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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 F01N
管理番号 1399238
総通号数 19 
発行国 JP 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2023-07-28 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2022-11-22 
確定日 2023-07-04 
事件の表示 特願2020− 26050「排ガス設備のためのゾンデ接続用パイプ」拒絶査定不服審判事件〔令和2年8月31日出願公開、特開2020−133637、請求項の数(7)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、令和2年2月19日(パリ条約による優先権主張2019年2月20日(DE)ドイツ連邦共和国)の出願であって、令和3年2月2日(発送日:令和3年2月8日)付けで拒絶の理由が通知され、その指定期間内の令和3年7月5日に意見書及び手続補正書が提出され、令和3年11月2日(発送日:令和3年11月8日)付けで拒絶の理由が通知され、その指定期間内の令和4年2月3日に意見書及び手続補正書が提出され、令和4年3月31日(発送日:令和4年4月4日)付けで拒絶の理由が通知され、その指定期間内の令和4年5月30日に意見書及び手続補正書が提出されたが、令和4年7月14日(発送日:令和4年7月26日)付けで令和4年5月30日の手続補正が却下され、その手続補正の却下と同時に拒絶査定がなされ、これに対し、令和4年11月22日に拒絶査定不服審判が請求され、その審判の請求と同時に手続補正書が提出されたものである。

第2 原査定の概要
1.原査定の拒絶の概要
原査定の拒絶の概要は以下のとおりである。

進歩性)本願の請求項1ないし請求項8に係る発明は、その出願前に日本国内又は外国において、頒布された引用文献1ないし引用文献3に記載された発明に基いて、その優先日前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下、「当業者」という。)が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

<引用文献等一覧>
1.米国特許出願公開第2006/0059683号明細書
2.特開2018−168805号公報
3.特開2009−127604号公報

第3 本願発明
本願の請求項1ないし請求項7に係る発明(以下、「本願発明1」ないし「本願発明7」という。)は、令和4年11月22日の手続補正により補正された特許請求の範囲の請求項1ないし請求項7に記載されたとおりものであるところ、本願発明1は、特許請求の範囲の請求項1に記載された以下のとおりのものと認める。

「平面とは異なる幾何学形状を有する面に取り付けるための、排ガス設備のためのゾンデ接続用パイプ(1)であって、
前記ゾンデ接続用パイプ(1)は、中空円柱状に、内径を伴って構成されている第1のボディ(2)を有しており、前記第1のボディ(2)は、第1の端面(13)における第1の平面の円環面(5)と第2の端面(17)とを有しており、前記第1のボディ(2)は、自身の第2の端面(17)の領域において、第2の平面の円環面(6)を有しており、前記第2の平面の円環面(6)には循環している隆起部(18)が設けられており、
前記ゾンデ接続用パイプ(1)は、第2のボディ(7)を有しており、前記第2のボディ(7)は、鍛造部品、焼結部品または薄板からの深絞り加工部品として構成されており、かつ、第1の端部(14)に平坦化方法によって後処理されている平らな円環面(9)を有しており、かつ前記平らな円環面(9)の内側に通路(12)を有しており、前記通路(12)の直径は、前記第1のボディ(2)の内径以上であり、
前記第1のボディ(2)は、前記循環している隆起部(18)によって前記第2のボディ(7)の前記平らな円環面(9)と接しており、かつ、前記第1のボディ(2)を、循環している溶接継ぎ目(10)によって、前記第2のボディ(7)と気密性を有するように接続されている、ゾンデ接続用パイプ(1)において、
前記平らな円環面(9)は、前記第2のボディ(7)の前記第1の端部(14)において、前記平らな円環面(9)の形状公差が0.2mmの範囲にあるように、平坦化方法によって後処理されており、
前記循環している隆起部(18)が、前記第2の平面の円環面(6)の外側面に、前記隆起部(18)の外側面が前記第1のボディ(2)の側壁に接しているように設けられており、
前記第2のボディ(7)は、前記排ガス設備の湾曲した接続面(16)と接続するための第2の端部(15)を有し、前記第2の端部(15)は、前記ゾンデ接続用パイプ(1)と前記接続面(16)との気密性の接続を可能にするように、平面からの前記接続面(16)の幾何学形状的な偏差を補償するように湾曲している、
ことを特徴とする、排ガス設備のためのゾンデ接続用パイプ(1)。」

第4 引用文献、引用発明等
1.引用文献1
(1)引用文献1の記載事項
原査定に引用された引用文献1(米国特許出願公開第2006/0059683号明細書)には、「DRAW−FORM FOR EXHAUST COMPONENTS AND METHOD OF MNUFACTURE」に関して、次の記載事項及び図示事項がある(下線部は当審が付した。以下同様。)。

ア 「[0001] The present invention is generally related to exhaust tubes, and more particularly to exhaust tubes having a draw-form formed therein.

