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審決分類 |
審判 査定不服 特39条先願 特許、登録しない。 A63F 審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 A63F |
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管理番号 | 1391714 |
総通号数 | 12 |
発行国 | JP |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 2022-12-28 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2021-12-20 |
確定日 | 2022-11-04 |
事件の表示 | 特願2017−18027「遊技機」拒絶査定不服審判事件〔平成30年8月9日出願公開、特開2018−121974〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 本件審判の請求は、成り立たない。 |
理由 |
第1 手続の経緯 本願は、平成29年2月3日の出願であって、令和2年1月10日に手続補正書が提出され、令和3年1月18日付けで拒絶の理由が通知されると同時に指令書により協議をしてその結果を届け出るべき旨を出願人に命じ、同年3月22日に意見書及び手続補正書が提出されたが、同年9月10日付けで拒絶査定(以下「原査定」という。)がなされ、それに対して、同年12月20日に拒絶査定不服審判の請求がなされると同時に手続補正書が提出されたものである。 第2 令和3年12月20日に提出された手続補正書による補正の却下の決定 [補正の却下の決定の結論] 令和3年12月20日に提出された手続補正書による補正(以下「本件補正」という。)を却下する。 [理由] 1 補正の内容 本件補正は、令和3年3月22日提出の手続補正書によって補正された本件補正前の特許請求の範囲に、 「【請求項1】 遊技球を発射させるために操作される発射操作手段と、 遊技球を検知する所定検知手段と、 遊技に対する遊技価値を付与するための処理を実行する遊技価値付与手段と、 前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、所定の処理を実行する処理実行手段と、 前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、払出手段を駆動制御する払出制御手段と、を備える遊技機において、 前記遊技価値付与手段は、 前記遊技価値を付与するための処理に用いられる情報であって、前記所定検知手段の検知に対して参照される情報である参照用情報を記憶する第1参照用情報記憶手段と、 本遊技機への電力の所定の供給が開始された後であって遊技を進行させるための所定処理の実行を開始する前に、前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第1送信手段と、 前記所定検知手段による検知に基づいて取得された情報である入球情報に基づく所定情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第2送信手段と、 を備え、 前記処理実行手段は、 前記遊技価値付与手段から送信された前記参照用情報信号に対応した参照用情報を記憶する第2参照用情報記憶手段と、 前記第2送信手段から送信された前記所定情報信号、及び前記第2参照用情報記憶手段に記憶された前記参照用情報に基づいて、前記所定の処理を実行する実行手段と、 前記実行手段による前記所定の処理の処理結果に関する情報である処理結果情報を記憶する処理結果情報記憶手段と、 を備え、 本遊技機は、前記遊技価値付与手段に動作電力を供給する電源手段を備え、 前記電源手段によって前記処理実行手段に動作電力が供給される構成であり、 前記払出制御手段には前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した前記参照用情報信号が送信されない構成であり、 前記払出制御手段は、 遊技の結果に基づき前記遊技価値付与手段から送信された払出指示信号に基づき、払い出すべき遊技球の数を把握する把握手段と、 前記把握手段により把握された数の遊技球が払い出されるように前記払出手段を駆動制御する手段と、 を備え、 前記遊技価値付与手段は、遊技の進行を制御する主制御手段であり、 前記処理実行手段は、演出の実行を制御する演出制御手段であり、 前記所定の処理は、遊技機の状態に対応する処理であって遊技球の払い出しとは異なる処理であることを特徴とする遊技機。」 