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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 B41J
審判 査定不服 1項3号刊行物記載 特許、登録しない。 B41J
管理番号 1143155
審判番号 不服2004-22667  
総通号数 82 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 2004-06-03 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2004-11-04 
確定日 2006-09-07 
事件の表示 特願2004- 50922「インク滴噴射装置」拒絶査定不服審判事件〔平成16年 6月 3日出願公開、特開2004-155209〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 第1 手続の経緯
本願は、平成9年12月16日に出願された特願平9-346722号の一部を、特許法第44条第1項の規定に基づく特許出願として平成16年2月26日に新たに特許出願された特願2004-50922号であって(以下、平成9年12月16日を「本件出願日」という。)、本件の出願からの主だった経緯を箇条書きにすると次のとおりである。
・平成16年 2月26日 本願出願
・平成16年 5月21日付け 原審にて拒絶理由の通知
・平成16年 8月10日付け 意見書・手続補正書の提出
・平成16年 9月 3日付け 原審にて拒絶査定の通知
・平成16年11月 4日付け 本件審判請求

第2 本願発明の認定
本願の【請求項3】に係る発明は、平成16年8月10日付け手続補正書により補正された明細書の特許請求の範囲の【請求項3】に記載された事項により特定される次のとおりのものと認める。(以下。「本願発明」という。)
本願発明:「インクが充填されるインク室と、前記インク室の容積を変化させるアクチュエータと、前記インク室内のインクを噴射するノズルと、前記アクチュエータに、前記インク室の容積を増大しその後減少するためのパルス信号を印加する制御装置とを備えたインク滴噴射装置において、
前記制御装置は、前記アクチュエータに印加するパルス信号として、前記インク室の容積を増大させてそのインク室内に圧力波を発生させその後前記インク室の容積を増大状態から減少させ前記インク室内のインクを前記ノズルから噴射させるための噴射パルス信号と、前記噴射パルス信号のあとに、その噴射パルス信号により前記ノズルから飛び出しかけたインク滴の一部を引き戻すタイミングで印加し前記噴射パルス信号のみにより噴射するインク滴よりもインク滴を小型化する付加パルス信号とを有し、
前記制御装置は、前記噴射パルス信号から前記付加パルス信号を印加するまでの時間差及び前記付加パルス信号のパルス幅を可変制御するものであるインク滴噴射装置。」

