき,アプリ部5bがモニタ6の表示制御等を行う処理の手順を示したフローチャートである。本婦人靴検索システムは,このアプリ部5bの処理動作を主体として以下のように商品の靴に関する情報提供を実施する。
【0045】
処理を開始した当初のアプリ部5bは,まず,モニタ6に初期画面を表示させる(図5中のステップS1)。初期画面は,図1におけるモニタ6の画面中にあるように“靴もしくはお探しの靴のサンプルを台の上に置いてください。”との案内表示がなされている画面である。本婦人靴検索システムを利用しようとするユーザの来店客に対しては,この案内表示と上述したレイアウト表示シート4の案内によってサンプル1等の物をRFIDリーダ3上に置くよう促されるが,まだ何もRFIDリーダ3上に置かれていない当初の初期画面では,図1中にあるように“・スタイルは何にしますか?”,“・色は何にしますか?”,“・材質は何にしますか?”及び“・サイズは何cmでしょうか?”との表示も行い,これによってサンプル1のスタイルサンプル13等を置くよう促している。
【0046】
アプリ部5bは,続いてタグID読取部5aからタグID群を受信し(ステップS2),そのタグID群がダミータグIDのみであるか否かを判断する(ステップS3)。RFIDタグが貼付された物がRFIDリーダ3上に何も置かれていないときは,読み取られるタグIDがないので,上述したようにタグID読取部5aからはダミータグIDのみが供給される。したがって,アプリ部5bは,受信したタグID群がダミータグIDのみであるか否かを判断することにより,RFIDリーダ3が何も置かれていない状態であるか否か(換言すれば,サンプル1等の何らかの物が置かれているか否か)を監視している。
これにより,タグID群がダミータグIDのみである場合には,モニタ6の表示は当初の初期画面とし(既に当初の初期画面が表示されているのであれば,その画面表示を維持し),再びタグID読取部5aからタグID群を受信して同様の判断を繰り返す(ステップS3での判断結果が“YES”の場合にはステップS4に進み,再びステップS2に戻ってステップS3へと進む。)。処理の開始当初で未だ何もRFIDリーダ3上に置かれていないうちは,アプリ部5bが順次受信するタグID群をダミータグIDのみと判断し続け,モニタ6では当初の初期画面の表示が維持される(ステップS3での判断結果が“YES”のままでステップS2,S3及びS4の処理が繰り返される。)。
【0047】
今,来店客Xがサンプル1等の何らかの物をRFIDリーダ3上に置いたとすると,そのタグIDが読み取られてタグID読取部5aからダミータグIDのみでないタグID群がアプリ部5bに供給される。これにより,アプリ部5bは,受信したタグID群がダミータグIDのみでないと判断し(ステップS3での判断結果が“NO”となり),そのタグID群が前回受信したタグID群と同一であるか否かを判断する(ステップS5)。
【0048】
受信したタグID群が前回受信したタグID群と同一であるということは,RFIDリーダ3上に置かれている物が前回のタグID群受信時と変わっていないということであり,同一でないということは,何らかの物が新たに置かれたり取り去られたりしたということである。したがって,アプリ部5bは,受信したタグID群が前回のタグID群と同一であるか否か,すなわち,タグID群に差分が発生したか否かを判断することにより,RFIDリーダ3上の物の変動を監視している。これにより,アプリ部5bは,受信したタグID群が前回のタグID群と同一でない場合(ステップS5での判断結果が“NO”である場合)には,その差分のタグID群等を基に現在の画面(システム)の状態毎の処理を実施し(ステップS6),同一である場合(ステップS5での判断結果が“YES”である場合)には,タグID群を受信する上記ステップS2の処理へと戻り,前回と同一のタグID群についての処理を重ねて行うことはしない。現時点では,前回までのタグID群がダミータグIDのみだったので,今回のタグID群は前回のタグID群と同一でないと判断され,アプリ部5bは,現在の画面(システム)の状態毎の処理を実施する(ステップS5での判断結果が“NO”となってステップS6に進む。)。
【0049】
現在の画面(システム)の状態毎の処理とは,本婦人靴検索システムの動作状態を表象するモニタ6の画面表示の各状態に応じた処理であり,上述のようにタグID群に差分が生じたときに図5中のステップS6で実施される(以下,このステップS6で実施する処理を「現画面状態毎の処理」という。)。図6?図10のフローチャートは,その現画面状態毎の処理の手順を示したものとなっている。アプリ部5bは,これら図6?図10の手順により,図5中のステップS6に至った時点でのモニタ6の画面表示状態に応じた処理を実行する。
