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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  B42D
管理番号 1101116
異議申立番号 異議2003-70874  
総通号数 57 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1993-07-09 
種別 異議の決定 
異議申立日 2003-04-03 
確定日 2004-05-26 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第3332946号「使用者情報を印字したカレンダー」の請求項1に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 訂正を認める。 特許第3332946号の請求項1に係る特許を取り消す。 
理由 [1]手続の経緯
特許第3332946号の請求項1に係る発明についての出願は、平成3年12月19日に出願され、平成14年7月26日にその特許の設定登録がなされ、その後、福田和英及び株式会社ディスクより請求項1に係る発明の特許について特許異議の申立てがなされ、取消理由通知がなされ、その指定期間内である平成15年8月12日に訂正請求(その後取り下げ)がなされ、訂正拒絶理由通知を兼ねた取消理由が通知され、その指定期間内である平成15年12月16日に再度の訂正請求がなされたものである。

[2]訂正の適否
1.訂正の内容
(1)訂正事項a
特許請求の範囲の請求項1について、
「【請求項1】特定されたカレンダー使用者に特定されたカレンダー提供者が提供するカレンダーにおいて、各カレンダーは、サイズ、材質、構成を同じくし、数字、文字、マーク、図柄、色、出所表示等の共通情報を有し、各カレンダ一はカレンダーの使用者毎のカレンダーの日付に係る使用者情報があらかじめカレンダー提供者側にて印字されてなることを特徴とする使用者情報を印字したカレンダー。」を、
「【請求項1】カレンダー使用者にカレンダー提供者が提供するカレンダーにおいて、各カレンダーは、サイズ、材質、構成を同じくし、数字、文字、マーク、図柄、色、出所表示等の共通情報を有し、各カレンダーの日付欄の余白に、カレンダーの使用者毎のカレンダ一の日付に係る使用者情報がカレンダー提供者側にて印字されてなることを特徴とする使用者情報を印字したカレンダー。」と訂正する。
(2)訂正事項b
【0005】【課題を解決するための手段】において、
「【0005】上述した目的を達成するために本発明のカレンダーは、特定されたカレンダー使用者に特定されたカレンダー提供者が提供するカレンダーにおいて、各カレンダーは、サイズ、材質、構成を同じくし、数字、文字、マーク、図柄、色、出所表示等の共通情報を有し、各カレンダーはカレンダーの使用者毎のカレンダーの日付に係る使用者情報があらかじめカレンダー提供者側にて印字されてなるものである。」を、
「【0005】上述した目的を達成するために本発明のカレンダーは、カレンダー使用者にカレンダー提供者が提供するカレンダーにおいて、各カレンダーは、サイズ、材質、構成を同じくし、数字、文字、マーク、図柄、色、出所表示等の共通情報を有し、各カレンダーの日付欄の余白に、カレンダーの使用者毎のカレンダーの日付に係る使用者情報がカレンダー提供者側にて印字されてなることを特徴とする使用者情報を印字したカレンダーである。」と訂正する。

2.訂正の目的、新規事項追加の有無、特許請求の範囲の拡張・変更の存否に係る各要件の判断
(1)訂正事項aについて
訂正事項aのうち、特許明細書の特許請求の範囲の請求項1から「特定された」及び「あらかじめ」という記載を削除する点は、特許を受けようとする発明の構成に欠くことができない事項を不明りょうにする記載を削除するものであるから、明りようでない記載の釈明を目的としたものであって、新規事項の追加に該当せず、且つ、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものでない。
同じく、特許明細書の特許請求の範囲の請求項1に「カレンダーの日付欄の余白に」と付加する点は、特許明細書の特許請求の範囲の請求項1に記載されていた「カレンダーの使用者毎のカレンダーの日付に係る使用者情報」を特許明細書の【0009】欄の「日付欄10の余白には、使用者に関連した記念日に対応して、2日には誕生日、20日には結婚記念日という各使用者情報7b,7cが印字されている。」及び図2の記載にもとづいて、「日付欄の余白に、カレンダーの使用者毎のカレンダーの日付に係る使用者情報がカレンダー提供者側にて印字されてなる」と、印字する場所を日付欄の余白と限定するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的としたものであって、新規事項の追加に該当せず、且つ、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものでない。
(2)訂正事項bについて
この訂正は、上記訂正事項aの訂正に伴い、特許請求の範囲の記載と発明の詳細な説明の記載との整合を図るためのものであり、明りょうでない記載の釈明を目的としたものであって、新規事項の追加に該当せず、且つ、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものでない。

3.まとめ
以上のとおりであるから、上記訂正は特許法等の一部を改正する法律(平成6年法律第116号。以下「平成6年改正法」という。)附則第6条第1項の規定によりなお従前の例によるとされる、平成15年改正前の特許法第120条の4第3項において準用する平成6年改正法による改正前の特許法第126条第1項ただし書及び第2項の規定に適合するので、当該訂正を認める。

[3]特許異議申立てについての判断
1.本件請求項1に係る発明
上記[2]で示したように上記訂正が認められるから、本件請求項1に係る発明は、前記訂正に係る訂正明細書の特許請求の範囲の請求項1([2]訂正の適否 1.訂正の内容 (1)訂正事項a)に記載されたとおりのものである。(以下、「本件発明」という。)

2.引用刊行物及びその記載事項
当審が平成15年10月7日付けで通知した取消理由で引用した刊行物1(米国特許第4,720,123号明細書(異議申立人株式会社ディスク提出の甲第1号証、異議申立人福田和英提出の甲第1号証))には、図面と共に以下の事項が記載されている。(尚、日本語訳は当審仮訳)
a.「1.少なくとも1枚の平面シートにより構成される特注カレンダであって、前記平面シートが、情報を印刷した複数の部分を含み、1つの部分に重要日付情報が印刷され、少なくとも第2の部分に特定の個人に関する名前情報が印刷され、第3の部分に誕生日情報が印刷され、少なくとも第4の部分に月ごとのカレンダ情報が印刷されている特注カレンダ。...
