• ポートフォリオ機能


ポートフォリオを新規に作成して保存
既存のポートフォリオに追加保存

  • この表をプリントする
PDF PDFをダウンロード
審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 H04W
管理番号 1380771
総通号数
発行国 JP 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2022-01-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2021-03-01 
確定日 2021-12-21 
事件の表示 特願2019−570907「共通のランダムアクセスプリアンブルを使用した接続確立方法」拒絶査定不服審判事件〔平成31年 1月 3日国際公開、WO2019/005608、令和 2年 8月27日国内公表、特表2020−526079、請求項の数(2)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、2018年(平成30年)6月22日(パリ条約による優先権主張外国庁受理 2017年6月30日 米国、2018年3月28日 米国)を国際出願日とする出願であって、その手続の経緯は以下のとおりである。

令和 2年 2月17日 :手続補正書の提出
令和 2年 7月15日付け:拒絶理由通知書
令和 2年 9月10日 :意見書、手続補正書の提出
令和 2年11月24日付け:拒絶査定
令和 3年 3月 1日 :拒絶査定不服審判の請求、手続補正書の提出

第2 原査定の概要
原査定(令和2年11月24日付け拒絶査定)の概要は次のとおりである。
理由5(進歩性):下記の請求項に係る発明は、下記の引用文献に記載された発明に基づいて、その発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下、「当業者」という。)が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

理由5:
・請求項1、2に対して、引用文献1

引用文献等一覧
1.国際公開第2016/154551号(以下、「引用文献1」という。)

第3 本願発明
本願請求項1、2に係る発明(以下、それぞれ「本願発明1」ないし「本願発明2」という。)は、令和3年3月1日にされた手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1、2に記載された事項により特定される発明であり、以下のとおりの発明である。

「 【請求項1】
空中ユーザ装置が、高度閾値を示す情報をネットワークから受信することと、
前記空中ユーザ装置が、前記空中ユーザ装置の高度の値が前記高度閾値に基づく条件を満たすか否かを判断することと、
前記空中ユーザ装置が、前記空中ユーザ装置の高度の値が前記高度閾値に基づく条件を満たすと判断した場合、前記空中ユーザ装置の状態を示す情報を前記ネットワークに送信後、前記ネットワークに含まれるターゲットセルと接続を確立するためのメッセージを前記ターゲットセルに送信すること、を含む方法。
【請求項2】
空中ユーザ装置であって、
高度閾値を示す情報をネットワークから受信する受信部と、
前記空中ユーザ装置の高度の値が前記高度閾値に基づく条件を満たす否かを判断する制御部と、
前記制御部が、前記空中ユーザ装置の高度の値が前記高度閾値に基づく条件を満たすと判断した場合、前記空中ユーザ装置の状態を示す情報を前記ネットワークに送信後、前記ネットワークに含まれるターゲットセルと接続を確立するためのメッセージを前記ターゲットセルに送信する送信部と、を含む空中ユーザ装置。」

第4 引用文献の記載及び引用発明
1 引用発明等
原査定の拒絶の理由に引用された、国際公開第2016/154551号(引用文献1)には、図面と共に以下の事項が記載されている。(下線は当審が付与。)

「[0002] The present disclosure relates generally to unmanned aerial vehicles (UAVs). More particularly, the present disclosure relates to route planning and communication of route detail to UAVs via remote devices and cloud services.」

(当審訳:
[0002] 本開示は一般に無人航空機(UAV)に関する。より具体的に、本開示は、リモート・デバイス及びクラウド・サービスを介するUAVへの経路計画及び経路詳細の通信に関する。)

「[0032] In some embodiments, UAV 110 can be configured to communicate wirelessly with UAV service 140. The wireless communication via one or more networks 122 can be any suitable communication medium, including, for example, cellular, packet radio, GSM, GPRS, CDMA, WiFi, satellite, radio, RF, radio modems, ZigBee, XBee, XRF, XTend, Bluetooth, WPAN, line of sight, satellite relay, or any other wireless data link, and/or some combination thereof.」

