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審決分類 |
審判 全部無効 1項3号刊行物記載 訂正を認める。無効としない A47B 審判 全部無効 2項進歩性 訂正を認める。無効としない A47B |
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管理番号 | 1146963 |
審判番号 | 無効2003-35130 |
総通号数 | 85 |
発行国 | 日本国特許庁(JP) |
公報種別 | 特許審決公報 |
発行日 | 1999-07-13 |
種別 | 無効の審決 |
審判請求日 | 2003-04-08 |
確定日 | 2006-10-20 |
訂正明細書 | 有 |
事件の表示 | 上記当事者間の特許第3358173号「置棚」の特許無効審判事件についてされた平成15年11月18日付け審決に対し、東京高等裁判所において審決取消の判決(平成15年(行ケ)第0587号平成16年11月 8日判決言渡)があったので、さらに審理のうえ、次のとおり審決する。 |
結論 | 訂正を認める。 本件審判の請求は、成り立たない。 審判費用は、請求人の負担とする。 |
理由 |
I.手続きの経緯 特許出願日:平成9年12月25日(特願平9-368696号) 設定登録日:平成14年10月11日(特許第3358173号) 審判請求日:平成15年4月8日 答弁書の提出日:平成15年5月30日 弁駁書の提出日:平成15年9月29日 上申書の提出日(被請求人より):平成15年10月10日 審決日:平成15年11月18日 東京高等裁判所への出訴日:平成15年12月25日(平成15年(行ケ)587号) 判決言渡日:平成16年11月8日(結論:審決を取り消す) 無効理由通知起案日:平成16年12月15日 意見書及び訂正請求書の提出日:平成17年2月10日 弁駁書の提出日:平成17年3月24日 II.請求人の主張 請求人は、本件特許の請求項1ないし3に係る発明についての特許を無効とする、審判費用は被請求人の負担とするとの審決を求め、その理由として、本件特許の請求項1ないし請求項3に係る発明は、甲第1号証ないし甲第3号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない旨、主張し、証拠方法として甲第1号証ないし甲第3号証を提出している。 また、平成15年9月29日付け弁駁書において、「外管に内管を伸縮可能に摺動自在に挿通してなる置棚」及び「左右の支脚間に前後に架橋した棚受用横桟上に適宜着脱自在な取替棚」は本件出願前に周知・慣用の技術であると主張し、証拠方法として甲第4号証ないし甲第7号証を提出している。 請求人は、さらに、平成17年3月24日付け弁駁書において、平成17年2月10日付けの訂正請求で訂正しようとする事項は特許請求の範囲の実質上変更若しくは新規事項の追加にあたるものであるから、該訂正は認められるべきではない、仮に訂正が認められた場合においても、訂正後の本件特許発明は、甲第1号証に記載された発明であるか、甲第1号証に記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第1項第3号又は同法第29条第2項の規定により特許を受けることができない旨、主張している。 [証拠方法] 甲第1号証:特開平9-308532号公報 甲第2号証:特開平9-65937号公報 甲第3号証:実願昭51-47314号(実開昭52-137122号)のマイクロフイルム 甲第4号証:平成13年10月12日付け拒絶理由通知書 甲第5号証:平成14年1月17日付け拒絶査定謄本 甲第6号証:登録実用新案3004815号公報 甲第7号証:登録実用新案3031710号公報 III.被請求人の主張 被請求人は、本件審判請求は成り立たない、審判費用は請求人の負担とするとの審決を求め、請求人の提出した甲号各証には、本件請求項1ないし請求項3に係る発明を特定する事項である「当該固定棚の先端の支持部に対して上記外管をその伸縮に応じて摺動自在に挿通して該固定棚を水平に支持し、所定枚数の取替棚を前後の外管上に掛止した」する点について記載も示唆もないから、請求人の主張は失当であると主張し、証拠方法として乙第1号証ないし乙第3号証を提出している。 被請求人は、さらに、平成17年2月10日付け意見書において、同日付け訂正請求により本件特許発明は訂正され無効理由は全て解消した旨、主張している。 [証拠方法] 乙第1号証:本件特許出願に係る不服2002-3469の審決謄本 乙第2号証:平成13年8月28日付け刊行物等提出書 乙第3号証:平成13年10月12日付け拒絶理由通知書 IV.