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審決分類 審判 全部申し立て 2項進歩性  F16L
審判 全部申し立て 特120条の4、2項訂正請求(平成8年1月1日以降)  F16L
審判 全部申し立て (特120条の4,3項)(平成8年1月1日以降)  F16L
管理番号 1121129
異議申立番号 異議2003-73879  
総通号数 69 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許決定公報 
発行日 1999-08-10 
種別 異議の決定 
異議申立日 2003-12-26 
確定日 2005-05-06 
異議申立件数
訂正明細書 有 
事件の表示 特許第3474759号「樹脂製ホース」の請求項1ないし3に係る特許に対する特許異議の申立てについて、次のとおり決定する。 
結論 訂正を認める。 特許第3474759号の請求項1ないし3に係る特許を取り消す。 
理由 第1.手続の経緯

特許第3474759号の請求項1ないし3に係る発明は、平成10年1月30日に出願(特願平10-33780号)され、平成15年9月19日に特許権の設定登録(平成15年12月8日特許掲載公報発行)がなされたが、平成15年12月26日に金田茂男より請求項1ないし3に係る発明についての特許異議の申立てがなされ、当審からの平成16年10月26日付けの取消理由通知(同年11月5日発送)に対し、同年12月28日付けの訂正請求書及び同日付けの特許異議意見書が提出され、同じく平成17年1月28日付けの訂正拒絶理由通知(同日発送)に対し、同年2月28日付けの手続補正書及び同日付けの特許異議意見書が提出されたものである。

第2.訂正請求の補正について

平成17年2月28日付けの手続補正(以下「本件補正」という。)は、平成16年12月28日付けの訂正請求(以下「本件訂正」という。)に係る全文訂正明細書について、下記の事項を補正しようとするものである。

(1)特許請求の範囲の補正
全文訂正明細書の特許請求の範囲の記載を次のとおり補正すること。
【請求項1】 ホース外面を形成するキャビティ型とホース内面を形成するコア型とで形成され、かつアンダーカットとなる蛇腹部を有する屈曲した製品ホースの形状に対応する射出成形型のキャビティに、熱可塑性エラストマーを射出成形し、射出成形後に上記蛇腹部を拡径して上記コア型からの引き抜き脱型により形成した製品ホースであって、上記熱可塑性エラストマーが、硬度がHS(JIS A)50〜95の熱可塑性エラストマーであり、上記製品ホースは、長さ方向の一部に形成されたアンダーカットとなる蛇腹部と、蛇腹部以外の外周面に形成された補強リブとを有し、屈曲した形状に一体に形成され、その両端部が接続固定部として形成されていることを特徴とする自動車のエアダクト。
【請求項2】 熱可塑性エラストマーが、硬度がHS(JIS A)60〜90の熱可塑性エラストマーである請求項1に記載の自動車のエアダクト。
【請求項3】 蛇腹部のピッチが6〜16mmに形成され、山部内面におけるホース内径D1/谷部内面におけるホース内径D2が1.1〜1.5の範囲にある請求項1または2に記載の自動車のエアダクト。

(2)発明の詳細な説明の記載の補正
全文訂正明細書の発明の詳細な説明中の段落0008及び0009の記載を、本件補正に係る特許請求の範囲請求項1及び2の記載と同じように補正すること。
なお、本件補正に係る段落0008の「製品ホースの形状にする射出成形型のキャビティに」は、「製品ホースの形状に対応する射出成形型のキャビティに」の誤記と認める。

(3)本件補正の適否について
本件補正の内容を検討してみると、「本件訂正に係る請求項1に記載された『コア型からの引き抜き脱型により開口した両端部を形成』すること、『開口した両端部』が形成されることは、本件訂正の基準明細書となる特許時の明細書又は図面の範囲内に記載された事項ではない」との平成17年1月28日付けの訂正拒絶理由通知を受けて、本件補正は、「開口した両端部」を削除したものであるから、訂正事項の削除に該当する補正であって、訂正請求書の要旨を変更するものではない。したがって、本件補正はこれを認容する。

第3.訂正の適否について

1.訂正の内容

本件補正が認容される結果、本件訂正は、願書に添付された明細書について下記の事項を訂正しようとするものとなる。

(1)特許請求の範囲の記載を下記のとおり訂正すること。
《本件訂正前》
【請求項1】 ホース外面を形成するキャビティ型とホース内面を形成するコア型とで形成されるキャビティに硬度がHS(JIS A)50〜95の熱可塑性エラストマーを射出成形して一体に屈曲した形状に形成されたホースであって、上記ホースは長さ方向の一部にアンダーカットとなる蛇腹部を有するとともに、蛇腹部以外の外周面に補強リブを有しており、射出成形後上記蛇腹部を拡径してコア型より引抜いて脱型するようにしたことを特徴とする自動車のエアダクト。
【請求項2】 硬度がHS(JIS A)60〜90の熱可塑性エラストマーを射出成形してなる請求項1に記載の自動車のエアダクト。
【請求項3】 蛇腹部のピッチが6〜16mmに形成され、山部内面におけるホース内径D1/谷部内面におけるホース内径D2が1.1〜1.5の範囲にある請求項1または2に記載の自動車のエアダクト。
を、下記のものに訂正すること。
《本件訂正後》
本件補正に係る全文訂正明細書の特許請求の範囲に記載されたとおりのものである。(上記第2.(1)の記載参照。)