3.誕生日情報が.特定個人の誕生日に関するものであることを特徴とする請求項1に記載の発明。...
6.少なくとも第5部分に発信書簡と郵送宛名情報が印刷され、前記第5部分を残りの前記部分から分離する分離手段を含み、前記発信書簡と郵送宛名情報が特注カレンダから分離でき、特注カレンダを、目的の受取人へ送ることができることを特徴とする請求項1に記載の発明。...
8.特注カレンダ上の情報の印刷が、コンピュータ駆動印刷装置によって行われることを特徴とする請求項1に記載の発明。」(4欄12行〜46行)
b.「本発明における、特注のカレンダ情報には、通常の月別の形式で記載された普通の日付情報のみならず、付加的に、特別注文による、特定の個人の名前や誕生日、あるいは、当人の友人や親戚の誕生日が含まれる。いったん、所定の人物について、名前と誕生日を取得すれば、本発明における特注のカレンダを、コンピュータによって駆動される印刷システムを用いることによって提供することができ、通例の月々の日や日付の情報が、カレンダの一つまたはそれ以上の部分に表示され、誕生日情報を含んだ重要な日付情報が、カレンダにおける他の一つまたは複数の部分に表示され、また、特定の個人の名前が、カレンダのさらに他の部分に表示される。したがって、本発明の目的は、特定の名前、誕生日、重要な日付、月ごとのカレンダ情報を個々の部分に記載した、平面タイプの特注カレンダを提供することである。本発明のもう1つの目的は、特注のカレンダ上に、特定の個人の誕生日を強調して表示することである。本発明のさらにもう1つの目的は、特注カレンダ上の、一般に重要な日であると認められている日付のリストの中に、特定の個人の誕生日を含めることである。」(1欄16行〜43行)
c.「図1は本発明の特注カレンダを示す図であり、このカレンダは一般に参照番号20で示される。カレンダ20の好ましい形式は年次形式である。すなわち、1月から12月までの個々の月が1枚の平面シート22上に連続的に表示される。シート22は、情報を示すいくつかの表面部分、つまり、二列の月別カレンダ情報部分24と、重要日付情報部分26と、2つの名前情報部28とにより構成されている。部分24と28は、二つの部分ではなく、それぞれ、一つの部分として表すことができる。さらに、平面シート22は切離し可能部分30を含んでいて、これは郵送宛名部分32と発信書簡部分34により構成されている。...重要日付情報部分26には、年間を通して早い順に、元日、聖パトリックの日、贖罪の日などの、一般的な、全国的に知られている種々の祝日や催事が記載されている。さらに、本発明の特注カレンダの個人向け部分として、特定の個人の誕生日あるいは結婚記念日のリストが重要日付情報部分26に含まれる。図1においては、参照符号38によって示されている。例えば、図1には、John Doe(ジョン・ドウ)の誕生日である5月27日が、参照符号38によって示されている。さらに、John Doeの実際の名前が、名前情報部分28に示されている。好適な実施の形態においては、この名前情報部分28は、当該カレンダ20の上部に水平方向に、その左側に垂直方向に示されている。このようにして、特注カレンダ20は、John Doeのための独自の、個人向けのカレンダとなっている。すなわち、John Doeの(あるいは任意の特定の個人の)名前と誕生日が特定されれば、コンピュータによって駆動される印刷システム(図示せず)によって特注カレンダ20を作成することが可能となり、それによって、部分28に彼の名前が個人向けに印刷され、重要日付情報部分26に彼の実際の誕生日を印刷できるようになる。さらに、カレンダ20が特注印刷されるときに、郵送宛名部分32にJohn Doeの名前が含まれる。また、発信書簡部分34の挨拶のところにもJohn Doeの名前が記され、特注カレンダ20のこの部分をも個人向けとすることができる。好ましい実施例では、特注カレンダ20用に使用されるコンピュータ用紙には、郵送宛名部分32と発信書簡部分34のための、所定の個人または会社の返信用宛名(例えば、図1に示したような架空のABC保険会社)を事前に印刷することができる。さらに、このようなコンピュータ用紙には、切取り線36を含めることができ、この用紙の裏面には、郵送宛名部分32のサイズに対応した部分に接着のりを付けることができる。そこで、書簡を切取り線36に沿って切り離すと、郵送宛名部分32は接着のりにより、John Doeまたは他の受取人あてに郵送する、発信書簡部分34と特注カレンダ20を同封した郵送用封筒(図示せず)に接着可能となる。既知の方法や、上述された方法においては、特注カレンダ20の発送者の追加の広告を、例えば、カレンダ部分20の周縁部や発信書簡部分34に含めることができる(図1に含めた文章は単に説明用に示したものである)。本発明の他の実施の形態は、図2に示される。ここで、多少、変形を加えた特注カレンダ38は、カレンダ部分40と、重要日付情報部分42と、名前情報部分44とを備える。カレンダ38において、このカレンダが、ジョン・ドウの名前で個人化される一方、異なる個人の誕生日によって個人化されてもよい。例えば、彼の妻、ジェーン・ドウの誕生日である5月18日によって個人化されてもよい。また、所望であれば、アフタリスク46などの強調表示の要素を、彼の妻の誕生日の付近につけて、この日付を強調することもできる。」(1欄58行〜3欄3行)
