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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 取り消して特許、登録 G16H
管理番号 1401522
総通号数 21 
発行国 JP 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2023-09-29 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2023-01-16 
確定日 2023-08-16 
事件の表示 特願2018−199491「指導者装置」拒絶査定不服審判事件〔令和 2年 4月30日出願公開、特開2020− 67783、請求項の数(7)〕について、次のとおり審決する。 
結論 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成30年10月23日の出願であって、その手続の経緯は以下のとおりである。
令和4年 4月19日付け:拒絶理由通知書
令和4年 6月13日 :意見書、手続補正書の提出
令和4年 7月21日付け:拒絶理由通知書(最後)
令和4年 9月30日 :意見書、手続補正書の提出
令和4年10月25日付け:補正の却下の決定、拒絶査定
令和5年 1月16日 :審判請求書、手続補正書の提出
令和5年 3月 9日付け:前置報告書
令和5年 4月24日 :上申書の提出

第2 原査定の概要
原査定(令和4年10月25日付け拒絶査定)の概要は次のとおりである。

請求項1〜8に係る発明は、以下の引用文献1に記載された発明に基づいて、その発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者(以下「当業者」という。)が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

引用文献等一覧
1.特開2017−126147号公報

第3 本願発明
本願請求項1〜7に係る発明(以下、それぞれ「本願発明1」〜「本願発明7」という。)は、令和5年 1月16日提出の手続補正書により補正された特許請求の範囲の請求項1〜7に記載された事項により特定される発明であり、本願発明1は以下の通りの発明である。

「【請求項1】
表示部に所定の情報を表示する表示制御部を備える指導者装置であって、
前記表示制御部は、
基本画面を表示し、
前記基本画面上で遠隔指導用の複数の異なる表示画面それぞれに対応付けられた複数の選択アイコンを表示し、
一の選択アイコンが選択された場合、前記一の選択アイコンに対応する表示画面を表示し、 前記異なる表示画面の中から遠隔指導の複数の対象者の対象者装置に所要の情報を一斉に配信するための、配信設定画面及び配信一覧画面を切替可能に表示する配信画面を表示し、
前記配信設定画面は、
対象者を絞り込むための検索欄、検索された対象者候補一覧の中から対象者を選択するアイコン、配信内容を自動配信する日時を設定する設定欄を含み、
配信一覧画面は、
配信状況を含む配信履歴を含む指導者装置。」