(2)発明の詳細な説明の記載の訂正
本件訂正前の明細書の発明の詳細な説明中の段落0008及び0009の記載を、本件補正に係る全文訂正明細書の特許請求の範囲請求項1及び2の記載と同じように訂正すること。
なお、本件訂正に係る段落0008の「製品ホースの形状にする射出成形型のキャビティに」は、「製品ホースの形状に対応する射出成形型のキャビティに」の誤記と認めること、上記第2(2)に記載したとおりである。

2.本件訂正の目的の適否、新規事項の有無及び拡張・変更の存否

(1)特許請求の範囲請求項1について
本件訂正は、実質的には、請求項1について、訂正前の「キャビティ」を「かつアンダーカットとなる蛇腹部を有する屈曲した製品ホースの形状に対応する射出成形型のキャビティ」と補正し、同じく「ホース」を「製品ホース」と補正し、同じく「ホース」について「その両端部が接続固定部として形成されている」を加入するものであるから、特許請求の範囲の減縮を目的とする訂正又は明りょうでない記載の釈明を目的とする訂正に該当する。
また、請求項1に係る訂正事項は、いずれも本件特許明細書又は図面に記載された事項の範囲内ものであり、かつ、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものではない。

(2)特許請求の範囲請求項2について
本件訂正は、請求項2について、明りょうでない記載の釈明を目的とする訂正に該当する。
また、請求項2に係る訂正事項は、いずれも本件特許明細書又は図面に記載された事項の範囲内ものであり、かつ、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものではない。

(3)発明の詳細な説明の記載の訂正について
本件訂正は、段落0008及び0009の記載について、上記特許請求の範囲請求項1及び2の記載の訂正に伴って、これと整合するように訂正するものであるから、明りょうでない記載の釈明を目的とする訂正に該当する。
また、発明の詳細な説明の記載に係る訂正事項は、いずれも本件特許明細書又は図面に記載された事項の範囲内ものであり、かつ、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものではない。

3.むすび

したがって、本件訂正は、願書に添付した明細書又は図面に記載した事項の範囲内の訂正であって、特許請求の範囲の減縮又は明りょうでない記載の釈明を目的とするものであり、かつ、実質上特許請求の範囲を拡張し、又は変更するものではない。
以上のとおりであるから、本件訂正は、特許法120条の4第2項及び同条3項において準用する特許法126条2項及び同条3項の規定に適合するので、これを認容する。

第4.特許異議申立て理由の概要

(1)理由1(容易想到性)
本件の請求項1ないし3に係る発明は、甲第1号証ないし甲第5号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法29条2項に違反する。

(2)理由2(特許請求の範囲の記載要件)
本件の請求項1の記載を文言とおりに解釈すると、射出されるエラストマーは溶融されて流動性のあるものではなく極めて硬い樹脂を射出するものとなるが、そのように高い硬度の樹脂を射出することができるのか否か不明確であり、発明の内容を明確に特定できないので、本件の請求項1並びにこれを引用する請求項2及び3は、特許法36条6項2号に違反する。

(3)証拠方法
甲第1号証:特開平6-297492号公報
甲第2号証:特開平5-245889号公報
甲第3号証:特開平5-59233号公報
甲第4号証:特開平9-68117号公報
甲第5号証:特開平6-11176号公報

第5.本件発明と引用例

1.本件発明

本件特許の請求項1ないし3に係る発明は、上記のとおり本件訂正が認容されたので、本件補正に係る全文訂正明細書の特許請求の範囲に記載されたとおりの次のものである。【請求項1】 ホース外面を形成するキャビティ型とホース内面を形成するコア型とで形成され、かつアンダーカットとなる蛇腹部を有する屈曲した製品ホースの形状に対応する射出成形型のキャビティに、熱可塑性エラストマーを射出成形し、射出成形後に上記蛇腹部を拡径して上記コア型からの引き抜き脱型により形成した製品ホースであって、上記熱可塑性エラストマーが、硬度がHS(JIS A)50〜95の熱可塑性エラストマーであり、上記製品ホースは、長さ方向の一部に形成されたアンダーカットとなる蛇腹部と、蛇腹部以外の外周面に形成された補強リブとを有し、屈曲した形状に一体に形成され、その両端部が接続固定部として形成されていることを特徴とする自動車のエアダクト。
【請求項2】 熱可塑性エラストマーが、硬度がHS(JIS A)60〜90の熱可塑性エラストマーである請求項1に記載の自動車のエアダクト。
【請求項3】 蛇腹部のピッチが6〜16mmに形成され、山部内面におけるホース内径D1/谷部内面におけるホース内径D2が1.1〜1.5の範囲にある請求項1または2に記載の自動車のエアダクト。
(上記請求項1ないし3に係る各発明を、以下「本件発明1」ないし「本件発明3」という。)

