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審決分類 審判 全部申し立て (特120条の4,3項)(平成8年1月1日以降)  A63F
審判 全部申し立て 3項(134条5項)特許請求の範囲の実質的拡張  A63F
審判 全部申し立て 1項3号刊行物記載  A63F
審判 全部申し立て 2項進歩性  A63F
審判 全部申し立て 特許請求の範囲の実質的変更  A63F
審判 全部申し立て ただし書き1号特許請求の範囲の減縮  A63F
管理番号 1385179
総通号数
発行国 JP 
公報種別 特許決定公報 
発行日 2022-06-24 
種別 異議の決定 
異議申立日 2021-06-08 
確定日 2022-03-18 
異議申立件数
訂正明細書 true 
事件の表示 特許第6826505号発明「遊技機」の特許異議申立事件について、次のとおり決定する。 
結論 特許第6826505号の明細書、特許請求の範囲を訂正請求書に添付された訂正明細書、特許請求の範囲のとおり訂正することを認める。 特許第6826505号の請求項1に係る特許を維持する。 
理由 1 手続の経緯
特許第6826505号(以下「本件特許」という。)に係る出願は、平成29年7月24日の特許出願であって、令和3年1月19日に特許の設定登録がなされ、同年2月3日に特許掲載公報が発行され、同年6月8日にその特許に対し、特許異議申立人日本電動式遊技機特許株式会社により特許異議の申立てがなされ、当審において、同年10月12日付けで取消理由が通知され、特許権者である株式会社三共より同年12月13日付けで意見書及び訂正請求書が提出され、これに対して、特許異議申立人に期間を指定して意見書を提出する機会を与えたところ、特許異議申立人から令和4年1月20日付けで意見書が提出されたものである。

2 訂正請求について
(1)訂正の内容
令和3年12月13日付け訂正請求書による本件特許の訂正の内容は、次のとおりである。
ア 訂正事項1
本件特許の特許請求の範囲の請求項1(以下「訂正前の請求項1」という。)に「前記第1状態において、複数の第1項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第1操作部を用いた第1操作により決定され」及び「前記第2状態において、複数の第2項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第2操作部を用いた第2操作により決定される」と記載されているのを、「前記第1状態において、複数の第1項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第2操作部を用いた第2操作では決定されず前記第1操作部を用いた第1操作により決定され」及び「前記第2状態において、複数の第2項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第1操作部を用いた前記第1操作では決定されず前記第2操作部を用いた前記第2操作により決定される」に訂正する。

イ 訂正事項2
本件特許の願書に添付した明細書の【0007】に「該選択された項目は前記第1操作部(たとえば、第2プッシュボタン57)を用いた第1操作により決定され」及び「該選択された項目は前記第2操作部(たとえば、第1プッシュボタン56)を用いた第2操作により決定される」と記載されているのを、「該選択された項目は前記第2操作部を用いた第2操作では決定されず前記第1操作部(たとえば、第2プッシュボタン57)を用いた第1操作により決定され」及び「該選択された項目は前記第1操作部を用いた前記第1操作では決定されず前記第2操作部(たとえば、第1プッシュボタン56)を用いた前記第2操作により決定される」に訂正する。

(2)訂正の適否
ア 訂正事項1
(ア)訂正の目的について
訂正事項1は、特許請求の範囲の請求項1の「選択された項目」の「決定」操作に関して、「第1状態において、」「前記第2操作部を用いた第2操作では決定されず」、「第2状態において、」「前記第1操作部を用いた前記第1操作では決定され」ないことを限定するものである。
したがって、訂正事項1は、特許法第120条の5第2項ただし書第1号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。

(イ)実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更する訂正ではないこと
訂正事項1は、構成要件の削除、請求項の追加、実施例の追加ではなく、また、カテゴリーや対象を変更するものではないから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものには該当せず、特許法第120条の5第9項で準用する第126条第6項に適合するものである。

(ウ)本件特許の願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面(以下「本件特許明細書等」という。)に記載した事項の範囲内の訂正であること
訂正事項1のうち「前記第1状態において、複数の第1項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第2操作部を用いた第2操作では決定されず前記第1操作部を用いた第1操作により決定され」と訂正した部分については、願書に添付した明細書の【0059】に「メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、「音量設定」の選択が受け付けられると、メインメニュー状態からサブメニュー状態である音量設定状態に移行する。」ことが記載され、【0061】に「また、メインメニュー状態において第1プッシュボタン56が操作されると、メインメニュー状態から再び通常状態に移行する。」と記載されている。
すなわち、願書に添付した明細書には、メインメニュー状態において、第1プッシュボタン56が操作されても「音量設定」等の選択が受け付けられず、第2プッシュボタン57が操作されると「音量設定」等の選択が受け付けられることが記載されており、上記の訂正した部分は、これらの記載に基づいて導き出される事項である。

また、訂正事項1のうち「前記第2状態において、複数の第2項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第1操作部を用いた前記第1操作では決定されず前記第2操作部を用いた前記第2操作により決定される」と訂正した部分については、願書に添付した明細書の【0061】に「音量設定状態において第1プッシュボタン56が操作されると、切替えられた音量が選択される。また、音量設定状態において第2プッシュボタン57が操作されると、音量設定状態から元のメインメニュー状態に移行する。」、「よって、メインメニュー状態では第2プッシュボタン57の操作により選択項目を選択することが可能であったが、サブメニュー状態である音量設定状態では第2プッシュボタン57による選択項目の選択操作は無効化されるということができる。」との記載に基づいて導き出される事項である。

したがって、訂正事項1は、本件特許明細書等に記載した事項または記載した事項から自明な事項の範囲内の訂正であり、本件特許明細書等に記載した事項の全ての記載を総合することにより導かれる技術的事項との関係において新たな技術的事項を導入しないものである。
よって、訂正事項1は、本件特許明細書等に記載した事項の範囲内の訂正であり、特許法第120条の5第9項で準用する第126条第5項に適合するものである。

イ 訂正事項2(【0007】)
(ア)訂正の目的について
訂正事項2は、訂正事項1に係る訂正により、訂正前の請求項1における特許請求の範囲の訂正を行った結果、記載が一致しなくなった願書に添付した明細書の段落【0007】の記載を、訂正後の請求項1の記載に整合させるための訂正であるから、特許法第120条の5第2項ただし書第3号に掲げる明瞭でない記載の釈明を目的とするものである。

(イ)実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更する訂正ではないこと
訂正事項2は、構成要件の削除、請求項の追加、実施例の追加ではなく、また、カテゴリーや対象を変更するものではないから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものには該当せず、特許法第120条の5第9項で準用する第126条第6項に適合するものである。

(ウ)本件特許明細書等に記載した事項の範囲内の訂正であること
訂正事項2は、訂正事項1に係る訂正により、訂正前の請求項1における特許請求の範囲の訂正を行った結果、記載が一致しなくなった願書に添付した明細書の段落【0007】の記載を、訂正後の請求項1の記載に整合させるための訂正であるから、訂正事項1と同様に本件特許明細書等に記載した事項または記載した事項から自明な事項の範囲内の訂正であり、本件特許明細書等に記載した事項の全ての記載を総合することにより導かれる技術的事項との関係において新たな技術的事項を導入しないものである。
したがって、訂正事項2は、本件特許明細書等に記載した事項の範囲内の訂正であり、特許法第120条の5第9項で準用する第126条第5項に適合するものである。

ウ 小括
訂正事項1は、特許法第120条の5第2項ただし書第1号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、特許法第120条の5第9項において準用する特許法第126条第5項及び第6項の規定に適合するものである。
また、訂正事項2は、特許法第120条の5第2項ただし書第3号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、特許法第120条の5第9項において準用する特許法第126条第5項及び第6項の規定に適合するものである。

(3)まとめ
上記(2)ア〜ウにおいて検討したとおりであるから、本件特許の明細書及び特許請求の範囲についての訂正を認める。

3 本件訂正発明について
本件特許の訂正後の請求項1に係る発明(以下「本件訂正発明」という。)は、その請求項1に記載された事項により特定される次のとおりのものである(当審判合議体にて請求項1をA〜Jに分説した。なお、下線は、訂正された箇所を示す。)。

(本件訂正発明)
「【請求項1】
A 遊技を行う遊技機において、
B 選択操作部と、
C 第1操作部と、
D 第2操作部と、
E 第1状態において複数の第1項目のうちのいずれかの項目を決定可能である第1決定手段と、
F 前記第1状態において第1項目が決定されたときに第2状態に移行させる状態移行手段と、
G 前記第2状態において複数の第2項目のうちのいずれかの項目を決定可能である第2決定手段と、を備え、
H 前記第1状態において、複数の第1項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第2操作部を用いた第2操作では決定されず前記第1操作部を用いた第1操作により決定され、
I 前記第2状態において、複数の第2項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第1操作部を用いた前記第1操作では決定されず前記第2操作部を用いた前記第2操作により決定される
J ことを特徴とする遊技機。」

4 特許異議申立理由の概要
異議申立人は、訂正前の本件特許の請求項1に係る発明(以下「本件特許発明」という。)に対して、証拠として甲第1〜3号証を提示し、本件特許発明は、甲第1号証に記載された発明であり、本件特許は、特許法第29条第1項3号に該当するものであるから、取り消されるべきものである旨、主張すると共に、本件特許発明は、甲第1号証に記載された発明及び甲第2号証、甲第3号証等に記載の周知技術に基づいて、当業者が容易に発明できたものであり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないものであるから、取り消されるべきものである旨、主張する。

<証拠方法>
甲第1号証:特許第6060409号公報
甲第2号証:特開2016−87208号公報(周知技術を示す文献)
甲第3号証:特開2017−86605号公報(周知技術を示す文献)

5 取消理由通知に記載した取消理由について
(1)取消理由の概要
特許異議申立人による、特許異議の申立書の提出を受け、当審により、令和3年10月12日付けで特許権者に通知した取消理由の要旨は次のとおりである。
本件特許発明は、甲1号証に記載された発明と同一であるから、本件特許は、特許法第29条第1項の規定に違反してされたものである。
仮に、そうでないとしても、本件特許発明は、甲1に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本件特許は、特許法第29条第2項の規定に違反してなされたものである。

(2)甲第1号証の記載事項、甲1発明
ア 記載事項
甲第1号証(特許第6060409号公報)には、図面と共に次の事項が記載されている(下線は当審で付した。以下同様。)。
(ア)「【発明を実施するための形態】
【0010】
<<第1の実施形態>>
以下、図面を用いて、本発明を適用可能なパチンコ機100等の弾球遊技機(封入式のものも含む)について詳細に説明する。なおここにいう封入式のものとは、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機等のことをいう。」

(イ)「【0671】
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図66参照)の演出態様に変化を与える演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図64に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。」

(ウ)「【2451】
図195は、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行されるミニゲームの演出の他の一例について段階的に示す図である。以下の図では、括弧書きのアルファベット順に演出が進んでいく様子が示されている。
・・・
【2453】
そして、図195(b)に示すタイミングで演出ボタン136が操作されると、図195(c)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、メニュー画面が表示される。図195(c)に示されるメニュー画面では、会員登録、カスタマイズ、ミニゲーム、個人データクリア、終了の各項目が縦列に並んで表示され、その下方には、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字表示が行われ、また、OKボタン操作促進画像137q及びボタン画像136aとともに「決定」の文字表示が行われており、操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを移動させ、OKボタン137eあるいは演出ボタン137を操作することにより、カーソルCSLで指示された項目が実行されることが示されている。
・・・
【2456】
そして、図195(c)に示されるように、カーソルCSLが「会員登録」を指示している状態で下ボタン137bが1回操作されると、図195(d)に示すように、カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示する。そして、カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示している状態でOKボタン137eが操作されると、図97(e)に示すように、カスタマイズメニュー画面に移行する。
【2457】
カスタマイズメニュー画面では、オートボタンモードのオン/オフ、エコモードのオン/オフ、プレミア予告出現率の設定、チュートリアル表示のオン/オフの各種設定が縦列に並んで表示され、その下方には、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字表示が行われ、また、OKボタン操作促進画像137qとともに「決定」の文字表示が行われており、操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを上下方向に移動し、左ボタン137c及び右ボタン137bを操作することで、カーソルCSLに指示された設定の変更を行うことができる。
・・・
【2463】
そして、図195(g)に示すように、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態でOKボタン137eが1回操作されると、「オートボタンモード」の設定が「オン」に確定される。その後、演出ボタン136が1回操作されると、図97(h)に示すように、メニュー画面に移行する。なお、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態でOKボタン137eが操作されず、演出ボタン136が操作された場合には、「オートボタンモード」の設定の結果を反映しないでメニュー画面に移行してもよいし、「オートボタンモード」の設定の結果を反映(確定)した上でメニュー画面に移行するようにしてもよい。」

(エ)「【2554】
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。」

(オ) 「【2665】
図210(a)に示すように、操作キーユニット137は、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、OKボタン137e及びクリアボタン137fの6つのボタンを有して構成されている。なお、以下の説明では、説明を簡略化するために、操作キーユニット137の構成部分のうち、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d及びOKボタン137eについては、図210(b)に示す態様で表す場合がある。」

