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審決分類 審判 査定不服 特17条の2、3項新規事項追加の補正 特許、登録しない。 B41J
審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 B41J
審判 査定不服 5項独立特許用件 特許、登録しない。 B41J
管理番号 1144617
審判番号 不服2004-1584  
総通号数 83 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1997-10-21 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2004-01-23 
確定日 2006-10-06 
事件の表示 平成 8年特許願第108382号「積層型インクジェット式記録ヘッド」拒絶査定不服審判事件〔平成 9年10月21日出願公開、特開平 9-272205〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成8年4月4日に出願したものであって、平成15年12月17日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、平成16年1月23日付けで拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、同年2月16日付けで明細書に係る手続補正がなされたものである。

2.平成16年2月16日付けの手続補正についての補正却下の決定
[補正却下の決定の結論]
平成16年2月16日付けの手続補正(以下、「本件補正」という。)を却下する。
[理由]
(1)補正の内容
本件補正により、【請求項1】は、下記下線で示す「同一領域の」という記載が付加されて
「圧力発生室を形成する圧力発生室形成基板と、該圧力発生室形成基板の一方の面を封止するとともに前記圧力発生室を膨張収縮させる圧電振動子が設けられた第1の蓋部材と、前記圧力発生室形成基板の他方の面を封止するとともにインク供給口と前記圧力発生室とを接続する連通孔及び前記圧力発生室とノズル開口とを接続する連通孔が形成された第2の蓋部材とからなるアクチュエータユニットと、
前記圧力発生室と連通する連通孔と前記インク供給口とを備えたインク供給口形成基板と、前記インク供給口を介して前記圧力発生室に連通する共通のインク室、及び前記圧力発生室に連通する連通孔とを備えた共通のインク室形成基板と、前記共通のインク室形成基板の他面を封止するとともに前記各連通孔を介して前記圧力発生室に接続する前記ノズル開口を備えたノズルプレートとを積層してなる流路ユニットと、からなる記録ヘッドにおいて、前記圧力発生室が、その中央領域がほぼ同一線上に位置するように相互間で一定間隔のずれを生じるように千鳥状に配置され、また前記ノズル開口、前記連通孔、及びインク供給口が、前記圧力発生室の前記ずれに対応して前記圧力発生室に対して相対的に一定位置となり、かつ前記インク供給口が同一領域の前記共通のインク室に対向する位置に形成されている積層型インクジェット式記録ヘッド。」
と補正された。

(2)記載不備、新規事項についての検討
本願補正後の発明の詳細な説明の項には「同一領域の」という記載は、請求項の記載に対応させた【0005】以外にはなく、共通のインク室の領域についても明示的な記載はない。ただし、本願【図2】には、千鳥状に配置された圧力発生室が左右に2列記載され、圧力発生室と同様に千鳥状に配置されたインク供給孔列が左右に2列記載され、それぞれのインク供給孔列に対応して符号16、16で示す共通のインク室が記載されている。
しかしながら、補正後の請求項1は、千鳥状に配置された圧力発生室が2列であることが記載されているものではなく、「中央領域がほぼ同一線上に位置する」千鳥状に配置された1列の圧力発生室におけるノズル開口、連通孔、インク供給口等の関係を規定したものであるから、「同一領域の」という記載が付加されても「同一領域」以外の別の領域を認識することができず、「同一領域の」という規定がどのような意味を有するのか不明である。
そこで、「同一領域の」についてみると、平成16年2月16日付け審判請求書についての手続き補正書第2頁第15〜19行に
「ロ)補正の根拠
インク供給口が同一領域の共通のインク室に連通している点は、図2、及び図3に記載されている。
すなわち、左右の2つの領域のそれぞれに千鳥状に配置された圧力発生室は、それぞれ左右に形成された共通のインク室の一方にのみ連通している。」と記載されている。
この記載によると、千鳥状に配置された圧力発生室が2列であることを前提として、共通のインク室がそれぞれ左右に形成され、そのそれぞれ形成された共通のインク室の一方のみが「同一領域」の意味であることになる。
しかしながら、出願当初明細書には、「共通インク室16、16’」という記載はあるものの、共通のインク室がそれぞれ左右に形成されることは記載されておらず、出願当初の【図2】に符号16、16で示す共通のインク室が左右に2箇所示されているが、【図2】は下方が省略された図であるから、共通のインク室の下方の構成がどのようになっているか不明であり、特開平7-227966号公報【図5】に示すように2列の圧力発生室に略U字状の1つのリザーバ室6(「共通インク室」)を設けることが技術常識であるので、出願当初の明細書及び図面から、共通のインク室がそれぞれ左右に形成され、それぞれ形成された2つの共通インク室の内の一方の共通インク室である「同一の領域」は、出願当初の明細書及び図面に記載されていたものとはいえず、補正後の請求項1は新規事項を含んでいるものである。
そうすると、上記補正は、請求項の削除、誤記の訂正又は明りょうでない記載の釈明を目的とするものでもないことは明らかであり、仮に、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであるとしても、補正後の請求項の記載は不明であり、特許法第36条第6項第2号に規定する要件を満たしておらず、特許出願の際、独立して特許を受けることができず、特許法第17条の2第5項において準用する同法第126条第5項に規定に違反し、また、審判請求書についての手続き補正書を参酌して補正後の請求項1を解釈したとしても、補正後の請求項の記載は、出願当初の明細書及び図面に記載された事項以外の事項を含んでいるので、特許法第17条の2第2項の規定に違反するものであるから、特許法第159条第1項において読み替えて準用する同法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