(当審仮訳:
[0001] 本発明は、一般的に、排気管に関し、より詳細には、絞りが形成された排気管に関する。)」

イ 「[0006] It has been observed that circular shaped draw-forms tend to deform during subsequent forming operations. Deformation of the draw-forms and their flat portions can inhibit the connection of the HEGO sensor and make the tube worthless for its intended purpose. Such deformation of the draw-form and flat portion must be repaired or reformed in subsequent operations to permit the proper connection of the HEGO sensor. Such corrective action can be time consuming and costly. Therefore, there is a need in the art to prevent the current occurrence of deformation found in circular draw-forms during subsequent forming operations.

[0007] Therefore, there is a need in the art to provide a draw-form and a method for producing a draw-form in a tubular structure that either does not deform, or minimally deforms, so as to maintain the required flat portion needed for the proper connection of components.

(当審仮訳:
[0006] また、前記円形状の抜き型は次の成形操作の間に変形する傾向があることが観察されている。延伸形態に保持され、平面部の変形は、HEGOセンサの接続を阻害し、管はその意図される目的に対して役に立たないものにすることができる。このような延伸形状と平坦部の変形は、以降の工程において修理または改質されたHEGOセンサの適正な接続を可能にしなければならない。このような是正処置は、時間がかかり、費用がかかることがある。したがって、その後の成形作業中に円形絞りに見られる変形の発生を防止する技術が必要である。
[0007] したがって、管状構造において、変形しないまたは変形を最小限にする絞りと絞りの製造方法を提供し、構成要素の適切な接続のために必要とされる平坦部を維持するようにすることが当技術分野で必要とされる。)」

ウ 「[0021] While the present invention is described with reference to the preferred embodiment, it should be clear that the present invention could be used with any tubular structure in any industry where tubular structures require flat connection portions. Therefore, the description of the preferred embodiment herein in illustrative of the present invention and should not limit the scope of the invention.

[0022] With reference to FIGS.3-5, a draw-form 10 is formed in a tubular member or tube 12. The tube 12 can be made from any material that permits formation of the draw-form 10, and is preferably composed of metal material. The tube 12 includes an outer wall 11 that defines an interior exhaust passage 13. The draw-form 10 comprises a substantially flat bottom portion 14 having an aperture 16 extending therethrough and bounded by walls 18 configured in a polygonal orientation. The walls 18 may be substantially parallel to said bottom portion 14, but may also be at a non-right angle thereto, such as an acute or obtuse angle. Additionally, the walls 18 are attached to the outer wall 11 of the tube 12. They may be attached integrally.Additionally, the walls 18 may be attached to the bottom portion 14 either integrally or non-integrally. To non-integrally attach the bottom portion 14 to the walls 18, the bottom portion 14 is welded in place. Otherwise, if the walls 18 are integrally formed with the bottom portion 14, the two are created during a forming operation such as stamping.

[0023] Preferably, the walls 18 are configured to form a rectangular or square configuration, however, other polygonal orientations may be used. The straight-line walls 18, which may have rounded corners, act as strengthening ridges that prevent the deformation of the draw-form 10 during subsequent forming operations, such as swaging, so as to maintain the flat portion 14 substantially free from deformation. As such, the polygonal draw-form 10 restricts the movement of tubing material in the area where the draw-form 10 exists and maintains the flat portion 14 in generally its stamped configuration. In other words, the polygonal draw-form 10 prevents large displacements in the formed area during a secondary post draw-form operation.

[0024] In the method of manufacture, the tube 12 is placed with a draw-form press (not shown). A properly configured polygonal male punch is used in conjunction with a corresponding polygonal female die to make the desired polygonal draw-form 10 at the desired draw depth in the tube 12. As indicated above, the draw-form 10 can be any polygonal figure, but preferably the draw-form is either rectangular or square.

[0025] Once the draw-form 10 has been formed in the tube 12, the HEGO boss can be mounted to the draw-form 10. As shown in FIG.6, the traditional method of mounting a HEGO boss 20 to the draw-form 10 is by MIG welding, although any welding process can be utilized. The HEGO boss 20 is inserted within the aperture 16 and connected by welds 22 therein. As shown in FIG.7, the preferred embodiment, the HEGO boss 20 is CD welded (capacitive discharge) to the interior of the draw-form 10. In FIG.7, the HEGO boss 20 includes protrusions 30 thereon that assist in attaching it to the draw-form 10. The protrusions 30 can be used to temporarily attach the HEGO boss 20 to the bottom portion 14 of the draw-from 10 until it is welded in place. Alternatively, the protrusions 30 can be used to attach the HEGO boss 20 directly to the bottom portion 14. Additionally, the HEGO boss 20 may be attached to the underside of the bottom portion 14 of the draw-form 10, as shown in FIG.7, or it may be attached to the top side of the bottom portion 14.

