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審決分類 審判 訂正 ただし書き3号明りょうでない記載の釈明 訂正する G11B
管理番号 1092064
審判番号 訂正2003-39208  
総通号数 52 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1993-05-07 
種別 訂正の審決 
審判請求日 2003-09-26 
確定日 2003-12-09 
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第2887988号に関する訂正審判事件について、次のとおり審決する。 
結論 特許第2887988号に係る明細書及び図面を本件審判請求書に添付された訂正明細書及び図面のとおり訂正することを認める。 
理由 1.請求の要旨
本件審判の請求の要旨は、特許第2887988号(平成3年10月23日特許出願、平成11年2月19日設定登録)の明細書を審判請求書に添付した訂正明細書のとおり訂正することを求めるものであって、その訂正の内容は次の訂正事項(1)、(2)のとおりである。

(1)特許請求の範囲の請求項1の記載
「【請求項1】 磁気ディスクを収納したディスクカートリッジを所定位置に位置決めする複数の位置決めピンと、前記磁気ディスクを両側から挟持して情報の読み取り又は書き込みを行うヘッド対を担持しこのヘッド対をディスクの所望トラックに移動させるキャリッジと、このキャリッジを支持するフレーム部と、このフレーム部に支持され前記ディスクカートリッジを収納するホルダとを有し、前記ディスクカートリッジが装着されていないときに、前記ホルダに設けられたホルダストッパ部1fが、前記フレーム部との支持部以外の箇所である受け部6fと当接して、前記ホルダの前記ヘッド対の当接方向のたわみを規制することを特徴とする磁気記録装置の耐衝撃機構。」を、
「【請求項1】 磁気ディスクを収納したディスクカートリッジを所定位置に位置決めする複数の位置決めピンと、前記磁気ディスクを両側から挟持して情報の読み取り又は書き込みを行うヘッド対を担持しこのヘッド対をディスクの所望トラックに移動させるキャリッジと、このキャリッジを支持するフレーム部と、このフレーム部に支持され前記ディスクカートリッジを収納するホルダとを有し、前記ディスクカートリッジが装着されていないときに、前記ホルダに設けられた受け部6fが、前記フレーム部との支持部以外の箇所であるホルダストッパ1fと当接して、前記ホルダの前記ヘッド対の当接方向のたわみを規制することを特徴とする磁気記録装置の耐衝撃機構。」と訂正する。

(2)明細書の段落【0006】の記載
「【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気記録装置の耐衝撃機構は、磁気ディスクを収納したディスクカートリッジを所定位置に位置決めする複数の位置決めピンと、磁気ディスクを両側から挟持して情報の読み取り又は書き込みを行うヘッド対を担持しこのヘッド対をディスクの所望トラックに移動させるキャリッジと、このキャリッジを支持するフレーム部と、このフレーム部に支持されディスクカートリッジを収納するホルダとを有し、 ディスクカートリッジが装着されていないときに、ホルダに設けられたホルダストッパ部1fが、フレーム部との支持部以外の箇所である受け部6fと当接して、ホルダのヘッド対の当接方向のたわみを規制することを特徴とする。この場合、ディスクカートリッジが装着されているときには、ホルダストッパ部1fと受け部6fとは干渉しないことが望ましい。また、ホルダストッパ部1fは、キャリッジを支持するホルダの支持部6dの近傍に設けられていることが望ましい。」を、
「【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気記録装置の耐衝撃機構は、磁気ディスクを収納したディスクカートリッジを所定位置に位置決めする複数の位置決めピンと、磁気ディスクを両側から挟持して情報の読み取り又は書き込みを行うヘッド対を担持しこのヘッド対をディスクの所望トラックに移動させるキャリッジと、このキャリッジを支持するフレーム部と、このフレーム部に支持されディスクカートリッジを収納するホルダとを有し、 ディスクカートリッジが装着されていないときに、ホルダに設けられた受け部6fが、フレーム部との支持部以外の箇所であるホルダストッパ部1fと当接して、ホルダのヘッド対の当接方向のたわみを規制することを特徴とする。この場合、ディスクカートリッジが装着されているときには、ホルダストッパ部1fと受け部6fとは干渉しないことが望ましい。また、ホルダストッパ部1fは、キャリッジを支持するホルダの支持部6dの近傍に設けられていることが望ましい。」と訂正する。

