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審決分類 審判 全部申し立て 1項3号刊行物記載  E04B
審判 全部申し立て 2項進歩性  E04B
管理番号 1384216
総通号数
発行国 JP 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2022-05-27 
種別 異議の決定 
異議申立日 2021-10-05 
確定日 2022-01-08 
異議申立件数
事件の表示 特許第6858296号発明「簡易建物」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第6858296号の請求項1に係る特許を維持する。 
理由 第1 手続の経緯
特許第6858296号の請求項1に係る特許についての出願は、令和2年1月31日に出願した特願2020−15632号の一部を、特願2020−143823号として令和2年8月27日に新たな特許出願としたものであって、令和3年3月25日にその特許権の設定登録がされ、同年4月14日に特許掲載公報が発行された。その後、その特許に対し、令和3年10月5日に特許異議申立人 加藤 浩志(以下「申立人」という。)は、特許異議の申立てを行った。

第2 本件発明
特許第6858296号の請求項1に係る発明(以下「本件発明」という。)は、その特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される次のとおりのものである。

「【請求項1】
妻垂木カバーとカバー取付具とを備え、妻垂木カバーは、上面カバー部と側面カバー部とを有しており、上面カバー部は、妻垂木の上面側に位置しており、側面カバー部は、妻垂木の側面側に位置しており、カバー取付具は、妻垂木カバーの上面カバー部の仮置き部を有し、妻垂木の側面に取付けられており、カバー取付具の側面と妻垂木カバーの側面カバー部との間には弾性係合部が形成されており、妻垂木カバーは、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に弾性係合により取付けられていることを特徴とする簡易建物。」

第3 申立理由の概要
申立人が特許異議申立書(以下「申立書」という。)において主張する申立理由の要旨は、次のとおりである。
1 申立理由1(新規性及び進歩性:甲第1号証を主引用例とするもの)
本件発明は、甲第1号証に記載された発明であって、特許法第29条第1項第3号に該当し特許を受けることができないものであるから、本件発明に係る特許は、同法第29条第1項第3号の規定に違反してされたものである。
また、本件発明は、甲第1号証に記載された発明及び甲第2号証ないし甲第4号証に示される周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本件発明に係る特許は、同法第29条第2項の規定に違反してされたものである。
よって、本件発明の特許は、同法第113条第2号に該当するから、取り消されるべきものである。(申立書第10〜18頁)

2 申立理由2(進歩性:甲第2号証を主引用例とするもの)
本件発明は、本件特許の出願前に頒布された甲第2号証に記載された発明及び甲第1号証、甲第5号証及び甲第6号証に示される周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本件発明に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものであり、同法第113条第2号に該当するから、取り消されるべきものである。(申立書第19〜24頁)

3 申立理由3(進歩性:甲第5号証を主引用例とするもの)
本件発明は、本件特許の出願前に頒布された甲第5号証に記載された発明及び甲第1号証ないし甲第4号証に示される周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本件発明に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものであり、同法第113条第2号に該当するから、取り消されるべきものである。(申立書第25〜29頁)

4 申立理由4(進歩性:甲第6号証を主引用例とするもの)
本件発明は、本件特許の出願前に頒布された甲第6号証に記載された発明及び甲第1号証ないし甲第5号証に示される周知技術に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本件発明に係る特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してされたものであり、同法第113条第2号に該当するから、取り消されるべきものである。(申立書第30〜34頁)

5 申立理由5(明確性
本件発明は、発明が不明確であるから、本件発明についての特許は、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしていない特許出願に対してされたものであり、その発明に係る特許は、同法第113条第4号に該当し、取り消されるべきものである(申立書第35頁第1〜8行)。

第4 証拠について
1 証拠一覧
申立人が提出した特許異議申立書に添付された証拠は、以下のとおりである。
甲第1号証:YKK AP株式会社、「組立・施工説明書 木調ガーデンルームタイプ用カバー ソラリア テラス囲い」、2019年1月
甲第2号証:特開2006−161451号公報
甲第3号証:特開2019−148077号公報
甲第4号証:特開平5−179770号公報
甲第5号証:実願平3−426号
(実開平4−94023号)のマイクロフィルム
甲第6号証:特開平7−243245号公報
(以下、各甲号証をその番号により「甲1」等と呼ぶことがある。)

2 各証拠の記載
(1)甲1
ア 甲1の記載事項
甲1には、以下の事項が記載されている。(下線は当審で付した。以下同様。)
(ア)「組立・施工説明書 木調ガーデンルームタイプ用カバー ソラリア テラス囲い」(表紙)

(イ)「組立・施工
妻垂木カバーの取付
1.左右のチリをあわせ、妻垂木アタッチメントを妻垂木に取付けてください。
2.スペーサーのハクリ紙をはがし、なべドリルネジの横に10mm程度はなして貼付けてください。」(第8頁)

(ウ)2.の説明の下の図面は以下のとおり。


」(第8頁)
上記(イ)の記載を踏まえると、上記図面からは、妻垂木アタッチメントは、なべドリルねじで妻垂木の側面に取付けられることが看取される。

(エ)「3.妻垂木カバーを妻垂木アタッチメントに取付けてください。」(第8頁)

(オ)3.の説明の下の図面は以下のとおり(四角囲いは申立人が付した。)。


」(第8頁)
下記(カ)の記載を踏まえると、上記図面からは、妻垂木カバーは、妻垂木の側面側に位置する側面カバー部と、側面カバー部の下端部から内横方向に突出する下横片と側面カバー部の上端部から内横方向に突出する上横片を有しており、下横片は先端に鉤状部を有しており、
妻垂木アタッチメントは、妻垂木アタッチメントの下端部から内横方向に突出するヒレを有するとともに、当該ヒレに妻垂木カバーの下横片の鉤状部を引っかけて留めるときに妻垂木カバーの上横片の突出端部が係合支持される係合支持部を有し、
妻垂木カバーは、妻垂木アタッチメントの係合支持部に、妻垂木カバーの上横片の突出端部が係合支持された状態で下横片を回転させてヒレに接近させ、下横片をヒレに引っかけて留めることが看取される。

(カ)「4.妻垂木アタッチメント下部のヒレと妻垂木カバーが確実に引っかかったことを確認してください。」(第8頁)

イ 甲1発明
上記アから、甲1には、以下の発明(以下「甲1発明」という)が記載されていると認められる。
(甲1発明)
「妻垂木アタッチメントを妻垂木に取付け、妻垂木カバーを妻垂木アタッチメントに取付けたテラス囲いであって、
妻垂木カバーは、妻垂木の側面側に位置する側面カバー部と、側面カバー部の下端部から内横方向に突出する下横片と側面カバー部の上端部から内横方向に突出する上横片とを有しており、下横片は先端に鉤状部を有しており、
妻垂木アタッチメントは、妻垂木アタッチメントの下端部から内横方向に突出するヒレを有するとともに、当該ヒレに妻垂木カバーを引っかけて留めるときに妻垂木カバーの上横片の突出端部が係合支持される係合支持部を有し、妻垂木の側面に取付けられ、
妻垂木カバーは、妻垂木アタッチメントの係合支持部に、妻垂木カバーの上横片の突出端部が係合支持された状態で下横片を回転させてヒレに接近させ、下横片をヒレに引っかけて留める、テラス囲い。」