なお、本願発明2〜7は、本願発明1を減縮した発明である。

第4 引用文献、引用発明等
1 引用文献1について
ア 引用文献1の記載事項
原査定の拒絶の理由に引用された引用文献1(特開2017−126147号公報)には、以下のとおりの記載がある。下線は、当審において付した。
「【技術分野】
【0001】
本発明は、面談支援装置、面談支援プログラム、面談支援システム及び面談支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の企業等では、従業員の健康診断の結果から保健指導の対象となった従業員に対し、産業医等の保健指導者との面談を実施して保健指導を受けさせることで、従業員の健康改善を図ることが知られている。
【0003】
また、近年では、コンピュータを用いた面談システムにおいて、保健指導者による保健指導を効果的に行うために、面談時に、保健指導者用の画面に異常項目を表示させる技術が知られている。保健指導者は、面談時にこの画面を参照しながら、健康改善を図るためのアドバイス等を行う。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の面談システムでは、異常項目が表示されるのみであり、保健指導者が、面談時に健康状態の改善につながるアドバイスを面談対象者の端末に表示させて、アドバイスを行う場合には、アドバイスの内容を自身で考えて入力することになる。このため、従来の面談システムでは、アドバイスを行うことは、保健指導者にとっては負担が大きいものであった。
【0005】
開示の技術では、面談対象者との面談を支援することを目的としている。
・・・(中略)・・・
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、図面を参照して実施形態について説明する。図1は、本実施形態の健康管理システムのシステム構成を説明する図である。
【0010】
本実施形態の健康管理システム1は、複数の面談支援システム100−1〜100−Nと、アドバイス管理サーバ200と、健康管理サーバ300とを有する。
【0011】
本実施形態の複数の面談支援システム100−1〜100−Nは、例えばある企業の事業所毎に設けられたものであっても良いし、複数の異なる企業のそれぞれに設けられたものであっても良い。
【0012】
面談支援システム100−1は、面談支援装置110−1と、端末装置400−1、500−1を有する。また、面談支援システム100−Nは、面談支援装置110−Nと、端末装置400−N、500−Nを有する。
【0013】
本実施形態の端末装置400−1、400−Nは、例えば産業医等の保健指導を行う保健指導者(面談者)により利用される端末とし、端末装置500−1、500−Nは、面談の対象となる従業員等の面談対象者により利用される端末とした。よって、以下の説明では、端末装置400−1、400−Nを産業医端末400−1、400−Nと呼び、端末装置500−1、500−Nを従業員端末500−1、400−Nと呼ぶ。
【0014】
本実施形態の面談支援装置110−1〜110−Nは、それぞれがアドバイス効果テーブル140−1〜140−Nを有する。アドバイス効果テーブル140−1〜140−Nは、面談対象者である従業員に提示されるアドバイス情報が格納されたテーブルである。アドバイス情報とは、面談対象者に対して健康状態の改善を促す情報である。
【0015】
本実施形態の面談支援装置110−1は、面談が開始されると、産業医端末400−1と従業員端末500−1に面談用の画面を表示させる。また、面談支援装置110−1は、アドバイス効果テーブル140−1を参照し、産業医端末400−1に、面談対象者である従業員の健康状態に合わせたアドバイス情報の一覧を表示させる。そして、面談支援装置110−1は、面談時に産業医により選択されたアドバイス情報を従業員端末500−4に表示させ、選択されたアドバイス情報に応じて、アドバイス効果テーブル140−1を更新する。
・・・(中略)・・・
【0043】
また、本実施形態の面談支援装置110は、産業医による面談が開始されると、産業医端末400と従業員端末500とに面談画面を表示させる。このとき、本実施形態の面談支援装置110では、アドバイス効果テーブル140を参照し、産業医端末400の面談画面に、従業員の健康状態の改善を促すメッセージ(アドバイス)を表示させる。
【0044】
尚、図3の例では、面談支援システム100は、面談支援装置110と、産業医端末400と、従業員端末500とを含むものとしたが、これに限定されない。
・・・(中略)・・・
【0081】
次に、図9を参照して本実施形態の面談支援装置110の機能について説明する。図9は、面談支援装置の機能構成を説明する図である。
【0082】
本実施形態の面談支援装置110は、面談支援処理部150を有する。面談支援処理部150は、演算処理装置16が、補助記憶装置14やメモリ装置15等に記憶された面談支援プログラムを読み出して実行することにより、実現される。
【0083】
本実施形態の面談支援処理部150は、健診データ取得部151、分析部152、テーブル更新要求部153、テーブル更新部154、入力受付部155、表示制御部156を有する。
・・・(中略)・・・