[0026] The present polygonal draw-form displays strength characteristics superior to the prior used circular draw-forms during secondary forming operations. As opposed to the circular draw-forms, the angular orientation of the straight-lined walls 18 withstands and better distributes the forces acting thereon during the secondary forming operation.

[0027] The invention has been described above and, obviously, modifications and alternations will occur to others upon a reading and understanding of this specification. The claims as follows are intended to include all modifications and alterations insofar as they come within the scope of the claims or the equivalent thereof.

(当審仮訳:
[0021] 本発明は好ましい実施形態を参照して説明されるが、本発明は、平坦な接続部分を必要とする任意の産業における任意の管状構造で用いることもできることは明らかである。したがって、好ましい実施形態の説明は、本発明の例示的な実施であり、本発明の範囲を限定するものではない。

[0022] 図3−5を参照すると、絞り10は筒状部材又は管12が形成されている。管12は、絞り10の形成を可能にする任意の材料から作られ、好ましくは金属材料から構成される。管12は、内部に排気通路13を画定する外壁11を含む。絞り10は、多角形に構成される壁18で画定され、開口16を有する実質的に平坦な底部14を構成する。壁18は底部14と実質的に平行であってもよいが、鋭角又は鈍角のような非直角であってもよい。さらに、壁18は、管12の外壁11に取り付けられている。それらは、一体的に取り付けられてもよい。さらに、壁18は、一体的又は非一体的に底部14に取り付けられてもよい。底部14を壁18に非一体的に取り付けるため、底部14は、所定の位置に溶接される。そうでない場合、壁18が底部14と一体形成されている場合、二部材は、打ち抜き加工等の成形操作の間に形成される。

[0023] 好ましくは、壁18は、矩形又は正方形の形状を形成するように構成されているが、他の多角形の形状を用いても良い。丸みを帯びた角部を有していてもよい直線の壁18は、かしめなど、その後の成形作業中の絞り10の変形を防止し、実質的に変形から自由である底部14を維持する補強リッジとして作用する。この場合には、多角形絞り10は絞り10が存在する領域内の管材料の移動を制限し、一般的にその型成形された平坦部14を維持する。換言すれば、多角形絞り10は、形成領域における、絞り工程後の二次的な大きな変位を防止する。

[0024] 本発明の製造方法において、管12は、絞り型(図示せず)に設置される。管12内の所望の深さに所望の多角絞り10を構成するために、適切に構成された、多角形雄型パンチは、対応する多角形雌型ダイに関連して使用される。上述したように、絞り10は、任意の多角形とすることができるが、絞りは矩形又は正方形のいずれかが好ましい。

[0025] 絞り10が管12に形成されると、HEGOボスは絞り10に取り付けることができる。図6に示すように、HEGOボス20を絞り10に装着する従来の方法はMIG溶接であるが、選択的に任意の溶接プロセスが使用される。HEGOボス20は、開口16内に挿入され、溶接部22により接続されている。図7に示すように、好ましい実施形態では、HEGOボス20が絞り10の内部にCD(容量性放電)溶接される。図7において、HEGOボス20は、絞り10への取付けを助ける突起部30をその上に備えている。それは、突起部30は、溶接されるまでの間、HEGOボス20を絞り10の底部14に一時的に取り付けるために使用される。あるいは、突起部30には、HEGOボス20を底部14に直接に取り付けるために使用される。加えて、HEGOボス20は、図7に示すように絞り10の底部14の下側に取り付けられてもよいし、底部14の上面に取り付けてもよい。

[0026] 多角形の絞りは、二次成形の間、従来使用される円形の絞りより優れた強度特性を示す。円形絞りとは対照的に、直線的な壁18の配向角度は、二次成形の間、その上に作用する力を良好に分配する。

[0027] 本発明は、以上説明したとおりであり、明らかに、改良および変更は、この明細書を読みかつ理解した他人になされるであろう。以下のクレームは、これらクレームの範囲及びその均等の範囲に入る限り、全ての修正及び変更を含む。)」

エ 「Fig.3



オ 「Fig.4



カ 「Fig.5



キ 「Fig.6



ク 「Fig.7



(2)引用発明
上記(1)の記載事項及び図示事項を総合し、整理すると、引用文献1には、以下の発明(以下、「引用発明1」という。)が記載されている。

「壁18に溶接される、底部14及び前記底部14に取り付けるHEGOボス20であって、
前記底部14及び前記底部14に取り付けるHEGOボス20は、HEGOボス20を有しており、前記HEGOボス20は、突起部30が設けられており、
前記底部14及び前記底部14に取り付けるHEGOボス20は、前記底部14を有しており、前記底部14は、実質的に平坦で開口16を有しており、
前記HEGOボス20は、前記突起部30によって前記底部14に溶接されるまでの間底部14に一時的に取り付けられるか、底部14に直接に取り付けられ、
前記底部14は、壁18に取り付けられる、底部14及び前記底部14に取り付けるHEGOボス20。」