イ 認定事項
【2453】に「図195(c)に示されるメニュー画面では、…OKボタン137eあるいは演出ボタン137を操作することにより、…」との記載があるが、当該記載中の「演出ボタン137」は、【図195】を説明する【2453】、【2463】の記載から、「演出ボタン136」の誤記と認める。

ウ 甲1発明
上記アの記載事項及び上記イの認定事項から、甲第1号証には、次の発明(以下「甲1発明」という。a〜jは、本件特許の請求項1の分説(A〜J)に対応させて、当審にて付与。以下同様。)が開示されていると認められる。
「a パチンコ機100等の弾球遊技機(【0010】)であって、
遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400とを備え(【2554】)、
c 遊技者の操作によって各種演出装置206の演出態様に変化を与える演出ボタン136(【0671】)と、
d 操作キーユニット137(【0671】)を備え、
b 操作キーユニット137は、カーソルCSLを移動させる上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137dや、OKボタン137e及びクリアボタン137fの6つのボタンを有して構成され(【2453】、【2457】、【2665】)、
e、h 第1副制御部400は、ミニゲームの演出において、
メニュー画面の会員登録、カスタマイズ、ミニゲーム、個人データクリア、終了の各項目を、装飾図柄表示装置208に縦列に並んで表示し、
その下方に、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字を表示し、
また、OKボタン操作促進画像137q及びボタン画像136aとともに「決定」の文字を表示し、
操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを移動させ、OKボタン137eあるいは演出ボタン136を操作することにより、カーソルCSLで指示された項目を実行し(【2451】、【2453】、【2554】)、
f 第1副制御部400は、カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示している状態でOKボタン137eが操作されると、カスタマイズメニュー画面に移行させ(【2456】、【2554】)、
g、i 第1副制御部400は、カスタマイズメニュー画面において、
オートボタンモードのオン/オフ、エコモードのオン/オフ、プレミア予告出現率の設定、チュートリアル表示のオン/オフの各種設定を縦列に並んで表示し、
その下方には、方向キー操作促進画像137pとともに「選択」の文字を表示し、
また、OKボタン操作促進画像137qとともに「決定」の文字を表示し、
操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを上下方向に移動させ、左ボタン137c及び右ボタン137bを操作することで、カーソルCSLに指示された設定の変更を行い(【2457】、【2554】)、
カスタマイズメニュー画面では、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態でOKボタン137eが1回操作されると、「オートボタンモード」の設定を「オン」に確定する(【2457】、【2463】)、
j パチンコ機100等の弾球遊技機(【0010】)。」

(3)甲第2号証の記載事項
ア 記載事項
甲第2号証(特開2016−87208号公報)には、図面と共に次の事項が記載されている。
(ア)「【0010】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。」

(イ)「【1575】
図101(f)に続く図101(g)は、遊技者がチャンスボタン136を押下して装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dにメニュー画像を表示させたユーザーメニュー演出770を実行している状態を示している。なお、普図表示装置210では普図変動遊技が実行されている。ユーザーメニュー演出770が開始されると、デモ演出が中止されるため注意喚起報知演出750も終了する。こうすることにより、デモ演出中に行われた注意喚起報知を遊技者による操作で隠すことができる。遊技者がチャンスボタン136を操作したことに基づいてユーザーメニューの表示が開始されると、実行されていたデモ演出が中止されるので、注意喚起報知を不要と考えている遊技者がデモ演出を任意に中止することができる。
【1576】
本実施例によるパチンコ機100は、遊技者が操作可能な設定操作部を有している。設定操作部は、例えば、球貯留皿付扉108のチャンスボタン136近傍に配置されている。設定操作部は、設定者(例えば、遊技者、遊技店員)による押下が可能な押ボタン式のスイッチとして、確定(OK)ボタンと、確定ボタンの上方に位置する上ボタンと、確定ボタンの下方に位置する下ボタンと、確定ボタンの右方に位置する右ボタンと、確定ボタンの左方に位置する左ボタンと、右ボタンのさらに右方に位置するキャンセル(C)ボタンとを備えている。また、設定操作部は、各ボタンのそれぞれの押下を検出する操作部センサを備えている。本例の設定操作部は、各ボタンおよび操作部センサが一体化したユニット構造を有している。設定操作部の各ボタンのうち少なくとも1つは、所定条件が成立したときの遊技者の操作によって各種演出装置206(図64参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタンとして機能するようになっていてもよい。」

(ウ)「【1581】
図102(a)に続く図102(b)は、遊技者が設定操作部のボタンを操作して、メニュー画像に表示されている「パスワード入力」アイコンにポインタを位置させて設定操作部の確定ボタンを押下した結果、演出表示領域208dにパスワード入力画面が表示された状態を示している。演出表示領域208dの上段には「パスワード入力」の文字列が中央に配置されたタイトルバーが表示されている。画面左側には4桁の数字を入力する入力領域が表示されている。入力領域にはすでに上位2桁に「15」が入力されている。下位2桁には未入力を示す「**」が表示されている。画面右側にはテンキーが表示され、ポインタが「5」の位置にあることが示されている。
【1582】
図102(b)に続く図102(c)は、遊技者がポインタをテンキーの「OK」アイコンに位置させて、設定操作部の確定ボタンを押下した結果、パチンコ機100側から「パスワードの入力を受け付けました」という報知が表示された状態を示している。」

イ 甲第2号証に記載された技術事項
上記アの記載事項から、甲第2号証には、次の技術事項が開示されていると認められる。
「メニュー画像に表示されている「パスワード入力」アイコンにポインタを位置させて設定操作部の確定ボタンを押下した結果、演出表示領域208dにパスワード入力画面が表示され、
パスワード入力画面が表示された状態で、遊技者がポインタをテンキーの「OK」アイコンに位置させて、設定操作部の確定ボタンを押下した結果、パチンコ機100側から「パスワードの入力を受け付けました」という報知が表示された状態となるパチンコ機100。」

(4)甲第3号証の記載事項
ア 記載事項
甲第3号証(特開2017−86605号公報)には、図面と共に次の事項が記載されている。
(ア)「【0020】
[第1実施形態]
第1実施形態では、本発明がスロットマシンに適用された場合の一例を説明する。図1は、本実施形態に係るスロットマシン1の全体構造を示す正面図である。スロットマシン1は、前面が開口する筐体1aと、この筺体1aの側端に回動自在に枢支された前面扉1bとを含む。前面扉1bの中央上部には、液晶表示器51が設けられている。液晶表示器51は、所定の演出を実行可能な表示領域を有している。」

(イ)「【0068】
設定メニュー画面は、リールが停止しており、かつボタン演出が実行されていない状態において、演出用スイッチ56が操作されたときに表示される画面である(図16のS819参照)。
【0069】
図17は、設定メニュー画面の一例を示した図である。図17の設定メニュー画面では、「オート連打の有効・無効を変更」などの文字が表示され、遊技者にオート連打の機能の設定操作を促す表示がなされる。また、図17の例では、設定メニュー画面においてオート連打の機能の有効を示す選択肢400とオート連打の機能の無効を示す選択肢401が表示される。また、図17の例では、カーソル(図17の例では太線)が、選択肢400に合わせられている(選択肢400が選択されている状態であるものとする)。
設定メニュー画面が表示されているときにおいて、左ストップスイッチ8Lを操作することによりカーソルを移動させることができる。また、選択肢400または選択肢401が選択されている状態で、リールの回転を開始させる操作(つまり、スタートスイッチ7への操作)が行われると、設定メニュー画面が消去されるとともに、該選択されていた選択肢に決定される。」

イ 甲3号証に記載された技術事項
上記アの記載事項から、甲第3号証には、次の技術事項が開示されていると認められる。
「設定メニュー画面が表示されているときにおいて、左ストップスイッチ8Lを操作することによりカーソルを移動させることができ、選択肢400または選択肢401が選択されている状態で、リールの回転を開始させる操作(つまり、スタートスイッチ7への操作)が行われると、設定メニュー画面が消去されるとともに、該選択されていた選択肢に決定されるスロットマシン1。」

(5)当審の判断
ア 対比
本件訂正発明と甲1発明とを分説に従い対比する。
(a、j)
甲1発明の「パチンコ機100等の弾球遊技機」は、本件訂正発明の「遊技を行う遊技機」および「遊技機」に相当する。
したがって、甲1発明の構成a、jは、本件訂正発明の構成A、Jに相当する。

(b)
甲1発明の「操作キーユニット137」のうち、「カーソルCSLを移動させる上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d」は、本件訂正発明の「選択操作部」に相当する。
したがって、甲1発明の構成bは、本件訂正発明の構成Bに相当する。

(c)
甲1発明の「遊技者の操作によって各種演出装置206の演出態様に変化を与える演出ボタン136」は、本件訂正発明の「第1操作部」に相当する。
したがって、甲1発明の構成cは、本件訂正発明の構成Cに相当する。

(d)
甲1発明の「操作キーユニット137」のうち、構成bにより特定される「OKボタン137e」は、本件訂正発明の「第2操作部」に相当する。
したがって、甲1発明の構成b、dは、本件訂正発明の構成Dに相当する。

(e)
甲1発明の「ミニゲームの演出において、メニュー画面の」「各項目を、装飾図柄表示装置208に縦列に並んで表示し」ている状態は、本件訂正発明の「第1状態」に相当する。
そして、甲1発明の「会員登録、カスタマイズ、ミニゲーム、個人データクリア、終了の各項目」は、本件訂正発明の「複数の第1項目」に相当する。
そうすると、引用発明の「カーソルCSLで指示された項目を実行」する「第1副制御部400」は、本件訂正発明の「いずれかの項目を決定可能である」「第1決定手段」としての機能を有する。
したがって、甲1発明の構成e、hは、本件訂正発明の構成Eに相当する。

(f)
甲1発明の「カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示している状態でOKボタン137eが操作される」ときは、構成e、hより、「ミニゲームの演出において、メニュー画面の会員登録、カスタマイズ、ミニゲーム、個人データクリア、終了の各項目を、装飾図柄表示装置208に縦列に並んで表示」されていることから、本件訂正発明の「第1状態において第1項目が決定されたとき」に相当する。
甲1発明の「カスタマイズメニュー画面」は、「カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示している状態でOKボタン137eが操作される」と「移行」するものであり、構成g、iによると、「オートボタンモードのオン/オフ、エコモードのオン/オフ、プレミア予告出現率の設定、チュートリアル表示のオン/オフの各種設定を縦列に並んで表示」するものであるから、「カスタマイズメニュー画面」を表示している状態は、本件訂正発明の「第2状態」に相当する。
そうすると、甲1発明の「カスタマイズメニュー画面に移行させ」る「第1副制御部400」は、本件訂正発明の「第2状態に移行させる状態移行手段」としての機能を有する。
したがって、甲1発明の構成fは、本件訂正発明の構成Fに相当する。

(g)
上記(f)より、甲1発明の「カスタマイズメニュー画面」を表示している状態は、本件訂正発明の「第2状態」に相当する。
そして、甲1発明の「オートボタンモードのオン/オフ、エコモードのオン/オフ、プレミア予告出現率の設定、チュートリアル表示のオン/オフの各種設定」に係る項目は、本件訂正発明の「複数の第2項目」に相当する。

また、甲1発明において、「カスタマイズメニュー画面では、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態でOKボタン137eが1回操作されると、「オートボタンモード」の設定を「オン」に確定する」ことから、甲1発明における「OKボタン137e」の「1回操作」は、本件訂正発明の「複数の第2項目のうちのいずれかの項目を決定可能」とする機能を有するものであるといえる。
そうすると、甲1発明の「カスタマイズメニュー画面において」「操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを上下方向に移動し、左ボタン137c及び右ボタン137bを操作することで、カーソルCSLに指示された設定の変更を行い」、「「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態でOKボタン137eが1回操作されると、「オートボタンモード」の設定を「オン」に確定する」「第1副制御部400」は、本件訂正発明の「第2状態において複数の第2項目のうちのいずれかの項目を決定可能である第2決定手段」としての機能を有する。
したがって、甲1発明の構成g、iは、本件訂正発明の構成Gに相当する。

(h)
甲1発明の「操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを移動させ」ることは、本件訂正発明の「複数の第1項目のうちのいずれかの項目は選択操作部を用いた選択操作により選択され」ることに相当する。
そして、上記(c)より、甲1発明の「演出ボタン136」は、本件訂正発明の「第1操作部」に相当する。
そうすると、甲1発明の「メニュー画面」が表示されている状態で「演出ボタン136を操作することにより、カーソルCSLで指示された項目を実行」することは、本件訂正発明の「該選択された項目は」「前記第1操作部を用いた第1操作により決定され」ることに相当する。

また、後述する(i)より、甲1発明の「操作キーユニット137」のうち、構成bにより特定される「OKボタン137e」は、本件訂正発明の「第2操作部」に相当する。
そして、甲1発明は、「メニュー画面」が表示されている状態で「操作キーユニット137の上ボタン137aや下ボタン137bを操作してカーソルCSLを移動させ、OKボタン137eあるいは演出ボタン136を操作することにより、カーソルCSLで指示された項目を実行」するものであり、また、構成fより、「カーソルCSLが「カスタマイズ」を指示している状態でOKボタン137eが操作されると、カスタマイズメニュー画面に移行させ」るものである。
そうすると、甲1発明において、「メニュー画面」が表示されている状態で「OKボタン137e」が操作されると、「カーソルCSLで指示された項目を実行」するものである。