【0050】
現画面状態毎の処理では,まず,モニタ6が初期画面の表示状態であるか否かを判断する(図6中のステップS10。モニタ6の表示はアプリ部5bが制御しているので,モニタ6で如何なる画面が表示されているかはアプリ部5bで判断することができる。)。現時点では,モニタ6の表示は当初の初期画面のままなので,アプリ部5bは,モニタ6が初期画面の表示状態であると判断し(ステップS10での判断結果が“YES”となり),次いで種別が展示靴のタグIDがあるか否かを判断する(ステップS11)。【0051】
初期画面においては,“靴もしくはお探しの靴のサンプルを台の上に置いてください。”との案内表示にあるように,RFIDリーダ3上に展示靴かサンプル1のいずれかが置かれることが予定されている。そこで,上記来店客Xが置いた物がサンプル1中のいずれかであったとすると,アプリ部5bは,そのタグIDが対応するタグIDテーブル中の種別を参照し,それがサンプルであることから展示靴のタグIDはないものと判断し(ステップS11での判断結果は“NO”となり),次いで種別がサンプルのタグIDがあるか否かを判断する(ステップS12)。サンプルのタグIDがある場合(ステップS12での判断結果が“YES”の場合)には,そのタグIDが対応するタグIDテーブル中の属性及び属性内IDに基づいて属性毎のテーブルから値を読み出す(ステップS13)。したがって,来店客Xが置いたサンプル1中の物により,アプリ部5bは,サンプルのタグIDがあると判断して対応属性のテーブルから値を読み出す。なお,種別がサンプルのタグIDがない場合(ステップS12での判断結果が“NO”である場合)には,初期画面の表示状態とは無関係な展示靴やサンプル1でない物が置かれたことになるので,アプリ部5bは特に処理を行わずにそのまま現画面状態毎の処理を終了し,図5中でのステップS6からステップS2の処理へと戻る。
【0052】
属性毎のテーブルから値を読み出したアプリ部5bは,スタイル,色,材質及びサイズの全属性が揃っているか否か,すなわち,これらの全属性についてそれぞれ1つ以上の値が読み出されているか否かを判断する(ステップS14)。RFIDリーダ3上に置かれたサンプル1中の物については,上記ステップS13の処理によって属性毎のテーブルから値が読み出されているので,このアプリ部5bの判断により,スタイルサンプル13,色サンプル12,材質サンプル11及びサイズサンプル10のそれぞれのうちから少なくとも1つ以上の物が現時点でRFIDリーダ3上に置かれているか否かが判断される。来店客Xがサンプル1中の全属性に係る物を未だ置いていないとすると,アプリ部5bは,全属性が揃っていないと判断し(ステップS14での判断結果が“NO”となり),既に読み出されている値から属性値が指定された初期画面をモニタ6に表示させる(ステップS15)。
【0053】
ここにいう属性値が指定された初期画面とは,例えば色が赤である等,既に読み出されている値が含まれる属性(スタイル,色,材質ないしサイズ)について,その値が示す個々の物に係る情報(パンプス,赤,革ないし23.5等)が表示された画面である。図11は,パンプスのスタイルサンプル13,赤の色サンプル12,エナメルの材質サンプル11及び23.0cmのサイズサンプル10がRFIDリーダ3上に置かれ,それぞれについて値が読み出されてモニタ6に属性値が指定された初期画面が表示されている様子を示した図である。それぞれの置かれた物に対応して“・スタイル パンプス”,“・色 赤”と赤の色サンプル12の画像,“・材質 エナメル”及び“・サイズ 23.0”の表示がなされており,来店客がRFIDリーダ3上に置いたサンプル1が画面に反映されることになる。ただし,属性値が指定された初期画面は,全属性が揃っていないとき(ステップS14での判断結果が“NO”のとき)になされるので,図示のように全属性について属性値が指定された初期画面は通常は表示されない(説明の便宜上の例示である。全属性が揃うと後述の処理によってモニタ6の表示は変更される。しかし,その変更の直前まで図示のような表示をすることは可能である。)。サンプル1中の物が何も置かれていない属性については,上記当初の初期画面中にあるような表示を行うこととし,例えば,パンプスのスタイルサンプル13と23.0cmのサイズサンプル10だけがRFIDリーダ3上に置かれている場合では,“・スタイル パンプス”,“・色は何にしますか?”,“・材質は何にしますか?”及び“・サイズ 23.0”のような表示を属性値が指定された初期画面としてモニタ6に表示させる。」