2.引用文献2
原査定に引用された引用文献2(特開2018−168805号公報)には、「排気浄化装置」に関して、次の記載事項及び図示事項がある。

ケ 「【0001】
本発明は、排気浄化装置に関する。」

コ 「【0021】
本発明は、斯かる実情に鑑み、センサの設置に関するレイアウト上の自由度を確保しつつ、センサボスに係る重量や製造費を抑え得る排気浄化装置を提供しようとするものである。」

サ 「【0052】
図4、図5は本発明の実施による排気浄化装置の形態の別の一例を示している。本第二実施例の場合、センサ10をケーシング4の中間部に取り付けることを想定してセンサボス12を設計している。
【0053】
本第二実施例のセンサボス12は、上記第一実施例(図1〜図3参照)と同様の複数(ここでは2個)のセンサ固定部12aを、ケーシング4の外周面に沿った円筒面をなす座面部12bに固定することで形成される。
【0054】
各センサ固定部12aは、座面部12bに対し、該座面部12bに備えた穴12cの位置に固定されるが、各センサ固定部12aと座面部12bとの溶接位置は、互いの接触面12dにおける穴12cの内周である。
【0055】
すなわち、座面部12bに対し、円筒形状のセンサ固定部12aが複数、互いに近接配置されている場合、座面部12bとの溶接箇所を接触面12dにおけるセンサ固定部12aの外周側に設定すると、センサ固定部12a同士の間の空間に溶接トーチが差し込めない等の事情により、全周溶接が難しい場合がある。これを回避するため、上記第一実施例(図3参照)と同様、溶接箇所を接触面12dにおける穴12cの内周に設定している。
【0056】
ここで、上記第一実施例では、センサボス11を構成する座面部11bの第一の面11cがセンサ固定部11a側に突出しており、且つ各センサ固定部11aの設置位置が第一の面11cと近接していたため、総てのセンサ固定部11aに関して溶接箇所を座面部11bの穴11eの内周に設定していたが(図3参照)、本第二実施例の如く座面部12bがセンサ固定部12a側に突出した構造を持たない場合、穴12cの内周を溶接箇所として設定されるのは、センサ固定部12aのうち一部で良く、残りのセンサ固定部12aでは、溶接箇所を接触面12dにおけるセンサ固定部12aの外周としても良い。
【0057】
すなわち、本第二実施例において、座面部12bに対し二個のセンサ固定部12aを一個ずつ順番に溶接していくことを考えると、一個目のセンサ固定部12aを座面部12bに溶接する際には、接触面12dにおけるセンサ固定部12aの外周を溶接箇所と設定しても、該溶接箇所の周囲に該溶接箇所へのアクセスを妨げる物体は存在しないので、全周溶接を行うのに支障はない。続いて、二個目のセンサ固定部12aを座面部12bに溶接する際には、該二個目のセンサ固定部12aの外周を溶接箇所と設定すると、近接する前記一個目のセンサ固定部12aが全周溶接の妨げになり得る。この時は、接触面12dにおける穴12cの内周を溶接箇所とすれば良い。尚、これは、仮に座面部12bに対し三個以上のセンサ固定部12aを備えてセンサボス12を構成した場合も同様である。」

シ 「【図4】



ス 「【図5】


上記記載事項及び図示事項を総合し、整理すると、引用文献2には、以下の事項(以下、「引用文献2の記載事項」という。)が記載されている。

「ケーシング4の中間部に取り付けるセンサボス12であって、センサボス12はセンサ固定部12a及び座面部12bを有しており、前記座面部12bは穴12cを備えており、
前記センサ固定部12aと前記座面部12bは溶接されており、前記座面部12bはケーシング4の外周縁に沿った円周面であるセンサボス12とすること。」

3.引用文献3
原査定に引用された引用文献2(特開2009−127604号公報)には、「触媒コンバータ及びその製造方法」に関して、次の記載事項及び図示事項がある。

セ 「【0001】
本発明は、円筒状のケーシング内に触媒坦体を直列配置で収容するタンデム型の触媒コンバータ及びその製造方法に関する。」

ソ 「【0007】
本発明の触媒コンバータは、略円筒状のケーシング内に触媒坦体を直列配置で収容し、前記ケーシングの前記触媒坦体間に対応する位置に、センサーの取付座となる平坦面を有する縮径部を形成するタンデム型の触媒コンバータであって、前記平坦面を有する縮径部を、スピニング加工で縮径した部分にプレス加工を施して形成していることを特徴とする。」