(当審訳:
[0032] 一部の実施形態で、UAV110は、UAVサービス140と無線で通信するように構成されうる。1つ以上のネットワーク122を介した無線通信は、例えばセルラ、パケット無線、GSM、GPRS、CDMA、WiFi、衛星、無線、RF、無線モデム、ZigBee、XBee、XRF、XTend、Bluetooth、WPAN、見通し線、衛星リレー又は任意の他の無線データ・リンク及び/又はこれらの何らかの組み合わせを含む任意の適切な通信媒体でありうる。)

「[0072] FIG. 7A is a diagram illustrating an example computing system of an unmanned aerial vehicle, according to some embodiments of the present disclosure. Example UAV computing system 700 includes application processor 702, power source 716, carrier board 720, autopilot device 718, positioning receiver 722, and speed controllers 724. The example UAV computing system 700 is included within the example UAV 600. For example, the application processor 702, autopilot device 718, and other components of UAV computing system are housed within front area portion 614 of UAV 600. Some components of UAV computing system 700 are shown in FIG. 6. For example, power source 716 may correspond to power source 604.
(中略)
[0083] Example computing system 700 further includes redundancy processor 730 and redundancy devices such as a gyroscope, accelerometer, magnetometer, or other inertial navigation sensors 732, altitude sensor 734, and parachute control 736. By further including redundancy devices and a redundancy processor 730 that are independent of other devices of computing system 700 the UAV may further detect and/or initiate emergency procedures such as the deployment of one or more parachutes via parachute control 736. For example, redundancy processor 730 can detect indicators that UAV should initiate an emergency procedure. Example indicators include, but are not limited to, a change in pitch, acceleration, altitude, and/or some combination thereof that triggers an emergency condition. For example, if the UAV is a falling at a speed higher than a trigger threshold then redundancy processor 730 may deploy the parachute. In some embodiments, the redundancy system is designed with double, triple, or any number of redundancy mechanisms and a voting system to determine if the parachute should deploy and/or where to execute any other emergency procedures. An example triple redundancy system is as follows: if one of three indicators is beyond a threshold, such as an indicator that the vehicle is falling at a speed higher than a trigger threshold, and the other two indicators are showing lower speed, the redundancy system will avoid a false positive and not trigger. In response to a detection of an emergency situation, example redundancy processor 730 stops power to the motors and/or speed controllers of the UAV and deploys the one or more parachutes of the UAV. A redundancy system as illustrated may be an important piece of safety equipment to ensure that if there is a hardware and/or software failure the redundancy system can limit the danger to the vehicle itself and for people and/or things below.」

(当審訳:
[0072] 図7Aは、本開示の一部の実施形態に従う無人航空機の例示のコンピューティング・システムを説明する略図である。例示のUAVコンピューティング・システム700は、アプリケーション・プロセッサ702、電源716、キャリアボード720、自動操縦デバイス718、ポジショニング受信機722及びスピート・コントローラ724を含む。例示のUAVコンピューティング・システム700は、例示のUAV600内に含まれる。例えば、アプリケーション・プロセッサ702、自動操縦デバイス718及びUAVコンピューティング・システムの他のコンポーネントは、UAV600の前エリア部614内に収容される。UAVコンピューティング・システム700の一部のコンポーネントが図6に示される。例えば、電源716は、電源604に対応してもよい。
(中略)
[0083] 例示のコンピューティング・システム700は、冗長プロセッサ730と、ジャイロスコープ、加速度計、磁力計又は他の内部ナビゲーション・センサ732、高度センサ734及びパラシュート制御736のような冗長デバイスとを更に含む。コンピューティング・システム700の他のデバイスとは独立した冗長デバイス及び冗長プロセッサ730を更に含むことによって、UAVはパラシュート制御736を介して1つ以上のパラシュートの展開のような緊急手続きを更に検出及び/又は開始してもよい。例えば、冗長プロセッサ730は、UAVが緊急手続きを開始すべきであることのインジケータを検出できる。例示のインジケータは、ピッチ、加速、高度及び/又は緊急状況を引き起こすこれらの何らかの組みあわせの変化を含むがこれに限定されない。例えば、UAVがトリガ閾値よりも高い速度で落下しているならば、冗長プロセッサ730はパラシュートを展開してもよい。一部の実施形態で、冗長システムは、2重、3重、又は任意の数の冗長機構と、パラシュートを展開すべきか及び/又は任意の他の緊急手続きを実行するかを判定するための投票システムとで設計されてもよい。例示の3重冗長システムは、以下の通りである。機体がトリガ閾値よりも高い速さで落下中であることのインジケータのような3つのインジケータのうちの1つが閾値よりも下であり、他の2つのインジケータがより遅い速さを示しているならば、冗長システムは擬陽性を回避し、引き起こさない。緊急状況の検出に応答して、例示の冗長プロセッサ730は、UAVのモータ及び/又はスピード・コントローラへの電力を止め、UAVの1つ以上のパラシュートを展開する。説明される冗長システムは、ハードウェア及び/又はソフトウェアの故障が存在する場合に冗長システムが機体自体、下にある人及び/又は物への危険を制限できることを保証する安全機器の重要部分であってもよい。)