とあったものを、 「【請求項1】 A 遊技球を発射させるために操作される発射操作手段と、 B 遊技球を検知する所定検知手段と、 C 遊技に対する遊技価値を付与するための処理を実行する遊技価値付与手段と、 D 前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、所定の処理を実行する処理実行手段と、 E 前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、払出手段を駆動制御する払出制御手段と、 F を備える遊技機において、 前記遊技価値付与手段は、 C1 前記遊技価値を付与するための処理に用いられる情報であって、前記所定検知手段の検知に対して参照される情報である参照用情報を記憶する第1参照用情報記憶手段と、 C2 本遊技機への電力の所定の供給が開始された後であって遊技を進行させるための所定処理の実行を開始する前に、前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第1送信手段と、 C3 前記所定検知手段による検知に基づいて取得された情報である入球情報に基づく所定情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第2送信手段と、 C4 本遊技機への電力の所定の供給が開始された後に、所定期間が経過するまで処理の進行を待機させる手段と、 を備え、 前記処理実行手段は、 D1 前記遊技価値付与手段から送信された前記参照用情報信号に対応した参照用情報を記憶する第2参照用情報記憶手段と、 D2 前記第2送信手段から送信された前記所定情報信号、及び前記第2参照用情報記憶手段に記憶された前記参照用情報に基づいて、前記所定の処理を実行する実行手段と、 D3 前記実行手段による前記所定の処理の処理結果に関する情報である処理結果情報を記憶する処理結果情報記憶手段と、 を備え、 G 本遊技機は、前記遊技価値付与手段に動作電力を供給する電源手段を備え、 G1 前記電源手段によって前記処理実行手段に動作電力が供給される構成であり、 E1 前記払出制御手段には前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した前記参照用情報信号が送信されない構成であり、 前記払出制御手段は、 E2 遊技の結果に基づき前記遊技価値付与手段から送信された払出指示信号に基づき、払い出すべき遊技球の数を把握する把握手段と、 E3 前記把握手段により把握された数の遊技球が払い出されるように前記払出手段を駆動制御する手段と、 を備え、 C5 前記遊技価値付与手段は、遊技の進行を制御する主制御手段であり、 D4 前記処理実行手段は、演出の実行を制御する演出制御手段であり、 D5 前記所定の処理は、遊技機の状態に対応する処理であって遊技球の払い出しとは異なる処理であり、 C6 前記第1送信手段は、前記所定期間が経過した後に前記参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する ことを特徴とする遊技機。」 とする補正を含むものである(下線は、補正箇所を明示するために合議体が付した。なお、A、D5等は、分説するため合議体が付した。以下A等を付した事項を「特定事項A」等という。)。 2 補正の適否 (1)補正の目的について ア 本件補正は、本件補正前の請求項1に記載した発明を特定するために必要な事項である「遊技価値付与手段」が、「本遊技機への電力の所定の供給が開始された後に、所定期間が経過するまで処理の進行を待機させる手段」「を備え」ることを限定するとともに、本件補正前の請求項1に記載した発明を特定するために必要な事項である「第1送信手段」が、「前記所定期間が経過した後に前記参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する」ことを限定するものである。 イ 上記アからみて、本件補正は、補正前の請求項1に記載された発明と補正後の請求項1に記載された発明の産業上の利用分野及び解決しようとする課題が同一であるので、特許法第17条の2第5項第2号に掲げる特許請求の範囲の減縮を目的とするものである。 (2)新規事項について 本件補正は、本願の願書に最初に添付した明細書、特許請求の範囲又は図面における「【0110】まず電源投入ウェイト処理を実行する(ステップS101)。当該電源投入ウェイト処理では、例えばメイン処理が起動されてからウェイト用の所定時間(具体的には1sec)が経過するまで次の処理に進行することなく待機する。かかる電源投入ウェイト処理の実行期間において図柄表示装置41の動作開始及び初期設定が完了することとなる。・・・【0113】・・・管理用IC66に各種情報を認識させるための認識用処理(ステップS110)・・・を実行する」、【0212】・・・まず管理側I/F111の入力ポート121に設けられた第1〜第15バッファ122a〜122oと信号の種類との対応関係の情報を対応関係用メモリ116に格納するための処理構成について説明する。図21は主側CPU63にて実行される認識用処理を示すフローチャートである。なお、認識用処理はメイン処理(図11)におけるステップS110にて実行される。・・・【0214】・・・識別開始コマンドの出力処理を実行する(ステップS502)。主側CPU63は、第1〜第15バッファ122a〜122oがいずれの種類の信号に対応しているのかを管理側CPU112に認識させるために当該管理側CPU112に各種コマンドを出力する。」、図11、図21等の記載に基づくものであり、新たな技術事項を導入するものではないから、特許法第17条の2第3項に規定する要件を満たす。 3 独立特許要件 そこで、本件補正後の請求項1に記載された発明(以下「本願補正発明」という。)