3.本願発明について
平成16年2月16日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1に係る発明は、平成15年9月18日付け手続補正書の特許請求の範囲の請求項1に記載された事項により特定されるものであり、その請求項1に係る発明(以下、「本願発明」という。)は、以下のとおりである。

「圧力発生室を形成する圧力発生室形成基板と、該圧力発生室形成基板の一方の面を封止するとともに前記圧力発生室を膨張収縮させる圧電振動子が設けられた第1の蓋部材と、前記圧力発生室形成基板の他方の面を封止するとともにインク供給口と前記圧力発生室とを接続する連通孔及び前記圧力発生室とノズル開口とを接続する連通孔が形成された第2の蓋部材とからなるアクチュエータユニットと、
前記圧力発生室と連通する連通孔と前記インク供給口とを備えたインク供給口形成基板と、前記インク供給口を介して前記圧力発生室に連通する共通のインク室、及び前記圧力発生室に連通する連通孔とを備えた共通のインク室形成基板と、前記共通のインク室形成基板の他面を封止するとともに前記各連通孔を介して前記圧力発生室に接続する前記ノズル開口を備えたノズルプレートとを積層してなる流路ユニットと、からなる記録ヘッドにおいて、前記圧力発生室が、その中央領域がほぼ同一線上に位置するように相互間で一定間隔のずれを生じるように千鳥状に配置され、また前記ノズル開口、前記連通孔、及びインク供給口が、前記圧力発生室の前記ずれに対応して前記圧力発生室に対して相対的に一定位置となり、かつ前記インク供給口が前記共通のインク室に対向する位置に形成されている積層型インクジェット式記録ヘッド。」

(1)引用刊行物
(a)原査定の拒絶の理由に引用された、特開平7-227966号公報(以下、「刊行物1」という。)には、「積層型インクジェット式記録ヘッド」について、以下の記載が図示とともにある。
ア.【0022】図5は、アクチュエータユニットの一実施例を示すものであって、アクチユエータユニツト30は、封止基板31と圧力発生室形成基板32と振動板33とを順次積層して構成されている。振動板33の表面にはそれぞれの圧力発生室5に対応して、個別に分離された下部電極35が形成されていて、この下部電極35の表面に対応して電歪材料からなる圧電振動子34の層が形成され、さらに圧電振動子34の表面には下部電極35とで圧電振動子34を挟むように上部電極36が複数の圧電振動子34に股がるように形成されている。
イ.【0023】すなわち、下部電極35には個別の圧電振動子34を選択的に駆動するための個別駆動信号が加えられる。共通電極として機能する上部電極36と個別電極である下部電極35は、振動板33上に形成された接続端子37とフレキシブルプリント基板(FP)26とで外部の駆動回路に接続される。インク滴吐出に必要なインク圧力を発生する圧力発生室5は、圧力発生室形成基板32に細長く形成された通孔により平面内の配列が規定され、通孔の周囲が側壁となり隣接する圧力発生室が区画、分離されている。
ウ.【0024】また、封止基板31には圧力発生室5を封止すべく側壁と気密的に接合され圧力発生室31の底壁を形成するとともに、各圧力発生室毎にアクチュエータユニット外からインクを供給するための第1の連通孔38と、インク滴を吐出するノズル3と接続するための第2の連通孔39とが形成されていて、各圧力発生室5の両端部近傍で圧力発生室5に接続している。
エ.【0025】流路ユニット40は、ノズルプレート41とリザーバ室形成基板42とインク供給口形成基板43とを順次積層して構成されている。リザーバ室形成基板42には、リザーバ室6を区画する通孔が形成されており、通孔の一方の面をノズルプレート41で、他方の面をインク供給口形成基板43で封止することで構成されている。リザーバ室6は、インク収容部74からのインクを各圧力発生室5に分岐させるマニフオールドとしての機能を有し、基板面から見て、各圧力発生室5と平面的に重なる部分からアクチュニータユニット30と平面的に重ならない部分に渡つて形成されている。
オ.【0026】このリザーバ室6にあって、各圧力発生室5と平面的に重なる部分のインク供給口形成基板43には、リザーバ室6から各圧力発生室5へ個別にインクを供給するインク供給口4が穿孔されており、アクチユエータユニツト30と平面的に重ならない領域には、インク収容部74からのインクをリザーバ室6に導くリザーバ口8が穿孔されている。また、ノズルプレート41にはインク滴を吐出するノズル3が、圧力発生室5に対応して穿孔されている。このノズル3と対応する圧力発生室5とを接続するため、インク供給口形成基板43とリザーバ形成基板42にはノズル3に対応してノズル連通孔44、45が形成されている。
カ.【0027】流路ユニット40の一方の面に開口するインク供給口4、及びノズル連通孔44は、それぞれ一対一に対応するアクチユエータユニツト30の第1の連通孔38、及び第2の連通孔39に重なる位置に形成されており、アクチユエータユニツト30と流路ユニット40との対応する開口を重ねて接合することにより、各ユニット間の流路が接続される。
キ.【図5】、【図6】から、各圧力発生室5は細長く形成されており、複数の圧力発生室5からなる1列の圧力発生室5の組に関して見た場合、各圧力発生室5の長さ方向中央がほぼ同一線上に位置し、ノズル3、ノズル連通孔44、45、第1の連通孔38、第2の連通孔39及びインク供給孔4が、圧力発生室5に対して相対的にほぼ一定位置となり、かつ前記インク供給孔4がリザーブ室6に対向する位置に形成されていることが看取できる。