(2)甲2
ア 甲2の記載事項
甲2には、以下の事項が記載されている。
(ア)「【技術分野】
【0001】
本発明は、折り板屋根の鼻先部を見栄えよくカバーすることができる折り板屋根の鼻先部カバー構造に関する。」

(イ)「【背景技術】
【0002】
従来、折り板屋根の鼻先部をカバーするには、波型断面のデッキプレートの谷部に所定のピッチで落ち込み段部を形成し、傾斜面には谷側より山側の巾が狭まる凹部を形成することで彎曲させたデッキプレートを折り板屋根の鼻先部へ連結する構造を採用している。(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】特開昭61?282539号
【0003】
しかしながら、彎曲デッキプレートを折り板屋根の鼻先部へ連結する構造は、折り板の谷部が見えて見栄えがよくないので、谷部を隠すカバーを取り付ける必要が生じて、余分な費用がかかり、しかも、折り板を彎曲させるデッキプレートは、加工が難しいために高価であって、水切りがよくないため錆び易くて耐用年数が短いという問題点がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、前記問題点を解消し、折り板屋根の鼻先部にブラケットを取り付け、このブラケットの上下へ折り板屋根の鼻先部を覆うカバー材を係止することにより、見栄えがよくて、経済性と耐久性に優れた折り板屋根の鼻先部カバー構造を提供することをその課題とする。」

(ウ)「【実施例1】
【0023】
図1において符号1は、折り板屋根の鼻先部カバー構造を示す。このカバー構造1は、折り板屋根2の鼻先へ取付け部材3でカバー材4を屋根先と平行するように取付け、このカバー材4で折り板屋根2の鼻先部をカバーさせたものである。
【0024】
上記鼻先部カバー構造1において、折り板屋根2は、図7に示す通り山部2aと谷部2bが交互に連設されるように鋼等の板材を曲げ加工して形成した長尺のものであり、この折り板屋根2は、図1に示すT型、I型等の支持材5の上へ梁を配して、この梁へタイトフレーム等で取り付け、鼻先上がりの傾斜が付くようにするものであるが、この手段は周知に属するもので図面は省略する。
【0025】
折り板屋根2の鼻先部へカバー材4を取り付ける取付け部材3は、L型材による取付け部6とブラケット7とを結合したもので、取付け部6の縦片6bへ、ブラケット7の縦主部7aを図2に+印を付けた部分において、ボルト8で締め付け固定する。そして、取付け部6の横片6aを折り板屋根2の下側へタイトフレーム9で取り付けると、ブラケット7が折り板屋根2の鼻先部へ屋根先と平行するように位置付けされて、このブラケット7は、上部に後方への水平折曲部7bを設けて、その上面に上方へ開口するT溝、蟻溝等の上側の係止部10を設け、下部の前面には上方へ開口する溝条の下側の係止部11を有するようにアルミニウムの押出成形等で図2に一部分を示す通りの長尺物に形成する。あるいは、ブラケット7は短尺物とし、支持材5の上部に設け、カバー材4を取り付けることができる。
【0026】
取付け部材3を構成するL型材の取付け部6と、縦板型のブラケット7を結合する際、両者が正しく位置合わせされるようにブラケット7の後面に凸条12を設け、この凸条12へ取付け部6の縦片6bの上端を当てて、取付け部6とブラケット7とを位置合わせしてボルト8による締め付けを行なうようにする。
【0027】
カバー材4は、折り板屋根2の鼻先部の前、上、後の三方を覆う断面形状にアルミニウムの押出成形か、鋼等の板材のプレス加工等で図3に一部分を示す通りの長尺物に形成するものであり、その断面形状は、図1に示す通り上部の水平部4aで鼻先部の上方を覆い、水平部4aの前側に連設した斜面部4bと垂直部4cとで鼻先の前方を覆い、水平部4aの後側に連設した垂直部4dで鼻先部の後方を覆うようにする。そして、前側の垂直部4cの後部には、ブラケット7の下部へ向って伸びる張出片4eを設け、この張出片4eの先端にブラケット7の下側の係止部11に係合するように下方へ曲がる鉤部を設けて、この鉤部を下側の係合部14とする。
【0028】
カバー材4の水平部4aに設ける上側の係合部15は、ブラケット7に設けた上側の係止部10へ係合させるボルト16の頭を用いるものであり、この係合部15となるボルトの頭は予めブラケット7の上側の係止部10に係合させて置き、カバー材4を図3のように水平部4aの+印にあけた複数の孔17よりボルト16が出るようにブラケット7へ被せる。そして、ボルト16へナット18を螺合させて、係合体となるボルト16の頭がカバー材4へ固定されるようにする。
【0029】
また、カバー材4はその水平部4aの上側には、ナット18の緩み止めキャップ19を取り付ける。この緩み止めキャップ19は、ナット18の四角形、六角形等の対応面に内面部両側面が近接する程度の巾を有する逆U字形等の断面形状であって、下端の両外側に摺動片20を設け、上部の両内側にナット18の上面へ当る抑え片21を設けられた図4に示す通りの長尺物にアルミニウム等の押出成形で形成する。そして、カバー材4の水平部4aの上面には、孔17を挟むように摺動片20の案内溝22を設け、この案内溝22へ摺動片20を係合させて緩み止めキャップ19を移動させると、このキャップ19が複数のナット18を中に収めて緩み止めを行なう。
【0030】
なお、上記の場合、ブラケット7の上側の係止部10へボルト16の頭を係合させて、カバー材4の上側の係合部10としたが、ブラケット7の上側の係止部10へナットを係合させて、このナットを係合部10とすることが可能であり、この場合、ナットのカバー材への取り付けにはボルトを用いるものである。
【0031】
この実施例の折り板屋根の鼻先部カバー構造1によるカバー材の取り付け方法は、下記の通り行なわれる。
【0032】
ブラケット7の上側の係止部10へ図5(a)に示す通り、ボルト16の頭を係合させて、この頭をカバー材4の係止部10とする。そして、カバー材4をその水平部4aにあけた孔17からボルト16が上へ出るようにブラケット7へ被せ付けると、カバー材4の下部裏側に設けた張出片4eの先端に設けた鉤部が下側の係合部14となって、ブラケット7の下部表側に設けて下側の係止部11とした溝条へ対応するから、係合部14を図6(a)に示す通り係止部11へ係合させると、上側の係止部10と係合部15及び下側の係止部11と係合部14の係合によって、カバー材4がブラケット7へ取り付けられる。そこで、カバー材4の水平部4aに図3の通りあけた孔17から上へ出るボルト16にナット18を螺合させて、カバー材4とブラケット7の水平折曲部7bを締め付ければ、カバー材4が強固確実にブラケット7へ固着されるので、カバー材4に設けた案内溝22に摺動片20を係合させて緩み止めキャップ19を移動させ、複数のナット18を覆うように取り付ければ、ナット18の緩みも生じないカバー構造が簡単に設置されて、折り板屋根2の鼻先部を見栄えがよくて水切りも良いようにカバーすることができる。」