【0089】
表示制御部156は、産業医端末400と従業員端末500の表示を制御する。具体的には、例えば表示制御部156は、産業医用の面談画面の画面データと、従業員用の面談画面の画面データとを生成し、産業医端末400と従業員端末500のそれぞれに送信する。また、表示制御部156は、産業医端末400と従業員端末500における画面の遷移を制御する。
・・・(中略)・・・
【0113】
次に、図11を参照して、本実施形態の面談支援装置110による面談画面の表示について説明する。図11は、面談支援装置における面談画面の表示を説明するフローチャートである。
【0114】
本実施形態の面談支援装置110は、面談の開始要求を受けると、面談支援処理部150の表示制御部156により、産業医用の面談画面データを生成して産業医端末400に送信し、産業医端末400に産業医用の面談画面を表示させる。また、表示制御部156は、従業員用の面談画面データを生成して従業員端末500に送信し、従業員端末500に従業員用の面談画面を表示させる(ステップS1101)。産業医用の面談画面と従業員用の面談画面の詳細は後述する。また、面談支援装置110は、産業医端末400又は従業員端末500の何れか一方又は両方から面談の開始要求を受け付けるものとした。
【0115】
続いて、面談支援処理部150は、入力受付部155により、産業医端末400に対するアドバイス一覧の表示要求が成されたか否かを判定する(ステップS1102)。具体的には、入力受付部155は、産業医端末400から、アドバイス一覧の表示要求を受けたことを示す通知を受け付けたか否かを判定している。
【0116】
ステップS1102において、表示要求を受け付けていない場合、面談支援処理部150は、表示要求を受け付けるまで待機する。
【0117】
ステップS1102において表示要求を受け付けた場合、表示制御部156は、アドバイス効果テーブル140を参照し、面談を行っている従業員名に付与されたグループIDと対応する全てのアドバイス情報を一覧表示させる画面を生成し、産業医端末400へ送信する(ステップS1103)。
【0118】
続いて面談支援処理部150は、入力受付部155により、産業医端末400においてアドバイス情報の選択又は入力を受け付けたか否かを判定する(ステップS1104)。具体的には、入力受付部155は、産業医端末400から、一覧表示されたアドバイス情報が選択されたことを示す通知又は、アドバイス入力欄に入力されたアドバイス情報を受け付けたか否かを判定している。
【0119】
ステップS1104において、選択又は入力を受け付けていない場合、入力受付部155は、選択又は入力を受け付けるまで待機する。
【0120】
ステップS1104において、選択又は入力を受け付けた場合、表示制御部156は、選択又は入力されたアドバイス情報を従業員端末500へ表示させる(ステップS1105)。尚、ここで産業医端末400から選択又は入力されるアドバイス情報は、グループIDと対応付けられた状態である。つまり、産業医端末400において選択又は入力されるアドバイス情報は、どの健康状態に対するアドバイス情報であるかが識別できるとした。
・・・(中略)・・・
【0135】
図13は、産業医端末に表示された面談画面の例を示す第一の図である。図13(A)に示す画面131Aは、産業医端末400に表示された面談画面のうち、アドバイス情報表示画面を示している。また、図13(B)に示す画面131Bは、産業医端末400に表示された面談画面のうち、健診データ表示画面を示している。
【0136】
画面131Aは、従業員情報表示欄123の他に、画像表示欄132、一覧表示欄133、面談記録入力欄134を有する。また、画面131Aは、グループID欄135、面談記録ボタン136、グループ選択ボタン137、食事ボタン138、運動ボタン139、健診データ表示ボタン141を有する。
・・・(中略)・・・
【0149】
食事ボタン138は、面談対象の従業員の従業員名に付与されたグループIDと対応するアドバイス情報のうち、種類が「食事」であるアドバイス情報の一覧を表示させるためのボタンである。
【0150】
運動ボタン139は、面談対象の従業員の従業員名に付与されたグループIDと対応するアドバイス情報のうち、種類が「運動」であるアドバイス情報の一覧を表示させるためのボタンである。
【0151】
画面131aでは、食事ボタン138が選択されている。したがって、画面131Aの一覧表示欄133には、アドバイス効果テーブル140において、グループID「001」と対応付けられたアドバイス情報のうち、項目「種類」の値が「食事」であるアドバイス情報の一覧が表示されている。
【0152】
健診データ表示ボタン141は、産業医端末400の画面の表示を、アドバイス情報表示画面である131Aから、図13(B)に示す健診データ表示画面131Bへ切り替えるためのボタンである。
・・・(中略)・・・
【0156】
健診データ表示欄142には、面談対象の従業員の健診データが表示される。アドバイス情報表示ボタン143は、産業医端末400の画面の表示を、健診データ表示画面である画面131Bからアドバイス情報表示画面である画面131Aに切り替えるためのボタンである。
・・・(後略)」