タ 「【0018】
本発明の触媒コンバータ及びその製造方法の実施形態について説明する。
【0019】
本実施形態の触媒コンバータ1は、触媒坦体が直列配置されるタンデム型の触媒コンバータであり、図1〜図3に示すように、略円筒状のケーシング2と、ケーシング2内に離間して直列配置で収容される2個の触媒坦体3と、ケーシング2内で触媒坦体3を保持する保持材4と、ケーシング2に取り付けられる酸素センサー等のセンサーの取付具5とを備える。
【0020】
ケーシング2には、長手方向の2箇所に離間して触媒坦体3が収容される収容部21が設けられており、収容部21は触媒坦体3の径より若干大径とされ、触媒坦体3の長さに対応する長さで形成されている。触媒坦体3・3間に対応する位置である収容部21・21間には、収容部21の内端より中央に向かって縮径するテーパ部22と、テーパ部22・22間に位置する縮径部23が形成されている。
【0021】
縮径部23は、横断面視に於いて、円周状の曲面231の上面にセンサー取付具5の取付座となる平坦面232が形成されている形状であり、平坦面232と曲面231との境界には外側に突出する凹溝或いは凸条がなく、平坦面232から曲面231に滑らかに移行する形状となっている。縮径部23の内周面である曲面231と平坦面232の内面は、後述する触媒坦体3を保持する保持材4よりも内側に配置されるように形成されている。前記平坦面232を有する縮径部23は、後述の如くスピニング加工で縮径した部分にプレス加工を施して形成される。更に、平坦面232の略中央には後述するセンサーの取
付具5の取付孔233が形成されている。
【0022】
ケーシング2の両端にはコーン部24が各々形成されており、コーン部24は収容部21の外端から外側に向かって先細りになるように形成され、コーン部24の先端には筒状の開口部241が形成されている。
【0023】
触媒坦体3は、外周に保持材4を巻き付けられて各収容部21に収容されており、収容部21の内周面と触媒坦体3の外周面との間に介装される保持材4により、触媒坦体3は収容部21内で保持される。触媒坦体3は、モノリス型の触媒坦体等とし、保持材4は、セラミックス繊維など緩衝機能を有するクッション材とするとよい。
【0024】
センサーの取付具5は、外周に段差を有する略リング状であり、小径部51と大径部52を有し、中央には周面に雌ねじを形成された取付孔53が設けられている(図9参照)。取付具5の小径部51は平坦面232の取付孔233と略同一径であり、小径部51は取付孔233に挿入され、大径部52は平坦面232に当接して載置される。取付具5とケーシング2とは、大径部52と平坦面232とが後述するプロジェクション溶接で溶接されることにより、固着されている。取付具5のねじ孔である取付孔53には図示しないセンサーの雄ねじ部が螺着され、前記螺着によりセンサーが触媒コンバータ1に取り付けられる。
【0025】
次に、上記触媒コンバータ1の製造方法について説明する。
【0026】
ケーシング2を構成する部材としては、図4に示す収容部21の径に対応する径を有する円筒材200を用いる。そして、図5に示すように、スピニング加工装置のクランプ11で円筒材200の一方側を保持し、円周方向に複数配設されている成形ローラ12により、ケーシング2の縮径部23の形成部位に対応する円筒材200の略中央部位に、横断面視で円筒材200と略同心円状で略真円形に縮径された縮径部203aを形成する。成形ローラ12は、自転及び前記円周方向の公転が可能であると共に、円筒材200の半径方向に移動可能である。スピニング加工で縮径部203aを形成する際には、成形ローラ12を円筒材200の外周面に当接し、成形ローラ12を自転及び公転させながら円筒材200の中心軸に向かって移動させ、成形ローラ12と略同一幅の縮径部203aを形成する。前記縮径部203aの形成に伴って縮径部203aの両側にはテーパ部202が形成される。
【0027】
