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審決分類 |
審判 補正却下の決定 特29条特許要件(新規) F24F |
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管理番号 | 1006091 |
審判番号 | 審判1997-16148 |
総通号数 | 6 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 1992-01-31 |
種別 | 補正却下の決定 |
確定日 | 1999-10-13 |
事件の表示 | 平成2年特許願第135073号「アンダーフロア空調システム」拒絶査定に対する審判事件について,次のとおり決定する。 |
結論 | 平成9年10月27日付けの手続補正を却下する。 |
理由 |
平成9年10月27日付けの手続補正は、出願公告された明細書の特許請求の範囲の請求項1を「床下から居室内に冷気を吹き出すファンユニットと、このファンユニットから居室内に吹き出される冷気を居室空間内で強制的に対流させるとともに、冷気を下部から吸い込み、室内における排熱及び発熱を誘引して上方へ導くファンノズルユニットを設け、前記ファンノズルユニットの真上付近に吸い込み口を設けたアンダーフロア空調システム。」とする補正を含むものである。 そして、この補正は、特許請求の範囲の請求項1に「前記ファンノズルユニットの真上付近に吸い込み口を設けた」ことを新たに付加する補正事項を含むものであるが、請求項1に係る発明は、この付加された新たな構成により、出願公告時の明細書に記載された、OA機器の排熱および人からの発熱等によって居室内に形成される暖気だまりや温度成層を打ち壊し、冷房時居住域における上下温度差を小さくし、より快適な空調空間を得るという目的、効果の他に、「ファンノズルユニットの真上付近に設けられた吸い込み口から熱回収をすることができるので、室内の空調熱負荷の軽減がはかれ、省エネルギーで居住域内における上下温度差を少なくでき、快適な空調空間を実現することができる。」(審判請求書第4頁10〜13行)という出願公告時の明細書及び図面に記載のない新たな作用効果を奏するものである。 してみると、特許請求の範囲の請求項1に新たに「前記ファンノズルユニットの真上付近に吸い込み口を設けた」ことを付加ずるこの補正は、実質上特許請求の範囲を変更するものであるといわざるを得ない。 したがって、この手続補正は、特許法第17条の3第2項で準用する同法第126条第2項の規定に違反するものであるから、同法159条第1項で準用する同法第54条第1項の規定により却下すべきものである。 よって、結論のとおり決定する。 |
決定日 | 1999-09-22 |
出願番号 | 特願平2-135073 |
審決分類 |
P
1
93・
1-
(F24F)
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前審関与審査官 | 村本 佳史、池田 佳弘 |
特許庁審判長 |
大槻 清寿 |
特許庁審判官 |
歌門 恵 岡田 和加子 |
発明の名称 | アンダーフロア空調システム |
代理人 | 坂口 智康 |
代理人 | 内藤 浩樹 |
代理人 | 岩橋 文雄 |