したがって、甲1発明の構成e、hと、本件訂正発明の構成Hとは、「第1状態において、複数の第1項目のうちのいずれかの項目は選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は」「前記第1操作部を用いた第1操作により決定され」る点で共通する。

(i)
上記(f)より、甲1発明の「カスタマイズメニュー画面」を表示している状態は、本件訂正発明の「第2状態」に相当する。
そして、上記(g)より、甲1発明の「オートボタンモードのオン/オフ、エコモードのオン/オフ、プレミア予告出現率の設定、チュートリアル表示のオン/オフの各種設定」に係る項目は、本件訂正発明の「複数の第2項目」に相当する。
また、甲1発明の「左ボタン137c及び右ボタン137bを操作することで、カーソルCSLに指示された設定の変更を行」うことは、本件訂正発明の「複数の第2項目のうちのいずれかの項目は選択操作部を用いた選択操作により選択され」ることに相当する。
さらに、甲1発明の「操作キーユニット137」のうち、構成bにより特定される「OKボタン137e」は、本件訂正発明の「第2操作部」に相当する。
そうすると、甲1発明の「「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態でOKボタン137eが1回操作されると、「オートボタンモード」の設定を「オン」に確定する」ことは、本件訂正発明の「該選択された項目は」「前記第2操作部を用いた前記第2操作により決定される」ことに相当する。
ここで、甲1発明は、「「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態でOKボタン137eが1回操作されると、「オートボタンモード」の設定を「オン」に確定する」のであって、「オートボタンモード」の設定が「オン」とされた状態で「演出ボタン136」を操作しても「オートボタンモード」の設定を「オン」に確定するのでないことは明らかであり、このことは、本件訂正発明の「選択された項目は第1操作部を用いた第1操作では決定され」ないことに相当する。
したがって、甲1発明の構成g、iは、本件訂正発明の構成Iに相当する。

(k)小括
上記(a、j)〜(i)より、本件訂正発明と甲1発明は、
「A 遊技を行う遊技機において、
B 選択操作部と、
C 第1操作部と、
D 第2操作部と、
E 第1状態において複数の第1項目のうちのいずれかの項目を決定可能である第1決定手段と、
F 前記第1状態において第1項目が決定されたときに第2状態に移行させる状態移行手段と、
G 前記第2状態において複数の第2項目のうちのいずれかの項目を決定可能である第2決定手段と、を備え、
H´前記第1状態において、複数の第1項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第1操作部を用いた第1操作により決定され、
I 前記第2状態において、複数の第2項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第1操作部を用いた前記第1操作では決定されず前記第2操作部を用いた前記第2操作により決定される
J 遊技機。」の点で一致し、次の点で相違する。

[相違点](構成H)
「第1状態」における「複数の第1項目のうちのいずれかの項目」の決定に関し、本件訂正発明は、「複数の第2項目のうちのいずれかの項目」の「決定」に用いられる「第2操作部を用いた第2操作では決定され」ないのに対して、引用発明は、「「オートボタンモード」の設定を「オン」に確定する」「OKボタン137e」、あるいは、「演出ボタン136を操作することにより、カーソルCSLで指示された項目を実行」する点。

イ 判断
上記相違点(構成H)について検討する。
甲1発明は、「メニュー画面の会員登録、カスタマイズ、ミニゲーム、個人データクリア、終了の各項目」の中から、「OKボタン137eあるいは演出ボタン136を操作すること」により一つの項目を決定するものであるが、「メニュー画面」に表示された各項の中から一つの項目を決定する際に、「演出ボタン136」による操作のみを有効とし、「オートボタンモード」の設定を確定する際に操作される、「OKボタン137e」による操作を無効化することについて、記載も示唆もされていない。
そして、甲第2号証に記載された技術事項は、「メニュー画像」が表示された状態、及び、「パスワード入力画面が表示された状態」のいずれの場合も、項目の確定には、同じ「確定ボタン」を用いる遊技機に関するものである。
また、甲第3号証に記載された技術事項は、「設定メニュー画面が表示されているときにおいて、選択肢400または選択肢401が選択されている状態で、リールの回転を開始させる操作(つまり、スタートスイッチ7への操作)が行われると、設定メニュー画面が消去されるとともに、該選択されていた選択肢に決定されるものである。したがって、甲第2号証、甲第3号証はいずれも上記相違点に係る構成を備えるものでない。

一方、本件訂正発明は、上記相違点に係る構成を備えることで、本件特許明細書に記載された
「【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の遊技機では、メインメニュー画面でパスワード入力画面に移行させる操作と、パスワード入力画面でパスワードを決定するための操作が同一の演出用スイッチによる操作であるため、メインメニュー画面が表示されているときに遊技者が誤って演出用スイッチを連続操作してしまうと、パスワード入力画面に移行させる操作とパスワード入力画面で文字を決定する操作が連続して受け付けられてしまい、パスワード入力画面で遊技者の意図しない文字が決定されてしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、遊技者が意図しない第2項目を決定してしまうことを抑止できる遊技機を提供することを目的とする。」
と記載されているように、「メインメニュー画面でパスワード入力画面に移行させる操作と、パスワード入力画面でパスワードを決定するための操作」とを異ならせることで、「遊技者が意図しない第2項目を決定してしまうことを抑止」することを目的とし、同じく【0007】に記載された「遊技者が意図しない第2項目を決定してしまうことを抑止できる。」という効果を奏するものであるから、技術的意義を有するものである。

また、「遊技者が意図しない第2項目を決定してしまうことを抑止」するために、「第1状態」における「複数の第1項目のうちのいずれかの項目」の決定に関し、「複数の第2項目のうちのいずれかの項目」の「決定」に用いられる「第2操作部を用いた第2操作では決定されず第1操作部を用いた第1操作により決定され」ることは、特許異議申立人が提出した甲第1〜3号証のいずれの証拠にも記載も示唆もされておらず、また、遊技機の技術分野において、周知の技術事項でない。

したがって、本件訂正発明は、甲1発明と同一ではなく、かつ、甲1発明、及び、甲第2号証及び甲第3号証に記載された事項に基づいて、本件訂正発明の構成Hを備えることは、当業者が容易になし得たものでもない。
よって、特許異議申立人が提出した証拠によっては、本件訂正発明について、甲1発明と同一であるとも、甲1発明、及び、甲第2号証及び甲第3号証に記載された事項に基づいて当業者が容易になし得たものであるといえない。

6 令和4年1月20日付け意見書における異議申立人の主張について
特許異議申立人の特許異議申立書における主張を踏まえて上述のとおり検討をしたが、以下、令和4年1月20日付け意見書における異議申立人の主張についても検討する。
(1)意見書における異議申立人の主張の概要
ア 本件訂正の適法性
(ア)訂正の目的要件
文理解釈上、「前記第1操作部を用いた第1操作により決定され」ることは、文理解釈上、「前記第2操作部を用いた第2操作」により決定されることと同義ではないから、「前記第1操作部を用いた第1操作により決定され」ることが、「前記第2操作部を用いた第2操作」により決定されることでないことは自明である。
また、遊技機には、第2操作部以外にも第1操作部の第1操作と関わりのない操作部が存在し得るのであって、それらの関わりのない操作部から第2操作部が関わりのないものであることを選択することに技術的意義はないため、訂正事項1について、訂正前と訂正後とで技術的意義に変わりはない。
よって、訂正事項1は、形式的には文言を付加しているものの、実質的にその技術的範囲にいささかも変更を加えるものではなく、実質的に、特許請求の範囲の減縮、誤記の訂正及び明瞭でない記載の釈明のいずれをも目的とするものではないことから、訂正の目的要件を欠き、特許法第120条の5第2項ただし書の規定に適合しない訂正である。

(イ)新規事項の追加及び特許請求の範囲の実質的拡張又は変更
訂正事項1は、本件訂正前の事項に、前記第2操作部を用いた第2操作によっては決定されない、という新たな構成を付加したものに変更するものであるから、その構成を付加する点において、本件特許の特許請求の範囲、明細書又は図面に記載した事項の範囲内においてしたものではないものとなる。
したがって、訂正事項1は、特許法第120条の5第9項において準用する同法第126条第5項の規定にも適合しない訂正である。
また、本件訂正により、本件特許発明は、明細書等に記載した事項の範囲を超えるものを含むこととなるので、同法第120条の5第9項において準用する同法第126条第6項の規定にも適合しない訂正である。

イ 訂正発明について
(ア)発明の成立性及び産業上の利用可能性
訂正事項1で追加された、「前記第2操作部を用いた第2操作では決定されず」及び「前記第1操作部を用いた前記第1操作では決定されず」は、いずれもその主体が明らかになっておらず、人間により操作部を選択して操作することが排除されていない。
したがって、訂正後の発明は、人間の操作部の選択と操作という事項を要件として含むものであるから、自然法則を利用した発明であるとも、また、産業上利用可能なものであるともいえない。
したがって、本件訂正後の発明は、特許法第29条第1項柱書に規定する要件に違反するものであるから、本件特許は、同法第113条第2号の規定に該当し、取り消されるべきものである。

(イ)サポート要件
訂正事項1は、本件特許明細書等に記載されておらず、特許を受けようとする発明が発明の詳細な説明に記載されていないものである。
また、訂正事項1は、本件訂正前の事項に、第2操作部を用いた第2操作によっては決定されない、という新たな構成を付加したものに変更するものであることになるが、その構成を裏付ける実施例は十分に記載されていない。
また、発明の詳細な説明に記載された事項から、出願時の技術常識に照らしても、本件訂正後の請求項に係る発明の範囲まで、発明の詳細な説明に開示された内容を拡張ないし一般化できるものであるともいえない。
したがって、訂正事項は、特許法第36条第6項第1号の要件に違反するものであるから、本件特許は、同法第113条第4号の規定に該当し、同法第114条第2項の規定により取り消されるべきものである。

(2)異議申立人の主張についての検討
ア 本件訂正の適法性
(ア)訂正の目的要件
上記「2(2)ア(ア)」において検討したように、訂正事項1は、「選択された項目」が「決定」される操作部の範囲を限定するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。
上記「5(5)イ 判断」において検討したように、本件訂正発明は、本件特許明細書に記載された「遊技者が意図しない第2項目を決定してしまうことを抑止」することを目的とするものであって、訂正事項1により、「選択された項目」の「決定」操作に関して、どの操作部を操作すると「選択された項目」が「決定」されないかについて特定することで、「選択された項目」を「決定」操作する「第1操作部」及び「第2操作部」の範囲を限定することにより、上記目的を解決するものである。
したがって、訂正事項1は、発明の目的解決のための特定事項に関するものであるので、技術的意義を有するものである。

(イ)新規事項の追加及び特許請求の範囲の実質的拡張又は変更
上記「2(2)ア(ウ)」において検討したように、訂正事項1は、願書に添付した明細書の【0059】、【0061】の記載に基づくものであって、新たな技術事項を導入するものではない。
したがって、異議申立人の上記「(1)ア(イ)」の主張を採用することはできない。

イ 訂正発明について
(ア)発明の成立性及び産業上の利用可能性
訂正発明において、「複数の第1項目のうちのいずれかの項目」の「決定」、及び、「複数の第2項目のうちのいずれかの項目」の「決定」は、あくまでも、「遊技機」が備える「第1決定手段」、「第2決定手段」により決定されるものであって、人間の操作そのものが「遊技機」の構成要件に含まれているものではない。
また、本件訂正発明は、(i)人間を手術、治療又は診断する方法の発明、(ii)業として利用できない発明、(iii)実際上、明らかに実施できない発明、のいずれにも該当しないものであるから、産業上の利用可能性の要件を満たすものである。
したがって、本件訂正発明は、産業上利用可能なものといえる。

また、本件訂正発明は、項目の決定を行うための「第1状態において複数の第1項目のうちのいずれかの項目を決定可能である第1決定手段」、「前記第1状態において第1項目が決定されたときに第2状態に移行させる状態移行手段」、及び、「前記第2状態において複数の第2項目のうちのいずれかの項目を決定可能である第2決定手段」によって、遊技機という装置(ハードウェア資源)において、機器等に対する制御又は制御に伴う処理を具体的に行うものであるから、自然法則を利用していることは明らかである。
したがって、本件訂正発明は、全体として、上述の項目の決定制御を具体的に行うものであり、自然法則を利用していることは明らかであるから、本件訂正発明は、「自然法則を利用した技術的思想の創作」に当たるものと理解することができる。
よって、異議申立人の上記「(1)イ(ア)」の主張を採用することはできない。

(エ)サポート要件
上記「2(2)ア(ウ)」において検討したように、訂正事項1は、願書に添付した明細書の【0059】、【0061】の記載に基づくものであって、明細書に訂正事項1の構成を裏付ける実施例は十分に記載されている。
したがって、異議申立人の上記「(1)イ(イ)」の主張を採用することはできない。

