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審決分類 審判 訂正 ただし書き1号特許請求の範囲の減縮 訂正する B64C
管理番号 1388320
総通号数
発行国 JP 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2022-09-30 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2022-04-26 
確定日 2022-07-08 
訂正明細書 true 
事件の表示 特許第6256898号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第6256898号の明細書及び特許請求の範囲を本件審判請求書に添付された訂正特許請求の範囲のとおり、訂正後の請求項〔1〜3〕について訂正することを認める。 
理由 第1 手続の経緯
本件特許第6256898号の請求項1〜3に係る特許についての出願は、平成29年7月25日に特許出願され、同年12月15日にその特許権の設定登録がされ、令和4年4月26日付けで訂正審判(以下「本件訂正審判」という。)の請求がされたものである。

第2 請求の趣旨
本件訂正審判の請求の趣旨は、特許第6256898号の特許請求の範囲を本件審判請求書に添付した訂正特許請求の範囲のとおり訂正することを認める、との審決を求めるものである。

第3 本件訂正の内容
請求人が求めている訂正(以下「本件訂正」という。)の内容は、以下のとおりである(審決注:下線部分は訂正箇所であり、請求人が訂正特許請求の範囲において示したとおりである。)。

訂正事項1
特許請求の範囲の請求項1に「前記車輪の前記前脚を舵で手動操作可能にする滑走モードに変更する」と記載されているのを、「前記車輪の前記前脚を舵で手動操作し、前記滑走路に着陸した後、前記飛行機の進行方向と前記飛行機の機軸を平行にすることを可能にする滑走モードに変更する」に訂正する(請求項1の記載を引用する請求項2、3も同様に訂正する)。

第4 当審の判断
1 訂正の目的の適否について
訂正事項1は、本件訂正前の請求項1で「滑走モード」が特定されているところ、当該「滑走モード」が「前記滑走路に着陸した後、前記飛行機の進行方向と前記飛行機の機軸を平行にすること」を可能にすることを限定するものである。
したがって、訂正事項1による訂正は、特許法第126条第1項ただし書第1号に規定する特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。

新規事項の追加の有無について
本件特許の願書に添付した明細書の【0034】には、「S10の工程において、飛行機1が滑走路3に着陸したと判断した場合には、着陸モードから滑走モードに切り替わるため、パイロットは前脚2を手動で操作しつつ、主脚4,6は引き続き進行方向を向くように制御する(S12)。これにより、飛行機1のパイロットは舵を切って図2(b)に示されるように飛行機1の機体8を滑走路3のセンターラインC(進行方向)に一致させることができる。飛行機1の機体8を滑走路3と平行にして主脚4,6は機軸と平行になった時点で固定される。」と記載されている(下線は当審が付した。)。
そして、上記記載によれば、前脚2を手動で操作して、飛行機1の機体8を滑走路3のセンターラインC(進行方向)と一致させることができ、進行方向を向くよう制御された主脚4、6が機軸と平行になるのであるから、滑走モードにおいて、飛行機の進行方向と飛行機の機軸を平行することを可能にしていることは明らかである。
以上のことから、訂正事項1による訂正は、本件特許の願書に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面の範囲内においてしたものである。
したがって、訂正事項1による訂正は、特許法第126条第5項の規定に適合するものである。

3 特許請求の範囲の実質上の拡張・変更の存否について
訂正事項1による訂正は、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、かつ、カテゴリーや対象、目的を変更するものではないから、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものには該当せず、特許法第126条第6項の規定に適合するものである。

4 独立特許要件について
上記訂正事項1による訂正後における特許請求の範囲の請求項1〜3に記載されている事項により特定される発明について、特許出願の際独立して特許を受けることができないとする理由は見いだせないから、上記訂正事項1による訂正は、特許法第126条第7項の規定に適合する。

第5 むすび
以上のとおりであるから、本件審判の請求に係る訂正は、特許法第126条第1項ただし書第1号に掲げる事項を目的とするものであり、かつ、同条第5項ないし第7項の規定に適合する。
よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
滑走路に対して横風が吹いている際に飛行機が前記滑走路に横風着陸する際の前記飛行機の横風着陸安全装置であって、
前記飛行機の機体の先頭部を風上に向けた際に前記飛行機の車輪を構成する前脚及び主脚が前記飛行機の進行方向を向くように前記車輪の向きを自動的に制御する自動モードを有する制御部を備え、
前記制御部は、前記滑走路に着陸した後に前記車輪の主脚を引き続き前記飛行機の進行方向を向くように前記車輪の向きを自動的に制御しつつ、前記車輪の前記前脚を舵で手動操作し、前記滑走路に着陸した後、前記飛行機の進行方向と前記飛行機の機軸を平行にすることを可能にする滑走モードに変更することを特徴とする横風着陸安全装置。
【請求項2】
請求項1に記載の横風着陸安全装置において、
前記飛行機の機体の先頭部を風上に向けた際に前記飛行機の進行方向に対する前記機体の傾きを検知する傾斜検知部を備え、
前記制御部は、前記傾斜検知部に基づいて前記飛行機の車輪が前記飛行機の進行方向を向くように前記車輪の向きを制御することを特徴とする横風着陸安全装置。
【請求項3】
請求項2に記載の横風着陸安全装置において、
前記傾斜検知部は、前記飛行機の機体に設けられるジャイロセンサによって求められる前記機体の向きと前記飛行機の進行方向とがなす角度で傾きを求め、さらに、前記飛行機の機体に設けられるGPSから得られた時間的な位置情報の変化に基づいて、前記飛行機の進行方向を求める方向検知部を備えることを特徴とする横風着陸安全装置。
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審理終結日 2022-06-09 
結審通知日 2022-06-14 
審決日 2022-06-29 
出願番号 P2017-143391
審決分類 P 1 41・ 851- Y (B64C)
最終処分 01   成立
特許庁審判長 一ノ瀬 覚
特許庁審判官 大谷 光司
筑波 茂樹
登録日 2017-12-15 
登録番号 6256898
発明の名称 横風着陸安全装置  
代理人 植田 吉伸  
代理人 植田 吉伸  

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