d.「さらなる変形例が、図3に示される。ここで、特注カレンダ48は、カレンダ部分50、重要日付部分52、一つの名前部分54、および、「特に重要な日付」というタイトルがつけられた、重要日付部分56とを備える。部分56には、ジョン・ドウの妻、ジェーン・ドウの誕生日である、5月18日も含まれている。また、参照符号58によって示されるように、別個の強調表示要素、あるいは、箱型の囲みは、カレンダ情報部分50における月別のカレンダ領域の5月において、5月18日の周囲に用いることが可能である。」(3欄4行〜15行)
e.「実際の使用においては、本発明の特注カレンダ用の個人化された誕生日情報は、親戚、妻、兄弟姉妹、両親、祖父祖母など、名前情報部分28において、その名前が記載されている人物のためのものであることが分かる。また、二つ以上の異なる個人化された誕生日の列は、所望の通り、重要日付情報部分26の中に含まれてもよい。例えば、名前情報部分28において、その人のためにカレンダが特注された、特定の個人の子供達全員の誕生日が、重要日付情報部分26の中に含まれてもよい。」(3欄23行〜33行)
f.「このように、特定の個人の名前および、その人の誕生日、あるいはそれと同様の情報を、カレンダの形式の中に記載するように個人化された、コンピュータ印刷による、任意の所定の年に関する特注のカレンダが開示される。このような個人向けカレンダは、特別な広告事項を勧誘目的の郵便に利用する保険会社、不動産会社、その他の会社で、個人の名前および誕生日を知り得る立場にある会社が、贈呈目的に利用することができる。」(3欄34行〜43行)
g.「前述の説明から、当業者であれば、以前のタイプのカレンダ、すなわち特別の催し物や日付のカレンダに勝る本発明による独自の特徴や利点を充分に享受できると思われる。」(3欄44行〜47行)

3.引用刊行物1に記載された発明の認定
刊行物1には、上記記載事項a〜gを含む明細書及び図面の全記載によれば、以下のとおりの発明が記載されていると認められる。
「保険会社、不動産会社等の、個人の名前および誕生日を知り得る立場にある会社が、贈呈目的で目的の受取人へ送る個人向けカレンダ20において、カレンダ20は、普通の日付情報である月別カレンダ情報部分24と、重要日付情報部分26と、名前情報部28とにより構成されており、カレンダの個人向け部分として、名前情報部28に特定の個人の名前を、重要日付情報部分26に特定の個人の誕生日あるいは結婚記念日をリストとして記載した、コンピュータによって駆動される印刷システムによって作成することが可能な年次形式の特注カレンダ20。」(以下、「引用発明」という。)

4.対比
本件発明と引用発明を対比すると、
引用発明の「特注カレンダー20」は、保険会社等の個人の名前や誕生日を知る立場にある会社が贈呈目的で利用する、特定の個人向けのもの(前記摘示の記載f.)であり、保険会社、不動産会社等の会社がカレンダー提供者、特定の個人がカレンダー使用者であるから、本件発明の「カレンダー使用者にカレンダー提供者が提供するカレンダー」に相当する。
引用発明は、任意の特定の個人の名前と誕生日を特定して、重要日付情報部分26に使用者情報である誕生日情報をコンピュータ駆動印刷機により印刷しており(前記摘示の記載c.)、そして、これらの印刷がカレンダー提供者側で行われるのは明らかであるから、本件発明と「カレンダーの使用者毎のカレンダ一の日付に係る使用者情報がカレンダー提供者側にて印字されてなる」点で一致する。
引用発明は、「普通の日付情報が記載された月別カレンダ情報部分24(前記摘示の記載b.)、元日、聖パトリックの日などの一般的な、全国的に知られている種々の祝日や催事の情報(前記摘示の記載c)」を有するから、本件発明の暦日をはじめとする全てのカレンダーに共通する「共通情報」を有する点で一致する。
よって、本件発明と引用発明とは、「カレンダー使用者にカレンダー提供者が提供するカレンダーにおいて、各カレンダーは、共通情報を有し、カレンダーの使用者毎のカレンダーの日付に係る使用者情報がカレンダー提供者側にて印字されてなる使用者情報を印字したカレンダー。」の点で一致し、次の点で相違する。
相違点1:カレンダーの使用者毎のカレンダ一の日付に係る使用者情報が本件発明では、カレンダーの日付欄の余白に印字されてなるのに対して、引用発明では、日付欄の余白ではなく、重要日付情報部分26に印字されてなる点