2.引用例に記載された事項
(1-1)特開平6-297492号公報(甲第1号証)
甲第1号証刊行物(以下「刊行物1」という。)には、可撓管の製造方法に関する発明に関して、次の事項が記載されている。

(a)「図1において成形型1に形成された円筒状空所2に円筒状の中子型3を挿入して中子型3の先端面側及び外周面側に互いに連通する第1及び第2のキャビティ4,5を形成してある。中子型3の先端面の中心近傍、図示する例では中心位置に成形材料注入用のランナー6を設けてある。また、中子型3にはエアー等の流体導入路7を形成してあり、この流体導入路7の先端側には流体弁8をばね9により常に第1キャビティ4に面した穴を塞ぐように付勢してある。ランナー6の位置は破線で示す位置であっても良い。即ち、成形品の湾曲した部分の曲率に応じてランナー6の位置を移動することができる。図1のように湾曲部分を有するものにおいては、ランナー6から蛇腹状部分11を形成する個所までの距離を等しくして注入した成形材料がキャビティ5の終端まで同時にいきわたるようにするには破線の位置にあることが望ましい。」(段落0008)

(b)「図1に示すような金型を使い、ランナー6から成形材料を第1のキャビティ4へ注入する。この第1のキャビティ4はディスク状のゲートとなる。第1のキャビティ4に注入された成形材料は放射状に拡散されて中子型3の先端面外周縁から第2のキャビティ5へ流動する。さらに、第2のキャビティ5内に成形材料が流動して第1及び第2のキャビティ4,5内に成形材料が充填されたならば、成形材料を加硫成形する。加硫成形後、流体導入路7から中子型3の先端面に向けてエアー等の流体を吹き出して中子型3から成形品を離型させる。このとき、流体弁8は図面上左手方向へ流体の圧力により押し出され、これによって生ずる隙間から成形品の内側へと吹き出される。エアー等の流体が成形品の内側に送り込まれると、成形品は中子型3から離型する。しかるのちに成形型1から中子型3を抜き取って成形品を取り出し、成形品の第1のキャビティ4で成形された部分をカットする。」(段落0009)

(c)「弾性体13としては、ブタジエンゴム,天然ゴム,ニトリルブタジエンゴム,スチレンブタジエンゴム等の汎用ゴムを用いることも可能であるが、これらのゴムは、比較的早期に高温劣化して可撓管10の耐久性の低下をもたらすもので、高温化で使用される可撓管10の弾性体13としては、フッ素ゴム,シリコンゴム,水素添加ニトリルブタジエンゴム,アクリルゴム,エチレン・アクリルエステル共重合体,エチレン・酢酸ビニール・アクリルエステル三元重合体,クロルスルホン化ポリエチレン,エピクロルヒドリン,エチレン・プロピレン共重合体,エチレン・プロピレン・ジエン三元重合体,イソブテン-イソプレンゴムもしくはこれらの変性体、または、それらのいずれかと、50%以下の他のポリマーとをブレントしたものを選択することが好ましい。」(段落0011)

(d)「また、流体導入路7及び流体弁8を中子型3に設けた場合、成形品を中子型3からエアー等を吹き込むことにより剥がし、離型するので中子型3を抜き取ることが容易に行える。そのため、中子型3の分割を考慮しなくても良く、金型の構造が簡単なものとなる。流体導入路7から成形品の内側に吹き込む流体の圧力は0.5〜3kgf/cm2程度の圧力で良い。このような低圧でエアーを吹き込んだ場合、成形品は膨らみ、中子型3から容易に脱型できる。」(段落0013後段)

(e)「このようにして製造された可撓管10は、自動車エンジンの過給機とインタークーラーとの間並びにこのインタークーラーとエンジンとの間に夫々装着されてエンジン給気の給送を行うと共に、エンジン振動の車体への伝達を防止すべく機能するものとして使用される。」(段落0015)