第3 当審の判断
1.引用刊行物の記載事項
原審の拒絶理由で引用した、本件出願日前である平成4年7月7日に頒布された特開平4-189144号公報には、次の事項が記載されている。
(ア)「(1)インク液滴を噴出するノズルとインク収容部間を連通するインク室をインクで満たすと共に、インク室の内部容積を変化してノズルよりインク液滴を噴出するインクジェットヘッドの駆動装置において、
インク室の一部側壁を変形してインク室の内部容積を増減する電気機械変換手段と、
前記電気機械変換手段を制御して前記インク室の内部容積を増加せしめた後減少せしめ、所定時間後、再びインク室の内部容積を増加、減少せしめる電気機械変換手段駆動部と、
前記内部容積の第2の増加から第2の減少までの時間を変化させる時間可変手段を有することを特徴とするインクジェットヘッドの駆動装置。
(2)前記内部容積の第1の減少から第2の減少までの時間を一定とする手段を有することを特徴とする請求の範囲(1)記載のインクジェットヘッドの駆動装置。」(第1頁左下欄第5行〜同頁右下欄第2行)
(イ)「[発明が解決しようとする課題]
インクジェット記録方法は、液体インクを記録紙に付着し、蒸発、浸透によりインクを定着することにより行なう。このため、記録状態、例えば記録濃度は記録紙に大きく依存する。
しかしながら、従来の2パルス駆動法においては、記録状態を調整できず、このため記録紙が変化しても、不満な記録状態のまま使用せざるをえないという問題があった。
又、インクジェット記録法では、温度によっても記録状態が変化するが(例えば、低温では記録濃度は低下する)、かかる場合にも従来の記動法では対応ができない問題があった。
以上から、本発明の目的は、2パルス駆動法において、インク噴射量(インクドット径)を変化して記録状態を調整することができるインクジェットヘッドの駆動装置を提供することである。
本発明の別の目的は、インクジェットヘッドの固有振動を速やかに減衰させて、記録状態の調整を容易に行えるインクジェットヘッドの駆動装置を提供することである。」(第2頁右下欄第2行〜第3頁左上欄第3行)
(ウ)「[作用]
1ドットの記録を行なうべく1個の指令パルスPが入力されると、駆動パルス発生部12aは電気機械変換素子11dを駆動するために幅広の第1のパルスDP1と幅狭の第2のパルスDP2を発生し、該第1、第2の駆動パルスで電気機械変換素子11dを駆動してノズルllaからインク液滴を噴出させる。即ち、第1、第2の駆動パルスDP1、DP2を用いて電気機械変換素子11dを駆動し、前記インク室の内部容積を増加せしめた後減少し、所定時間後、再びインク室の内部容積を増加、減少してノズルllaからインク液滴を噴出させる。この時、記録濃度(インク噴射量)を変化したければ、時間可変部12bにおいて、第2駆動パルスDP2の時間幅(内部容積の第2の増加から第2の減少までの時間幅)を調整する。第2の駆動パルスDP2の時間幅を制御すると、インク径やインク液滴の量を変化でき、記録濃度を調整することができる。従って、紙質や室内温度に応じて第2の駆動パルス幅を変化させれば記録状態を良好にできる。
また、内部容積の第1の減少から第2の減少までの時間間隔を一定、例えば固有振動周期の1/2にすれば、さらにインク室の内部容積の増減制御により生じるインクジェットヘッドの不要な振動を速やかに減衰でき、パルス輻調整による記録状態の調整を容易に行うことができる。」(第3頁左上欄第17行〜第3頁左下欄第5行)
(エ)「全体の構成
11はインクジェットヘッドで例えば第6図に示す従来と同一の構成を有している。11dはインク室の内部容積を増減するための電気機械変換素子、例えば圧電素子である。
12は電気機械変換素子である圧電素子11dを駆動してインク室の内部容積を増減する変換素子駆動部であり、1つの指令パルスPより2つの駆動パルスDP1、DP2を有する記動パルス信号DP発生する駆動パルス発生部12aと、第2の駆動パルスDP2のパルス時間幅を制御する時間可変部12bと、第2駆動パルスDP2を所定時間Td遅延する遅延回路12cと、圧電素子11dに第1、第2のパルス状電圧信号EP1、EP2を加えて駆動するトライバ回路12dを備えている。」(第3頁左下欄第10行〜同頁右下欄第6行)
(オ)「全体的動作
1ドットの記録を行なうべく1個の指令パルスPが入力されると、駆動パルス発生部12aは圧電素子11dを駆動するために幅広の第1の駆動パルスDP1と幅狭の第2の駆動パルスDP2を有する駆動パルス信号DPを発生する。
第1の駆動パルスDP1によりトランジスタTR3がオフするため、+100ボルトに充電されている圧電素子11dの端子電圧は時定数R5・C4で漸減する(第3図の電圧信号EP1参照)。この結果、インク室の内部容積が増大し、ノズルの液面は引っ込み始める。そして、駆動パルスDP1が消失するとトランジスタTR3がオンするため、圧電素子11dの端子電圧は時定数R4・C4で急速に+100ボルトになる。この結果、インク室の内部容積は急激に減少し、液面がノズル先端から押し出される。
しかる後、幅狭の第2の駆動パルスDP2が発生すると、圧電素子11dに第3図に示すパルス状電圧信号EP2が印加され、これにより液面が押し出された状態で内部容積が広がり、このため、液面の周辺部が引っ込み、押し出されている液面部分が中央部から切れて液滴となって飛ばされる。」(第4頁右上欄第14行〜同頁左下欄第16行)
(カ)「濃度制御(インク径制御)
圧電素子11dに印加する2つのパルス状電圧信号EP1、EP2のうち、第2のパルス状電圧信号EP2のパルス幅を変えると噴射インク量やインク径(記録ドット径)が変化する。第4図は第2のパルス状電圧信号EP2のパルス幅(μs)と噴射インク量(pL)の関係図、第5図は第2のパルス状電圧信号EP2のパルス幅(μs)と記録ドット径(μm)の関係図である。
以上から、時間可変部12bの可変抵抗R2を調整して、第2の駆動パルスDP2のパルス幅を制御して第2のパルス状電圧信号EP2のパルス幅を変更することにより、濃度を変更できる。例えば、インクジェットプリンタの操作パネルに可変抵抗器を設けて第2の駆動パルスDP2のパルス幅を調整可能にすれば、該可変抵抗器により記録紙や温度に応じて濃度あるいはドット径を調整し、最適な記録状態で記録できるようになる。」(第4頁左下欄第17行〜同頁右下欄第14行)
(キ)「パルス状電圧信号EP1、EP2の終了タイミング
記録指令により、第1のパルス状電圧信号EP1を発生して圧電素子11dを駆動すると、ヘットは所定周波数で固有振動を生じる。この固有振動は次の記録指令パルスによって圧電素子11dを駆動する時には停止していることが望ましい。
このため、第2のパルス状電圧信号EP2により液滴の切れを良くすると共に、第1のパルス状電圧信号EPに生じた固有振動を減衰させることができれば好都合である。すなわち、第2のパルス状電圧信号EP2により生じる振動が、第1のパルス状電圧信号EP1による固有振動に逆位相で重畳できれば良い。
そこで、本発明では、第1のパルス状電圧信号EP1の立下り時刻(換言すれば液室容積が減少を開始する時刻)t11と第2のパルス状電圧信号EP2の立下り時刻t22の時間間隔Tを固有振動周期の1/2としている。この結果、第1パルス状電圧信号EP1による内部容積減少開始時刻から、半周期遅れた位相で第2パルス状電圧信号EP2による内部容積の減少が開始され、各電圧信号による内部容積の増減振動は互いに相殺されて速やかに振動が減衰する。」(第4頁右下欄第15行〜第5頁左上欄第18行)