が特許出願の際独立して特許を受けることができるものであるか(特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に適合するか)について、以下に検討する。 (1)先願発明 原査定の拒絶の理由に引用された出願であり、本願の出願日(平成29年2月3日)より前の平成28年12月22日に出願された特願2016−248727号(以下「先願」という。)は、令和3年7月19日に特許第6915268号として設定登録されたものであって、その請求項1に係る発明(以下「先願発明」という。)は、特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定される次のとおりのものである(なお、a、d5等は、本願補正発明の特定事項A、D5等に対応させて合議体が付した。以下a等を付した事項を「特定事項a」等という。)。 「【請求項1】 a 遊技球を発射させるために操作される発射操作手段と、 b 遊技球を検知する所定検知手段と、 c 前記所定検知手段と電気的に接続され、遊技に対する遊技価値を付与するための処理を実行する遊技価値付与手段と、 d 前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、所定の処理を実行する処理実行手段と、 e 前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、払出手段を駆動制御する払出制御手段と、 f を備える遊技機において、 前記遊技価値付与手段は、 c1 前記遊技価値を付与するための処理に用いられる情報であって、前記所定検知手段の検知に対して参照される情報である参照用情報を記憶する第1参照用情報記憶手段と、 c2 本遊技機への電力の所定の供給が開始された後であって遊技を進行させるための所定処理の実行を開始する前に、前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第1送信手段と、 c3 前記所定検知手段による検知に基づいて取得された情報である入球情報に基づく所定情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第2送信手段と、 を備え、 前記処理実行手段は、 d1 前記遊技価値付与手段から送信された前記参照用情報信号に対応した参照用情報を記憶する第2参照用情報記憶手段と、 d2 前記第2送信手段から送信された前記所定情報信号、及び前記第2参照用情報記憶手段に記憶された前記参照用情報に基づいて、前記所定の処理を実行する実行手段と、 d3 前記実行手段による前記所定の処理の処理結果に関する情報である処理結果情報を記憶する処理結果情報記憶手段と、 を備え、 e1 前記払出制御手段には前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した前記参照用情報信号が送信されない構成であり、 前記払出制御手段は、 e2 遊技の結果に基づき前記遊技価値付与手段から送信された払出指示信号に基づき、払い出すべき遊技球の数を把握する把握手段と、 e3 前記把握手段により把握された数の遊技球が払い出されるように前記払出手段を駆動制御する手段と、 e4 前記払出手段の駆動制御が実行されたことに基づいて、本遊技機の外部に特定信号が外部出力されるようにするための処理を実行する手段と、 を備え、 c5 前記遊技価値付与手段は、遊技の進行を制御する主制御手段であり、 d4 前記処理実行手段は、演出の実行を制御する演出制御手段であり、 d5 前記所定の処理は、遊技機の状態に対応する処理であって遊技球の払い出しとは異なる処理である ことを特徴とする遊技機。」 (2)対比 本願補正発明と先願発明とを対比する(見出し(a)、(d5)等は、本願補正発明の特定事項A、D5等に概ね対応する。)。 (a)先願発明の特定事項aの「遊技球を発射させるために操作される発射操作手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項Aの「遊技球を発射させるために操作される発射操作手段」「を備え」ることに相当する。 (b)先願発明の特定事項bの「遊技球を検知する所定検知手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項Bの「遊技球を検知する所定検知手段」「を備え」ることに相当する。 (c)本願補正発明の特定事項Cの「遊技に対する遊技価値を付与するための処理を実行する遊技価値付与手段」「を備え」ること、先願発明の特定事項cの「前記所定検知手段と電気的に接続され、遊技に対する遊技価値を付与するための処理を実行する遊技価値付与手段」「を備え」ることは、遊技に対する遊技価値を付与するための処理を実行する遊技価値付与手段を備える点で共通する。 (d)先願発明の特定事項dの「前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、所定の処理を実行する処理実行手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項Dの「前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、所定の処理を実行する処理実行手段」「を備え」ることに相当する。 (e)先願発明の特定事項eの「前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、払出手段を駆動制御する払出制御手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項Eの「前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、払出手段を駆動制御する払出制御手段」「を備え」ることに相当する。 (f)先願発明の特定事項fの「遊技機」は、本願補正発明の特定事項Fの「遊技機」に相当する。 (c1)先願発明の特定事項c1の「前記遊技価値付与手段は、」「前記遊技価値を付与するための処理に用いられる情報であって、前記所定検知手段の検知に対して参照される情報である参照用情報を記憶する第1参照用情報記憶手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項C1の「前記遊技価値付与手段は、」「前記遊技価値を付与するための処理に用いられる情報であって、前記所定検知手段の検知に対して参照される情報である参照用情報を記憶する第1参照用情報記憶手段」「を備え」ることに相当する。 (c2)先願発明の特定事項c2の「前記遊技価値付与手段は、」「本遊技機への電力の所定の供給が開始された後であって遊技を進行させるための所定処理の実行を開始する前に、前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第1送信手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項C2の「前記遊技価値付与手段は、」「本遊技機への電力の所定の供給が開始された後であって遊技を進行させるための所定処理の実行を開始する前に、前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第1送信手段」「を備え」ることに相当する。 (c3)先願発明の特定事項c3の「前記遊技価値付与手段は、」「前記所定検知手段による検知に基づいて取得された情報である入球情報に基づく所定情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第2送信手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項C3の「前記遊技価値付与手段は、」「前記所定検知手段による検知に基づいて取得された情報である入球情報に基づく所定情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第2送信手段」「を備え」ることに相当する。 (d1)先願発明の特定事項d1の「前記処理実行手段は、」「前記遊技価値付与手段から送信された前記参照用情報信号に対応した参照用情報を記憶する第2参照用情報記憶手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項D1の「前記処理実行手段は、」「前記遊技価値付与手段から送信された前記参照用情報信号に対応した参照用情報を記憶する第2参照用情報記憶手段」「を備え」ることに相当する。 (d2)先願発明の特定事項d2の「前記処理実行手段は、」「前記第2送信手段から送信された前記所定情報信号、及び前記第2参照用情報記憶手段に記憶された前記参照用情報に基づいて、前記所定の処理を実行する実行手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項D2の「前記処理実行手段は、」「前記第2送信手段から送信された前記所定情報信号、及び前記第2参照用情報記憶手段に記憶された前記参照用情報に基づいて、前記所定の処理を実行する実行手段」「を備え」ることに相当する。 (d3)先願発明の特定事項d3の「前記処理実行手段は、」「前記実行手段による前記所定の処理の処理結果に関する情報である処理結果情報を記憶する処理結果情報記憶手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項D3の「前記処理実行手段は、」「前記実行手段による前記所定の処理の処理結果に関する情報である処理結果情報を記憶する処理結果情報記憶手段」「を備え」ることに相当する。 (e1)先願発明の特定事項e1の「前記払出制御手段には前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した前記参照用情報信号が送信されない構成であ」ることは、本願補正発明の特定事項E1の「前記払出制御手段には前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した前記参照用情報信号が送信されない構成であ」ることに相当する。 (e2)先願発明の特定事項e2の「前記払出制御手段は、」「遊技の結果に基づき前記遊技価値付与手段から送信された払出指示信号に基づき、払い出すべき遊技球の数を把握する把握手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項E2の「前記払出制御手段は、」「遊技の結果に基づき前記遊技価値付与手段から送信された払出指示信号に基づき、払い出すべき遊技球の数を把握する把握手段」「を備え」ることに相当する。 (e3)先願発明の特定事項e3の「前記払出制御手段は、」「前記把握手段により把握された数の遊技球が払い出されるように前記払出手段を駆動制御する手段」「を備え」ることは、本願補正発明の特定事項E3の「前記払出制御手段は、」「前記把握手段により把握された数の遊技球が払い出されるように前記払出手段を駆動制御する手段」「を備え」ることに相当する。 (c5)先願発明の特定事項c5の「前記遊技価値付与手段は、遊技の進行を制御する主制御手段であ」ることは、本願補正発明の特定事項C5の「前記遊技価値付与手段は、遊技の進行を制御する主制御手段であ」ることに相当する。 (d4)先願発明の特定事項d4の「前記処理実行手段は、演出の実行を制御する演出制御手段であ」ることは、本願補正発明の特定事項D4の「前記処理実行手段は、演出の実行を制御する演出制御手段であ」ることに相当する。 (d5)先願発明の特定事項d5の「前記所定の処理は、遊技機の状態に対応する処理であって遊技球の払い出しとは異なる処理であ」ることは、本願補正発明の特定事項D5の「前記所定の処理は、遊技機の状態に対応する処理であって遊技球の払い出しとは異なる処理である」ことに相当する。 そうすると、本願補正発明と先願発明とは、 「A 遊技球を発射させるために操作される発射操作手段と、 B 遊技球を検知する所定検知手段と、 C 遊技に対する遊技価値を付与するための処理を実行する遊技価値付与手段と、 D 前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、所定の処理を実行する処理実行手段と、 E 前記遊技価値付与手段と電気的に接続され、払出手段を駆動制御する払出制御手段と、 F を備える遊技機において、 前記遊技価値付与手段は、 C1 前記遊技価値を付与するための処理に用いられる情報であって、前記所定検知手段の検知に対して参照される情報である参照用情報を記憶する第1参照用情報記憶手段と、 C2 本遊技機への電力の所定の供給が開始された後であって遊技を進行させるための所定処理の実行を開始する前に、前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第1送信手段と、 C3 前記所定検知手段による検知に基づいて取得された情報である入球情報に基づく所定情報信号を前記処理実行手段に対して送信する第2送信手段と、 を備え、 前記処理実行手段は、 D1 前記遊技価値付与手段から送信された前記参照用情報信号に対応した参照用情報を記憶する第2参照用情報記憶手段と、 D2 前記第2送信手段から送信された前記所定情報信号、及び前記第2参照用情報記憶手段に記憶された前記参照用情報に基づいて、前記所定の処理を実行する実行手段と、 D3 前記実行手段による前記所定の処理の処理結果に関する情報である処理結果情報を記憶する処理結果情報記憶手段と、 を備え、 E1 前記払出制御手段には前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した前記参照用情報信号が送信されない構成であり、 前記払出制御手段は、 E2 遊技の結果に基づき前記遊技価値付与手段から送信された払出指示信号に基づき、払い出すべき遊技球の数を把握する把握手段と、 E3 前記把握手段により把握された数の遊技球が払い出されるように前記払出手段を駆動制御する手段と、 を備え、 C5 前記遊技価値付与手段は、遊技の進行を制御する主制御手段であり、 D4 前記処理実行手段は、演出の実行を制御する演出制御手段であり、 D5 前記所定の処理は、遊技機の状態に対応する処理であって遊技球の払い出しとは異なる処理である ことを特徴とする遊技機。」 である点で文言上においても一致し、以下の点で一応相違する。 ・相違点1(先願発明の特定事項c) 先願発明では、遊技価値付与手段が「前記所定検知手段と電気的に接続され」るのに対し、本願補正発明では、そのように特定されていない点。 ・相違点2(本願補正発明の特定事項C4、C6) 本願補正発明では、遊技価値付与手段が「本遊技機への電力の所定の供給が開始された後に、所定期間が経過するまで処理の進行を待機させる手段」を備え、「前記第1送信手段は、前記所定期間が経過した後に前記参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する」のに対し、先願発明では、そのように特定されていない点。 ・相違点3(本願補正発明の特定事項G、G1) 本願補正発明では、「本遊技機は、前記遊技価値付与手段に動作電力を供給する電源手段を備え、前記電源手段によって前記処理実行手段に動作電力が供給される構成であ」るのに対し、先願補正発明では、そのように特定されていない点。 ・相違点4(先願発明の特定事項e4) 先願発明では、払出制御手段が「前記払出手段の駆動制御が実行されたことに基づいて、本遊技機の外部に特定信号が外部出力されるようにするための処理を実行する手段」を備えるのに対し、本願補正発明では、そのように特定されていない点。 (3)判断 ア 相違点1について (ア)本願補正発明は、先願発明の特定事項cの遊技価値付与手段が「前記所定検知手段と電気的に接続され」るとの特定事項を有しないものであり、この点において、先願発明の特定事項を上位概念化しているものであり、上記相違点1に係る先願発明の特定事項は、本願補正発明に含まれるものであるから、上記相違点1は実質的な相違点ではない。 (イ)さらに検討すると、パチンコ遊技機において、遊技価値付与手段が、各入賞口検知センサなどの所定検知手段と電気的に接続されることは周知(以下「周知技術1」という。例.特開2009−82474号公報(特に「【0050】払出制御基板240は、前記主制御基板200から出力される制御信号を受信して・・・前記賞球払出装置281を制御する。」、「【0073】前記主制御基板(主制御回路、主制御手段)200では・・・前記CPUがメイン処理Mを行う。・・・【0074】・・・メイン処理Mでは・・・割り込み処理(S100)が行われ、最終処理においてループ処理が行われている間に4ms毎に割り込み処理(S100)が実行される・・・【0076】・・・続く入力処理(S120)では、遊技機1に設けられている種々のセンサ(各入賞口の検出スイッチ等)が検知した場合の信号入力が行われる。」参照。)、特開2011−87738号公報(特に「【0054】主制御部301には、遊技球を検出する機能を有する各種スイッチ(SW)・・・が接続される。【0055】具体的に、上記の各種SWとしては、第1始動口105へ入賞した遊技球を検出する第1始動口SW321と、第2始動口106へ入賞した遊技球を検出する第2始動口SW322と・・・大入賞口109へ入賞した遊技球を検出する大入賞口SW324と、普通入賞口110へ入賞した遊技球を検出する普通入賞口SW325とが主制御部301に接続される。」、「【0061】また、主制御部301は、各入賞口(始動口105,106、大入賞口109、普通入賞口110)へ入賞した遊技球を検出すると、賞球制御部303に対して賞球コマンドを送信する。ここで、賞球コマンドには、払い出させる賞球の個数などを示す情報が含まれている。」参照。))である。 そして、本願補正発明及び先願発明の課題は、本願の明細書の段落【0383】及び先願の明細書の【0270】等の記載を参酌すると、対象入球部への遊技球の入球態様の管理を適切に行うことであって、本願補正発明及び先願発明において、特定事項C3、c3の「前記遊技価値付与手段」が「備え」る「第2送信手段」が「前記所定検知手段による検知に基づいて取得された情報である入球情報に基づく所定情報信号を前記処理実行手段に対して送信する」ものでありさえすれば、先願発明の特定事項cの遊技価値付与手段が「前記所定検知手段と電気的に接続され」るか否かにかかわらず前記課題を解決できるといえ、先願発明の特定事項cの特定は、前記課題の解決に影響を及ぼすものではない。 そうすると、先願発明において、遊技価値付与手段が所定検知手段と電気的に接続されるとの周知技術1を削除することは、前記課題の解決のための具体化手段における微差(周知技術の単なる削除)であって、新たな効果を奏するものではないから、上記相違点1は実質的な相違点ではない。 イ 相違点2について パチンコ遊技機において、遊技価値付与手段が、本遊技機への電力の所定の供給が開始された後に、所定期間が経過するまで処理の進行を待機させる手段を備え、遊技価値付与手段の送信手段が、所定期間が経過した後に演出制御手段等の周辺部に対して初期設定を行うためのコマンドを送信することは周知(以下「周知技術2」という。例.特開2009−82474号公報(特に「【0073】前記主制御基板(主制御回路、主制御手段)200では・・・前記CPUがメイン処理Mを行う。・・・【0074】メイン処理Mでは・・・ウェイト処理(S40)・・・割り込み処理(S100)が行われ、最終処理においてループ処理が行われている間に4ms毎に割り込み処理(S100)が実行される。【0075】・・・ウェイト処理(S40)では、従制御基板等(演出制御基板210、ランプ制御基板215等)が立ち上がる(作動する)のを待った後に、初期設定コマンド(電源投入コマンド、RAMクリアコマンド等)を演出制御基板210に出力する処理が実行される。」、図10参照。)、特開2011−87738号公報(特に「【0131】図7に示すように、メイン処理において主制御部301は、まず、1000ms待機し(ステップS701)・・・【0133】・・・周辺部の初期設定をおこなう(ステップS706)。たとえば、ステップS706では、主制御部301は、演出制御部302、賞球制御部303などの各周辺部に対して、所定の初期設定処理の実行を指示する初期設定コマンドを送信する。・・・【0137】・・・主制御部301は・・・タイマ割込処理の割り込み許可設定をおこない(ステップS715)、ステップS711へ移行する。以降、主制御部301は、ステップS711からステップS715の処理を繰り返し実行する。」、図7参照。))である。 