(1-2)刊行物1に記載された発明
刊行物1の図1及び図2は、可撓管の両端部に若干の段部が形成されることを図示しており、技術常識に照らせば、この段部は接続固定部であるものと認められる。
そうすると、刊行物1には、次の発明が記載されていると認められる。
「可撓管外面を形成する成形型と可撓管内面を形成する中子型とで形成され、かつ蛇腹状部分を有する屈曲した可撓管の形状に対応する射出成形型の第1及び第2のキャビティに、成形材料を射出成形し、射出成形後に中子型の流体導入路を通じて空気等の流体を吹き出して成形品を膨らませて中子型からの離型により形成した可撓管であって、その両端部が接続固定部として形成された自動車用の給気可撓管。」

なお、特許権者は、刊行物1には、管体が自動車のエアダクトである点について全く開示も示唆もないと主張する(平成16年12月28日付けの特許異議意見書6頁22行ないし25行)が、上記(e)に摘示した記載によれば、刊行物1記載の可撓管は自動車の給気系に用いられるものであるから、刊行物1に記載された発明を上記のとおり認定することができる。

(2)特開平5-245889号公報(甲第2号証)
甲第2号証刊行物(以下「刊行物2」という。)には、蛇腹管の製造方法およびその成形装置の発明に関して、次の記載がある。

(f)「蛇腹管Fは射出成形法によって蛇腹管原材3を形成し、離型後にその端壁4を除去して形成する。詳しくは、図2に示すように可動金型5と可動金型6、および両金型5・6間に配置されたコア7の三者で成形空間9を形成し、この成形空間9内に熱可塑性エラストマーを加圧充填して固化し、一端が端壁4で塞がれた蛇腹管原材3を成形する。固定金型5と可動金型6は、蛇腹管原材3の外面形状を形成し、コア7は内面形状を形成する。熱可塑性エラストマーとしては、塩化ビニル系、スチレン系、オレフィン系、ウレタン系、エステル系、アミド系などの各系の熱可塑性エラストマーを使用できる。」(段落0011)

(3)特開平9-68117号公報(甲第4号証)
甲第4号証刊行物(以下「刊行物4」という。)には、内燃機関の吸気系エアダクトの発明に関して、次の記載がある。

(g)「・・・また、山部20のピッチ:P、即ち一つの山部20の頂部部位の中心から、それに隣り合う別の山部20の頂部部位の中心までの距離が10mmとされ、・・・」(段落0021中段)

(h)「ところで、そのような構造とされたエアダクト10を与える合成樹脂材料は、特に限定されるものではなく、エンジンの吸気系部品としての要求特性等を考慮した上で、その種類等が、適宜に決定されるところであるが、 有利には、40〜90%の範囲の架橋率と60〜90度の範囲の硬度(JIS A)とを有するオレフィン系エラストマーが、好適に用いられることとなる。それによって、材料コストの低減が効果的に図られ得、以てより優れた経済性が発揮され得るのである。」(段落0029)

(4)特開平6-11176号公報(甲第5号証)
甲第5号証刊行物(以下「刊行物5」という。)には、バイパスを有する空調ダクトの接続構造の発明に関して、次の記載がある。

(i)「次に図1乃至図5に示した本発明の一実施例について詳細に説明する。1はダクトで図5に示す如く、パーティングラインに沿って外側に割れ防止用縦長リブ2を金型11により潰し成形する。該パーティングライン部を境に一方の半裁部口端近傍には口端に至るに従って次第に膨出度を増加した大径部3を形成し、該大径部3口端より内側半周に張り出す内向フランジ4を形成し、他方の半裁部口端には外側半周に張り出す外向フランジ5を形成し、該外向フランジ5とパーティングラインに沿った割れ防止用縦長リブ2の先端部を高くして外向フランジ5の反りを防止する補強リブ6を一体に接続してある。」(段落0005)

第6.本件発明1の容易想到性について

1.対比・一致点・相違点

本件発明1と刊行物1に記載された発明を対比すると、刊行物1の「可撓管」、「成形型」、「中子型」、「第1のキャビテイ及び第2のキャビテイ」は、それぞれ本件発明1の「製品ホース」、「キャビティ型」、「コア型」、「キャビティ」に相当する。また、刊行物1の図2が図示するところによれば、その可撓管の蛇腹状部分は、本件発明1の「アンダーカットとなる蛇腹部」に相当し、該蛇腹状部分は可撓管の長さ方向の一部に形成されたものであるから、同じく「長さ方向の一部に形成されたアンダーカットとなる蛇腹部」に相当する。さらに、刊行物1に記載された発明の「射出成形後に中子型の流体導入路を通じて空気等の流体を吹き出して成形品を膨らませて中子型からの離型」は、本件発明1の「射出成形後に上記蛇腹部を拡径して上記コア型からの引き抜き脱型」に相当し、引用例1の「自動車用の給気可撓管」は、本件発明1の「自動車のエアダクト」に相当する。
そうすると、本件発明1と刊行物1記載の発明の一致点及び相違点は以下のとおりのものであると認められる。
[一致点]
「ホース外面を形成するキャビティ型とホース内面を形成するコア型とで形成され、かつアンダーカットとなる蛇腹部を有する屈曲した製品ホースの形状に対応する射出成形型のキャビティに、成形材料を射出成形し、射出成形後に上記蛇腹部を拡径して上記コア型からの引き抜き脱型により形成したホースであって、上記製品ホースは、長さ方向の一部に形成されたアンダーカットとなる蛇腹部を有し、その両端部が接続固定部として形成されている自動車のエアダクト。」
[相違点]
・本件発明1は、成形材料が「熱可塑性エラストマー」であり、かつ「硬度がHS(JIS A)50〜95の熱可塑性エラストマー」であるのに対し、刊行物1には、成形材料がかかる構成を具備するものであるか否かについての明示の記載がない点。(以下「相違点A」という。)
・本件発明1は、「蛇腹部以外の外周面に形成された補強リブとを有し、(製品ホースの)屈曲した形状に一体に形成され」たものであるのに対し、刊行物1の可撓管(製品ホース)は、補強リブに相当する部材を具備しないものである点。(以下「相違点B」という。)