当審における無効理由の概要 当審においては、本件の請求項1、3に係る発明は、その出願前に国内において頒布された特開平9-308532号公報(甲第1号証)に記載された発明であるから、特許法第29条第1項第3号に該当し、特許を受けることができない旨の無効理由を通知した。 V.訂正の適否についての判断 1.訂正の内容 平成17年2月10日付けの訂正請求(以下「本件訂正請求」という)は、本件特許明細書を訂正請求書に添付した訂正明細書のとおりに訂正することを求めるものであり、その訂正の内容は次のとおりである。 a.特許請求の範囲の請求項1に記載の「外管の伸縮方向に一定長を有する固定棚」を「外管の伸縮方向に一定長を有する単一部材の固定棚」と訂正する。 b.特許請求の範囲の請求項1に記載の「固定棚の先端の支持部に対して上記外管をその伸縮に応じて摺動自在に挿通」を「固定棚の先端の円形孔からなる支持部に対して上記外管をその伸縮に応じて摺動自在に挿通」と訂正する。 c.特許明細書段落【0006】に記載の「外管の伸縮方向に一定長を有する固定棚」を「外管の伸縮方向に一定長を有する単一部材の固定棚」と訂正する。 d.特許明細書段落【0006】に記載の「固定棚の先端の支持部に対して上記外管をその伸縮に応じて摺動自在に挿通」を「固定棚の先端の円形孔からなる支持部に対して上記外管をその伸縮に応じて摺動自在に挿通」と訂正する。 e.特許明細書段落【0007】の「固定棚の外管に対する支持部は」を「単一部材の固定棚における外管に対する円形孔からなる支持部は」と訂正する。 2.訂正の目的の適否、新規事項の有無及び拡張・変更の存否 上記訂正事項について検討すると、訂正事項a、bは、特許請求の範囲の減縮を目的とするものであり、訂正事項cは、訂正事項a、bにより訂正しようとする特許請求の範囲の記載に、特許明細書の記載を整合させる訂正であるから、明りょうでない記載の釈明を目的とするものである。 そして、本件の図面の図1において、固定棚の切開断面は、左端の支脚取付部3aと先端の外管支持部3bの間が連続したものとして記載されており、図1の固定棚が単一部材であることは明らかであるから、上記訂正事項aは、図1の固定棚の記載に基づくものである。 また、本件の図面の図1において固定棚の支持部3b部分の断面をみると、固定棚の先端部に円形の孔が設けられ、外管がこの孔を通っているように記載されており、上記訂正事項bは、図1の固定棚の記載に基づくものである。 したがって、上記訂正事項aないしeは、いずれも願書に添付した明細書に記載した事項の範囲内の訂正であり、かつ、実質上特許請求の範囲を拡張し又は変更するものでもない。 3.むすび 以上のとおりであるから、本件訂正請求は、特許法等の一部を改正する法律(平成15年法律第47号)附則第2条第7項の規定によりなお従前の例によるとされた同法[第1条の規定]による改正前の特許法第134条第2項ただし書き、及び、同条第5項において準用する特許法第126条第2、3項の規定に適合する。 よって、本件訂正請求のとおりの訂正を認める。 VI.本件発明 上記V.に示したとおり、本件に係る訂正が認められるから、本件の請求項1ないし3に係る発明は、上記訂正請求書に添付した訂正明細書の特許請求の範囲の請求項1ないし3に記載された事項により特定される次のとおりのものと認める。 「【請求項1】 左右の支脚間に前後に架橋した棚受用横桟上に適宜着脱自在な取替棚を掛止してなる置棚において、上記棚受用横桟は外管に内管を伸縮可能に挿通してなると共に、上記外管の伸縮方向に一定長を有する単一部材の固定棚は、その後方裏面に設けた取付孔に内管側の支脚を嵌入すると共に、当該固定棚の先端の円形孔からなる支持部に対して上記外管をその伸縮に応じて摺動自在に挿通して該固定棚を水平に支持し、所定枚数の取替棚を前後の外管上に掛止したことを特徴とする置棚。 【請求項2】 外管の内管挿通側の先端には、固定棚の外管支持部と当接する抜止部を設け、外管の最大伸長を規制した請求項1記載の置棚。 【請求項3】 固定棚および取替棚は、上下方向の通気孔を有する請求項1または2記載の置棚。」 VII.無効理由に対する判断 1.請求人の提出した証拠の記載事項 (1)甲第1号証には次の事項が記載されている。 a.「左右の柱部材1…と;該柱部材1…に固着可能な左辺部材2・右辺部材3と;該左辺部材2と右辺部材3とを左右連結する伸縮パイプ材4…と;左右一方に櫛歯状の複数本の突出部8…を有すると共に左右他方に開口する差込孔部10…を並設した基本板6を二枚以上順次連結して、一の基本板6の上記突出部8…を隣り合う他の基本板6の上記差込孔部10…に、差込深さ調整可能に差込み、平面板状に形成されて、上記伸縮パイプ材4…に支持される伸縮棚板部5と;から構成されたことを特徴とする棚構造。」(請求項1)、 b.「【発明の実施の形態】 以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。 