(エ)【図1】、【図5】(b)、【図6】(a)は以下のとおり。
「【図1】

【図5】(b)

【図6】(a)



イ 甲2発明
上記アから、甲2には、以下の発明(以下「甲2発明」という)が記載されていると認められる。
(甲2発明)
「鼻先部を見栄えがよくて水切りも良いようにカバーすることができる折り板屋根2であって、
山部2aと谷部2bが交互に連設されるように鋼等の板材を曲げ加工して形成した折り板屋根2の鼻先へ、L型材による取付け部6とブラケット7とを結合した取付け部材3でカバー材4を取付け、このカバー材4で折り板屋根2の鼻先部をカバーさせ、
取付け部材3は、L型材による取付け部6とブラケット7とを結合したもので、
取付け部6の横片6aを折り板屋根2の下側へタイトフレーム9で取り付けると、ブラケット7が折り板屋根2の鼻先部へ屋根先と平行するように位置付けされ、ブラケット7は、上部に後方への水平折曲部7bを設けて、その上面に上方へ開口する係止部10を設け、下部の前面には上方へ開口する溝条の下側の係止部11を有するようにアルミニウムの押出成形等で形成し、
カバー材4は、折り板屋根2の鼻先部の前、上、後の三方を覆う断面形状にアルミニウムの押出成形か、鋼等の板材のプレス加工等で長尺物に形成するものであり、その断面形状は、上部の水平部4aで鼻先部の上方を覆い、水平部4aの前側に連設した斜面部4bと垂直部4cとで鼻先の前方を覆い、水平部4aの後側に連設した垂直部4dで鼻先部の後方を覆うようにし、前側の垂直部4cの後部には、ブラケット7の下部へ向って伸びる張出片4eを設け、この張出片4eの先端にブラケット7の下側の係止部11に係合するように下方へ曲がる鉤部を設けて、この鉤部を下側の係合部14とし、
ブラケット7の上側の係止部10へボルト16の頭を係合させて、この頭をカバー材4の係止部10とし、カバー材4をその水平部4aにあけた孔17からボルト16が上へ出るようにブラケット7へ被せ付けると、カバー材4の下部裏側に設けた張出片4eの先端に設けた鉤部が下側の係合部14となって、ブラケット7の下部表側に設けて下側の係止部11とした溝条へ対応するから、係合部14を係止部11へ係合させると、上側の係止部10と係合部15及び下側の係止部11と係合部14の係合によって、カバー材4がブラケット7へ取り付けられ、ボルト16にナット18を螺合させて、カバー材4がブラケット7へ固着される、折り板屋根2。」

(3)甲3
ア 甲3の記載事項
甲3には、以下の事項が記載されている。
(ア)「【技術分野】
【0001】
本発明は、幕板部を備える床構造体に関する。」

(イ)「【発明を実施するための形態】
・・・
【0012】
本発明の一実施形態に係る床構造体1は、建物100の近傍(例えば、庭)に乾式工法で施工されたデッキである。床構造体1は、複数のタイル11で床面が形成される。図1に示すように、床構造体1は、一辺が建物100の壁面と接する矩形形状に形成される。床構造体1の縁部には、段差15が形成される。本実施形態においては、段差15は、2段の段差で構成され、1段目段部16と、2段目段部17と、を備える。
【0013】
図2及び図3に示すように、床構造体1は、複数の基台2と、複数の柱としての束柱3と、複数の大引4と、複数の根太5と、幕板受け材8と、幕板部9と、床部10と、を備える。束柱3、大引4、根太5、幕板受け材8及び幕板部9は、いずれもアルミニウム形材からなる。
・・・
【0025】
幕板部9は、図2に示すように、幕板受け材8(取付部)を介して、床部10における間口側(図1における右手前側)の外縁の側部において、大引4に取り付けられる。また幕板部9は、図3に示すように、床部10における出幅側(図1における左手前側)の外縁の側部において、根太5の側面に取り付けられる。
・・・
【0029】
幕板受け材8は、図2及び図3に示すように、上下方向延在固定壁81と、タイル載置部82と、上方突出部としての上方突出壁83と、側方突出壁84と、下方突出部としての下方突出壁85と、背面側方延出壁86と、を有する。
・・・
【0036】
幕板部9は、図4に示すように、上下方向に延びると共に水平方向に長尺な板材により形成される。幕板部9は、幕板部9が幕板受け材8に取り付けられた状態において、側板としての側壁91と、上面板としてのタイル収容上面壁92と、突出係止部としての突出係止壁93と、照明収容溝94と、中間突出片95と、下部係合部としての下部突出係合片96と、を備える。」

(ウ)「【0046】
幕板部9を幕板受け材8に取り付ける場合には、まず、図5(a)に示すように、幕板部9の上部側を幕板受け材8側に傾けた状態で、幕板部9のタイル収容上面壁92の先端部を、タイル11の端部の上面に当接させる。そして、幕板部9のタイル収容上面壁92の先端部を中心に回転させながら、幕板部9の突出係止壁93を、幕板受け材8の上方突出壁83とタイル11の端部との間に挿入するように上方側から移動させる。このようにして、幕板部9の突出係止壁93を幕板受け材8の上方突出壁83の内側から上方突出壁83に引っ掛けることで、幕板部9の上端部を、幕板受け材8に取り付ける。これにより、幕板部9が幕板受け材8に取り付けられた状態において、幕板部9の突出係止壁93は、幕板受け材8の上方突出壁83に係止される。
【0047】
次に、図5(b)及び(c)に示すように、幕板部9の突出係止壁93が幕板受け材8の上方突出壁83に係止された状態で、幕板部9の下方側の部分を幕板受け材8の側方から幕板受け材8側に移動させて、幕板部9の中間突出片95の先端部95aを下方突出壁85に突き当てると共に、幕板部9の下部突出係合片96の係合段部96aを幕板受け材8の下方突出壁85の下端部85aに係合させる。これにより、幕板部9は、幕板部9の突出係止壁93が幕板受け材8の上方突出壁83に係止された状態で、幕板部9の下部突出係合片96の弾性力が幕板受け材8側に付与された状態で、タイル収容上面壁92と下部突出係合片96との間において幕板受け材8を上下から挟み込んで、幕板部9の下部突出係合片96の係合段部96aが幕板受け材8の下方突出壁85の下端部85aに係合して、幕板受け材8に嵌合により取り付けられる。」