そして、本願補正発明及び先願発明の課題は、上記(3)ア(イ)のとおり、対象入球部への遊技球の入球態様の管理を適切に行うことであって、本願補正発明及び先願発明において、特定事項C2、c2の「第1送信手段」が「本遊技機への電力の所定の供給が開始された後であって遊技を進行させるための所定処理の実行を開始する前に、前記第1参照用情報記憶手段に記憶されている前記参照用情報に対応した参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する」ものでありさえすれば、本願補正発明の相違点2に係る特定事項C4、C6の遊技価値付与手段が「本遊技機への電力の所定の供給が開始された後に、所定期間が経過するまで処理の進行を待機させる手段」を備え、「前記第1送信手段は、前記所定期間が経過した後に前記参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する」か否かにかかわらず前記課題を解決できるといえ、本願補正発明の相違点2に係る特定事項C4、C6は、前記課題の解決に影響を及ぼすものではない。 そうすると、先願発明において、遊技価値付与手段が、本遊技機への電力の所定の供給が開始された後に、所定期間が経過するまで処理の進行を待機させる手段を備え、遊技価値付与手段の送信手段が、所定期間が経過した後に演出制御手段等の周辺部に対して初期設定を行うためのコマンドを送信するとの周知技術2を付加することは、前記課題の解決のための具体化手段における微差(周知技術の単なる付加)であって、新たな効果を奏するものではないから、上記相違点2は実質的な相違点ではない。 ウ 相違点3について パチンコ遊技機において、遊技価値付与手段に動作電力を供給する電源手段を備え、電源手段によって演出制御手段等の周辺部に動作電力が供給される構成とすることは周知(以下「周知技術3」という。例.特開2016−159034号公報(特に「【0049】さらに、パチンコ遊技機1の裏面側には、DC30V、DC21V、DC12VおよびDC5V等の各種電源電圧を作成する電源回路が搭載された電源基板910・・・が設けられている。電源基板910には、パチンコ遊技機1における遊技制御基板31および各電気部品制御基板(演出制御基板80および払出制御基板37)やパチンコ遊技機1に設けられている各電気部品(電力が供給されることによって動作する部品)への電力供給を実行・・・するための電力供給許可手段としての電源スイッチ910A・・・が設けられている。」、図3参照。))である。 そして、本願補正発明及び先願発明の課題は、上記(3)ア(イ)のとおり、対象入球部への遊技球の入球態様の管理を適切に行うことであって、本願補正発明及び先願発明において、「遊技価値付与手段」及び「処理実行手段」が動作するものでありさえすれば(遊技価値付与手段及び処理実行手段が動作するものであることは自明である。)、本願補正発明の相違点3に係る特定事項G、G1の「本遊技機」が「前記遊技価値付与手段に動作電力を供給する電源手段を備え、前記電源手段によって前記処理実行手段に動作電力が供給される構成であ」るか否かにかかわらず、例えば、本遊技機の外部に当該電源手段を備えるものであっても、前記課題を解決できるといえ、本願補正発明の相違点3に係る特定事項G、G1は、前記課題の解決に影響を及ぼすものではない。 そうすると、先願発明において、遊技価値付与手段に動作電力を供給する電源手段を備え、電源手段によって演出制御手段等の周辺部に動作電力が供給される構成とする周知技術3を付加することは、前記課題の解決のための具体化手段における微差(周知技術の単なる付加)であって、新たな効果を奏するものではないから、上記相違点3は実質的な相違点ではない。 エ 相違点4について (ア)本願補正発明は、先願発明の特定事項e4の払出制御手段が「前記払出手段の駆動制御が実行されたことに基づいて、本遊技機の外部に特定信号が外部出力されるようにするための処理を実行する手段」を備えるとの特定事項を有しないものであり、この点において、先願発明の特定事項を上位概念化しているものであり、上記相違点4に係る先願発明の特定事項は、本願補正発明に含まれるものであるから、上記相違点4は実質的な相違点ではない。 (イ)さらに検討すると、パチンコ遊技機において、払出制御手段が、払出手段の駆動制御が実行されたことに基づいて、本遊技機の外部に所定の信号が外部出力されるようにするための処理を実行する手段を備えることは周知(以下「周知技術4」という。例.特開2012−217727号公報(特に「【0036】・・・払出制御基板2000は・・・外部中継端子板5000への払出関連情報の出力制御を司る払出関連情報出力制御手段2340と、を有している。・・・【0044】次に、払出関連情報出力制御手段2340は、払出関連情報の一情報である「実払出数」に係る情報を外部中継端子板5000に出力するための制御を司る実払出数出力制御手段2341・・・を有している。」、図8参照。))である。 そして、本願補正発明及び先願発明の課題は、上記(3)ア(イ)のとおり、対象入球部への遊技球の入球態様の管理を適切に行うことであって、先願発明の特定事項e4の払出制御手段が「前記払出手段の駆動制御が実行されたことに基づいて、本遊技機の外部に所定の信号が外部出力されるようにするための処理を実行する手段」を備えるとの特定は、前記課題の解決手段に対応する本質的な発明特定事項と直接関連がないから、前記課題の解決に影響を及ぼすものではない。 