2.引用刊行物に記載の発明の認定
上記記載事項(カ)より、上記記載事項(ア)の「内部容積の第2の増加から第2の減少までの時間」は第2の駆動パルスDP2のパルス幅であるから、上記記載事項(ア)の「内部容積の第2の増加から第2の減少までの時間を変化させる時間可変手段」は、第2の駆動パルスDP2のパルス幅を制御してドット径を可変にし、濃度を変更するものであることが明らかである。
したがって、上記各記載事項を含む引用刊行物の全記載及び図示によれば、引用刊行物には、下記の発明(以下、「引用発明」という。)が記載されていると認められる。
「インク液滴を噴出するノズルとインク収容部間を連通するインク室をインクで満たすと共に、インク室の内部容積を変化してノズルよりインク液滴を噴出するインクジェットヘッドの駆動装置において、
インク室の一部側壁を変形してインク室の内部容積を増減する電気機械変換手段と、
第1の駆動パルスDP1により前記電気機械変換手段を制御して前記インク室の内部容積を増加せしめた後減少せしめ、所定時間後、第2の駆動パルスDP2により再びインク室の内部容積を増加、減少せしめる電気機械変換手段駆動部と、
前記第2の駆動パルスDP2のパルス幅を変化させる時間可変手段を有すると共に、前記内部容積の第1の減少から第2の減少までの時間を一定とする手段を有し、前記第2の駆動パルスDP2のパルス幅を制御することでドット径を可変にし、濃度を変更することを特徴とするインクジェットヘッドの駆動装置。」

3.本願発明と引用発明との一致点及び相違点の認定
引用発明の「インク液滴」、「噴出」、「インク室」、「インク室の一部側壁を変形してインク室の内部容積を増減する電気機械変換手段」、「ノズル」、「第1の駆動パルスDP1」、「第2の駆動パルスDP2」及び「第2の駆動パルスDP2のパルス幅を変化させる時間可変手段」はそれぞれ、本願発明の「インク滴」、「噴射」、「インク室」、「インク室の容積を変化させるためのアクチュエータ」、「ノズル」、「噴射パルス信号」、「付加パルス信号」及び「付加パルス信号のパルス幅を可変制御するもの」に相当する。
そして、引用発明の「第2の駆動パルスDP2がパルス幅制御によりドット径を可変にし、濃度を変更する」ものであることに照らして、本願発明において付加パルス信号が噴射パルス信号のみにより噴射するインク滴よりもインク滴を小型化するものであることに相当するものである。
引用発明の「電気機械変換手段駆動部」、「時間可変手段」及び「時間を一定とする手段」は、アクチュエータに印加するパルス信号及び噴射パルスから付加パルスを印加するまでの時間差を制御するものである限度において、本願発明の「制御装置」に相当する。
引用発明は、「インクジェットヘッドの駆動装置」に関する発明であるが、インク滴を噴射する装置に関する発明を把握することができるから、本願発明の「インク滴噴射装置」に相当する。
したがって、本願発明と引用発明とを対比すると、両者は、
「インクが充填されるインク室と、前記インク室の容積を変化させるアクチュエータと、前記インク室内のインクを噴射するノズルと、前記アクチュエータに、前記インク室の容積を増大しその後減少するためのパルス信号を印加する制御装置とを備えたインク滴噴射装置において、
前記制御装置は、前記アクチュエータに印加するパルス信号として、前記インク室の容積を増大させてそのインク室内に圧力波を発生させその後前記インク室の容積を増大状態から減少させ前記インク室内のインクを前記ノズルから噴射させるための噴射パルス信号と、前記噴射パルス信号のあとに、その噴射パルス信号により前記ノズルから飛び出しかけたインク滴の一部を引き戻すタイミングで印加し前記噴射パルス信号のみにより噴射するインク滴よりもインク滴を小型化する付加パルス信号とを有し、
前記制御装置は、前記付加パルス信号のパルス幅を可変制御するものであるインク滴噴射装置。」
である点で一致し、以下の各点で相違する。
[相違点]
噴射パルス信号から付加パルス信号を印加するまでの時間差及び付加パルス信号のパルス幅について、本願発明では可変制御するものであるのに対して、引用発明では当該特定を有していない点。

