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審決分類 |
審判 査定不服 特39条先願 取り消して特許、登録 G03F |
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管理番号 | 1063684 |
審判番号 | 不服2001-16186 |
総通号数 | 34 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 1994-12-22 |
種別 | 拒絶査定不服の審決 |
審判請求日 | 2001-09-12 |
確定日 | 2002-09-09 |
事件の表示 | 平成 5年特許願第137559号「感放射線性樹脂組成物」拒絶査定に対する審判事件〔平成 6年12月22日出願公開、特開平 6-348017、請求項の数(1)〕について、次のとおり審決する。 |
結論 | 原査定を取り消す。 本願の発明は、特許すべきものとする。 |
理由 |
1.手続の経緯及び本願発明 本願は、平成5年6月8日の出願であって、平成13年6月8日付けの手続補正書により補正された明細書及び図面の記載からみて、その特許請求の範囲の請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、その請求項1に記載された次のとおりのものである。 「(A)(a)不飽和カルボン酸10〜40重量% (b)エポキシ基を含有するラジカル重合性化合物5〜70重量%および (c)スチレン、ブタジエン、p-tertブトキシスチレン、メタクリル酸のtert-ブチルエステル、ジシクロペンタニルエステル、ピラニルエステルおよびベンジルエステル並びにアクリル酸のtert-ブチルエステル、ジシクロペンタニルエステル、ピラニルエステルおよびベンジルエステルよりなる群から選ばれる少なくとも1種の他のラジカル重合性化合物10〜70重量%の共重合体、および (B)1,2-キノンジアジド化合物 を含有することを特徴とする半導体集積回路製造用感放射線性樹脂組成物。」 2.原査定の理由 本願発明は、本願の出願日前の特願平3-350470号(特許第2961722号明細書)の出願に係る発明(以下、「先願発明」という。)と同一であるから、特許法第39条第1項の規定により特許を受けることができない、というにある。 3.先願発明 上記先願特許第2961722号明細書の特許請求の範囲請求項1に記載される発明、即ち先願発明は、次のとおりのものである。 「(A)(a)不飽和カルボン酸または不飽和カルボン酸無水物、(b)エポキシ基を有するラジカル重合性化合物および(c)他のラジカル重合性化合物(但し、ω-アミノアルキル(メタ)アクリレートを除く)の共重合体であるアルカリ水溶液に可溶な樹脂および (B)感放射線性酸生成化合物 を有することを特徴とする感放射線性樹脂組成物。」 4.対比・判断 本願発明と先願発明とを比較検討すると、本願発明は半導体集積回路製造用感放射線性樹脂組成物の発明であるのに対して、先願発明は用途限定のない感放射線性樹脂組成物の発明である。しかも、先願特許明細書の発明の詳細な説明の記載をみても、感放射線性樹脂組成物の用途としては表示素子や固体撮像素子の保護膜が開示されているにすぎず、半導体集積回路製造用という用途は何ら開示されていない。 5.むすび 以上のとおり、本願発明は、先願発明と同一であるとすることはできない。 また、他に拒絶理由を発見しない。 よって、結論のとおり審決する。 |
審決日 | 2002-08-26 |
出願番号 | 特願平5-137559 |
審決分類 |
P
1
8・
4-
WY
(G03F)
|
最終処分 | 成立 |
前審関与審査官 | 山鹿 勇次郎 |
特許庁審判長 |
末政 清滋 |
特許庁審判官 |
柏崎 正男 北川 清伸 |
発明の名称 | 感放射線性樹脂組成物 |
代理人 | 大島 正孝 |