コ 「【0067】
一方,モニタ6が検索結果画面の表示状態であるときに3D映像操作プレート20の“表示”プレートが置かれると,上述した“次へ”プレートが置かれた時と同様に種別が操作の差分タグIDがあることになるので,アプリ部5bは,そのタグIDが対応するタグIDテーブル中の属性及び属性内IDに基づいて属性毎のテーブルから値を読み出し(ステップS21),“A”以下の処理を開始する。この場合,アプリ部5bは,属性が3D映像で値が“表示”のタグIDがあると判断し(ステップSA1での判断結果が“YES”となり),次いで属性が3D映像で値が“回転停止”のタグIDがあるか否かを判断する(ステップSA3)が,そのタグIDはないと判断し(ステップSA3での判断結果は“NO”となり),モニタ6に選択枠の靴に該当する3D映像画面を表示させ,その3D映像を回転させる(ステップSA4)。
【0068】
したがって,来店客Xが上記図13に示したように選択枠を検索結果画面中央の靴に合わせ,その靴の形等を3D映像でよく見てみたいと思ったときには,図14中の左側に示したように3D映像操作プレート20の“表示”プレートを置くと,同図中右側に示したように当該靴の3D映像がポップアップし,破線白抜矢印で示したように回転して表示される。これにより,来店客Xは,その靴についてのより詳細な映像を見ることができる。」