2.相違点の判断

(1)相違点Aについて
上記第5.2.(f)に摘示した刊行物2の記載によれば、刊行物2には、蛇腹管を射出成形法により製造する際に、成形材料として「熱可塑性エラストマー」を使用した点が開示されている。
上記第5.2.(h)に摘示した刊行物4の記載によれば、刊行物4には、内燃機関の吸気系エアダクトを製造する合成樹脂材料として、60〜90度の範囲の硬度(JIS A)を有するオレフィン系エラストマーが記載されている。このオレフィン系エラストマーは、熱可塑性エラストマーであると認められ、かつ、刊行物4に記載された硬度(JIS A)は、本件発明1の硬度と同じ種類のものであって、その数値範囲は、本件発明1の数値範囲と部分的に重複するものと認められる。
上記の事実によれば、成形材料としての「熱可塑性エラストマー」は従来周知の技術にすぎないし、「硬度がHS(JIS A)50〜95の熱可塑性エラストマー」についても、この数値範囲に入るものが、刊行物4に開示されていると認められる。
そうすると、本件発明1の相違点Aに係る構成は、周知技術及び刊行物4記載の発明を刊行物1記載の発明に適用することにより当業者であれば容易に想到できたものというべきである。

なお、特許権者は、刊行物2の段落0016の記載から、刊行物2の蛇腹管はパイプ椅子の屈曲管部の装飾体や管材製の支柱の装飾体として使用するものであって、図面からみて管壁の厚みが薄く、吸気系に用いると給気に伴って通路が潰れてしまって通路としての用を足さなくなるものであるから、刊行物1の発明とは技術分野が異なり、両者を組み合わせることには困難性があると主張する。しかし、刊行物2の段落0005の記載によれば、刊行物2に記載された発明の目的は、蛇腹管の形状に由来する離型上の困難を解消することによって、材料への着色を自由に行うことができ、十分な寸法安定性が得られ、能率良く製造する方法とそのための装置を提供することにあり、段落0016の末尾に「主としてパイプ椅子の屈曲管部の装飾体として、あるいは管材製の支柱の装飾体として使用する。」と記載されていることからみても、特許権者が主張する用途はそれに限定されるものとは解されないし、刊行物2の記載の全趣旨に照らして、刊行物2に開示された技術は、蛇腹管一般に広く適用可能な技術であるものと認められる。したがって、刊行物1及び2の各発明の組み合わせを妨げるような理由はないというべきである。また、図面からみて管壁の厚みが薄いから吸気系に用いることができないとの特許権者の主張についても、特許出願の図面は設計図ではないから、そのような主張の根拠になり得るものではないこと明らかである。特許権者の主張はいずれも失当という外はない。

(2)相違点Bについて
上記第5.2.(i)に摘示した刊行物5の記載及び図1から図4が図示するところによれば、刊行物5には、ダクトの長さ方向外側に割れを防止するための縦長リブを設け、かつこの縦長リブは、ダクトの口端に向けて次第に大径となる大径部の口端の内向フランジ及び外向フランジを補強する補強リブと一体に接続するように延びて形成されている点が開示されており、これら縦長リブ及び補強リブは、本件発明1の「補強リブ」に相当するものと認められる。
実願平1-103600号(実開平3-43193号)のマイクロフィルムには、合成樹脂からなるリブ付管の考案に関して、外表面上に管軸方向一定間隔で形成された周方向に延びるリブと管軸方向に延びる縦リブを設けて、周方向に延びるリブによって扁平強度を補強し、縦リブによって曲げ強度を補強する点が記載され、これらのリブは、本件発明1の「補強リブ」に相当するものと認められる。
上記の事実によれば、管やダクトの強度を補強するために設けられる補強リブは、従来周知の技術的手段にすぎなかったものと認められる。