図1と図2は、本発明の棚構造に係る実施の一形態を示し、この棚構造は、設置場所のスペースに応じて伸縮するものであって、左右一対の柱部材1,1と、柱部材1,1に固着可能な左辺部材2・右辺部材3と、左辺部材2と右辺部材3とを左右連結する一対の伸縮パイプ材4,4と、複数枚の基本板6…から形成されて伸縮パイプ材4,4に支持される伸縮棚板部5と、から構成され、基本板6及び左右辺部材2,3は、プラスチックにて形成されている。なお、図1では、棚構造の左側の要部を示している。 左右辺部材2,3はその後方部に、柱部材1,1挿入用の筒部11,11が夫々設けられている。・・・ さらに、左辺部材2と右辺部材3は、夫々内方側に開口する複数の嵌合受部24…が並設され、この嵌合受部24…に基本板6の(後述する)突出部8…又は短突出部9…が嵌め込まれる。 また、伸縮パイプ材4は、外筒15と内筒16とを有すると共に、その両端部19,19にL字型のキャップ部材17,17がビス18…やかしめ等にて外嵌状に連結されている。そして、左右辺部材2,3の前後端部に形成された切欠受部20,20に、上記キャップ部材17,17の両端部21,21を落し込んで(引っ掛けて)、伸縮パイプ材4が左右辺部材2,3に橋架状に連結される。 基本板6は、図2と図3の平面図及び図4の左側面図に示すように、左右中間の平板部7と、平板部7の左右一方(図例では右側)に形成された櫛歯状の複数本の突出部8…と、左右他方(図例では左側)に開口して複数並設された差込孔部10…と、を有している。 そして、この一の基本板6の櫛歯状突出部8…を、隣り合う他の基本板6の差込孔部10…に、(図8に示す如く)差込深さ調整可能(スライド移動可能)に差込み、基本板6を2枚以上順次連結して平面板状に伸縮棚板部5が形成されている。 また、基本板6の前後、つまり、平板部7前後部の両側面に弯曲鍔状の弯曲掛止部23,23が設けられ、この弯曲掛止部23,23にて一対の伸縮パイプ材4,4を抱えるようにして引っ掛けて、伸縮棚板部5が載置状に支持されている。 さらに、基本板6の平板部7には、複数本の突出部8…の間の間隙部Mの延長線上に配置するように、細長形状の水切り窓部22…が貫設されている。」(段落【0009】?【0018】) c.「図8は、図2から図6のように、基本板6…の全体の左右長さを短縮させる場合の方法を説明する図であり、・・・基本板6…をパイプ材4,4から取外して、基本板6,6の相互が(図8の(ロ)のように)折曲げて、孔部10から奥方へ突出部8を矢印Fのように差込んでゆき、所望の全体左右長さままで短縮してから、図8の(ハ)のように、矢印Gのように、基本板6,6の相互を同一平面状となるように揺動する。・・・その後、柱部材1,1間を短縮して、パイプ材4,4に載置する。 逆に、全体左右長さを伸長したいときには、図8の(ニ)(ハ)(ロ)(イ)と逆に作動すれば良い。 いずれにせよ、図8の(ロ)(ハ)のように一旦折曲げ状で、伸縮作動して後に、凹溝27を形成する前後壁部28, 28の弾性変形により、突出部8の圧接保持を行って、複数枚の基本板6…の全体左右長さの伸長・短縮の作動と保持を容易として、パイプ材4,4の長さ(柱部材1,1間の間隔寸法)に合わせ得る。」(段落【0019】?【0022】)、 d.「また、図1と図2に示す如く、一対の伸縮パイプ材4,4に支持される伸縮棚板部5は、その両端部である左右の基本板6,6の短突出部9…と突出部8…とを、(上述の)左辺部材2の嵌合受部24…と右辺部材3の嵌合受部24…に嵌め込んで支持固定されている。・・・」(段落【0023】)、 e.「・・・図2と図5(イ)と図10は伸縮棚板部5の伸長状態を示し、伸縮パイプ材4,4が伸びきった状態である。このとき、基本板6の突出部8…の中間から先端にかけてが、隣り合う他の基本板6の短突出部9…に位置するよう設定されている。・・・ そして、伸縮パイプ材4,4を縮めると共に、パイプ材4,4に摺動させて伸縮棚板部5を縮めて、図5(ロ)と図6に示す如く、短縮状態とする。・・・」(段落【0024】?【0026】)、 f.「・・・図7(ロ)は、柱部材1を左右二対設けたものであり、勉強部屋Aに設置した場合を示している。つまり、左辺部材2及び右辺部材3に、夫々柱部材1挿入用の二つの筒部11,11を設け(図5参照)、4本の柱部材1…で伸縮棚板部5を支持するものである。・・・ この場合、伸縮棚板部5上の物品が比較的重い物(本34や雑誌35など)でも、4本の柱部材1…にて確実かつ安定して支持することができる。また、基本板6の枚数を増やし、比較的長い伸縮棚板部5を形成して───即ち、物品の載置面積を大きくする───たくさんの物品を載置することもできる。」(段落【0030】?【0031】)、 g.