2 引用発明

上記1の引用文献1の,特に下線を付加した記載に着目すると,引用文献1には,以下の発明(以下,「引用発明」という。)が記載されていると認められる。

「婦人靴検索システムであって,
婦人靴検索システムは,サンプル1,操作プレート2,RFIDリーダ3,レイアウト表示シート4,コンピュータ5,モニタ6及び商品検索台7を有し,婦人靴を販売する店舗において来店客に商品の靴に関する情報提供を行うものであり,
サンプル1は,本婦人靴検索システムでの情報検索において指定できる各検索条件を来店客に連想させるメタファ(隠喩)となる物に,RFIDタグ(ないしIC(integrated circuit)タグ)を付したものであり,それぞれの検索条件を連想させる各物毎に予め当該各物を識別する識別情報のタグIDが割り当てられ,そのタグIDを記憶したRFIDタグが付されたもの(RFIDタグが貼付,添付ないし内蔵等されたもの)となっており,
操作プレート2は,本婦人靴検索システムに対して行うことができる各操作を来店客に連想させるメタファとなる物に,RFIDタグ(ないしICタグ)を付したものであり,それぞれの操作を連想させる各物毎に予め当該各物を識別する識別情報のタグIDが割り当てられ,そのタグIDを記憶したRFIDタグが付されたもの(RFIDタグが貼付,添付ないし内蔵等されたもの)となっており,3D映像操作プレート20としては,“表示”の文字が示された“表示”プレートと“回転停止”の文字及び図示の回転矢印が示された“回転停止”プレートが用意されており,移動操作プレート21としては,“次へ”の文字及び三角形の右方向指示マークが示された“次へ”プレートと“前へ”の文字及び三角形の左方向指示マークが示された“前へ”プレートが用意されており,これらの“表示”プレート,“回転停止”プレート,“次へ”プレート,“前へ”プレートは,実際に触れることができる有体物であって,それぞれ表示,回転停止,次へ,前へといった操作のメタファとなる物になっており,個々のプレートを識別するためのRFIDタグがそれぞれの裏面等の所定箇所に貼付されており,
RFIDリーダ3は,その上の読取領域に置かれたRFIDタグに記憶されている情報を読み取るRFIDの読取手段であり,コンピュータ5と接続されており,
レイアウト表示シート4は,RFIDリーダ3上に置かれた紙製等のシートであり,RFIDリーダ3上に置く物の案内をする所定のレイアウト表示がなされており,“探したい靴のサンプル”と示された四角形状の枠が表示され,その枠内にそれぞれ“色”,“スタイルまたは靴”,“サイズ”,“材質”と示された四角形状の4つの枠が表示されており,これにより,上述した色サンプル12,スタイルサンプル13,サイズサンプル10,材質サンプル11をそれぞれ図中の破線矢印で示したように“色”,“スタイルまたは靴”,“サイズ”,“材質”の枠内に置くよう案内しており,探したい靴のサンプル”の枠の下に“操作”と示された四角形状の枠が表示され,その枠内にそれぞれ“3D映像”,“移動”と示された四角形状の2つの枠が表示され,これにより,3D映像操作プレート20,移動操作プレート21をそれぞれ “3D映像”,“移動”の枠内に置くよう案内しており,
コンピュータ5は,本婦人靴検索システムによる情報提供を実施するためのプログラムがインストールされているパーソナル・コンピュータ等の電子計算機であり,タグID読取部5a,アプリ部5b及び記憶部5cを有し,モニタ6と接続されており,
タグID読取部5aは,RFIDリーダ3に対してRFIDタグのタグIDを読み取らせるタグ読取コマンドを送信し,RFIDリーダ3から読み取ったタグID群を受信し,アプリ部5bに対してタグID群を供給しており,ここで,アプリ部5bに供給するタグID群(“(3)タグID群”)の形式は,‘タグID,タグID,…,ダミータグID’とし,1回に読み取られたタグID群の区切りを示す所定のダミータグIDを付加したものであり,
アプリ部5bは,読み取られたタグIDと記憶部5c中の情報に基づいてモニタ6の表示制御等を行うアプリケーション・プログラムの実行処理部であり,
記憶部5cは,コンピュータ5にインストールされたプログラムのファイルやそのプログラムによって取り扱われる種々の情報のデータ・ファイル等が格納されている記憶手段であり,各タグIDと当該各タグIDが割り当てられた物に関する情報との対応関係を表したタグIDテーブルや商品の靴に関する情報のデータベース等のファイルが予め記憶されており,
タグIDテーブルは,それぞれのタグID毎に対応する種別,属性及び属性内IDが記憶されたものとなっており,タグIDをキーとして参照され,属性内IDは,そのタグIDが割り当てられた物が該当する属性の中でユニークな任意のIDであり,各属性に含まれる個々の物に対しては,当該各属性内において他の物と識別するIDが属性内IDとして予め割り当てられており,その属性内IDが個々の物のタグIDに対応する属性内IDとして予め記憶されており,
属性毎のテーブルは,かかる属性内ID毎に,対応する個々の物に係る情報が記憶されたものであり,
操作の各属性については,3D映像のそれぞれの属性内IDに対応する“表示”等を示す値が記憶された3D映像テーブル,及び移動のそれぞれの属性内IDに対応する“次へ”等を示す値が記憶された移動テーブルがあり,すなわち,操作の各属性においては,それぞれの属性内IDが対応する個々の物に係る情報として,その物がメタファとなっていて指定する具体的な個々の操作が記憶されており,
記憶部5cには,商品コードDB中の各商品コードに対応する静止画像ファイル名及び3D映像ファイル名の静止画像ファイル及び3D映像ファイルも記憶されており,これらの情報が当該アプリケーション・プログラムを実行するアプリ部5bの処理で利用され,モニタ6の表示が制御されており,
モニタ6は,そのアプリ部5bによる制御の下で画面上に所定の情報表示をする液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の表示手段であり,
婦人靴検索システムにおいて,アプリ部5bがモニタ6の表示制御等を行う処理の手順において,
アプリ部5bは,まず,モニタ6に初期画面を表示させ,初期画面は,モニタ6の画面中に“靴もしくはお探しの靴のサンプルを台の上に置いてください。”との案内表示がなされている画面であり,
ユーザの来店客に対しては,この案内表示と上述したレイアウト表示シート4の案内によってサンプル1等の物をRFIDリーダ3上に置くよう促され,
アプリ部5bは,続いてタグID読取部5aからタグID群を受信し,タグIDが対応するタグIDテーブル中の属性及び属性内IDに基づいて属性毎のテーブルから値を読み出し,読み出されている値から属性値が指定された初期画面をモニタ6に表示させ,ここにいう属性値が指定された初期画面とは,例えば色が赤である等,既に読み出されている値が含まれる属性(スタイル,色,材質ないしサイズ)について,その値が示す個々の物に係る情報(パンプス,赤,革ないし23.5等)が表示された画面であり,
モニタ6が検索結果画面の表示状態であるときに3D映像操作プレート20の“表示”プレートが置かれると,アプリ部5bは,そのタグIDが対応するタグIDテーブル中の属性及び属性内IDに基づいて属性毎のテーブルから値を読み出し,属性が3D映像で値が“表示”のタグIDがあると判断し,次いで属性が3D映像で値が“回転停止”のタグIDがあるか否かを判断し,モニタ6に選択枠の靴に該当する3D映像画面を表示させ,その3D映像を回転させ,
来店客Xが検索結果画面中央の靴に合わせ,その靴の形等を3D映像でよく見てみたいと思ったときに,3D映像操作プレート20の“表示”プレートを置くと,当該靴の3D映像がポップアップし,回転して表示され,来店客Xは,その靴についてのより詳細な映像を見ることができる
表示制御処理手順。」