イ 甲3技術事項
上記アから、甲3には、以下の技術(以下「甲3技術事項」という)が記載されていると認められる。
(甲3技術事項)
「幕板部を備える床構造体において、
幕板部9を幕板受け材8に取り付ける場合に、幕板部9の突出係止壁93が幕板受け材8の上方突出壁83に係止された状態で、幕板部9の下方側の部分を幕板受け材8の側方から幕板受け材8側に移動させて、幕板部9の中間突出片95の先端部95aを下方突出壁85に突き当てると共に、幕板部9の下部突出係合片96の係合段部96aを幕板受け材8の下方突出壁85の下端部85aに係合させ、取り付ける技術。」

(4)甲4
ア 甲4の記載事項
甲4には、以下の事項が記載されている。
(ア)「【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軒樋と、その外面を化粧する化粧材からなる軒樋装置に関する。
・・・
【0004】本発明は、上記のような問題に着目し、軒樋取付具に化粧材を取り付けることができ、しかも、その取付作業が簡単な軒樋装置を提供することを目的としている。」

(イ)「【0011】前記正面化粧材1は、前方にくの字形に折れ曲がった形状に形成されており、軒樋Nの正面を覆うことができる大きさに形成されている。また、この正面化粧材1は、上端部に後向きに突出片10が形成されていると共に、下向きに突出片12が形成され、下端部に後向きに突出片13が形成されている。なお、前記上端部後向きの突出片10の先端には下向きに突出して係止片11が形成され、上端部下向きの突出片12の先端には後向きに突出して係止爪14が形成され、下端部の突出片13の先端には上向きに突出して係止爪15が形成されている。
・・・
【0014】前記軒樋取付具3は、軒樋Nを支持可能に形成された軒樋支持部31と、軒樋Nの耳部mを係止可能に形成された耳保持部32と、鼻隠し板Hに固定可能に形成された固定部33と、前記正面化粧材1を取付可能に形成された正面化粧材取付部34と、前記底面化粧材2を取付可能に形成された底面化粧材取付部35とで構成されている。
【0015】前記軒樋支持部31は、軒樋Nの外面形状に対応した溝形状に形成され、前記耳保持部32は、この軒樋支持部31の上端部に逆L字形状に形成されている。また、この耳保持部32は、正面化粧材1の突出片10を支持する支持部並びに正面化粧材1の係止片11と係合する係合部の機能を兼ねている。
・・・
【0017】更に、前記正面化粧材取付部34は、軒樋支持部31の前部に形成され、上部には上向きに突出片341が形成され、下部には前向きに突出片342と支持片343が形成されている。そして、この上部に形成された突出片341の先端には、前記正面化粧材1の上部の突出片12に形成された係止爪14と係合可能に前向きに係合爪344が形成され、下部に形成された突出片342の先端には、前記正面化粧材1の下部の突出片13に形成された係止爪15と係合可能に下向きに係合爪345が形成されている。また、下部に形成された支持片343は、前記正面化粧材1の下部の突出片13を支持可能に形成されている。」

(ウ)「【0020】次に、第1実施例の作用を説明する。
【0021】軒樋取付具3の軒樋支持部31に軒樋Nを支持させると、軒樋Nは軒樋支持部31に取り付けられ、軒樋取付具3の耳係止部32に軒樋Nの耳部mを係止させると、軒樋Nは上下方向への移動が規制されての軒樋支持部31への取付状態が保持される。
【0022】また、軒樋取付具3の正面化粧材取付部34の下部に形成されている支持片343に、正面化粧材1の下部に形成されている突出片13を支持させると、正面化粧材1は軒樋取付具3の正面化粧材取付部34に取り付けられ、前記正面化粧材取付部34の突出片342に形成されている係合爪345に、正面化粧材1に形成されている係止爪15を係合させると、正面化粧材1は前後方向への移動が規制されて軒樋取付具3への取付状態が保持される。さらに、軒樋取付具3の耳保持部32に正面化粧材1の上部に形成されている突出片10を支持させると共に係止片11を係合させると、正面化粧材1はより強固に軒樋取付具3に取り付けられ、前記正面化粧材取付部34の突出片341に形成されている係合爪344に正面化粧材1の突出片12に形成されている係止爪14を係合させると、正面化粧材1は上下方向への移動が規制されて軒樋取付具3への取付状態が更に安定する。
・・・
【0024】なお、軒樋取付具3の係合爪344,345並びに支持爪353,354は、それぞれ突出片341,342,351,352の先端に形成されているので、正面化粧材1の係止爪14,15及び底面化粧材2の係止爪23,24と係合させる時に突出片341,342,351,352の弾性変形を利用して係合させることができるので、小さい力で楽に正面化粧材1と底面化粧材2とを軒樋取付具3に取り付けることができる。」

イ 甲4技術事項
上記アから、甲4には、以下の技術(以下「甲4技術事項」という)が記載されていると認められる。
(甲4技術事項)
「軒樋取付具3の正面化粧材取付部34に正面化粧材1を取り付けるにあたり、
正面化粧材取付部34の突出片342に形成されている係合爪345に、正面化粧材1の下部に形成されている突出片13の先端に形成されている係止爪15を係合させ、さらに、軒樋取付具3の耳保持部32に正面化粧材1の上部に形成されている突出片10を支持させると共に係止片11を係合させて取り付けるものであり、
軒樋取付具3の係合爪345は、突出片342の先端に形成されているので、正面化粧材1の係止爪15と係合させる時に突出片342の弾性変形を利用して係合させることができるので、小さい力で楽に正面化粧材1と底面化粧材2とを軒樋取付具3に取り付けることができる、技術。」

(5)甲5
ア 甲5の記載事項
甲5には、以下の事項が記載されている。
(ア)「【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、けらば側における軒先構造に関し、詳しくは水切り性を充分になそうとする技術に係るものである。」

(イ)「【0006】
【実施例】
本考案の軒先構造は、図2に示す全体斜視図において符合イで示すけらば部分における軒先構造を示していて、軒先における破風板1の上端に施工される登淀2の外側面が破風板1の外面と略面一になされている。けらば瓦3の下面で登淀2の上面に敷設されてけらばにおける水切りがなされるけらば水切り4が登淀2よりも外方に延出されている。この延出片5の下面に断面が略コ字型となった上破風化粧カバー6の下横片7が当接されている。下横片7の先端から垂下された垂下片8が登淀2と破風板1との境目も含めて各々の外面に当接されている。垂下片8が破風板1にねじ具9にてねじ止めされ、このねじ具9も隠し押さえ20にて隠されている。破風板1の下端面から上破風化粧カバー6の下横片7に至る下破風化粧カバー10の上取付片11が下横片7にねじ具9にてねじ止めされている。また、下破風化粧カバー10の下端凹部12においてもねじ具9にてねじ止めされ、このねじ具9も隠し押さえ20にて隠されている。図2において、13はパーゴラであり、屋根面に複数本の桟材を略平行に施工されて構成されている。破風化粧カバー6Aは上破風化粧カバー6と下破風化粧カバー10とで構成されている。図1において、14は屋根下地、15は軒天井板であり、そして金属製のけらば水切り4の後部に合成樹脂及びゴム製の防水シート19が溶着されている。
・・・
【0009】
図1に示すように、けらば水切り4の上横片4aとこれよりも上方の破風化粧カバー6Aの上片材6bとの間に弾性を有する防水材21を介装してある。
このように、防水材21を介装することで、弾性を備えた防水材21にて破風化粧カバー6Aの上片材6bと破風化粧カバー6Aの内方のけらば水切り4の上横片4aとの間の防水を図り、略コ字型の破風化粧カバー6Aの内方に風雨が浸入するのを阻止し、破風板1及び屋根下地を腐食から護り、弾性を備えた防水材21にて上片材6bと上横片4a間の隙間のばらつきを吸収し、確実な防水を図るのである。そして防水材21は例えば発砲合成樹脂に粘着剤を含浸させた乾式のものを使用し、上片材6bと上横片4aに各々接着するものである。そして上片材6bの内端から垂片6cが全長にわたって垂下され、一層防水性を高めている。」