「[0088] At block 770, application processor 702 optionally transmits data to UAV service 140, as described in detail herein. For example, sensor data is transmitted for storage in tracking data store 190. As described herein, tracking data in tracking data store 190 may be used by UAV service 140 for predictive maintenance and/or determining trends from the tracking data. In some embodiments, application processor 702 transmits data indicating that one or more emergency procedures have been executed, such as landing, slowing, or the deployment of a parachute.」

(当審訳:
[0088]ブロック770で、アプリケーション・プロセッサ702は、オプションで、本書に詳細に記載されるように、UAVサービス140へデータを送信する。例えば、追跡データ・ストア190内の記憶のためにセンサ・データが送信される。本書に記載されるように、追跡データ・ストア190内の追跡データは、予防保守のために及び/又は追跡データから傾向を決定するためにUAVサービス140によって用いられてもよい。一部の実施形態で、アプリケーション・プロセッサ702は、着陸、減速又はパラシュートの展開のような1つ以上の緊急手続きが実行されたことを示すデータを送信する。)

上記記載及び当業者の技術常識を考慮すると、次のことがいえる。

(1)上記段落2には「本開示は一般に無人航空機(UAV)に関する。」と記載されているから、引用文献1は、「無人航空機(UAV)に関する」ことが記載されるものであって、上記段落72には、「例示のUAVコンピューティング・システム700は、アプリケーション・プロセッサ702・・・を含む。例示のUAVコンピューティング・システム700は、例示のUAV600内に含まれる。」こと、段落83には、「例示のコンピューティング・システム700は、冗長プロセッサ730と・・・を更に含む。」と記載されているから、引用文献1には、「UAV(無人航空機)内に含まれるUAVコンピューティング・システムは、アプリケーション・プロセッサ、冗長プロセッサを含む」ことが記載されている。
(2)上記段落83には「コンピューティング・システム700の他のデバイスとは独立した冗長デバイス及び冗長プロセッサ730を更に含むことによって、・・・緊急手続きを更に検出及び/又は開始してもよい。・・・冗長プロセッサ730は、UAVが緊急手続きを開始すべきであることのインジケータを検出できる。例示のインジケータは、ピッチ、加速、高度及び/又は緊急状況を引き起こすこれらの何らかの組みあわせの変化を含むがこれに限定されない。」と記載されているから、引用文献1には「コンピューティング・システム700は、独立した冗長プロセッサ730を含むことによって、UAVが緊急手続きを開始すべきであることのインジケータを検出でき、例示のインジケータは、ピッチ、加速、高度及び/又は緊急状況を引き起こすこれらの何らかの組みあわせの変化を含む」こと、すなわち「コンピューティング・システムは、UAVが緊急手続きを開始すべきであることの高度インジケータを検出できる」ことが記載されている。
(3)上記段落88には「アプリケーション・プロセッサ702は、オプションで、本書に詳細に記載されるように、UAVサービス140へデータを送信する。・・・一部の実施形態で、アプリケーション・プロセッサ702は、・・・1つ以上の緊急手続きが実行されたことを示すデータを送信する。」と記載されているから、引用文献1には、「アプリケーション・プロセッサは、緊急手続きが実行されたことを示すデータをUAVサービスへ送信する」ことが記載されている。
(4)上記段落32には、「UAV110は、UAVサービス140と無線で通信するように構成されうる。1つ以上のネットワーク122を介した無線通信は、例えばセルラ、パケット無線、GSM・・・を含む任意の適切な通信媒体でありうる。」と記載されているから、引用文献1には、「UAVは、セルラネットワークを介してUAVサービスと無線で通信する」ことが記載されている。
(5)そして、上記(1)ないし(4)から、引用文献1は、無人航空機(UAV)に関するものであって、UAV内に含まれるUAVコンピューティング・システムは、UAVが緊急手続きを開始すべきであることの高度インジケータを検出でき、緊急手続きが実行されたことを、UAVサービスへデータをセルラネットワークを介して送信する方法が記載されたものであるといえる。すなわち、引用文献1は、「UAVのデータ送信方法」が記載されている。

