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審決分類 審判 一部申し立て 1項3号刊行物記載  A23L
管理番号 1023749
異議申立番号 異議1999-73284  
総通号数 15 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1992-03-13 
種別 異議の決定 
異議申立日 1999-08-31 
確定日 2000-03-29 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第2866455号「ドレッシング」請求項1ないし3の特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 訂正を認める。 特許第2866455号の特許請求の範囲第1項ないし第3項に記載された発明についての特許を維持する。 
理由 I.手続の経緯
本件特許第2866455号に係る発明についての出願は、平成2年7月19日に特願平2-191203号として出願され、平成10年12月18日にその特許の設定登録がなされ、その後、三浦邦彦より特許異議申立がなされ、取消理由通知がなされ、その指定期間内である平成12年1月20日に訂正請求がなされたものである。

II.訂正請求
1.訂正の内容
(1)特許請求の範囲の請求項1に係る記載「水相部と油相部とから成り、該油相部にジグリセリドを油相中の全油量を基準にして、5〜99.9重量%を含有することを特徴とするドレッシング。」を、「水相部と油相部とから成り、該油相部にジグリセリドを油相中の全油量を基準にして、5〜99.9重量%を含有することを特徴とするドレッシング(但し、油相部の油の全部がオリーブ油自体である場合を除く)。」と訂正する。
(2)本件明細書4頁1行の「ドレッシング」を、「ドレッシング(但し、油相部の油の全部がオリーブ油自体である場合を除く)」と訂正する。
2.訂正の目的の適否、新規事項の有無及び拡張・変更の存否
上記訂正事項(1)は、特許請求の範囲の減縮に該当し、訂正事項(2)は、訂正事項(1)に伴う訂正である。
そして、上記訂正事項(1)の「(但し、油相部の油の全部がオリーブ油自体である場合を除く)」は、いわゆる「除くクレーム」とする訂正であるので新規事項の追加には該当せず、訂正事項(2)も新規事項に該当しない。
また、上記訂正は、実質上特許請求の範囲を拡張し、または変更するものではない。
3.独立特許要件
当審が通知した取消理由の概要は、請求項1乃至3に係る発明は、甲第1号証に記載された発明であるから、特許法29条1項3号の規定により特許を受けることができないというものであるところ、訂正された請求項1乃至3に係る発明(以下、「本件発明1乃至3」という。)は、後述の「III.3.判断 」の項に記載のように、甲第1号証に記載された発明であるとはいえないので、本件発明1乃至3は、特許出願の際独立して特許を受けることができるものである。
4.むすび
以上のとおりであるから、本件訂正請求は、特許法120条の4,2項、及び同条3項で準用する126条2項から4項の規定に適合するので、請求のとおり当該訂正を認める。

III.特許異議申立
1.特許異議申立書の理由の概要
特許異議申立人は、甲第1号証乃至甲第4号証を提出し、訂正前の本件請求項1乃至3に係る発明は、甲第1号証乃至甲第2号証に記載された発明であるから、特許法29条1項3号の規定により特許を受けることができない。