第5 対比・判断

1 本願発明1について

(1)対比

本願発明1と引用発明とを対比すると,次のことが認められる。

ア 引用発明は,「婦人靴検索システムにおいて,アプリ部5bがモニタ6の表示制御等を行う処理の手順において,」「モニタ6が検索結果画面の表示状態であるときに3D映像操作プレート20の“表示”プレートが置かれると,アプリ部5bは,そのタグIDが対応するタグIDテーブル中の属性及び属性内IDに基づいて属性毎のテーブルから値を読み出し,属性が3D映像で値が“表示”のタグIDがあると判断し,次いで属性が3D映像で値が“回転停止”のタグIDがあるか否かを判断し,モニタ6に選択枠の靴に該当する3D映像画面を表示させ,その3D映像を回転させ」ることにより,「来店客Xが検索結果画面中央の靴に合わせ,その靴の形等を3D映像でよく見てみたいと思ったときに,3D映像操作プレート20の“表示”プレートを置くと,当該靴の3D映像がポップアップし,回転して表示され,来店客Xは,その靴についてのより詳細な映像を見ることができる表示制御処理手順」である。

ここで,引用発明において,「靴の3D映像がポップアップし,回転して表示され」ることは,「バーチャルリアリティ」(仮想現実)技術を用いて,表示することに他ならない。

よって,引用発明の「婦人靴検索システム」および「表示制御処理手順」は,それぞれ,本願発明1の「バーチャルリアリティデバィス」および「表示制御方法」に対応するといえる。