2.当審の判断
イ.上記訂正事項(1)のうち「前記ホルダに設けられたホルダストッパ部1f」を「前記ホルダに設けられた受け部6f」とする訂正について検討する。

当該訂正は、段落【0009】の「ホルダ6の支持部6dに近設された受け部6f」及び図1〜図4の記載に基づいた訂正であり、ホルダ6に設けられた部材は受け部6fである構成を明りょうにするものであり、新規事項の追加に該当しない。

ロ.上記訂正事項(1)のうち「前記フレーム部との支持部以外の箇所である受け部6f」を「前記フレーム部との支持部以外の箇所であるホルダストッパ1f」とする訂正について検討する。

当該訂正は、段落【0009】の「ホルダ6の支持部6dに近設された受け部6fは、フレーム1のホルダストッパ部1fと丁度当接する位置にあり、受け部6fとホルダストッパ部1fとの隙間を調整管理することによりホルダ6のたわみ込み量の制御が可能となる。なおホルダストッパ部1fは、リードスクリュウ2aの軸受固定部も兼ね備えている。」と、段落【0014】の「上記の構成に於て、図3の図中矢印31方向に衝撃が加わった場合、ホルダ6の支持部6dが図中矢印31方向にたわもうとする。この時、ホルダストッパ部1fと受け部6fが係合し、支持部6dが図中矢印31方向への変位を防止できるのである。このホルダストッパ部1fをホルダ6の支持部6dの近傍に配置することにより、上記の作用はより効果的になる。」の記載及び図1〜図4に基づいた訂正であり、フレーム1に設けられた部材はホルダストッパ部1fである構成を明りょうにするものであり、新規事項の追加に該当しない。

ハ.上記訂正事項(2)について

訂正事項(2)は、上記訂正事項(1)による特許請求の範囲の訂正に伴って、発明の詳細な説明の欄の記載を特許請求の範囲の記載と整合をとるために訂正するものであり、明りょうでない記載の釈明を目的とするものに該当する。

そして、上記各訂正は、願書に添付した明細書又は図面に記載された事項の範囲内のものであって、かつ、実質上特許請求の範囲を拡張又は変更するものでない。

3.むすび
以上のとおり、本件審判請求に係る訂正は、特許法の一部を改正する法律(平成6年法律第116号)附則第6条第1項の規定によりなお従前の例によるとされる、改正前の特許法第126条第1項第3号に掲げる事項を目的とし、かつ、第2項の規定に適合するものと認める。