尚、前記縮径部203aと幅が同じ成形ローラ12を用いる構成に代え、図10に示すように、縮径部203aより幅の小さい成形ローラ121を用い、成形ローラ121を円筒材200の長手方向に移動しながら半径方向に移動することにより、縮径部203aを形成してもよい。例えば図10に示すように、円筒材200の長手方向に於ける縮径部203aの一方の端部に対応する位置に成形ローラ121を配置し、成形ローラ121を円筒材200の半径方向に移動して円筒材200に押し付けて縮径し(図10(a)参照)、前記半径方向の位置のまま縮径部203aの他方の端部に対応する位置に成形ローラ121を移動し、縮径部203aの対応領域全体に亘って縮径部2031を形成する(図10(b)参照)。次いで、前記他方の端部に対応する位置で、成形ローラ121を円筒材200の半径方向に更に移動して円筒材200に押し付けて縮径し、前記半径方向の位置のまま前記一方の端部に対応する位置に成形ローラ121を移動し、縮径部203aの対応領域全体に亘って更に縮径された縮径部を形成する。前記一方の端部と他方の端部の成形ローラ121の移動を複数回繰り返し、所定径の縮径部203aを形成する。前記縮径加工は、縮径部203aに於ける円筒材200の肉厚を縮径部203aの各端部側にバランス良く逃がすことができて好適である。また、前記成形ローラ12を公転する構成に代え、円筒材200をクランプ11で保持しつつ周方向に回転する構成としてもよい。
【0028】
その後、図6に示すように、プレス加工装置の内型13に円筒材200を外嵌して、円筒材200の縮径部203aが内型13で支持されるように配置する。前記配置状態では、内型13の上面の平面部131を後述する円筒材200の平坦面2032の形成位置に対応する位置に配置する。そして、横断面視で縮径部203aの下半分をパッド15で支持すると共に、縮径部203aの上半分から凹状の押型14を下降して縮径部203aを押圧して、内型13の平面部131と押型14の平面部141に対応する位置に平坦面2032をプレス加工で成形し、曲面2031の上面に平坦面2032を有する縮径部203を形成する。尚、本例の如く、プレス加工では略真円状の縮径部203aに平坦面2032だけを形成する工程とすると好適であるが、例えば割型を用いてプレス加工時に縮径部203aの更なる縮径を行いつつ平坦面2032を形成する工程とすることも可能である。
【0029】
その後、図7に示すように、円筒材200の縮径部203の内側に、平坦面2032に当接するようにして抜き台16を配置し、抜き台16の抜き穴161に対応するようにして縮径部203の外側にポンチ17を配置し、ポンチ17を抜き穴161まで下降して平坦面2032の略中央を打ち抜き、センサーの取付具5の取付孔2033をピアス加工で形成する。
【0030】
次いで、図8に示すように、センサーの取付具5の小径部51を取付孔2033に挿入し、大径部52の鍔状に突出する部分(鍔状部)の下面を平坦面2032の上面に当接して配置し、大径部52の前記突出部分と平坦面2032とをプロジェクション溶接して固着する。前記プロジェクション溶接を行う際には、図9に示すように、大径部52の前記突出部分と平坦面2032が重なる箇所に於いて、平坦面2032の下面に下側電極18を当接し、大径部232の前記下側電極18と対応する位置に上側電極19を当接し、電極18、19に電流を流して大径部232の前記突出部分と平坦面2032とを溶接する。
【0031】
更に、円筒材200の縮径部203の両側に、外周に保持材4を巻き付けられた触媒坦体3をそれぞれ挿入して収容する(図8参照)。そして、円筒材200を図示しないスピニング加工装置のクランプで保持し、円筒材200の長手方向の両端に成形ローラでスピニング加工を施して、筒状の開口部241を有するコーン部24を形成し、図1及び図2に示す触媒コンバータ1が完成する。その後、触媒コンバータ1の取付具5には、取付孔53に螺合してセンサーが取り付けられる。
【0032】
上記触媒コンバータ1の製造工程では、スピニング加工で縮径部203aを形成した際に縮径部203の肉厚が円筒材200の両端側に逃げ、その後のプレス加工時にも、前記肉厚の逃げの流れに倣って縮径部203の肉厚が円筒材200の両端側に逃げるようになり、縮径部23、203やその平坦面232、2032にシワが出来にくい。そのため、所要平面度の平坦面232を有する縮径部23を、周長差を補うための凹溝或いは凸条を形成することなく、容易且つ確実に得ることができる。また、平坦面232に所要平面度を確実に確保することが可能であるから、プロジェクション溶接の際に取付具5と平坦面232を確実に溶接することができる。また、多数の割型を用いないことから、縮径部23の径が異なる多品種の触媒コンバータ1を低コスト、省労力で製造することができる。」