(ウ)【図1】は以下のとおり。
「【図1】



イ 甲5発明
上記アから、甲5には、以下の発明(以下「甲5発明」という)が記載されていると認められる。
(甲5発明)
「けらば側における軒先構造であって、
軒先における破風板1の上端に施工される登淀2の外側面が破風板1の外面と略面一になされ、けらば瓦3の下面で登淀2の上面に敷設されてけらばにおける水切りがなされるけらば水切り4が登淀2よりも外方に延出され、この延出片5の下面に断面が略コ字型となった上破風化粧カバー6の下横片7が当接され、下横片7の先端から垂下された垂下片8が登淀2と破風板1との境目も含めて各々の外面に当接され、
けらば水切り4の上横片4aとこれよりも上方の破風化粧カバー6Aの上片材6bとの間に弾性を有する防水材21を介装してある、
軒先構造」

(6)甲6
ア 甲6の記載事項
甲6には、以下の事項が記載されている。
(ア)「【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、破風板を化粧するための破風化粧材に関する。」

(イ)「【0010】〔実施例1〕図1は本発明破風化粧材の一例を建物屋根の破風板に取付けた状態を示す斜視図、図2は図1のII?II線における断面図である。図1、2において、1は建物、2は建物1の屋根に設けられた破風板、3は屋根2の破風板に取付けられた本発明破風化粧材である。本発明破風化粧材3は塩化ビニル樹脂被覆鋼板を曲折することにより形成され、31は側板部、32は側板部31の上端部が内方に曲折することにより形成された上面部であり、その上面は内方に向けて下り勾配が設けられている。33は上面部32の端縁部が垂下曲折されることにより形成された垂下部、34は側板部31の下端部が内方に曲折されることにより形成された下面部、35は底板部34の端縁部が立上曲折されることにより形成された立上部、36は側板部31の中途部において曲折することにより形成された水切り用段部である。
【0011】〔実施例1の作用〕次に、図1、2に示す本発明破風化粧材の作用について説明する。図1、2に示すように、本発明破風化粧材3を建物屋根の破風板2に被せ、本発明破風化粧材3の垂下部33の下端を屋根の瓦21の表面に接触させ、本発明破風化粧材3の立上部35の上端を破風板2の下面に接触させる。
【0012】このような状態において、降雨時、上面部32上の雨水は下り勾配に沿って流下し、瓦21の上に流れ、妻側には流れる恐れはない。雨水が仮りに妻側に流れても、水切り用段部36により水切りされ、妻側の壁を汚す恐れはない。又、下面部34により破風板2が隠され、化粧効果を一層向上させることができる。尚、図2において、22は瓦21の下方に設けられた野地板である。」

(ウ)「【0014】図4は、本発明破風化粧材3の破風板2への他の取付例を示す断面図であり、図4に示すように、破風板2に塩化ビニル樹脂被覆鋼板製角筒23aを釘打ち4により取付け、この角筒23aに本発明破風化粧材3の側板部31の内面を当て、リベット釘打ち5により本発明破風化粧材3が破風板2に取付けられている。尚、24は本発明破風化粧材3の上面部32の下方に設けられた木芯である。」

(エ)「【0015】〔実施例2〕図5は本発明破風化粧材の他の一例を示す断面図であり、図5に示す本発明破風化粧材3aはアルミニウム製であって、その側板部31aの内面に2個の係止突起36aが一体に突設されているものである。
【0016】この図5に示す本発明破風化粧材3aの破風板2への取付けについては、屋根2のけらば部にアルミニウム製の溝形材23bが釘打ち4により取付けられ、溝形材23bの屈曲係止片24bが側板部31aの内面の係止突起36aに係止されることより本発明破風化粧材3aが破風板2に取付けられている。尚、21は瓦、22は野地板、25は軒天井材である。」

(オ)【図1】、【図2】、【図5】は以下のとおり。
「【図1】

【図2】

【図5】


上記(イ)及び(エ)の記載を踏まえると、上記【図1】及び【図2】からは、符号2で表せるのは建物1の屋根に設けられた破風板2であること、上記【図5】からは、破風板2の側面に溝形材23bが釘打ち4により取付けられることが看取される。
また、【図5】からは、破風化粧材3aが、側板部31aとともに上面部とを有することが看取される。

(カ)【図4】は以下のとおり。




イ 甲6発明
上記アから、甲6には、以下の発明(以下「甲6発明」という)が記載されていると認められる。
(甲6発明)
「破風化粧材3aはアルミニウム製であって、側板部31aと上面部とを有し、その側板部31aの内面に2個の係止突起36aが一体に突設されているものであり、
屋根に設けられた破風板2の側面にアルミニウム製の溝形材23bが釘打ち4により取付けられ、溝形材23bの屈曲係止片24bが側板部31aの内面の係止突起36aに係止されることより破風化粧材3aが破風板2に取付けられている、建物1。」

第5 当審の判断
1 申立理由5(明確性
事案に鑑み、まず、申立理由5について検討する。
(1)申立人の主張
申立人は、「本件発明における『妻垂木カバーは、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に弾性係合により取付けられている』は製造方法の記載であり、当該製造方法が物の構造若しくは特性を表しているのか、又は物の発明であってもその特許発明の技術的範囲を当該製造方法により製造された物に限定しているのかが不明確であり、かつ、構造又は特性により直接特定することが不可能であるとも、実際的でないという事情が存在するとも考えられない。」ことから、本件発明は不明確であると主張する。

(2)上記主張についての当審の判断
ア 特許請求の範囲にその物の製造方法が記載されている場合の技術的範囲は、当該製造方法により製造された物と構造、特性等が同一である物として確定され、当該製造方法が当該物のどのような構造又は特性を表しているのかが、特許請求の範囲、明細書、図面の記載や技術常識から一義的に明らかな場合には、第三者の利益が不当に害されることはなく、明確性要件違反には当たらない(平成29年(行ケ)第10083号参照)。