上記記載及び図面を含む刊行物1全体の記載から、刊行物1には、以下の発明が開示されていると認められる。
「圧力発生室5を形成する圧力発生室形成基板32と、該圧力発生室形成基板32の一方の面を封止するとともに前記圧力発生室5を膨張収縮させる圧電振動子34が設けられた振動板33と、前記圧力発生室形成基板32の他方の面を封止するとともにインク供給孔4と前記圧力発生室5とを接続する第1の連通孔38及び前記圧力発生室5とノズル3とを接続する第2の連通孔39が形成された封止基板31とからなるアクチュエータユニット30と、
前記圧力発生室5と連通するノズル連通孔44と前記インク供給孔4とを備えたインク供給口形成基板43と、前記インク供給孔4を介して前記圧力発生室5に連通するリザーバ室6、及び前記圧力発生室5に連通するノズル連通孔45とを備えた共通のリザーバ室形成基板42と、前記リザーバ室形成基板42の他面を封止するとともに前記各ノズル連通孔44、45、第2の連通孔39を介して前記圧力発生室5に接続する前記ノズル3を備えたノズルプレート41とを積層してなる流路ユニット40と、からなる記録ヘッドにおいて、前記圧力発生室5は細長く形成されており、複数の圧力発生室5からなる1列の圧力発生室5の組に関して見た場合、各圧力発生室5の長さ方向中央がほぼ同一線上に位置し、ノズル3、ノズル連通孔44、45、第1の連通孔38、第2の連通孔39及びインク供給孔4が、圧力発生室5に対して相対的にほぼ一定位置となり、かつ前記インク供給孔4がリザーブ室6に対向する位置に形成されている積層型インクジェット式記録ヘッド。」

(b)原査定の拒絶の理由に引用された特開平5-338149号公報(以下、「刊行物2」という。)には、以下の記載が図示とともにある。
ク.【0026】インクジェットヘッドは、多数のノズル孔7が配列されたマルチノズルタイプであり、図3に示されるように、圧力室3、インク供給路4及びノズル孔7を一組の基板1,2に多数組形成して、太い共通インク供給路6に連通させてある。
ケ.【図3】から、上下各組の圧力室3は、相互間で一定間隔のずれを生じるように千鳥状に配置され、ノズル孔7も千鳥状にずれて対応していることが看取できる。