チ 「【図6】



ツ 「【図7】



テ 「【図8】



ト 「【図9】



上記記載事項及び図示事項を総合し、整理すると、引用文献3には、以下の事項(以下、「引用文献3の記載事項」という。)が記載されている。

「円筒材200の平坦面2032に取り付けるためのセンサーの取付具5であって、前記センサーの取付具5は大径部52と小径部51を有し、大径部52の鍔状に突出する部分を平坦面2032の上面に当接して配置し、プロジェクション溶接して固定すること。」

第5 対比・判断
1.本願発明1
本願発明1と引用発明1とを対比すると、後者の「底部14及び前記底部14に取り付けるHEGOボス20」はその機能、構成及び技術的意義からみて前者の「排ガス設備のためのゾンデ接続用パイプ」及び「ゾンデ接続用パイプ」に相当し、以下同様に、「HEGOボス20」は「第1のボディ(2)」に、「底部14」は「第2のボディ」に、「開口16」は「通路」に、「突起部30」は「隆起部」にそれぞれ相当する。
後者の「壁18に溶接される、底部14及び前記底部14に取り付けるHEGOボス20」は壁18が幾何学形状を有する面を備えることは明らかであるから、前者の「平面とは異なる幾何学形状を有する面に取り付けるための、排ガス設備のためのゾンデ接続用パイプ(1)」とは、「幾何学形状を有する面に取り付けるための、排ガス設備のためのゾンデ接続用パイプ(1)」という限りで一致する。
後者の「HEGOボス20」は、段落[0025]の記載事項並びにFig.5及びFig.6の図示事項から、円形の開口16に挿入され溶接されるものであり、また中空部を備えるといえるから、その機能、構成及び技術的意義からみて前者の「中空円柱状に、内径を伴って構成されている第1のボディ」に相当する。また、後者の「HEGOボス20」は、Fig.6及びFig.7の図示事項から、前者の「第1の端面における第1の第1の平面の円環面」、及び「第2の端面」に相当する事項を備え、さらに「自身の第2の端面において、第2の円環面を有している」に相当する事項を備えるといえる。そして、後者の突起部30は、Fig.7の図示事項から、前者の「前記第2の円環面には循環している隆起部が設けられている」ことに相当する事項を備えている。
後者の「底部14」は、Fig.3ないしFig.5の図示事項から「実質的に平坦な」、「面」である「第1の端部」を有していることは明らかである。また、当該「面」の内側に開口16を有しており、さらに開口16の直径はHEGOボス20の中空部の径以上であることも明らかである。そうすると、後者の「底部14は、実質的に平坦で開口16を有しており」と前者の「前記第2のボディ(7)は、鍛造部品、焼結部品または薄板からの深絞り加工部品として構成されており、かつ、第1の端部(14)に平坦化方法によって後処理されている平らな円環面(9)を有しており、かつ前記平らな円環面(9)の内側に通路(12)を有しており、前記通路(12)の直径は、前記第1のボディ(2)の内径以上であり」とは、「前記第2のボディは、第1の端部に平らな面を有しており、かつ前記平らな面の内側に通路を有しており、前記通路の直径は、前記第1のボディの内径以上であり」という限りで一致する。
後者の「前記第HEGOボス20は、前記突起部30によって前記底部14に溶接されるまでの間底部14に一時的に取り付けられるか、底部14に直接に取り付けられる」ことは、HEGOボス20が突起部30によって底部14の平らな面と接しているといえるから、前者の「前記第1のボディ(2)は、前記循環している隆起部(18)によって前記第2のボディ(7)(底部14)の前記平らな円環面(9)と接しており、かつ、前記第1のボディ(2)を、循環している溶接継ぎ目(10)によって、前記第2のボディ(7)と気密性を有するように接続されている、)、かつ、前記第1のボディ(2)を、循環している溶接継ぎ目(10)によって、前記第2のボディ(7)と気密性を有するように接続されている」こととは、少なくとも「前記第1のボディは、前記循環している隆起部によって前記第2のボディの前記平らな面と接して」いることで一致する。
そして、後者の「前記底部14は、壁18に取り付けられる」ことは、壁18が「接続面」としての機能を奏することは明らかであり、また底部14が壁18と接続するための「第2の端部」を備えることも明らかであり、壁18と底部14とは「機密性の接続」がなされていることも明らかであるから、前者の「前記第2のボディ(7)は、前記排ガス設備の湾曲した接続面(16)と接続するための第2の端部(15)を有し、前記第2の端部(15)は、前記ゾンデ接続用パイプ(1)と前記接続面(16)との気密性の接続を可能にするように、平面からの前記接続面(16)の幾何学形状的な偏差を補償するように湾曲している」こととは、「前記第2のボディは、前記排ガス設備の接続面と接続するための第2の端部を有し、前記第2の端部(15)は、前記ゾンデ接続用パイプと前記接続面との気密性の接続を可能にする」ことという限りで一致する。

したがって、両者は、
「幾何学形状を有する面に取り付けるための、排ガス設備のためのゾンデ接続用パイプであって、
前記ゾンデ接続用パイプは、中空円柱状に、内径を伴って構成されている第1のボディを有しており、前記第1のボディは、第1の端面における第1の平面の円環面と第2の端面とを有しており、前記第1のボディは、自身の第2の端面の領域において、第2の平面の円環面を有しており、前記第2の平面の円環面には循環している隆起部が設けられており、
前記ゾンデ接続用パイプは、第2のボディを有しており、前記第2のボディは、第1の端部に平らな面を有しており、かつ前記平らな面の内側に通路を有しており、前記通路の直径は、前記第1のボディの内径以上であり、
前記第1のボディは、前記循環している隆起部によって前記第2のボディの前記平らな面と接している、ゾンデ接続用パイプにおいて、
前記第2のボディは、前記排ガス設備の接続面と接続するための第2の端部を有し、前記第2の端部は、前記ゾンデ接続用パイプと前記接続面との気密性の接続を可能にする、
排ガス設備のためのゾンデ接続用パイプ。」
である点で一致し、次の点で相違する。