したがって、以上を総合すると、引用文献1には、以下の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されていると認められる。

「UAV(無人航空機)内に含まれるUAVコンピューティング・システムは、アプリケーション・プロセッサ、冗長プロセッサを含むものであって、
コンピューティング・システムは、UAVが緊急手続きを開始すべきであることの高度インジケータを検出でき、
アプリケーション・プロセッサは、緊急手続きが実行されたことを示すデータをUAVサービスへ送信するものであって、
UAVは、セルラネットワークを介してUAVサービスと無線で通信する
UAVのデータ送信方法。」

第5 対比・判断
1.本願発明1について
(1)対比
本願発明1と引用発明とを対比すると、以下のことがいえる。

引用発明の「UAV(無人航空機)」は、該UAV(無人航空機)がセルラネットワークを介して無線で通信するものであり、UAVは航空機であるから空中で使用されることは自明であるから、本願発明1の「空中ユーザ端末」に相当する。そして、引用発明の
「UAV(無人航空機)」は、緊急手続きを開始すべきであることの高度インジケータを検出できるものであるから、UAVが高度の値を検出し何らかの条件を満たすか否かを判断して緊急手続きを開始していることは明らかである。
そうすると、本願発明1と引用発明は、「空中ユーザ装置が、前記空中ユーザ装置の高度の値が条件を満たすか否かを判断する」点で共通する。

引用発明の「セルラネットワーク」は本願発明1の「ネットワーク」に含まれ、引用発明の「UAV(無人航空機)」は、上記に記載したとおり、高度の値が条件を満たすか否かの判断を行うものである。そして、UAVのアプリケーション・プロセッサが、セルラネットワークを介してUAVサービスへ送信する緊急手続きが実行されたことを示すデータとは、UAVが緊急手続きを行う必要のある状態となったことを示す情報、すなわち、UAVの状態を示す情報であるともいえるから、引用発明は、UAVの高度の値が条件を満たすと判断した場合、UAVの状態を示す情報をネットワークに送信するものであるといえる。
そうすると、本願発明1と引用発明は、「空中ユーザ装置が、前記空中ユーザ装置の高度の値が条件を満たすか否かを判断した場合、空中ユーザ装置の状態を示す情報をネットワークに送信する」点で共通する。