そして、特開平8-121161号公報には、エンジンの吸排気系統に使用される弾性伸縮連結管の発明に関して、その「発明が解決しようとする課題」の欄に「近年の自動車に搭載されるエンジンは高出力化及び高回転化が進み、その起振力や変位量が大きくなっている。このため弾性伸縮連結管の各端部3a、3bに過大な応力が発生し、この部分が切断されるような事故が発生している。」(段落0003)と、その「課題を解決するために手段」の欄に「上記目的を達成するものとした本発明は入口側連結部と出口側連結部の間を弾性伸縮自在な蛇腹管となした連結管であって蛇腹管の各端部のみの層数をその中間部の層数よりも増加したことを特徴とする。」(段落0003)と、その「発明の効果」の欄に「以上の如く構成した本発明によれば、蛇腹管の全長を増大させることなく、その各端部に発生する応力値を減少させることができ、したがって弾性伸縮連結管の取付スペースを大きく確保する必要がなくなるほか、蛇腹管の全長を長くする場合に較べその材料コストを軽減させ得るものとなる。」(段落0027)と記載され、これらの記載に照らせば、近年における自動車搭載エンジンの高出力化・高回転化は一般的に広く認められる状況であるし、エンジンの吸排気系統に使用される弾性伸縮連結管の両端部は、それぞれエンジンやその付属部品に固定されるものであるから、蛇腹部に較べると、より大きな応力が発生したり、エンジンからより高熱を受けて材料がより疲労する等して、破断の危険性があることは、当業者には技術常識ともいうべき事項であったものと認められる。
そうすると、自動車用のエアダクトの蛇腹部以外の部分を強度的に補強することは、当業者には自明な課題であったと認められ、その課題解決のために上記認定した周知の技術的手段である管やダクトの補強リブを適用することは、当業者であれば容易であったことというべきである。

したがって、本件発明1の相違点Bに係る構成は、刊行物1記載の発明に周知技術を適用することにより当業者であれば容易に想到できたものというべきである。

本件発明1の作用効果を検討しても、刊行物1及び4記載の各発明並びに周知技術に基づいて当業者であれば容易に予測できた程度のものであって、これを超えるような格別顕著な効果を奏するものではない。

なお、特許権者は、審判請求人は、刊行物5の発明はブロー成形法によるものであって、ブロー成形法に特有の技術的課題を解決するものであるから、刊行物1の射出成形法によるものと結びつける動機付けがないと主張する。しかし、刊行物5に開示された縦長リブ及び補強リブが、成形品であるダクトにかかる曲げ強度を補強する機能があることは当業者には自明であるから、これらが、本件発明1の「補強リブ」に相当するとした上記認定に誤りはない。成形法の違いは、外周面に設けられた補強リブを刊行物1記載の発明に適用する上で、これを妨げるような理由にはならないというべきである。特許権者の主張は採用できない。

(3)むすび
したがって、本件発明1は、刊行物1及び4記載の各発明並びに周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものである。

第7.本件発明2の容易想到性について

本件発明2は、熱可塑性エラストマーの硬度を「HS(JIS A)60〜90」と限定するものであるが、この数値範囲は、上記第5.2.(h)に摘示したとおり、刊行物4に記載された熱可塑性エラストマーと認められるオレフィン系エラストマーの硬度(JIS A)の「60〜90度」の範囲と完全一致する。
したがって、本件発明2は、本件発明1と同様に、刊行物1及び4記載の各発明並びに周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるというべきである。

第8.本件発明3の容易想到性について

本件発明3は、蛇腹部について、「ピッチが6〜16mmに形成され、山部内面におけるホース内径D1/谷部内面におけるホース内径D2が1.1〜1.5の範囲にある」と限定したものである。
これに対し、上記第5.2.(g)に摘示した刊行物4の記載によれば、内燃機関の吸気系エアダクトの山部のピッチは「10mm」と記載され、刊行物4の表1に掲載された実施例、比較例の山部のピッチは「10.0mm」と記載され、同じく従来例の山部のピッチは「12.0mm」と記載され、エアダクトの山部ピッチのこれらの数値は、いずれも本件発明3の蛇腹部のピッチの数値範囲内に含まれるものである。
本件発明3の「山部内面におけるホース内径D1/谷部内面におけるホース内径D2が1.1〜1.5の範囲にある」との構成については、提出された証拠のいずれにも明示の記載がないが、刊行物4の図2の上で実測してみるとD1/D2が約1.3となり、この事実からみても、本件発明3が限定する「D1/D2が1.1〜1.5の範囲にある」とは、普通に採用される数値範囲にすぎないと認められるので、この構成要件を採用したことに格別の困難性があったものとみることはできない。かかる数値範囲内のものに限定したことについて、その臨界的意義も明らかでないし、作用効果上格別のものを奏するものでもない。
したがって、本件発明3は、本件発明1及び2と同様に、刊行物1及び4記載の各発明並びに周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるというべきである。

