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審決分類 審判 査定不服 2項進歩性 特許、登録しない。 D01F
審判 査定不服 特17条の2、3項新規事項追加の補正 特許、登録しない。 D01F
管理番号 1149227
審判番号 不服2003-3009  
総通号数 86 
発行国 日本国特許庁(JP) 
公報種別 特許審決公報 
発行日 1995-01-06 
種別 拒絶査定不服の審決 
審判請求日 2003-02-26 
確定日 2006-12-22 
事件の表示 平成 6年特許願第 63668号「複合繊維、これから形成されるミクロファイバーおよびこれらの製造方法」拒絶査定不服審判事件〔平成 7年 1月 6日出願公開、特開平 7- 3529〕について、次のとおり審決する。 
結論 本件審判の請求は、成り立たない。 
理由 1.手続の経緯
本願は、平成6年3月31日(優先権主張1993年3月31日、米国)の出願であって、平成14年8月1日付けで拒絶理由が通知され、その指定期間内である平成14年11月8日に意見書及び手続補正書が提出されたが、同年11月26日付けで拒絶査定がなされ、これに対し、平成15年2月26日に拒絶査定に対する審判請求がなされるとともに、手続補正がなされた。
その後、前置報告の内容について意見を求めるために審尋がなされ、これに対し、平成18年4月17日に審判請求人から審判手続の継続は希望しない旨の連絡があったものである。

2.平成15年2月26日付けの手続補正についての補正却下の決定
〔補正却下の決定の結論〕
平成15年2月26日付けの手続補正を却下する。

〔理由〕
上記手続補正は、特許請求の範囲の請求項1及び2において、「繊維横断面に均斉に分配」を「繊維横断面における水溶性重合体を介して隣接する水不溶性ポリオレフィンの断面中心間距離が、実質的に等しいように均斉に分配」とする補正事項を含むものである。
しかし、当該補正事項は、願書に最初に添付した明細書又は図面(以下、当初明細書等という。)に記載されておらず、また、当業者に自明の事項であるともいえないから、当初明細書等に記載した事項の範囲内においてしたものとはいえない。
したがって、上記手続補正は、特許法第17条の2第2項において準用する同法第17条第2項の規定に違反するものであるから、同法第159条第1項において読み替えて準用する特許法第53条第1項の規定により却下すべきものである。

3.本願発明について
平成15年2月26日付けの手続補正は上記のとおり却下されたので、本願の請求項1?5に係る発明は、平成14年11月8日付け手続補正書で補正された明細書の請求項1?5に記載された以下のとおりのものと認める。

「【請求項1】 一方が水不溶性ポリオレフィン、他方が水溶性重合体である、少なくとも2種類の相違する重合体から成る複合繊維であって、繊維横断面に均斉に分配された、水不溶性ポリオレフィンの少なくとも19の複数区分を有し、かつ水溶性重合体で包囲されている複合繊維。
【請求項2】 (a)2個の別個の押出機において水不溶性ポリオレフィンと水溶性重合体とを溶融させて2種類の溶融流動体とし、これら溶融流動体を2本の導管を経て1個の紡糸口金に給送し、この紡糸口金から、繊維横断面に均斉に分配された、水不溶性ポリオレフィンの少なくとも19の複数区分を有し、かつ水溶性重合体で包囲されている複合繊維を紡糸し、
(b)この繊維を急冷し、
(c)この繊維を無水紡糸仕上げ剤で処理し、
(d)この繊維をドローイング処理する各工程を有する、複合繊維の製造方法。
【請求項3】 請求項(1)による複合繊維を水中において加水分解させる工程を有するミクロファイバーの製造方法。
【請求項4】 (e)請求項(1)による複合繊維を繊維製品に形成し、
(f)この繊維製品を水中において加水分解させる工程を有する、ミクロファイバー製品製造方法。
【請求項5】 請求項(3)による製造方法で得られるミクロファイバー。」

上記の各請求項に係る発明に対して通知された、平成14年8月1日付けの拒絶理由の概要は以下のとおりである。

この出願の請求項1?5に係る発明は、その出願前日本国内又は外国において頒布された下記1?3の刊行物に記載された発明に基いて、その出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が容易に発明をすることができたものであるから、特許法第29条第2項の規定により特許を受けることができない。

1.特開平4-57918号公報
2.特開平4-194013号公報
3.特開平2-112406号公報

そして、上記請求項1?5に係る発明に対する原査定の理由は妥当なものと認められるので、本願は原査定の理由により拒絶されるべきものである。
よって、結論のとおり審決する。
 
審理終結日 2006-07-28 
結審通知日 2006-08-01 
審決日 2006-08-14 
出願番号 特願平6-63668
審決分類 P 1 8・ 561- Z (D01F)
P 1 8・ 121- Z (D01F)
最終処分 不成立  
前審関与審査官 澤村 茂実  
特許庁審判長 松井 佳章
特許庁審判官 石井 淑久
鈴木 由紀夫
発明の名称 複合繊維、これから形成されるミクロファイバーおよびこれらの製造方法  
代理人 江藤 聡明  
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