「【発明の効果】 本発明は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。 (請求項1によれば)柱部材1…を立てることにより伸縮棚板部5が支持される───即ち、壁面間を利用することなく取付け可能である───ため、あらゆる室内の所望の位置に設置可能であり、例えば、洗濯場所、洗面所、台所、勉強部屋等の整理棚用として用いることができる。 また、同じ形状の基本板6を利用することができるので、製作が容易である。また、所定枚数の基本板6…からなる伸縮棚板部5にて伸縮調整可能であるが、基本板6の枚数を増減することによって、より伸縮調整範囲を広げることができ、より設置スペースや整理する物品の量に対応した棚を設けることができる。 また、一の基本板6の突出部8…が、隣り合う他の基本板6の差込孔部10…内に差込深さ調整可能(スライド移動可能)に差込まれるため、伸縮棚板部5を伸長状態から短縮状態にしても、一の基本板6の突出部8は同じ本数のままであり、従って、外見上スッキリとした意匠となる。つまり、短縮状態となっても、基本板6,6同士の重なり部分が見えず、外見上スッキリしている。」(段落【0033】?【0036】)。 これらの記載及び図面の記載からみて、甲第1号証には、 「左右の柱部材1,1に前後に架橋した伸縮パイプ材4,4上に適宜着脱自在な基本板6を掛止してなる置棚において、上記伸縮パイプ材4,4は外筒に内筒を伸縮可能に挿通してなり、左右の柱部材1,1を、左辺部材2・右辺部材3の後方部に設けた柱部材挿入用の筒部11に嵌入すると共に、左辺部材2・右辺部材3に伸縮パイプ材4,4を連結し、所定枚数の水切り窓部22を有する基本板6を二枚以上連結して平面板状に形成した伸縮棚板部5を、前後の伸縮パイプ材4,4上に掛止した棚構造。」の発明が記載されていると認められる。 (2)甲第2号証には、図面と共に、次の事項が記載されている。 h.「・・・置棚1は、左右の支持脚2,2と、該支持脚2間の前及び後方に相互に平行にかつ上下二段に係着された夫々4本の棚受バー3と、左右方向に分割された複数の棚部材4A,4Bと、支持脚2に棚受バー3を係着する係止部材5A,5Bとにより主構成されている。」(段落【0010】)、 i.「棚受バー3は、前部及び後部に夫々2本平行に前記係止部材5A,5Bにより各脚体2A,2Bに係着されるが、金属又は合成樹脂製等の大径管3Aとこれに摺動自在に挿通される小径管3Bとから成り・・・」(段落【0013】)、 j.「・・・棚受バー3を構成する大径管3Aと小径管3Bの外方端は、係止部材5A,5Bのバー嵌着孔17に接着剤により固着される。そして、各大径管3Aの内端は、前記連結部材15A,15Bに嵌合されると共に接着剤により固着される。 前記連結部材15A,15Bは合成樹脂製で、図4、図5?図19に示すように、前後対称形状で同寸法とされており、前部及び後部の各2本の大径管3A内端をも連結するように、2つの筒状部23,23が互いに平行でかつ上下に段差Hをもちしかも前後に中心間隔Sをもって、連接部24により連接一体化されている。そして、筒状部23,23の一端開口は縮径されて前記小径管3Bが摺動可能に挿通される摺動案内孔25とされ、該開口25の鍔状部分が大径管3Aのストッパーとなっている。」(段落【0017】)、 k.「・・・ストッパー26は、前記バー3の小径管3Bに嵌着され、前記連結部材15A,15Bに当接することにより、大径管3Aと小径管3Bの管軸方向移動を阻止するようになっている。したがって、該ストッパー26は、棚受バー3の長さが決められてセットされた後、連結部材15A,15Bに当接するように、小径管3Bに上方から挟み着けるように装着することにより、両管3A,3Bを固定できる。」(段落【0020】)。 (3)甲第3号証には、図面と共に、次の事項が記載されている。 l.「複数本並列する小径パイプ(1)の一端を側桟(2)で固定した棚半体(A)と、小径パイプ(1)の外径より僅かに大なる内径の大径パイプ(3)を複数本並列してその両端を側桟(4)(5)で固定してパイプ(3)の一端は側桟(4)に貫通状とする棚半体(B)よりなり各小径パイプ(1)の他端を大径パイプ(3)の一端に摺動進退自在に嵌入した伸縮自在の水切棚に於て、小径パイプ(1)の他端に大径パイプ(3)の内径に略等しいキャップ(6)を嵌着固定し、大径パイプ(3)の一端寄り部分に円周方向の膨出条(7)を形成し且つこの膨出条を側桟(4)に当接した状態で大径パイプ(3)の一端(a)を側桟(4)より僅かに突出させ、小径パイプ(1)の他端を大径パイプ(3)の一端に嵌入した状態で大径パイプ(3)の突出端(a)に該突出端の内外面を覆う縁片(b)(c)を有するキャップ(7)を嵌着固定したことを特徴とする水切棚。」(実用新案登録請求の範囲)。 (4)甲第6号証には、図面と共に、次の事項が記載されている。 