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審決分類 審判 補正却下の決定 特17条の2、3項新規事項追加の補正  B21B
管理番号 1007492
審判番号 審判1997-941  
総通号数
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1995-11-21 
種別 補正却下の決定 
確定日 1999-10-06 
事件の表示 平成6年特許願第98585号「金属材料の冷間圧延方法」拒絶査定に対する審判事件について,次のとおり決定する。 
結論 平成9年1月29日付けの手続補正を却下する。 
理由 1.手続の経緯
本願は平成6年5月12日の出願であって、平成8年12月10日付けで原審において拒絶査定され、平成9年1月14日付けでこの拒絶査定に対する審判請求がなされ、その後、特許法17条の2第1項第5号の規定に基づき、平成9年1月29日付けで明細書を補正する手続補正が提出されたものである。
2.補正の内容
上記日付でした手続補正書による補正(以下、「本件補正」という。)の内容は、以下のとおりである。
a.【請求項1】及び段落【0006】において、「圧延油」を「合成油、若しくは鉱物油であり、且つエマルジョンタイプではない圧延油」と補正する。
b.段落【0001】において、「圧延油」を「合成油、鉱物油等の、エマルジョンタイプではない(乳化剤を含まない)圧延油」と補正する。
c.段落【0002】の「圧延油とは、鉱物油または天然油または合成油脂等が用いられる。」を「圧延油としては、合成油、鉱物油等の、エマルジョンタイプではない圧延油(以下においては、エマルジョンタイプではない圧延油を、単に、圧延油と称する)が用いられている。」と補正する。
3.当審の判断
上記補正事項a乃至cにおける、「圧延油」に「エマルジョンタイプではない」という限定を加えることは、願書に最初に添付された明細書又は図面に記載されておらず、又、それらの記載から直接かつ一義的に導き出せるものでもない。
そうすると、本件補正は、本願の願書に最初に添付された明細書又は図面に記載された事項の範囲内においてされたものとは認められない。
4.むすび
したがって、本件補正は、特許法第17条の2第2項において準用する同法第17条第2項の規定に違反するものであるから、同法第159条第1項で準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。
よって結論のとおり決定する。
 
決定日 1998-10-22 
出願番号 特願平6-98585
審決分類 P 1 93・ 561- (B21B)
前審関与審査官 國方 康伸日比野 隆治坂本 薫昭  
特許庁審判長 酒井 雅英
特許庁審判官 神崎 潔
鳥居 稔
発明の名称 金属材料の冷間圧延方法  

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