相違点2:各カレンダーのサイズ、材質、構成が、本件発明では、同じくされているのに対し、引用発明では各カレンダーのサイズ、材質、構成について記載がない点
相違点3:共通情報が、本件発明では、数字、文字、マーク、図柄、色、出所表示等であるのに対して、引用発明では普通の日付情報及び一般的な、全国的に知られている種々の祝日や催事である点

5.判断
相違点1について
平成15年10月7日付け取消理由で引用した刊行物8(実願昭57-8820号(実開昭58-113074号)のマイクロフィルム)には、「カレンダー用貼付け予定票材は、カレンダーと組合わされてカレンダー使用者に提供されるのが一般的である...カレンダー用貼付け予定票材を使用するにさいしては、予定票印刷紙(1)をみて該当月における予定行事などに合致した予定表示(5)のある予定票(6A)を離型紙(3)から...剥ぎ取り、これを裏面の感圧接着剤層(2)により、第4図および第5図に示されているように、カレンダーの暦日表示板(7)の該当日(8)の下に貼付けるのである。」(明細書第4頁10行〜第5頁5行)と記載されており、カレンダーの日付欄の余白をカレンダーの使用者毎のカレンダ一の日付に係る使用者情報の表示に利用する点が開示されていると認められる。この点について、特許権者は「刊行物8は...使用者情報がカレンダー提供者側にて印字されることについては、何の記載も示唆もなく、ましてその効果については何の記載も示唆もない」(平成15年12月16日付け特許異議意見書の第4頁4〜13行)と、主張しているが、刊行物8の引用の趣旨は、カレンダーの日付欄の余白をカレンダーの使用者毎のカレンダ一の日付に係る使用者情報の表示に用いる点が公知であることの証明にあり、使用者情報の表示が提供者側によって行われようと、使用者側によって行われようと、印字によろうと、貼り付けによろうと、引用の趣旨には無関係であるから、特許権者の上記主張は採用できない。
引用発明のカレンダーは、日付欄に余白がなく、一般的な、全国的に知られている種々の祝日や催事及び使用者情報を重要日付情報部分26に印字しているが、日付欄に余白があれば、そこにカレンダ一の日付に係る祝日や催事及び使用者情報を印字することは、当業者にとって容易である。
以上のとおりであるから、刊行物8記載の構成を、引用発明のカレンダ提供者側で印字してなるカレンダーの使用者毎のカレンダ一の日付に係る使用者情報の構成に適用することは、使用者情報がカレンダー提供者側で印字してなるものであっても、その適用を妨げる格段の事情は見当たらず、この点は、当業者が容易に想到することができたものである。
相違点2について
得意先等に宣伝を兼ねて配布するカレンダーは、費用や手間の節約のため、通常、カレンダー提供者1についてサイズ、材質、構成が同じ1種類である。特定されたカレンダー使用者に特定されたカレンダー提供者が提供するカレンダーであっても、同じサイズ、材質、構成のものにすれば、カレンダー作成の効率があがり費用や時間を節約をできることは同じである。特定されたカレンダー使用者に特定されたカレンダー提供者が提供するカレンダーだからといって、サイズ、材質、構成を同じにしてはならない理由もないから、本件発明が各カレンダーの、サイズ、材質、構成を同じくした点は当然の帰趨にすぎない。
相違点3について
本願明細書の、【0010】欄には「暦日をはじめとする全てのカレンダーに共通する事項を印刷する印刷手段21によって、数字、マーク、図柄、色、出所表示等を印刷し」と記載されている。さらに、本願明細書又は図面の記載を精査すると、数字、文字、マーク、図柄、色、出所表示は共通情報として必ず必須のものではなく、そのような情報を要すれば共通情報として有すると解される。一方、引用発明の共通情報である普通の日付情報及び一般的な、全国的に知られている種々の祝日や催事の情報は、数字や文字等によって印刷されることが自明であるから、本件発明と引用発明の共通情報とに実質的な相違はない。
そして、相違点1ないし3に係る構成を含む本件発明の作用効果も引用発明から当業者の予測しうる程度のものであって格別のものとも認められない。

[4]むすび
以上のとおりであるから、本件発明は、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。
したがって、本件発明についての特許は拒絶の査定をしなければならない特許出願に対してされたものと認める。
よって、特許法等の一部を改正する法律(平成6年法律第116号)附則第14条の規定に基づく、特許法等の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置を定める政令(平成7年政令第205号)第4条第2項の規定により、