第9.むすび

以上のとおりであるから、本件発明1ないし3は、刊行物1及び4記載の各発明並びに周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、本件発明1ないし3についての特許は、特許法29条2項の規定に違反して特許されたものである。
したがって、本件の請求項1ないし3についての特許は、特許法113条2号に該当し、取り消されるべきである。
よって、本件特許異議の申立ての理由2について判断するまでもなく、結論のとおり決定する。
 
発明の名称 (54)【発明の名称】
樹脂製ホース
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】 ホース外面を形成するキャビティ型とホース内面を形成するコア型とで形成され、かつアンダーカットとなる蛇腹部を有する屈曲した製品ホースの形状に対応する射出成形型のキャビティに、熱可塑性エラストマーを射出成形し、射出成形後に上記蛇腹部を拡径して上記コア型からの引き抜き脱型により形成した製品ホースであって、上記熱可塑性エラストマーが、硬度がHS(JIS A)50〜95の熱可塑性エラストマーであり、上記製品ホースは、長さ方向の一部に形成されたアンダーカットとなる蛇腹部と、蛇腹部以外の外周面に形成された補強リブとを有し、屈曲した形状に一体に形成され、その両端部が接続固定部として形成されていることを特徴とする自動車のエアダクト。
【請求項2】 熱可塑性エラストマーが、硬度がHS(JIS A)60〜90の熱可塑性エラストマーである請求項1に記載の自動車のエアダクト。
【請求項3】 蛇腹部のピッチが6〜16mmに形成され、山部内面におけるホース内径D1/谷部内面におけるホース内径D2が1.1〜1.5の範囲にある請求項1または2に記載の自動車のエアダクト。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂製ホース、例えば自動車エンジンの吸気系ダクトとしてエアクリーナからエアをエンジンに送気するエアダクトとして用いられ、その長さ方向の一部に蛇腹部を設けて屈曲性を良好にした樹脂製ホースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、前記の吸気系ダクトとして、可撓性および中空形状を保持できる機械的強度を要求される関係上、加硫ゴム材料よりなる射出成形品であるゴム製ダクトホースが用いられている。
【0003】
しかしながら、ゴム製のホースは樹脂製ホースは比べて重量が重く、自動車軽量化の要請を満足させることができず、組立作業時などにおける取扱いが不便であるほか、近年資源の有効活用が重要視される状況の下、ゴム材料はリサイクルが不可能という問題がある。
【0004】
すなわち、ゴムの射出成形時に製品とともに生じるバリ、ランナー部分、スプルー部分は全く再利用できず、さらに、使用後の製品も、産業廃棄物として処理されるのみで再利用されていないのが実状である。
【0005】
他方、前記のエアダクトとして樹脂製ホースが使用されている例もあるが、これはブロー成形法により成形されたホースで、その内面寸法精度が劣り、他物と嵌合接続を行ううえで気密性を確保しにくいため、ブロー成形した後に、ホースの端部内面を研磨加工する等の二次加工により内面寸法精度を向上させる必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題点に鑑み、従来の加硫ゴムに代わって、軽量でリサイクルが可能でかつ加硫ゴムに類似した可撓性や強度などの特性を有するとともに、高い内面寸法精度を成形と同時に達成できる樹脂製ホースを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、下記のように構成したものである。
【0008】
(1)ホース外面を形成するキャビティ型とホース内面を形成するコア型とで形成され、かつアンダーカットとなる蛇腹部を有する屈曲した製品ホースの形状にする射出成形型のキャビティに、熱可塑性エラストマーを射出成形し、射出成形後に上記蛇腹部を拡径して上記コア型からの引き抜き脱型により形成した製品ホースであって、上記熱可塑性エラストマーが、硬度がHS(JIS A)50〜95の熱可塑性エラストマーであり、上記製品ホースは、長さ方向の一部に形成されたアンダーカットとなる蛇腹部と、蛇腹部以外の外周面に形成された補強リブとを有し、屈曲した形状に一体に形成され、その両端部が接続固定部として形成されていることを特徴とする自動車のエアダクト。
【0009】
(2)熱可塑性エラストマーが、硬度がHS(JIS A)60〜90の熱可塑性エラストマーである前記(1)に記載の自動車のエアダクト。
【0010】
(3)蛇腹部のピッチが6〜16mmに形成され、山部内面におけるホース内径D1/谷部内面におけるホース内径D2が1.1〜1.5の範囲にある前記(1)または(2)に記載の自動車のエアダクト。
【0011】
