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審決分類 |
審判 補正却下の決定 判示事項別分類コード:2 C04B 審判 補正却下の決定 判示事項別分類コード:13 C04B |
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管理番号 | 1008802 |
審判番号 | 審判1997-8219 |
総通号数 | 8 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 1995-03-28 |
種別 | 補正却下の決定 |
確定日 | 2000-01-14 |
事件の表示 | 平成5年特許願第251049号「水及び油改質用複合セラミックスの製造方法」拒絶査定に対する審判事件について,次のとおり決定する。 |
結論 | 平成9年1月27日付けの手続補正を却下する。 |
理由 |
平成9年1月27付け手続補正書により補正された明細書には、 ▲1▼特許請求の範囲の請求項1に、「正磁性化合物と反磁性化合物との双方を、」 と記載され、また、 ▲2▼本件発明の実施例について記載した、明細書の段落番号【0027】に、「上記に於て正磁性化合物としてのRh(ロジウム)は、焼成後反磁性化合物としてのRh2O3(酸化ロジウム)になる。」 と記載されている。 しかしながら、▲1▼の点については、願書に最初に添付された明細書(以下、「当初明細書」という。)には、「雲母類、珪酸化合物、リン酸化合物、マグネシウム化合物、燐酸カルシウム化合物、ナトリウム化合物、カリウム化合物、正磁性化合物、鉄化合物、亜鉛化合物、アルミニウム化合物、補強繊維及び柑橘類から成る混練物から選ばれた少なくとも一つの混練物に、反磁性化合物及び結合剤を混練し、」と記載されているだけで、「正磁性化合物と反磁性化合物との双方を」とする点、すなわち、正磁性化合物を必須要件とする点については何ら記載されておらず、該明細書の記載からみて自明のこととも認められない。 さらに、▲2▼の点について検討するに、該記載により、本件発明の実施例では、焼成後に反磁性化合物になる化合物を用いていることとなるが、当初明細書には、該「Rh2O3(酸化ロジウム)」に関し、正磁性化合物としてのRh(ロジウム)が、焼成後反磁性化合物としてのRh2O3(酸化ロジウム)になる点についても何ら記載されておらず、また、当初明細書の記載から自明な事項でもないから、該段落番号【0021】の記載は、特許請求の範囲に記載された「反磁性化合物」を実質的に変更するものである。 したがって、本件の平成9年1月27付け手続き補正は、明細書の要旨を変更すると認められるから、特許法第159条第1項において準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。 よって、結論のとおり決定する。 |
決定日 | 1999-12-03 |
出願番号 | 特願平5-251049 |
審決分類 |
P
1
93・
13-
(C04B)
P 1 93・ 2- (C04B) |
前審関与審査官 | 米田 健志 |
特許庁審判長 |
江藤 保子 |
特許庁審判官 |
唐戸 光雄 新居田 知生 |
発明の名称 | 水及び油改質用複合セラミックスの製造方法 |
代理人 | 池田 宏 |