上記のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
使用者情報を印字したカレンダー
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】 カレンダー使用者にカレンダー提供者が提供するカレンダーにおいて、各カレンダーは、サイズ、材質、構成を同じくし、数字、文字、マーク、図柄、色、出所表示等の共通情報を有し、各カレンダーの日付欄の余白に、カレンダーの使用者毎のカレンダーの日付に係る使用者情報がカレンダー提供者側にて印字されてなることを特徴とする使用者情報を印字したカレンダー。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はカレンダーに関し、特にカレンダーの使用者である個人あるいは法人に関連した使用者情報を印字したカレンダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来におけるカレンダーは、月毎の日付を表示したものや、日めくりタイプのもの等があり、暦日のみが記載されているもののほか、絵や写真で装飾されたり、祝祭日、大安等の六輝、小寒等の二十四気、鏡開きやクリスマス等の一般的行事、耳の日やメートル法公布記念日等の一般的な記念日、格言、等々の各種情報が記載されたものがある。このように、従来のカレンダーに記載されている情報は、いずれも各使用者に共通する一般的な情報である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
カレンダーは、得意先等に宣伝を兼ねて配布することが多いが、上述のように、個性に乏しく、記載されている情報も一般的なものに止まるため、せっかく配布した得意先で使用されずに廃棄されてしまうことがあり、必ずしも有効に活用されていない。したがって、配布者側の目的が達成されない場合が多いという不都合があった。
【0004】
本発明は、上述したような従来みられた不都合を解消したカレンダーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために本発明は、カレンダー使用者にカレンダー提供者が提供するカレンダーにおいて、各カレンダーは、サイズ、材質、構成を同じくし、数字、文字、マーク、図柄、色、出所表示等の共通情報を有し、各カレンダーの日付欄の余白に、カレンダーの使用者毎のカレンダーの日付に係る使用者情報がカレンダー提供者側にて印字されてなることを特徴とする使用者情報を印字したカレンダーである。
【0006】
【作用】
使用者の誕生日等、使用者毎に独自の使用者情報があらかじめ印字されているので、使用者の興味を引く個性的なものとなり、廃棄されたり、不使用となることがなく、愛着をもって使用されるものである。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例について、添付図面に基づき詳細に説明する。ここにおいて、図1〜図4は本発明を冊子状カレンダーに適用した場合の実施例を示し、図1は閉じた状態を示す斜視図、図2は開いた状態を示す斜視図、図3は同じく使用者情報の印字工程を示すブロック図、図4は同じく切断工程と丁合工程を概略的に示す斜視図であり、また、図5〜図8はそれぞれ別の実施例を示す平面図である。
【0008】
図1に示すように、冊子状カレンダー1は、表表紙2と裏表紙3との間に各月の暦を表示する暦用紙4が図示していない綴じ合わせ装置により針金5,5で綴じ合わされてなり、綴じ合わせ部分と反対側の端部には一対の透孔6,6が各用紙を貫通するように設けられている。そして、表表紙2には、使用者情報7aである冊子状カレンダー1の配布先となる特定されたカレンダー使用者の氏名が、特定されたカレンダー提供者によりあらかじめ印字されている。
【0009】
図2に示すように、各暦用紙4は切り用ミシン目8で切り取り可能となるとともに、月毎の暦を表す暦欄9(図2は1月分)が設けられている。そして、日付欄10の余白には、使用者に関連した記念日に対応して、2日には誕生日、20日には結婚記念日という各使用者情報7b,7cが印字されている。一方、12月分を除く各暦用紙4の裏面と表表紙2の裏面には、1月から12月迄の暦11が左側寄りに表示されるとともに、その右側には、見開き状態とした時に同時に表出する月の使用者情報に対応したコメントが使用者情報7d,7eとして表示されている。図示の例では、1月と同時に表出する表表紙の裏面に、「1月2日は○○様の第○回目のお誕生日です。おめでとうございます。」というコメントと、「1月20日は○○様と○○様の第○回目の結婚記念日です。いつまでもお幸せに。」というコメントが印字されている。
【0010】