よって、結論のとおり審決する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
磁気記録装置の耐衝撃機構
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】 磁気ディスクを収納したディスクカートリッジを所定位置に位置決めする複数の位置決めピンと、前記磁気ディスクを両側から挟持して情報の読み取り又は書き込みを行うヘッド対を担持しこのヘッド対をディスクの所望トラックに移動させるキャリッジと、このキャリッジを支持するフレーム部と、このフレーム部に支持され前記ディスクカートリッジを収納するホルダとを有し、前記ディスクカートリッジが装着されていないときに、前記ホルダに設けられた受け部6fが、前記フレーム部との支持部以外の箇所であるホルダストッパ部1fと当接して、前記ホルダの前記ヘッド対の当接方向のたわみを規制することを特徴とする磁気記録装置の耐衝撃機構。
【請求項2】 前記ディスクカートリッジが装着されているときには、前記ホルダストッパ部1fと前記受け部6fとは干渉しないことを特徴とする請求項1記載の磁気記録装置の耐衝撃機構。
【請求項3】 前記ホルダストッパ部1fは、前記キャリッジを支持するホルダの支持部6dの近傍に設けられていることを特徴とする請求項1記載の磁気記録装置の耐衝撃機構。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、磁気記録装置における耐衝撃機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図6,図7は従来の技術を示す。図6は従来のディスクカートリッジ未装着状態の概略平面図、図7は図6の要部断面図、図8はディスクカートリッジの斜視図を示している。
【0003】
図6,図7,図8において、ディスクカートリッジ17に収納された磁気ディスク17bを挟持して移動し、磁気記録再生を行う第1ヘッド53aを持つ第1キャリッジ53は、第2ヘッド54dを持つ第2キャリッジ54を搭載し、押圧手段54aにより矢印73方向に押圧されている。第2キャリッジ54に突設された持上げ部54bはホルダ56の支持部56bに係合し、ホルダ56に支持されている。該ホルダ56は回動自在なシャッタレバー59とトリガ61を具備していて、ディスクカートリッジ17を受け入れて移動可能にフレーム部51のガイド溝51bに支持されている。ディスクカートリッジ17を記録再生位置に移動させるためには、ディスクカートリッジ17を矢印68方向に挿入し、ディスクカートリッジ17の一端が当接して回動するシャッタレバー59により図8に示したシャッタ17aを開けて、さらにディスクカートリッジ17の他の一端がトリガ61に当接してトリガ61が回動しフレーム1との係合が外れ、ホルダ56が移動して所定の記録再生位置に装着される。このとき第1へッド53aと第2ヘッド54dは磁気ディスク17bを挟持して、支持部56bと持上げ部54bの間に隙間が確保され、記録再生がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上前述したように従来の構造では、装置全体を矢印73方向に急激な加速度で落下させた場合またはホルダ56の重心部56h付近を矢印73方向に押圧した場合にホルダ56は大きくたわみ込み、ホルダ56が塑性変形を起こしてディスクカートリッジの収納および装着に不具合を生じていた。また場合によってはホルダのたわみ込みにより支持部56bが下がり、第1ヘッド53aと第2ヘッド54dが互いに接触してヘッドの損傷を発生し易い構造でもあった。
【0005】
近年小型携帯用コンピュータ分野において小型、薄型、軽量化がなされているが、携帯用コンピュータは、その目的上さまざまな場所に持ち運びされるため落下等による衝撃を多く受けることになる。コンピュータ側としては何らかの衝撃対策を施す必要があるわけであるが、磁気記録再生装置にも同じことがいえる。特に薄型の磁気記録再生装置においてはヘッド対の隙間減少により衝撃時に第1ヘッド53aと第2ヘッド54dが互いに衝突し易い状態にあり、致命的ともいえるヘッド損傷を生じていた。またディスクカートリッジ67を収納するホルダ56の剛性確保にも限界があり、衝撃時のたわみを規制することが容易でなく、装置の耐衝撃性を向上することは非常に大きな課題であった。