したがって,本願発明1と引用発明とは,「バーチャルリアリティデバィスに用いる表示制御方法であ」る点で共通しているといえる。

イ 引用発明では,「サンプル1は,本婦人靴検索システムでの情報検索において指定できる各検索条件を来店客に連想させるメタファ(隠喩)となる物に,RFIDタグ(ないしIC(integrated circuit)タグ)を付したものであり,それぞれの検索条件を連想させる各物毎に予め当該各物を識別する識別情報のタグIDが割り当てられ,そのタグIDを記憶したRFIDタグが付されたもの(RFIDタグが貼付,添付ないし内蔵等されたもの)となっており,」「ユーザの来店客に対しては,この案内表示と上述したレイアウト表示シート4の案内によってサンプル1等の物をRFIDリーダ3上に置くよう促され,」「タグID読取部5aからタグID群を受信し,タグIDが対応するタグIDテーブル中の属性及び属性内IDに基づいて属性毎のテーブルから値を読み出し,読み出されている値から属性値が指定された初期画面をモニタ6に表示させ,ここにいう属性値が指定された初期画面とは,例えば色が赤である等,既に読み出されている値が含まれる属性(スタイル,色,材質ないしサイズ)について,その値が示す個々の物に係る情報(パンプス,赤,革ないし23.5等)が表示された画面であり,モニタ6が検索結果画面の表示状態であるときに3D映像操作プレート20の“表示”プレートが置かれると,アプリ部5bは,そのタグIDが対応するタグIDテーブル中の属性及び属性内IDに基づいて属性毎のテーブルから値を読み出し,属性が3D映像で値が“表示”のタグIDがあると判断し,次いで属性が3D映像で値が“回転停止”のタグIDがあるか否かを判断し,モニタ6に選択枠の靴に該当する3D映像画面を表示させ,その3D映像を回転させ」ている。

ここで,引用発明の「RFIDタグ」は,本願発明1の「近距離無線通信タグ」に相当する。

また,引用発明の「物を識別する識別情報のタグID」は,本願発明1の「表示対象」「を含む制御情報」に相当する。

さらに,引用発明の「3D映像操作プレート20の“表示”プレート」「のタグID」は,本願発明1の「制御タイプ」「を含む制御情報」に相当する。

したがって,本願発明1と引用発明とは,「近距離無線通信タグが検出された場合,前記近距離無線通信タグに予め記憶されている,制御タイプ」「を含む制御情報」と「表示対象とを含む制御情報を取得」している点で共通しているといえる。

ウ 引用発明において,「モニタ6が検索結果画面の表示状態であるときに3D映像操作プレート20の“表示”プレートが置かれると,アプリ部5bは,そのタグIDが対応するタグIDテーブル中の属性及び属性内IDに基づいて属性毎のテーブルから値を読み出し,属性が3D映像で値が“表示”のタグIDがあると判断し,次いで属性が3D映像で値が“回転停止”のタグIDがあるか否かを判断し,モニタ6に選択枠の靴に該当する3D映像画面を表示させ,その3D映像を回転させ」ている。

ここで,引用発明の「3D映像で値が“回転停止”のタグIDがあるか否かを判断し,モニタ6に選択枠の靴に該当する3D映像画面を表示させ,その3D映像を回転させ」ることは,本願発明1の「バーチャルリアリティデバィスにおいて,バーチャルリアリティ画面に表示されるコンテンツを制御するため,前記制御タイプに基づき前記表示対象に対して対応する操作を行うこと」に対応するといえる。

したがって,本願発明1と引用発明とは,「前記バーチャルリアリティデバィスにおいて,バーチャルリアリティ画面に表示されるコンテンツを制御するため,前記制御タイプに基づき前記表示対象に対して対応する操作を行うことと,を含」む点で共通しているといえる。

エ 引用発明において,「3D映像画面を表示させ」る対象となるのは「靴」であり,表示対象となる「靴」は「物を識別する識別情報のタグID」により識別されている。

したがって,本願発明1と引用発明とは,「前記表示対象は,前記制御タイプに対応する識別情報であ」る点で共通しているといえる。

(2)一致点・相違点

本願発明1と,引用発明とは,以下アの点で一致し,以下イの点で相違する。

ア 一致点

「バーチャルリアリティデバィスに用いる表示制御方法であって,
近距離無線通信タグが検出された場合,前記近距離無線通信タグに予め記憶されている,制御タイプを含む制御情報と,表示対象を含む制御情報とを取得することと,
前記バーチャルリアリティデバィスにおいて,バーチャルリアリティ画面に表示されるコンテンツを制御するため,前記制御タイプに基づき前記表示対象に対して対応する操作を行うことと,を含み,
前記表示対象は,前記制御タイプに対応する識別情報である
表示制御方法。」

