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審決分類 |
審判 全部申し立て 2項進歩性 E04H |
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管理番号 | 1061336 |
異議申立番号 | 異議2001-73208 |
総通号数 | 32 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許決定公報 |
発行日 | 1996-09-10 |
種別 | 異議の決定 |
異議申立日 | 2001-11-27 |
確定日 | 2002-07-08 |
異議申立件数 | 1 |
事件の表示 | 特許第3171096号「カーポート及びその製造方法」の請求項1、2に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 |
結論 | 特許第3171096号の請求項1ないし2に係る特許を維持する。 |
理由 |
第1.手続きの経緯 本件特許第3171096号発明は、平成6年11月17日に特許出願された特願平6-308075号の一部を、平成8年2月14日に新たな特許出願としたものであって、平成13年3月23日にその特許の設定登録がなされ、その後、四国化成工業株式会社より特許異議の申立てがなされたものである。 第2.本件発明 本件の請求項1、2に係る発明は、特許明細書の特許請求の範囲請求項1、2に記載された次の事項により特定されるものである。 「【請求項1】 屋根体を支持する梁をその左右両側の支柱に取付けてなる下記要件を備えたことを特徴とするカーポート。 (イ)上記左右の支柱を、車2台分のカーポートの幅に対応する間隔を空けて立設してなる。 (ロ)上記梁を、車2台分のカーポートの幅に対応する長さで湾曲状に形成すると共に、その左右の両端部を梁の長さ調整を行うために直線状に形成してなる。 (ハ)支柱側部と梁側部を有する連結金具を2つ形成し、各連結金具の梁側部を、上記梁の両端部と略平行な傾きを有する直線状に形成してなる。 (ニ)上記各連結金具の梁側部を上記梁の各端部にそれぞれ挿入することにより、上記2つの連結金具を上記梁に取付けてなる。 (ホ)上記左右の支柱の上面には、上記連結金具の支柱側部を支柱内に対し上方から挿入可能とする平面略ロ字状の切欠き部を形成してなる。 (ヘ)上記梁の各端部に取付けた連結金具の支柱側部を上記左右の支柱の切欠きに上方から挿入することにより、上記梁を上記支柱に取付けてなる。 (ト)上記梁に、左右の側枠及び車2台分のカーポートの幅に対応する前後枠を枠組してなることにより前記梁の長さに略適合した屋根体を載置させてなる。 【請求項2】 屋根体を支持する梁をその左右両側の支柱に取付けてなる下記工程からなることを特徴とするカーポートの製造方法。 (イ)上記左右の支柱を、車2台分のカーポートの幅に対応する間隔を空けて立設する。 (ロ)上記梁を、車2台分のカーポートの幅に対応する長さで湾曲状に形成すると共に、その左右の両端部を直線状に形成する。 (ハ)支柱側部と梁側部を有する連結金具を2つ形成し、各連結金具の梁側部を、上記梁の両端部と略平行な傾きを有する直線状に形成する。 (ニ)上記梁の直線状の端部の両方あるいは片方を切断し、梁の長さ調整を行う。 (ホ)上記各連結金具の梁側部を上記梁の各端部にそれぞれ挿入することにより、上記2つの連結金具を上記梁に取付ける。 (ヘ)上記左右の支柱の上面には、上記連結金具の支柱側部を支柱内に対し上方から挿入可能とする平面略ロ字状の切欠き部を形成する。 (ト)上記工程(イ)〜(ヘ)の後に、上記梁の各端部に取付けた連結金具の支柱側部を上記左右の支柱の切欠きに上方から挿入することにより、上記梁を上記支柱に取付ける。 (チ)上記工程(ト)の後に、上記梁に、左右の側枠及び車2台分のカーポートの幅に対応する前後枠を枠組してなることにより前記梁の長さに略適合した屋根体を載置させる。」 