そこで本発明は以上の問題を解決するもので、その目的とするところは簡単な構造にして、耐衝撃性を考慮した薄型の磁気記録再生装置の提供を可能とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気記録装置の耐衝撃機構は、磁気ディスクを収納したディスクカートリッジを所定位置に位置決めする複数の位置決めピンと、磁気ディスクを両側から挟持して情報の読み取り又は書き込みを行うヘッド対を担持しこのヘッド対をディスクの所望トラックに移動させるキャリッジと、このキャリッジを支持するフレーム部と、このフレーム部に支持されディスクカートリッジを収納するホルダとを有し、ディスクカートリッジが装着されていないときに、ホルダに設けられた受け部6fが、フレーム部との支持部以外の箇所であるホルダストッパ部1fと当接して、ホルダのヘッド対の当接方向のたわみを規制することを特徴とする。この場合、ディスクカートリッジが装着されているときには、ホルダストッパ部1fと受け部6fとは干渉しないことが望ましい。また、ホルダストッパ部1fは、キャリッジを支持するホルダの支持部6dの近傍に設けられていることが望ましい。
【0007】
【作用】
本発明の上記構成によれば、前記フレーム部に前記ホルダが前記ヘッド対当接方向のたわみ込みを規制するホルダストッパ部を設けて、さらに磁気ディスクを収納したディスクカートリッジ未装着時において前記ホルダの一部に前記ホルダストッパ部と衝撃時に当接する位置に微少な隙間を確保して垂設された受け部を有していて、衝撃力が加わった場合またはホルダを圧下した場合に前記ホルダストッパ部と受け部が互いに当接してホルダのたわみ込み量を規制する。またディスクカートリッジ装着時、つまり前記ホルダが記録再生位置に移動した場合には、前記受け部の運動軌跡はホルダストッパ部と干渉することはなく、記録再生に影響を及ぼすことはない。
【0008】
【実施例】
図1,図2,図3,図4および図5は本発明の適切な一実施例を示す。図1は本発明のディスクカートリッジ未装着時の概略平面図、図2は本発明によるディスクカートリッジ装着時の概略平面図、図3は図1の要部概略断面図、図4は図2の要部概略側断面図、図5はホルダの運動軌跡を示した概略断面図、また図8は従来例で用いたディスクカートリッジの斜視図である。
【0009】
まず、図1,図2,図3,図4に基づいて説明する。図1、図3において、ディスクカートリッジ17に収納した媒体を挟持して移動し、磁気記録再生を行う第1ヘッド3aを持つ第1キャリッジ3は、第2ヘッド4dを持つ第2キャリッジ4を搭載し、押圧手段4aにより矢印32方向に押圧されている。第2キャリッジ4に突設された持ち上げ部4bはホルダ6の支持部6dに係合し、ホルダ6に支持されている。ディスクカートリッジ17が装着されていないときは、ホルダ6の支持部6dに近設された受け部6fは、フレーム1のホルダストッパ部1fと丁度当接する位置にあり、受け部6fとホルダストッパ部1fとの隙間を調整管理することによりホルダ6のたわみ込み量の制御が可能となる。なおホルダストッパ部1fは、リードスクリュウ2aの軸受固定部も兼ね備えている。またホルダ6は、側面にフレーム1の複数のガイド溝の溝部1b,1cに対応する複数の突起部6aを一体に形成しており、突起部6aにはガイドローラ6eが転動可能に装着され、フレーム1の各ガイド溝の溝部1b,1cに沿って移動する。さらに、ホルダ6には、リフタ7のリフタ腕部7cと摺接可能に配したホルダ腕6bが設けられている。リフタ7はホルダ6の上側つまりディスクカートリッジ挿抜位置側にホルダ6の両側に摺接可能に一体でつながった構造で成り、回転支点突起部7aが両側に設けられ、フレーム1の回転部1dに軸支されて、矢印20、21方向に回動可能に配されている。ホルダ6の付勢部材8は、ホルダ6を矢印22方向に付勢することにより分力としてホルダ6を矢印19、31方向に押し付けるように設けられている。
【0010】
またシャッターピン9aが固着されたシャッタレバー9は、図8に示されたシャッタ17aを有したディスクカートリッジ17を保持するホルダ6のレバー突起6cに回動可能に嵌入されるとともに、シャッタレバーバネ10により矢印24方向に付勢されている。なお、シャッタレバーバネ10は、トリガ11にも係合し、バネを共通に利用している。トリガ11は、ディスクカートリッジ17の挿入により、回転突起部6iを中心に矢印28方向に回動可能にホルダ6に配置されている。
【0011】