イ 引用文献1から把握できる事項
(ア)【0012】の記載によると、引用文献1には、「面談支援装置110−1と、端末装置400−1、500−1を有する」「面談支援システム100−1」が記載されている。
(イ)【0013】の記載によると、「端末装置400−1」は、「産業医等の保健指導を行う保健指導者により利用され」る「産業医端末400−1」と呼ばれるものであり、「端末装置500−1」は、「面談の対象となる従業員等の面談対象者により利用され」、「従業員端末500−1」と呼ばれるものであることが記載されている。
(ウ)【0015】、【0043】、【0081】〜【0083】、【0089】の記載によると、引用文献1には、「面談支援装置110−1は、面談が開始されると、産業医端末400−1と従業員端末500−1に面談用の画面を表示させ、面談支援処理部150を有し、面談支援処理部150は表示制御部156を有し、表示制御部156は、産業医端末400と従業員端末500の表示を制御すること」が記載されている。
(エ)【0135】、【0136】の記載によると、引用文献1には、「産業医端末400に表示された面談画面のうち、アドバイス情報表示画面を示す画面131Aは、食事ボタン138、運動ボタン139を有すること」が記載されている。
(オ)【0149】、【0150】、【0152】の記載によると、引用文献1には、「食事ボタン138は、面談対象の従業員の従業員名に付与されたグループIDと対応するアドバイス情報のうち、種類が「食事」であるアドバイス情報の一覧を表示させるためのボタンであり、運動ボタン139は、面談対象の従業員の従業員名に付与されたグループIDと対応するアドバイス情報のうち、種類が「運動」であるアドバイス情報の一覧を表示させるためのボタンであり、健診データ表示ボタン141は、産業医端末400の画面の表示を、アドバイス情報表示画面である131Aから、健診データ表示画面131Bへ切り替えるためのボタンであること」が記載されている。

ウ 引用発明
上記イより、引用文献1には、
「面談支援装置110−1と、端末装置400−1、500−1を有する面談支援システム100−1であり、
端末装置400−1は、産業医等の保健指導を行う保健指導者により利用され、産業医端末400−1と呼ばれ、
端末装置500−1は、面談の対象となる従業員等の面談対象者により利用される端末であり、従業員端末500−1と呼ばれ、
面談支援装置110−1は、面談が開始されると、産業医端末400−1と従業員端末500−1に面談用の画面を表示させ、面談支援処理部150を有し、面談支援処理部150は表示制御部156を有し、表示制御部156は、産業医端末400と従業員端末500の表示を制御し、
産業医端末400に表示された面談画面のうち、アドバイス情報表示画面を示す画面131Aは、食事ボタン138、運動ボタン139、健診データ表示ボタン141を有し、
食事ボタン138は、面談対象の従業員の従業員名に付与されたグループIDと対応するアドバイス情報のうち、種類が「食事」であるアドバイス情報の一覧を表示させるためのボタンであり、
運動ボタン139は、面談対象の従業員の従業員名に付与されたグループIDと対応するアドバイス情報のうち、種類が「運動」であるアドバイス情報の一覧を表示させるためのボタンであり、
健診データ表示ボタン141は、産業医端末400の画面の表示を、アドバイス情報表示画面である131Aから、健診データ表示画面131Bへ切り替えるためのボタンである、
面談支援システム100−1」の発明(以下「引用発明」という。)が記載されている。