甲第1号証:「サラダの手本[家庭画報編]」(昭58年3月1日世界文化社 発行)70頁
甲第2号証:特開昭62-296859号公報
甲第3号証:JAOCS,vol.59,no.7(July 1982)292-295
甲第4号証:「新界面活性剤の機能作用の解明とその応用製品の開発・実用 総合技術資料集」(昭和55年1月1日経営開発センター出版 部発行)121〜123頁
2.甲各号証の記載内容
甲第1号証には、「なすとしめじのサラダ」の項に、
「ニンニクドレッシング(白ワインビネガー大さじ2 オリーブ油150cc タバスコソース おろしニンニク 塩 コショウ)」が、
甲第2号証には、実施例1として、
「オリーブ油500g、レシチン4g、油溶性色素β-カロチン1gおよび水500gを1lの円筒形のポリ容器に充填し、ストローク50cm上下動する振盪機を使用して往復20回/分振盪したものを静置した。このものは、60分後油相が上に、水相下に明瞭に分離した。」(2頁左上欄12〜17行)が、
甲第3号証の「TABLE5」(295頁)には、ガスクロマトグラフィーによるグリセリド組成として、「オリーブ油」の「ジグリセリド」は、「5.5%w/w」であることが、
甲第4号証には、
「第一群に属するリン脂質にはグリセロリン脂質とスフィンゴリン脂質があり、いずれも生体膜の構成成分として存在することが知られている。グリセロリン脂質は広義にレシチンと称され、その成分としてはジグリセリドリン脂質であるPhosphatidylcholine(狭義のレシチン),Phosphatidylethanolamine,Phosphatidylserine(リポアミノ酸の一種),Phosphatidylinositolなど、およびモノグリセリドリン酸であるリゾレシチンなどを含み、・・・」(121頁30〜33行)、
「レシチンはこのように生物物理化学的に重要な位置を占めるだけでなく、食品添加物として公定された数少ない界面活性剤の一つであり、応用面でも貴重な天然界面活性物質である。
レシチンは界面活性剤として良好な乳化性を持つとともに、・・・」(121頁下4〜末行)が、それぞれ記載されている。
3.判断
特許権者が提出した参考資料1(LA RIVISTA DELLE SOSTANZE GRASSE・VOL.LXV・OTTOBRE 1988.613-622;参考資料2は参考資料1の英訳文)には、「ジグリセリド含量は産地により異なり、最大3%、最少1.5%(wt%)であった。この違いは、果実の成熟度合いに起因するものと思われる。」(参考資料2の5頁15〜19行)、「未処理油の全グリセリド含量は、明らかに最高活性値を示す製品の場合で、100グラム油当たり5グラムまでである。」(同6頁39〜40行)、「充分熟していないオリーブから抽出した油は、熟した後のものに比べるとジグリセリドを多く含有していた。」(同3頁3〜4行)、「オリーブ油を、製品として最も高級な状態に保つため、風味、組成において、少なくとも12ヶ月維持する必要がある。」(同8頁29〜31行)と記載されている。
上記記載によれば、オリーブ油のジグリセリド含量は、産地により異なること、未処理油のもので、せいぜい5グラムまでであること、並びに、未熟のものよりも熟したものの方がジグリセリド含量は少ないく、しかも、オリーブ油を製品として最も高級な状態に保つため、少なくとも12ヶ月維持する必要があることから、普通のオリーブ油は、未処理油のものより、ジグリセリド含量は少ないことが分かる。
しかるに、甲第3号証の「TABLE5」(295頁)には、ガスクロマトグラフィーによるグリセリド組成として、「オリーブ油」の「ジグリセリド」は、「5.5%w/w」であることが記載されているものの、該「オリーブ油」の産地はどこか、熟度はどうか等については不明である。
してみれば、甲第3号証における1つの例である「オリーブ油」の「ジグリセリド」が、「5.5%w/w」であったとしても、それが必ずしも普通のオリーブ油の数値を示しているとはいえない。
そうすると、甲第3号証に記載された事項をふまえても、甲第1号証乃至甲第2号証に係る「ドレッシング」の油相部にジグリセリドを油相中の全油量を基準にして5〜99.9重量%を含有するとはいえない。
したがって、本件発明1は、甲第1号証乃至甲第2号証に記載された発明、並びに、本件発明2乃至3は、甲第2号証に記載された発明であるとはいえない。
3.まとめ
以上のとおりであるから、特許異議申立の理由及び証拠によっては、本件発明1乃至3についての特許を取り消すことはできない。