イ そうすると、申立人が製造方法の記載であると主張する「妻垂木カバーは、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に弾性係合により取付けられている」は、本件発明の簡易建物が、「カバー取付具と妻垂木カバーとが弾性係合により取付けられた」ものであって、弾性係合する「弾性係合部」が、「カバー取付具の側面」及び「妻垂木カバーの側面カバー部」の、妻垂木カバー(の上面カバー部)を(カバー取付具の)仮置き部に載置して押し込んだときに弾性係合される位置に形成された構造を有するものであることを表していることが、特許請求の範囲、明細書、図面の記載や技術常識から一義的に明らかであり、第三者の利益が不当に害されることはないから、明確性要件違反には当たらない。

ウ よって、申立人の明確性要件違反に係る主張には理由がない。

2 申立理由1(新規性及び進歩性:甲1を主引用例とするもの)
(1)対比
本件発明と甲1発明とを対比する。
ア 甲1発明の「妻垂木カバー」、「妻垂木アタッチメント」及び「妻垂木」は、それぞれ、本件発明の「妻垂木カバー」、「カバー取付具」及び「妻垂木」に相当する。

イ 甲1発明の「側面カバー部」は、本件発明の「側面カバー部」に相当し、甲1発明の「側面カバー部」が「妻垂木の側面側に位置する」ことは、本件発明の「側面カバー部は、妻垂木の側面側に位置しており、」に相当する。

ウ 本件発明の「上面カバー部」と甲1発明の「上横片」とは、妻垂木カバーの「上側横片」の点で共通する。

エ 甲1発明の「係合支持部」は、甲1発明の「妻垂木アタッチメント」が「有し」、「妻垂木カバーを引っかけて留めるときに妻垂木カバーの上横片の突出端部が係合支持される」ものであるから、取付の際に妻垂木カバーを「仮置」しているといえ、本件発明の「仮置き部」に相当するといえる。

オ 上記ウ及びエを踏まえると、甲1発明の「妻垂木カバーの上横片の突出端部が係合支持される係合支持部」と本件発明の「妻垂木カバーの上面カバー部の仮置き部」とは、「妻垂木カバーの上側横片の仮置き部」で共通する。

カ 甲1発明の「妻垂木カバー」の「下横片」は、「鉤状部」を有し、「妻垂木アタッチメント」の「ヒレ」に「引っかけて留める」ものであり、「弾性係合」するものと認められるから、甲1発明の「妻垂木カバー」の「下横片」と「妻垂木アタッチメント」の「ヒレ」とは「弾性係合部」といえ、本件発明の「カバー取付具の側面と妻垂木カバーの側面カバー部との間には弾性係合部が形成されており、」と、甲1発明の「妻垂木カバー」の「下横片」は、「先端に鉤状部を有し」、「妻垂木アタッチメント」の「ヒレ」に「引っかけて留める」こととは、「カバー取付具と妻垂木カバーとの間には弾性係合部が形成されており、」で共通するといえる。

キ 上記ア、エ及びカの対比を踏まえると、甲1発明の「妻垂木カバーは、妻垂木アタッチメントの係合支持部に、妻垂木カバーの上横片の突出端部が係合支持された状態で」「先端に鉤状部を有」する「下横片」を「回転させてヒレに接近させ、下横片をヒレに引っかけて留める」ことは、本件発明の「妻垂木カバーは、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に弾性係合により取付けられている」に相当するといえる。

ク 本件発明の「簡易建物」は、本件明細書段落【0003】に先行技術文献として記載された非特許文献2に記載された「テラス囲い」と同種の建物と認められるところ、甲1発明の「テラス囲い」も、非特許文献2に記載されたテラス囲いと同種の建物であるから、「簡易建物」といえる。そうすると、甲1発明の「テラス囲い」は、本件発明の「簡易建物」に相当するといえる。

ケ よって、本件発明と甲1発明とは、以下の一致点及び相違点を有するといえる。
(一致点)
妻垂木カバーとカバー取付具とを備え、妻垂木カバーは、上側横片と側面カバー部とを有しており、側面カバー部は、妻垂木の側面側に位置しており、カバー取付具は、妻垂木カバーの上側横片の仮置き部を有し、妻垂木の側面に取付けられており、カバー取付具と妻垂木カバーとの間には弾性係合部が形成されており、妻垂木カバーは、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に弾性係合により取付けられていることを特徴とする簡易建物。

(相違点1)
本件発明は、「上側横片」が「上面カバー部」であって、「上面カバー部は、妻垂木の上面側に位置して」いるのに対し、甲1発明は、「上側横片」が「側面カバー部の上端部から内横方向に突出する上横片」であって、「妻垂木の上面側に位置して」いる「上面カバー」ではない点。

(相違点2)
弾性係合部が、本件発明は、「カバー取付具の側面と妻垂木カバーの側面カバー部との間」に形成されているのに対し、甲1発明は、それぞれ、「内横方向に突出する」「妻垂木カバー」の「下横片」と「妻垂木アタッチメント」の「ヒレ」とで形成されたものであって、「カバー取付具の側面と妻垂木カバーの側面カバー部との間」に形成されるものではない点。

(2)新規性に関する判断
上記(1)ケの通り、本件発明と甲1発明とは、相違点1及び相違点2で相違し、相違点1及び相違点2は、実質的な相違点であるから、本件発明は甲1に記載された発明ではない。

(3)進歩性に関する判断
上記相違点について検討する。
ア 相違点1について
(ア)甲1発明の「妻垂木カバーの上横片」は、その突出端部が妻垂木アタッチメントの係合支持部に係合支持された状態で下横片を回転させてヒレに接近させ、下横片をヒレに引っかけて留めるためのものであり、甲1には、甲1発明の「妻垂木カバーの上横片」を「妻垂木の上面部」をカバーする「上面カバー」とすることについて記載も示唆もされていない。

(イ)また、甲2ないし甲6は、そもそも「妻垂木カバー」に関するものではなく、「妻垂木の上面部に位置」する妻垂木カバーの「上面カバー部」について記載も示唆もされていない。

(ウ)よって、甲1発明の妻垂木カバーを「妻垂木の上面部に位置」する「上面カバー部」を備えるものとする動機付けはなく、本件発明の相違点1に係る発明の構成とすることは、当業者が容易になし得たことではない。

イ 相違点2について
(ア)カバー材と被カバー材との間に弾性係合部を形成すること自体は、甲3技術事項、甲4技術事項にも示されるように、一般に、周知技術であるといえる。

(イ)しかし、甲1発明は、弾性係合部が、それぞれ、「内横方向に突出する」「妻垂木カバー」の「下横片」と「妻垂木アタッチメント」の「ヒレ」とで形成され、当該弾性係合部にて弾性係合して取り付けられているから、これに加えて上記周知技術を採用する動機付けはない。