4.相違点についての判断
本願発明における「前記噴射パルス信号から前記付加パルス信号を印加するまでの時間差及び前記付加パルス信号のパルス幅を可変制御する」ことについてその意味を確認する。
本願発明は、「前記噴射パルス信号から前記付加パルス信号を印加するまでの時間差」を可変制御することも「前記付加パルス信号のパルス幅」を可変制御することもインク滴を小型化するという共通の目的の下での制御であるから、「前記噴射パルス信号から前記付加パルス信号を印加するまでの時間差」を可変制御することと「前記付加パルス信号のパルス幅」を可変制御することには相関関係があるのは明らかである。すなわち、(形態a)「前記噴射パルス信号から前記付加パルス信号を印加するまでの時間差」を優先的に可変制御すれば「前記付加パルス信号のパルス幅」は連動的に可変制御することを要し、(形態b)「前記付加パルス信号のパルス幅」を優先的に可変制御すれば「前記噴射パルス信号から前記付加パルス信号を印加するまでの時間差」は連動的に可変制御することを要することは明らかといえる。
他方、本願発明の「前記噴射パルス信号から前記付加パルス信号を印加するまでの時間差及び前記付加パルス信号のパルス幅を可変制御するもの」とする特定には、(形態c)「前記噴射パルス信号から前記付加パルス信号を印加するまでの時間差」を固定して「前記付加パルス信号のパルス幅」のみを可変制御するものと、(形態d)「前記噴射パルス信号から前記付加パルス信号を印加するまでの時間差」のみを可変制御して「前記付加パルス信号のパルス幅」を固定するものも包含する。
このように本願発明における「前記噴射パルス信号から前記付加パルス信号を印加するまでの時間差及び前記付加パルス信号のパルス幅を可変制御する」ことには多様な形態が含まれ得る。
そこで、引用発明における構成を検討するに、引用発明は、第2の駆動パルスDP2のパルス幅を変化させる時間可変手段を有すると共に、内部容積の第1の減少から第2の減少までの時間を一定とする手段を有するものであるから、引用発明の、内部容積の第1の減少から第2の増加までの時間は第2の駆動パルスDP2のパルス幅が変化するのに連動して変化するという限度において、内部容積の第1の減少から第2の増加までの時間を可変制御する手段を有しているものと認め得るから、引用発明は少なくとも前記(形態b)を含む相違点に係る本願発明の発明特定事項を有するものと言える。
そして、噴射パルス信号と付加パルス信号からなるパルス信号をアクチュエータに印加してインク滴を小型化するに際して、噴射パルス信号と付加パルス信号との時間差を変えて制御することは、従来より周知のもの(例えば、原審の拒絶理由で引用した本件出願日前の平成1年4月19日に頒布された特開平1-101160号公報参照。以下、「周知技術」という。)であるから、引用発明において、インク滴を小型化するに際して、噴射パルス信号から付加パルス信号を印加するまでの時間差及び付加パルス信号のパルス幅を可変制御すること、すなわち、少なくとも前記(形態a)を含む相違点に係る本願発明の発明特定事項を採用することは当業者にとって容易想到である。

5.本願発明の新規性進歩性の判断
以上によれば、相違点に係る本願発明の発明特定事項は、引用発明に実質的に記載されているか、引用発明及び周知技術から当業者が容易に想到し得るものであり、これら相違点に係る発明特定事項を採用したことによる格別な作用効果を認めることもできない。
したがって、本願発明は、引用刊行物に記載された発明と同一であるか、引用刊行物に記載された発明及び周知技術に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第1項第3号もしくは第29条第2項の規定により、特許を受けることができない。

第4 むすび
以上のとおり、本願発明が特許を受けることができない以上、本願のその余の請求項に係る発明について検討するまでもなく、本願は拒絶を免れない。
よって、結論の通り審決する。
 
審理終結日 2006-07-07 
結審通知日 2006-07-11 
審決日 2006-07-25 
出願番号 特願2004-50922(P2004-50922)
審決分類 P 1 8・ 113- Z (B41J)
P 1 8・ 121- Z (B41J)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 後藤 時男  
特許庁審判長 酒井 進
特許庁審判官 國田 正久
藤本 義仁
発明の名称 インク滴噴射装置  

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