第3.異議申立ての理由 異議申立人は、証拠として甲第1号証乃至甲第4号証を提出し、以下の理由を挙げて、本件特許は取り消されるべきものである旨主張している。 取消理由1:本件請求項1、2に係る発明は、甲第1号証乃至甲第4号証に記載された発明に基いて当業者が容易に発明することができたものであるから、特許法第29条第2項の規定に違反しており、本件特許は取り消されるべきものである。 取消理由2:本件特許は、特許法第113条第1項第1号の規定により取り消されるべきものである。 第4.当審の判断 I.取消理由1に対して 1.甲号証の記載事項 甲第1号証(実願平3-35997号(実開平4-130602号)のマイクロフイルムの写し)には、次の事項が記載されている。 ア.「カーポートの支柱立設予定箇所に配管等の障害物が長く突出していると、これがじゃまになって支柱の立設が困難となり、このため屋根の幅を切り詰めてカーポートを設置することが行われている」(段落【0003】) イ.「この考案の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、支柱を桁材に対してその長さ方向だけでなく、屋根の間口方向にも移動可能であり・・・屋根の幅を切り詰めることなく、支柱を簡単に立設することができて、カーポート等組立建物を設置現場の条件に応じて適切に設置することができ、・・・支柱の移動可能なカーポート等組立建物を提供しようとするにある。」(段落【0004】) ウ.「この考案は、上記の目的を達成するために、複数本の支柱によって屋根が支持されているカーポート等組立建物において、前後方向にのびる左右一対の桁材を有する屋根の下側に、左右方向にのびる母屋受け材が配置されて、母屋受け材の両端部が左右両桁材に前後移動可能に取り付けられ、左右両側に対向状に配置された一対の支柱の上端部にそれぞれ上方および左右両側方に開放した母屋受け材嵌込み用切欠部が設けられ、これら両支柱の切欠部に母屋受け材の両端部が嵌め込まれて、両支柱が母屋受け材に左右移動可能に取り付けられている、支柱の移動可能なカーポート等組立建物を要旨としている。」(段落【0005】) エ.「そして、相互に対向する一対の支柱の上端部に切欠部が設けられて、これらの切欠部に母屋受け材の両端部が嵌め込まれ、両支柱が母屋受け材に左右移動可能に取り付けられている。従って支柱は、これらと結合した母屋受け材を左右両桁材に沿って前後動せしめることにより、前後に移動可能であり、また支柱は、それぞれ単独で母屋受け材に対して左右方向にすなわち屋根の間口方向に移動可能である」(段落【0006】) オ.「なお、カーポートの屋根は、通常4本の支柱で支持されているので、屋根の下側に、桁材に沿って前後移動可能となされた前後2つの母屋受け材を配置し、これらの母屋受け材の左右両端部に、上端に切欠部を有する左右一対かつ前後一組の支柱を、それぞれ左右移動可能に取り付ければ良い。」(段落【0007】) カ.「また、屋根(2)は、図1、図3および図4に示すように、・・・前後方向にのびる左右一対の桁材(3)(4)と、前後両端部の梁(6)(6)と、・・・屋根板(8)と・・・を備えている。」(段落【0014】) キ.「左右両側に対向状に配置された左右一対かつ前後一組の支柱(1)(1)は、図6に示すように、アルミニウム中空押出型材製でかつ横断面略H形を有しており、図1〜図3に示すように、これらの支柱(1)(1)の上端部にそれぞれ上方および左右両側方に開放した母屋受け材嵌込み用切欠部(7)(7)が設けられていて、前後一組の支柱(1)(1)の切欠部(7)(7)に、それぞれ前後母屋受け材(5)(5)の両端部が嵌め込まれて、両支柱(1)(1)が母屋受け材(5)(5)に対して左右移動可能となされ、これらの支柱(1)(1)が2組のボルト(14)およびナット(15)を介して母屋受け材(5)(5)の所要箇所に取り付けられている。」(段落【0016】) ク.