そうすると、先願発明において、払出制御手段が、払出手段の駆動制御が実行されたことに基づいて、本遊技機の外部に所定の信号が外部出力されるようにするための処理を実行する手段を備えるとの周知技術4を削除することは、前記課題の解決のための具体化手段における微差(周知技術の単なる削除)であって、新たな効果を奏するものではないから、上記相違点4は実質的な相違点ではない。 以上のとおり、相違点1〜4について、本願補正発明と先願発明とは実質同一と判断されるから、両者は同一(実質同一)である。 (4)請求人の主張について 請求人は、審判請求書において、 「本願発明は、 ・「本遊技機への電力の所定の供給が開始された後に、所定期間が経過するまで処理の進行を待機させる手段」という構成と、 ・「前記第1送信手段は、前記所定待機期間が経過した後に前記参照用情報信号を前記処理実行手段に対して送信する」という構成と、 を備えているのに対して、上記先願1に係る発明は当該構成を備えていない点で相違する。また、上記相違点に係る構成は周知・慣用技術ではない。 また、上記相違点に係る構成を備えていることにより、本願発明は、「本遊技機への電力の所定の供給が開始された後に、所定期間が経過するまで遊技価値付与手段において処理の進行が待機される。そして、当該所定期間が経過した後に参照用情報信号が処理実行手段に対して送信される。これにより、本遊技機への電力の所定の供給が開始された場合には処理実行手段が起動されて参照用情報信号を適切に受信することが可能となったタイミング以降に、遊技価値付与手段から処理実行手段に対して参照用情報信号が送信されるようにすることが可能となる。」という新たな効果を奏することが可能である。 したがって、本願発明は上記先願1に係る発明とは同一ではない。」 と主張している(審判請求書の「(3)拒絶査定に対する意見」参照。)。 しかしながら、遊技価値付与手段が、本遊技機への電力の所定の供給が開始された後に、所定期間が経過するまで処理の進行を待機させる手段を備え、遊技価値付与手段の送信手段が、所定期間が経過した後に演出制御手段等の周辺部に対して初期設定を行うためのコマンドを送信するという周知技術2であれば、本遊技機への電力の所定の供給が開始された場合には演出制御手段等の周辺部が起動されて信号を適切に受信することが可能となったタイミング以降に、遊技価値付与手段から演出制御手段等の周辺部に対して信号が送信されるようにすることが可能であることは明らかである。そうすると、請求人が主張する効果は、周知技術2が付加されれば自ずと付随する効果であり、新たな効果とは認められない。 よって、請求人の上記主張は採用できない。 (5)まとめ 以上のとおりであるから、本願補正発明は、特許法第39条第1項の規定により、特許出願の際独立して特許を受けることができない。 4 むすび したがって、本件補正は、特許法第17条の2第6項において準用する同法第126条第7項の規定に違反するので、同法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。 第3 本願発明について 1 本願発明 本件補正は、上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明は、令和3年3月22日提出の手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定されるものであるところ、その請求項1に係る発明(以下「本願発明」という。)は、上記第2の1に本件補正前の請求項1として記載したとおりのものである。 2 原査定の拒絶の理由 原査定の拒絶の理由は、概ね次のとおりである。 (先願)この出願の下記の請求項に係る発明は、その出願日前の下記の出願に係る発明と同一であるから、特許法第39条第1項の規定により特許を受けることができない。 記 ・請求項 1 ・先願 特願2016−248727号 3 先願発明 原査定の拒絶の理由に引用された出願(先願)の請求項1に係る発明(先願発明)は、上記第2の3(1)に記載したとおりである。 4 対比・判断 本願発明は、本願補正発明の発明特定事項から、上記第2[理由]1で示した下線部に係る特定事項C4、C6を省いたものである。 そして、本願発明と先願発明とを対比すると、相違点は、上記第2[理由]3(2)で示した特定事項C4、C6に係る相違点2を除く、相違点1、3及び4となるから、上記第2[理由]3(3)ア、ウ及びエに記載した判断と同様に、本願発明と先願発明とは同一(実質同一)である。 第4 むすび 以上のとおりであるから、本願発明は、特許法第39第1項の規定により特許を受けることができない。 したがって、本願は、拒絶されるべきものである。 よって、結論のとおり審決する。 |
別掲 |
(行政事件訴訟法第46条に基づく教示) この審決に対する訴えは、この審決の謄本の送達があった日から30日(附加期間がある場合は、その日数を附加します。)以内に、特許庁長官を被告として、提起することができます。 |
審理終結日 | 2022-08-30 |
結審通知日 | 2022-09-06 |
審決日 | 2022-09-20 |
出願番号 | P2017-018027 |
審決分類 |
P
1
8・
575-
Z
(A63F)
P 1 8・ 4- Z (A63F) |
最終処分 | 02 不成立 |
特許庁審判長 |
鉄 豊郎 |
特許庁審判官 |
藤田 年彦 村田 泰利 |
発明の名称 | 遊技機 |
代理人 | 安藤 悟 |