m.「左右の両側支脚間の前および後方に、丸又は角パイプからなる横枠を係着固定し、該前後の横枠間に別途両端に鉤部を備えた適宜な棚材を架設した流し台キャビネットにおける置棚。」(請求項1)、 n.「・・・前後の横枠2・2又は2’・2’は、丸パイプ、角パイプの別を問わず、互いに嵌合してスライド可能な異径パイプ2b、2cによって構成することにより(図4参照)、伸縮可能な置棚とすることができる・・・」(段落【0016】)。 (5)甲第7号証には、図面と共に、次の事項が記載されている。 o.「左右に脚枠を立設し、左右の脚枠間に少なくとも1対の横桟を取付部を介して前後に設け、前後の横桟に亙って複数の棚板を載置してなる置棚において、脚枠の支柱部に摺動部材を摺動可能に設け、この摺動部材を固定具で固定可能に形成するとともに、摺動部材にその上方から挿抜可能な挿着部材を横桟の両端部に設けて上記取付部を形成したことを特徴とする流し台下方空間に設置する置棚。」(【請求項1】) p.「内外に嵌合して伸縮自在なパイプで横桟を構成し、外側のパイプの端部に止め具を設けてこの止め具で内外のパイプ同士を固定可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の流し台下方空間に設置する置棚。」(【請求項2】) 2.対比、判断 (1)請求項1に係る発明について 請求項1に係る発明と甲第1号証に記載された発明を対比すると、甲第1号証に記載された発明の「柱部材」、「伸縮パイプ材」、「外筒」、「内筒」、「棚構造」は、請求項1に係る発明の「支脚」、「棚受用横桟」、「外管」、「内管」、「置棚」に相当する。 また、上記判決においては、甲第1号証に記載の発明に関して次のように判示された。 「・・・本件発明1の「固定棚」は,(一体成型されるなどした)単一の部材からなるものに限定されてはいないというべきであって,前認定の引用発明1における右辺部材3と1枚又は複数枚の基本板6の一体化されたもの(引用例1の図2,6,10の例では,右辺部材3と右側及び中央の2枚の基本板6とが一体化されたもの)も含まれるというべきである。」(判決の「第5 当裁判所の判断」(4)(4-2)(c))、 「・・・引用発明1の上記中央基本板6の湾曲掛止部23は,固定棚の先端の支持部の形状としても,本件発明1の構成のものであるというべきである。そして,・・・固定棚を「水平に支持」したものであることも明らかである。」(同(4)(4-2)(d))、 「・・・図2,6,10のものにおいて,外管を更に長いものとし,・・・中央の基本板と左側の基本板との間にさらに1枚の基本板6(第4の基本板)が設けられた構成を引用発明1として想定し得る。この場合,上記第4の基本板は,伸縮パイプ材4の外筒15の上に載置されることとなる。」(同(4)(4-3)(b))、 「・・・第4の基本板(取替棚)と同様に,上記の中央の基本板と左側の基本板との間に第5,第6というように,所定枚数の基本板(取替棚)を想定し得ることは明らかである。・・・」(同(4)(4-3)(c))、 「そうすると,引用発明1においても,本件発明1の取替棚に相当する基本板6が存在し,この所定枚数の取替棚を前後の外管上に掛止するものであるといえる。」(同(4)(4-3)(d))。 そこで、上記判示された事項をふまえて、請求項1に係る発明と甲第1号証に記載された発明を対比すると、両者は、 「左右の支脚間に前後に架橋した棚受用横桟上に適宜着脱自在な取替棚を掛止してなる置棚において、上記棚受用横桟は外管に内管を伸縮可能に挿通してなると共に、上記外管の伸縮方向に一定長を有する固定棚は、その後方裏面に設けた取付孔に内管側の支脚を嵌入すると共に、当該固定棚の先端の支持部に対して上記外管をその伸縮に応じて摺動自在に挿通して該固定棚を水平に支持し、所定枚数の取替棚を棚受用横桟に掛止した置棚」である点で一致するが、次の点で相違する。 相違点:請求項1に係る発明では、固定棚が単一部材であり、固定棚の先端の支持部が円形孔であるのに対し、甲第1号証に記載された発明では、固定棚が右辺部材と着脱自在な基本板を二枚以上連結して一体としたものであり、固定棚の先端の支持部が湾曲掛止部である点。 上記相違点について検討する。 甲第1号証には、発明の効果として「同じ形状の基本板6を利用することができるので、製作が容易である。また、所定枚数の基本板6…からなる伸縮棚板部5にて伸縮調整可能であるが、基本板6の枚数を増減することによって、より伸縮調整範囲を広げることができ、より設置スペースや整理する物品の量に対応した棚を設けることができる。また、一の基本板6の突出部8…が、隣り合う他の基本板6の差込孔部10…内に差込深さ調整可能(スライド移動可能)に差込まれるため、伸縮棚板部5を伸長状態から短縮状態にしても、一の基本板6の突出部8は同じ本数のままであり、従って、外見上スッキリとした意匠となる。」