続いて、図3及び図4に基づいて上述した冊子状カレンダー1の作成装置を作成方法とともに説明する。まず、図3に基づいて特定された使用者の個人情報をあらかじめ印字するための印字装置を説明する。暦日をはじめとする全てのカレンダーに共通する事項を印刷する印刷手段21によって、数字、マーク、図柄、色、出所表示等を印刷し、次に、この連続ロール紙12に使用者のカレンダーの日付に係る複数の使用者情報を印字するためのプリンタである印刷部13,14で前記使用者情報を印字する。前記印刷部13,14は、前記連続ロール紙12の表裏両面に印字するために、表裏面を反転させる用紙反転機構15の前後にそれぞれ配置されている。なお、この連続ロール紙12は、表表紙と裏表紙、1月分と12月分、2月分と11月分、3月分と10月分、4月分と9月分、5月分と8月分、6月分と7月分、がそれぞれ組となって印刷されるものであり、7本の連続ロール紙12a,12b,12c,12d,12e,12f,12g(図4参照)が用意される。前記印刷部13,14は印字位置をはじめとする各種制御を行う印刷制御部16に電気的に接続され、また、この印刷制御部16は印字に必要な各種データの処理を行うデータ処理部17に電気的に接続されている。そして、このデータ処理部17には、データ化されて使用者情報ファイル18に格納されている各使用者情報7a,7b,7c,7d,7eが呼び出されるとともに、カレンダーにおける各使用者情報7a,7b,7c,7d,7eの印字位置を制御するための制御データが記録媒体であるフロッピーディスク19から供給されるよう構成されている。
【0011】
したがって、ロール状に巻回された連続ロール紙12a,12b,12c,12d,12e,12f,12gは、図示していない適宜な移送装置によって所定方向に移送され、まずオフセット、凸版方式等、適宜な印刷手段21によって各見開きページ毎に対応する共通事項が印刷され、次に印刷部13において、各連続ロール紙12a,12b,12c,12d,12e,12f,12gの表面側に印字されるべき各使用者情報7a,7b,7c,7d,7eがそれぞれの所定位置に印字され、さらに移送されて用紙反転機構15で表裏面が反転されたのち、各連続ロール紙12a,12b,12c,12d,12e,12f,12gの裏面側に印字されるべき各使用者情報7a,7b,7c,7d,7eがそれぞれの所定位置に印字される。この使用者情報7a,7b,7c,7d,7eを印字する際、後に行う丁合に際しての照合に利用するため、使用者情報に対応する使用者毎にあらかじめ付されたコード番号を、バーコードの形態で所定位置に印字しておく。そして、さらに移送されたうえ、再度ロール状に巻き取られて印字工程を終了するものである。なお、連続ロールから繰り出して印字する際、暦等を印刷する共通事項の印刷と使用者情報の印字を一度に行わず、あらかじめ共通事項の印刷を印刷手段21で行っておいた連続ロール紙12を再度繰り出して、使用者情報を印刷部13,14等により印字してもよい。
【0012】
図4に示すように、印字工程が終了した各連続ロール紙12a,12b,12c,12d,12e,12f,12gは、単位用紙20a,20b,20c,20d,20e,20f,20g毎に切断される切断工程を経て、各単位用紙20a,20b,20c,20d,20e,20f,20gが特定の使用者に対応するものであるかを、図示していないバーコードによって照合する照合工程を行う。なお、図4において12aは表裏両表紙分の連続ロール紙、12bは1月分と12月分の連続ロール紙、12cは2月分と11月分の連続ロール紙、12dは3月分と10月分の連続ロール紙、12eは4月分と9月分の連続ロール紙、12fは5月分と8月分の連続ロール紙、12gは6月分と7月分の連続ロール紙、また、20aは表裏両表紙分の単位用紙、20bは1月分と12月分の単位用紙、20cは2月分と11月分の単位用紙、20dは3月分と10月分の単位用紙、20eは4月分と9月分の単位用紙、20fは5月分と8月分の単位用紙、20gは6月分と7月分の単位用紙をそれぞれ示している。照合工程において、前述の各単位用紙20a,20b,20c,20d,20e,20f,20gが全て同一使用者用の単位用紙と確認されると所定の丁合作業が行なわれ、綴じ合わせ装置で綴じ合わされて図1及び図2に示すような冊子状カレンダー1となる。
【0013】
本実施例は以上のように構成したから、卓上用としたり、透孔6を利用して壁掛用として、従来の冊子状カレンダーと同様に使用でき、また、各使用者に関連した使用者情報があらかじめ印字されているので、各使用者毎に専用のカレンダーとして愛着を持って使用される。
【0014】