2 引用文献2について
ア 引用文献2の記載事項
前置報告書において引用された引用文献2(特開2017−199318号公報)には、以下のとおりの記載がある。下線は、当審において付した。
「(前略)・・・
【0044】
図1Aに示すように、オンライントレーニングシステムは、コーチンググループ100、データセンタ運営会社110、ユーザグループ120を備える。コーチンググループ100は、1つ以上存在している。また、ユーザグループ120も、1つ以上存在している。
・・・(中略)・・・
【0051】
次に、上記のオンライントレーニングシステムにおける情報の伝達について説明する。
【0052】
まず、トレーナ101は、トレーナ機器102を用いて、ユーザがトレーニングに使用するコンテンツである映像ファイル(映像データの一例)と音声ファイル(映像デファイルの一例)とをクラウドサーバ111に登録する(矢印134)。本実施の形態で言うコンテンツとは、音声を含まない映像と、この映像に対応した音声とからなり、トレーナがスタジオ等で録画及び録音を行った映像のデータ及び音声のデータであり、クラウドサーバ111から配信される動画のデータである。本実施の形態で言う映像とは、トレーナ101の動きを録画した動画像そのものであり、音声を含まない動画像である。また、本実施の形態で言う音声とは、映像を録画する際に同時に録音されるトレーナ101の音声である。
【0053】
次に、ユーザ121は、このコンテンツを取得する前に、ユーザ機器122を用いて、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111から初期登録を行う。ユーザ機器122は、初期登録を行うための後述する新規会員情報登録画面をクラウドサーバ111から取得し、ユーザ機器122上に新規会員情報登録画面を表示する(矢印131)。ユーザ121は、この新規会員情報登録画面上で会員情報を入力する。ユーザ121がユーザ機器122上で入力した会員情報は、クラウドサーバ上で管理される(矢印132)。会員情報の登録は、オンライントレーニングサービスへの入会時に行うことを想定している。
【0054】
次に、トレーナ101は、トレーニングメニューを作成するため、トレーナ機器102を用いて、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111に入力を行うための登録画面と、ユーザ121が入力した会員情報とを取得する(矢印133)。つまり、トレーナ機器102は、トレーナ機器102上に登録画面と、ユーザ121が入力した会員情報とを表示する(矢印133)。トレーナ101は、トレーナ機器102から、ユーザ121の会員情報等を参照し、ユーザ121に適したトレーニングメニューを作成するための操作を行う。トレーナ101がトレーナ機器102上で入力した会員情報は、クラウドサーバ111上で管理される(矢印134)。
【0055】
次に、ユーザ121は、ユーザ機器122を用いて、データセンタ運営会社110のクラウドサーバ111からトレーニングメニューを取得し、ユーザ機器122上にアプリケーションの画面を表示する(矢印131)。ユーザ121は、トレーナ101が入力したパーソナルトレーニングメニューをユーザ機器122に表示させ、提示されたトレーニングメニューから、再生したいコンテンツを選択して再生(視聴)を指示する(矢印132)。
【0056】
ユーザ121がコンテンツの再生を指示すると、クラウドサーバ111が指示されたコンテンツの再生に必要な映像ファイルと音声ファイルとを取得し、ユーザ機器122に配信する(矢印131)。ユーザ機器122は、コンテンツを再生することができる状態となる。
【0057】
ユーザ121がコンテンツを再生すると、再生した履歴がクラウドサーバ111に送信される(矢印132)。なお、ユーザ121がこのオンライントレーニングサービスを利用するためにクラウドサーバへアクセスした履歴及び、アプリケーション上で操作した操作履歴等をクラウドサーバに保存してもよい(矢印132)。
・・・(中略)・・・
【0103】
図9A、及び図9Bは、トレーナがパーソナルトレーニングメニューを入力する画面の一例を示す図である。図9Aは、ユーザ選択画面の一例を示している。図9Bは、パーソナルトレーニングメニュー作成画面の一例を示す図である。
【0104】
本実施の形態では、トレーナは、一定期間おきに、オンラインフィットネスサービスに入会しているユーザに対して、パーソナルトレーニングメニューを作成、更新する。一定時間は、トレーナが任意に決定する期間であり、例えば、1週間、2週間、1カ月間、3カ月間、6カ月間、1年間等の期間である。オンラインフィットネスサービスには複数のユーザが入会しているため、トレーナは、複数のユーザから1人のユーザを選択した後に、選択したこのユーザに対してパーソナルトレーニングメニューの作成を行う。
【0105】
図2に示すように、トレーナは、パーソナルトレーニングメニューを作成するため、トレーナ機器102を用いてクラウドサーバ111にアクセスする。例えば、クラウドサーバ111が管理しているトレーナ向けオンラインフィットネスのWebサイトにおける図9Aのユーザ選択画面510にアクセスする。
【0106】
図2及び図9Aに示すように、クラウドサーバ111の主制御部223は、ユーザ選択画面510へのアクセスを検知し、画面情報記憶部221から、画面を作成するために必要なHTMLファイルを取得し、さらに画面に表示するために会員情報を会員情報記憶部201の会員情報一覧表301から取得する。さらに、主制御部223は、パーソナルトレーニングメニューが作成されていないユーザや、一定期間パーソナルトレーニングメニューが更新されていないユーザを特定するために、トレーニングメニュー記憶部206が管理しているパーソナルトレーニングメニューを参照することで、ユーザ選択画面510を生成する。主制御部223は、生成したユーザ選択画面510を、通信部222を介してトレーナ機器102に送信する。そして、トレーナ機器102は、ブラウザ等を用いてユーザ選択画面510を表示する。
【0107】
ユーザ選択画面510を表示について、主制御部223は、ユーザ選択画面510を生成するためのHTMLファイルの初期起動時にスクリプトが呼び出され、会員情報を会員情報記憶部201の会員情報一覧表301から取得する。主制御部223は、トレーニングメニュー記憶部206が管理しているパーソナルトレーニングメニューを参照し、パーソナルトレーニングメニューが作成されていないユーザや一定期間パーソナルトレーニングが更新されていないユーザを特定する。そして、主制御部223は、パーソナルトレーニングメニューが作成されているユーザとは区別して表示する。このような手順は、Webサービスの一般的な技術であるため、詳細な説明は省略する。
【0108】
ユーザ選択画面510には、ユーザ一覧513と、パーソナルトレーニングメニューの作成が必要か否かを示す作成要否印511と、ユーザを選択するための選択ボタン512、514が表示されている。
【0109】
ユーザ一覧513には、会員情報記憶部201の会員情報一覧表301から取得した会員情報として、トレーナがパーソナルトレーニングメニューを作成するために参照する情報である、「ユーザID」、「ユーザ氏名」、「生年月日」、「性別」、「会員種別」、「店舗」が表示されている。また、トレーナは、トレーニングメニュー記憶部206が管理しているパーソナルトレーニングメニューを参照し、パーソナルトレーニングメニューが作成されていないユーザを確認するためには、「ユーザID」の左側に示されている作成要否印511を見る。作成要否印511は、ユーザの入会後、一度もパーソナルトレーニングメニューが作成されていない、もしくは一定期間パーソナルトレーニングメニューが作成されていないユーザであり、かつ、パーソナルトレーニングメニューを作成すべきユーザであることを意味している。つまり、作成要否印511は、トレーニングメニューの作成が必要であると、トレーナが素早く判断できるようにする印である。
【0110】
図9A及び図9Bに示すように、トレーナは、ユーザ選択画面510の選択ボタン512を押下することで、作成要否印511の付いたユーザのパーソナルトレーニングメニュー作成画面520に遷移する。」