図1には、母屋受け材(5)が、湾曲状に形成されていることが示されている。 甲第2号証(実願昭55-41952号(実開昭56-143343号)のマイクロフイルムの写し)には、次の事項が記載されている。 ケ.「梁(2),(2)はそれぞれ支柱(1),(1)の上端部に後述の継手(3),(3)を介して相対向して張り出されるものであって、梁(2)の端部に取付孔が穿設され継手(3)に取付けられるようになされている。(3)は継手であって、金属等から作製され、支柱挿通部(31)と梁挿通部(32)から形成されている。支柱挿通部(31)と梁挿通部(32)は第2図の如くほぼ直角又は斜め方向に交わるようになされている。支柱挿通部(31)は溝状、筒状等となされ、支柱(1)の上端部に取付けられるようになされている。梁挿通部(32)は溝状、筒状等となされ、長さ方向に沿って複数個の取付孔(33),(33)…が列設されている。該梁挿通部(32)に第3〜4図の如く梁(2)の端部が摺動可能に挿入され、梁(2)の支柱(1)からの張り出し長さが調整可能となされ、」(明細書2頁15行〜3頁10行) コ.「本考案簡易建物は梁の端部が継手の梁挿通部に摺動可能に挿入され、梁挿通部の任意の位置において梁挿通部に列設された取付孔を介してボルトが梁に挿通されているので、設置場所等に応じて梁の支柱からの張り出し長さを容易に調整することができ、」(明細書4頁3〜8行) サ.第1図乃至第4図には、梁は直線状に形成され、片側に設けた支柱に取り付けられていることが記載されている。 甲第3号証(特開平6-88443号公報)には、「片持ちアルミカーポートの支柱、梁固定装置」に関し、次の事項が記載されている。 シ.「本例におけるジョイント金具30は、・・・厚肉鋼製にして矩形断面の直立パイプ40と、・・・厚肉鋼製にして矩形断面の傾斜パイプ52とを一体とした側面へ字状を呈する高剛性のものとしてある。」(段落【0009】) ス.「このように構成したジョイント金具30は、各中空支柱10及び中空傾斜梁20間に介設され、これらを連結固定せしめるものとしてある。即ち、各中空支柱10及び各中空傾斜梁20は、それぞれの中空部内に、ジョイント金具30の直立パイプ40及び傾斜パイプ52を受入れ、これらを被嵌状に嵌合させるものとしてあり、本例にあって、この嵌合長さはそれぞれ30cm程度となるようにしてある。そして、このジョイント金具30と中空支柱10及び中空傾斜梁20は、それぞれ2ヶ所、即ち、支柱10又は中空傾斜梁20端部近傍並びにジョイント金具30の直立パイプ40又は傾斜パイプ52端部近傍においてボルト締結58せしめてある。」(段落【0013】〜【0015】) 甲第4号証(実願昭61-121125号(実開昭63-27655号)のマイクロフイルムの写し)には、次の事項が記載されている。 セ.「該カーポート10は、基礎地盤に立設される複数の垂直な支柱12と、この支柱12の上端部に嵌合固定される接続部材14と、前記接続部材14の他端部に嵌合固定される所要の曲率半径の垂木材16と、この垂木材16の上部に配設固定される屋根材18とから基本的に構成されている。前記垂木材16は予め所要の曲率半径をもつ弧状に形成されるものであり、この垂木材16および支柱12は、アルミ材を中空に押出し成形したものが好適に使用される。」(明細書4頁2〜11行) ソ.「支柱12の上端部に開口する開口部12aには、後述する接続部材14の一端部に突設した突部14aが嵌合固定され、該接続部材14の他端部の突部14bに垂木材16が嵌合固定される。すなわち第3図および第4図に示す如く、接続部材14は、一端部が前記垂木材16の曲率半径と同じ曲率半径に折曲されて『く』字状に形成されると共に、当該接続部材14の両端部には、複数の孔15が穿設された突部14a,14bが突設されている。なお前記突部14a,14bの寸法は、支柱12および垂木材16の開口部12aおよび16aに嵌挿し得るよう寸法設定されるものである。