次に、本発明の第2実施例を図5に基づいて説明する。本実施例のカレンダー31は、2ケ月分の暦日を1枚の紙葉に表示したもので、6枚の紙葉が上端で切り取り可能に綴じられてなり、最終紙葉に表示された11月を除いた各奇数月の暦日を囲むように、鉤形に切り用ミシン目32が設けられている。そして、使用者に関連した記念日に対応する日付が丸印で囲まれて使用者情報33aとして表示され、絵や写真が印刷された装飾部34の下に、前記使用者情報33aに対応する具体的内容が文章で使用者情報33bとして印字されている。図示の例では、2月の14日が丸印で囲まれ、「2月14日は、○○様のお誕生日です。おめでとうございます。」という文章が印字されている。さらに、カレンダー31の上端には、壁に掛けるための吊り部35が設けられている。
【0015】
本実施例は以上のように構成したので、壁掛用として従来のカレンダーと同様に使用できるほか、奇数月が経過した時点で切り用ミシン目32から不要になった暦日を切り取ると、翌月にあたる奇数月の暦日が露出するので、12月を除き常に翌月の暦日が並列して表示されることになる。この切り取りに際しては、切り用ミシン目32を鉤形に設け、隣接する暦日には及ばないよう構成したので、隣接する暦日までも切り取ってしまう恐れはない。また、第1実施例と同様、各使用者に関連した使用者情報があらかじめ印字されているので、各使用者毎に専用のカレンダーとして愛着を持って使用される。
【0016】
続いて、本発明の第3実施例を図6に基づいて説明する。本実施例のカレンダー41は、3ケ月分の暦日を1枚の紙葉に、到来する月順に左端、右端、下端にそれぞれ沿うよう表示したもので、4枚の紙葉が上端で切り取り可能に綴じられてなり、最終紙葉で左端と右端に沿って表示される10月と11月を除いた各左右端の暦日を区分するように切り用ミシン目42,42が設けられている。図では明らかでないが、前記切り用ミシン目42,42は極めて細かいもので、目視ではスリット状に認識されるものである。そして、使用者に関連した記念日に対応する日付が丸印で囲まれて使用者情報43aとして表示され、絵や写真が印刷された装飾部44の下に、前記使用者情報43aに対応する具体的内容が文章で使用者情報43bとして印字されている。図示の例では、3月の7日が丸印で囲まれ、「3月7日は、○○様のお誕生日です。おめでとうございます。」という文章が印字されている。また、カレンダー41の上端には、壁に掛けるための吊り部45が設けられている。
【0017】
本実施例は以上のように構成したので、壁掛用として従来のカレンダーと同様に使用できるほか、左端あるいは右端に表示された月が経過した時点で切り用ミシン目42から不要になった暦日を切り取ると、左端の暦日を切り取った場合は下端の月の翌月の暦日、右端の暦日を切り取った場合は左端に露出した月の翌月の暦日、がそれぞれ新たに露出し、常に翌月と翌々月を含めた3ケ月分の暦日が一覧できるよう表示される。具体的には、1月分を切り取ると4月分の暦日が露出し、2月分を切り取ると5月分の暦日が露出する。そして、3月が経過した時点で1枚目の紙葉そのものを切り取って使用する。また、上述した各実施例と同様、各使用者に関連した使用者情報があらかじめ印字されているので、各使用者毎に専用のカレンダーとして愛着を持って使用される。
【0018】
また続いて、本発明の第4実施例を図7に基づいて説明する。本実施例のカレンダー51は、6ケ月分の暦日を1枚の紙葉の下端部に、到来する月順に左端から右端に向けて順次表示したもので、2枚の紙葉が上端で切り取り可能に綴じられてなり、1枚目の紙葉の1月から5月までの暦日は、それぞれ切り用ミシン目52,52・・・によって区分されている。このカレンダー51は企業向けに作成されたもので、使用者である企業に関連した記念日に対応する日付が丸印で囲まれて使用者情報53aとして表示され、絵や写真が印刷された装飾部54の下に、前記使用者情報53aに対応する具体的内容が文章で使用者情報53bとして印字されている。図示の例では、4月の1日が丸印で囲まれ、「4月1日は、貴社の創立記念日です。益々のご発展をお祈り申し上げます。」という文章が印字されている。また、カレンダー51の上端には、壁に掛けるための吊り部55が設けられている。
【0019】
本実施例は以上のように構成したので、壁掛用として従来のカレンダーと同様に使用できるほか、各月が経過した時点で切り用ミシン目52から不要になった暦日を切り取ると、5ケ月後の暦日がそれぞれ新たに露出し、常に6ケ月分の暦日が一覧できるよう表示される。具体的には、1月分を切り取ると7月分の暦日が露出し、2月分を切り取ると8月分の暦日が露出する。そして、6月が経過した時点で1枚目の紙葉そのものを切り取って使用する。また、上述した各実施例と同様、各使用者に関連した使用者情報があらかじめ印字されているので、各使用者毎に専用のカレンダーとして愛着を持って使用される。
【0020】