また他に本件発明についての特許を取り消すべき理由を発見しない。
よって、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
ドレッシング
(57)【特許請求の範囲】
1.水相部と油相部とから成り、該油相部にジグリセリドを油相中の全油量を基準にして、5〜99.9重量%を含有することを特徴とするドレッシング(但し、油相部の油の全部がオリーブ油自体である場合を除く)。
2.油相部に界面活性剤を配合して成ることを特徴とする請求項1記載のドレッシング。
3.界面活性剤が、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びリン脂質から選ばれたものである請求項2記載のドレッシング。
4.リン脂質が、ホスファチジン酸及びホスファチジン酸塩の少なくとも一方、並びに、リゾホスファチジン酸及びリゾホスファチジン酸塩の少なくとも一方との含有量の和が、総リン脂質中15重量%以上であるリン脂質混合物であることを特徴とする請求項3記載のドレッシング。
5.ホスファチジン酸及びホスファチジン酸塩の少なくとも一方、並びに、リゾホスファチジン酸及びリゾホスファチジン酸塩の少なくとも一方との含有量の和が、総リン脂質中15重量%以上であるリン脂質混合物を、油相部に0.1〜10重量%含有することを特徴とする請求項4記載のドレッシング。
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、新規な低脂肪ドレッシングに関する。特に、新規な低脂肪分離型ドレッシングに関する。
〔従来の技術〕
水相部と油相部とからなるドレッシングは使用時に振とうして一時的な乳化状態にして使用するものであるが、このドレッシングは口当りがさらりとしてさっぱりしており、近年需要が増加している。
特に、油相部が約0〜20重量%である低脂肪型のドレッシングの需要が顕著に増加している。
〔発明が解決しようとする課題〕
併しながら従来の低脂肪ドレッシングでは、油相量が少ないため生野菜サラダ等に供した場合における味のコクや厚み感等の低下、またドレッシングの味の持続性の低下による野菜自体の青臭さや苦みが口中に残存してしまうといった問題点がある。本発明は、低脂肪ドレッシングであるにもかかわらず、味の厚み、コク、ドレッシング本来の味の持続性を有する低脂肪ドレッシングを提供することを目的としている。特に、低脂肪分離型ドレッシングを提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、上記目的を達成するため検討を重ねた結果、油相部にジグリセリドを特定量含有せしめることにより優れた品質のドレッシングが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、水相部と油相部とから成り、該油相部にジグリセリドを油相中の全油量を基準にして、5〜99.9重量%を含有することを特徴とするドレッシング(但し、油相部の油の全部がオリーブ油自体である場合を除く)に係わるものである。
本発明のドレッシングの油相部を構成するグリセリド混合物は、ジグリセリドを5〜99.9重量%含有し、好ましくはジグリセリドを5〜65重量%含有し、各構成グリセリドの脂肪酸残基の炭素数が8〜24、不飽和脂肪酸残基の量が70重量%以上のものである。ジグリセリドの含有量は全油量を基準として5〜99.9重量%であり、ジグリセリドの量が5重量%より少ない場合は、油相量を低減した際に味のコクや厚みまた、ドレッシングの味の持続性が低下し、本発明の目的を達成することができない。
また、油相中のジグリセリド量が増すに従い、本発明のドレッシングの効果は増大するが、全油相中65重量%を越すと効果の増加割合は小さくなるため、ジグリセリドの含有量は5〜65重量%の範囲が好適である。尚モノグリセリドのグリセリド混合物中の量は10重量%以下、好ましくは5重量%以下まで抑えるのが望ましい。
本発明のドレッシングの油相部を構成するグリセリド混合物の構成脂肪酸残基の炭素数は8〜24が好ましい。更に好ましくは炭素数16〜22であり、かつ不飽和脂肪酸残基の量が70重量%以上である。このようなグリセリド混合物を得るためには、ナタネ油、コーン油、大豆油等の不飽和脂肪酸の含量の高い油脂を出発原料とするのが好ましい。