(ウ)また、甲1発明の「妻垂木アタッチメントの側面」と「妻垂木カバー側面カバー部」との間は、ねじの頭がはいる程度の幅であり、仮に妻垂木アタッチメントの側面」と「妻垂木カバー側面カバー部」との間に弾性係合する突出片を設ける場合には、当該ねじの頭がはいる程度の幅において、甲1発明の「妻垂木カバーの上横片の突出端部が係合支持された状態」で妻垂木カバーを「回転」させた際に「弾性係合」する「突出片」を「妻垂木アタッチメントの側面」と「妻垂木カバー側面カバー部」の双方から突出して設けなければならないことに鑑みると、甲1発明における「妻垂木カバー」の「下横片」と「妻垂木アタッチメント」の「ヒレ」とで形成された弾性係合部に代えて、上記周知技術を採用し、甲1発明の「妻垂木カバー」と「妻垂木アタッチメント」との間に弾性係合部を設ける動機付けがあるとは認められない。

(エ)そうすると、カバー材と被カバー材との間に弾性係合部を形成することが一般に周知技術であるとしても、甲1発明において該周知技術を適用する動機付けは無く、甲1発明において、「妻垂木アタッチメントの側面」と「妻垂木カバー側面カバー部」との間に弾性係合部を設けることは、当業者が容易になし得たこととはいえない。

(4)小括
よって、本件発明は、甲1発明と同一ではない。
また、本件発明は、甲1発明及び周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。

3 申立理由2(進歩性:甲第2号証を主引用例とするもの)
(1)対比
本件発明と甲2発明とを対比する。
ア 甲2発明の「水平部4a」、「斜面部4bと垂直部4c」及び「カバー材4」と本件発明の「上面カバー部」、「側面カバー部」及び「妻垂木カバー」とは、「上覆カバー部」、「横覆カバー部」及び「カバー」の点で共通する。

イ 甲2発明の「折り板屋根2」と本件発明の「妻垂木」とは、屋根を構成する「屋根部材」の点で共通する。

ウ 上記ア及びイの対比を踏まえると、甲2発明の「取付け部材3」は、「カバー材4」の「水平部4a」がボルト16を介して支持される「係止部10」が設けられ、「折り板屋根2」に取り付けられていることと、本件発明の「カバー取付具は、妻垂木カバーの上面カバー部の仮置き部を有し、妻垂木の側面に取付けられており、」とは、「カバー取付具は、カバーの上覆カバー部の仮置き部を有し、屋根部材に取り付けられている」で共通する。

エ 上記ア及びイの対比を踏まえると、甲2発明の「垂直部4cの後部に」「設け」た「張出片4e」に「下方へ曲がる鉤部」を設け、「(取付け部材3の)ブラケット7の下側の係止部11に係合する」「下側の係合部14」としたことと、本件発明の「カバー取付具の側面と妻垂木カバーの側面カバー部との間には弾性係合部が形成されており、」とは、「カバー取付具の側面とカバーの横覆カバー部との間には係合部が形成されており、」で共通する。

オ 上記ア、イ及びエの対比を踏まえると、甲2発明の「ブラケット7の上側の係止部10へボルト16の頭」を「カバー材4の係止部10とし、カバー材4をその水平部4aにあけた孔17からボルト16が上へ出るようにブラケット7へ被せ付け」、「カバー材4の下部裏側に設けた張出片4eの先端に設けた鉤部」を「係止部11へ係合させると、」「下側の係止部11と係合部14の係合によって、カバー材4がブラケット7へ取り付けられ」ることと、本件発明の「妻垂木カバーは、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に弾性係合により取付けられている」こととは、「カバーは、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に係合により取付けられている」で共通するといえる。

カ 屋根は「建物」の覆いの部分の呼称であるから、甲2発明の「折り板屋根2」が「建物」に設けられていることは自明であり、当該「建物」と、本件発明の「簡易建物」とは、「建物」で共通するといえる。

キ よって、本件発明と甲2発明とは、以下の一致点及び相違点を有するといえる。
(一致点)
カバーとカバー取付具とを備え、カバーは、上覆カバー部と横覆カバー部とを有しており、カバー取付具は、カバーの上覆カバー部の仮置き部を有し、屋根部材に取付けられており、カバー取付具の側面とカバーの横覆カバー部との間には係合部が形成されており、カバーは、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に係合により取付けられている建物。

(相違点3)
本件発明は、カバーが「簡易建物」の「妻垂木カバー」であって、「上覆カバー部」である「上面カバー部」は、「妻垂木の上面側に位置しており」、横覆カバー部である「側面カバー部」は、「妻垂木の側面側に位置しており」、カバー取付具は、「妻垂木の側面」に取付けられているのに対し、甲2発明は、カバーが「建物」の「折り板屋根2の鼻先部」の「カバー材4」であって、「簡易建物」の「妻垂木カバー」ではなく、「カバー材4」は、「折り板屋根2の鼻先部の前、上、後の三方」を覆うものであって、「上面カバー部は、妻垂木の上面側に位置しており、側面カバー部は、妻垂木の側面側に位置して」いるものではなく、カバー取付具は、「折り板屋根2」に取り付けられるものであって「妻垂木の側面に取付けられて」いない点。

(相違点4)
本件発明は、「弾性」係合部が形成され、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に「弾性」係合により取付けられているのに対し、甲2発明は「係合」しているものの、「弾性」係合していない点。

(2)判断
上記相違点について検討する。
ア 相違点3について
甲2発明は、「鼻先部を見栄えがよくて水切りも良いようにカバーすることができる折り板屋根2」に関するものであり、甲2には、「簡易建物」の「妻垂木」への適用を示唆する記載もなく、その「カバー材4」や「カバー取付具」を「簡易建物」の「妻垂木」に適用する動機付けはなく、本件発明の相違点3に係る発明とすることは、当業者であっても容易になし得たことではない。
また、甲1、甲3ないし甲6には、上記相違点3について記載も示唆もされておらず、甲2発明と甲1、甲3ないし甲6に記載の発明ないし技術を組み合わせても、本件発明の相違点3に係る発明の構成とすることは、当業者であっても容易になし得たことではない。

イ よって、相違点4について検討するまでもなく、本件発明は、甲2発明及び周知技術から当業者が容易になし得たものではない。

(3)小括
よって、本件発明は、甲2発明及び周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。

4 申立理由3(進歩性:甲第5号証を主引用例とするもの)
(1)対比
本件発明と甲5発明とを対比する。
ア 甲5発明の「上片材6b」、「上片材6bと下横片の間の縦片」及び「上破風化粧カバー6」と本件発明の「上面カバー部」、「側面カバー部」及び「妻垂木カバー」とは、「上覆カバー部」、「横覆カバー部」及び「カバー」の点で共通する。

イ 甲5発明の「破風」と本件発明の「妻垂木」とは、屋根を構成する「屋根部材」の点で共通する。

ウ 甲5発明の「ねじ具9」は、本件発明の「カバー取付具」に相当し、上記イの対比を踏まえると、甲5発明が「上破風化粧カバー6」の「垂下片8が破風板1にねじ具9にてねじ止めされ」ていることと本件発明の「カバー取付具は、」「妻垂木の側面に取り付けられており、」とは、「カバー取付具は、」「屋根部材の側面に取り付けられており、」で共通する。