イ 相違点

(ア) 相違点1

本願発明1では,「前記制御タイプが,デフォルト表示コンテンツの設定制御であり,前記表示対象が,デフォルト表示コンテンツを設定する表示コンテンツ識別情報であ」るのに対して,引用発明では,デフォルト表示コンテンツの設定制御や表示コンテンツ識別情報であるのか否か明らかでない点。

(イ) 相違点2

本願発明1では「前記制御タイプに基づき前記表示対象に対して対応する操作を行うこと,とは,前記表示コンテンツ識別情報を,予め設定されたデフォルト表示コンテンツ属性に割り当てることにより,前記表示コンテンツ識別情報に対応する表示コンテンツをデフォルト表示コンテンツにすることであ」るのに対して,引用発明では,そのような構成が含まれているのか否か明らかでない点。

(ウ) 相違点3

本願発明1では,「前記デフォルト表示コンテンツの設定制御には,複数のタイプがあり,前記複数のタイプには,デフォルトの表示シーンの設定制御,および,デフォルトで表示されるアプリケーションプログラムの設定制御が含まれる」のに対して,引用発明では,そのような構成が含まれているのか否か明らかでない点。

(3)相違点についての判断

事案に鑑みて,まず,相違点3について検討する。

本願発明1の相違点3に係る構成の,特に,「デフォルトで表示されるアプリケーションプログラムの設定制御が含まれる」という構成について,引用文献1には,「近距離無線通信タグに予め記憶されている,制御タイプ」として,「デフォルトで表示されるアプリケーションプログラムの設定制御が含まれる」ことは記載も示唆も無く,当該構成が周知であったとも認められない。

さらに,本願発明1は,上記相違点3に係る構成の内,特に,「近距離無線通信タグに予め記憶されている,制御タイプ」として,「デフォルトで表示されるアプリケーションプログラムの設定制御が含まれる」構成を採用することにより,「近距離無線通信タグに予め記憶されている,制御タイプ」を読み取ることにより,「デフォルトで表示されるアプリケーションプログラムの設定制御」を可能としており,格別の効果を奏する。

よって,相違点3は実質的なものであるから,本願発明1は引用文献1に記載された発明ではない。

また,引用発明に基づいて,当業者は本願発明1の相違点3に係る構成を容易に想到することができない。

エ 小括

したがって,上記相違点1および2について判断するまでもなく,本願発明1は引用文献1に記載された発明ではなく,また,本願発明1は,引用発明に基づいて,当業者が容易に発明できたものであるとはいえない。

2 本願発明2ないし本願発明7について

本願発明2ないし本願発明7は,いずれも,本願発明1と同一の構成を備えるものであるから,本願発明1と同じ理由により,引用文献1に記載された発明ではなく,また,引用発明に基づいて,当業者が容易に発明できたものであるとはいえない。

第6 原査定について

審判請求時の補正により,本願発明1ないし本願発明7は,「近距離無線通信タグに予め記憶されている,制御タイプ」に「デフォルトで表示されるアプリケーションプログラムの設定制御が含まれること」が限定されたものとなっており,本件補正後の本願発明1ないし本願発明7は,原査定において引用された引用文献1に記載された発明ではなく,また,本件補正後の本願発明1ないし本願発明7は,当業者であっても,原査定において引用された引用文献1に記載された発明に基づいて,容易に発明できたものとはいえない。したがって,原査定の理由1および2は,いずれも,維持することはできない。

第7 むすび

以上のとおり,原査定の理由によっては,本願を拒絶することはできない。
また,他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって,結論のとおり審決する。

 
審決日 2021-10-26 
出願番号 特願2018-555914(P2018-555914)
審決分類 P 1 8・ 113- WY (G06F)
P 1 8・ 121- WY (G06F)
最終処分 成立  
前審関与審査官 星野 裕  
特許庁審判長 角田 慎治
特許庁審判官 富澤 哲生
野崎 大進
発明の名称 表示制御方法、システム及びバーチャルリアリティデバィス  
代理人 有馬 百子  
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