本発明においては、従来のゴムの射出成形にあたり必要とした素練り工程、配合工程、混練工程および加硫工程を省略でき、熱可塑性エラストマー材料を射出成形により効率良く成形できる。そして、成形された樹脂製ホースは内面寸法精度が優れるとともに、加硫ゴムに類似した可撓性と強度を備えながら軽量でしかもリサイクルが可能である。
【0012】
また、本発明の樹脂製ホースはアンダーカットとなる蛇腹部を有するが、射出成形後、蛇腹部を膨らませて拡径することによりコア型から引抜いて脱型が可能であり、通常のアンダーカット部を有する合成樹脂の射出成形品の成形に用いられるスライドピンなどの複雑な金型構造が全く不要である。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、屈曲した形状に形成された樹脂製ホース1の一部切り欠き図で、図示しない自動車のエンジン本体とエアクリーナとを連結するエアダクトとして使用され、その両端部6,6をエンジン本体またはエアクリーナに締付具により接続固定し、エアクリーナを通して取り入れられた外気をエンジン本体に併合する吸気通路の一部を構成するものである。
【0015】
樹脂製ホース1は、熱可塑性エラストマー(TPE)を成形材料として射出成形して一体に形成されたもので、その長さ方向中央部付近に大径の複数の山部3,3と小径の複数の谷部4,4がホース軸芯方向に沿って交互に形成されてなる蛇腹部2が形成されている。なお、5,5はホース1の蛇腹部2以外の外周面に軸芯方向および円周方向に沿って一体形成された補強リブである。
【0016】
図2は、樹脂製ホース1の成形過程の一部を示すもので、ホース外面形状を形成する上下一対の半割のキャビティ型11,11とホース内面形状を形成するコア型12からなる射出成形型10のキャビティにTPEを射出成形後、型開きし、コア型12周囲に成形保持されたホース1をコア型12から無理抜きにより脱型して製品ホースを得るものであるが、アンダーカットの蛇腹部を図示しないエア注入具等により膨らませて径を拡大させて無理抜きを行うようにしている。
【0017】
本発明におけるホース成形樹脂材料としては、ポリスチレン系TPE,ポリオレフィン系TPE,ポリジエン系TPE,ポリ塩化ビニル系TPE,塩素化ポリエチレン系TPE,ポリウレタン系TPE,ポリエステル系TPE,ポリアミド系TPE,フッ素系TPE等のTPEが用いられる。
【0018】
本発明の樹脂製ホースは、上記のTPEの硬度HS(JIS A)が50〜95であるのが好ましく、50より小さいとホースとしての機械的強度が不十分となり、95より大きいと硬すぎてホースの無理抜き脱型が困難になる。より好ましい硬度は60〜90程度,特に好ましくは65〜85程度が適当であり、このような硬度となるように、上記TPEおよびTPEに配合混練する可塑剤、充填剤、着色剤等の副資材の種類、量を選定する。
【0019】
図3は本実施例におけるホースの蛇腹部2の形状を示す拡大図で、本実施例では、山部3,3間のピッチPを10mm,山部3内面におけるホース内径D1を61.5mm,谷部4内面におけるホース内径D2を55.0mmにし、波高hを6.5mmの寸法に形成し、この蛇腹部2を一部に有するホースをコア型から引き抜いたところ、なんら支障なく脱型できることが確認できた。なお、ホースの肉厚dは0.5〜4.0mmの範囲に形成することが望ましい。
【0020】
コア型から脱型可能な蛇腹部の形状として、ピッチPを6〜16mm、D1/D2を1.1〜1.5の範囲に設定するのが好ましい。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、アンダーカットとなる蛇腹部を有するホースをTPEを成形材料として射出成形するので、軽量化とリサイクルを同時に実現でき、かつ、内面の寸法精度も高いので、自動車の吸気系ダクト等の用途に利用価値の大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂製ホースの一部切欠き側面図である。
【図2】本発明の樹脂製ホースの成形過程を示す図である。
【図3】図1のホースの蛇腹部の拡大図である。
【符号の説明】
1 樹脂製ホース
2 蛇腹部
3 山部
4 谷部
5 補強リブ
6,6 両端部
10 射出成形型
11,11 キャビティ型
12 コア型
 
訂正の要旨 審決(決定)の【理由】欄参照。
異議決定日 2005-03-11 
出願番号 特願平10-33780
審決分類 P 1 651・ 832- ZA (F16L)
P 1 651・ 841- ZA (F16L)
P 1 651・ 121- ZA (F16L)
最終処分 取消  
前審関与審査官 大島 祥吾  
特許庁審判長 橋本 康重
特許庁審判官 原 慧
櫻井 康平
登録日 2003-09-19 
登録番号 特許第3474759号(P3474759)
権利者 本田技研工業株式会社 タイガースポリマー株式会社
発明の名称 樹脂製ホース  
代理人 鍬田 充生  
代理人 鍬田 充生  
代理人 鍬田 充生  
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