ウ 小括
上記ア、イより、異議申立人の令和4年1月20日付け意見書における主張は採用することができない。

7 むすび
以上のことから、取消理由通知に記載した取消理由及び特許異議申立書に記載した特許異議申立理由によっては、訂正後の請求項1に係る特許を取り消すことはできない。
また、他に訂正後の請求項1に係る特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】遊技機
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技を行う遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
遊技機として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの始動入賞領域に遊技媒体が入賞したときに複数種類の識別情報の可変表示が行われるパチンコ遊技機や、所定の賭数を設定し、スタート操作が行われたときに、複数種類の識別情報(例えば、図柄)の可変表示が行われるスロットマシンなどがある。このように識別情報の可変表示を実行可能に構成された遊技機では、可変表示部において識別情報の可変表示の表示結果が所定の表示結果となった場合に、所定の遊技価値(例えば、大当たり状態への移行など)を遊技者に与えるように構成されたものがある。
【0003】
このような遊技機として、メインメニュー画面が表示されているときに「パスワード入力」の項目を選択して演出用スイッチを操作するとパスワード入力画面が表示され、パスワード入力画面で該演出用スイッチを操作するとパスワードを構成する文字を選択(決定)することができる遊技機が知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013−027553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の遊技機では、メインメニュー画面でパスワード入力画面に移行させる操作と、パスワード入力画面でパスワードを決定するための操作が同一の演出用スイッチによる操作であるため、メインメニュー画面が表示されているときに遊技者が誤って演出用スイッチを連続操作してしまうと、パスワード入力画面に移行させる操作とパスワード入力画面で文字を決定する操作が連続して受け付けられてしまい、パスワード入力画面で遊技者の意図しない文字が決定されてしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、遊技者が意図しない第2項目を決定してしまうことを抑止できる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、
遊技を行う遊技機(たとえば、遊技機1)において、
選択操作部と、
第1操作部と、
第2操作部と、
第1状態(たとえば、メインメニュー状態)において複数の第1項目(たとえば、図2〜図4、図6に示すメインメニュー状態における項目)のうちのいずれかの項目を決定可能である第1決定手段(たとえば、図8のSa2およびSa3の処理を行う部分)と、
前記第1状態において第1項目が決定されたときに第2状態(たとえば、サブメニュー状態)に移行させる状態移行手段(たとえば、図8のSa3の処理を行う部分)と、
前記第2状態において複数の第2項目(たとえば、図2〜図4、図6に示すサブメニュー状態における項目)のうちのいずれかの項目を決定可能である第2決定手段(たとえば、図8のSa7およびSa9の処理を行う部分)とを備え、
前記第1状態において、複数の第1項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第2操作部を用いた第2操作では決定されず前記第1操作部(たとえば、第2プッシュボタン57)を用いた第1操作により決定され(たとえば、図2〜図4、図6に示す部分、図8のSa2およびSa3の処理の処理を行う部分)、
前記第2状態において、複数の第2項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第1操作部を用いた前記第1操作では決定されず前記第2操作部(たとえば、第1プッシュボタン56)を用いた前記第2操作により決定される(たとえば、図2〜図4、図6に示す部分、図8のSa7およびSa9の処理を行う部分)。
この構成によれば、遊技者が意図しない第2項目を決定してしまうことを抑止できる。
【0008】
第2決定手段は、第2状態に移行して所定時間が経過してから複数の第2項目のうちのいずれかの項目を決定可能にする(たとえば、図8のSa8の処理を行う部分)。
この構成によれば、遊技者が意図しない第2項目を決定してしまうことを抑止できる。
【0009】
第1状態では、所定制御を実行する旨の項目の決定が可能であり、
第2状態では、該決定が誤りでないことを確認する旨の項目の決定が可能である(たとえば、図6(b)(d)に示す部分)。
この構成によれば、所定制御を実行させることについての遊技者の意思確認を好適に行うことができる。
【0010】
複数の第1項目のうちのいずれかの項目の選択するための切替操作および複数の第2項目のうちのいずれかの項目の選択するための切替操作は共通操作部を用いた共通操作により行われる(たとえば、図2〜図4、図6に示す部分)。
この構成によれば、項目の切替に関して遊技者が混乱することを防止できる。
【0011】
第1状態において複数の第1項目のうちのいずれかの項目を決定可能であるときに第1操作を示す報知を行う第1報知手段(たとえば、図2〜図4、図6におけるボタン画像77)と、
第2状態において複数の第2項目のうちのいずれかの項目を決定可能であるときに第2操作を示す報知を行う第2報知手段(たとえば、図2〜図4、図6におけるボタン画像72)とを備えた。
この構成によれば、いずれの操作を行う必要があるかを遊技者が認識できる。
【0012】
第2状態において複数の第2項目のうちのいずれかの項目を決定可能であるときに第1操作を無効化する無効化手段(たとえば、図2〜図4、図6に示す部分、図8のSa10およびSa11の処理を行う部分)を備えた。
この構成によれば、第1操作による他の項目の決定を抑止できる。
【0013】
第1操作部と第2操作部とが所定距離以上離間するように配置されている(たとえば、図1に示す部分)。
この構成によれば、遊技者が意図せず第2操作をしてしまうことを抑止できる。
【0014】
遊技を行う遊技機(遊技機1)であって、
遊技者による開始操作(演出メニュー項目「履歴蓄積開始」の決定操作及びパスワードの入力操作)を受付可能な開始操作受付手段と、
開始操作が受け付けられたことに基づいて特定演出状態(遊技履歴蓄積状態)を設定可能な特定演出状態設定手段と、
を備え、
前記開始操作受付手段は、特定演出状態が設定されているか否かに関わらず開始操作を受付可能であり、
前記特定演出状態設定手段は、
特定演出状態が設定されていない場合には、開始操作が受け付けられた場合に特定演出状態を設定し、
特定演出状態が設定されている場合には、開始操作が受け付けられ、かつ開始操作を確認するための確認操作(確認画面での「YES」の決定操作)が受け付けられた場合に新たに特定演出状態を設定する(図9に示す部分)
ことを特徴としている。
この特徴によれば、特定演出状態が設定されている場合でも、開始操作が受け付けられ、新たに特定演出状態を設定できるため、遊技者の利便性を高めることができるとともに、特定演出状態が設定されている場合に新たに特定演出状態を設定するためには、開始操作が受け付けられ、さらに確認操作を必要とするため、誤った開始操作によって新たに特定演出状態が設定されてしまうことを防止できる。
【0015】
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、
遊技を行う遊技機(たとえば、遊技機1)において、
演出を実行する演出実行手段(たとえば、スピーカ53,54)と、
前記遊技機が設置されている遊技店側が前記演出の出力態様を設定可能な第1設定手段(たとえば、音量設定ダイヤル59)と、
遊技者が前記演出の出力態様を設定可能な第2設定手段(たとえば、第1プッシュボタン56、十字キー70)と、
遊技者による前記演出の出力態様の設定を許容するか否かを設定可能な可否設定手段(たとえば、音量設定許容スイッチ58)と、
遊技者による前記演出の出力態様の設定が許容されていないときに、遊技者の操作より前記演出の出力態様の設定内容を確認可能にする設定内容確認手段(たとえば、図5に示す部分、図7のSb4の処理を行う部分)とを備えた。
この構成によれば、演出の出力態様の設定が許容されていないときであっても、設定中の演出の出力態様の設定を確認することが可能になり、遊技者の利便性を高めることができる。
【0016】
演出の出力態様の設定は音量を調整するための設定である(たとえば、図5に示す部分、図7のSb4の処理を行う部分)。
この構成によれば、演出の出力態様の設定において遊技者が煩わしさを感じることを防止することができる。
【0017】
設定内容確認手段は、遊技が進行していない非遊技状態において遊技者の操作により演出の設定内容を確認可能にする(たとえば、図5に示す部分、図7のSb4の処理を行う部分)。
この構成によれば、遊技を進行させる前に演出の出力態様の設定を確認することができる。
【0018】
遊技者が演出の設定内容を確認しているときに前記演出の出力態様の設定が不能であることを報知する報知手段(たとえば、図5に示す部分、図7のSb2〜Sb4の処理を行う部分)を備えた。
この構成によれば、遊技者が演出の出力態様の設定が許容されていないことを認識することができる。
【0019】
第2設定手段は、遊技者の特定操作(たとえば、メインメニュー状態における選択項目の選択操作)により演出の出力態様を設定可能にし、
設定内容確認手段は、遊技者による前記演出の出力態様の設定が許容されていないときに前記特定操作より前記演出の出力態様の設定内容を確認可能にする(たとえば、図5に示す部分、図7のSb3,Sb6,Sb5の処理を行う部分)。
この構成によれば、演出の出力態様の設定時の操作と同一の操作により演出の出力態様の設定を確認することができる。
【0020】
第2設定手段は、特定操作とは異なる遊技者の所定操作(たとえば、十字キー70)によっても演出の出力態様を設定可能にし、
遊技者による前記演出の出力態様の設定が許容されていないときに前記所定操作を無効化する無効化手段(たとえば、図5に示す部分)を備えた。
この構成によれば、所定操作に対する制御内容を規定しておく必要がないので、遊技機の制御負担を軽減することができる。
【0021】
遊技を行う遊技機(たとえば、遊技機1)において、
遊技者が操作可能な操作手段(例えば、十字キー70)と、
前記操作手段の操作が受け付け可能であることを報知する報知手段(例えば、液晶表示器51)と、
第1状態(たとえば、通常状態)および前記第1状態と異なる第2状態(たとえば、有利状態)において前記操作手段により第1操作(たとえば、左右キーの操作)が行われたときに該第1操作を受け付けて第1制御(たとえば、音量設定画像を表示させる制御)を行う第1制御手段(たとえば、図2(a)(c)、図3(a)(c)に示す部分)と、
前記第2状態において前記操作手段により第2操作(たとえば、上下キーの操作)が行われたときに該第2操作を受け付けて第2制御(たとえば、楽曲設定画像を表示させる制御)を行う第2制御手段(たとえば、図4(a)(c)に示す部分)とを備え、
前記報知手段は、前記第2状態において、前記第1操作が受け付け可能であることは報知せずに前記第2操作が受け付け可能であることを報知する(たとえば、図2(a)、図3(a)、図4(a)に示す部分)。
この構成によれば、第1状態および第2状態で可能な操作に対する報知は行わないため、遊技者に煩わしさを感じさせない一方で、第2状態で可能な操作に対する報知は行われるため、遊技者の利便性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】 本実施の形態に係る遊技機を示す図である。
【図2】 通常状態において音量設定を行う方法について説明するための図である。
【図3】 有利状態において音量設定を行う方法について説明するための図である。
【図4】 有利状態において楽曲設定を行う方法について説明するための図である。
【図5】 通常状態および有利状態において設定中の音量の確認を行う方法について説明するための図である。
【図6】 メインメニュー状態およびサブメニュー状態における選択項目の選択方法について説明するための図である。
【図7】 音量確認画像表示処理の制御内容を示すフローチャートである。
【図8】 操作受付処理の制御内容を示すフローチャートである。
【図9】 遊技履歴蓄積状態が設定されているときに、新たに遊技履歴蓄積状態を開始させる際の演出画面の遷移を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
[プッシュボタンおよび十字キー]
図1は、本実施の形態に係る遊技機1を示す図である。図1に示すように、本実施の形態に係る遊技機1は、画像を表示する液晶表示器51と、音を出力するスピーカ53,54と、第1プッシュボタン56と、第2プッシュボタン57と、十字キー70とを備える。遊技機1は遊技が行われているときに演出を実行する。演出は、液晶表示器51からの演出画像の表示およびスピーカ53,54からの演出音の出力により実行される。
【0024】
第1プッシュボタン56は、後述するメインメニュー画像を液晶表示器51に表示させたり、後述するメインメニュー画像の表示を終了したり、サブメニュー画像で選択項目を選択したりするために操作されるスイッチである。
【0025】
第2プッシュボタン57は、後述するメインメニュー画像で選択項目を選択したり、サブメニュー画像からメインメニュー画像に復帰させるために操作されるスイッチである。
【0026】
第1プッシュボタン56と第2プッシュボタン57は所定距離以上離間するように配置されている。たとえば、指一本の平均的な幅以上離間するように配置されている。
【0027】
十字キー70は、メニュー画像や後述する音量設定画像、楽曲選択画像を液晶表示器51に表示させたり、選択中の各選択項目を切替えたり、音量や楽曲を他の音量や他の楽曲に切替えるために操作されるスイッチである。なお、十字キー70の左右のスイッチを左右キーと称し、上下のスイッチを上下キーと称する。
【0028】
また、遊技機1は、遊技者による音量の設定を許容するか否かを設定する音量設定許容スイッチ58を備える。音量設定許容スイッチ58は、遊技機1の筐体内部に設けられており、遊技者は操作できないが遊技店の店員が操作できるようになっている。
【0029】