イ 引用文献2技術
上記アより、引用文献2には、
「トレーナ101がユーザ121に適したトレーニングメニューを作成するための操作を行う、オンライントレーニングシステムのトレーナ機器102であって、トレーナ機器102が表示するユーザ選択画面510には、ユーザ一覧513と、パーソナルトレーニングメニューの作成が必要か否かを示す作成要否印511と、ユーザを選択するための選択ボタン512、514を含み、選択ボタン512を押下することで、作成要否印511の付いたユーザのパーソナルトレーニングメニュー作成画面520に遷移する、トレーナ機器102」の技術(以下、「引用文献2技術」という。)が記載されている。

3 引用文献3について
ア 引用文献3の記載事項
前置報告書において引用された引用文献3(特開2003−330962号公報)には、以下のとおりの記載がある。下線は、当審において付した。
「(前略)・・・
【0041】
次に、以上のような機能及び構成を有する広告配信システム10の処理の流れについて、図6及び図7を用いて説明する。
図6は、広告配信システム10における全体の通信シーケンス図である。
最初に、広告主端末110は、代理店端末210に対して、広告に関する情報を添付して広告依頼を行う(S501)。これにより、代理店端末210は、広告配信サーバ310に対して、作成された広告コンテンツ(S502)と広告に関する情報とを添付して広告の配信依頼を行う(S503)。
【0042】
一方、ユーザ端末410は、広告配信サーバ310との間で契約処理を行う(S504)。これにより、広告配信サーバ310は、ユーザ端末410にIPアドレスを付与すると共に、ユーザ端末410から広告配信の許諾及び所定のアンケート等に基づくユーザ情報を獲得し、登録する(S505)。
【0043】
さらに、広告配信サーバ310は、代理店端末210から受信した広告に関する情報に基づいて配信先の顧客ユーザの検索を行い(S506)、検索結果に基づいてIPアドレス等を記載した配信先リストを生成し(S507)、この配信先リストに基づいて、広告コンテンツ及び提示制御情報を各ユーザ端末に配信する(S508)。
【0044】
広告コンテンツ及び提示制御情報を受信したユーザ端末410は、これらに基づいて、表示部415、スピーカ416に広告を提示する(S509)。
なお、この後、ユーザ端末410は、必要に応じて、広告主端末110と、商品又はサービスの契約等を実施する(S510)。
【0045】
このようにして、広告配信サーバ310は、広告主端末110から提供された広告に関する情報に基づいて、予め広告配信の承諾を得ている顧客ユーザの中から広告内容に関心のありそうなユーザを選択して広告を配信するので、よりポイントを絞った効率の良い広告配信が実現できると共に、広告を受信した顧客ユーザが不快感を感じることをなくすることができる。
【0046】
図7は、上記図6のユーザ端末410における「広告の提示(S509)」処理の詳細なフローチャートである。
最初に、送受信部411を介してプロバイダ300から広告コンテンツ及び提示制御情報(これらをまとめて「広告情報」という、)を受信すると(S701)、全体制御部412は、これらが広告配信を許諾したプロバイダ300から送信されたものか否かを判断する(S702)。契約したプロバイダから送信されたものでない場合は(S702:No)、通常の電子メール等として取り扱う(S703)。
【0047】
一方、受信した広告コンテンツ等が、契約したプロバイダ300から送信されたものであると判断した場合(S702:Yes)、全体制御部412は、IPアドレスから広告を提示させる端末を特定する(S704)。
【0048】
さらに、全体制御部412は、受信した提示制御情報と表示部315の表示状況(例えば、パソコンの場合は、アプリケーションソフトが稼動している状況か否か)に基づいて、広告の表示方法を決定する(S705)。これにより、上記のパソコンの例であれば、アプリケーションソフトが稼動していない場合は(S705:Yes)、画面全体に広告を表示させる(S706)。もし、広告を画面全体に表示できない場合は(S705:No)、画面の一部に(例えば、画面の下部)限定的に広告を表示する(S707)。なお、本フローチャートには示していないが、提示制御情報に音声による広告についても指示がある場合は、スピーカ等による広告も行う。
以上、全ての広告コンテンツの表示が終わるまで繰り返す(S705〜S708)。
【0049】
このようにして、ユーザ端末410は、プロバイダ300から受信した提示制御情報に基づいて、リアルタイムに広告コンテンツの表示や音声による提示を行うので、より適時に広告情報を顧客ユーザに提供することができる。
【0050】
次に、以上で説明した処理における画面表示例について、図8〜図12を用いて説明する。
図8は、代理店200からプロバイダ300に配信依頼を行う場合の代理店端末210の表示部315に表示される画面の一例である。図8の画面例では、代理店名221、広告主氏名・名称222、広告の方法223、配信依頼の際に添付する広告コンテンツのファイル名224、配信対象225の各条件、配信期間226、配信時間227及び配信頻度228の各欄にデータを入力して広告の配信依頼を行う。なお、図8において、広告NO.229は、プロバイダ300がこの配信依頼の処理を受け付けた後に決定されるデータであるため、この時点では破線で示している。
【0051】
例えば、図8の場合であれば、2002年の7月の1ヶ月間、19時から22時の時間帯に1時間1回の割合で、上記配信対象225の条件に合致する顧客ユーザに対して広告を配信するような依頼内容となっている。従って、広告配信サーバ310は、配信対象225に合致する顧客ユーザを検索し、それらの顧客ユーザに上記の配信期間226、配信時間227及び配信頻度228に基づいて広告の配信を実行する。
【0052】
図9は、一般のユーザがプロバイダ300と契約する際のユーザ端末410の表示部315に表示される画面の一例である。図9に示されるように、契約時にユーザは、広告配信421の可否を設定し、広告配信についての承諾を確認することとする。この場合、この承諾をした場合の特典の内容を「特典詳細ボタン422」を押下させて、画面に表示させる。なお、IPアドレス423は、プロバイダとの契約が確定した時点で決定される値であるため、破線で示されている。
【0053】
図10は、広告配信サーバ310において配信先リストを生成する際の表示部315に表示される配信先を検索する画面の一例である。この場合、上記図8における確定後の広告No.229を、図10の広告No.361の欄に入力し、検索ボタン364を押下することにより、広告No.“12345”の広告について配信可能な顧客ユーザを検索する。
【0054】
図11は、上記図10において、検索ボタン362の押下により検索結果が表示された場合の画面例である。図11に示されるように、広告No.“12345”の広告については、配信可能端末数371が、“77777”であることが示されている。
【0055】
図12(a)、(b)は、ユーザ端末410の表示部415に広告内容が表示された場合の画面例である。図12(a)は、ユーザ端末410の表示部415の下部431aに広告内容が表示された場合の画面例である。図12(b)は、ユーザ端末410の表示部415の画面全体に広告内容が表示された場合の画面例である。
【0056】
以上のように、本実施の形態に係る広告配信システム10によれば、広告主から指定された広告に関する情報に基づいて、広告配信先の顧客ユーザの地域や性別等を決定するので、より広告主の希望に合致させて、効率的な広告配信を行うことが可能となる。
【0057】
さらに、本広告配信システム10によれば、常時接続されているユーザ端末にリアルタイム、かつ、所定の頻度で繰り返し広告内容が表示されるので、より木目細かな広告宣伝を実施することが可能となる。
・・・(後略)」