さらに続いて、本発明の第5実施例を図8に基づいて説明する。本実施例のカレンダー61は、1年分の暦日を1枚の紙葉に全て表示したものである。そして、使用者に関連した記念日に対応する日付が丸印で囲まれて使用者情報62a,62b,62c,62d,62eとして表示され、絵や写真が印刷された装飾部63の下に、前記各使用者情報62a,62b,62c,62d,62eに対応する具体的内容が文章で使用者情報62f,62g,62h,62i,62jとして印字されている。図示の例では、6月の8日と27日、9月の14日、12月の9日と12日が丸印で囲まれ、「6月8日は、○○様のお誕生日です。おめでとうございます。」等の文章が印字されている。
【0021】
本実施例は以上のように構成したので、壁貼用として従来のカレンダーと同様に使用できるほか、上述した各実施例と同様、各使用者に関連した使用者情報があらかじめ印字されているので、各使用者毎に専用のカレンダーとして愛着を持って使用される。
【0022】
なお、本発明は上述した各実施例に限定されるものではなく、例えば、日めくりカレンダーに適用することも可能であり、この場合には日付が印刷された各紙片の適所に使用者情報があらかじめ印字される。また、冊子状カレンダー1における表表紙2に印字した使用者情報7aである使用者の氏名は、必ずしも設けなくてもよい。さらに、使用者情報を表示すべく日付に付する印は丸印のほか、星印、花や似顔絵等の図柄でもよい。第1実施例のように、日付の近傍に具体的に使用者情報7b,7cを印字する場合には、これに対応する文章による使用者情報7d,7eは、必ずしも設ける必要はない。また、使用者情報を暦日と同時に印字することも可能である。さらに、切り用ミシン目の目の大きさは種々設定可能であり、特に、図6の第3実施例の切り用ミシン目42のみを細かなミシン目にする必要はない。さらにまた、図7の第4実施例にあっては、各月毎の暦日を切り用ミシン目52で切り取り可能に構成するほか、2ケ月毎の暦日を切り用ミシン目52で切り取り可能に構成してもよい。またさらに、第2.第4実施例における最終紙葉に表示された月の暦日も他の紙葉と同様に切り取り可能に構成することもできる。また、第5実施例にあっては、通常は図8に図示するように、1月が左端上に位置し、12月が右端下に位置するよう各月の暦日が配置されるが、これを上下逆に配置するとともに、少なくとも12月以外の月の暦日を切り取り可能とすべく切り用ミシン目を設け、経過して不要となった月の暦日を切り取って使用するよう構成してもよい。さらに、カレンダーの態様が上述のものに限定されないことはもちろんである。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したところで明らかなように、本発明によれば、カレンダーの使用者毎に使用者のカレンダー日付に係る独自の使用者情報があらかじめカレンダー提供者側にて印字されているので、使用者の興味を引く個性的なものとなり、廃棄されたり、不使用となることがなく、愛着をもって使用され、有効に活用されることになるとともに、カレンダー提供者の宣伝効果も向上するという有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例である冊子状カレンダーの閉じた状態を示す斜視図。
【図2】同じく開いた状態を示す斜視図。
【図3】同じく使用者情報の印字工程を示すブロック図。
【図4】同じく切断工程と丁合工程を概略的に示す斜視図。
【図5】第2実施例を示す平面図。
【図6】第3実施例を示す平面図。
【図7】第4実施例を示す平面図。
【図8】第5実施例を示す平面図。
【符号の説明】
1 冊子状カレンダー
2 表表紙
3 裏表紙
4 暦用紙4
7a,7b,7c,7d 使用者情報
8 切り用ミシン目
9 暦欄
10 日付欄
31,41,51,61 カレンダー
32,42,52 切り用ミシン目
33a,33b,43a,44b,53a,53b,62a,62b,62c,62d,62e,62f,62g,62h,62i,62j 使用者情報
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
異議決定日 2004-04-01 
出願番号 特願平3-354653
審決分類 P 1 651・ 121- ZA (B42D)
最終処分 取消  
前審関与審査官 平井 聡子  
特許庁審判長 砂川 克
特許庁審判官 藤井 靖子
津田 俊明
登録日 2002-07-26 
登録番号 特許第3332946号(P3332946)
権利者 トッパン・フォームズ株式会社
発明の名称 使用者情報を印字したカレンダー  
代理人 阿部 龍吉  
代理人 内田 亘彦  
代理人 韮澤 弘  
代理人 棚井 澄雄  
代理人 米澤 明  
代理人 棚井 澄雄  
代理人 青木 健二  
代理人 蛭川 昌信  
代理人 白井 博樹  
代理人 菅井 英雄  

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