本実施形態では、音量設定許容スイッチ58は押しボタン式になっており、「設定可」と記載されているボタンを押下すると音量の設定が許容される。また、「設定不可」と記載されているボタンを押下すると音量の設定が許容されない。そして、音量の設定が許容されると設定中の音量を切替える音量切替操作および切替えた音量を選択する(換言すると、確定する)音量選択操作が可能になり、音量の設定が許容されないと音量切替操作および音量選択操作が不能になる。
【0030】
さらに、遊技機1は、音量設定ダイヤル59を備える。音量設定ダイヤル59は、遊技機1の筐体内部にも設けられており、遊技者は操作できないが遊技店の店員が操作できるようになっている。音量設定ダイヤル59を時計回りに回転させると音量が上昇し、反時計回りに回転させると音量が低下する。
【0031】
[各種状態]
遊技機1は、遊技状態、デモ状態、メニュー状態、および音量設定状態、楽曲設定状態、音量確認状態、配当表表示状態、遊技履歴蓄積状態、遊技履歴クリア状態などの各種状態に制御可能であり、それぞれに応じた画像が後述する図2に示す液晶表示器51に表示される。
【0032】
遊技状態は、遊技者が遊技を行っていることが外部から認識可能な状態であり、遊技が行われている状態、および遊技が行われていなくても未だデモ状態に移行していない状態を含む。
【0033】
遊技状態には、通常状態および有利状態が含まれる。通常状態は、たとえば、遊技機1の設計として、遊技用価値の増加が望めない状態、または遊技の滞在率が有利状態よりも多い状態である。有利状態は、通常状態よりも遊技者にとって有利な状態である。有利状態は、たとえば、通常状態よりも遊技者の手持ちの遊技用価値が増えやすい状態、通常状態よりも遊技者の手持ちの遊技用価値が減りにくい状態、または通常状態よりも遊技者の手持ちの遊技用価値が増えやすい状態に移行しやすい状態である。なお、有利状態は、通常状態よりも遊技者にとって有利な状態であれば、いずれの状態であってもよい。
【0034】
遊技状態においては、遊技画像が液晶表示器51に表示される。遊技画像は、遊技者が遊技を行っていることが外部から認識可能な画像である。遊技画像の例として、通常状態においては、都会を想定した背景を含む遊技画像が液晶表示器51に表示され、有利状態においては、田舎を想定した背景を含む遊技画像が液晶表示器51に表示される。なお、背景とともにキャラクタを含む遊技画像が液晶表示器51に表示されてもよい。
【0035】
デモ状態は、遊技者が遊技を行っていないこと(たとえば、遊技を行う遊技者が存在しない、遊技を行う遊技者が存在しても一時的に退席しているなど)が外部から認識可能な状態である。単位遊技が終了してからデモ移行時間(たとえば、3分間)が経過したときに、遊技状態からデモ状態に移行する。具体的には、遊技状態においては、遊技が終了してからの経過時間が計測される。計測された経過時間は、遊技の開始条件が成立したときにリセットされる。本実施の形態においては、計測された経過時間は、遊技を開始するための開始操作が行われたときにリセットされる。遊技状態において計測された経過時間がデモ移行時間に達すると、遊技状態からデモ状態に移行する。
【0036】
デモ状態においては、デモ画像が液晶表示器51に表示される。デモ画像は、遊技者が遊技を行っていないことが外部から認識可能な画像である。デモ画像の例として、デモ状態においては、遊技機1の機種名や遊技機メーカーの名称、遊技に関する説明を示す画像が液晶表示器51に表示される。
【0037】
メニュー状態はメインメニュー状態とサブメニュー状態がある。メインメニュー状態で表示された選択項目が選択されるとサブメニュー状態に移行する。
【0038】
メインメニュー状態は、演出に関する設定、および遊技に関する情報の閲覧、遊技履歴に関する設定を可能とする選択項目(第1項目)が液晶表示器51に表示される状態である。演出に関する設定として、通常状態および有利状態においてスピーカ53,54から出力される演出音の音量設定や有利状態における楽曲設定がある。遊技に関する情報の閲覧として、配当表の閲覧がある。配当表は、遊技の結果と遊技用価値の付与との対応関係を表す表である。遊技履歴に関する設定として、遊技履歴の蓄積や遊技履歴のクリアがある。遊技履歴は、遊技の履歴(たとえば、有利状態の制御回数や遊技用価値の合計付与数)などである。
【0039】
通常状態の非遊技中または有利状態の非遊技中において第1プッシュボタン56が操作されたときには、メインメニュー状態に移行する。
【0040】
メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、音量設定するための選択項目(第1項目)の選択が受け付けられたときにはサブメニュー状態である音量設定状態に移行する。
【0041】
メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、配当表を選択するための選択項目(第1項目)の選択が受け付けられたときにはサブメニュー状態である配当選択状態に移行する。
【0042】
メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、遊技履歴を蓄積するための選択項目(第1項目)の選択が受け付けられたときにはサブメニュー状態である遊技履歴蓄積選択状態に移行する。
【0043】
メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、遊技履歴をクリアするための選択項目(第1項目)の選択が受け付けられたときにはサブメニュー状態である遊技履歴クリア選択状態に移行する。
【0044】
さらに、有利状態の非遊技中において第1プッシュボタン56が操作されたときは、メインメニュー状態において楽曲設定を行うための選択項目(第1項目)を選択することが可能になる。そして、メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、楽曲設定するための選択項目(第1項目)の選択が受け付けられたときには楽曲設定状態に移行する。
【0045】
また、通常状態の非遊技中または有利状態の非遊技中において左右キーが操作されたときには、メインメニュー状態を経由することなく直接的に音量設定状態に移行する。
【0046】
さらに、有利状態の非遊技中において上下キーが操作されたときには、メインメニュー状態を経由することなく直接的に楽曲設定状態に移行する。
【0047】
メインメニュー状態においては、音量設定、楽曲設定(有利状態のみ)、配当表、遊技履歴蓄積、遊技履歴クリアといった複数(各種)の選択項目を示す画像(メインメニュー画像とも称する)が液晶表示器51に表示される。
【0048】
音量設定状態においては、サブメニュー画像として音量設定を可能とする画像(音量設定画像とも称する)が液晶表示器51に表示される。
【0049】
楽曲設定状態においては、サブメニュー画像として楽曲設定を可能とする画像(楽曲設定画像とも称する)が液晶表示器51に表示される。
【0050】
配当表選択状態においては、サブメニュー画像として複数種類の配当表のうちからいずれかの配当表の選択を可能とする画像(配当表選択画像とも称する)が液晶表示器51に表示される。
【0051】
遊技履歴蓄積選択状態においては、サブメニュー画像として遊技履歴の蓄積を開始するか否かの選択を可能とする画像(遊技履歴蓄積選択画像とも称する)が液晶表示器51に表示される。
【0052】
遊技履歴クリア選択状態においては、サブメニュー画像として遊技履歴をクリアするか否かの選択を可能とする画像(遊技履歴クリア選択画像とも称する)が液晶表示器51に表示される。
【0053】
[遊技状態(通常状態)において音量設定を行う方法について]
図2は、通常状態において音量設定を行う方法についての説明図である。
【0054】
図2(a)は、遊技状態として通常状態中における液晶表示器51の画面を示す。図2(a)に示すように、通常状態においては、遊技画像71として都会を想定した背景画像が表示される。
【0055】
通常状態においては、単位遊技が終了してから有効化時間(たとえば、5秒間)が経過すると、メインメニュー状態または音量設定状態に移行可能となる。具体的には、単位遊技が終了してから計測された経過時間が有効化時間に達すると、第1プッシュボタン56および十字キー70における左右キーの操作が有効化される(すなわち、各操作が受け付け可能になる)。このとき、第1プッシュボタン56に内蔵されたLEDランプおよび十字キー70に内蔵されたLEDランプが点灯してもよい。
【0056】
有効化時間の経過によって第1プッシュボタン56および左右キーの操作が有効化されたときには、第1プッシュボタン56の操作が受け付け可能であることを報知する画像が表示される。たとえば、第1プッシュボタン56の操作が受け付け可能であることを報知するボタン画像72が表示される。これにより、第1プッシュボタン56の操作によりメインメニュー状態に移行可能であることが報知される。なお、本実施形態では、通常状態の非遊技中および有利状態の非遊技中において左右キーを操作すると、音量設定画像76が表示されて音量設定が可能になるので、通常状態の非遊技中および有利状態の非遊技中において左右キーを操作することを音量設定開始操作とも称する。
【0057】
図2(a),(b)に示すように、通常状態において第1プッシュボタン56が操作されると、通常状態からメインメニュー状態に移行する。メインメニュー状態においては、メインメニュー画像73が液晶表示器51に表示される。メインメニュー画像73においては、遊技者が選択可能な複数(各種)の選択項目(第1項目)が示される。たとえば、メインメニュー画像73においては、「音量設定」、「配当表」、「遊技履歴蓄積」、「遊技履歴クリア」といった複数の選択項目が示される。このように、遊技者は、メインメニュー状態において様々な選択項目を選択することができる。
【0058】
また、メインメニュー画像73においては、選択状態にある選択項目を表すためのカーソル74も示される。また、メインメニュー状態においては、メインメニュー画像73およびカーソル74の他に、各選択項目の切替方法、切替えた項目の選択方法(換言すると、選択した項目の確定方法)、遊技状態への移行方法を報知する画像が液晶表示器51に表示される。たとえば、十字キー70の操作により各選択項目を切替可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。また、第1プッシュボタン56の操作によりメインメニュー状態から遊技状態に移行することを示すボタン画像72が液晶表示器51に表示される。さらに、第2プッシュボタン57の操作により各選択項目を選択することを示すボタン画像77が液晶表示器51に表示される。
【0059】
図2(b),(d)に示すように、音量設定許容スイッチ58によって音量の設定が許容されているときには、メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、「音量設定」の選択が受け付けられると、メインメニュー状態からサブメニュー状態である音量設定状態に移行する。音量設定状態においては、遊技者による十字キー70の操作および第1プッシュボタン56の操作を受け付けて音量を設定するための音量設定画像76が液晶表示器51に表示される。音量設定画像76においては、最小の音量から最大の音量の間で段階的に設定された複数の音量(第2項目)のうちのいずれかの音量の選択が受け付け可能な選択項目が示される。たとえば、音量設定画像76においては、最小の音量である音量1から最大の音量である音量6までの音量バーが示される。なお、最小の音量として、無音(ミュート)が含まれてもよい。
【0060】
また、音量設定状態においては、音量設定画像76の他に、音量の切替方法、切替えた項目の選択方法(換言すると、選択した項目の確定方法)、メインメニュー状態への移行方法を報知する画像が表示される。たとえば、十字キー70の操作により音量を切替可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。また、第1プッシュボタン56の操作により音量を選択することを示すボタン画像72が液晶表示器51に表示される。さらに、第2プッシュボタン57の操作により元のメインメニュー状態に戻ることを示すボタン画像77が液晶表示器51に表示される。なお、本実施形態では、音量設定状態において十字キー70により音量を切替える操作を音量切替操作とも称する。また、本実施形態では、音量設定状態において第2プッシュボタン57により音量を選択する操作を音量選択操作とも称する。また、十字キー70による音量の切替および第2プッシュボタン57による音量の選択を音量の設定とも称する。
【0061】
音量設定状態において第1プッシュボタン56が操作されると、切替えられた音量が選択される。また、音量設定状態において第2プッシュボタン57が操作されると、音量設定状態から元のメインメニュー状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了してメインメニュー画像73が表示される。また、メインメニュー状態において第1プッシュボタン56が操作されると、メインメニュー状態から再び通常状態に移行する。これに伴い、メインメニュー画像73の表示が終了して遊技画像71が表示される。このように、サブメニュー状態である音量設定状態では第2プッシュボタン57が操作されるとメインメニュー状態に移行する。よって、メインメニュー状態では第2プッシュボタン57の操作により選択項目を選択することが可能であったが、サブメニュー状態である音量設定状態では第2プッシュボタン57による選択項目の選択操作は無効化されるということができる。
【0062】
前述したように、音量設定許容スイッチ58によって音量の設定が許容されているときには、通常状態の非遊技中において遊技者により左右キーが操作されたときには、メインメニュー状態を経由することなく直接的にサブメニュー状態である音量設定状態に移行する。すなわち、遊技者の音量設定開始操作を受け付けて音量設定画像76を表示させる制御(換言すると、音量設定状態に移行させる制御)が行われる。具体的には、図2(a),(c)に示すように、通常状態において左右キーの操作が有効化されたときに遊技者により左右キーが操作されると、通常状態から音量設定状態に移行して音量設定画像76が表示される。なお、通常状態から音量設定状態に移行する際の左右キーの操作では、音量設定されることはない。
【0063】
通常状態から直接的に音量設定状態に移行した場合であっても、当該音量設定状態における液晶表示器51の表示態様は、メインメニュー状態を経由して制御された図2(d)に示す音量設定状態における液晶表示器51の表示態様と同じである。また、図2(d)に示す音量設定状態と同様の操作により音量の設定を行うことができる。
【0064】
図2(a),(c)に示すように、音量設定状態において第1プッシュボタン56が操作されると、切替えられた音量が選択される。また、音量設定状態において第2プッシュボタン57が操作されると、音量設定状態から再び通常状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了して遊技画像71が表示される。