本発明に用いるグリセリド混合物は不飽和脂肪酸残基のレベルが高い油脂、例えばサフラワー油、オリーブ油、綿実油、ナタネ油、コーン油、大豆油、パーム油、米油、ひまわり油、ごま油、更に、ラード、牛脂、魚油、バター脂、あるいはそれらの分別油、ランダム化油、硬化油、エステル交換油から選ばれた1種又は2種以上の油脂とグリセリンとの混合物をエステル交換反応するか、またはこれら油脂本来の不飽和脂肪酸レベルの高い脂肪酸組成物とグリセリンとの混合物をエステル化反応することにより得られる。
生成グリセリド混合物中に形成された過剰のモノグリセリドは分子蒸留法又はクロマトグラフィ法によって除去することができる。
このようにして得られたグリセリド混合物はそのまま、あるいは本発明の規定範囲を外れない程度で天然食用油脂を混合して本発明油脂組成物に用いることができる。この際、用いる天然食用油脂としては不飽和脂肪酸残基のレベルが高い油脂、例えばサフラワー油、オリーブ油、綿実油、ナタネ油、コーン油、大豆油、パーム油、米油、ひまわり油、ごま油、さらにラード、牛脂、魚油、バター脂、あるいはそれらの分別油、ランダム化油、硬化油、エステル交換油から選ばれた1種又は2種以上の油脂が適当である。
グリセリド混合物中のジグリセリド含量を高くする別の方法として、天然食用油脂の分別油の利用が挙げられる。この方法は前述の天然油脂の内、比較的飽和脂肪酸含有量の高い油脂に好適で、分別により低融点画分を分取することにより、冷却耐性が向上すると同時に、該油脂中のジグリセリド含量を増大させ本発明に用いることが可能となる。
本発明のドレッシングの油相部には乳化力を増大させる目的で、各種の界面活性剤、例えばショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、リン脂質等も添加できる。また目的に応じて、各種の抗酸化剤、風味付与剤(フレーバー)、栄養強化剤、減粘剤等も添加できる。
特に本発明による低脂肪ドレッシングの油相部には、ホスファチジン酸及びホスファチジン酸塩の少なくとも一方、並びに、リゾホスファチジン酸及びリゾホスファチジン酸塩の少なくとも一方との含有量の和が、総リン脂質中に15重量%以上、好ましくは30〜100重量%の範囲であるリン脂質混合物を含有せしめるのが好ましい。
なお、ここでいう総リン脂質量とは食品添加物公定書に記載されたアセトン不溶分としての量を意味する。
また、ホスファチジン酸塩及びリゾホスファチジン酸塩を構成する塩としては、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム及びアンモニウムなどがあげられる。
かかるリン脂質混合物の油相中の含有量は0.1〜10重量%が適当である。
本発明による低脂肪分離型ドレッシングは、水相部と油相部とから成っているが、該油相部は、上記の如く特定量のジグリセリドを含有する油または油分から成り、必要に応じて油との溶解性及び分散性が良好で、油に添加される副原料が混合している流動部分である。前記副原料としては、オレオレジンカプシム、レモンオイル、パブリカオイル、マスタードオイル及びユズオイル等の各種スパイスオイルなどがある。また上記水相部とは、主として水または水分から成り、水との溶解性及び分散性が良好である調味料類が混合している流動部分のことである。前記調味料類としては、食酢、食塩、醤油、香辛料類、砂糖、有機酸、グルタミン酸ナトリウム、核酸系調味料、動植物エキス、みりん及びワイン、日本酒、老酒等の酒類などがある。
〔作用〕
本発明によればドレッシングを水相部とジグリセリドを5〜99.9重量%を含有する油相部とから構成し、さらに界面活性剤好ましくはホスファチジン酸及びホスファチジン酸塩の少なくとも一方、並びに、リゾホスファチジン酸及びリゾホスファチジン酸塩の少なくとも一方との含有量の和が、総リン脂質中に15重量%以上、好ましくは30〜100重量%の範囲であるリン脂質混合物を、油相中に0.1〜10重量%を含有させることにより、味の厚み、コク、ドレッシング本来の味の持続性が得られる。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
参考例1(油脂試料の調製)
ナタネ油75重量部及びグリセリン25重量部を混合し、水酸化カルシウム0.1重量部を加え常法によりエステル交換反応を行なった後、分子蒸留法によりモノグリセリドを除去し、常法により精製を行なってエステル交換油を得た。この油脂の組成はトリグリセリド19.4%、ジグリセリド79.6%、モノグリセリド1.0%であった。次に上記エステル交換油と、ナタネ油を表-2に示す割合で配合し、油脂試料(1),(2)を調製した。これらの油脂試料及びナタネ油のグリセリド組成を表-1に示す。