イ 上記アより、引用文献3には、
「代理店端末210の表示部315であって、
代理店200からプロバイダ300に配信依頼を行う場合は、配信対象225の各条件、配信期間226、配信時間227及び配信頻度228の各欄にデータを入力する画面が表示され、
広告配信サーバ310において配信先リストを生成する際は、広告No.229を、図10の広告No.361の欄に入力し、検索ボタン364を押下することにより、例えば“12345”の広告について配信可能な顧客ユーザを検索し、検索ボタン362の押下により検索結果が表示される、
表示部315」の技術(以下、「引用文献3技術」という。)が記載されている。

3 引用文献4について
ア 引用文献4の記載事項
前置報告書において引用された引用文献4(国際公開第2005/122032号)には、以下のとおりの記載がある。下線は、当審において付した。
「[0067](前略)・・・
4.メール配信
これには、次の機能を持たせる。
(1)予めメールアドレスを登録している保護者や学校関係者宛てに、学校側から連絡メールを配信する機能。
(2)アドレスを登録した全員へ一斉にメールを配信する機能
(3)アドレスを登録した職員全員へメールを配信する機能
(4)アドレスを登録した保護者全員へメールを配信する機能
(5)学級別など、登録時の所属属性に従い、送信グループを選んでメールを配信する機能(複数グループ選択同時送信可)。
(6)クラブ活動別、通学路別など、学校側で独自に作成した付随属性に従い、送信グループを選んでメールを配信する機能(複数グループ選択同時送信可能)。
(7)所属属性及び付随属性から一定条件を充たす該当者群を絞り込み抽出し、メールを配信する機能。
(8)登録リストの中から、対象者を選択してメールを配信する機能。
(9)兄弟姉妹が在校しており、保護者の同一メールアドレスを複数の児童、生徒に適用している場合、配信時に同一内容のメールが一つのアドレスに複数回重複して送信されることを防ぐ機能。
[0068] 対象となるコンテンツは、次の通りである。
・メール配信(PC用管理画面)
・メール配信(携帯用管理画面)
5.配信履歴
これは、メール配信後に、送信日時、内容、配信対象者を一覧表示する機能である。
[0069] 設計に際しては、次の要件を満たすようにする。
(1)履歴は一定数まで保存後、古いものから自動的に削除されること。
(2)履歴の手動削除が可能であること。
[0070] 対象となるコンテンツは、配信履歴(PC用管理画面)である。
[0071] 図17に、配信履歴画面を示す。図15の▼メール配信の「配信履歴」をクリックすると(S11)、配信履歴画面が現れる(S12)。配信履歴は自動的に蓄積されていくので、不要の場合には手動で削除する」





イ 上記アより、引用文献4には、
「メール配信後に、送信日時、内容、配信対象者を一覧表示する配信履歴機能」の技術(以下、「引用文献4技術」という。)が記載されている。

第5 対比・判断
1 本願発明1について
(1)対比
本願発明1と引用発明とを対比すると、次のことがいえる。
ア 引用発明の「産業医用の面談画面を表示する」は、面談画面に所定の情報が含まれることは当然であるし、産業医用の面談画面を表示することからみて「表示部」に相当する構成を有していることは明らかであるから、本願発明1の「表示部に所定の情報を表示する」に相当する。
そして、引用発明の「産業医端末400−1、400−N」は、後述の表示制御部に関する点と、配信画面に関する点を除き、本願発明1の「指導者装置」に相当する。
イ 引用発明の「画面131A」は、健診データ表示画面131Bに対しては切り替え元の画面であるから、その意味において本願発明1の「基本画面」に相当する。そして、引用発明の産業医端末400−1、400−Nが、面談画面である「画面131A」を「表示する」ことは、引用発明の「基本画面を表示し」に相当する。
また、引用発明の「食事ボタン138」は、種類が「食事」であるアドバイス情報一覧を表示させるボタンであり、「運動ボタン139」は、種類が「運動」であるアドバイス情報一覧を表示させるボタンであり、面談がネットワークを通じてなされることに照らせば、引用発明の「食事ボタン138」及び「運動ボタン139」は、本願発明1の「遠隔指導用の複数の異なる表示画面それぞれに対応付けられた複数の選択アイコン」に相当する。そして、引用発明の「画面131A」に「食事ボタン138」及び「運動ボタン139」を含むことは、本願発明1の「前記基本画面上で遠隔指導用の複数の異なる表示画面それぞれに対応付けられた複数の選択アイコンを表示し」に相当する。
ウ 引用発明の「食事ボタン138」及び「運動ボタン139」について、「食事ボタン138」が選択された場合、種類が「食事」であるアドバイス情報一覧が表示され、「運動ボタン139」が選択された場合、種類が「運動」であるアドバイス情報一覧が表示されることは当然のことであり、この点は本願発明1の「一の選択アイコンが選択された場合、前記一の選択アイコンに対応する表示画面を表示し」に相当する。