すなわち前記接続部材14の突部14a,14bと、これが嵌挿される支柱12開口部12aおよび垂木材16の開口部16aは、何れもいわゆる印籠構造による接続がなされるものである。」(明細書4頁14行〜5頁10行) 2.対比・判断 (1)請求項1に係る発明について 本件請求項1に係る発明と甲第1号証乃至甲第4号証に記載の発明を比較すると、甲第1号証乃至甲第4号証には、本件請求項1に係る発明を特定する事項である「梁を、カーポートの幅に対応する長さで湾曲状に形成する共に、その左右の両端部を梁の長さ調整を行うために直線状に形成してなる」点について記載されていない。 すなわち、甲第1号証の記載を検討すると、甲第1号証に記載の「母屋受け材(5)」、「桁材(3)」、「前後両端部の梁(6)」、「屋根板(8)」は、それぞれ本件請求項1に係る発明の「梁」、「側枠」、「前後枠」、「屋根体」に相当するから、上記1.ア〜クの記載からみて、甲第1号証には、「屋根体を支持する梁をその左右両側の支柱に取付けてなるカーポートであって、上記左右の支柱を、間隔を空けて立設し、上記梁を、カーポートの幅に対応する長さで湾曲状に形成し、上記左右の支柱の上端部には、梁の端部を挿入可能とする切欠き部を形成し、上記梁の各端部を上記左右の支柱の切欠きに挿入することにより、上記梁を上記支柱に取付けてなり、左右の側枠とカーポートの幅に対応する前後枠を枠組し、梁の長さに略適合した屋根体を載置させた屋根を、梁上に載置してなるカーポート」の発明が記載されていると認められるが、湾曲状に形成した梁の両端を直線状とすることは記載されていない。また、甲第1号証記載の発明は、梁に対し支柱を前後方向に移動可能に取り付けることにより、屋根幅を切り詰める必要をなくしたものであるから、梁の長さを調整するものではなく、さらに支柱への取り付けに連結金具を用いないから、端部の形状を直線状とする必要性のないことは明らかである。 甲第2号証に記載の「継手(3)」は、本件請求項1に係る発明の「連結金具」に相当するから、上記1.ケ〜サの記載からみて、甲第2号証には、「支柱側部と梁側部を有する連結金具を形成し、連結金具の梁側部を、梁の端部と略平行な傾きを有する直線状に形成し、連結金具の梁側部に梁の端部を位置調整可能に挿入し、連結金具の支柱側部に支柱を挿入することにより、梁を上記支柱に取付けてなるカーポート」の発明が記載されていると認められるが、梁は全体が直線状に傾斜し片側で支柱に支持されるものであり、湾曲状に形成した梁の両端部を長さ調整を行うために直線状に形成することは記載されていない。 甲第3号証には、「梁を支柱に取付ける片持ちカーポートのジョイント金具(連結金具に相当)」が記載されているが、梁は片持ち式のものであって全体形状は記載されておらず、梁の長さ調整を行うことも記載されていない。 甲第4号証に記載の「垂木材16」、「接続部材14」は、本件請求項1に係る発明の「梁」、「連結金具」に相当するから、上記1.セ、ソの記載からみて、甲第4号証には、「梁を湾曲状に形成し、支柱側部と梁側部を有する連結金具を形成し、連結金具の梁側部を連結金具の梁側部を梁の端部に挿入し、支柱の上面には、上記連結金具の支柱側部を支柱内に対し上方から挿入可能とする平面略ロ字状の切欠き部を形成し、連結金具の支柱側部を支柱の切欠きに上方から挿入することにより、梁を上記支柱に取付けてなるカーポート」が記載されていると認められるが、梁は端部に至るまで湾曲状に形成されているものである。 そして、本件請求項1に係る発明は、上記特定事項により「梁の左右の両端部を梁の長さ調整を行うために直線状とし、連結金具の梁側部を梁の両端部と略平行な傾きを有する直線状とし、連結金具の梁側部を上記梁の各端部にそれぞれ挿入することで2つの連結金具を上記梁に取付けてなること等により、梁の直線部を任意の長さに切詰めて梁の長さを調整することができ、梁の取付け作業が容易になる。