そして、上記のとおり、引用発明は、「空中ユーザ装置が、前記空中ユーザ装置の高度の値が条件を満たすか否かを判断する」ことと、「空中ユーザ装置が、前記空中ユーザ装置の高度の値が条件を満たすか否かを判断した場合、空中ユーザ装置の状態を示す情報をネットワークに送信する」こととを含む、UAVのデータ送信方法であるから、本願発明1と引用発明とは、「空中ユーザ装置が、前記空中ユーザ装置の高度の値が条件を満たすか否かを判断することと、前記空中ユーザ装置が、前記空中ユーザ装置の高度の値が条件を満たすか否かを判断した場合、前記空中ユーザ装置の状態を示す情報をネットワークに送信すること、を含む方法。」という点で共通する。

以上を総合すると、本願発明1と引用発明とは、以下の点で一致し、また、相違している。

(一致点)
「空中ユーザ装置が、前記空中ユーザ装置の高度の値が条件を満たすか否かを判断することと、
前記空中ユーザ装置が、前記空中ユーザ装置の高度の値が条件を満たすか否かを判断した場合、前記空中ユーザ装置の状態を示す情報をネットワークに送信すること、を含む方法。」

(相違点1)
本願発明1の空中ユーザ装置は、「高度閾値を示す情報をネットワークから受信」し、「高度の値が高度閾値に基づく条件を満たす否かを判断する」のに対し、引用発明においては、当該発明特定事項が特定されていない点。

(相違点2)
本願発明1の方法においては「前記空中ユーザ装置の高度の値が条件を満たすか否かを判断した場合、前記空中ユーザ装置の状態を示す情報をネットワークに送信後、ネットワークに含まれるターゲットセルと接続を確立するためのメッセージをターゲットセルに送信する」のに対し、引用発明においては、当該発明特定事項が特定されていない点。

(2)進歩性(特許法第29条第2項)についての判断
事案に鑑み、まず、相違点2について検討する。
相違点2に係る本願発明1の方法において「前記空中ユーザ装置の高度の値が条件を満たすか否かを判断した場合、前記空中ユーザ装置の状態を示す情報をネットワークに送信後、ネットワークに含まれるターゲットセルと接続を確立するためのメッセージをターゲットセルに送信する」という発明特定事項は、引用文献1には記載も示唆もされていない。さらに、空中ユーザ装置の通信分野において周知技術であるともいえない。
よって、当業者といえども、引用発明において、上記相違点2に係る「空中ユーザ装置の状態を示す情報をネットワークに送信後、ネットワークに含まれるターゲットセルと接続を確立するためのメッセージをターゲットセルに送信する」ものとすることは、容易に想到し得たとはいえない。
したがって、上記相違点1について判断するまでもなく、本願発明1は、当業者であっても、引用発明に基づいて容易に発明をすることができたものであるとはいえない。

2.本願発明2について
本願発明2は、本願発明1に記載の方法を空中ユーザ装置として記載したものであって、上記1.で説示した相違点に係る本願発明1の発明特定事項を少なくとも備えるものであるから、本願発明1と同じ理由により、当業者であっても引用発明に基づいて容易に発明をすることができたものであるとはいえない。

第6 原査定について
1.理由(特許法第29条第2項)について
令和3年3月1日にされた手続補正により、本願発明1及び2は少なくとも「前記空中ユーザ装置の高度の値が条件を満たすか否かを判断した場合、前記空中ユーザ装置の状態を示す情報をネットワークに送信後、ネットワークに含まれるターゲットセルと接続を確立するためのメッセージをターゲットセルに送信する」という発明特定事項を備えるものであることから、上記「第5」のとおり、当業者であっても、原査定において引用された引用文献1に記載された発明に基づいて、容易に発明をすることができたものとはいえない。
したがって、原査定の理由を維持することはできない。

第7 むすび
以上のとおり、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2021-11-30 
出願番号 P2019-570907
審決分類 P 1 8・ 121- WY (H04W)
最終処分 01   成立
特許庁審判長 中木 努
特許庁審判官 本郷 彰
森田 充功
発明の名称 共通のランダムアクセスプリアンブルを使用した接続確立方法  
代理人 キュリーズ特許業務法人  

プライバシーポリシー   セキュリティーポリシー   運営会社概要   サービスに関しての問い合わせ