【0065】
[遊技状態(有利状態)において音量設定や楽曲設定を行う方法について]
図3は、有利状態において音量設定を行う方法についての説明図である。図4は、有利状態において楽曲設定を行う方法についての説明図である。
【0066】
図3(a)は、遊技状態として有利状態中における液晶表示器51の画面を示す。図3(a)に示すように、有利状態においては、遊技画像80として山を想定した背景画像が表示される。
【0067】
有利状態においては、単位遊技が終了してから有効化時間(たとえば、5秒間)が経過すると、メインメニュー状態または音量設定状態または楽曲設定状態に移行可能となる。具体的には、単位遊技が終了してから計測された経過時間が有効化時間に達すると、第1プッシュボタン56および十字キー70における左右キーの操作および十字キー70における上下キーの操作が有効化される(すなわち、各操作が受け付け可能になる)。このとき、第1プッシュボタン56に内蔵されたLEDランプおよび十字キー70に内蔵されたLEDランプが点灯してもよい。
【0068】
有効化時間の経過によって第1プッシュボタン56および左右キーの操作および上下キーの操作が有効化されたときには、第1プッシュボタン56の操作および上下キーの操作が受け付け可能であることを報知する画像が表示される。たとえば、第1プッシュボタン56の操作が受け付け可能であることを報知するボタン画像72が表示される。これにより、第1プッシュボタン56の操作によりメインメニュー状態に移行可能であることが報知される。
【0069】
また、上下キーの操作が受け付け可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。これにより、上下キーの操作により楽曲設定状態に移行可能であることが報知される。
【0070】
このように、通常状態および有利状態では左右キーの操作が受け付け可能であることを示すキー画像75は表示されない一方で、有利状態では通常状態では操作が受け付け可能とならない上下キーの操作が受け付け可能であることを示すキー画像75が表示される。
【0071】
なお、本実施形態では、有利状態の非遊技中において上下キーを操作すると、楽曲設定状態に移行して楽曲設定画像82が表示され、楽曲設定が可能になるので、有利状態の非遊技中において上下キーを操作することを楽曲設定開始操作とも称する。また、有利状態の非遊技中に表示されるキー画像75は楽曲設定開始操作が受け付け可能であることを報知する画像であるのでキー画像75を楽曲設定開始操作受付表示とも称する。また、本実施形態では、通常状態の非遊技中および有利状態の非遊技中において左右キーを操作すると、音量設定画像76が表示されて音量設定が可能になるので、通常状態の非遊技中および有利状態の非遊技中において左右キーを操作することを音量設定開始操作とも称する。
【0072】
図3(a),(b)に示すように、有利状態において第1プッシュボタン56が操作されると、有利状態からメインメニュー状態に移行する。メインメニュー状態においては、メインメニュー画像81が液晶表示器51に表示される。メインメニュー画像81においては、遊技者が選択可能な複数(各種)の選択項目が示される。たとえば、メインメニュー画像81においては、「音量設定」、「楽曲設定」、「配当表」、「遊技履歴蓄積」、「遊技履歴クリア」といった複数の選択項目(第1項目)が示される。このように、遊技者は、メインメニュー状態において様々な選択項目を選択することができる。
【0073】
また、メインメニュー画像81においては、選択状態にある選択項目を表すためのカーソル74も示される。また、メインメニュー状態においては、メインメニュー画像81およびカーソル74の他に、各選択項目の切替方法および切替えた項目の選択方法(換言すると、選択した項目の確定方法)、遊技状態への移行方法を報知する画像が液晶表示器51に表示される。たとえば、十字キー70の操作により各選択項目を切替可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。また、第1プッシュボタン56の操作によりメインメニュー状態から遊技状態に移行することを示すボタン画像72が液晶表示器51に表示される。さらに、第2プッシュボタン57の操作により各選択項目を選択することを示すボタン画像77が液晶表示器51に表示される。
【0074】
図3(b),(d)に示すように、音量設定許容スイッチ58によって音量の設定が許容されているときには、メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、「音量設定」の選択が受け付けられると、メインメニュー状態からサブメニュー状態である音量設定状態に移行する。当該音量設定状態における液晶表示器51の表示態様は、図2(c)(d)に示す音量設定状態における液晶表示器51の表示態様と同じである。そして、有利状態における音量設定状態では、通常状態における音量設定状態と同様に音量の切替、選択を行うことができる。
【0075】
また、有利状態においても通常状態と同様に第1プッシュボタン56が操作されると、切替えられた音量が選択される。また、音量設定状態において第2プッシュボタン57が操作されると、音量設定状態から元のメインメニュー状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了してメインメニュー画像81が表示される。また、メインメニュー状態において第1プッシュボタン56が操作されると、メインメニュー状態から再び通常状態に移行する。これに伴い、メインメニュー画像81の表示が終了して遊技画像80が表示される。このように、サブメニュー状態である音量設定状態では第2プッシュボタン57が操作されるとメインメニュー状態に移行する。よって、メインメニュー状態では第2プッシュボタン57の操作により選択項目を選択することが可能であったが、サブメニュー状態である音量設定状態では第2プッシュボタン57による選択項目の選択操作は無効化されるということができる。
【0076】
前述したように、音量設定許容スイッチ58によって音量の設定が許容されているときには、有利状態の非遊技中において遊技者により左右キーが操作されたときには、メインメニュー状態を経由することなく直接的にサブメニュー状態である音量設定状態に移行する。すなわち、遊技者の音量設定開始操作を受け付けて音量設定画像76を表示させる制御(換言すると、音量設定状態に移行させる制御)が行われる。具体的には、図3(a),(c)に示すように、有利状態において左右キーの操作が有効化されたときに遊技者により左右キーが操作されると、有利状態から音量設定状態に移行して音量設定画像76が表示される。なお、有利状態から音量設定状態に移行する際の左右キーの操作では、音量設定されることはない。なお、本実施形態では、通常状態および有利状態の非遊技中において左右キーを操作することを音量設定開始操作とも称する。
【0077】
有利状態から直接的に音量設定状態に移行した場合であっても、当該音量設定状態における液晶表示器51の表示態様は、メインメニュー状態を経由して制御された図3(d)に示す音量設定状態における液晶表示器51の表示態様と同じである。また、図3(d)に示す音量設定状態と同様の操作により音量設定することができる。
【0078】
図3(a),(c)に示すように、音量設定状態において第1プッシュボタン56が操作されると、切替えられた音量が選択される。また、音量設定状態において第2プッシュボタン57が操作されると、音量設定状態から再び有利状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了して遊技画像80が表示される。
【0079】
図4(b),(d)に示すように、メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、「楽曲設定」の選択が受け付けられると、メインメニュー状態からサブメニュー状態である楽曲設定状態に移行する。楽曲設定状態においては、楽曲設定画像82が液晶表示器51に表示される。楽曲設定画像82においては、複数種類の楽曲(第2項目)のうちのいずれかの楽曲の選択を受け付け可能な選択項目が示される。たとえば、楽曲設定画像82においては、4種類の楽曲として、楽曲A、楽曲B、楽曲C、楽曲Dが示される。また、楽曲設定状態においては、楽曲設定画像82の他に、楽曲の選択方法、切替えた項目の選択方法(換言すると、選択した項目の確定方法)、メインメニュー状態への移行方法を報知する画像が表示される。たとえば、十字キー70の操作により楽曲を切替可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。また、第1プッシュボタン56の操作により楽曲を選択することを示すボタン画像72が液晶表示器51に表示される。さらに、第2プッシュボタン57の操作により元のメインメニュー状態に戻ることを示すボタン画像77が液晶表示器51に表示される。なお、本実施形態では、楽曲設定状態において十字キー70により楽曲を切替える操作を楽曲切替操作とも称する。また、本実施形態では、楽曲設定状態において第2プッシュボタン57により楽曲を選択する操作を楽曲選択操作とも称する。また、十字キー70による楽曲の切替および第2プッシュボタン57による楽曲の選択を楽曲の設定とも称する。
【0080】
楽曲設定状態において第1プッシュボタン56が操作されると、切替えられた楽曲が選択される。また、楽曲設定状態において第2プッシュボタン57が操作されると、楽曲設定状態から元のメインメニュー状態に移行する。これに伴い、楽曲設定画像82の表示が終了してメインメニュー画像81が表示される。また、メインメニュー状態において第1プッシュボタン56が操作されると、メインメニュー状態から再び通常状態に移行する。これに伴い、メインメニュー画像81の表示が終了して遊技画像80が表示される。このように、サブメニュー状態である楽曲設定状態では第2プッシュボタン57が操作されるとメインメニュー状態に移行する。よって、メインメニュー状態では第2プッシュボタン57の操作により選択項目を選択することが可能であったが、サブメニュー状態である楽曲設定状態では第2プッシュボタン57による選択項目の選択操作は無効化されるということができる。
【0081】
前述したように、有利状態の非遊技中において遊技者により上下キーが操作されたときには、メインメニュー状態を経由することなく直接的に楽曲設定状態に移行する。すなわち、遊技者の楽曲設定開始操作を受け付けて楽曲設定画像82を表示させる制御(換言すると、楽曲設定状態に移行させる制御)が行われる。具体的には、図4(a),(c)に示すように、有利状態において上下キーの操作が有効化されたたときに上下キーが操作されると、有利状態から楽曲設定状態に移行して楽曲設定画像82が表示される。なお、有利状態から楽曲設定状態に移行する際の上下キーの操作では、楽曲設定されることはない。
【0082】
有利状態から直接的に楽曲設定状態に移行した場合であっても、当該楽曲設定状態における液晶表示器51の表示態様は、メインメニュー状態を経由して制御された図4(d)に示す楽曲設定状態における液晶表示器51の表示態様と同じである。そして、図4(d)に示す楽曲設定状態と同様の操作により楽曲設定することができる。
【0083】
図4(a),(c)に示すように、楽曲設定状態において第1プッシュボタン56が操作されると、切替えられた音量が選択される。また、楽曲設定状態において第2プッシュボタン57が操作されると、楽曲設定状態から再び有利状態に移行する。これに伴い、楽曲設定画像82の表示が終了して遊技画像80が表示される。
【0084】
[遊技状態(通常状態または有利状態)において設定中の音量の確認を行う方法について]
【0085】
図5(a)は、遊技状態として通常状態中における液晶表示器51の画面および遊技状態として有利状態中における液晶表示器51の画面を示す。たとえば、通常状態では遊技画像71が表示され、有利状態では遊技画像80が表示される(図2〜図4参照)。
【0086】
図5(a),(b)に示すように、通常状態の非遊技中または有利状態の非遊技中において第1プッシュボタン56が操作されると、通常状態の非遊技中または有利状態の非遊技中からメインメニュー状態に移行する。メインメニュー状態に移行すると、通常状態ではメインメニュー画像73、有利状態ではメインメニュー画像81が表示される(図2〜図4参照)。なお、図5(b)では、メインメニュー画像73のみを記載し、メインメニュー画像81の記載を省略している。
【0087】
図5(b),(d)に示すように、音量設定許容スイッチ58によって音量の設定が許容されていないときには、メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、「音量設定」の選択が受け付けられると、メインメニュー状態からサブメニュー状態である音量確認状態に移行する。音量確認状態においては、設定中の音量を確認するための音量確認画像90が液晶表示器51に表示される。音量確認画像90においては、最小の音量から最大の音量の間で段階的に音量が設定可能な選択項目が示されるとともに設定中の音量が示される。図5の例では、音量2に設定されている例を示している。
【0088】
また、音量確認状態においては、音量確認画像90の他に、メインメニュー状態への移行方法を報知する画像、音量選択が許容されていない旨を示す文字が表示される。たとえば、第2プッシュボタン57の操作により元のメインメニュー状態に戻ることを示すボタン画像77が液晶表示器51に表示される。また、音量選択が許容されていない旨を示す文字として「音量の設定はできません」という文字が表示される。
【0089】
音量確認状態において第2プッシュボタン57が操作されると、音量確認状態から元のメインメニュー状態に移行する。これに伴い、音量設定画像76の表示が終了してメインメニュー画像73またはメインメニュー画像81が表示される。
【0090】
なお、音量設定許容スイッチ58によって音量の設定が許容されていないときには、通常状態の非遊技中または有利状態の非遊技中において左右キーの操作が無効化されており(すなわち、音量設定開始操作が無効化されており)、遊技者により左右キーが操作されても音量設定状態に移行しない。よって、音量確認状態へはメインメニュー状態を経由してのみ移行させることができる。
【0091】
[メインメニュー状態において各選択項目を選択したときの状態について]
図6(a)は、遊技状態として通常状態中における液晶表示器51の画面および遊技状態として有利状態中における液晶表示器51の画面を示す。たとえば、通常状態では遊技画像71が表示され、有利状態では遊技画像80が表示される(図2〜図4参照)。
【0092】