(上記摘示事項g)と記載されており、甲第1号証に記載された発明は、同じ形状の基本板を利用するものであり、また、基本板の突出部が他の基本板の差込孔部内に差込深さ調整可能に差込まれて伸縮可能となることを前提とするものである。 置棚のサイズ調整可能な長さは、固定棚の長さの範囲における外管の伸縮方向の長さに略対応している。本件発明においては、段落【0016】に「適用しようとする収納空間に応じて、外管2aの長さや、その伸縮範囲、即ち固定棚3の長さを変更できることはもちろんである。」と記載されているように、単一部材である固定棚の長さを取替棚の長さとは無関係に任意の長さに設定することにより、外管の伸縮範囲を調整し、収納空間の寸法に応じて置棚のサイズを調整しているものと解される。これに対して、甲第1号証に記載された発明においては、前記のように、同じ形状の基本板を利用するものであるから、基本板の長さを超えて伸縮調整範囲を広げるためには、固定棚に複数の基本板を使用せざるを得ないものと認められ、これを単一部材で構成すると、伸縮機能を奏さないものとなるから、甲第1号証に記載された発明において、固定棚を単一部材とすることには阻害要因がある。 また、本件発明においては、取替棚は棚受用横桟上に適宜着脱自在に掛止されるのに対し、固定棚は先端の円形孔からなる支持部に外管を挿通しているから、支脚間に棚受用横桟を架橋した状態では該固定棚は棚受用横桟から分離することはできず、着脱自在ではない。 これに対して、甲第1号証に記載された発明においては、基本板の前後に設けられた湾曲掛止部にて一対の伸縮パイプ材を抱えるようにして引っ掛けることにより、基本板をパイプ材から取外し自在にしているから、同基本板を利用して適宜着脱自在な取替棚は構成できても、着脱自在ではない固定棚を構成することは不可能である。仮に、基本板の湾曲掛止部を、外管を挿通する円形孔からなる支持部に変更すれば、同基本板により構成される取替棚はパイプ材から取外し不可能となり、本件発明の取替棚に相当しなくなるから、このように変更することに阻害要因があることも明らかである。 したがって、上記相違点に係る事項については、甲第1号証に開示されていないし、甲第1号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるとすることもできない。 そして、請求項1に係る発明の上記相違点に係る事項については、甲第2号証又は甲第3号証にも記載されていないし示唆もない。 すなわち、甲第2号証には、左右の支脚(甲第2号証においては「支持脚」)間に前後に架橋した棚受用横桟(同「棚受バー」)上に着脱自在な取替棚(同「棚部材」)を掛止してなる置棚において、上記棚受用横桟は外管(同「大径管」)に内管(同「小径管」)を伸縮可能に挿通してなるものであることは記載されているが、甲第2号証記載の置棚も固定棚を有しておらず、取替棚を固定棚の先端の支持部に対して摺動する外管に掛止することは記載も示唆もない。 また、甲第3号証には、複数本並列する小径パイプ及び大径パイプを有する水切棚が記載されているが、パイプ自体を棚部材とするものであって、固定棚、取替棚を設けることは記載も示唆もない。 上記相違点については、周知例として提示された甲第6号証又は甲第7号証にも示されていない。 そして、本件請求項1に係る発明は、上記相違点に係る事項を含む全体として、左右の支脚間に伸縮可能な横桟を設けた置棚において、一定長を有する単一部材の固定棚は、後方に取付けた支脚と円形孔からなる支持部に挿通された外管で水平状態に支持され、取替棚は横桟の外管のみで支持されるため、「ガタツキがなく、外管の径に見合って十分な積載荷重を確保することができる」等の明細書記載の特有の作用効果を奏するものと認められる。 したがって、本件請求項1に係る発明は、甲第1号証に記載された発明であるとすることも、甲第1号証ないし甲第3号証に記載された発明に基いて当業者が容易に発明をすることができたものであるとすることもできない。 (2)請求項2、3に係る発明について 請求項2、3に係る発明は、請求項1に係る発明の「置棚」を特定する事項をすべて含むものであるから、請求項1に係る発明が、甲第1号証に記載された発明であるとすることも、甲第1号証ないし甲第3号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるとすることもできない以上、同様に、甲第1号証に記載された発明であるとすることも、甲第1号証ないし甲第3号証に記載された発明に基づいて当業者が容易に発明をすることができたものであるとすることもできない。 固定棚を水平に支持」する構成が開示されているとすることもできない。 VIII.むすび 以上のとおり、請求人の主張及び証拠方法によっては、本件請求項1ないし3に係る発明についての特許を無効とすることはできない。 審判費用については、特許法第169条第2項において準用する民事訴訟法第61条の規定により、請求人が負担すべきものとする。 よって、結論のとおり審決する。 |