[相違点1]
前者は「平面とは異なる幾何学形状を有する面に取り付けるための、排ガス設備のためのゾンデ接続用パイプ」であって、「第2のボディは、前記排ガス設備の湾曲した接続面と接続するための第2の端部を有し、前記第2の端部は、ゾンデ接続用パイプと前記接続面との気密性の接続を可能にするように、平面からの前記接続面の幾何学形状的な偏差を補償するように湾曲している」のに対し、後者は係る事項を備えていない点。

[相違点2]
前者は「第2のボディ(7)は、鍛造部品、焼結部品または薄板からの深絞り加工部品として構成されており、かつ、第1の端部に平坦化方法によって後処理されている平らな円環面を有して」おり、さらに「平らな円環面(9)は、前記第2のボディ(7)の前記第1の端部(14)において、前記平らな円環面(9)の形状公差が0.2mmの範囲にあるように、平坦化方法によって後処理されて」いるのに対し、後者は係る事項を備えていない点。

[相違点3]
前者は「第1のボディ(2)は、前記循環している隆起部(18)によって前記第2のボディ(7)の前記平らな円環面(9)と接しており、かつ、前記第1のボディ(2)を、循環している溶接継ぎ目(10)によって、前記第2のボディ(7)と気密性を有するように接続されている」のに対し、後者は係る事項、特に「かつ、前記第1のボディ(2)を、循環している溶接継ぎ目(10)によって、前記第2のボディ(7)と気密性を有するように接続されている」か不明な点。

[相違点4]
前者は「前記循環している隆起部(18)が、前記第2の平面の円環面(6)の外側面に、前記隆起部(18)の外側面が前記第1のボディ(2)の側壁に接しているように設けられて」いるのに対し、後者は係る事項を備えていない点。

事案に鑑み先ず上記相違点2について検討する。引用文献2は、引用文献2の記載事項からみて、「センサボス12はセンサ固定部12a及びケーシング4の外周縁に沿った円周面を備えた座面部12bを有するセンサボス12」を開示する。そして、本願発明1の第2のボディに対応する座面部12bはケーシング4の外周縁に沿った円周面を備えた座面部12であるから、第2のボディが有する「平らな円環面」を有するものではない。また、引用文献3は、引用文献3の記載事項からみて、「大径部52と小径部51を有するセンサーの取付具5」を開示する。そして、引用文献3の「センサーの取付具5」は、本願発明1の第2のボディに対応する事項を備えるものではない。よって、引用文献2及び引用文献3もまた、相違点2に係る本願発明1の発明特定事項、特に「第1の端部に平坦化方法によって後処理されている平らな円環面を有して」おり、さらに「平らな円環面(9)は、前記第2のボディ(7)の前記第1の端部(14)において、前記平らな円環面(9)の形状公差が0.2mmの範囲にあるように、平坦化方法によって後処理されて」いることについての開示はなく、示唆もない。
そうすると、仮に引用発明1に引用発明2の記載事項及び引用発明3の記載事項を適用したとしても、当該適用したものは相違点2に係る本願発明1の発明特定事項とはならない。
そして、当業者の通常の創作能力の範囲内で、引用発明1から相違点2に係る本願発明1の発明特定事項を容易に想到し得たとする他の事情を見出すこともできない。

さらに、本願発明1は、相違点2にかかる本願発明1の発明特定事項により、例えば「容易且つ安価に製造可能でありながらも、良好な密閉性、高い強度およびねじ山の長い対応年数が保証される」などの、引用発明1にはない格別顕著な効果も奏する。

したがって、他の相違点の検討をするまでもなく、本願発明1は、当業者であっても、引用発明1、引用文献2の記載事項及び引用文献3の記載事項に基いて容易に発明できたものであるとはいえない。

2. 本願発明2ないし本願発明7
本願発明2ないし本願発明7は、本願発明1の発明特定事項を全て備え、さらに請求項2ないし請求項7で新たに特定される発明特定事項を備えるものである。
そして、本願発明2ないし本願発明7と引用発明1とは、少なくとも本願発明1の対比・判断で上述した相違点で相違する。
そうすると、本願発明1の対比・判断で上述した理由と同じく、本願発明2ないし本願発明7は、当業者であっても、引用発明1、引用文献2の記載事項及び引用文献3の記載事項に基いて容易に発明できたものであるとはいえない。

第6 むすび
以上のとおり、本願発明1ないし本願発明7は、引用発明1、引用文献2の記載事項及び引用文献3の記載事項に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるとはいえない。
したがって、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2023-06-20 
出願番号 P2020-026050
審決分類 P 1 8・ 121- WY (F01N)
最終処分 01   成立
特許庁審判長 山本 信平
特許庁審判官 水野 治彦
吉村 俊厚
発明の名称 排ガス設備のためのゾンデ接続用パイプ  
代理人 アインゼル・フェリックス=ラインハルト  
代理人 永島 秀郎  
代理人 前川 純一  
代理人 森田 拓  
代理人 上島 類  

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