またこの調整作業の有無に関わらず、梁と連結金具とを常に互いの直線部を介して同じ角度で連係させることができるので、常に同じ構造で梁を支柱に取付けることができ、梁の取付け作業が容易になる。」との特許明細書記載の特有の作用効果を奏するものと認められる。 したがって、本件請求項1に係る発明は、甲第1号証乃至甲第4号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるとすることはできない。 (2)請求項2に係る発明について 本件請求項2に係る発明と甲第1号証乃至甲第4号証に記載の発明を比較すると、甲第1号証乃至甲第4号証には、本件請求項2に係る発明を特定する事項である「梁を、カーポートの幅に対応する長さで湾曲状に形成する共に、その左右の両端部を梁の長さ調整を行うために直線状に形成する」点について記載されていない(上記(1)参照)。 そして、本件請求項2に係る発明は、上記特定事項により、上記(1)に示したとおりの特有の作用効果を奏するものと認められる。 したがって、本件請求項2に係る発明は、甲第1号証乃至甲第4号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるとすることはできない。 II.取消理由2に対して 異議申立人は、本件出願は、本件特許明細書の図5は、原出願の願書に添付された図面に記載されておらず、本件出願は新規事項を含むものであるから、特許法第113条第1項第1号の規定により、本件特許は取り消されるべきものであると主張する。 特許法第113条第1項第1号の規定は、平成6年法律第116号以降の特許法が適用される特許出願であって、特許法第17条の2第3項に規定する要件を満たしていない補正をした特許出願に係る特許に対して適用されるものであるが、異議申立人は、本件特許が、特許法第113条第1項第1号の規定により取り消されるべきであるとする具体的理由を示しておらず、取消理由2の主張は理由がない。 仮に、異議申立人の主張が、本件出願は、原出願の願書に添付された明細書又は図面に記載されていない新規事項を含むものであるから適法な分割出願とは認められず、本件の出願日は現実の出願日である平成8年2月14日であることを前提とした主張であるとしても、本件特許が、特許法第17条の2第3項に規定する要件を満たしていない補正をした特許出願にされたものであるとする具体的な理由が示されていない。 なお、本件特許明細書の図5は、原出願の願書に最初に添付された図面に記載されていないが、原出願の願書に最初に添付された明細書には、連結金具に関し、「梁2等が所定の角度で傾斜状となるようにされている。」(段落【0016】)、「連結金具11の細径部13は、上記梁2や分割梁4と略平行は傾きを有する直線状とされており」(段落【0017】)と記載され、原出願の願書に最初に添付された図面の図1乃至図4には、梁の端部が傾きを有する直線状であることが記載されており、図5の記載は、原出願の願書に最初に添付された明細書又は図面に記載されていた事項の範囲内のものであり、本件特許出願は適法な分割出願と認められる。 第5.むすび 以上のとおり、異議申立ての理由及び証拠方法によっては本件請求項1、2に係る発明に係る特許を取り消すことはできない。 また、他に本件特許を取り消すべき理由は発見しない。 よって、結論のとおり決定する。 |
異議決定日 | 2002-06-17 |
出願番号 | 特願平8-49654 |
審決分類 |
P
1
651・
121-
Y
(E04H)
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最終処分 | 維持 |
前審関与審査官 | 五十幡 直子 |
特許庁審判長 |
山田 忠夫 |
特許庁審判官 |
山口 由木 蔵野 いづみ |
登録日 | 2001-03-23 |
登録番号 | 特許第3171096号(P3171096) |
権利者 | 新日軽株式会社 |
発明の名称 | カーポート及びその製造方法 |
代理人 | 山内 康伸 |