エ 軒先は「建物」の一部の呼称であるから、甲5発明の「軒先構造」が「建物」に設けられていることは自明であり、当該「建物」は、本件発明の「簡易建物」と「建物」で共通するといえる。

オ よって、本件発明と甲5発明とは、以下の一致点及び相違点を有するといえる。
(一致点)
カバーとカバー取付具とを備え、カバーは、上覆カバー部と横覆カバー部とを有しており、カバー取付具は、屋根部材の側面に取付けられている建物。

(相違点5)
本件発明は、「妻垂木カバーを備え、妻垂木カバーは、上面カバー部と側面カバー部とを有しており、上面カバー部は、妻垂木の上面側に位置しており、側面カバー部は、妻垂木の側面側に位置しており、カバー取付具は、妻垂木カバーの上面カバー部の仮置き部を有し、妻垂木の側面に取付けられており、カバー取付具の側面と妻垂木カバーの側面カバー部との間には弾性係合部が形成されており、妻垂木カバーは、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に弾性係合により取付けられている簡易建物。」であるのに対し、甲5発明は、「破風板」を有する「建物」であって、「妻垂木」を有する「簡易建物ではなく」、当然、「妻垂木カバーを備え、妻垂木カバーは、上面カバー部と側面カバー部とを有しており、上面カバー部は、妻垂木の上面側に位置しており、側面カバー部は、妻垂木の側面側に位置して」いるものではなく、カバー取付具も「ねじ具9」であって、「妻垂木カバーの上面カバー部の仮置き部を有し」ておらず、「カバー取付具の側面と妻垂木カバーの側面カバー部との間には弾性係合部が形成されており、妻垂木カバーは、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に弾性係合により取付けられている」ものでもない点。

(2)判断
上記相違点5について検討する。
甲5発明は、「破風板」を有する「建物」に関するものであり、甲5には、「簡易建物」の「妻垂木」への適用を示唆する記載もない。
また、甲1ないし甲4、甲6には、上記相違点5に係る構成について記載も示唆もされていない。
したがって、甲5発明の「上破風化粧カバー6」を「簡易建物」の「妻垂木」に設けるものとするとともに、その他の構成を変更して、本件発明の相違点5に係る発明の構成とすることは、当業者であっても容易になし得たことではない。

(3)小括
よって、本件発明は、甲5発明及び周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。

5 申立理由4(進歩性:甲第6号証を主引用例とするもの)
(1)対比
本件発明と甲6発明とを対比する。
ア 甲6発明の「上面部」、「側板部31a」及び「破風化粧材3a」と本件発明の「上面カバー部」、「側面カバー部」及び「妻垂木カバー」とは、「上覆カバー部」、「横覆カバー部」及び「カバー」の点で共通する。

イ 甲6発明の「破風」と本件発明の「妻垂木」とは、屋根を構成する「屋根部材」の点で共通する。

ウ 甲6発明の「溝形材23b」は、本件発明の「カバー取付具」に相当し、上記イの対比を踏まえると、甲6発明の「溝形材23b」は、「破風板2の側面に」「取付けられ、」「溝形材23bの屈曲係止片24bが側板部31aの内面の係止突起36aに係止される」と、本件発明の「カバー取付具」は、「妻垂木の側面に取付けられており、カバー取付具の側面と妻垂木カバーの側面カバー部との間には弾性係合部が形成されており、妻垂木カバーは、仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に弾性係合により取付けられている」とは、「カバー取付具は、」「屋根部材の側面に取り付けられておりカバー取付具の側面とカバーの横覆カバー部との間には係合部が形成されており、カバーは、カバー取付具に係合により取付けられている」で共通する。

エ 甲6発明の「建物」と本件発明の「簡易建物」とは、「建物」で共通する。

オ よって、本件発明と甲6発明とは、以下の一致点及び相違点を有するといえる。
(一致点)
カバーとカバー取付具とを備え、カバーは、上覆カバー部と横覆カバー部とを有しており、カバー取付具は、屋根部材の側面に取付けられており、カバー取付具の側面とカバーの横覆カバー部との間には係合部が形成されており、カバーは、カバー取付具に係合により取付けられている建物。

(相違点6)
本件発明は、カバーが「簡易建物」の「妻垂木カバー」であって、「上覆カバー部」である「上面カバー部」は、「妻垂木の上面側に位置しており」、横覆カバー部である「側面カバー部」は、「妻垂木の側面側に位置しており」、カバー取付具は、「妻垂木カバーの上面カバー部の仮置き部を有し、」「妻垂木」の側面に取付けられているのに対し、甲6発明は、カバーが「建物」の「破風化粧材3a」であって、「簡易建物」の「妻垂木カバー」ではなく、「破風化粧材3a」は、「上面カバー部は、妻垂木の上面側に位置しており、側面カバー部は、妻垂木の側面側に位置して」いるものではなく、カバー取付具は、「妻垂木カバーの上面カバー部の仮置き部」を有しておらず、また、「破風板2」の側面に取り付けられるものであって「妻垂木」の側面に取付けられておらず、係合は「弾性」係合か不明であり、「仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に弾性係合により取付けられている」ものでもない点。

(2)判断
上記相違点6について検討する。
ア 甲6発明は、「破風化粧材」を有する「建物」に関するものであり、甲6の破風化粧材3の破風板2への他の取付例(上記第4の2(6)ア(ウ)及び(カ))も、「簡易建物」の「妻垂木」への適用を示唆するものではないし、相違点6に係る構成を記載ないし示唆するものではない。

イ また、甲1ないし甲5には、上記相違点6に係る構成、特に、「カバー取付具」が「妻垂木の上面側に位置して」いる「妻垂木カバーの上面カバー部の仮置き部を有し」、妻垂木カバーは「仮置き部に載せた状態で押し込んでカバー取付具に弾性係合により取付け」ることについて記載も示唆もされておらず、甲6発明及び甲1ないし甲5に記載された発明ないし技術から、本件発明の相違点6に係る構成とすることは、当業者であっても容易になし得たことではない。

ウ よって、本件発明は、甲6発明及び周知技術から当業者が容易になし得たものではない。

(3)小括
よって、本件発明は、甲6発明及び周知技術に基いて、当業者が容易に発明をすることができたものではない。

第6 むすび
以上のとおりであるから、特許異議申立の理由及び証拠によっては、本件発明に係る特許を取り消すことはできない。
また、他に本件発明に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。

 
異議決定日 2021-12-24 
出願番号 P2020-143823
審決分類 P 1 651・ 113- Y (E04B)
P 1 651・ 121- Y (E04B)
最終処分 07   維持
特許庁審判長 長井 真一
特許庁審判官 土屋 真理子
奈良田 新一
登録日 2021-03-25 
登録番号 6858296
権利者 三協立山株式会社
発明の名称 簡易建物  
代理人 特許業務法人英知国際特許事務所  
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