図6(a),(b)に示すように、通常状態または有利状態において第1プッシュボタン56が操作されると、通常状態または有利状態からメインメニュー状態に移行する。メインメニュー状態に移行すると、通常状態ではメインメニュー画像73、有利状態ではメインメニュー画像81が表示される(図2〜図4参照)。なお、図6(b)では、メインメニュー画像73のみを記載し、メインメニュー画像81の記載を省略している。
【0093】
図6(c)に示すように、メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、「遊技履歴蓄積」(第1項目)の選択が受け付けられると、メインメニュー状態からサブメニュー状態である遊技履歴蓄積選択状態に移行する。
【0094】
遊技履歴蓄積選択状態においては、遊技履歴蓄積選択画像91が液晶表示器51に表示される。遊技履歴蓄積選択画像91においては、遊技履歴の蓄積を開始するか否かの選択を受け付け可能な選択項目(第2項目)が示される。
【0095】
たとえば、遊技履歴蓄積選択画像91においては、遊技履歴の蓄積を開始する「開始」、遊技履歴の蓄積を終了する「終了」の文字が選択項目(第2項目)として表示される。
【0096】
また、遊技履歴蓄積選択状態においては、遊技履歴蓄積選択画像91の他に、遊技履歴の蓄積を開始するか否かの切替方法、切替えた項目の選択方法(換言すると、選択した項目の確定方法)、メインメニュー状態への移行方法を報知する画像が表示される。たとえば、十字キー70の操作により遊技履歴の蓄積を開始するか否かを切替可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。また、第1プッシュボタン56の操作により遊技履歴の蓄積を開始するか否かを選択することを示すボタン画像72が液晶表示器51に表示される。さらに、第2プッシュボタン57の操作により元のメインメニュー状態に戻ることを示すボタン画像77が液晶表示器51に表示される。
【0097】
遊技履歴蓄積選択状態において第1プッシュボタン56が操作されると、遊技履歴の蓄積を開始するか否かが選択される。また、遊技履歴蓄積選択状態において第2プッシュボタン57が操作されると、遊技履歴蓄積選択状態から元のメインメニュー状態に移行する。これに伴い、遊技履歴蓄積選択画像91の表示が終了してメインメニュー画像73やメインメニュー画像81が表示される。また、メインメニュー状態において第1プッシュボタン56が操作されると、メインメニュー状態から再び通常状態や有利状態に移行する。これに伴い、メインメニュー画像73やメインメニュー画像81の表示が終了して遊技画像71や遊技画像80が表示される。このように、サブメニュー状態である遊技履歴蓄積選択状態では第2プッシュボタン57が操作されるとメインメニュー状態に移行する。よって、メインメニュー状態では第2プッシュボタン57の操作により選択項目を選択することが可能であったが、サブメニュー状態である遊技履歴蓄積選択状態では第2プッシュボタン57による選択項目の選択操作は無効化されるということができる。
【0098】
なお、遊技履歴の蓄積の終了を選択したときには、2次元コード表示状態に移行して2次元コードが生成され、生成された2次元コードが液晶表示器51に表示される。出力される2次元コードには、管理サーバ上の更新ページの所在を示すURL、遊技履歴を更新するための遊技の進行に応じて更新されるデータである遊技履歴更新データが格納されている。遊技者は、2次元コードを携帯端末により読み取り、2次元コードから特定される管理サーバのURLにアクセスすることで、2次元コードから特定される内容が管理サーバが備える遊技者データベースの内容に反映されるようになっている。そして、遊技履歴に応じた特典を携帯端末にダウンロードすることができる。2次元コード表示状態で第2プッシュボタン57を操作すると遊技履歴蓄積選択状態に復帰する。これにより、2次元コードの表示が終了して遊技履歴蓄積選択画像91が表示される。そして、第1プッシュボタン56が操作されて再度遊技履歴の蓄積の終了が選択されると再度2次元コード表示状態に移行して2次元コードが液晶表示器51に表示され、第2プッシュボタン57が操作されるとメインメニュー状態に復帰する。
【0099】
なお、管理サーバにアクセスしたときに発行されたパスワードを、遊技を開始する際に入力することで、以前遊技を行った際のレベルや獲得コイン数や演出設定など、過去の遊技履歴を反映した演出を実行させることが可能となり、長期間にわたり継続性のある演出を行わせるようにしてもよい。
【0100】
図6(d)に示すように、メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、「遊技履歴クリア」(第1項目)の選択が受け付けられると、メインメニュー状態からサブメニュー状態である遊技履歴クリア選択状態に移行する。
【0101】
遊技履歴クリア選択状態においては、遊技履歴クリア選択画像92が液晶表示器51に表示される。遊技履歴クリア選択画像92においては、遊技履歴をクリアするか否かの選択を受け付け可能な選択項目(第2項目)が示される。
【0102】
たとえば、遊技履歴クリア選択画像92においては、遊技履歴をクリアしてよいか否か、すなわち、遊技者の選択が誤りでないことを再度遊技者に確認するための「本当にクリアしていいですか?」との文字が表示される。そして、クリアしてもよいこと示す「YES」の文字およびクリアしないことを示す「NO」の文字が選択項目(第2項目)として表示される。
【0103】
また、遊技履歴クリア選択状態においては、遊技履歴クリア選択画像92の他に、遊技履歴をクリアするか否かの切替方法、切替えた項目の選択方法(換言すると、選択した項目の確定方法)、メインメニュー状態への移行方法を報知する画像が表示される。たとえば、十字キー70の操作により遊技履歴をクリアするか否かを切替可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。また、第1プッシュボタン56の操作により遊技履歴をクリアするか否かを選択することを示すボタン画像72が液晶表示器51に表示される。さらに、第2プッシュボタン57の操作により元のメインメニュー状態に戻ることを示すボタン画像77が液晶表示器51に表示される。
【0104】
遊技履歴クリア選択状態において第1プッシュボタン56が操作されると、遊技履歴をクリアするか否かが選択される。また、遊技履歴クリア選択状態において第2プッシュボタン57が操作されると、遊技履歴クリア選択状態から元のメインメニュー状態に移行する。これに伴い、遊技履歴クリア選択画像92の表示が終了してメインメニュー画像73やメインメニュー画像81が表示される。また、メインメニュー状態において第1プッシュボタン56が操作されると、メインメニュー状態から再び通常状態や有利状態に移行する。これに伴い、メインメニュー画像73やメインメニュー画像81の表示が終了して遊技画像71や遊技画像80が表示される。このように、サブメニュー状態である遊技履歴クリア選択状態では第2プッシュボタン57が操作されるとメインメニュー状態に移行する。よって、メインメニュー状態では第2プッシュボタン57の操作により選択項目を選択することが可能であったが、サブメニュー状態である遊技履歴クリア選択状態では第2プッシュボタン57による選択項目の選択操作は無効化されるということができる。
【0105】
図6(e)に示すように、メインメニュー状態において第2プッシュボタン57が操作され、「配当表」(第1項目)の選択が受け付けられると、メインメニュー状態からサブメニュー状態である配当表選択状態に移行する。
【0106】
配当表選択状態においては、配当表選択画像93が液晶表示器51に表示される。配当表選択画像93においては、複数の配当表の選択を受け付け可能な選択項目(第2項目)が示される。たとえば、配当表1、配当表2が選択項目(第2項目)として表示される。また、配当表選択状態においては、配当表選択画像93の他に、配当表の切替方法、切替えた配当表の選択方法(換言すると、選択した項目の確定方法)、メインメニュー状態への移行方法を報知する画像が表示される。たとえば、十字キー70の操作により配当表を切替可能であることを示すキー画像75が液晶表示器51に表示される。また、第1プッシュボタン56の操作により表示させる配当表を選択することを示すボタン画像72が液晶表示器51に表示される。さらに、第2プッシュボタン57の操作により元のメインメニュー状態に戻ることを示すボタン画像77が液晶表示器51に表示される。
【0107】
配当表選択状態において第1プッシュボタン56が操作されると、配当表が選択される。また、配当表選択状態において第2プッシュボタン57が操作されると、配当表選択状態から元のメインメニュー状態に移行する。これに伴い、配当表選択画像93の表示が終了してメインメニュー画像73やメインメニュー画像81が表示される。また、メインメニュー状態において第1プッシュボタン56が操作されると、メインメニュー状態から再び通常状態や有利状態に移行する。これに伴い、メインメニュー画像73やメインメニュー画像81の表示が終了して遊技画像71や遊技画像80が表示される。このように、サブメニュー状態である配当表選択状態では第2プッシュボタン57が操作されるとメインメニュー状態に移行する。よって、メインメニュー状態では第2プッシュボタン57の操作により選択項目を選択することが可能であったが、サブメニュー状態である配当表選択状態では第2プッシュボタン57による選択項目の選択操作は無効化されるということができる。
【0108】
なお、配当表を選択したときには、配当表表示状態に移行して選択した配当表が液晶表示器51に表示される。そして、配当表表示状態で第2プッシュボタン57を操作すると配当表選択状態に復帰する。これにより、配当表の表示が終了して配当表選択画像93が表示される。そして、第1プッシュボタン56が操作されて再度配当表が選択されると再度配当表表示状態に移行して選択した配当表が液晶表示器51に表示され、第2プッシュボタン57が操作されるとメインメニュー状態に復帰する。
【0109】
[音量確認画像表示処理]
次に、遊技機1が一定時間間隔(本実施形態では、約0.56ミリ秒)毎に実行するタイマ割込処理内で実行する音量確認画像表示処理について説明する。
【0110】
図7に示すように、音量確認画像表示処理では、まず、メインメニュー状態であるか否かが判定される(Sb1)。メインメニュー状態でないときには処理を終了する。
【0111】
メインメニュー状態であるときには音量設定の選択項目が選択されたか否かを判定する(Sb2)。音量設定の選択項目が選択されていないときには処理を終了する。音量設定の選択項目が選択されたときには音量設定許容スイッチ58によって音量の設定が許容されているか否かを判定する(Sb3)。
【0112】
音量の設定が許容されていないときには音量確認画像(図5参照)を表示する(Sb4)。
【0113】
一方、音量の設定が許容されているときには音量設定画像(図2、図3参照)を表示する(Sb5)。
【0114】
なお、メインメニュー状態には通常状態の非遊技中または有利状態の非遊技中に移行させることが可能になるため、音量の設定は非遊技中に確認可能になると換言することができる。
【0115】
[操作受付処理]
次に、遊技機1が一定時間間隔(本実施形態では、約0.56ミリ秒)毎に実行するタイマ割込処理内で実行する操作受付処理について説明する。
【0116】
図8に示すように、操作受付処理では、まず、メインメニュー状態であるか否かが判定される(Sa1)。メインメニュー状態であるときは第2プッシュボタン57が操作されたか否かを判定する(Sa2)。第2プッシュボタン57が操作されたときにはサブメニュー状態に移行させる(Sa3)。
【0117】
第2プッシュボタン57が操作されていないときには第1プッシュボタンが操作されたか否かを判定する(Sa4)。第1プッシュボタン56も操作されていないときには処理を終了する。第1プッシュボタン56が操作されたときには遊技画像を表示する(Sa5)。
【0118】
また、Sa1においてメインメニュー状態でないと判定されたときにはサブメニュー状態であるか否かが判定される(Sa6)。サブメニュー状態でないときには処理を終了する。
【0119】
サブメニュー状態であるときには第1プッシュボタン56が操作されたか否かが判定される(Sa7)。第1プッシュボタン56が操作されたときにはサブメニュー状態に移行してから所定時間が経過したか否かを判定する(Sa8)。所定時間が経過していないときには処理を終了する。所定時間が経過しているときには選択された項目に応じた制御を行う(Sa9)。具体的には、音量の設定、楽曲の設定、配当表の表示、遊技履歴の蓄積、遊技履歴のクリアなどを行う。
【0120】
また、Sa7で第1プッシュボタン56が操作されていないと判定されたときには第2プッシュボタン57が操作されたか否かを判定する(Sa10)。第2プッシュボタン57が操作されていないときには処理を終了する。第2プッシュボタン57が操作されたときにはサブメニュー状態からメインメニュー状態に移行させる(Sa11)。
【0121】
[新たに遊技履歴蓄積状態を開始させる際の演出画面の遷移]
新たに遊技履歴蓄積状態を開始させる際の演出画面の遷移について図9を用いて説明する。本実施形態では、上述したメインメニュー画像73やメインメニュー画像80において(図2〜図6参照)、図9に示す演出画面の遷移と同様の遷移をするように組み合せることが可能である。そして、このように組み合わせて実施しても、図2〜図6において説明した発明の効果を奏するとともに、図9において説明する発明の効果をさらに奏するものである。なお、図9の例では、図2〜4とメインメニュー画像の構成が異なり、メインメニュー画像において、「演出設定」「遊技説明」「履歴蓄積開始」「遊技履歴表示」「メニュー画面終了」「戻る」が選択項目として表示される。また、十字キー70に代えて演出用方向スイッチ25を備えている。
【0122】
図9(a)に示すように、遊技履歴蓄積状態を開始させた後の演出メニュー画面を液晶表示器51に表示させている状態で、演出用方向スイッチ25の操作またはタッチ操作により演出メニュー項目のうち「履歴蓄積開始」が選択されて決定されることで、図9(b)に示すように、現在の遊技履歴蓄積状態において蓄積された遊技履歴を初期化(消去)して、新たに遊技履歴の蓄積を開始するか否かを確認する確認画面を液晶表示器51に表示させる。確認画面では、新たに遊技履歴の蓄積を開始することを肯定する肯定画像(本実施例では、「YES」の文字画像)と、新たに遊技履歴の蓄積を開始することを否定する否定画像(本実施例では、「NO」の文字画像)を表示させる。
【0123】
確認画面では、上述の演出メニュー画面等と同様に選択されている項目に対応する画像部分を、選択されていない項目に対応する画像部分に比較して反転表示して、選択されている項目を示唆する。また、確認画面を表示させるときには、否定画像が選択された状態を確認画面の初期状態として表示させる。