(2)対比・判断
本願発明と刊行物1記載の発明とを比較すると、刊行物1記載の発明の「振動板33」、「インク供給孔4」、「第1の連通孔38」、「ノズル3」、「第2の連通孔39」、「封止基板31」、「ノズル連通孔44」、「リザーバ室6」、「ノズル連通孔45」及び「共通のリザーバ室形成基板42」は、それぞれ本願発明の「第1の蓋部材」、「インク供給口」、「(インク供給口と圧力発生室とを接続する第2の蓋部材の)連通孔」、「ノズル開口」、「(圧力発生室とノズル開口とを接続する第2の蓋部材の)連通孔」、「第2の蓋部材」、「(圧力発生室と連通するインク供給口形成基板の)連通孔」、「共通のインク室」、「(圧力発生室に連通する共通のインク室形成基板の)連通孔」及び「共通のインク室形成基板」に相当するから、両者は、
「圧力発生室を形成する圧力発生室形成基板と、該圧力発生室形成基板の一方の面を封止するとともに前記圧力発生室を膨張収縮させる圧電振動子が設けられた第1の蓋部材と、前記圧力発生室形成基板の他方の面を封止するとともにインク供給口と前記圧力発生室とを接続する連通孔及び前記圧力発生室とノズル開口とを接続する連通孔が形成された第2の蓋部材とからなるアクチュエータユニットと、
前記圧力発生室と連通する連通孔と前記インク供給口とを備えたインク供給口形成基板と、前記インク供給口を介して前記圧力発生室に連通する共通のインク室、及び前記圧力発生室に連通する連通孔とを備えた共通のインク室形成基板と、前記共通のインク室形成基板の他面を封止するとともに前記各連通孔を介して前記圧力発生室に接続する前記ノズル開口を備えたノズルプレートとを積層してなる流路ユニットと、からなる記録ヘッドにおいて、前記圧力発生室が、その中央領域がほぼ同一線上に位置するように配置され、かつ前記インク供給口が前記共通のインク室に対向する位置に形成されている積層型インクジェット式記録ヘッド。」
の点で一致し、以下の点で相違している。
[相違点]圧力発生室、ノズル開口、前記連通孔、インク供給口及び共通のインク室の配置に関して、本願発明は、圧力発生室が、その中央領域がほぼ同一線上に位置するように相互間で一定間隔のずれを生じるように千鳥状に配置され、また前記ノズル開口、前記連通孔、及びインク供給口が、前記圧力発生室の前記ずれに対応して前記圧力発生室に対して相対的に一定位置となり、かつ前記インク供給口が前記共通のインク室に対向する位置に形成されているのに対し、刊行物1記載の発明は、そのような配置ではない点。

上記相違点に関して検討する。
刊行物1記載の発明は、圧力発生室が千鳥状に配置されているものではないが、ノズル開口の配列ピッチを狭くして高精細な印字を可能とすることは自明の課題で、その際、ノズルプレートの接続を確実にすることは当然考慮すべきことである。配列方向のピッチを狭く、かつ接続を確保するために接続面積を増やすには、ノズル開口を千鳥状に配置すれば、配列ピッチを狭くでき、しかも接続面積も確保できることは明らかである。刊行物2には、圧力室3(本願発明の「圧力発生室」に相当。)を千鳥状に配置し、それに伴ってノズル孔7(「ノズル開口」)も千鳥状にずらして配置することが記載されているから、該事項を刊行物1記載の発明に適用することは当業者が容易になし得る程度のことである。そして、刊行物1記載の発明の圧力発生室5は、細長く形成されているから、多少千鳥状にずらして配置しても、なおその中央領域がほぼ同一線上に位置することになる。また、圧力発生室を千鳥状にずらして配置する際に、共通のインク室から圧力発生室への供給路、圧力発生室からノズル開口への供給路の状態にバラツキがあるとインク滴の吐出にバラツキが生じ良好な印字ができない可能性があるので、圧力発生室のずれに対応してノズル開口、各連通孔、インク供給口を同じだけずらす、つまり、ノズル開口、各連通孔、及びインク供給口が、圧力発生室のずれに対応して圧力発生室に対して相対的に一定位置となるようにすることは当業者が容易になし得る程度のことであり、刊行物1の【図6】に示すようにリザーバ室6(「共通のインク室」)の幅は、インク供給孔4(「インク供給口」)や第1の連通孔38の大きさに比べて十分広い幅を有しており、多少の千鳥状のずれを十分吸収できるものであるから、ずれたインク供給口が共通のインク室に対向する位置になるようにすることは当然のことであり、千鳥状にずれたインク供給口を共通のインク室に対向させることは周知技術(一例として、査定時に示した特開平8-72259号公報参照。)でもあるから、上記相違点のような構成とすることは当業者が容易になし得る程度のことである。

そして、本願発明の作用効果も、刊行物1、2及び周知技術から当業者が予測できる範囲のものである。

(4)むすび
以上のとおり、本願発明は、その出願前に頒布された刊行物1、2記載の発明及び周知技術に基づいて、当業者が容易に発明をすることができたものであり、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができないから、他の請求項に係る発明を検討するまでもなく、本願は、拒絶されるべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2006-08-03 
結審通知日 2006-08-09 
審決日 2006-08-22 
出願番号 特願平8-108382
審決分類 P 1 8・ 561- Z (B41J)
P 1 8・ 121- Z (B41J)
P 1 8・ 575- Z (B41J)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 後藤 時男  
特許庁審判長 津田 俊明
特許庁審判官 藤本 義仁
長島 和子
発明の名称 積層型インクジェット式記録ヘッド  
代理人 木村 勝彦  

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