以上より成る本発明の構造において動作を説明する。まずディスクカートリッジ17の装着は図1、図3に示すディスクカートリッジ挿抜位置の待機状態において、ディスクカートリッジ17を挿入口5より矢印18方向に挿入していくと、シャッタレバー9のシャッタ開閉腕部9aと当接し、シャッタレバー9は矢印25方向に回動し、図8に示すシャッタ17aは矢印26方向に開かれる。さらにディスクカートリッジ17の挿入を進めると、トリガ11のトリガ腕部11bと当接して、トリガ11を矢印28方向に回動させる。すると、トリガ11の回動ロック部11cとフレーム1フレームロック部1eの係合が外れる。さらに挿入するとディスクカートリッジ17がホルダ6のカートリッジストッパ部6gに当接して、ホルダ6と一体に矢印18方向に付勢部材8の付勢力に抗して移動し、ホルダ6に装着したガイドローラ6eがフレーム1の水平方向のガイド溝部1bから外れ、付勢部材8の付勢力によりホルダ6は、矢印31方向に移動して図2、図44に示す記録再生位置に装着される。このとき受け部6fは図5に示した降下軌跡80で移動するため、ホルダストッパ部1fと干渉することはない。
【0012】
次にディスクカートリッジ17の排出について説明する。図4においてイジェクトボタン14を矢印18方向に押圧すると、イジェクトボタン14はリフタ押圧部7bを押圧してリフタ7の回転突起部7aを中心に矢印23方向に回動させる。この回動によりリフタ腕部7cがホルダ腕部6bと係合しホルダ6に装着したガイドローラ6eが垂直のガイド溝部1cから外れ、付勢部材8の作用によりホルダ6は矢印19方向に水平のガイド溝部1bに沿って移動してフレーム1の図3に示す係止溝部1aにより係止する。また受け部6fの運動軌跡は図5に示した上昇軌跡81に従うためホルダストッパ部1fに干渉することはない。
【0013】
このときトリガ腕部11bがディスクカートリッジ17と当接してディスクカートリッジ17を矢印19方向へ排出する。また図3の如くリフタ7のリフタ止め部7dはホルダ腕部6bと再び係合して図1、図3に示すディスクカートリッジ挿抜位置の状態に再び復帰する作動関係である。
【0014】
上記の構成に於て、図3の図中矢印31方向に衝撃が加わった場合、ホルダ6の支持部6dが図中矢印31方向にたわもうとする。この時、ホルダストッパ部1fと受け部6fが当接し、支持部6dが図中矢印31方向への変位を防止できるのである。このホルダストッパ部1fをホルダ6の支持部6dの近傍に配置することにより、上記の作用はより効果的になる。また、この様なホルダストッパ部1fは本実施例では1箇所にしか設けてないが、複数個設けることにより、より衝撃に対して効果を高めることができる。
【0015】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、本発明の実施例の中でも前述した数々の実用的効果を有するものであり、とりわけ本発明の耐衝撃機構においては、磁気ディスクを収納したディスクカートリッジの挿抜状態で、衝撃力、本体上面からの押圧力等の外力が加わった場合に上記フレームに設けたホルダストッパ部が前記ホルダのたわみ込みをくいとめて第2ヘッドと第1ヘッドの衝突を防止することができる。また従来から用いられていた上記ホルダと上記フレームにホルダたわみ込み防止機構を添設して簡単に構成したことにより部材点数の増加、コストアップもなく、本機能を果たし、耐衝撃性、高信頼性に優れて過酷な条件下での使用に適した磁気記録装置を提供でき本発明の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の耐衝撃機構の適切な一実施例を示し、ディスクカートリッジ未装着時の概略平面図である。
【図2】
本発明の耐衝撃機構の適切な一実施例を示し、ディスクカートリッジ装着時の概略平面図。
【図3】
本発明の耐衝撃機構の適切な一実施例を示し、図1の要部概略断面図。
【図4】
本発明の耐衝撃機構の適切な一実施例を示し、図2の要部概略断面図。
【図5】
本発明のホルダの運動軌跡を示した概略断面図。
【図6】
従来のディスクカートリッジ未装着状態の概略平面図。
【図7】
図6の要部概略断面図。
【図8】
ディスクカートリッジの斜視図。
【符号の説明】
1 フレーム
1f ホルダストッパ部
3 第1キャリッジ
3a 第1ヘッド
4 第2キャリッジ
4d 第2ヘッド
6 ホルダ
6f 受け部
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
審決日 2003-11-27 
出願番号 特願平3-275572
審決分類 P 1 41・ 853- Y (G11B)
最終処分 成立  
前審関与審査官 竹中 辰利  
特許庁審判長 張谷 雅人
特許庁審判官 江畠 博
相馬 多美子
登録日 1999-02-19 
登録番号 特許第2887988号(P2887988)
発明の名称 磁気記録装置の耐衝撃機構  
代理人 石井 康夫  
代理人 石井 康夫  

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