【0124】
図9(c)に示すように、確認画面が表示された状態で、遊技者等により演出用方向スイッチ25による操作またはタッチ操作により肯定画像が選択されて決定された場合には、遊技履歴蓄積状態が設定されていないときに遊技履歴蓄積状態を開始させる場合と同様に、遊技履歴蓄積状態を設定して開始させるためのパスワードの入力を要求するパスワード入力画面を表示させる。そして、当該パスワード入力画面において適切にパスワードが入力された場合には、現在蓄積されている遊技者個人の遊技履歴に関するデータを初期化(消去)して、新たな遊技者個人の遊技履歴の蓄積を開始させることで、新たな遊技履歴蓄積状態を開始させる。そして、確認画面を表示する前に表示させていた演出メニュー画面すなわち遊技履歴蓄積状態が設定されているときに表示する演出メニュー画面に戻る。これにより、遊技者等は、遊技履歴蓄積状態が設定されている場合でも、「履歴蓄積開始」を選択し決定する操作を行うことで、新たに遊技履歴蓄積状態を開始できるため、遊技者の利便性を高めることができるようになっている。
【0125】
尚、現在蓄積されている遊技者個人の遊技履歴に関するデータを初期化(消去)する際には、当日中の遊技履歴等の遊技履歴蓄積状態が設定されていない場合でも、演出メニュー項目のうち「遊技履歴表示」が選択されて決定されたことに基づいて表示するために必要な遊技履歴のデータは消去しないようになっている。
【0126】
一方、確認画面が表示された状態で、遊技者等により演出用方向スイッチ25による操作またはタッチ操作により否定画像が選択されて決定された場合には、パスワード入力画面を表示させることなく、確認画面の表示を終了させて、該確認画面を表示する前に表示させていた演出メニュー画面すなわち遊技履歴蓄積状態が設定されているときに表示する演出メニュー画面に戻る。尚、演出用方向スイッチ25による操作またはタッチ操作により否定画像が選択されて決定された場合には、現在蓄積されている遊技者個人の遊技履歴に関するデータを初期化(消去)しない。これにより、遊技者等は、引き続きる遊技者個人の遊技履歴を蓄積させることができ、誤って演出メニュー項目のうち「履歴蓄積出力」を選択し決定してしまった場合でも、それまで蓄積した遊技履歴が初期化されてしまうことを防止して、蓄積した遊技履歴が引き継がれなくなってしまうことを防止できるようになっている。
【0127】
このように、遊技履歴蓄積状態を設定させた後に、演出用方向スイッチ25の操作またはタッチ操作により遊技履歴蓄積状態を開始させる操作が再度行われた場合には、液晶表示器51に確認画面を表示することで、遊技履歴蓄積状態を新たに開始させるか否かを確認するようになっている。
【0128】
また、確認画面を否定画像が選択された状態を初期状態として液晶表示器51に表示させるようになっており、遊技者等が、確認画面が表示されたときに誤って演出用方向スイッチ25の中スイッチを押下してしまっても、現在の遊技履歴蓄積状態において蓄積された遊技履歴が初期化され、新たな遊技履歴の蓄積が開始されてしまうことを防止できるようになっている。
【0129】
[本実施形態の効果]
本実施形態においては、遊技者による音量の設定が許容されていないときに、設定されている音量を遊技者の操作より確認可能にする(本例では、図5に示す部分、図7のSb4の処理を行う部分)。
よって、遊技者による音量の設定が許容されていないときであっても、設定中の音量の設定を確認することが可能になり、遊技者の利便性を高めることができる。
【0130】
本実施形態においては、演出の出力態様の設定は音量を調整するための設定である(本例では、図5に示す部分、図7のSb4の処理を行う部分)。
よって、演出の出力態様の設定において遊技者が煩わしさを感じることを防止することができる。
【0131】
本実施形態においては、遊技が進行していない非遊技状態において遊技者の操作により演出の設定内容を確認可能にする(本例では、図5に示す部分、図7のSb4の処理を行う部分)。
よって、遊技を進行させる前に音量の設定を確認することができる。
【0132】
本実施形態においては、遊技者が設定中の音量を確認しているときに音量の設定が不能であることを報知する(本例では、図5に示す部分、図7のSb2〜Sb4の処理を行う部分)。
よって、遊技者が音量の設定が許容されていないことを認識することができる。
【0133】
本実施形態においては、遊技者による音量の設定が許容されていないときには、音量を設定するための特定操作により設定中の音量を確認可能にする(本例では、図5に示す部分、図7のSb3,Sb6,Sb5の処理を行う部分)。
よって、音量の設定時の操作と同一の操作により音量の設定を確認することができる。
【0134】
本実施形態においては、遊技者による音量の設定が許容されていないときに左右キーによる音量設定開始操作を無効化する(本例では、図5に示す部分)。
よって、左右キーによる音量設定開始操作に対する制御内容を規定しておく必要がないので、遊技機の制御負担を軽減することができる。
【0135】
本実施形態においては、第1状態である通常状態および第2状態である有利状態で第1操作である音量設定開始操作(左右キーの操作)を受け付け可能にするとともに、有利状態で第2操作である楽曲設定開始操作(上下キーの操作)を受け付け、音量設定開始操作を受け付け中であることの報知は行わないが、楽曲設定開始操作を受け付け中であることの報知は行う(本例では、図2(a)、図3(a)、図4(a)に示す部分)。
よって、通常状態および有利状態で可能な操作に対する報知は行わないため、遊技者に煩わしさを感じさせない一方で、有利状態で可能な操作に対する報知は行われるため、遊技者の利便性を向上させることができる。
【0136】
本実施形態においては、第1状態であるメインメニュー状態における複数の選択項目のうちのいずれかの項目の選択は第1操作部である第2プッシュボタン57を用いた第1操作により行われ、第2状態であるサブメニュー状態における複数の選択項目のうちのいずれかの項目の選択は第2操作部である第1プッシュボタン56を用いた第2操作により行われる(本例では、図2〜図4、図6に示す部分、図8のSa2およびSa3の処理、Sa7およびSa9の処理を行う部分)。
よって、サブメニュー状態で遊技者が意図しない項目を選択してしまうことを抑止できる。
【0137】
本実施形態においては、サブメニュー状態に移行して所定時間が経過してから複数の選択項目のうちのいずれかの項目の選択を受け付け可能にする(本例では、図8のSa8の処理を行う部分)。
よって、サブメニュー状態遊技者が意図しない項目を選択してしまうことを抑止できる。
【0138】
本実施形態においては、第1状態であるメインメニュー状態では、所定制御である遊技履歴のクリアを実行する旨の項目の選択が可能であり、第2状態であるサブメニュー状態では、該選択が誤りでないことを確認する旨の項目の選択が可能である(本例では、図6(b)(d)に示す部分)。
よって、所定制御を実行させることについての遊技者の意思確認を好適に行うことができる。
【0139】
本実施形態においては、メインメニュー状態における複数の選択項目のうちのいずれかの項目の選択するための切替操作およびサブメニュー状態における複数の選択項目のうちのいずれかの項目の選択するための切替操作は共通操作部である十字キー70を用いた共通操作により行われる(本例では、図2〜図4、図6に示す部分)。
よって、項目の切替に関して遊技者が混乱することを防止できる。
【0140】
本実施形態においては、メインメニュー状態における複数の選択項目のうちのいずれかの項目の選択を受け付け可能であるときに第1操作である第2プッシュボタン57の操作を示す報知を行い(本例では、図2〜図4、図6におけるボタン画像77)、サブメニュー状態における複数の選択項目のうちのいずれかの項目の選択を受け付け可能であるときに第2操作である第1プッシュボタン56の操作を示す報知を行う(本例では、図2〜図4、図6におけるボタン画像72)。
よって、いずれの操作を行う必要があるかを遊技者が認識できる。
【0141】
本実施形態においては、第2状態であるサブメニュー状態において複数の選択項目のうちのいずれかの項目の選択を受け付け可能であるときに第2プッシュボタン57による項目の選択操作を無効化する(本例では、図2〜図4、図6に示す部分、図8のSa10およびSa11の処理を行う部分)。
よって、第2プッシュボタン57による他の項目の選択を抑止できる。
【0142】
本実施形態においては、第1プッシュボタン56と第2プッシュボタン57とが所定距離以上離間するように配置されている(本例では、図1に示す部分)。
よって、遊技者が意図せず第1プッシュボタン56の操作をしてしまうことを抑止できる。
【0143】
本実施形態においては、遊技機1は、遊技者による操作が可能な演出用方向スイッチ25、タッチ入力装置23を備え、遊技者による演出用方向スイッチ25の操作または液晶表示器22の所定領域のタッチ操作により、開始操作(演出メニュー画面にて「履歴蓄積開始」を選択し決定する操作を行い、パスワードを入力すること)が行われることで、遊技者個人の遊技履歴を蓄積する遊技履歴蓄積状態を設定して開始させることが可能であり、演出メニュー画面では、遊技履歴蓄積状態が設定されているか否かに関わらず、開始操作を行うことが可能であり、遊技履歴蓄積状態が設定されていない場合には、開始操作が行われることで遊技履歴蓄積状態を開始し、遊技履歴蓄積状態が設定されている場合には、開始操作に加え、確認画面にて確認操作が行われた場合に新たに遊技履歴蓄積状態を開始させる構成である。
この構成によれば、遊技履歴蓄積状態が設定されている場合でも、開始操作が行われることで、新たに遊技履歴蓄積状態を開始できるため、遊技者の利便性を高めることができるとともに、遊技履歴蓄積状態が設定されている場合に新たに遊技履歴蓄積状態を開始するためには、開始操作に加え、確認画面での確認操作を必要とするため、誤った開始操作によって新たに遊技履歴蓄積状態が開始されてしまうことを防止できる。
【0144】
[変形例]
以上、本発明における主な実施の形態を説明してきたが、本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形例について説明する。
【0145】
[遊技機について]
上述した遊技機1は、各々が識別可能な複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部を複数備え、可変表示部を変動表示した後、可変表示部の変動表示を停止することで表示結果を導出し、複数の可変表示部の表示結果の組合せである表示結果組合せに応じて入賞が発生可能なスロットマシンであってもよい。上述した遊技機1は、各々が識別可能な複数種類の識別情報の変動表示の結果に応じて、遊技者にとって有利な大当り遊技状態に制御可能なパチンコ遊技機であってもよい。
【0146】
[演出の出力態様の設定について]
上記実施形態では、演出の出力態様の設定として音量の設定を例に挙げて設定中の音量を確認できるようにしたが、演出の出力態様の設定は上記実施形態と異なる状態でもよい。たとえば、演出の出力態様の設定を、楽曲の設定、演出の態様(液晶表示器51におけるキャラクタ、ストーリーなど)の設定、液晶表示器51における背景の設定、ランプやLEDの光量の設定にするなど、遊技者の意思によって任意に選択、設定できるものを演出の出力態様とすることが可能である。
【0147】
[第1、第2状態について]
上記実施形態では、第1状態としてメインメニュー状態、第2状態としてサブメニュー状態を例に挙げたが、第1状態、第2状態は上記実施形態と異なる状態でもよい。たとえば、第1状態、第2状態を異なる演出状態とする、第1状態を楽曲選択状態とするとともに第2状態を音量選択状態とする(又はその逆)、第1状態を音量選択状態とするとともに第2状態を光量選択状態とする(又はその逆)ことが可能である。
【0148】
[第1操作、第2操作について]
上記実施形態では、第1操作としてメインメニュー状態における選択項目の選択操作、第2操作としてサブメニュー状態における選択項目の選択操作を例に挙げたが、第1操作、第2操作は上記実施形態と異なる操作でもよい。たとえば、第1操作、第2操作を、音量選択操作、楽曲選択操作、演出の態様(液晶表示器51におけるキャラクタ、ストーリーなど)を選択する操作、液晶表示器51における背景を選択する操作、ランプやLEDの光量(輝度)や光の色を選択する操作とすることが可能である。
【符号の説明】
【0149】
51 液晶表示器、53,54 スピーカ、56 第1プッシュボタン、57 第2プッシュボタン、70 十字キー。
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技を行う遊技機において、
選択操作部と、
第1操作部と、
第2操作部と、
第1状態において複数の第1項目のうちのいずれかの項目を決定可能である第1決定手段と、
前記第1状態において第1項目が決定されたときに第2状態に移行させる状態移行手段と、
前記第2状態において複数の第2項目のうちのいずれかの項目を決定可能である第2決定手段と、を備え、
前記第1状態において、複数の第1項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第2操作部を用いた第2操作では決定されず前記第1操作部を用いた第1操作により決定され、
前記第2状態において、複数の第2項目のうちのいずれかの項目は前記選択操作部を用いた選択操作により選択され、該選択された項目は前記第1操作部を用いた前記第1操作では決定されず前記第2操作部を用いた前記第2操作により決定される
ことを特徴とする遊技機。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
異議決定日 2022-03-08 
出願番号 P2017-142837
審決分類 P 1 651・ 121- YAA (A63F)
P 1 651・ 855- YAA (A63F)
P 1 651・ 113- YAA (A63F)
P 1 651・ 854- YAA (A63F)
P 1 651・ 841- YAA (A63F)
P 1 651・ 851- YAA (A63F)
最終処分 07   維持
特許庁審判長 瀬津 太朗
特許庁審判官 長崎 洋一
北川 創
登録日 2021-01-19 
登録番号 6826505
権利者 株式会社三共
発明の名称 遊技機  
代理人 岩壁 冬樹  
代理人 塩川 誠人  
代理人 井伊 正幸  
代理人 塩川 誠人  
代理人 岩壁 冬樹  
代理人 井伊 正幸  
代理人 特許業務法人平木国際特許事務所  
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