したがって、本願発明1と引用発明との間には、次の一致点、相違点があるといえる。
(一致点)
「 表示部に所定の情報を表示する指導者装置であって、
基本画面を表示し、
前記基本画面上で遠隔指導用の複数の異なる表示画面それぞれに対応付けられた複数の選択アイコンを表示し、
一の選択アイコンが選択された場合、前記一の選択アイコンに対応する表示画面を表示する指導者装置。」

(相違点1)
本願発明1では、指導者装置が表示制御部を備えるのに対し、引用発明では、面談支援装置110が表示制御部を備える点。

(相違点2)
本願発明1は「前記異なる表示画面の中から遠隔指導の複数の対象者の対象者装置に所要の情報を一斉に配信するための、配信設定画面及び配信一覧画面を切替可能に表示する配信画面を表示し、
前記配信設定画面は、
対象者を絞り込むための検索欄、検索された対象者候補一覧の中から対象者を選択するアイコン、配信内容を自動配信する日時を設定する設定欄を含み、
配信一覧画面は、
配信状況を含む配信履歴を含む」のに対し、引用発明では、そのような配信画面を表示するものではない点。

(2)相違点についての判断
事案に鑑み相違点2について検討する。
本願発明1と引用発明との相違点2は、先に記載のとおりである。
そして、引用文献2技術、引用文献3技術、引用文献4技術は、それぞれ、上記「第4 2 イ」、「同3 イ」、「同4 イ」のとおりであるところ、これらの技術のいずれにも、上記相違点2に係る
「前記配信設定画面は、
対象者を絞り込むための検索欄、検索された対象者候補一覧の中から対象者を選択するアイコン、配信内容を自動配信する日時を設定する設定欄を含み」
なる構成、すなわち、「配信設定画面」なる一画面に「対象者を絞り込むための検索欄、検索された対象者候補一覧の中から対象者を選択するアイコン、配信内容を自動配信する日時を設定する設定欄」の各欄を表示する構成は記載も示唆もされていない。
よって、当業者といえども、引用発明、引用文献2技術、引用文献3技術及び引用文献4技術から、相違点2に係る本願発明1の
「前記異なる表示画面の中から遠隔指導の複数の対象者の対象者装置に所要の情報を一斉に配信するための、配信設定画面及び配信一覧画面を切替可能に表示する配信画面を表示し、
前記配信設定画面は、
対象者を絞り込むための検索欄、検索された対象者候補一覧の中から対象者を選択するアイコン、配信内容を自動配信する日時を設定する設定欄を含み、
配信一覧画面は、
配信状況を含む配信履歴を含む」
という構成を容易に想到することはできない。
したがって、上記相違点1について判断するまでもなく、本願発明1は、当業者であっても、引用発明、引用文献2技術、引用文献3技術及び引用文献4技術に基づいて容易に発明をすることができたものとはいえない。

2 本願発明2〜7について
本願発明2〜7も、本願発明1の
「前記異なる表示画面の中から遠隔指導の複数の対象者の対象者装置に所要の情報を一斉に配信するための、配信設定画面及び配信一覧画面を切替可能に表示する配信画面を表示し、
前記配信設定画面は、
対象者を絞り込むための検索欄、検索された対象者候補一覧の中から対象者を選択するアイコン、配信内容を自動配信する日時を設定する設定欄を含み、
配信一覧画面は、
配信状況を含む配信履歴を含む」
と同一の構成を備えるものであるから、本願発明1と同じ理由により、当業者であっても、引用発明、引用文献2技術、引用文献3技術及び引用文献4技術に基づいて容易に発明をすることができたものとはいえない。

第6 むすび
以上のとおり、本願発明1〜7は、当業者が、引用発明、引用文献2技術、引用文献3技術及び引用文献4技術に基づいて容易に発明をすることができたものとはいえないから、原査定の理由によっては、本願を拒絶することはできない。
また、他に本願を拒絶すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり審決する。
 
審決日 2023-08-03 
出願番号 P2018-199491
審決分類 P 1 8・ 121- WY (G16H)
最終処分 01   成立
特許庁審判長 渡邊 聡
特許庁審判官 松尾 俊介
相崎 裕恒
発明の名称 指導者装置  
代理人 河野 登夫  
代理人 河野 英仁  

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