参考例2(リン脂質試料の調製)
高純度大豆レシチンを原料として、このものをホスファリパーゼD処理することにより総リン脂質中のホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン含量を低減し、ホスファチジン酸(およびそのカルシウム塩)を増加させたリン脂質混合物(リン脂質試料)を得た。そのリン脂質組成を表-2に示す。


実施例1
下記配合の低脂肪型中華風分離ドレッシングを作製した上、パネラー30名により比較品との比較評価を行った。その評価結果を表3に示す。低脂肪型中華風ドレッシング配合表
醤油 25g
酢(米酢) 42g
日本酒 7g
みりん 13g
MSG 0.17g
食塩 1.7g
ガーリックオイル 0.02g
オイスターソース 0.2g
ビーフブイヨン 0.2g
清水 10.8g
油脂1) 15.0g
計 100.0g
1)油脂組成
実施例品 油脂試料(1)
比較品 ナタネ油

実施例2
実施例1と同様に下記配合の低脂肪型中華風分離ドレッシングを作製した上、パネラー30名により比較品との比較評価を行った。その評価結果を表4に示す。
低脂肪型中華風分離ドレッシング配合表
醤油 25g
酢(米酢) 42g
日本酒 7g
みりん 13g
MSG 0.17g
食塩 1.7g
ガーリックオイル 0.02g
オイスターソース 0.2g
ビーフブイヨン 0.2g
清水 10.8g
油脂1) 15.0g
計 100.0g
1)油脂組成
実施例品
油脂試料(1) 14.85g
ショ糖脂肪酸エステル(HLB3) 0.15g
(商品名:リョート・シュガーエステルS370)
計 15.00g
比較品
ナタネ油 15.0g

実施例3
実施例1及び2と同様に下記配合の低脂肪中華風分離ドレッシングを作製した上、パネラー30名により比較品との比較評価を行った。その評価結果を表5に示す。
低脂肪型中華風分離ドレッシング配合表
醤油 25g
酢(米酢) 42g
日本酒 7g
みりん 13g
MSG 0.17g
食塩 1.7g
ガーリックオイル 0.02g
オイスターソース 0.2g
ビーフブイヨン 0.2g
清水 10.8g
油脂1) 15.0g
計 100.0g
1)油脂組成
実施例品
油脂試料(2) 14.78g
リン脂質試料 0.22g
計 15.00g
比較品
ナタネ油 15.0g

上記の評価結果より、実施例1、実施例2及び実施例3とも、本発明により作製した低脂肪分離型ドレッシングのほうが、比較品よりも味覚性及び味の持続性が優れていることが判明した。
〔発明の効果〕
上記の評価結果より明らかなように、本発明によるホスファチジン酸を含有している低脂肪分離型液状ドレッシングは、低脂肪分離型ドレッシングであるにもかからわず、味の厚み、コク、ドレッシングの味の持続性を持ち合わせたものとなり、さらにジグリセリドを添加することにより、より高い効果が得られた。
従って、本発明のように、ホスファチジン酸を含有させ、またジグリセリドを添加することにより、ドレッシングとしての味覚性と味の持続性に優れている低脂肪分離型ドレッシングを得ることが可能となる。
 
訂正の要旨 訂正の要旨
(1)特許請求の範囲の請求項1に係る記載「水相部と油相部とから成り、該油相部にジグリセリドを油相中の全油量を基準にして、5〜99.9重量%を含有することを特徴とするドレッシング。」を、特許請求の範囲の減縮を目的として「水相部と油相部とから成り、該油相部にジグリセリドを油相中の全油量を基準にして、5〜99.9重量%を含有することを特徴とするドレッシング(但し、油相部の油の全部がオリーブ油自体である場合を除く)。」と訂正する。
(2)本件明細書4頁1行の「ドレッシング」を、上記(1)の訂正に伴い「ドレッシング(但し、油相部の油の全部がオリーブ油自体である場合を除く)」と訂正する。
異議決定日 2000-02-23 
出願番号 特願平2-191203
審決分類 P 1 652・ 113- YA (A23L)
最終処分 維持  
前審関与審査官 小暮 道明  
特許庁審判長 徳廣 正道
特許庁審判官 大高 とし子
藤田 節
登録日 1998-12-18 
登録番号 特許第2866455号(P2866455)
権利者 花王株式会社
発明の名称 ドレッシング  
代理人 古谷 聡  
代理人 古谷 聡  
代理人 小野寺 捷洋  
代理人 溝部 孝彦  
代理人 紺野 昭男  
代理人 持田 信二  
代理人 中村 行孝  
代理人 持田 信二  
代理人 溝部 孝彦  
代理人 古谷 馨  
代理人 古谷 馨  
代理人 佐藤 一雄  
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