発明の名称 |
(54)【発明の名称】 置棚 (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 左右の支脚間に前後に架橋した棚受用横桟上に適宜着脱自在な取替棚を掛止してなる置棚において、上記棚受用横桟は外管に内管を伸縮可能に挿通してなると共に、上記外管の伸縮方向に一定長を有する単一部材の固定棚は、その後方裏面に設けた取付孔に内管側の支脚を嵌入すると共に、当該固定棚の先端の円形孔からなる支持部に対して上記外管をその伸縮に応じて摺動自在に挿通して該固定棚を水平に支持し、所定枚数の取替棚を前後の外管上に掛止したことを特徴とする置棚。 【請求項2】 外管の内管挿通側の先端には、固定棚の外管支持部と当接する抜止部を設け、外管の最大伸長を規制した請求項1記載の置棚。 【請求項3】 固定棚および取替棚は、上下方向の通気孔を有する請求項1または2記載の置棚。 【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】 この発明は、押入やキャビネット等の収納空間に利用する置棚に係り、詳しくは収納空間の寸法に応じて、適宜置棚の長さを調節できる構成に関するものである。 【0002】 【従来の技術】 従来から、押入等の収納効率を高めるために、支脚間に棚受用横桟を架橋し、当該横桟上に棚材を載置してなる置棚は公知である。当該置棚によれば、棚材によって押入の収容空間を上下に区画することができるため、棚の上には布団を、下には洋服の収納ボックスを置くというように、収容物の整理が図られ、押入等の収容効率も高めることができる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】 ところで押入の寸法は、その建物がどのような尺度によって建てられたかによって異なる。つまり、建物尺度としては日本工業規格で中京間、京間、関東間、メートル間等が定められているが、その尺度が異なれば押入の寸法も異なる。 【0004】 しかし、上記従来の置棚は、横桟の長さが固定されたものであるため、製造者側は各尺度における押入の寸法に応じた数種類の置棚を用意する必要があり、この種置棚の製造コストを低減できないという課題があると共に、消費者側にとっても押入の寸法を確認した上で、対応する置棚を購入しなければならないという課題があった。なお、こうした課題は押入用に限らず、クローゼットや、また洗面台キャビネット、ガス台キャビネットに用いる置棚にも共通して見られるものであった。 【0005】 本発明は、上述した課題を解決するためになされたもので、その目的はあらゆる寸法の収納空間に適用できる置棚を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】 本発明では、上記目的を達成するために、左右の支脚間に前後に架橋した棚受用横桟上に適宜着脱自在な取替棚を掛止してなる置棚において、上記棚受用横桟は外管に内管を伸縮可能に挿通してなると共に、上記外管の伸縮方向に一定長を有する単一部材の固定棚は、その後方裏面に設けた取付孔に内管側の支脚を嵌入すると共に、当該固定棚の先端の円形孔からなる支持部に対して上記外管をその伸縮に応じて摺動自在に挿通して該固定棚を水平に支持し、所定枚数の取替棚を前後の外管上に掛止するという手段を用いた。 【0007】 当該手段によれば、外管を伸縮させることにより置棚の全長を適宜調節することができる。このとき、単一部材の固定棚における外管に対する円形孔からなる支持部は、外管を摺動するため、固定棚の支持高さは一定に保たれ、常に水平に支持される。また、固定棚と共に取替棚も外管に掛止するため、段差無く両者を水平に支持することができると共に、内管よりも径の太い外管に支持することにより、その分、棚の積載荷重を大きくとることができる。 【0008】 また請求項2では、外管の内管挿通側の先端に、固定棚の外管支持部と当接する抜止部を設け、外管の最大伸長を規制するという手段を用いた。従って、外管が不用意に内管から抜けるのを防ぐことができると共に、固定棚の横桟方向の長さによって、外管の伸縮長さを設定することができる。 【0009】 さらに請求項3では、固定棚および取替棚に、上下方向の通気孔を貫設するという手段を用いた。従って、棚材の上下の通気性を確保できる。 【0010】 【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は、本発明に係る置棚の一実施形態を示したものであり、図中、1a・1bは左右の支脚、2・2は当該支脚1a・1b間に2本平行に架橋された棚受用横桟であって、当該横桟2は外管2aに内管2bを伸縮自在に挿通した構造である。 【0011】 3は、外管2aの伸縮方向に一定長を有する固定棚であって、その後方に設けた取付孔3aに内管2b側の支脚1bを嵌入すると共に、前方に設けた支持部3bに対して外管2aを摺動可能に挿通して、水平に支持したものである。即ち、当該固定棚3は、内管2b側の支脚1bから外管2aにかけて水平に支持され、外管2aに対する支持部3bは当該外管2aの伸縮に応じて摺動自在に支持されている。 【0012】 上記固定棚3において、内管2bの一端は嵌入孔3cに固定されている。又、外管2aの内管2a挿通側の先端には、固定棚3の外管支持部3bと当接可能な抜止部2cを設けて、外管2aが不用意に内管2bから抜けないようにすると共に、外管2aの最大伸長を規制している。つまり、外管2aの伸縮範囲Lは、固定棚3の支持部3bから内管2bの嵌入孔3cの開口先端までの範囲であって、この伸縮範囲Lに見合って置棚の全長を適宜調整することができる。 【0013】 4は取替棚であって、側壁4aに形成した鈎部4bにより上記外管2a・2a間に掛止可能としたものである。なお、取替棚4は外管2aの伸縮程度に応じて適宜枚数を掛止するものであり、その幅は特に限定されない。 【0014】 上記構成において本実施形態では、固定棚3の外管支持部3bから内管2bの嵌入孔3c先端までの距離、即ち外管2aの伸縮範囲Lを188.5mmとすると共に、外管2aの長さlを655mmとして、置棚の全長を780mmから最大968.5mmの範囲で伸縮可能としたものである。一方、押入の奥行き寸法は、最小で公団住宅やマンション等の集団住宅で採用される780mm、最大では京間の915mmであるため、本実施形態の置棚によれば、あらゆる尺度寸法の押入に適用することができる。 【0015】 また、本実施形態では、固定棚3および取付棚4の双方を外管2aのみで支持することとしたので、両棚材3・4をガタツキなく、水平に支持することができた。さらに、取付棚4を内管2bよりも径の大きい外管2aに載置するようにしたので、棚材の積載荷重を十分なものとすることができた。さらにまた、本実施形態では、固定棚3、取付棚4として上下に貫通する通気孔5…5を貫設したものを用いたので、両棚材3・4の上下の通気性を確保することができた。 【0016】 なお、上記実施形態では、押入用の置棚について説明したが、適用しようとする収納空間に応じて、外管2aの長さや、その伸縮範囲、即ち固定棚3の長さを変更できることはもちろんである。また、内管2bは、より長めのものを採用することが好ましい。その理由は、外管2aに対する挿通長さが長くなる分、横桟全体を強固とすることが可能だからである。 【0017】 【発明の効果】 以上説明したように、棚受用の横桟を伸縮自在に構成したので、収納空間の寸法に応じて置棚のサイズを調整できる。また、固定棚および取替棚を外管のみで支持することとしたため、ガタツキがなく、外管の径に見合って十分な積載荷重を確保することができる。さらに、外管に抜止部を設けたものにあっては、固定棚の長さに応じて伸縮範囲を設定することができるため、当該固定棚のみを数種類用意するだけで、あらゆる尺度寸法に適応する置棚を提供することができる。また、固定棚および取替棚に通気孔を形成したものにあっては、収納空間の通気性を確保することができる。一方、通気孔を形成しない取替棚を使用しないとしても、間隔をおいて取替棚を取り付けることにより上記間隔が通気路として機能するため、この場合であっても通気性を確保できるものである。 【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施形態に係る置棚全体を示した斜視図 【符号の説明】 1a 外管 1b 内管 2 棚受用横桟 3 固定棚 4 取替棚 |
訂正の要旨 |
審決(決定)の【理由】欄参照。 |
審理終結日 | 2003-07-18 |
結審通知日 | 2003-07-24 |
審決日 | 2003-11-18 |
出願番号 | 特願平9-368696 |
審決分類 |
P
1
112・
121-
YA
(A47B)
P 1 112・ 113- YA (A47B) |
最終処分 | 不成立 |
特許庁審判長 |
山田 忠夫 |
特許庁審判官 |
木原 裕 山口 由木 |
登録日 | 2002-10-11 |
登録番号 | 特許第3358173号(P3358173) |
発明の名称 | 置棚 |
代理人 | 濱田 俊明 |
代理人 | 小野 友彰 |
代理人 | 仲村 圭代 |
代理人 | 石川 美津子 |
代理人 | 安江 邦治 |
代理人 | 笹川 拓 |
代理人 | 濱田 俊明 |
代理人 | 羽切 正治 |